JP4228445B2 - 光学フィルム積層体チップの製造方法 - Google Patents

光学フィルム積層体チップの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学フィルム積層体チップの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
直線偏光フィルム、位相差フィルムなどに代表される光学フィルムは、液晶表示装置を構成する光学部品として重要である。かかる光学フィルムは、2種の光学フィルム、即ち第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが積層されている矩形の光学フィルム積層体チップ(30)として液晶表示装置に組込まれて使用される場合も多い。
【0003】
かかる光学フィルムの液晶表示装置における光学軸の方向、すなわち直線偏光フィルムの吸収軸の方向、位相差フィルムの遅相軸の方向などは目的とする液晶表示装置の表示性能に大きく影響する重要な要素であって、これらが僅かでも設計値と異なっていると、得られる液晶表示装置は目的とする性能を発揮することができない。そのため、液晶表示装置に組込まれる光学フィルム積層体チップにおける基準辺(31)に対する第一光学フィルムの光学軸(11)の角度(θ1)および第二光学フィルムの光学軸(21)の角度(θ2)は、光学フィルム積層体チップ(30)において厳重に管理されている必要がある(図9)。
【0004】
ここで、第一光学フィルムの光学軸の角度(θ1)とは、光学フィルム積層体チップ(30)における基準辺(31)に対する第一光学フィルムの光学軸(11)の角度を第一光学フィルム側から見て反時計回りを正として表した角度であり、第二光学フィルムの光学軸の角度(θ2)とは、光学フィルム積層体チップにおける基準辺(31)に対する第二光学フィルムの光学軸(21)の角度を第一光学フィルム側から見て反時計回りを正として表した角度である。基準辺(31)は、矩形(MNOP)である光学フィルム積層体チップ(30)の、長辺(PM、NO)または短辺(MN、OP)から選ばれる(図9)。
【0005】
このような矩形の光学フィルム積層体チップ(30)は、例えば長尺の第一光学フィルムおよび長尺の第二光学フィルムを原材料として、これらから矩形の第一光学フィルムチップ(16)および矩形の第二光学フィルムチップ(26)をそれぞれ独立に切り出し、これらを透明な感圧型接着剤層を介して貼合する製造方法により製造することができる(図10)。ここで、原材料として用いられる長尺の第一光学フィルムや長尺の第二光学フィルムは、何れも直線偏光フィルムチップ、位相差フィルムチップを初めとする光学フィルムチップ(16、26)の原材料として一般的なものであり、通常はロールに巻き取られた状態で供給される。また、感圧型接着剤層は、例えば長尺の第一光学フィルム、長尺の第二光学フィルムの一方の面に予め設けられていて、これら光学フィルムチップ(16、26)を切り出し、重ね合せて押圧すれば、目的とする矩形の光学フィルム積層体チップ(30)を得ることができる。
【0006】
ところが、かかる製造方法では、長尺の第一光学フィルムと長尺の第二光学フィルムとをそれぞれ別個に目的とする光学フィルム積層体チップのサイズへ切り出して第一光学フィルムチップ(16)と第二光学フィルムチップ(26)とを得、さらにそれらの一枚一枚を積層する必要があるため、製造の効率の点で問題があった。
【0007】
かかる問題を解決する方法として、例えばその光学軸(11)が長さ方向に対して平行する長尺の第一光学フィルム(12)と、その光学軸(21)が長さ方向に対して平行する長尺の第二光学フィルム(22)とから、第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが、第一光学フィルムの光学軸(11)に対する第二光学フィルムの光学軸(21)の角度が(θ2−θ1)になるように積層されていて、第一光学フィルムの光学軸(11)に対して平行する一対の対辺(BC、DA)と、第二光学フィルムの光学軸(21)に対して平行する他の一対の対辺(AB、CD)とを有する平行四辺形(ABCD)の光学フィルム積層体(37)を得(図11)、これを目的とする光学フィルム積層体チップの縦横の寸法、基準辺に対する第一光学フィルムの光学軸の角度(θ1)および第二光学フィルムの光学軸の角度(θ2)に応じて光学フィルム積層体チップ(30)に切り出す方法が考えられる。この方法によれば、第一光学フィルムと第二光学フィルムとは同時に裁断されて、目的とする光学フィルム積層体チップを製造することができる。
【0008】
しかし、この方法では、平行四辺形(ABCD)を構成する頂点の角度は(θ2−θ1)となるため、(θ2−θ1)が例えば40°未満となる場合や140°を越える場合、特には30°未満となる場合や150°を越える場合には、光学フィルム積層体(37)の形状が細長い平行四辺形となって(図11)、取扱いが不便になるという傾向にあった。
【0009】
一方、長尺の第二光学フィルムとしてその光学軸(21)が長さ方向に対して直交するもの(22)を用い、これとその光学軸(11)が長さ方向に対して平行する長尺の第一光学フィルム(12)とから、第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが、第一光学フィルムの光学軸(11)に対する第二光学フィルムの光学軸(21)の角度が(θ2−θ1)になるように積層されていて、第一光学フィルムの光学軸(11)に対して平行する一対の対辺(BC、DA)と、第二光学フィルムの光学軸(21)に対して直交する他の一対の対辺(AB、CD)とを有する平行四辺形(ABCD)の光学フィルム積層体(37)を得(図12)、これを目的とする光学フィルム積層体チップの縦横の寸法、基準辺に対する第一光学フィルムの光学軸の角度(θ1)および第二光学フィルムの光学軸の角度(θ2)に応じて光学フィルム積層体チップ(30)に切り出す方法が考えられる。この方法によっても、第一光学フィルムと第二光学フィルムとは同時に裁断されて、目的とする光学フィルム積層体チップを製造することができる。また、この方法では、平行四辺形(ABCD)を構成する頂点の角度は(90°−θ2+θ1)となるため、(θ2−θ1)の角度が例えば40°未満となる場合や140°を越える場合、特には30°未満となる場合や150°を越える場合であっても、光学フィルム積層体の形状が細長い平行四辺形とはならず、その結果、取扱いも容易となる。
しかし、この方法では、(θ2−θ1)が例えば50°以上130°以下、特には60°以上120°以下となる場合に、光学フィルム積層体(37)の形状が細長い平行四辺形となって(図12)、取扱いが不便になるという傾向にあった。
【0010】
また、光学軸が長さ方向に対して平行する長尺の第二光学フィルム(22)や直交する第二光学フィルム(22)を原材料として用いる上記の製造方法では、取扱いの容易な平行四辺形の光学フィルム積層体(37)を常に得るには、長尺の第二光学フィルム(22)としてその光学軸が長さ方向に対して平行するものと直交するものとを使い分ける必要があるが、第二光学フィルムの種類によっては、平行するものと直交するものとの2種類を用意することが容易であるとは限らず、また目的とする光学フィルム積層体チップ(30)における(θ2−θ1)の角度の種類に対応して、2種類の長尺の第二光学フィルムを常備する必要があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、目的とする光学フィル積層体チップにおける(θ2−θ1)の値や、長尺の第二光学フィルムの光学軸の方向に拘わらず、取扱いの容易な光学フィルム積層体を経由する光学フィルム積層体チップの製造方法を開発するべく鋭意検討した結果、特定の平行四辺形の第一光学フィルムを半截して長尺の第二光学フィルムに特定の方向性をもって積層したのち、特定の基準線に沿って裁断することにより得られる光学フィルム積層体は、その頂点の角度が(θ2-θ1)や長尺の第二光学フィルムの光学軸の方向がその長さ方向に対して平行するか直交するかに拘わらず、目的とする矩形の光学フィルム積層体チップにおける基準辺に対する第一光学フィルムの光学軸のなす角度(θ1)または第二光学フィルムの光学軸のなす角度(θ2)により決定され得ることを見出し、本発明に至った。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが積層されていて、基準辺(31)に対して第一光学フィルムの光学軸(11)のなす角度がθ1であり第二光学フィルムの光学軸(21)のなす角度がθ2である矩形(MNOP)の光学フィルム積層体チップ(30)の製造方法であって、
【0013】
(1)光学軸(11)に対して(180°−θ1)の角度をなす一対の対辺(BC、DA)および光学軸(11)に対して平行する一対の対辺(AB、DC)を有する平行四辺形(ABCD)の第一光学フィルム(13)を、その光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす対辺(BC、DA)またはその両端部分(B、C、D、A)を通り該対辺(BC、DA)に対してθ2または(90°+θ2)の角度をなす一本の基準線(EF)に沿って半截して、光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす斜辺(BF’とE’A、F”CとDE”)と、該斜辺に対してθ2または(90°+θ2)の角度をなす半截辺(F’E’、E”F”)と、光学軸に対して平行する平行辺(AB、CD)とをそれぞれ有する第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)を得(図1(c)、図4(b)、図7(b))、
【0014】
(2)得られた第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)を、その光学軸(21)が長さ方向に対して平行または直交する長尺の第二光学フィルム(22)に、第一半截体(14)および第二半截体(15)の各斜辺(E’AとF”C)または各平行辺(ABとCD)が互いに平行して隣接し、第一半截体(14)の半截辺(F’E’)が長尺の第二光学フィルムの一方の縁辺(IJ)に対して平行し、第二半截体(15)の半截辺(E”F”)が長尺の第二光学フィルムの他方の縁辺(KL)に対して平行するように積層して、第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)と長尺の第二光学フィルム(22)とが積層されている長尺の光学フィルム積層体(32)を得(図2(a)、図3(a)、図5(a)、図6(a)、図8(a))、
【0015】
(3)得られた長尺の光学フィルム積層体(32)を、それを構成する第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)の各平行辺(AB、CD)または各斜辺(F”CとBF’、DE”とE’A)に沿って裁断して、第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)と第二光学フィルム(20)とが積層されている光学フィルム積層体(33)を得(図2(b)、図3(b)、図5(b)、図6(b)、図8(b))、
【0016】
(4)得られた光学フィルム積層体(33)を、それを構成する第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)の各斜辺(F”CとBF’、E’AとDE”)に平行する基準線(L2)と該基準線(L2)に直交する基準線(L3)とに沿って裁断して、矩形の光学フィルム積層体チップ(30)を得る(図2(c)、図3(c)、図5(c)、図6(c)、図8(c))
ことを特徴とする光学フィルム積層体チップの製造方法を提供するものである。本発明の製造方法の一例を図1〜図2または図3に、他の一例を図4〜図5または図6に、さらに他の一例を図7〜図8に示す。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図2もしくは図3、図4〜図5もしくは図6、または図7〜図8に示す本発明の製造方法の各一例に基づき、本発明を詳細に説明する。
【0018】
本発明の製造方法が目的とする光学フィルム積層体チップ(30)は、第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが積層されているものであるが、ここで第一光学フィルム(10)としては、例えば直線偏光フィルム、位相差フィルムなどが挙げられる。
【0019】
直線偏光フィルムとしては、例えばポリビニルアルコールフィルムにヨウ素又は二色性染料が染色されている偏光子フィルムの両面または片面に、トリアセチルセルロースフィルムなどの保護膜が積層されているものが挙げられる。位相差フィルムとしては、例えばポリカーボネートフィルムに一軸延伸、二軸延伸などの延伸処理を施すことによりして得られる延伸フィルムなどが挙げられる。
【0020】
かかる第一光学フィルム(10)は、矩形の光学フィルム積層体チップ(30)において、基準辺(31)に対して光学軸(11)のなす角度がθ1となるように積層されている(図9)。ここで、θ1とは、光学フィルム積層体チップ(30)において第一光学フィルム側から見て反時計回りを正として表した角度である。基準辺(31)は、矩形(MNOP)の光学フィルム積層体チップ(30)において長辺(MN、OP)であってもよいし、短辺(NO、PM)であってもよい。図9では長辺(OP)を基準辺(31)としている。
【0021】
また、第二光学フィルム(20)としては、上記と同様の位相差フィルムなどの他、特定の角度からの入射光は散乱し、それ以外の角度からの入射光はそのまま透過する性質を有する光制御フィルムなどのような方向性を有するフィルムが挙げられる。このような光制御フィルムとしては、住友化学工業(株)製の「ルミスティー」などが挙げられる。
【0022】
かかる第二光学フィルム(20)は、矩形の光学フィルム積層体チップ(30)において、基準辺(31)に対して光学軸(21)のなす角度がθ2となるように積層されている(図9)。ここで、θ2とは、光学フィルム積層体チップ(30)において第二光学フィルム側から見て反時計回りを正として表した角度である。
【0023】
本発明は、このような光学フィルム積層体チップ(30)の製造方法であるが、その出発原材料は、平行四辺形(ABCD)の第一光学フィルム(13)である。
【0024】
この平行四辺形の第一光学フィルムは2組の対辺を有している。そのうちの一対の対辺(BC、DA)は、光学軸(11)に対して(180°−θ1)の角度をなしており、他の一対の対辺(AB、DC)は、光学軸(11)に対して平行している。このような平行四辺形の第一光学フィルム(13)は、例えばその光学軸(11)が長さ方向に対して平行する長尺の第一光学フィルム(12)をその光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす基準線(L1)に沿って裁断することにより製造することができる(図1(a))。基準線(L1)の間隔、即ち平行四辺形における辺ABの長さ、即ち辺CDの長さは、目的とする光学フィルム積層体チップ(30)の縦横の寸法、使用する長尺の第二光学フィルム(22)の幅などに応じて適宜選択される。
【0025】
本発明の製造方法においては、先ず、かかる平行四辺形の第一光学フィルム(13)を半截する(図1(b)、図4(b)、図7(b))。
【0026】
半截は、平行四辺形の第一光学フィルム(13)の光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす対辺(BC、DA)またはその両端部分(B、C、D、A)を通り該対辺(BC、DA)に対してθ2または(90°+θ2)の角度をなす一本の基準線(EF)に沿って行われる(図1(b)、図4(a)、図7(a))。
基準線(EF)は、一対の対辺の双方(BCおよびDA)と交わっていてもよい(図1(b)、図4(a))。また、一対の対辺のうちの何れか一方(BCまたはDA)と交わり他方の辺(DAまたはBC)とは交わらなくともよく、この場合には、交わらない他方の辺の両端部分(DもしくはA、またはBもしくはC)の何れかを通る。さらには、何れとも交わることなく両端部分(BもしくはC、およびDもしくはA)を通るものであってもよい(図7(b))。ここで両端部分とは厳密に各頂点である必要はなく、実用的な範囲で各頂点の近傍であればよい。
【0027】
基準線(EF)は、光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす対辺(BC、DA)に対してθ2または(90°+θ2)の角度をなすことが必要であるが、該角度は後述する長尺の第二光学フィルム(22)における光学軸(21)の方向に応じて何れかが選択され、該光学軸(21)が長尺の第二光学フィルム(22)の長さ方向に対して平行する場合には該角度はθ2であり、直交する場合には該角度は(90°+θ2)である。
【0028】
基準線(EF)の位置、即ち距離DEまたは距離EAや、距離BFまたは距離FCは、目的とする光学フィルム積層体チップのサイズ(縦寸法、横寸法)、後述の長尺の第二光学フィルム(22)の幅などに応じて適宜選択される。
かかる基準線(EF)に沿って半截されることにより、平行四辺形の第一光学フィルム(13)は、第一半截体(14)と第二半截体(15)とに分割される(図1(c)、図4(b)、図7(b))。半截の方法は特に限定されるものではなく、例えばスーパーカッターなどを用いる通常の方法により、半截することができる。
【0029】
かくして得られる第一光学フィルムの第一半截体(14)は、光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす斜辺(BF’とE’A)と、該斜辺に対してθ2または(90°+θ2)の角度をなす半截辺(F’E’)と、光学軸(11)に対して平行する平行辺(AB)とを有することになる。また第二半截体(15)も同様に、光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす斜辺(F”CとDE”)と、該斜辺に対してθ2または(90°+θ2)の角度をなす半截辺(E”F”)と、光学軸(11)に対して平行する平行辺(CD)とを有することになる。
【0030】
次いで、得られた第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)を、長尺の第二光学フィルム(22)に積層して、長尺の光学フィルム積層体(32)を得る(図2(a)、図3(a)、図5(a)、図6(a)、図8(a))。
【0031】
長尺の第二光学フィルム(22)はその光学軸(21)が長さ方向に対して平行するものであるか、直交するものである。平行四辺形の第一光学フィルム(13)を、光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす対辺(BC、DA)に対してθ2の角度をなす基準線(EF)に沿って半截した場合には、長尺の第二光学フィルム(22)としてその光学軸(21)が長さ方向に対して平行するものが用いられる(図2(a)、図3(a)、図8(a))。(90°+θ2)の角度をなす基準線(EF)に沿って半截した場合には、その光学軸(21)が長さ方向に対して直交するものが用いられる(図5(a)、図6(a))。
【0032】
第一半截体(14)および第二半截体(15)は、それぞれの平行辺(ABとCD)が互いに平行して隣接するように積層されるか(図2(a)、図5(a)、図8(a))、またはそれぞれの斜辺(E’AとF”C)が互いに平行して隣接するように積層される(図3(a)、図6(a))。また、第一半截体(14)は、その半截辺(F’E’)が長尺の第二光学フィルムの一方の縁辺(IJ)に対して平行するように積層され、第二半截体(15)はその半截辺(E”F”)が長尺の第二光学フィルムの他方の縁辺(KL)に対して平行するように積層される(図2(a)、図5(a)、図8(a)、図3(a)、図6(a))。
【0033】
第一半截体(14)と第二半截体(15)との相対的な位置は、上記条件を満足するのであれば特に限定されるものではなく、目的とする光学フィルム積層体チップ(30)のサイズの他、用いる長尺の第二光学フィルム(22)の幅に応じてその面積を最も有効に活用できるように調整すればよい。
【0034】
積層は通常、接着剤層を介して行われ、第一光学フィルムに予め接着剤層が設けられていてもよいし、第二光学フィルムに設けられていてもよい。接着剤層を構成する接着剤は透明なものであれば特に限定されないが、通常は感圧型接着剤(粘着剤)が用いられ、具体的には、例えばアクリル系感圧型接着剤(アクリル系粘着剤)、ウレタン系感圧型接着剤(ウレタン系粘着剤)などが使用される。接着剤層の厚みは通常10〜50μm程度である。
【0035】
次いで、得られた長尺の光学フィルム積層体(32)を裁断して、光学フィルム積層体(33)を得る(図2(b)、図3(b)、図5(b)、図6(b)、図8(b))。裁断は、第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)の各斜辺(F”CとBF’、DE”とE’A)または各平行辺(AB、CD)に沿って行われる。
【0036】
第一半截体(14)および第二半截体(15)を長尺の第二光学フィルム(22)に、それぞれの平行辺(ABとCD)が互いに平行して隣接するように積層した場合には、斜辺(F”CとBF’、DE”とE’A)に沿って裁断する(図2(b)、図5(b)、図8(b))。
【0037】
このように長尺の光学フィルム積層体(32)を裁断することにより得られる光学フィルム積層体(33)は、 第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが積層されていて、第二光学フィルムの光学軸(21)に対して平行また直交する対辺(E”F”、F’E’)を有し、
第一光学フィルム(20)はその光学軸(11)に対して平行する直線(CD、AB)に沿って二に分割されていることになる(図2(b)、図5(b)、図8(b))。このため、この光学フィルム積層体(33)において、第一光学フィルムの光学軸(11)は、第一光学フィルム(10)を二に分割する直線(CD、AB)として認識でき、第二光学フィルムの光学軸(21)は、該光学軸(21)に対して平行または直交する対辺(E”F”、F’E’)として認識することができるので、これら両光学軸(11、21)を取り違えること防止することもできる。なお、この光学フィルム積層体(33)は、第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが積層されていて、基準辺(31)に対して第一光学フィルムの光学軸(11)のなす角度がθ1であり第二光学フィルムの光学軸(21)のなす角度がθ2である矩形の光学フィルム積層体チップ(30)を製造するための光学フィルム積層体(33)であるが、この光学フィルム積層体(33)は、第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが、第一光学フィルムの光学軸(11)に対して第二光学フィルムの光学軸(21)のなす角度が(θ2−θ1)となるように積層されていて、第一光学フィルムの光学軸(11)に対して(180°−θ1)の角度をなす対辺(F”CとBF’、E’AとDE”)と、第二光学フィルムの光学軸(21)に対して平行または直交する対辺(E”F”、F’E’)とを有し、
第一光学フィルム(10)はその光学軸(11)に対して平行する直線(CD、AB)に沿って二に分割されているものである(図2(b)、図5(b)、図8(b))。
【0038】
また、第一半截体(14)および第二半截体(15)を長尺の第二光学フィルム(22)に、それぞれの斜辺(E’AとF”C)が互いに平行して隣接するように積層した場合には、それぞれの平行辺(AB、CD)に沿って裁断する(図3(b)、図6(b))。
【0039】
このように長尺の光学フィルム積層体(32)を裁断することにより得られる光学フィルム積層体(33)は、第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが積層されていて、基準辺(31)に対して第一光学フィルムの光学軸(11)のなす角度がθ1であり第二光学フィルムの光学軸(21)のなす角度がθ2である矩形の光学フィルム積層体チップ(30)を製造するための光学フィルム積層体であるが、この光学フィルム積層体(33)は、 第一光学フィルム(10)と第二光学フィルム(20)とが、第一光学フィルムの光学軸(11)に対して第二光学フィルムの光学軸(21)のなす角度が(θ1−θ2)となるように積層されていて、第一光学フィルムの光学軸(11)に対して平行する対辺(AB、CD)と、第二光学フィルムの光学軸に対して平行または直交する対辺(E”F”、F’E’)とを有し、
第一光学フィルム(10)は、その光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす直線(E’A、F”C)に沿って二に分割されていることになる(図3(b)、図6(b))。このため、この光学フィルム積層体(33)において、第一光学フィルムの光学(11)は、該光学軸(11)に対して平行する一対の対辺(AB、CD)として認識することができ、第二光学フィルムの光学軸(21)は、該光学軸(21)に対して平行または直交する対辺(E”F”、F’E’)として認識することができるので、これら両光学軸(11、21)を取り違えること防止することもできる。さらに、各頂点の角度は、(θ1-θ2)とは無関係に、θ1およびθ2により決定されるので、(θ1-θ2)の値に拘わらず、取扱いが容易となる。
【0040】
次いで、得られた光学フィルム積層体(33)を裁断して、矩形の光学フィルム積層体チップ(30)を得る(図2(c)、図3(c)、図5(c)、図6(c)、図8(c))。
【0041】
裁断は、光学フィルム積層体(33)を構成する第一光学フィルムの第一半截体(14)および第二半截体(15)の各斜辺(F”CとBF’、E’AとDE”)に平行する基準線(L2)に沿って行うと共に、該基準線(L2)に直交する基準線(L3)に沿って行えばよい。このように裁断することにより、光学フィルム積層体(33)を、それを構成する第一光学フィルムの光学軸(11)に対して(180°−θ1)の角度をなす対辺に平行する基準線(L2)と、該基準線に直交する基準線(L3)とに沿って裁断することになる。各斜辺に平行する基準線に沿って裁断する際の裁断線は、得られる光学フィルム積層体チップ(30)における基準辺(31)となる。なお、図2(c)、図3(c)、図5(c)、図6(c)、図8(c)の各図において、これら基準線(L2、L3)はその大部分を省略して一部のみを表示している。
【0042】
裁断方法は特に限定されるものではなく、スーパーカッターを用いる方法、トムソン刃を用いる方法などの通常の方法により裁断することができる。
【0043】
本発明の製造方法においては、中間体として経由する光学フィルム積層体(33)の形状が(θ2−θ1)に拘わらず、θ1およびθ2の値のみで決定されるので、原材料として用いる長尺の第二光学フィルムの光学軸が長さ方向に対して平行する場合に(θ2−θ1)が30°未満または150°を越える場合や、長尺の第二光学フィルムの光学軸が長さ方向に対して直交する場合に(θ2−θ1)が30°を越え150°未満である場合であっても、光学フィルム積層体(33)の取扱いが容易である。そして、θ1が30°以上150°以下、好ましくは40°以上140°以下である場合や、θ2が30°以上150°以下、好ましくは40°以上140°以下である場合に、従来の平行四辺形の光学フィルム積層体(37)を経由する場合(図11、図12)と比較して、光学フィルム積層体(33)取扱いが格段に向上する。
【0044】
【発明の効果】
本発明の方法によれば、目的とする光学フィル積層体チップにおける(θ2−θ1)の値や、長尺の第二光学フィルムの光学軸の方向に拘わらず、取扱いの容易な光学フィルム積層体を経由して光学フィルム積層体チップを製造することができるので、(θ2−θ1)の値や、長尺の第二光学フィルムの光学軸の方向などに殆ど影響されることなく、光学フィルム積層体チップの生産性を向上することができる。
【0045】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0046】
実施例1
直線偏光フィルム(10)と位相差フィルム(20)とが積層された光学フィルム積層体チップ〔短辺(NO、PM)は73mmであり、長辺(MN、OP)は134mmの基準辺(31)であって、基準辺に対して吸収軸(11)のなす角度(θ1)は95°であり、遅相軸のなす角度(θ2)は45°である。〕を、下記の工程に従い製造した。
【0047】
長尺の直線偏光フィルム〔住友化学工業(株)製、「SH−1832」、幅1040mm、吸収軸(11)の方向は長さ方向に対して平行し、裏面にアクリル系感圧型接着剤層(厚み25μm)を有する。〕(12)を、その光学軸(11)に対して85°(=180°−θ1)の角度をなす基準線(L1)に沿って820mm間隔で裁断して(図1(a))、平行四辺形(ABCD)の第一光学フィルム(13)を得た(図1(b))。
【0048】
この平行四辺形(ABCD)の第一光学フィルム(13)を、辺BCおよび辺DAと交わる直線(EF)に沿って半截して、第一半截体(14)と第二半截体(15)をと得た(図1(c))。直線(EF)は、辺BCおよび辺DAに対して135°(=90°+θ2)の角度で交わり、DEの距離は160mmとした。
【0049】
この第一半截体(14)および第二半截体(15)を、長尺の位相差フィルム〔住友化学工業(株)製、幅750mm、「SEF−460570」、遅相軸(21)は長さ方向に対して直交する。〕に、第一半截体(14)の斜辺(E’A)と第二半截体(15)の斜辺(F”C)とが平行して隣接し、第一半截体の半截辺(F’E’)は長尺の第二光学フィルム(22)の一方の縁辺(IJ)に沿い、第二半截体(15)の半截辺(E”F”)は長尺の第二光学フィルム(22)の他方の縁辺(KL)に沿うように積層して、長尺の光学フィルム積層体(32)を得た(図3(a))。
【0050】
この長尺の光学フィルム積層体(32)を、平行辺(AB、CD)に沿って裁断すると共に、辺F”A、辺BF’、辺F’E’、辺E’C、辺DE”、辺E”F”に沿って裁断して、光学フィルム積層体(33)を得た(図3(b))。
【0051】
この光学フィルム積層体(33)を各斜辺(E’AとF”C)に平行する基準線(L2)と該基準線に直交する基準線(L3)とに沿って裁断したところ、光学フィルム積層体チップを66枚得ることができた。
【0052】
実施例2
直線偏光フィルム(10)と位相差フィルム(20)とが積層された光学フィルム積層体チップ〔短辺(NO、PM)は152.2mmであり、長辺(MN、OP)は201.0mmの基準辺(31)であって、基準辺に対して吸収軸(11)のなす角度(θ1)は85°であり、遅相軸のなす角度(θ2)は58°である。〕を、下記の工程に従い製造した。
【0053】
長尺の直線偏光フィルム〔住友化学工業(株)製、「SH−1842」、幅1040mm、吸収軸(11)の方向は長さ方向に対して平行する。〕(12)を、その光学軸(11)に対して95°(=180°−θ1)の角度をなす基準線(L1)に沿って625mm間隔で裁断して(図1(a))、平行四辺形(ABCD)の第一光学フィルム(13)を得た(図1(b))。
【0054】
この平行四辺形(ABCD)の第一光学フィルム(13)を、辺BCおよび辺DAと交わる直線(EF)に沿って半截して、第一半截体(14)と第二半截体(15)をと得た(図1(c))。直線(EF)は、辺BCおよび辺DAに対して58°(=θ2)の角度で交わり、BFの距離は620mmとした。
【0055】
この第一半截体(14)および第二半截体(15)を、長尺の位相差フィルム〔住友化学工業(株)製、幅750mm、「SEF−460426」、遅相軸(21)は長さ方向に対して平行する。〕に、第一半截体(14)の平行辺(AB)と第二半截体(15)の平行辺(CD)とが平行して隣接し、第一半截体の半截辺(F’E’)は長尺の第二光学フィルム(22)の一方の縁辺(IJ)に沿い、第二半截体(15)の半截辺(E”F”)は長尺の第二光学フィルム(22)の他方の縁辺(KL)に沿うように積層して、長尺の光学フィルム積層体(32)を得た(図2(a))。
【0056】
この長尺の光学フィルム積層体(32)を、斜辺(E’AとDE”、F’BとCF”)に沿って裁断して、光学フィルム積層体(33)を得た(図2(b))。
【0057】
この光学フィルム積層体(33)を各斜辺E’AとDE”、F’BとCF”)に平行する基準線(L2)と該基準線に直交する基準線(L3)とに沿って裁断したところ、光学フィルム積層体チップを16枚得ることができた。
【0058】
実施例3
直線偏光フィルム(10)と位相差フィルム(20)とが積層された光学フィルム積層体チップ〔短辺(NO、PM)は62.4mmであり、長辺(MN、OP)は63.2mmの基準辺(31)であって、基準辺に対して吸収軸(11)のなす角度(θ1)は109°であり、遅相軸のなす角度(θ2)は148°である。〕を、下記の工程に従い製造した。
【0059】
長尺の直線偏光フィルム〔住友化学工業(株)製、「SH−1842」、幅1040mm、吸収軸(11)の方向は長さ方向に対して平行する。〕(12)を、その光学軸(11)に対して71°(=180°−θ1)の角度をなす基準線(L1)に沿って926mm間隔で裁断して(図1(a))、平行四辺形(ABCD)の第一光学フィルム(13)を得た(図7(a))。
【0060】
この平行四辺形(ABCD)の第一光学フィルム(13)を、頂点Bおよび頂点Dの部分を通る直線(EF)に沿って半截して、第一半截体(14)と第二半截体(15)をと得た(図7(b))。直線(EF)は、辺BCおよび辺DAに対して148°(=θ2)の角度で交わる。
【0061】
この第一半截体(14)および第二半截体(15)を、長尺の位相差フィルム〔住友化学工業(株)製、幅600mm、「SEZ」、遅相軸(21)は長さ方向に対して平行する。〕に、第一半截体(14)の平行辺(AB)と第二半截体(15)の平行辺(CD)とが平行して隣接し、第一半截体の半截辺(F’E’)は長尺の第二光学フィルム(22)の一方の縁辺(IJ)に沿い、第二半截体(15)の半截辺(E”F”)は長尺の第二光学フィルム(22)の他方の縁辺(KL)に沿うように積層して、長尺の光学フィルム積層体(32)を得た(図8(a))。
【0062】
この長尺の光学フィルム積層体(32)を、斜辺(BC、DA)に沿って裁断して、光学フィルム積層体(33)を得た(図8(b))。
【0063】
この光学フィルム積層体(33)を各斜辺(BC、DA)に平行する基準線(L2)と該基準線に直交する基準線(L3)とに沿って裁断したところ、光学フィルム積層体チップを182枚得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法において長尺の第一光学フィルムから、平行四辺形の第一光学フィルムを経て、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体を得る工程を示す模式図である。
【図2】本発明の製造方法において、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体と長尺の第二光学フィルムとから、光学フィルム積層体チップを得るまでの工程を示す模式図である。
【図3】本発明の製造方法において、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体と長尺の第二光学フィルムとから、光学フィルム積層体チップを得るまでの工程を示す模式図である。
【図4】本発明の製造方法において、平行四辺形の第一光学フィルムから、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体を得る工程を示す模式図である。
【図5】本発明の製造方法において、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体と長尺の第二光学フィルムとから、光学フィルム積層体チップを得るまでの工程を示す模式図である。
【図6】本発明の製造方法において、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体と長尺の第二光学フィルムとから、光学フィルム積層体チップを得るまでの工程を示す模式図である。
【図7】本発明の製造方法において、平行四辺形の第一光学フィルムから、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体を得る工程を示す模式図である。
【図8】本発明の製造方法において、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体と長尺の第二光学フィルムとから、光学フィルム積層体チップを得るまでの工程を示す模式図である。
【図9】光学フィルム積層体チップの光学軸の関係を示す模式図であり、第一光学フィルム側から見た図である。
【図10】従来の光学フィルム積層体チップの製造方法を示す模式図である。
【図11】従来の平行四辺形の光学フィルム積層体とその製造方法を示す模式図である。
【図12】従来の平行四辺形の光学フィルム積層体とその製造方法を示す模式図である。
【符号の説明】
10:第一光学フィルム
11:第一光学フィルムの光学軸
12:長尺の第一光学フィルム
13:平行四辺形の第一光学フィルム
14:第一光学フィルムの第一半截体
15:第一光学フィルムの第二半截体
16:第一光学フィルムチップ
20:第二光学フィルム
21:第二光学フィルムの光学軸
22:長尺の第二光学フィルム
26:第二光学フィルムチップ
30:矩形の光学フィルム積層体チップ
31:基準辺
32:長尺の光学フィルム積層体
33:光学フィルム積層体
37:平行四辺形の光学フィルム積層体
θ1 :基準辺に対して第一光学フィルムの光学軸のなす角度
θ2 :基準辺に対して第二光学フィルムの光学軸のなす角度
L1 :長尺の第一光学フィルムから平行四辺形の第一光学フィルムを切り出す際
の基準線
L2 :光学フィルム積層体から光学フィルム積層体チップを切り出す際の基準線
L3 :光学フィルム積層体から光学フィルム積層体チップを切り出す際の基準線

Claims (2)

  1. 第一光学フィルムと第二光学フィルムとが積層されていて、基準辺に対して第一光学フィルムの光学軸のなす角度がθ1であり第二光学フィルムの光学軸のなす角度がθ2である矩形の光学フィルム積層体チップの製造方法であって、光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす一対の対辺および光学軸に対して平行する一対の対辺を有する平行四辺形の第一光学フィルムを、その光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす対辺又はその両端部分を通り該対辺に対してθ2または(90°+θ2)の角度をなす一本の基準線に沿って半截して、光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす斜辺と、該斜辺に対してθ2または(90°+θ2)の角度をなす半截辺と、光学軸に対して平行する平行辺とをそれぞれ有する第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体を得、得られた第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体を、その光学軸が長さ方向に対して平行または直交する長尺の第二光学フィルムに、第一半截体および第二半截体の各平行辺または各斜辺が互いに平行して隣接し、第一半截体の半截辺が長尺の第二光学フィルムの一方の縁辺に対して平行し、第二半截体の半截辺が長尺の第二光学フィルムの他方の縁辺に対して平行するように積層して、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体と長尺の第二光学フィルムとが積層されている長尺の光学フィルム積層体を得、得られた長尺の光学フィルム積層体を、それを構成する第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体の各斜辺または各平行辺に沿って裁断して、第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体と第二光学フィルムとが積層されている光学フィルム積層体を得、得られた光学フィルム積層体を、それを構成する第一光学フィルムの第一半截体および第二半截体の各斜辺に平行する基準線と該基準線に直交する基準線とに沿って裁断して、矩形の光学フィルム積層体チップを得ることを特徴とする光学フィルム積層体チップの製造方法。
  2. 平行四辺形の第一光学フィルムを、その光学軸が長さ方向に対して平行する長尺の第一光学フィルムをその光学軸に対して(180°−θ1)の角度をなす基準線に沿って裁断することにより製造する請求項1に記載の製造方法。
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