JP4223875B2 - チャイルドシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はチャイルドシートに係り、特に乳幼児用または学童用シートとして利用するいずれの場合でもリクライニング可能なチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
チャイルドシートを使用するときは、子供の体格に合わせて数種の形状のチャイルドシートを使い分けることになるが、子供の体格に合わせてチャイルドシートを何度も買い替えることは経済的な負担が大きいことや、不要となったチャイルドシートの処理の問題などから、幼児から学童までの期間を1台のチャイルドシートで兼用して使えるものがある。
【0003】
また、チャイルドシートには、車両座席上に載せてシートベルトで固定される台座と、この台座に着脱自在に係合され、子供用のシートとなるシート本体とからなるとともに、シェルが台座へ係合された状態で、シート本体をリクライニングさせることができる構成のものがある。
【0004】
上述したようなチャイルドシートを開示したものとして、次の考案が挙げられる。
第1の考案として特許文献1の考案を説明する。このチャイルドシートは台座と、この台座に装着されるチャイルドシート本体とから構成されている。チャイルドシート本体の背面には一対のローラおよびロッドが設けられ、これらが台座の両側に形成されたローラ案内部およびロッド案内部にそれぞれ装着されている。そして、チャイルドシート本体の前端部に設けられた操作ノブを操作することにより、チャイルドシートをリクライニングさせるものである。
【0005】
次に、第2の考案として特許文献2の考案を説明する。車両座席上に載置される台座の両脇壁には長孔が対向して形成されている。台座の内部には前記長孔に係合するローラを有し、かつ前記長孔に沿って車両の前後方向に傾動する傾動台が設けられている。この傾動台にはチャイルドシート本体が係合されている。そして、台座の前部に設けられた操作レバーを操作することにより、チャイルドシートをリクライニングさせるものである。
【0006】
次に、第3の考案として特許文献3の考案を説明する。これは、車両座席上に学童用シートをなす台座を取付けるとともに、幼児用シートがレールを介して台座上へ摺動可能に取付けてチャイルドシートを形成するものである。これにより、幼児用シートはリクライニングが可能となり、台座のみで使用する場合は、学童用シートとして利用できるものである。
【0007】
【特許文献1】
実用新案登録第2582394号公報
【特許文献2】
実開平5−56585号公報
【特許文献3】
実公平5−45547号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、幼児用として使用していたチャイルドシートをそのまま学童用として使用するには、子供の体格を考慮すると座面の高さが適切でないという問題点があった。
【0009】
また、特許文献1の考案では、チャイルドシート本体が台座に対して着脱可能に取付けられているが、ある一定の箇所のみでしか着脱できない問題点があった。さらに、幼児用のシートとしてのみ使用でき、学童用シートとして使用できないので、同一のチャイルドシートを長期間使用できない問題点があった。
【0010】
また、特許文献2の考案では、チャイルドシート本体がリクライニングのいずれの位置においても台座に対して着脱可能であるが、着脱動作箇所が一定でないために操作しにくい問題点があった。さらに、幼児用のシートとしてのみ使用でき、学童用シートとして使用できないので、同一のチャイルドシートを長期間使用できない問題点があった。
【0011】
また、特許文献3の考案では、幼児用および学童用のチャイルドシートとして使用できるが、学童用として使用するときはサポート部が無いために、子供が寝てしまったとき等に支えがない問題点があった。そして、この形状は、学童用として使用するときに、車両座席がリクライニングするものについては車両座席に添う形でリクライニングするが、車両座席の形状に関係なくリクライニングするものではない。
【0012】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、乳幼児用および学童用のチャイルドシートとして使用し、かつ乳幼児用または学童用として使用するいずれの場合でもリクライニング可能なチャイルドシートを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明のチャイルドシートは、車両座席上にシートベルトで着脱自在に固定される第1台座と、前記第1台座上へ着脱自在に係合される第2台座を備えたシート本体とを有するチャイルドシートにおいて、前記シート本体が前記第1台座へ取付けられた場合に乳幼児用の座席となり、前記シート本体が前記第1台座から取外されて車両座席上に第2台座を介して載置された場合に学童用の座席となるとともに、前記シート本体は、当該シート本体を構成するシェルの背もたれ部に前記第2台座に対する支持軸を設けて前記支持軸を中心軸として前記第2台座に対する回動を自在とした前記車両座席に対する角度調整機構を有することを特徴としている。
【0014】
また、前記シート本体は、車両の進行方向に対して前向きまたは後向きに前記第1台座へ着脱可能であることを特徴としている。
また、前記角度調整機構はリクライニング手段であり、前記シート本体を車両の進行方向に対して前向きまたは後向きに前記第1台座へ装着した状態でリクライニング可能であることを特徴としている。
【0015】
【作用】
上記のごとく構成した本発明は、一台のチャイルドシートを乳幼児から学童まで使用することができる。乳幼児用として使用する場合はシート本体を台座へ取付けて使用し、学童用として使用する場合はシート本体のみを使用するが、シート本体に角度調整機構を有しているので、乳幼児用および学童用のいずれの場合でも、車両座席に対するシート本体の角度を調整してリクライニングすることができる。
【0016】
また、シート本体は支持軸と複数の係合ピンとを有し、台座にはロック部材と複数の引掛け部を有しているので、これらを組み合わせて係合させることにより、シート本体をシート台座へ車両の進行方向に対して前向きまたは後向きに取付けることができる。
【0017】
また、シート本体にリクライニング手段を有しているので、シート本体を車両の進行方向に対して前向きまたは後向きにシート台座へ取付けた状態でリクライニングすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るチャイルドシートについて説明する。なお、以下に記載するものは本発明の実施の一形態にすぎず、本発明はこれに限定されるものでない。
【0019】
図1にチャイルドシートの台座およびシート本体の説明図を示し、図1(a)はシート本体の斜視図、図1(b)は台座の斜視図である。また、図2にチャイルドシートの説明図を示し、図2(a)はシート本体を車の進行方向に対して前向きに取付けた状態、図2(b)はシート本体を車の進行方向に対して後向きに取付けた状態を示す。また、図3はシート本体の説明図である。角度調整機構を有するチャイルドシート10は、車両の座席上に載置される台座12(以下、第1台座12という)と、シート本体30とからなり、このシート本体30は乳幼児用および学童用の座席になるシェル32、および第1台座12とシート本体30とを着脱自在に係合する第2台座42からなる。
【0020】
第1台座12は矩形の底面14を有し、この底面14の車両横面側に位置する両側方縁に側壁16が形成され、車両後側に位置する後方縁に後壁18が形成されている。この側壁16および後壁18で囲まれる内側には、側壁16に沿って一対の前後共通ロック部材20が設けられている。この前後共通ロック部材20の上部には第1台座12の後方へ向けて斜めにのびる凹部22が設けられている。この凹部22には、シート本体30に設けられた係合ピン56が挿入され、第1台座12の前方に設けられたレバー23とともに第1台座12の底面14を前後に移動するロック部材(図示しない)と前記凹部22とで前記係合ピン56を挟み込んで固定する構造である。
【0021】
また、第1台座12の底面14の後部からは背壁24が立ち上げ形成されている。この背壁24前部の上部および中間部には、C字状の引掛け部26が開口している側を下へ向けて、それぞれ左右一対ずつ設けられている。そして、背壁24の上部に設けられた引掛け部26a(以下、前向き時引掛け部26aという)は、シート本体30を車の進行方向に対して前向きに係合させるときに用い、背壁24の中間部に設けられた引掛け部26b(以下、後向き時引掛け部26bという)は、シート本体30を車の進行方向に対して後向きに係合させるときに用いられる。
【0022】
一方、シェル32は着座部34と背もたれ部36とが一体形成され、バケットシート状になっている。このシェル32の背もたれ部36には子供用ベルトを通すベルト通し穴37が設けられている。シェル32の裏側には着座部34から背もたれ部36にかけて左右一対のレール38が設けられている。そして背もたれ部36側のレール38の間には、それぞれのレール38に沿って一対の第2レール40が設けられている。シェル32に設けられたレール38と第2レール40との間隔は、第1台座12に設けられた前記引掛け部26aがそれぞれ左側、右側に挿入可能な幅を有している。またレール38および第2レール40には長孔44が設けられ、この長孔44には支持軸46が挿通している。
【0023】
レール38の間には、レール38およびシェル32に沿って第2台座42が設けられ、第2レール40の間に位置する第2台座42の上端を前記支持軸46が貫通する構造となっている。この構造により、第2台座42は支持軸46を中心軸として回動自在に動くとともに、長孔44に沿って背もたれ部36の上下方向へ動く構成となる。
【0024】
着座部34下側のレール38の間には、着座部34の形状に沿って途中でく字型に屈折する箱型の引出しレバー48が設けられている。図4および図5に引出しレバーの説明図を示す。図4は引出しレバーが押入れられている状態を示し、図4(a)は側面図、図4(b)は斜視図である。また、図5は引出しレバーが引出されている状態を示し、図5(a)は側面図、図5(b)は斜視図である。引出しレバー48の内側後部には左右一対の枠部49が設けられ、これら一対の枠部49は引出しレバー48の前部側が開口し、後部側が閉じたハ字型の形状をなしている。枠部49にはシート本体30の外側へ向かってのびるL字型の固定ピン50の一端が挿入されており、レール38に設けられた孔部(図示しない)を介して外側へ延びている。
【0025】
また、レール38の外側には側部52を有するベース54が設けられ、このベース54は前記第2台座42と一体になっている。前記側部52は、内部が空洞で下側が開口した形状である。そして側部52の前部、中央部および後部には、側部52の側面同士を繋ぐ係合ピン56が設けられ、中央部の係合ピン56a(以下、前向き時係合ピン56aという)はシート本体30を第1台座12へ車の進行方向に対して前向きに係合するときに用いられ、前部および後部の係合ピン56b(以下、後向き時係合ピン56bという)はシート本体30を車の進行方向に対して後向きに第1台座12へ係合するときに用いられる。また側部52の前部および後部には、前記固定ピン50の他端を通すベース孔部58が設けられている。また側部52から任意の距離だけ内側の所に、ベース孔部58の前部と後部を結ぶようにベース長孔部60が設けられる(図3参照)。このベース長孔部60を挿通して、かつ前部または後部のベース孔部58に前記固定ピン50を通して、シェル32を第2台座42に対して固定する。そしてシェル32の裏側に設けられたレール38、第2レール40、および第2台座42は、リクライニング手段となる。
【0026】
次に、このような構成のチャイルドシート10の作用を説明する。チャイルドシート10を乳児用または幼児用として使用する場合は、第1台座12を車両座席上に載置して、車両に設けられたシートベルトで固定する。そして幼児用とする場合は、シート本体30を車の進行方向に対して前向きに第1台座12へ係合する。すなわち、シート本体30の裏側に設けられたレール38と第2レール40との間の支持軸46を、第1台座12上部の前向き時引掛け部26aに係合させるとともに、ベース54の中央部に設けられた前向き時係合ピン56aを第1台座12の前後共通ロック部材20に設けられた凹部22に嵌入して、前記ロック部材で固定する。
【0027】
また、乳児用とする場合は、シート本体30を車の進行方向に対して後向きに第1台座12へ係合する。すなわち、シート本体30のベース54の前部に設けられた後向き時係合ピン56bを、第1台座12の中間部に設けられた後向き時引掛け部26bと係合させるとともに、ベース54の後部に設けられた後向き時係合ピン56bを第1台座12の前後共通ロック部材20に設けられた凹部22に嵌入して、前記ロック部材で固定する。
【0028】
また、チャイルドシート10を学童用として使用する場合は、シート本体30を直接車両座席上に載置し、車両に設けられたシートベルトで学童と共に固定して使用する。
そして、シート本体30をリクライニングするときは、次の操作を行う。図6にシート本体30のリクライニング状態の説明図を示し、図6(a)はシートを傾けていない状態を、図6(b)はシートを前方にリクライニングした状態を示す。シート本体30に設けられた引出しレバー48を前部に引出すと、枠部49の前部への移動とともに枠部49に沿って固定ピン50がシート本体30の中央部へ向けて引き入れられる。このとき第2台座42のベース孔部58から固定ピン50が抜かれ、シェル32はベース54に対しベース長孔部60に沿って前後に移動可能となり、かつシェル32と第2台座42とが前記支持軸46を中心に回動自在となる。そしてシェル32をベース54に対して前側に動かして、ベース54の前部に設けられたベース孔部58とレール38に設けられた前記孔部とが同じ位置にきたら引出しレバー48を押し入れる。すると固定ピン50は枠部49に沿ってシート本体30の外側へ向けて押し出され、ベース54前部のベース孔部58へ嵌入される。これにより、シェル32が第2台座42に対して固定され、シート本体30が前側へリクライニングされる。
【0029】
また、シート本体30をもとの位置へ戻すときは、上述した動作を繰り返せばよい。すなわち、引出しレバー48を引出して固定ピン50をシート本体30の中央部へ向けて引き入れた後に、前記孔部とベース54後部に設けられたベース孔部58とが同じ位置に来るまでシート本体30をベース54に対して後側に動かし、引出しレバー48を押し入れる。これにより、シェル32が第2台座42に対して固定され、シート本体30がもとの位置へ戻される。
【0030】
この動作によりシート本体30のリクライニングが可能となる。なおシート本体30をリクライニングする場合、シェル32が前側に移動するときは支持軸46が長孔44に沿って上側に移動し、シェル32が後側に移動するときは支持軸46が長孔44に沿って下側に移動する。このリクライニングの動作は、シート本体30が第1台座12に前向きに係合した状態、後向きに係合した状態、およびシート本体30のみで車両座席上に載置された状態のいずれのときでも可能である。
【0031】
このようなチャイルドシート10は、シート本体30に設けられた支持軸46や係合ピン56を第1台座12に設けられた引掛け部26に引掛けるとともに、前後共通ロック部材20に設けられた凹部22に嵌入して前記ロック部材で挟み込んで固定する構成である。これにより、シート本体30の向きやリクライニング状態に関係なく、シート本体30を第1台座12に容易かつ確実に固定することができる。またシート本体30には支持軸46と複数の係合ピン56を有し、第1台座12にはロック部材と複数の引掛け部26を有しているので、これらを組み合わせるとシート本体30を第1台座12に対して前向きまたは後向きのいずれの状態でも容易かつ確実に係合することができる。またシート本体30は、係合ピン56を固定する前記ロック部材を緩めた後に第1台座12から取外すだけなので、シート本体30の向きやリクライニングの状態に関係なく容易に取外すことができる。
【0032】
また、シェル32の裏側にはリクライニング手段が設けられている。すなわち、引出しレバー48を前側に動かすと固定ピン50がベース孔部58から抜かれて、シェル32が第2台座42に対して前側または後側へ動かすことができる。そしてレール38に設けられた孔部とベース孔部58との位置を一致させて引出しレバー48を押し入れると、固定ピン50がベース孔部58に嵌入されてシェル32を第2台座42に対して固定することができる。よって、引出しレバー48を操作することにより、容易にシート本体30をリクライニングさせることができる。またリクライニングはシート本体30に取付けられたリクライニング手段のみを用いるので、シート本体30が第1台座12に取付けられて乳幼児用として用いるとき、または第1台座12からシート本体30が取外されて学童用として用いるときのいずれの場合でもシート本体30をリクライニングすることができる。また車両座席の形状に関係なくチャイルドシート10をリクライニングすることができる。
【0033】
また、シェル32は着座部34と背もたれ部36とが一体形成され、バケットシート状になっているので、シェル32の横の張り出しによって子供が寝たときに倒れるのを防止することができ、また側突事故があった場合に子供の頭部を守ることが可能になる。
【0034】
また、チャイルドシート10は、シート本体30を後向きにして第1台座12に取付けると乳児用のシートとなり、シート本体30を前向きにして第1台座12へ取付けると幼児用シートとなり、シート本体30のみを用いると学童用のシートとなる。よって、1台のチャイルドシート10を乳児から学童までの長期間使用することができる。また学童用のシートとして使用する場合はシート本体30のみを用いるので、座面の高さを低くすることができる。
【0035】
また、上述した形態に関連する形態として、第2台座を取外したシート本体を直接車両座席上に載置する構成にできる。図7に、この構成としたときのリクライニング状態の説明図を示す。図7(a)は車両座席にシート本体を載置した状態を示し、図7(b)はシート本体をリクライニングした状態を示す。すなわち、シート本体70はシェル71およびレール72のみを有する構成となっている。シェル71は着座部73と背もたれ部74とを円弧状に繋ぐ形状なので、シェル71の裏面およびレール72もシェル71の形状に沿って円弧状に形成されている。このような構成のシート本体70の背もたれ部74を車両座席75の背もたれ部76に立てかけるとともに、シート本体70を車両座席75上に載置すると、シート本体70は学童用のシートとなる。そして、シート本体70を車両座席75に対して前部に移動させると車両座席75に対して着座角度がかわり、リクライニング状態となる。よってシート本体70は、着座部73の移動量に応じて角度調整を行うことができる。またシート本体70の裏側が上述したように円弧状に形成されているので、任意の角度で調整することができ、さらにシート本体70が車両座席75に対して安定して載置することができる。
【0036】
次に、関連する形態についての変形例を説明する。これは上述した関連形態で説明したシェルおよびレールを有するシート本体に角度調整機構を設けた構成である。図8に角度調整機構を有するシート本体のリクライニング状態を説明する図を示す。図8(a)は車両座席にシート本体を載置した状態を示し、図8(b)はシート本体をリクライニングした状態を示す。前記角度調整機構はシート本体80の着座部81の下側に位置するとともに、レール82の間に設けられている。すなわち、レール82の着座部81の後部にレール孔部83が形成され、このレール孔部83挿通する角度調整軸(図示せず)が設けられている。前記角度調整軸には、角度調整軸を回転軸として回動自在に箱型の角度調整ベース84が設けられている。そして、前記角度調整軸および角度調整ベース84には、シート本体80に対して任意の角度で角度調整ベース84を固定する角度調整装置(図示せず)が設けられている。
【0037】
このような構成のシート本体80の背もたれ部85を車両座席86の背もたれ部87に立てかけるとともに、シート本体80を車両座席86上に載置し、前記角度調整ベース84の角度を調整して角度調整ベース84の底面を車両座席86に密着させる。そして、前記角度調整装置を用いて角度調整ベース84を固定するとリクライニング角度が固定される。また前記角度調整装置を用いて角度調整ベース84の固定を解除し、シート本体80を車両座席86に対して前部へ移動させる。そして上述した角度調整ベース84の角度調整と固定を行うことにより、シート本体80は車両座席86に対して着座角度がかわり固定され、リクライニング状態となる。よってシート本体80は、着座部81の移動量に応じて角度調整を行うことができる。またシート本体80の下側に角度調整ベース84が設けられているので、車両座席86上へ安定して載置することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るチャイルドシートは、車両座席上にシートベルトで着脱自在に固定される台座と、前記台座上へ着脱自在に取付けられるシート本体とを有するチャイルドシートにおいて、前記シート本体が前記台座へ取付けられた場合に乳幼児用の座席となり、前記シート本体が前記台座から取外されて車両座席上に載置された場合に学童用の座席となるとともに、前記シート本体に前記いずれの場合でもリクライニング可能なリクライニング手段を有する構成としたので、乳幼児用および学童用のチャイルドシートとして使用し、かつ乳幼児用または学童用として使用するいずれの場合でもリクライニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るチャイルドシートの台座およびシート本体の説明図である。
【図2】 本実施形態に係るチャイルドシートの説明図である。
【図3】 本実施形態に係るシート本体の説明図である。
【図4】 本実施形態に係る引出しレバーの説明図であり、引出しレバーが押入れられているときの状態を示す。
【図5】 本実施形態に係る引出しレバーの説明図であり、引出しレバーが引出されているときの状態を示す。
【図6】 本実施形態に係るシート本体のリクライニングの状態を説明する図である。
【図7】 本実施例に関連する形態を説明する図である。
【図8】 本実施例に関連する形態の変形例を説明する図である。

Claims (3)

  1. 車両座席上にシートベルトで着脱自在に固定される第1台座と、前記第1台座上へ着脱自在に係合される第2台座を備えたシート本体とを有するチャイルドシートにおいて、
    前記シート本体が前記第1台座へ取付けられた場合に乳幼児用の座席となり、
    前記シート本体が前記第1台座から取外されて車両座席上に第2台座を介して載置された場合に学童用の座席となるとともに、
    前記シート本体は、当該シート本体を構成するシェルの背もたれ部に前記第2台座に対する支持軸を設けて前記支持軸を中心軸として前記第2台座に対する回動を自在とした前記車両座席に対する角度調整機構を有することを特徴とするチャイルドシート。
  2. 前記シート本体は、車両の進行方向に対して前向きまたは後向きに前記第1台座へ着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。
  3. 前記角度調整機構はリクライニング手段であり、前記シート本体を車両の進行方向に対して前向きまたは後向きに前記第1台座へ装着した状態でリクライニング可能であることを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。
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