JP4223723B2 - メラニン産生不全症予防治療剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、白毛症、および白斑症などのメラニン産生不全症の予防および/または治療剤に関するものである。更に詳しくは、黒髪の維持、皮膚の色調決定に深く関わっているメラニンを産生するメラノイサイトのメラニン産生促進作用を有する薬剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
表皮あるいは毛髪に存在するメラニン産生細胞より産生されるメラニンは、角化細胞に移行され、角化細胞の増殖、分化に伴い組織に供給分散される。この際、組織に供給されるメラニンの量的および質的差異により、組織の色調が決定される。シミ、ソバカス、色黒やステロイドなどの薬物による皮膚の黒化症などの色素沈着症は、皮膚にメラニン色素が過剰に沈着するために発症する疾患である。
【0003】
一方、メラニン産生能の欠落あるいは低下の結果、加齢に伴い白毛症や皮膚の白斑がおこる。白毛症とは限局性島状に白色の毛の生ずる現象をいい、毛嚢内のメラノサイトにおけるチロシナーゼの酵素活性の不全に伴うメラニン形成低下が主因である。
このメラニンは、動植物界に広く分布しているが、脊椎動物においては、メラノサイト中の細胞質顆粒メラノソームで、チロシンがチロシナーゼにより酸化されて、ドーパ、ドーパキノンが生合成され、さらにドーパキノンは紫外線による自動酸化によってインドールキノンになり、複雑な経路を経てメラニンが生合成されることが知られている。
このようなメラニン産生機構が不全となることは、男女を問わず美容上好ましくないものである。
【0004】
しかしながら、現在、白毛症の治療法としては、もっぱら染剤で染めるのがほとんどで、治療剤としても種々の毛髪用化粧料が報告されているが、根本的な治療剤として広く応用されるに至っているものはない。
【0005】
白斑は原発疹の一種で、メラニン色素脱失によって生じた班をいい、最も症例の多い尋常性白斑は、内分泌、自律神経機能障害、内部臓器疾患などの全身性変調が素因となり、皮膚の一部に境界鮮明なメラニン色素脱失をきたしたものである。このような白斑症に対しても、現在、適切な治療法はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、本発明はメラニン産生促進剤、チロシナーゼ活性促進剤、並びにメラニン産生促進効果に優れた、白毛症および白斑症などのメラニン産生不全症を予防および/または治療するための薬剤を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の植物またはその抽出物が、メラニン産生促進効果に優れ、白毛症および白斑症などのメラニン産生不全症を予防および/または治療することができることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は以下の通りである。
(1)コショウ(Piperaceae)科に属する植物またはその抽出物を含有するメラニン産生促進剤。
(2)コショウ(Piper)属またはペペロミア(Peperomia)属に属する植物またはその抽出物を含有するメラニン産生促進剤。
(3)コショウ(Piperaceae)科に属する植物またはその抽出物を含有するチロシナーゼ活性促進剤。
(4)コショウ(Piper)属またはペペロミア(Peperomia)属に属する植物またはその抽出物を含有するチロシナーゼ活性促進剤。
(5)コショウ(Piperaceae)科に属する植物またはその抽出物を含有するメラニン産生不全症の予防および/または治療剤。
(6)コショウ(Piper)属またはペペロミア(Peperomia)属に属する植物またはその抽出物を含有するメラニン産生不全症の予防および/または治療剤。
(7)剤形が皮膚外用剤である上記(5)または(6)記載のメラニン産生不全症の予防および/または治療剤。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、コショウ(Piperaceae)科に属する植物またはその抽出物を有効成分として含有するものである。コショウ(Piperaceae)科は、8属約3000種が知られ、その大部分はコショウ(Piper)属とペペロミア(サダソウ)(Peperomia)属に属する。
【0009】
コショウ(Piper)属に属する植物としては、コショウ(胡椒:Piper nigrum)、キンマ(蒟醤:Piper betle)、フウトウカズラ(風藤葛:Piper kadzura)、カバ(Piper methysticum)、ペッパー・マグニフィクム(Piper magnificum)、クベバ(Piper cubeba)、ヒハツ(Piper retrofractum)、タイヨウフウトウカズラ(Piper postelsianum)、ギアナ・ペッパー(Piper clusii)、グイネエンセ(Piper guineense)、ナガコショウ(Piper longum)、ペルタタ(Piper peltata)、ウンベルラタ(Piper umbellata)、ジャワナガコショウ(Piper retrofractum)等を挙げることができる。また、ペペロミア(Peperomia)属に属する植物としては、アスペルラ(Peperomia asperula)、コルメラ(Peperomia columella)、ドラブリフォルミス(Peperomia dolabriformis)、グラベオレンス(Peperomia graveolens)、ロツンディフォリア(Peperomiarotundifolia)、シマアオイソウ(縞葵草:Peperomiaargyreia)、チジミバシマアオイソウ(Peperomia caperata)、シマゴショウ(Peperomia boninsimensis)、サダソウ(佐多草:Peperomia japonica)、ヘデリフォリア(Peperomia hederifolia)、オブツシフォリア(Peperomia obtusifolia)、マグノリアエフォリア(Peperomia magnoliaefolia)、グラベラ(Peperomia glabella)、プテオラータ(Peperomia puteolata)、スカンデンス(Peperomia scandens)、ボッテリー(Peperomia botteri)、ブレウィペス(Peperomia brevipes)、クラスシフォリア(Peperomia crassifolia)、エブルネア(Peperomia eburnea)、ヘデリフォリア(Peperomia hederifolia)、インカーナ(Peperomia incana)、マクローサ(Peperomia maculosa)、マルモラータ(Peperomia marmorata)、メタルリカ(Peperomia metallica)、ヌンムラリフォリア(Peperomia nummularifolia)、サンダーシイ(Peperomia sandersii)、ティティマロイーデス(Peperomia tithymaloides)、グリセオアルゲンテア(Peperomia griseoargenetea)、セルペンス(Peperomia serpens)、オオシマアオイソウ(Peperomia verschaffeltii)等を挙げることができる。本発明においては、コショウ(Piper)属に属する植物が好ましく、中でも、コショウ(胡椒:Piper nigrum)およびキンマ(蒟醤:Piper betle)が好ましい。
【0010】
本発明において、コショウ(Piperaceae)科に属する植物は、生のままでも乾燥したものでも使用することができるが、使用性、製剤化等の点から、その抽出物、例えば、乾燥粉末あるいは溶媒抽出物として用いることが好ましい。本発明におけるコショウ(Piperaceae)科に属する植物は、この植物を構成する全ての細胞を含むものを意味し、この植物を構成する全て、または植物を構成する部位の一部を用いることもできる。植物を構成する部位としては、葉、根、根茎、茎、花、果実、果皮などを挙げることができる。
【0011】
本発明において、コショウ(Piperaceae)科に属する植物の抽出物は常法により得ることができる。例えば植物の葉、根、根茎、茎、花、果実、果皮などを水および/または親水性有機溶媒を用いて抽出して抽出液を得る一般公知の方法を用いることができる。さらに、この抽出液から凍結乾燥、噴霧乾燥、減圧留去など一般公知の溶媒除去方法により粉末を得ることができる。親水性有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどの炭素数1〜4の低級アルコール、エチルエーテル、メチルエーテルなど炭素数2〜4のエーテルやアセトン、エチルメチルケトンなど炭素数2〜4のケトンなどが挙げられる。これらの中で、特にエタノールが好ましい。これらの溶媒は単独でも、2種以上を組み合わせて使用してもよく、また、水とこれらの親水性有機溶媒を混合して使用してもよい。水と混合して得られる混合溶媒として好ましい抽出溶媒は、含水アルコールが挙げられ、特に含水エタノールが好ましい。これらの抽出溶媒の使用量は特に制限されるものではない。抽出の具体的方法は、公知の、例えばエキス剤、チンキ剤などを製する際に用いられる冷浸法、温浸法、パーコレーション法などを適用することができる。得られた抽出液はそのまま、またはさらに濃縮したり、希釈したり、精製したりして用いることもできる。
さらに、これらの抽出液や粉末を、カラムクロマトグラフィーなどを用いて精製することにより、単一成分としたものまたは複数の成分の混合物を用いることもできる。
【0012】
本発明にかかるコショウ(Piperaceae)科に属する植物またはその抽出物は、経口または非経口的に投与することができる。対象とする疾病に見合った剤形を選択すればよい。経口的に投与する製剤としては、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、内服液剤等の剤形を挙げることができる。また、非経口的に投与する製剤としては、注射剤やエキス剤、酒精剤、座剤、懸濁剤、チンキ剤、軟膏剤、パップ剤、リニメント剤、ローション剤、エアゾール剤、プラスター剤等の剤形の皮膚外用剤を挙げることができる。本発明においては、投与が簡便な皮膚外用剤が好ましい。また、コショウ(Piperaceae)科に属する植物またはその抽出物は、ローション、クリーム、化粧水、乳液、フォーム剤、ファンデーション、パック剤、皮膚洗浄剤、シャンプー、リンス、コンディショナー、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアクリーム等の化粧料組成物に配合してもよい。
【0013】
製剤化は、公知の製剤技術により行うことができ、製剤中には適当な製剤添加物を加えることができる。製剤添加物としては、賦形剤、懸濁化剤、乳化剤、保湿(湿潤)剤、保存剤、界面活性化剤、増粘剤、色素、香料、噴射剤等を挙げることができ、製剤添加物は、本発明の効果を損なわない範囲で適宜加えればよい。
【0014】
本発明のメラニン産生不全症の予防および/または治療剤には、公知のチロシナーゼ活性促進剤やメラニン産生促進剤等をさらに配合してもよい。これら成分としては、例えば、サンショウ、タカサブロウ、プレ・パンダク、サフラン、カユ・ラペ、グアコミスト、アルゴドネラ、フアイルル、アングアラーテ、ピングイカ、アリタソウ、ザポテ、アクスコパクエ、ウンシュウミカン、ナツミカン、オレンジ、ハッサク、イヨカン、グレープフルーツ、ユコウ、スダチ、カボス、ポンカン、キンカン、キンズ、マルキンカン、ナガキンカン、カラタチ、オウレン、センブリ、アシタバ等の植物類、ムキタケ、マツオオジ、タモギタケ、ブナハリタケ、コフキサルノコシカケ、シロマイタケ、カンゾウタケ、メシマコブ、カバノアナタケ、アミガサタケ、ヌメリスギタケ、ツクリタケ等の担子菌類、コックル、ミドリイガイ、カキ、ヨーロッパガキ、ホタテガイ、アサリ、ハマグリ、バカガイ、イソシジミガイ、アカガイ、アワビ、サザエ、バイ等の貝類、およびこれらの抽出物等を挙げることができる。これらの成分は、本発明にかかるコショウ(Piperaceae)科に属する植物またはその抽出物に、1種または2種以上を配合してもよい。
【0015】
製剤中のコショウ(Piperaceae)科に属する植物またはその抽出物の配合量は、対象疾患、性別、年齢、症状等を考慮して適宜検討すればよいが、製剤中にコショウ(Piperaceae)科に属する植物の乾燥固形分(抽出物の場合は、抽出に用いた植物の乾燥固形分)に換算して、0.0001〜20重量%配合するのが好ましく、0.01〜10重量%配合するのがさらに好ましい。
【0016】
【実施例】
次に、実施例を挙げて本発明をさらに説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0017】
実施例1
コショウおよびキンマの各々の乾燥葉及び/又は茎を粉砕した後、5倍量の50%エタノール水溶液で2時間、2回熱時抽出した。抽出液を熱時ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、凍結乾燥を施して、乾燥50%エタノール水溶液抽出エキスを得た。
【0018】
実施例2 メラノーマ細胞培養法におけるメラニン産生促進作用
実施例1で得られた抽出エキスのメラニン産生促進作用を調べた。
【0019】
細胞培養法:マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を10%ウシ胎児血清(FBS)を含むD-MEM培地(インビトロジェン社製)で2×104cells/ウェル(6穴プレート)に調整し、CO2インキュベータ(5%CO2)内、37℃の条件下で24時間予備培養した。被検体をジメチルスルホキシド(DMSO)、PBSの1:1溶液に溶解し、この溶液を10%FBSを含むD−MEM培地で希釈して濃度を調整した。被検体の最終濃度が0.1、1.0および10.0μg/mlになるように希釈し、各々4μl用いた。なお、DMSOの最終濃度は0.1%に調整した。対照としては、ジメチルスルホキシド(DMSO)、PBSの1:1溶液の同希釈液を4μl用いた。さらに3日間培養を継続し、以下の方法で細胞内および細胞外メラニン量を測定した。
【0020】
細胞内メラニンの測定:トリプシン処理で集めた細胞をCa、Mg Free(CMF)−PBSで洗浄した後、1mol/l NaOH(400μl)を加え80℃、30分間加熱溶解し、本溶液の吸光度 (475nm)より細胞内メラニン量を求めた。
【0021】
細胞外メラニンの測定:等量の0.4mol/l HEPES buffer(pH6.8)/エタノール(9:1、v/v)添加でpHを7.0に調整した培地の上清(700×g、10分間、4℃の遠心分離で調製)の吸光度(475nm)より細胞外メラニン量を求めた。
なお、活性化率は、以下の式で求めた。以下の実施例も同様である。
活性化率(%)=100×(被検体の値−対照の値)/対照の値
【0022】
実験結果を表1に示す。表1から明らかなように、コショウおよびキンマの各々の葉及び/又は茎はメラニン産生促進作用を示した。
【0023】
【表1】
メラニン量は平均値±標準誤差、有意差は*;p<0.05、**;p<0.01で表記した。
【0024】
実施例3 チロシナーゼ活性促進作用
実施例1で得られた抽出液のチロシナーゼ活性促進作用を調べた。
【0025】
チロシナーゼ活性促進試験:被検体をDMSO、pH6.8リン酸緩衝液の1:9溶液に溶解し、この溶液を希釈して濃度を調整した。基質ドーパ溶液(0.03%、pH6.8リン酸緩衝液に溶解)0.5mlに最終濃度が50、200、500μg/mlになるように被検液0.5ml(対照として、DMSO、pH6.8リン酸緩衝液の1:9溶液0.5mlを用いた。)を加え、25℃、10分間インキュベートした。酵素チロシナーゼ液(30U/ml、pH6.8リン酸緩衝液に溶解)を0.5ml加え、5分間インキュベートした後の吸光度を475nmで測定し、ドーパクロム生成率を算出した。
【0026】
実験結果を表2に示す。表2から明らかなように、キンマ(葉及び茎)はチロシナーゼ活性を促進する作用を示した。
【0027】
【表2】
メラニン量は平均値±標準誤差、有意差は**;p<0.01で表記した。
【0028】
実施例4 メラニン産生過程におけるドーパクロムの自動酸化促進作用
実施例1で得られた抽出液によるドーパクロムの自動酸化促進作用を調べた。
【0029】
自動酸化促進試験:被検体をDMSO、pH6.8リン酸緩衝液の1:9溶液に溶解し、この溶液を希釈して濃度を調整した。基質ドーパ溶液(0.03%、pH6.8リン酸緩衝液に溶解)0.5mlを25℃、10分間インキュベートした後、酵素チロシナーゼ液(30U/ml、pH6.8リン酸緩衝液に溶解)を0.5ml加え、さらに5分間インキュベートした。その後、最終濃度が200、500、1000μg/mlになるように被検液0.5ml(対照として、DMSO、pH6.8リン酸緩衝液の1:9溶液0.5mlを用いた。)を加え、60分間インキュベートした。次に、1mol/l塩酸0.2mlで反応を停止させ、3,000rpm、15分間の遠心分離にて沈査を得た。この沈査をさらに6mol/l塩酸1mlで1回、蒸留水2mlで1回の遠心分離にて洗浄後、2mlのソルエン(パッカード社製)に溶解し、溶解し難いときは、ソニケーターにて強制溶解させた。溶解液の吸光度400nmで測定し、標準品メラニンの吸光度曲線からメラニン量を算出した。
【0030】
実験結果を表3に示す。表3から明らかなように、コショウおよびキンマの各々の葉及び/又は茎はメラニン産生過程におけるドーパクロムの自動酸化を促進する作用を示した。
【0031】
【表3】
メラニン量は平均値±標準誤差、有意差は**;p<0.01で表記した。
【0032】
実施例5 エモリエントクリーム
以下に示す組成のエモリエントクリームを常法により製造した。
【0033】
(組成) (重量%)
ステアリン酸 2.0
ステアリルアルコール 7.0
還元ラノリン 2.0
スクワレン 5.0
オクチルデカノール 6.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル 3.0
親油型モノオキシステアリン酸グリセリン 2.0
香料 0.3
防腐剤 適 量
酸化防止剤 適 量
プロピレングリコール 5.0
実施例1で得た乾燥エキス 1.0
精製水 全体で100となる量
【0034】
実施例6 エモリエントローション
以下に示す組成のエモリエントローションを常法により製造した。
【0035】
(組成) (重量%)
ステアリン酸 0.2
セタノール 1.5
ワセリン 3.0
ラノリンアルコール 2.0
流動パラフィン 10.0
ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 2.0
香料 0.3
グリセリン 3.0
プロピレングリコール 5.0
トリエタノールアミン 1.0
実施例1で得た乾燥エキス 1.0
精製水 全体で100となる量
【0036】
【発明の効果】
本発明にかかるコショウ(Piperaceae)科に属する植物およびその抽出物は、メラニン産生促進効果に優れたものであり、白毛症、白斑症等のメラニン産生不全症を予防および/または治療することができる。
Claims (3)
- コショウの葉又はその抽出物を含有するメラニン産生促進剤。
- コショウの葉又はその抽出物を含有するチロシナーゼ活性促進剤。
- コショウの葉又はその抽出物を含有するメラニン産生不全症の予防及び/又は治療剤。
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