JP4228821B2 - X線透視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線を用いて各種物品の透視像を得て、非破壊のもとにその物品内部の欠陥の有無などを調査するためのX線透視装置に関する。
各種物品の透視検査を行うX線透視装置においては、一般に、X線発生装置に対向して、イメージインテンシファイアとCCDカメラ等の組み合わせ品あるいはフラットパネルなどのX線検出器を配置し、これらの間に透視対象物を搭載して位置決めするための試料テーブルを配置した構成を採る。この種のX線透視装置において、透視対象物の透視方向を変化させるために、X線検出器を試料テーブル並びにX線発生装置に対して傾動させるための傾動機構を備えたものも知られている(例えば特許文献1参照)。
このようなX線透視装置においては、図5(A)に模式的に示すように、透視倍率はX線発生装置1のX線焦点とX線検出器2との距離SIDと、同じくX線焦点と試料テーブル3(厳密には透視対象物Wの注目部位)との距離SODに応じて決まるのであるが、透視倍率を変更すべく、図5(B)に示すように、SIDを変化させると、つまり試料テーブル3を固定してX線検出器2もしくはX線発生装置1のいずれかをX線光軸方向に移動させると、X線検出器2に対するX線の線量が変化するため、X線透視像の明るさが変化してしまう。
また、図6(A)に模式的に示すように試料テーブル3上の透視対象物Wを、試料テーブル3に直行する方向に透視している状態から、透視方向を変更すべくX線検出器2を傾動させると、同図(B)に示すように、X線検出器2の視野が変化してしまい、透視対象物W上での観察位置がずれてしまう。ここで、X線発生装置1からのX線は、X線光軸を中心としてそこから離れるほど強度が低下する傾向にあるため、X線検出器2の傾動によりその視野がずれたときに、それに追随させて試料テーブル3を移動させたとしても、透視対象物Wを透過するX線強度が低下してX線透視像が暗くなるといった問題もある。
以上のような問題を解決するためには、試料テーブル3を移動ないしは傾動させればよく、図7(A)に示すような状態から、同図(B)に示すように試料テーブル3を移動させてSODを変化させることによって、透視倍率が変化し、かつ、X線透視像の明るさは変化することがない。また、試料テーブル3の中心に透視対象物Wを載せた状態で、試料テーブル3をその中心を通る軸の回りに傾動させることによって、理論的には観察位置を変化させることなく透視方向を変化させることができるのであるが、実際には透視対象物Wが落下する危険が生じるために、試料テーブル3を傾動させることはできない。
特開2001−255288号公報
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、透視倍率を変化させる場合にX線透視像の明るさが変化させることがなく、かつ、透視方向を変化させる場合にもX線検出器の視野が変化したり、あるいは透視対象物を透過するX線強度が変化することのないX線透視装置を実現することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明のX線透視装置は、互いに対向配置されたX線発生装置とX線検出器の間に、透視対象物を乗せるための水平の試料テーブルが配置されてなるX線透視装置において、上記X線発生装置とX線検出器が共通の支持部材に支持されているとともに、その支持部材が、ベース部材により上記試料テーブルに対して上記X線発生装置が接近したり離隔したりするよう鉛直方向に移動可能に支持され、かつ、上記試料テーブルの表面近傍を通る水平軸の回りに回動可能に支持され、上記X線発生装置が、上記支持部材の移動方向が鉛直方向から回動した状態で上記試料テーブルに接近する際に、より上記試料テーブルに接近できるようにするため上記支持部材に対して当該X線発生装置のX線焦点近傍を通る水平軸の回りに回動可能に支持されていることによって特徴づけられる。
発明によれば、X線発生装置とX線検出器とが共通の支持部材に支持された一定の位置関係を保った状態で、つまりSIDを一定に維持した状態で試料テーブルに交差する方向に移動して、試料テーブルに対するX線光軸方向への位置がそれぞれに変化するので、X線発生装置とX線検出器に対して試料テーブルのみを移動させる場合と同様に、X線透視像の明るさを変化させることなく透視倍率を変化させることができる。
また、互いに対向した状態のX線発生装置とX線検出器を支持する支持部材が、試料テーブルの表面近傍を通る水平軸の回りを回動可能となっているため、X線発生装置とX線検出器を互いに正面に対向させた状態のままで、水平状態の試料テーブルに対して傾動させることができ、その場合には、X線検出器の視野変化による観察部位の移動を伴うことなく、かつ、X線検出器へと向かうX線強度が変化することなく透視方向を変化させることができ、透視方向の変更に伴って観察部位が変化したりX線透視像の明るさが変化することを防止することができる。
更に、X線発生装置が支持部材に対してそのX線焦点近傍を通る水平軸の回りに回動可能に支持されているので、X線発生装置がX線検出器とが正面に対向した状態(一直線上に位置した状態)から、相対的に任意の角度だけ斜めに対向した状態とすることができ、この機能を用いることによって、図4(A),(B)に例示するように、同じ透視角度で透視する場合においても、X線発生装置と透視対象物との間の距離Aをより接近させることが可能となり、透視倍率をより大きく設定することができる。
透視倍率を変更する際にX線透視像の明るさが変化せず、かつ、透視方向を変更する際に観察部位の移動がほとんど生じず、しかも大きな角度で透視する際に、必要に応じて透視倍率を従来に比して大きくすることのできるX線透視装置を実現した。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例の要部構成を模式的に表す正面図であり、図2はその左側面図である。
X線発生装置1のX線光軸L方向に対向してX線検出器2が配置されており、これらの間に水平の試料テーブル3が設けられている。X線発生装置1とX線検出器2は、側面から見て略コ字形の共通の支持部材4に支持されている。この支持部材4は、図1,2において矢印mで示す1次元方向に移動可能に支持されている。そして、このガイド部材5には水平軸5aが固着されており、この水平軸5aはベース部材6に対して軸受6aを介して回動自在に支持されている。この水平軸5aの軸心5bは試料テーブル3の表面近傍を通っている。
また、X線発生装置1は、支持部材4に対して水平軸7aの回りに回動自在に支持されている。すなわち、X線発生装置1はブラケット7に固定されており、このブラケット7に水平軸7aが固定され、その水平軸7aが支持部材4の下部に固定されている支持板8に対して回動自在に支持されている。この水平軸7bの軸心はX線発生装置1のX線焦点1aの近傍を通っている。
支持部材4のガイド部材5に対する移動と、ガイド部材5の水平軸5aの回りの回動、並びにX線発生装置1の水平軸7a回りの回動は、それぞれ例えばモータを駆動源とする公知の機構により行われ、操作部(図示せず)の操作によって駆動することができる。
試料テーブル3は、支持部材4に対して独立しており、公知の機構によって水平面上で互いに直行する2軸方向(x,y軸方向)に移動できるようになっている。
以上の構成において、図1に示す状態から支持部材4をガイド部材5に対して図中矢印mで示す方向に移動させることにより、X線発生装置1およびX線検出器2は互いの位置関係が一定の状態で、試料テーブル3に対してX線光軸方向に移動することになる。つまり、SIDが一定の状態で、SODが変化することになり、従って試料テーブル3上の透視対象物WのX線透視像の明るさを変化させることなく、透視倍率を変化させることができる。
また、図1に示す状態から支持部材4を水平軸5aを中心として回動させると、図3に示すように、X線発生装置1とX線検出器2は互いに対向したままの状態で、水平の試料テーブル3に対して傾動することになり、試料テーブル3上の透視対象物Wの透視方向が変化し、しかも、透視対象物Wを水平軸5aの軸心5bの近傍に置いておけば、透視方向を任意に変化させても観察位置が変化することがなく、従って同じ位置を透視しながら種々に透視方向を変化させることができる。また、この透視方向の変化に際して、X線検出器2はX線発生装置1からのX線光軸に直交した状態を維持するため、X線検出器2に対する入射X線強度の変化も伴わないので、透視像の明るさの変化もない。
そして、透視方向を変化させるべく支持部材4を傾動させた際、その支持部材4に対して更にX線発生装置1を水平軸7aの回りに独立的に回動させることができるため、これにより支持部材4の傾動時における透視倍率を高く設定することが可能となる。
すなわち、例えば透視対象物Wを60°の角度から透視しようとする場合、支持部材4を図1の状態から60°傾動させると、図4(A)に示す通りとなり、X線発生装置1と試料テーブル3とが干渉することに起因して、透視対象物WとX線焦点1bとのなす距離Aを短くするには限界があり、従って透視倍率はある限界以上に高くすることはできない。
これに対し、図4(B)に示すように、支持部材4を60°傾動させると同時に、X線検出器1を支持部材4に対して逆向きに30°だけ傾動させると、同じ透視角度60°を得るに際しても、X線発生装置1の焦点1bと透視対象物Wとのなす距離Aをより短くすることができ、傾動時における透視倍率を可能な限り高くすることができる。
なお、以上の実施例においては、略コ字形の支持部材4にX線発生装置1およびX線検出器2を支持した例を示したが、支持部材4の形状・構造については特に限定されることなく、要はX線発生装置1とX線検出器2を支持して、ベース部材6に対して1次元方向に移動し、かつ、水平軸5aの回りに回動できるものであれば任意の形状・構造を採用し得ることは勿論である。
本発明の実施例の要部構成を模式的に示す正面図である。 図1の左側面図である。 本発明の実施例において透視方向を変化させる場合の状態を示す模式図である。 本発明の実施例におけるX線発生装置1を支持部材4に対して傾動させることにより、傾動状態における透視倍率を高くできることの説明図であり、(A)は所定の透視角度を得るべく支持部材4のみを傾動させた場合、(B)は同じ透視角度を得るに当たって支持部材4を傾動させると同時にX線発生装置1を支持部材4に対して傾動させた場合の例をそれぞれ示す図である。 従来のX線透視装置においてX線検出器をX線光軸方向に移動させることにより透視倍率を変化させる場合の例の説明図である。 従来のX線透視装置においてX線検出器を傾動させることにより透視方向を変化させる場合の例の説明図である。 従来のX線透視装置において試料テーブルをX線光軸方向に移動させることにより透視倍率を変化させる場合の例の説明図である。
符号の説明
1 X線発生装置
1a X線焦点
2 X線検出器
3 試料テーブル
4 支持部材
5 ガイド部材
5a 水平軸
6 ベース部材
6a 軸受
7 ブラケット
7a 水平軸
8 支持板
W 透視対象物

Claims (1)

  1. 互いに対向配置されたX線発生装置とX線検出器の間に、透視対象物を乗せるための水平の試料テーブルが配置されてなるX線透視装置において、
    上記X線発生装置とX線検出器が共通の支持部材に支持されているとともに、その支持部材が、ベース部材により上記試料テーブルに対して上記X線発生装置が接近したり離隔したりするよう鉛直方向に移動可能に支持され、かつ、上記試料テーブルの表面近傍を通る水平軸の回りに回動可能に支持され、上記X線発生装置が、上記支持部材の移動方向が鉛直方向から回動した状態で上記試料テーブルに接近する際に、より上記試料テーブルに接近できるようにするため上記支持部材に対して当該X線発生装置のX線焦点近傍を通る水平軸の回りに回動可能に支持されていることを特徴とするX線透視装置。
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