JP4228556B2 - 自動販売機のキャビネット - Google Patents
自動販売機のキャビネット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4228556B2 JP4228556B2 JP2001181545A JP2001181545A JP4228556B2 JP 4228556 B2 JP4228556 B2 JP 4228556B2 JP 2001181545 A JP2001181545 A JP 2001181545A JP 2001181545 A JP2001181545 A JP 2001181545A JP 4228556 B2 JP4228556 B2 JP 4228556B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinge
- cabinet
- main door
- vending machine
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Hinges (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機のキャビネットに関し、詳しくはそのメイン扉のヒンジ構造に係わる。
【0002】
【従来の技術】
まず、頭記した自動販売機の全体構成を図3,図4に示す。各図において、1は箱型の断熱筐体としてなるキャビネット本体、2はキャビネット本体1の前面に配した片開き式のメイン扉(外扉)、3は断熱内扉、4はキャビネット本体1の庫内に収設した商品収納ラック(例えばサーペンタイン式商品収納ラック)、5は商品搬出シュータ、6は商品取出口、7は庫内冷却用の冷凍機である。
【0003】
また、メイン扉2にはその前面側に商品見本8を陳列するディスプレイ室9を画成し、扉の裏側にコイン機構10,ビルバリデータ11などを装備しており、その扉吊り側(左側端)の上下をキャビネット本体1にヒンジ結合して開閉可能に取付けており、12はその上部側のヒンジ、13は扉ロックである。
ここで、従来の自動販売機に採用されているメイン扉の上部側ヒンジ12の詳細な構造を図5(a),(b) で説明する。すなわち、上部側のヒンジ12は、キャビネット本体1の上面前部に設けてメイン扉2を支持しており、堅牢なヒンジ金具12aの先端には下向きにヒンジ軸12bを、また基部側には溶接ボルト12cが溶接接合してあり、該金具12をキャビネット本体1の外箱1aの上に重ね、ボルト12cおよびナット12dにより外箱1aとその天井板の裏側に布設した上部補強板1bへ強固に締結している。また、メイン扉2の天井部には前記ヒンジ軸12bと嵌まり合う補強金12eを溶接しておき、ここにパッキン12fを介してヒンジ12のヒンジ軸12bを上方から差し込んでメイン扉を開閉自在に支持している。
【0004】
また、メイン扉2から庫内側側に向けて突き出した扉枠2aの上には、外箱1aの開口縁に設けたガスケット14とメイン扉2との間の隙間を通して庫内側に浸入する雨水を受け、扉の側方に導いて下方に滴下させるように排水樋15を備えており、さらにヒンジ軸12bの下方にはヒンジ軸を伝わってその軸貫通部より浸入する雨水に対処して別な排水樋16を設けている。なお、図中で2bはディスプレイ室9の背面を覆うメイン扉2の裏扉、9aはディスプレイ室9の電照板、17は商品選択ボタンである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来のヒンジ構造では次記のような問題点がある。すなわち、
(1) 最近では自動販売機から金銭を盗み取る盗難が多発しており、その手口としては前記のようにキャビネット本体1の外部に露呈しているメイン扉2の上部側ヒンジ12が最も狙われやすく、バール,金鋸などを使ってヒンジ12を破壊し、メイン扉2を外してその庫内側に装備したコイン機構,ビルバリデータから金銭を盗む手口が多い。
【0006】
(2) また、従来構造では、ヒンジ軸12bがメイン扉2の天井を貫通していることからその軸貫通部を通して外部から雨水が浸入し易く、このためにパッキン12f,排水樋16などを設けているが、扉構造が複雑になるほかパッキンの耐久性,信頼性にも問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記問題点を解決して、高い防盗性と防水性が確保できるようにメイン扉のヒンジ構造を改良した自動販売機のキャビネットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、箱型筐体になるキャビネット本体の前面に片開き式のメイン扉を装備し、該メイン扉の吊り側をヒンジを介してキャビネット本体の外箱に取付けた自動販売機のキャビネットにおいて、
上部側のヒンジを構成するヒンジ金具およびそのヒンジ軸をそれぞれキャビネット本体の外箱およびメイン扉の天井板の内側に取付ける(請求項1)ものとし、具体的にはヒンジ構造を次記のような態様で構成する。
【0008】
(1) ヒンジ金具の取付板を外箱の天井板の内側に布設した補強金に固定する(請求項2)。
(2) ヒンジ軸をメイン扉の扉枠天井板の内側に固定する(請求項3)。
上記の構成によれば、ヒンジ金具およびヒンジ軸はキャビネットの外側に露呈してなく、外方からではヒンジの構造が見えない。これにより、外部からヒンジを破壊してメイン扉を取り外すといった盗難の手口を効果的に防ぐことができる。また、ヒンジ軸は従来構造のようにメイン扉を貫通せず、ヒンジ軸貫通部を伝わって雨水が庫内側に浸入することがないのでキャビネットの防水性が向上するとともに、従来構造におけるヒンジ用の防水パッキン,排水樋も不要となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1,図2に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図5に対応する部材には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、図1(a),(b) および図2(a),(b) において、メイン扉2の上部側ヒンジ12は、そのヒンジ金具の取付板12a,およびヒンジ軸12bがそれぞれキャビネット本体1,メイン扉2の天井板の内側に設置されている。ここで、ヒンジ金具の取付板12aは、その先端側に設けたヒンジ軸受部12a-1をキャビネット本体1の前方に突き出して外扉1aの天井板の内側に布設した補強金1bの下面に重ね、この位置でボルト12cにより強固に締結固定されている。なお、図示例ではヒンジ軸受部12a-1が取付板12aに溶接接合されているが一体構造物でもよい。
【0010】
一方、ヒンジ軸12bはメイン扉2の扉枠2aに連ねて上方に折り返した天板の裏面に軸先端を下に向けて溶接接合されており、図示のようにキャビネット本体1にメイン扉2を取付ける際に、ヒンジ軸12を上方からヒンジ軸受部12a-1に嵌挿して扉を開閉自在に支持するようにしている。
【0011】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、箱型筐体になるキャビネット本体の前面に片開き式のメイン扉を装備し、該メイン扉の吊り側をヒンジを介してキャビネット本体の外箱に取付けた自動販売機のキャビネットにおいて、上部側のヒンジを構成するヒンジ金具およびそのヒンジ軸をそれぞれキャビネット本体の外箱およびメイン扉の天井板の内側に取付けたことにより、次記の効果が得られる。
【0012】
(1) ヒンジ金具およびヒンジ軸はキャビネットの外側に露呈してなく、外方からではヒンジの構造が見えない。これにより、ヒンジを狙って破壊し、メイン扉を取り外して庫内側に備えたコインボックス,ビルバリデータから金銭を盗み出すといった盗難の手口を防ぐことができて防盗性の向上化が図れる。
(2) また、ヒンジ軸は従来構造のようにメイン扉を貫通せず、ヒンジ軸貫通部を伝わって雨水が庫内側に浸入することがないのでキャビネットの防水性が向上するとともに、従来構造におけるヒンジ用の防水パッキン,排水樋も不要となって製作コストが低減する。
【0013】
(3) 加えて、ヒンジ金具がキャビネットから外部に突き出して剥き出しになることがなくて外観の体裁も改善されるほか、自動販売機の出荷梱包も容易となるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるキャビネットの構成図であり、(a) はメイン扉の上部ヒンジ側部分の正面図、(b) は(a) 図における矢視Y−Y断面図
【図2】図1(a) における矢視X−X断面図であり、(a),(b) はそれぞれメイン扉の閉,開状態を表す図
【図3】自動販売機全体の正面図
【図4】図3に示した自動販売機の扉開放状態の外観斜視図
【図5】従来におけるメイン扉の上部側ヒンジの構造図であり、(a) は縦断側面図、(b) は(a) 図における矢視X−X断面図
【符号の説明】
1 キャビネット本体
1a 外箱
1b 補強金
2 メイン扉
2a 扉枠
12 ヒンジ
12a ヒンジ金具取付板
12a-1 ヒンジ軸受部
12b ヒンジ軸
12c ボルト
Claims (3)
- 庫内に商品収納ラックおよび付属機器を搭載した自動販売機のキャビネットであり、箱型筐体になるキャビネット本体の前面に片開き式のメイン扉を装備し、該メイン扉の吊り側をヒンジを介してキャビネット本体の外箱に取付けたものにおいて、
上部側のヒンジを構成するヒンジ金具およびそのヒンジ軸をそれぞれキャビネット本体の外箱およびメイン扉の天井板の内側に取付けたことを特徴とする自動販売機のキャビネット。 - 請求項1記載のキャビネットにおいて、ヒンジ金具の取付板を外箱天井板の内側に布設した補強金に固定したことを特徴とする自動販売機のキャビネット。
- 請求項1記載のキャビネットにおいて、ヒンジ軸をメイン扉の扉枠天井板の内側に固定したことを特徴とする自動販売機のキャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181545A JP4228556B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 自動販売機のキャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181545A JP4228556B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 自動販売機のキャビネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002373369A JP2002373369A (ja) | 2002-12-26 |
JP4228556B2 true JP4228556B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=19021797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001181545A Expired - Fee Related JP4228556B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 自動販売機のキャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4228556B2 (ja) |
-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001181545A patent/JP4228556B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002373369A (ja) | 2002-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3305968B1 (en) | Coin-operated washer/dryer | |
US20030132690A1 (en) | Refrigerator home bar unit door | |
JPH08276057A (ja) | 遊技機 | |
JP4228556B2 (ja) | 自動販売機のキャビネット | |
JP2010513153A (ja) | コンテナーロックレバー防犯装置 | |
CA2212419A1 (en) | Swing door lock for cold space cabinet | |
JP4492502B2 (ja) | 自動販売機の防盗装置 | |
JP5288431B2 (ja) | キーボックス | |
JP3123080U (ja) | 警報付き錠前 | |
JP3046161U (ja) | 盗難防止用錠 | |
JP3821062B2 (ja) | 自動販売機の外扉 | |
JP5057427B2 (ja) | キーボックス | |
GB2444264A (en) | Security fixture for a letterbox | |
JPS628306Y2 (ja) | ||
JP3726548B2 (ja) | 自動販売機の筐体 | |
JP2951835B2 (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
JP2508172Y2 (ja) | パチンコ機における防犯用スイッチの取付構造 | |
JP3088586U (ja) | 自動販売機ヒンジ側防盗板 | |
JP3090252U (ja) | 貯蔵庫 | |
JPH0924144A (ja) | パチンコ機 | |
CA2243340C (en) | Swing door lock for refrigerated cabinet | |
JP3158231U (ja) | 自動販売機の盗難防止器具 | |
JP4055702B2 (ja) | 自動販売機の防盗装置 | |
KR0128111Y1 (ko) | 사이드 도어힌지구조 | |
JPH1037223A (ja) | 公共桝用中蓋の防護蓋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060703 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060704 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070614 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20081215 |
|
A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20090421 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |