JP4227206B2 - アルツハイマー病の治療および予防用医薬の製造のためのブラジキニン拮抗薬の使用 - Google Patents

アルツハイマー病の治療および予防用医薬の製造のためのブラジキニン拮抗薬の使用 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラジキニン拮抗薬をアルツハイマー病の治療、予防のための医薬の製造に使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブラジキニンおよび関連ペプチドは、炎症および疼痛の原因となる強力な血管作動性内因性物質である。ブラジキニンによって仲介され、誘発され、そして維持される異常をコントロールするための薬剤としてブラジキニン拮抗薬を使用することはすでに明らかにされている(EP−A−0370453)。
【0003】
【課題を解決するための手段】
意外なことには、ブラジキニン拮抗薬がアルツハイマー病の治療に適した薬剤であることが見出された。これは疾病の進行を防止する意図とすでに発現している症候を治療する意図との双方に関係している。さらに、ブラジキニン拮抗薬は、今後疾病の遅れた発症を予測することが適当な診断手段によって可能となるならば、アルツハイマー病の始まりを防止するために予防上使用することもできる。
適当な化合物は、単離された内皮細胞に対するアルツハイマータンパク質アミロイド(β/A4)の効果を阻害するブラジキニン拮抗薬である。
特に適当なブラジキニン拮抗薬は就中次の式(I)のペプチドまたはその生理的に許容し得る塩である。
【0004】
Z-P-A-B-C-E-F-K-(D)Q-G-M-F′-I (I)
式中、Zは、
1)水素、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)アルカノイル、(C1−C8)アルコキシカルボニル、(C3−C8)シクロアルキル、(C4−C9)シクロアルカノイルまたは(C1−C8)アルキルスルホニルであり、ここでアルキルまたはシクロアルキル基の各々の水素原子1個、2個または3個がカルボキシ、NHR(1)〔(C1−C4)アルキル〕NR(1)または〔(C6−C10)アルール−(C1−C4)アルキル〕NR(1)(ここでR(1)は水素またはウレタン保護基である)、(C1−C4)アルキル、(C1−C8)アルキルアミノ、(C6−C10)アリール−(C1−C4)アルキルアミノ、ヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、ハロゲン、ジ(C1−C8)アルキルアミノ、ジ〔(C6−C10)アリール−(C1−C4)アルキル〕アミノ、カルバモイル、フタルイミド、1,8−ナフタルイミド、スルファモイル、(C1−C4)アルコキシカルボニル、(C6−C14)アリールおよび(C6−C14)アリール−(C1−C5)アルキルからなる群からの同一または異なった基1個、2個または3個で場合により置換されていてもよく、
あるいは各々の場合で水素原子1個は(C3−C8)シクロアルキル、(C1−C6)アルキルスルホニル、(C1−C6)アルキルスルフィニル、(C6−C14)アリール−(C1−C4)アルキルスルホニル、(C6−C14)アリール−(C1−C4)アルキルスルフィニル、(C6−C14)アリール、(C6−C14)アリールオキシ、(C3−C13)−ヘテロアリールおよび(C3−C13)ヘテロアリールオキシからなる群からの基で場合により置換されていてもよく、
そして水素原子1個または2個はカルボキシ、アミノ、(C1−C8)アルキルアミノ、ヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、ハロゲン、ジ(C1−C8)アルキルアミノ、カルバモイル、スルファモイル、(C1−C4)アルコキシカルボニル、(C6−C14)アリールおよび(C6−C14)アリール−(C1−C5)アルキルからなる群からの同一または異なった基1個または2個で場合により置換されていてもよい;
【0005】
2)(C6−C14)アリール、(C7−C15)アロイル、(C6−C14)アリールスルホニル、(C3−C13)ヘテロアリールまたは(C3−C13)ヘテロアロイルであり;
3)窒素において(C1−C8)アルキル、(C6−C14)アリールまたは(C6−C14)アリール−(C1−C5)アルキルで場合により置換されていてもよいカルバモイルであり;
而して、a1)、a2)およびa3)で定義された基のうち、アリール、ヘテロアリール、アロイル、アリールスルホニルおよびヘテロアロイル基は、カルボキシ、アミノ、ニトロ、(C1−C8)アルキルアミノ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C14)アリール、(C7−C15)アロイル、ハロゲン、シアノ、ジ(C1−C8)アルキルアミノ、カルバモイル、スルファモイルおよび(C1−C6)アルコキシカルボニルからなる群からの基1、2、3または4個で場合により置換されていてもよい;
【0006】
Pは、直接結合または式(II)の基であり、
−NR(2)−(U)−CO− (II)
(式中、R(2)は、水素、メチルまたはウレタン保護基であり、
Uは、(C3−C8)シクロアルキリデン、(C6−C14)アリーリデン、(C3−C13)ヘテロアリーリデン、(C6−C14)アリール−(C1−C6)アルキルデン(場合により置換されていてもよい)または〔CHR(3)〕nであり、ここでnは1〜8、好ましくは1〜6であり、そして
R(3)は互いに独立して水素、(C1−C6)アルキル、(C3−C8)シクロアルキル、(C6−C14)アリールまたは(C3−C13)ヘテロアリールであり、これらは水素を除いて各々の場合アミノ、置換アミノ、アミジノ、置換アミジノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバモイル、グアニジノ、置換グアニジノ、ウレイド、置換ウレイド、メルカプト、メチルメルカプト、フェニル、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、4−ニトロフェニル、4−メトキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、フタルイミド、1,8−ナフタルイミド、4−イミダゾリル、3−インドリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジルまたはシクロヘキシルで場合により置換されていてもよく、この場合置換アミノは好ましくは−N(A′)−Zであり、置換アミジノは好ましくは−(NH=)C−NH−Zであり、置換グアニジノは好ましくは−N(A′)−C〔=N(A′)〕−NH−Zであり、そして置換ウレイドは好ましくは−CO−N(A′)−Zであり、ここでA′は互いに独立して水素またはZであり、そしてZはa1)またはa2)で定義されたとおりであり;あるいは、
R(2)とR(3)とはそれらの基を担有して原子と共に2〜15個の炭素原子を有する単環、二環または三環の環構造を形成し;
AはPで定義されたとおりであり;
Bは側鎖において置換されていてもよいLまたはD配位の塩基性アミノ酸であり;
【0007】
Cは式(IIIa)または(IIIb)の化合物であり、
G′−G′−Gly (IIIa)
G′−NH−(CH2)p−CO (IIIb)
この式で、pは2〜8であり、そして
G′は互いに独立して式(IV)の基であり、
−NR(4)−CHR(5)−CO− (IV)
式中R(4)とR(5)とはそれらの基を担有している原子と共に2〜15個の炭素原子を有する複素環式単環、二環または三環の環構造を形成し;
Eは中性、酸性または塩基性、脂肪族または脂環式脂肪族アミノ酸の残基であり;
Fは互いに独立して側鎖において置換されていてもよい中性、酸性または塩基性、脂肪族または芳香族アミノ酸の残基または直接結合であり;
(D)QはD−Tic、D−Phe、D−Oic、D−ThiまたはD−Nal(これらの各々はハロゲン、メチルまたはメトキシで場合により置換されていてもよい)または以下の式(V)の基であり、
【0008】
【化2】
Figure 0004227206
(式中、Xは酸素、硫黄または直接結合であり;Rは水素、(C1−C8)アルキル、(C3−C8)シクロアルキル、(C6−C14)アリール、(C6−C14)アリール−(C1−C4)アルキルであり、このシクロアルキルはハロゲン、メチルまたはメトキシで場合により置換されていてもよい);
Gは上記G′で定義されたとおりであるか、または直接結合であり;
F′はFで定義されたとおりであり、基−NH−(CH2)q−(ここで、q=2〜8)であるか、または、Gが直接結合でないときは、直接結合であり;
Iは−OH、−NH2またはNHC25であり、ここでIは(D)Qに直接結合されていないものとし;
Kは基−NH−(CH2)x−CO−(ここでx=1〜4)または直接結合であり;そして
MはFで定義されたとおりである。
【0009】
適当なブラジキニン拮抗薬およびそれらの製法は例えば特許出願WO 95/07294〔Scios Nova、プソイドペプチド〕、WO 94/08607〔Scios Nova、プソイドペプチド〕、WO 94/06453〔Stewart、5−位での脂肪族アミノ酸〕、WO 93/11789〔Nova〕、EP−A−552 106〔Adir〕、EP−A−578 521〔Adir〕、WO 94/19372〔Scios Nova、シクロペプチド〕、EP−A 370 453〔Hoechst〕、EP−A 472220〔Syntex〕、WO 92/18155〔Nova〕、WO 92/18156〔Nova〕、WO 92/17201〔Cortech〕およびWO 94/11021〔Cortech;式X(BKA)n(式中、Xは連結結合であり、BKAはブラジキニン拮抗薬のペプチド鎖であり、そしてnは1以上の整数である)のブラジキニン拮抗薬;式X(BKA)のブラジキニン拮抗薬;および式(Y)(X)(BKA)(式中、Yは非ブラジキニン受容体の拮抗薬またはアゴニストである)のブラジキニン拮抗薬〕に記載されている。
【0010】
式(I)の特に適当なペプチドは式中、
Zが水素またはa1)、a2)またはa3)で上記で定義されたとおりであり、
Pが直接結合または式(II)
−NR(2)−(U)−CO− (II)
(式中、UはCHR(3)であり、そしてR(3)は先の定義のとおりであり、R(2)はHまたはCH3である)を有する基であり、そして
Aが直接結合である。
【0011】
特に、式(I)の好適な化合物は式中、
Zが水素またはa1)、a2)またはa3)で上記で定義されたとおりであり、
Pが直接結合または式(II)
−NR(2)−(U)−CO− (II)
(式中、UはCHR(3)であり、そして
R(3)は互いに独立して水素原子、(C1−C6)アルキル、(C3−C8)シクロアルキル、(C6−C14)アリール、(C3−C13)ヘテロアリールであり、水素を除いて各々の場合アミノ、置換アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバモイル、グアニジノ、置換グアニジノ、ウレイド、メルカプト、メチルメルカプト、フェニル、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、4−ニトロフェニル、4−メトキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、フタルイミド、4−イミダゾリル、3−インドリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジルまたはシクロヘキシルで場合により置換されていてもよく、
この場合置換アミノは好ましくは−N(A′)−Zであり、置換アミジノは好ましくは−(NH=)C−NH−Zであり、置換グアニジノは好ましくは−N(A′)−C〔=N(A′)〕−NH−Zであり、そして置換ウレイドは好ましくは−CO−N(A′)−Zであり、ここでA′は互いに独立して水素またはZであり、そしてZはa1)またはa2)で定義されたとおりであり;または
R(2)およびR(3)はこれらの基を担有している原子と共に2〜15個の炭素原子を有する単環、二環または三環の環構造を形成し、R(2)がHまたはCH3である)の基であり、
Aが直接結合であり、そして
(D)QがD−Ticである。
【0012】
好ましくは、次のものが適当である:
H-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH(HOE 140)、
p-グアニジノベンゾイル-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
H-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Phe-Ser-D-HypE(トランスプロピル)-Oic-Arg-OH、
H-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Cpg-Ser-D-Cpg-Cpg-Arg-OH、
H-D-Arg-Arg-Pro-Pro-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
H-Arg(Tos)-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
H-Arg(Tos)-Pro-Hyp-Gly-Phe-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
H-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Phe-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
Fmoc-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
Fmoc-Aoc-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
Fmoc-ε-アミノカプロイル-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
ベンゾイル−D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
シクロヘキシルカルボニル-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
Fmoc-Aeg(Fmoc)-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
Fmoc-Aeg(Fmoc)-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH、
インドール-3-イル-アセチル-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OHまたは
ジベンジルアセチル-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH
およびこれらの生理学的に許容し得る塩。
【0013】
次のものが特に適当である:
H-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH(HOE 140)または
p-グアニジノベンゾイル-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH
およびこれらの生理学的に許容し得る塩。
H-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH(HOE 140)
およびその生理学的に許容し得る塩が特に適当である。
【0014】
【発明の実施の態様】
投与は、経腸、非経口−例えば皮下、筋肉内または静脈内−、経鼻、経直腸または吸入により実施することができる。有効化合物の用量は体重、年令および投与様式によって左右される。
本発明の製剤は、それ自体既知である溶解、混合、顆粒化、錠剤化または糖衣錠化する方法で調製される。
非経口投与のためには、有効化合物またはそれらの生理学的に許容し得る塩を、所望により製薬上通常の補助剤例えば等張化剤またはpH調節剤および可溶化剤、乳化剤またはその他の補助剤を用いて、溶液、懸濁剤または乳剤とする。
【0015】
ここに記載している医薬については、皮下または筋肉内投与のための注射可能な遅放性製剤の使用も有効である。使用する製剤形態は例えば油性結晶懸濁剤、マイクロカプセル、微小粒子、極微小粒子、または植込錠であってよく、後者は組織相容性重合体特に生分解性重合体例えばポリ乳酸/ポリグリコール酸共重合体を基にする重合体から構成されている。その他の企図される重合体はポリアミド、ポリエステル、ポリアセテートまたは多糖類である。
【0016】
経口投与形態のためには、有効化合物をこの目的のためには慣用の添加剤例えば賦形剤、安定剤または不活性希釈剤と混合し、そして常法により適当な投与形態例えば錠剤、コーチング錠剤、乾式充てんカプセル、水性、アルコール性もしくは油性懸濁剤または水性、アルコール性もしくは油性液剤とすることができる。使用し得る不活性賦形剤は例えば、アラビアゴム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、リン酸カリウム、乳糖、グルコース、マグネシウムステアリルフマレートまたはデンプン特にトウモロコシデンプンである。この場合、固形製剤形態の調製は乾式造粒および湿式造粒両方での顆粒として実施される。適当な油性賦形剤または溶剤は例えば植物油または動物油例えばヒマワリ油およびタラ肝油である。
【0017】
腸溶コーチングを有する経口遅放性製剤もまた企図されている。遅放性製剤は脂肪、ワックスまたは重合体包埋体を基にして構成することができる。多層または有核錠またはペレットもここでは可能である。
ここに記載の製剤については、全身的な活性レベルを達成するために粘膜への投与もまた有効である。これは鼻腔内への使用、吸入による使用および経直腸での使用の可能性と関連する。
鼻腔内投与形態については、化合物をこの目的に慣用の添加剤例えば安定剤または不活性希釈剤と混合し、そして常法により適当な投与形態例えば散剤、水性、アルコール性もしくは油性懸濁剤または水性、アルコール性もしくは油性液剤とする。キレート剤例えばエチレンジアミン−N,N,N′,N′−四酢酸および緩衝剤例えば酢酸、リン酸、クエン酸、酒石酸およびこれらの塩を水性鼻腔内用製剤に加えることができる。バイアルびんには、保存剤例えば塩化ベンザルコニウム、クロロブタノール、クロルヘキシジン、ソルビン酸、安息香酸、PHBエステルまたは有機水銀化合物が入っている。
【0018】
点鼻液の投与は、計量アトマイザーを用いて、または増粘成分を有する点鼻剤としてまたは点鼻用ゲルまたは点鼻用クリームとして行われる。
吸入による投与のためには、不活性担体ガスを用いるアトマイザーまたは加圧ガスパックを用いることができる。
点鼻用または肺吸入用散剤の投与については、特別な散布器が必要である。
有効投与量は、体重75kgの成人を基にして、症候の重篤度に左右されるが、少なくとも0.001mg/kg/日、好ましくは少なくとも0.01mg/kg/日、多くとも5mg/kg/日、好ましくは0.03〜1mg/kg/日である。
【0019】
アミノ酸について用いられる略号は、Europ. J. Biochem. 138, 9(1984)に記載されているように、ペプチド化学で慣用の三文字のコードに対応する。使用するその他の略号は次のとおりである:
Aeg:N−(2−アミノエチル)グリシン
Cpg:シクロペンチルグリシル
Fmoc:9−フルオレニルメトキシカルボニル
Nal:2−ナフチルアラニル
Oic:シス、エンド−オクタヒドロインドール−2−カルボニル
Thi:2−チエニルアラニル
Tic:1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−イルカルボニル
【0020】
【実施例】
内皮細胞培養物におけるアルツハイマータンパク質β/A4で刺激されるcGMP産生に対する式(I)の化合物の作用
試験系:
ウシ大動脈内皮細胞培養物(BAECs=bovine aortic endothelial cells)、ラット冠状動脈脈管内内皮細胞培養物(RMCECs=rat microvascular coronary endothelial cells)およびヒト臍静脈内皮細胞培養物(HUVECs=human umbilical vein endothelial cells)。
方法:
様々の種および器官の内皮細胞培養物におけるアルツハイマータンパク質β/A4の0.1および1μmol/l投与によって刺激されたcGMPの産生に対する式(I)のブラジキニン拮抗薬の効果測定
cGMP:サイクリックグアノシン−リン酸
内皮細胞がブラジキニンの作用および放出を実証するのに適した試験系であることが十分に証明されている(G. Wiemer等、Hypertension, 1991;18:558〜563)。内皮細胞において、ブラジキニンはcGMPの産生増加をもたらし、このことはラジオイムノアッセイにより測定される。ブラジキニンによるcGMP生成の増大は、内皮細胞からのNO(一酸化窒素)の放出のインディケーターである。
【0021】
実験の部:
3種の異なったタイプの内皮細胞におけるβA(1−40)によるcGMP産生の刺激およびブラジキニン拮抗薬HOE 140(10-7mol/l)の阻害効果
【表1】
Figure 0004227206
【0022】
結果:
0.1μmol/l濃度の式(I)の化合物の代表的な例としてのHOE 140と様々の種および器官の上述した細胞培養物を同時にインキュベーションすることにより、β/A4タンパク質で誘起されるcGMPの産生刺激が阻害される。
評価・考察:
以上の如く実施された実験は、cGMP産生に対するアルツハイマータンパク質β/A4の作用は、ブラジキニンがその細胞受容体に結合することによって仲介されることを示している。内皮細胞培養物はここではブラジキニンによって仲介されるβ/A4の作用のインディケーターとなるものである。しかし、ここでの内皮細胞は、ブラジキニン受容体に対する作用のインディケーター・システムだけではなく、アルツハイマー病のエフェクター器官でもある。内皮細胞は血管の構成成分であり、血管を裏打ちしているものである。血管自体は、神経組織に加えて、アルツハイマー病でのアルツハイマータンパク質アミロイド(β/A4)の沈着によってひどく冒されるものである。内皮細胞は、ブラジキニンで誘起される血液脳関門の透過性増大の原因となるものである。
【0023】
アルツハイマー病患者の脳内の破壊的な変化に対する局所性炎症の意義がだんだんと認識されている。炎症変化が慢性となり、脳の連続的な破壊となり、そして重篤な痴呆に至る(J. Rogers、アルツハイマー病における病原メカニズムとしての炎症、Arzneimittelforschung, 1995;45(3A), 439-442)。末梢での強度の炎症メディエーターであるブラジキニンがアルツハイマー病に役割を果たしていることはこれまで知られていなかった。このことは、アルツハイマー病患者の脳内でのブラジキニンの放出について認識がなかったことに帰せられるべきものである。ブラジキニンを放出する不活性で高分子量の前駆体は、つまり血液脳関門の低透過性のために、脳(神経細胞)中に直接通過することができない。
【0024】
その他の研究は、アルツハイマータンパク質β/A4は血管壁の内皮細胞からブラジキニンを放出させ得ることを示している。アルツハイマー病の本質的な病理学的変化はアルツハイマータンパク質β/A4に帰せられる(Joachim, C.L.;Selkoe, D.J. アルツハイマー病の病因におけるβ−アミロイドの可能性をはらんだ役割、Alzheimer-DIS-ASSOC-Disord. 1992, Spring;6(1):7-34)。炎症性ブラジキニンの放出が、アルツハイマー病に特異的であるメカニズムによることがひとたび明らかになると、ブラジキニンは第一ランクの病態生理学的因子となり、これを経てアルツハイマータンパク質がその破壊的作用を仲介し得るものである。このことは特に炎症に適用され、その破壊的な作用の意義がますます認識されている。その理由は、ブラジキニンが最も強力な内因性の炎症性物質の一つだからである。炎症作用に加えて、ブラジキニンはさらに2種の別の特性を有し、これらの特性によりブラジキニンは、アルツハイマー病の破壊的な変化に寄与することができる。ブラジキニンはCNS神経細胞を刺激する。激烈な刺激の場合、これにより影響を受けた細胞のカルシウム過負荷をきたし、ひいては細胞死に至るものである。適度の刺激によって、ブラジキニンのみが偽性トランスミッターとなり、これが神経細胞を不適当に刺激する。このような神経細胞(現実には全く刺激されるべきものではない)の不適当な刺激は、脳内の情報処理のプロセスを微妙に阻害し、かつまた典型的な脳パワー障害の原因となるものであり、また適度の刺激で誘起される後者のメカニズムは可逆的であるように思われる。血管作動性メディエーターとして、ブラジキニンは知られているとおり血液脳関門の透過性を増大させる。これは、ブラジキニンの前駆体がそれらの破壊的作用の発現のために血管から脳中に初回通過し得る事実に至るものである。
よって、式(I)のブラジキニン拮抗薬はアルツハイマー病の治療および予防処置に適当である。
【0025】
【配列表】
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Claims (1)

  1. アルツハイマー病の治療および予防用医薬の製造のための次の式のブラジキニン拮抗薬またはその生理学的に許容し得る塩の使用。
    H-D-Arg-Arg-Pro-Hyp-Gly-Thi-Ser-D-Tic-Oic-Arg-OH(HOE 140)
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