JP4228626B2 - ホログラム記録装置 - Google Patents

ホログラム記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4228626B2
JP4228626B2 JP2002245028A JP2002245028A JP4228626B2 JP 4228626 B2 JP4228626 B2 JP 4228626B2 JP 2002245028 A JP2002245028 A JP 2002245028A JP 2002245028 A JP2002245028 A JP 2002245028A JP 4228626 B2 JP4228626 B2 JP 4228626B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
hologram recording
control element
emitted
recording apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002245028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004085776A (ja
Inventor
富士 田中
美喜雄 杉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002245028A priority Critical patent/JP4228626B2/ja
Priority to US10/630,694 priority patent/US7085028B2/en
Publication of JP2004085776A publication Critical patent/JP2004085776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4228626B2 publication Critical patent/JP4228626B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホログラム記録媒体にデータを記録するホログラム記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホログラム記録媒体にデータを記録するホログラム記録装置が開発されている。
図15に従来のホログラム記録装置500を示す。レーザ光源110から出射したレーザ光Lのビーム径をビームエキスパンダ120で拡大し、ハーフミラー130で参照光L00と信号光L01の2つに分割する。参照光L00はそのまま、信号光L01は複数画素を有する液晶素子140を通過させた後にホログラム記録媒体Mに投射される。参照光L00と信号光L01との干渉により形成された干渉縞がホログラム記録媒体Mに記録される。
ここで、液晶素子140の各画素の透過、遮蔽パターンを設定することで、ホログラム記録媒体Mに所望のデータを記録することができる。
図16に示すように、データを記録したホログラム記録媒体Mに参照光L00のみを照射すると、参照光L00がホログラム記録媒体M中の干渉縞によって回折される。その結果、記録時に液晶素子140に表示されたパターンに対応する回折光が発生し、この回折光を例えば、CCD等の撮像素子180で受光することで記録したデータの再生が行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、参照光と信号光とをホログラム記録媒体M上で精度良く重ね合わせるのは容易ではない。即ち、光学系の調節が困難であり、また調節した光学系に振動等が加わると調整にずれが生じ易い(光路が微妙にずれる)。
上記に鑑み、本発明は光学系の調節が容易なホログラム記録装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記に鑑み本発明に係るホログラム記録装置は、レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を入射し、該入射したレーザ光の第1,第2の次数の回折の少なくともいずれかを制御して出射させる回折制御素子と、前記回折制御素子から出射された前記第1、第2の次数の回折光をホログラム記録媒体に集光させる集光素子と、を具備することを特徴とする。
回折制御素子から出射された第1,第2の次数の回折光をホログラム記録媒体に集光させることで、第1、第2の回折光同士が干渉して干渉縞が形成され、この干渉縞をホログラム記録媒体に記録することができる。この結果、いわゆる参照光を用いずに、回折制御素子での回折状態に対応した情報をホログラム記録媒体に記録させることができる。
ここで、ホログラム記録装置はホログラム記録媒体を内蔵しても良いし、あるいはホログラム記録媒体を交換可能としても良い。ホログラム記録媒体を交換可能とした場合には、ホログラム記録媒体を保持するためのステージを有することが好ましい。
「第1,第2の次数の回折光」として、0次、+1次、−1次の回折光の任意の組み合わせ(例えば、0次と+1次)が挙げられる。
【0005】
(1)前記回折制御素子が、前記第1,第2の次数の回折光の少なくともいずれかの強度を変化させてもよい。
第1,第2の次数の回折光の少なくともいずれかの強度の変化に対応して、ホログラム記録媒体上の干渉縞の強度を変化できる。例えば、第1,第2の次数の回折光の強度が略等しいとき(干渉縞が明確に形成される条件)を1,第1,第2の次数の回折光いずれかの強度が略0のとき(干渉縞が基本的に形成されない条件)を0として、データの記録を行うことができる。
【0006】
(2)前記回折制御素子が、前記入射したレーザ光の回折を互いに独立して制御する個別回折制御素子を複数有してもよい。
個別回折制御素子の個数に対応した情報をホログラム記録媒体に記録することが可能になり、より高密度の記録が可能となる。
このときの個別回折制御素子の配列として、一次元(線状)あるいは二次元(平面状)の配列が考えられる。
【0007】
▲1▼前記個別回折制御素子が、それぞれからの出射光の位相を相対的に制御する第1、第2の位相制御要素を有してもよい。
第1、第2の位相制御要素から出射される出射光の位相を相対的に制御することで、この出射光を合成した光の回折状態を制御することができる。この場合に、第3以上の位相制御要素が追加されていても差し支えない。
ここで、「相対的」とは、第1、第2の位相制御要素からの出射光同士での位相差が変化すれば足り、必ずしも第1、第2の位相制御要素の双方で位相を変化させることを要しない意である(一方の位相制御要素は固定的であってもよい)。
【0008】
1)前記第1、第2の位相制御要素それぞれを、略リボン形状とすることができる。
この形状は作成および駆動が容易である。例えば、このリボンを導電性、かつ弾力性のある材料(例えば、金属材料)で構成することで、リボンに印加した電圧に基づく静電力によって変位させ、リボンの弾力性により元の状態(形状)に復帰させることができる。
【0009】
2)前記第1、第2の位相制御要素がそれぞれ、液晶素子を有してもよい。
液晶素子は電圧の印加により屈折率を変化することができるので、液晶素子を用いて第1、第2の位相制御要素間での位相を相対的に変化させることができる。
【0010】
▲2▼前記個別回折制御素子が、それぞれからの出射光の強度を相対的に制御する第1、第2の出射光量制御要素を有してもよい。
第1、第2の出射光量制御要素から出射される出射光の強度を相対的に制御することで、この出射光を合成した光の回折状態を制御することができる。この場合に、第3以上の出射光量制御要素が追加されていても差し支えない。
ここで、「相対的」とは、第1、第2の出射光量制御要素からの出射光の強度の差が変化すれば足り、必ずしも第1、第2の出射光量制御要素の双方で強度を変化させることを要しない意である(一方の出射光量制御要素は固定的であってもよい)。
【0011】
1)前記第1の出射光量制御要素が、第1の反射素子を有し、前記第2の出射光量制御要素が、反射方向を前記第1の反射素子からみて相対的に変化できる第2の反射素子と、該第2の反射素子を該第1の反射素子からみて相対的に変化した場合に、該第2の反射素子からの反射光を遮蔽する光遮蔽素子を有してもよい。
第2の反射素子を第1の反射素子に対して傾斜させることで第2の反射素子からの反射光が光遮蔽素子によって遮蔽される。即ち、第2の反射素子と遮蔽素子とを組み合わせることで、出射光量を変化することが可能となる(第2の反射素子が傾斜されていないときの第1の出射光量と第2の反射素子を傾斜させたときの第2の出射光量(遮蔽素子で遮蔽されるためほぼ0)に少なくとも変化可能)。
【0012】
2)前記第1、第2の出射光量制御要素がそれぞれ、液晶素子を有してもよい。
液晶素子を用いて出射光量を変化できる。このときの液晶素子には、出射光量の変化のために偏光板等の偏光素子が必要に応じて取り付けられる。
【0013】
(3)前記集光素子が、一対のテレセントリックレンズから構成されてもよい。
テレセントリックレンズを用いることで、この1対のレンズを通過する前後の光の主光線を光軸と平行にすることができる。このため、回折制御素子での出射位置とホログラム記録媒体での集光位置とをほぼ対称の位置にすることができる。この結果、回折制御素子で表示したデータとホログラム記録媒体での記録との対応性が向上する。
なお、一対のテレセントリックレンズは、例えば一対の凸レンズを双方の焦点距離を加えた距離だけ離間させ、これら凸レンズの共通する焦点の位置にピンホールを配置することで構成することができる。
【0014】
(4)ホログラム記録装置が、前記回折制御素子と前記集光素子の間にあって、前記回折制御素子から出射した回折光から所定次数の回折光を除去する回折光除去素子をさらに具備してもよい。
回折制御素子が3つ以上の異なる次数の回折光を出射した場合に、余分な回折光を除去し、ホログラム記録媒体への干渉縞の形成が確実に行われるようにすることができる。
【0015】
(5)ホログラム記録装置が、前記集光素子が前記ホログラム記録媒体上の前記第1、第2の回折光が集光される箇所から光を集光する第2の集光素子と、前記第2の集光素子が集光した光を受光する受光素子と、をさらに具備してもよい。
ホログラム記録装置をホログラム記録媒体へのデータの記録のみでなく、データの再生にも用いることが可能となる。
この受光素子は、元々の信号を発生した回折制御素子に対応していることが好ましい。例えば、回折制御素子が一次元または二次元に配列された個別回折制御素子から構成されるときには、これに対応して配列された個別受光素子から構成されることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るホログラム記録装置100を表す模式図である。また、図2は図1のX軸方向からホログラム記録装置100を見た状態を表す模式図である。
図1,2に示すように、ホログラム記録装置100は、レーザ光源10、一次元型ビームエキスパンダ20,一次元型回折制御素子40,一次元型受光素子60、シリンドリカルレンズ71、凸レンズ81〜83から構成され、ホログラム記録媒体Mへの情報の記録および再生を行う。
【0017】
(一次元型回折制御素子40の内部構成)
まず、一次元型回折制御素子40について説明する。
図3は、一次元型回折制御素子40を上面から見た状態を表す上面図である。また、図4,5はそれぞれ、一次元型回折制御素子40を側面、および正面からみた状態を表す側面図および正面図である。なお、図4,5の(A),(B)はそれぞれ、個別回折制御素子41の2つの状態(OFF、ON)を表している。また、図5ではリボン42の動作状態を模式的に表している。
一次元型回折制御素子40は、個別回折制御素子41がY方向に複数配列されて構成される。個別回折制御素子41は、入射した光を回折して回折光として出射するものであり、互いに独立して回折状態を制御できる。
【0018】
個別回折制御素子41は、6本のリボン42,リボン42と対向する絶縁膜43および対向電極44を有し、基板45上に構成される。6本のリボン42は、1本おきに3本が上下に駆動される。リボン42と対向電極44との間に電圧を印加することで、この間に静電力が発生し、リボン42が対向電極44へと吸引される(ON状態:図4(B)、5(B)参照)。そして、リボン42と対向電極44との間に印加された電圧を除去すると、リボン42の弾性力によりリボン42は元の状態に復帰する(OFF状態:図4(A)、5(A)参照)。
リボン42は、例えば、幅が数μm、長さが100μm程度、間隔dが数百nmの金属製とすることができる。このとき、リボン42の動作時間を1μs程度とすることができる。
【0019】
一次元型回折制御素子40(個別回折制御素子41)に対して、レーザ光が垂直に入射した場合を考える。図5(A)のように、個別回折制御素子41の6本のリボン42が同一平面にあれば(OFF状態)、レーザ光はそのまま垂直に反射し、0次回折光のみが発生する。一方、図5(B)のように、リボン42が1本おきに下がっていれば(ON状態)、垂直に反射する0次回折光の他に1次回折光も発生する。なお、2次以上の回折光の強度は小さいので、無視することとする。
このとき、0次回折光と1次回折光の比率は降下したリボン42と降下していないリボン42の間隔dで決まり、間隔dがλ/4(λ:レーザ光の波長)であれば1次回折光のみが出射する。即ち、降下したリボン42からの0次回折光と降下していないリボン42からの0次回折光が、互いに打ち消しあって強度が0となり、1次回折光のみが残存することになる(前述のように2次以上の成分は無視)。
本実施形態では、ON状態においてこのような1次回折光のみが出射される条件に設定する(正確には±1次の回折光が混合した状態)。1次回折光は一次元型回折制御素子40に対して所定の出射角θで出射する。レーザ光の波長λを532nm、リボン42の幅を4μmとすると、この出射角θは約±4°となる(角度の正負は次数の正負と対応)。
【0020】
以上、レーザ光が垂直入射した場合における一次元型回折制御素子40(個別回折制御素子41)の動作を説明したが、この動作原理は一次元型回折制御素子40に斜めにレーザ光が入射した場合も基本的に同じである。但し、斜入射では直入射よりも光路長が長くなるため、間隔dがほぼ(λ/4)*cosαのときに1次回折光のみを出射することになる(αは一次元型回折制御素子40に対するレーザ光の入射角)。
【0021】
(他の構成要素)
以下、一次元型回折制御素子40以外の構成要素について説明する。
レーザ光源10は、レーザ光を出射する光源である。
一次元型ビームエキスパンダ20は、半楕円柱形状の凹みを有する平凹レンズ21と楕円柱形状のシリンドリカルレンズ22を組み合わせて構成され、入射した光のビーム径を一次元方向(Y方向)に拡大する光学素子である。一次元型ビームエキスパンダ20を通過することで、レーザ光源10から出射したレーザ光のビーム形状は略円形から略楕円形へと変換される。この変換は、図2に示されるように、一次元型回折制御素子40のY方向に配列された個別回折制御素子41全体に光ビームを照射するために行われる。
シリンドリカルレンズ71は、入射した光ビームをX方向に集光するための光学素子である。この集光は、一次元型回折制御素子40のX方向での大きさにレーザ光を対応させるために行われる。
【0022】
凸レンズ81は、一次元型回折制御素子40から出射した光を略平行光に変換するための光学素子である。
凸レンズ82は、凸レンズ82から出射した略平行光をホログラム記録媒体Mに集光するための光学素子である。
凸レンズ81、82は、焦点距離fが同一のレンズを用い、凸レンズ81、82の間の距離Leが焦点距離fの2倍となっている(Le=2*f)。また、凸レンズ81、82の中点Aに対して凸レンズ81、82、および一次元型回折制御素子40、ホログラム記録媒体Mが点対称になるように配置されている。
なお、本実施形態で凸レンズ81、82の焦点距離を同一としたのは、光学設計および説明を簡単化するためであり、本発明の本質ではない。2つの凸レンズの焦点距離が異なる場合は配置が点対称ではなくなり、受光素子での入射角が回折制御素子の出射角とは異なり、ホログラム媒体上での一次元型回折制御素子の像の大きさが2つの凸レンズの焦点距離の比となるが、本特許の効果は同様に得られる。
ここで、凸レンズ81、82は、共にテレセントリックレンズであることが好ましい。一次元型回折制御素子40から出射した回折光をホログラム記録媒体M上の対称な位置に集光することが容易になる。
テレセントリックレンズは、凸レンズ81では一次元型回折制御素子40側において、凸レンズ82ではホログラム記録媒体M側において、主光線が光軸と平行となるレンズをいう。テレセントリックレンズを実現するには、例えば、凸レンズ81、82の中点A、即ち凸レンズ81、82の焦点位置にピンホールを配置すればよい。
【0023】
図6,7はそれぞれ、個別回折制御素子41がON状態、OFF状態のときに、一次元型回折制御素子40からホログラム記録媒体Mへと向かう回折光の状態を表した模式図である。
図6に示すように、個別回折制御素子41がON状態の場合、個別回折制御素子41から+1次の回折光L+1と−1次の回折光L−1が出射する。既述のようにこの回折光はそれぞれ、出射角θが例えば±4°である。これらの回折光は凸レンズ81,82を通過して、ホログラム記録媒体M上で集光される。±1次の回折光が互いに干渉することでホログラム記録媒体M上に干渉縞が形成、記録される。
凸レンズ81、82がテレセントリックレンズの場合には、ホログラム記録媒体M上での回折光の集光位置は一次元型回折制御素子40からの出射位置と対称な位置になる。即ち、一次元型回折制御素子40の大きさに対応して、ホログラム記録媒体Mの領域上への記録が行われる。
一方、図7に示すように、個別回折制御素子41がOFF状態の場合、個別回折制御素子41から0次の回折光L0のみが出射する。この回折光は凸レンズ81,82を通過して、ホログラム記録媒体M上で集光される。このときには集光されるのが単一の光なので、ホログラム記録媒体M上への干渉縞の形成、記録は行われない。
【0024】
ホログラム記録媒体Mは、凸レンズ82からの出射光による干渉縞を屈折率の変化として記録する記録媒体である。ホログラム記録媒体Mの構成材料として、例えば、ニオブ酸リチウム(LiNbO)を用いることができるが、光の強度に応じて屈折率の変化が行われる材料であれば、有機材料、無機材料の別を問うことなく利用可能である。
【0025】
凸レンズ83は、ホログラム記録媒体Mからの記録の再生を行った際の再生光を一次元型受光素子60に集光させるための光学素子である。
一次元型受光素子60は、Y方向に複数の受光素子が配列され、凸レンズ83から出射した再生光を受光し、受光した光の強度に応じた信号を出力する。一次元型受光素子60は、一次元型回折制御素子40の個別回折制御素子41に対応して、受光素子がY方向に一次元的に配列されている。
但し、一次元型受光素子60に換えて、2次元(平面的)に複数の受光素子が配列されたものを用いることも可能である。
【0026】
(ホログラム記録装置100の動作)
A.ホログラム記録媒体Mへのデータの記録(図1、2参照)
レーザ光源10から出射したレーザ光は一次元型ビームエキスパンダ20によってY方向にビーム径が拡大された後に、シリンドリカルレンズ71によってX方向に収束され、一次元型回折制御素子40に入射する。このとき、レーザ光源10から出射したレーザ光はそれ自体が信号光として機能し、この信号光のみでホログラム記録媒体Mへの記録が行われ、別途の参照光を必要としない(レーザ光がハーフミラー等で参照光、信号光に分割する必要がない)。
一次元型回折制御素子40を構成する個別回折制御素子41それぞれが独立に2つの回折状態(OFF:0次回折光のみ、ON:正負の一次回折光のみ)をとることで、画素数(個別回折制御素子41の個数)分のビット数のデータを表現できる(例えば、ON:1,OFF:0と設定する)。
【0027】
一次元型回折制御素子40で回折された回折光は、凸レンズ81,82を経由してホログラム記録媒体Mに集光される。このときの回折光は、個別回折制御素子41のON、OFFの状態に対応して異なる。
ON状態では、回折光は正負の1次回折光成分を含み、この1次回折光同士がホログラム記録媒体M上で干渉し、ホログラム記録媒体Mに干渉縞が形成される。そして、形成された干渉縞に対応してホログラム記録媒体Mの屈折率が変化する。
一方、OFF状態では、回折光は0次回折光成分のみを含むことから、ホログラム記録媒体M上への干渉縞の形成および干渉縞による屈折率の変化は生じない。
以上のように、一次元型回折制御素子40の個別回折制御素子41それぞれの2つの状態(ON,OFF)に対応してホログラム記録媒体Mの屈折率分布の形成(または、非形成)が行われる(データの記録)。
【0028】
B.ホログラム記録媒体Mからのデータの再生
図8は、ホログラム記録装置100を用いてホログラム記録媒体Mからのデータの再生を行っている状態を表す模式図である。
ホログラム記録媒体Mからデータの再生を行うには、記録時にホログラム記録媒体Mに入射した正負の1次回折光の内の一方のみをデータが記録されたホログラム記録媒体Mに入射させればよい。このためには、一次元型回折制御素子40の個別回折制御素子41全てをON状態として、正負の一次回折光を生成し、その一方のみを抽出すればよい。
図8に示すように、凸レンズ81,82の間にピンホール素子50を配置させている。ピンホール素子50は、微少な略円形の開口部51が形成された光学素子であるが、図9に示すように、この開口部51の中心が光軸からY正方向に偏って配置されている。その結果、正の1次回折光L+1は開口部を通過するが、負の1次回折光L−1はピンホール素子50によって遮断される。このようにして、参照光たる正の1次回折光L+1のみがホログラム記録媒体Mに到達する。
【0029】
ホログラム記録媒体Mに入射した参照光はホログラム記録媒体M内に形成された屈折率分布によって回折され、信号光が発生する。発生した信号光は、ホログラム記録媒体Mへの記録の際に入射してきた負の一次回折光の進行方向延長上から出射する。この再生された信号光を凸レンズ83で収束して一次元型受光素子60に入射させる(凸レンズ83、一次元型受光素子60をホログラム記録媒体Mの約−4°方向に配置する)。
このようにして、一次元型受光素子60それぞれの受光素子が受光した光の強度として、ホログラム記録媒体M内に記録されたデータを再生することができる。
【0030】
ここで、ピンホール素子50の開口部51をY負方向に偏って配置して、負の1次回折光のみを通過させ、これを用いてホログラム記録媒体Mの再生を行うこともできる。このときには、ホログラム記録媒体Mからデータ再生用の正の1次回折光が生成され、凸レンズ83、一次元型受光素子60をホログラム記録媒体Mの約+4°方向に配置することで、一次元型受光素子60を用いてデータの再生を行うことができる。
以上のようにして、ホログラム記録装置100にピンホール素子50を付加し、個別回折制御素子41全てをONとすることで、ホログラム記録媒体Mからのデータの再生を行うことができる。即ち、ホログラム記録装置100を記録と再生の双方に用いることができる。
なお、レーザ光源10からのレーザ光をホログラム記録媒体Mに+4°または−4°で入射するだけで、ホログラム記録媒体Mからのデータの再生を行うことができる。但し、このときには記録と再生を同一の装置では行い難くなる。
【0031】
(第2の実施形態)
図10は本発明の第2の実施形態に係るホログラム記録装置200を表す模式図である。
図10に示すように、ホログラム記録装置200は、レーザ光源10、二次元型ビームエキスパンダ20A,二次元型回折制御素子40A,二次元型受光素子60A、凸レンズ71A、凸レンズ81〜83から構成され、ホログラム記録媒体Mへの情報の記録および再生を行う。
基本的には、ホログラム記録装置100の一次元型回折制御素子40に換えて、二次元型回折制御素子40Aを用いている。この二次元型回折制御素子40Aは、前述の個別回折制御素子41を2方向に(平面的に)配列したものである。この結果、一度に記録できる情報量を増大できる。
【0032】
二次元型回折制御素子40Aを用いたことに伴って、一次元型ビームエキスパンダ20に換えて通常の凹レンズ21Aと凸レンズ22Aとを組み合わせた二次元型ビームエキスパンダ20Aが、シリンドリカルレンズ71に換えて凸レンズ71Aが配置されている。また、一次元型受光素子60に換えて、二次元型受光素子60Aが配置されている。
二次元型ビームエキスパンダ20A、および凸レンズ71Aは、二次元型受光素子60Aの全画素にレーザーが照射されるようにするためのものである。また、二次元型受光素子60Aは、二次元型回折制御素子40Aでの個別回折制御素子41Aの配列に対応させたものである。
ホログラム記録媒体Mからの情報の再生は、第1の実施形態と同様に、凸レンズ81,82の間にY正または負方向に中心が偏った開口部51を有するピンホール素子50を挿入すればよい。
ホログラム記録装置200の基本的な動作は、ホログラム記録装置100と本質的に異なる訳ではないので、説明を省略する。
【0033】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るホログラム記録装置300につき説明する。ホログラム記録装置300の全体的な構成は図10のホログラム記録装置200と本質的には同一なので、図示を省略する。
ホログラム記録装置300は、二次元型回折制御素子40Aに換えて、二次元型回折制御素子40Bを用いていることが、ホログラム記録装置200と相違する。
この二次元型回折制御素子40Bは、個別回折制御素子41Bを2方向に(平面的に)配列したものである。図11は、個別回折制御素子41Bを側面(光軸に垂直な方向)からみた状態を表す模式図であり、図11の(A)、(B)それぞれが個別回折制御素子41BのOFF、ON状態に対応する。
図11に示すように、個別回折制御素子41Bは6つの液晶セル42Bから構成され、その裏面に反射板44Bが配置されている。紙面上方から入射した入射光Linが液晶セル42Bを通過して反射板44Bに反射され、再び液晶セル42Bを通過して出射光Loutとして出射する。
この6つの液晶セル42Bの内の3つが電圧印加によって液晶の配列方向43Bを変化させることができる。
電圧印加によって液晶の配列方向43Bが変化すると、液晶セル42B中の液晶の屈折率が変化する。図11では正の屈折率異方性を有する液晶を液晶セル42Bの入射面(出射面)に沿って配列しており、電圧印加によって液晶の配列方向43Bが電界(光軸)の向きに近づく。このため、液晶セル42Bは電圧印加によって屈折率が減少する。
【0034】
電圧を印可しないOFF状態では(図11(A)参照)、液晶セル42Bから出射する光それぞれでの位相差がないため、個別回折制御素子41Bからの出射光は全体としても0次回折光となる。
一方、3つの液晶セル42Bで液晶の配列方向を変化させたON状態では(図11(B)参照)、液晶の配列方向43Bが変化した液晶セル42Bと液晶の配列が変化しない液晶セル42Bとで屈折率が異なるため、液晶セル42Bを通過した光に位相差が生じる。そして、この位相差が1/4λのときに、液晶セル42Bを出射した0次回折光が互いに打ち消し合い(液晶セル42B内を往復することで、位相差が1/2λになる)個別回折制御素子41Bからの出射光には0次回折光が含まれなくなる。即ち、この出射光には1次回折光のみが含まれる(2次以上の回折光は強度が弱いため無視する)。
以上のようにして、液晶セル42B(一種の位相変調素子)を組み合わせることで、個別回折制御素子41B、ひいては二次元型回折制御素子40Bを構成できる。
ホログラム記録装置300の基本的な動作は、ホログラム記録装置100,200と本質的に異なる訳ではないので、説明を省略する。
【0035】
(第4の実施形態)
図12は本発明の第4の実施形態に係るホログラム記録装置400を表す模式図である。
図12に示すように、ホログラム記録装置400は、レーザ光源10、一次元型ビームエキスパンダ20,一次元型回折制御素子40C,一次元型受光素子60、シリンドリカルレンズ71、凸レンズ81〜83、ピンホール素子50から構成され、ホログラム記録媒体Mへの情報の記録および再生を行う。
基本的には、ホログラム記録装置100の一次元型回折制御素子40に換えて、一次元型回折制御素子40Cを用い、0次回折光と正負いずれかの一次回折光との干渉を用いて、ホログラム記録媒体Mへの情報の記録を行う。実施形態1〜3において、正負の一次回折光同士の干渉を用いていたのとは異なる。
【0036】
ここで、一次元型回折制御素子40Cは、ON状態で0次回折光と一次回折光(正負の双方)が混合した回折光を出射する個別回折制御素子41CをY方向に(一次元的に)配列したものである。ピンホール素子50を用いて正負の一次光のいずれかを抽出することで、ホログラム記録媒体Mに0次回折光と正負いずれかの一次回折光を照射することができる。
個別回折制御素子41Cは、基本的には図3〜5に示した個別回折制御素子41と同様の構成を用いることができる。個別回折制御素子41Cでは、図4,5での間隔dを約0.16λ(λ:レーザ光の波長)とすることで、個別回折制御素子41CがON状態のときに0次回折光と1次回折光の強度が同一となり(正確には、0次、+1次、−1次の回折光の強度が互いに等しくなる)、後述のようにホログラム記録媒体M上で干渉縞を効率よく形成できる。
【0037】
ピンホール素子50の開口部51はY正または負方向にずらして配置されている。このため、図9で既述のように、ON状態の個別回折制御素子41Cからの出射光から−1次または+1次の回折光を除去できる(但し、1次回折光と共に0次回折光が通過されるように、開口部51の形状が略楕円形等の細長い形状であるのが好ましい)。この結果、ホログラム記録媒体Mに0次回折光と正負いずれかの一次回折光を照射することができる。ホログラム記録媒体M上で、0次回折光と正負いずれかの1次回折光の強度がほぼ等しいことから干渉縞を効率よく形成できる。
【0038】
図13はホログラム記録装置400を用いてホログラム記録媒体Mからのデータの再生を行う状態を表す模式図である。このときには、個別回折制御素子41Cの全てをOFF状態として、ホログラム記録媒体Mに0次回折光を照射する。
この0次回折光は、ホログラム記録媒体Mからのデータの再生を行う再生参照光として機能し、ホログラム記録媒体Mから1次回折光が生成される。1次回折光が一次元型受光素子60に入射することで、データの再生を行える。
なお、図13でピンホール素子50は除外しても差し支えない。ピンホール素子50は個別回折制御素子41Cから出射された0次回折光がそのまま通過するだけで、特に積極的な働きを行っていないからである。
但し、ピンホール素子50はあっても再生の障害には特にならないため、ホログラム記録装置400の光学系を変更することなく用いることができる。即ち、個別回折制御素子41CのON。OFFを制御するだけで、ホログラム記録装置400を記録、再生の双方に利用することができる。
【0039】
(第5の実施形態)
図12の一次元型回折制御素子40Cに換えて、他の一次元型回折制御素子を用いることができる。
A.液晶セル
例えば、図11に示した複数の液晶セルから構成された個別回折制御素子41Cの基本構成として用い、ON状態において0次回折光と1次回折光の強度がほぼ等しくなるように、液晶セル42B同士の位相差を調節すればよい。
なお、図11に示した液晶セル42Bの光の両面(入射面側および反射板44Bとの境界側)に偏光板を取り付け、液晶の配列方向43Bが変化しいない3つの液晶セル42Bを明、他の3つの液晶セル42Bを暗としてもよい。このようにすることで、個別回折制御素子41C全体から出射される出射光を0次回折光と1次回折光が混合した状態とすることができる。
【0040】
B.ディフォーマブルミラー
図3〜5では、一種のミラーであるリボン42を上下させることで、回折状態を変化させているが、図14のように傾斜可能なミラー42Dで個別回折制御素子41Dを構成することもできる。
図14(A)のOFF状態ではミラー42Dは傾けられていないことから、個別回折制御素子41Dからは0次回折光のみが出射される。
一方、図14(B)のON状態では、6つのミラー42Dの内3つが傾けられており、傾けられたミラー42Dからの反射光は遮蔽板43Dで遮られるため、ホログラム記録媒体Mには到達しない。この結果、ミラー42Dからは0次回折光と1次回折光が混合した光が出射する。
【0041】
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、一次元型回折制御素子あるいは二次元型回折制御素子に換えて、回折状態を制御可能な回折格子一般を用いることができる。個別回折制御素子41がそれぞれ有するリボンは6つに限らずもっと多数、あるいはより少ない個数でも差し支えない。また、回折格子として、リボンから回折される回折光それぞれに位相差を付与する位相差方式以外の種々の回折格子を用いることができる。
また、第3〜5の実施形態では、第1の実施形態に対応した一次元型回折制御素子を用いているが、これに換えて第2の実施形態と同様に二次元型回折制御素子を用いることも可能である。
【0042】
(実施形態における特徴)
上記実施形態には以下のような特徴を有する。
参照光を用いずに、つまり信号光のみでホログラム記録媒体Mへの記録が行える。
通常のホログラフィでは参照光、信号光と2つの光をホログラム記録媒体Mの同位置に照射するため光学系の調節が困難となるが、上記実施形態では信号光のみでホログラム記録媒体Mへの記録を行うため光学調整が容易になる。
また、参照光、信号光と2つの光を用いた場合には、記録時に振動が加わると2つの光の照射位置が互いにずれるため、ホログラム記録媒体Mへの記録が行えなくなる。上記実施形態の場合は、振動により照射位置自体がずれても記録が可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば光学系の調節が容易なホログラム記録装置ホログラム記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るホログラム記録装置を表す模式図である。
【図2】 図1のX軸方向からホログラム記録装置を見た状態を表す模式図である。
【図3】 図1に示す一次元型回折制御素子を上面から見た状態を表す上面図である。
【図4】 図1に示す一次元型回折制御素子を側面から見た状態を表す上面図である。
【図5】 図1に示す一次元型回折制御素子を正面から見た状態を表す正面図である。
【図6】 個別回折制御素子がON状態のときに、一次元型回折制御素子からホログラム記録媒体へと向かう回折光の状態を表した模式図である。
【図7】 個別回折制御素子がOFF状態のときに、一次元型回折制御素子からホログラム記録媒体へと向かう回折光の状態を表した模式図である。
【図8】 第1の実施形態に係るホログラム記録装置を用いて、ホログラム記録媒体からのデータの再生を行っている状態を表す模式図である。
【図9】 第1の実施形態に係るホログラム記録装置を用いて、ホログラム記録媒体からのデータの再生を行っているときの光の状態を表す模式図である。
【図10】 本発明の第2の実施形態に係るホログラム記録装置を表す模式図である。
【図11】 第3の実施形態のホログラム記録装置の個別回折制御素子を側面から表す側面図である。
【図12】 本発明の第4の実施形態に係るホログラム記録装置を表す模式図である。
【図13】 本発明の第4の実施形態に係るホログラム記録装置を用いてホログラム記録媒体Mからのデータの再生を行う状態を表す模式図である。
【図14】 傾斜可能なミラーで個別回折制御素子を構成した例を示す図である。
【図15】 従来のホログラム記録装置を表す模式図である。
【図16】 ホログラム記録媒体からデータを再生している状態を表す模式図である。
【符号の説明】
100 ホログラム記録装置
10 レーザ光源
20 一次元型ビームエキスパンダ
21 平凹レンズ
22 シリンドリカルレンズ
40 一次元型回折制御素子
41 個別回折制御素子
42 リボン
43 絶縁膜
44 対向電極
45 基板
50 ピンホール素子
51 開口部
60 一次元型受光素子
71 シリンドリカルレンズ
81〜83 凸レンズ

Claims (11)

  1. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されたレーザ光を入射し、該入射したレーザ光の第1,第2の次数の回折の少なくともいずれかの強度を変化させるように制御して出射させる回折制御素子と、
    前記回折制御素子から出射された前記第1,第2の次数の回折光をホログラム記録媒体に集光させる集光素子と、
    を具備することを特徴とするホログラム記録装置。
  2. 前記回折制御素子が、前記入射したレーザ光の回折を互いに独立して制御する個別回折制御素子を複数有する
    ことを特徴とする請求項1記載のホログラム記録装置。
  3. 前記個別回折制御素子が、それぞれからの出射光の位相を相対的に制御する第1、第2の位相制御要素を有する
    ことを特徴とする請求項記載のホログラム記録装置。
  4. 前記第1、第2の位相制御要素それぞれが、略リボン形状である
    ことを特徴とする請求項記載のホログラム記録装置。
  5. 前記第1、第2の位相制御要素がそれぞれ、液晶素子を有する
    ことを特徴とする請求項記載のホログラム記録装置。
  6. 前記個別回折制御素子が、それぞれからの出射光の強度を相対的に制御する第1、第2の出射光量制御要素を有する
    ことを特徴とする請求項記載のホログラム記録装置。
  7. 前記第1の出射光量制御要素が、第1の反射素子を有し、
    前記第2の出射光量制御要素が、反射方向を前記第1の反射素子からみて相対的に変化できる第2の反射素子と、該第2の反射素子を該第1の反射素子からみて相対的に変化した場合に、該第2の反射素子からの反射光を遮蔽する光遮蔽素子を有する
    ことを特徴とする請求項記載のホログラム記録装置。
  8. 前記第1、第2の出射光量制御要素がそれぞれ、液晶素子を有する、
    ことを特徴とする請求項記載のホログラム記録装置。
  9. 前記集光素子が、一対のテレセントリックレンズから構成される
    ことを特徴とする請求項1記載のホログラム記録装置。
  10. 前記回折制御素子と前記集光素子の間にあって、前記回折制御素子から出射した回折光から所定次数の回折光を除去する回折光除去素子
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のホログラム記録装置。
  11. 前記集光素子が前記ホログラム記録媒体上の前記第1、第2の回折光が集光される箇所から光を集光する第2の集光素子と、
    前記第2の集光素子が集光した光を受光する受光素子と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のホログラム記録装置。
JP2002245028A 2002-08-21 2002-08-26 ホログラム記録装置 Expired - Fee Related JP4228626B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002245028A JP4228626B2 (ja) 2002-08-26 2002-08-26 ホログラム記録装置
US10/630,694 US7085028B2 (en) 2002-08-21 2003-07-31 Hologram recording apparatus, hologram recording method, and hologram recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002245028A JP4228626B2 (ja) 2002-08-26 2002-08-26 ホログラム記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004085776A JP2004085776A (ja) 2004-03-18
JP4228626B2 true JP4228626B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=32053340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002245028A Expired - Fee Related JP4228626B2 (ja) 2002-08-21 2002-08-26 ホログラム記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4228626B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004085776A (ja) 2004-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101075351B1 (ko) 홀로그램 기록 장치
US7633660B2 (en) Hologram recording apparatus and method
JPH11282331A (ja) 体積ホログラフィックメモリ光情報記録再生装置
JP2006194969A (ja) ホログラム記録再生装置
WO2006098455A1 (ja) ホログラム記録再生方法及び装置
JPH0720765A (ja) 2値位相変調器を有する位相符号化立体ホログラム・システム
WO2004013706A1 (ja) ホログラム記録再生方法及びホログラム記録再生装置
JP4358602B2 (ja) 多層ホログラフィック記録再生方法、多層ホログラフィックメモリ再生装置及び多層ホログラフィック記録再生装置
US6862120B2 (en) Hologram recording medium, hologram recording method and hologram recording and reproducing apparatus
JPWO2007043451A1 (ja) ホログラム記録再生システム
US6301028B1 (en) Holographic memory and optical information recording and reproducing apparatus using the same
KR20060045544A (ko) 정보 처리 장치 및 정보 기록 매체
JP2009104037A (ja) ホログラム記録装置およびホログラム記録方法
JP2006220933A (ja) ホログラフィを利用した光学的情報記録方法及び装置
EP1916653A1 (en) Holographic information recording and reproducing apparatus
JP4228626B2 (ja) ホログラム記録装置
US7085028B2 (en) Hologram recording apparatus, hologram recording method, and hologram recording medium
WO2005066724A1 (ja) ホログラフィック多重記録方法、これを用いたホログラフィック記録装置及びホログラフィック記録媒体
JP2005322387A (ja) 情報処理装置および情報記録媒体
JP4232253B2 (ja) 微細パターンの製造装置及びホログラフィックメモリ記録再生装置
JP2004139023A (ja) ホログラム記録装置、ホログラム記録方法、およびホログラム記録媒体
US20100172003A1 (en) Hologram apparatus and recording and reproducing method of the same
US7248556B2 (en) Fast duplication of diffractive storage device for mass production
JP2005003829A (ja) 回折制御装置、ホログラム記録装置、およびホログラム記録方法
JP2005003828A (ja) ホログラム記録装置及びホログラム記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050511

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees