JP4226458B2 - 音響再生装置 - Google Patents

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本発明は、表示部の透明パネルや電子機器の筐体など発音部材を振動させて発音させる音響再生装置に係り、特に高周波領域での音を高音圧で発音できる音響再生装置に関する。
下記特許文献1に記載のスピーカは、前面に大型の第1の振動板が支持されたパネルの裏側に複数台の振動発生装置が設けられている。各振動発生装置は、マグネットとボイスコイルを有する駆動手段が搭載されたフレームに小型の第2の振動板が支持されている。また前記フレームと前記パネルとは通気口を介して固定されており、前記第1の振動板と第2の振動板との間に閉鎖された空間が形成されている。前記駆動手段が駆動させられると、第2の振動板からの振動が閉鎖された空間を介して第1の振動板に伝達されて、前記第1の振動板が発音する。
特開2003−158787号公報
上記特許文献1に記載のシート状の振動板が設けられた小型のスピーカは、振動板を軟質なものにすることで振動板を駆動手段の駆動レベルに追従させて振動させることができる。しかし、パネルが大型化してそれに設けられる振動板が大型で剛性の高いものになると、駆動手段の駆動レベルに追従させて振動板を高周波で振動させることが困難になり、10000ヘルツ(Hz)付近の高周波帯域の音を高い音圧で出力できなくなる。このように高周波領域の音圧が低下または無くなることで音質レベルが劣化する原因となる。そのため、高い剛性の振動板が設けられたものでは、大型の駆動手段が必要となったり、また複数台の駆動手段が必要になる。
また、大型のパネルに設けられる振動板を薄く軟質なものにすると、柔らかすぎて機器の表面に配置することができず、また振動の伝搬特性が悪いため、高音圧での出力が確保できなくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、特に高周波帯域において高音圧の出力が可能な音響再生装置を提供することを目的とする。
本発明は、発音部材であるパネルと、このパネルに振動を与えて発音させる励振手段とが設けられた音響再生装置において、
前記パネルよりも面積が小さい振動板が、枠形状のスペーサを介して前記パネルに取り付けられ、前記パネルと前記振動板との間に前記スペーサで囲まれた空間が介在しており、
前記励振手段が前記パネルよりも面積が小さい励振板を有し、前記振動板と前記励振板とが、前記振動板と前記励振板の双方よりも小さい面積の伝達部材を介して連結されており、
発音振動が、前記励振板から前記伝達部材を介して前記振動板に伝達され、さらに前記スペーサを介して前記パネルに伝達されることを特徴とするものである。
本発明の音響再生装置は、振動板を空間を介してパネルである発音部材に対向させ、振動板の振動を前記空間内の空気振動を介して発音部材に伝達できるようにしている。よって、広い周波数帯域で発音部材を振動させることができ、特に振動板を高い周波数で振動させたときに、発音部材に対して前記空気振動を介して大きな振幅を発生させることが可能であるため、高音域での出力を高めることができる。
例えば、本発明は、前記空間が閉鎖されているものである。
前記振動板は、合成樹脂のプレートまたはフィルムで形成されていることが好ましい。また、前記スペーサは接着層にすることが好ましく、例えば両面に粘着性の部材が形成された両面テープなどで構成できる。振動板を樹脂フィルムで形成すると、振動板の共振周波数を低下させ、広い帯域での発音が可能になる。
また、前記空間が部分的に開放されていてもよい。この場合、開放部分は前記スペーサに形成されていてもよいし、前記振動板に形成されていてもよい。
また、前記振動板の共振周波数が、前記発音部材の共振周波数よりも低く設定されていることが好ましい。例えば、前記振動板と前記発音部材とが同種の材料の組合せでもよく、異種の材料の組合せでもよい。同種の材料の組合せでは、振動板の厚み寸法を発音部材の厚み寸法よりも薄く形成することが好ましい。
また、前記発音部材は長方形状または正方形状のパネルであり、前記励振手段は前記パネルの側縁部の近傍に配置されている構成にできる。
このように、励振手段がパネルの側縁部の近傍に配置することで、パネルの中央部分を表示画面などとして使用できる。
本発明は、振動板を励振手段の駆動レベルに追従させて振動させて、閉鎖された空間を介して発音部材に振動を伝達することにより、高周波帯域の音圧を向上できる。
図1は本発明の第1の実施の形態の音響再生装置が備えられた電子機器を発音側から見た平面図、図2は音響再生装置の分解斜視図、図3は図1の3−3線での切断断面図、図4は図1の4−4線での切断断面図、図6は第1の実施の形態と比較例との発音周波数帯域の特性の比較を示すグラフである。
図1は、本発明の音響再生装置が搭載された電子機器10を示しており、筐体21の前面に透明な合成樹脂板のパネル20が設けられている。この実施の形態では前記パネル20が発音部材として機能する。前記パネル20の裏側では、パネルの左右(X1−X2方向)両側縁部の内側に音響再生装置1,1が配置されている。左右の音響再生装置1,1の中間部分が表示透視領域となっており、この領域の裏側に図1の2点鎖線で示す形状のFPD(フラットディスプレイユニット)30などが配置される。
左右両側に位置する音響再生装置1と音響再生装置1はいずれも同じ構成のものである。また以下の説明では、X方向が横方向で、Y方向が縦方向である。パネル20は、横方向の寸法が縦方向の寸法よりも長い長方形状である。
図2に示すように、前記音響再生装置1は、励振手段3を有している。励振手段3は、パネル20の両側縁部の近傍においてパネル20の側縁部と平行に配置されている。
前記励振手段3は、励振板2と支持部材5とが連結されて構成されている。励振板2は、縦方向(Y方向)の長さ寸法が横方向(X方向)の幅寸法よりも十分に大きい細長い薄板形状である。この励振板2は、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂の板材で形成されている。前記励振板2は、特に薄く形成されていることが好ましく、合成樹脂に限らず薄い金属板であってもよい。
前記支持部材5は、鋼板などの磁性材料で形成されたものであり、その縦方向の両端部にL字状に折り曲げられた連結部5a,5aが形成され、また縦方向に延びる両側部に折曲部5b,5bが形成されている。この支持部材5の縦方向の寸法と前記励振板2の縦方向の寸法はほぼ同じに形成されており、前記支持部材5の連結部5a,5aが前記励振板2の両端部に接着剤などで固定されている。また図3と図4に示すように前記支持部材5の折曲部5b,5bは励振板2に当たらない寸法に設定されている。
前記励振板2の曲げ剛性は支持部材5の曲げ剛性よりも十分に小さい。また、励振板2の共振周波数は、パネル20の共振周波数よりも十分に小さく、例えばパネル20の共振周波数は1kHz以上で3kHz以下であり、励振板2の共振周波数は200Hz以上で600Hz以下である。
図3に示すように、前記支持部材5には励振板2に対面する底部5cに、磁界発生手段としてのフェライトや希土類などの永久磁石で形成されたマグネットMが固定されている。このマグネットMは縦方向に細長い形状で、前記支持部材5の縦方向の中央部に固定されている。また前記マグネットMには磁性材料で形成されたヨーク6が重ねて固定されている。前記ヨーク6は、前記マグネットMの上面と同じ面積で形成され、図3と図4に示すように前記ヨーク6と前記マグネットMとが互いに重ねられたときにヨーク6の上面が励振板2に接触しない厚み寸法でそれぞれ形成されている。
一方前記励振板2には、前記支持部材5と対面する側にコイルCが設けられている。このコイルCは、被覆銅線などで四角枠状に巻回されて縦方向に細長く形成されており、励振板2の縦方向の中央部に接着剤などで固定されている。前記コイルCは、縦方向に延びる一対の縦方向電流路Ca,Caと、横方向に延びる一対の横方向電流路Cb,Cbを有している。
前記支持部材5が前記連結部5a,5aを介して前記励振板2に固定されると、前記ヨーク6の全体と前記マグネットMの一部が前記コイルCの内側に位置するように挿入される。このとき支持部材5の折曲部5b,5bと、前記マグネットM及びヨーク6との間には微小間隔のギャップG,Gが形成され、このギャップG,G内に前記コイルCの縦方向電流路Ca,Caが位置する。すなわち、前記折曲部5b,5bが対向ヨークとして機能している。
例えば、図3に示すようにZ1側がN極に着磁され、Z2側がS極に着磁されたマグネットMでは、マグネットMのN極、ヨーク6、ギャップG、支持部材5の折曲部5b、底部5c及びマグネットMのS極を通る磁路が形成される。このとき図3に示すように、コイルCのX1側の縦方向電流路Caに紙面裏側に向かって通電することで、逆のX2側の縦方向電流路Caには前記とは逆向きの電流が流れることになり、支持部材5にはZ2方向へ撓み変形させる力が作用する。また前記とは逆向きに通電することで支持部材5にはZ1方向へ撓み変形させる力が作用する。このように支持部材5をZ1−Z2方向へ振動させることで、励振板2も同時にZ1−Z2方向へ振動する。
なお、前記励振手段3としては、磁気を利用した駆動手段だけではなく、励振板2と支持部材5との間に圧電振動子が設けられ、この圧電振動子が励振板2と支持部材5に接着されて、励振板2が振動変形するものであってもよい。また、励振板2側にマグネットとヨークが設けられ、支持部材5側にコイルが設けられたものでもよい。
また、前記支持部材5の底部5cに一対の起立片を形成して、この起立片を、前記コイルCの横方向電流路Cb,Cbの外側に位置するように配置して、前記起立片とヨーク6とマグネットMと前記底部5cとで磁路を形成するようにしてもよい。
この実施の形態での励振手段3は、コイルCが通電されると、励振板2と支持部材5の双方に振動力が作用し、励振板2と支持部材5とが互いに接近するように、また互いに離れるように振動する。すなわち、励振手段3が単独で励振機能を有している。励振板2は曲げ剛性が低く、縦方向に延びる両端が支持部材5の連結部5a,5aに連結されているため、励振板2は、連結部5a,5aでの固定部を単純支持部として、その中央が撓むようにして振動する。また支持部材5も振動するが、その振幅は、励振板2の振幅よりも十分に小さい。
前記励振板2は、前記パネル20の面積よりも小さい面積のもので形成されているため、励振手段3のコイルCを通電したときに、コイルCに対する通電レベルすなわち通電量や通電方向に基づく振動を前記励振板2に与え易くなる。
本実施の形態の音響再生装置1では、励振板2と発音部材としてのパネル20との間に、伝達部材4、振動板8a及びスペーサ8bが設けられている。前記振動板8aは、パネル20および前記励振板2よりも小さい長方形状であり、パネル20に平行に対向している。そして、振動板8aの長辺および短辺の全周が枠状の前記スペーサ8bを介して前記パネル20に固定されている。その結果、パネル20と振動板8aおよびスペーサ8bとで囲まれたほぼ完全に密閉されて閉鎖された空間が形成され、この空間に空気層Qが設けられている。
振動板8aはポリカーボネート、アクリル、PETなどの合成樹脂材料で形成され且つ前記パネル20よりも薄く形成され、且つ励振板2と同じかそれよりも薄く形成されたフィルム状である。なお、前記振動板8aが板ばね材料などのような薄い金属板で形成されていてもよい。振動板8aそのものの共振周波数は、パネル20の共振周波数よりも低い。また振動板8aそのものの共振周波数は、前記励振板2の共振周波数と同じかまたはそれ以下であり、例えば100Hz以上で600Hz以下である。
前記スペーサ8bは微小な厚み寸法で四角枠状に形成された両面テープなどで形成された接着層である。なお、前記閉鎖された空間としては、空気層に限らず、その他の気体が充填された気層であってもよく、または液層などであってもよい。
また、前記空気層Qは完全な閉鎖された空間とする必要はなく、スペーサ8bに外部と通じる貫通孔を部分的に形成したものでもよい。またこのような貫通孔は前記スペーサ8bに限らず、励振板2側またはパネル20側に形成されていてもよい。
前記励振手段3は励振板2の一部がパネル20に間接的に支持されている。すなわち、励振板2は、前記連結部5aと連結部5aとの中間部分が伝達部材4及び空気層Qを介して前記パネル20に支持されている。前記伝達部材4は前記と同様な合成樹脂で縦方向及び横方向の寸法がそれぞれ前記振動板8aよりも短く形成され、前記振動板8a及び前記伝達部材4の縦方向の中央部と前記励振板2の縦方向の中央部とが一致するように接着される。
図2に示すように、前記励振板2は縦方向(Y方向)の長さ寸法が、横方向(X方向)の幅寸法よりも長い長尺形状であり、前記励振板2のZ方向に向く振動面2aよりも十分に小さい面積を有する形状である。すなわち、前記伝達部材4は、縦方向の寸法が前記マグネットMやヨーク6の縦方向の寸法よりも長く形成され、横方向の寸法が前記励振板2の幅寸法よりも短い寸法で形成されて、前記励振板2の縦方向の中央部に接着剤などで固定されている。このように、前記伝達部材4は前記励振板2の振動面2aの一部に固定されるものであり、前記伝達部材4のY方向の両側に伝達部材4が固定されていない非連結部2b,2bがそれぞれ形成されている。
本実施の形態の音響再生装置1は、図1に示すように前記パネル20のX1方向の短辺側の縁部に同様のものがそれぞれ配置される。なお、前記パネル20は、図3と図4に示すように底板21aと側板21bで形成された筐体21に形成された開口部23に設けられる。筐体21の側板21bにはその内壁全周にわたって内側へ支持部21cが突出して形成されている。この支持部21cにダンパー22が固定されて、このダンパー22上に前記パネル20の周縁部が弾性状態で支持されている。
次に、本発明の音響再生装置1の動作について説明する。
この音響再生装置1では、音声信号や音楽信号に基づいてコイルCが通電されると、励振手段3によって、支持部材5がZ1−Z2方向への自己振動を発生し、特に前記励振板2がZ1−Z2方向へ振動させられる。
前記励振板2は、前記パネル20よりも小さい面積で形成されているため、入力電圧(入力電流)レベルに対して応答性が向上する。前記励振板2は、中央部分のみで伝達部材4を介して固定されているため、パネル20に固定されていない励振板2のY方向の両端部分の非連結部2b,2bでの振動が前記支持部材5の振動動作によって増幅させられて、励振板2が大きな振幅で振動させられる。
このように大きな振幅での前記励振板2の振動は、伝達部材4を介して振動板8aの中央部分に作用し、振動板8aが強制的に振動させられる。振動板8aの振動は、スペーサ8bを介してパネル20に伝達されるが、さらに振動板8aの振動は、空気層Qに空気密度の粗密を形成し、空気層Qの音圧がパネル20に与えられる。
振動板8aの共振周波数が低いために、この振動板8aは広い周波数帯域において大きな振幅で振動する。このときの比較的低い周波数は、スペーサ8bを介してパネル20に与えられるが、高い周波数帯域の振動は、振動板8aから空気層Qを介してパネル20に効果的に与えられる。そのため、高い周波数帯域においてもパネル20から大きな出力の発音が得られる。また左右の音響再生装置1,1によりステレオ発音が可能になる。
図5は、参考例の音響再生装置30を示す断面図である。
この音響再生装置30は、励振手段3の前記励振板2が空気層Q1に音圧を与える振動板として機能するものであり、前記励振板2がスペーサ31を介して発音部材としてのパネル20に直接に固定され、パネル20と励振板2およびスペーサ31とで囲まれた空間に密閉された空気層Q1が形成されている。その他の構成については前記第1の実施の形態の音響再生装置10と同じである。
なお、図5に示すスペーサ31も、前記スペーサ8bと同様に一定の厚み寸法で四角枠状に形成されて、スペーサ31の一面側が前記励振板2の周縁部全体に固定され、他面側がパネル20に固定されているものである。
図5に示す音響再生装置30においても、励振手段3のコイルCを通電すると、共振周波数の低い励振板2を広い帯域にて大きな振幅で振動させることができ、その振動がスペーサ31を介してパネル20に与えられるとともに、前記空気層Q1に音圧を与えてパネル20が駆動されるようになる。よって広い周波数帯域で且つ高い周波数の発音を得ることができる。
図6は、それぞれ周波数(ヘルツ)と音圧レベル(デシベル)との関係で比較したグラフである。図6に示す実線が、図5に示す参考例の音響再生装置30を駆動させた場合であり、図6に示す点線が、励振板2を設けずに支持部材5の両端の連結部5a,5aをパネル20に直接に固定した比較例を用いた場合である。
図6において点線で囲む部分に示すように、比較例では10kHz付近(6kHz以降)の高周波帯域の音圧が低下している。これはパネル20に対して励振手段3が小型であるため、前記パネル20が剛性が高い場合には、コイルCに与える電流レベルに追従させて前記パネル20を振動させることができないためである。
これに対して、本実施の形態に示すように、励振板2を設けるとともに空気層Q1を介して励振板2をパネル20に支持させることで、励振板2をコイルCに与える電流レベルに追従させて振動させることができ、パネル20に対して高周波帯域の音圧を向上できるようになる。
本発明の音響再生装置1では、パネル20を透明色とし、パネル20の中央に液晶などで形成されたFPDを配置することで、このFPDに表示された画面に基づいて前記音響再生装置1を駆動させて、パネル20から発音されるようにしてもよい。
また、この音響再生装置1が搭載される発音部材は、上記したパネル20に限られるものではなく、電子機器の筐体の内側などに配置された振動可能な部材や、電子機器の筐体そのものを発音部材として使用することが可能である。
なお、本実施の形態の他の部材としての伝達部材4と振動板8aでは、伝達部材4を励振板2側に一体に形成してもよい。
本発明の実施の形態の音響再生装置が搭載された電子機器を示す平面図、 音響再生装置の分解斜視図、 図1の3−3線での切断断面図、 図1の4−4線での切断断面図、 参考例の音響再生装置を示す切断断面図、 周波数帯域の特性を示すグラフ、
符号の説明
C コイル
M マグネット
Q,Q1 空気層
1 音響再生装置
2 励振板
2a 振動面
3 励振手段
4 伝達部材
5 支持部材
5a 連結部
5b 折曲部
6 ヨーク
8a 振動板
8b,31 スペーサ
10 電子機器
20 パネル
21 筐体
22 ダンパー
30 FPD

Claims (6)

  1. 発音部材であるパネルと、このパネルに振動を与えて発音させる励振手段とが設けられた音響再生装置において、
    前記パネルよりも面積が小さい振動板が、枠形状のスペーサを介して前記パネルに取り付けられ、前記パネルと前記振動板との間に前記スペーサで囲まれた空間が介在しており、
    前記励振手段が前記パネルよりも面積が小さい励振板を有し、前記振動板と前記励振板とが、前記振動板と前記励振板の双方よりも小さい面積の伝達部材を介して連結されており、
    発音振動が、前記励振板から前記伝達部材を介して前記振動板に伝達され、さらに前記スペーサを介して前記パネルに伝達されることを特徴とする音響再生装置。
  2. 前記空間が閉鎖されている請求項1記載の音響再生装置。
  3. 前記励振手段が前記励振板に対向する支持部材を有し、前記励振板と前記支持部材の一方にマグネットが、他方に前記マグネットから発生する磁界の磁路内に位置するコイルが設けられており、前記伝達部材と前記励振板との接合部から離れた位置で、前記励振板と前記支持部材とが連結されている請求項1または2記載の音響再生装置。
  4. 前記励振板は前記支持部材よりも曲げ剛性が低い請求項1ないし3のいずれかに記載の音響再生装置。
  5. 前記振動板は、合成樹脂で形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の音響再生装置。
  6. 前記スペーサは接着層である請求項1ないし5のいずれかに記載の音響再生装置。
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