JP4223315B2 - 干渉抑圧装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アレーアンテナを用いて電力の大きい干渉信号を抑圧し、所望の信号成分を良好に受信する干渉抑圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、受信信号ベクトルの相関行列に固有値展開を施し、干渉信号の部分空間に直交する射影変換行列を到来方向推定に利用する(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
Tim J. Nohara, Peter Weber and Al Premji著「Adaptive Mainbeam Jamming Suppression for Multi-function Radars」IEEE National Radar Conference, Dallas, Tx、12-13 May 1998、第207頁−第212頁
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来例は、干渉信号の部分空間に直交する射影変換行列を利用するが、それにより得られる各出力信号ベクトルを再合成しておらず、単に到来方向推定に利用するだけであるので、干渉抑圧効果あまり期待できないという問題点があった。
【0005】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、何らかの予備知識を必要とせずに、電力の大きい干渉信号を抑圧し、所望信号を良好に受信することを実現することができるアレーアンテナを用いた干渉抑圧装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る干渉抑圧装置は、複数のアンテナ素子から構成されるアレーアンテナと、前記アレーアンテナの各受信信号を用いて相関行列を計算し、この相関行列に対して固有値展開を施し固有値及び固有ベクトルを計算し、前記固有値の大きさに基づいて干渉信号の波数を推定する波数推定手段と、前記推定した波数に基づき、前記固有ベクトルを用いて干渉信号を除去するための変換行列を計算する変換行列計算手段と、前記変換行列を用いて前記アレーアンテナの各受信信号を変換する入力信号変換手段と、前記入力信号変換手段の各出力信号を用いて相関行列を計算し、この相関行列の最大固有値に対応する固有ベクトルを合成のための重み係数として計算する重み係数計算手段と、前記重み係数に基づいて前記入力信号変換手段の各出力信号を合成する合成手段とを設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る干渉抑圧装置について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0008】
図1において、この実施の形態1に係る干渉抑圧装置は、アレーアンテナ1と、波数推定手段2と、変換行列計算手段3と、入力信号変換手段4と、重み係数計算手段5と、合成手段6とを備える。なお、アレーアンテナ1は、A1からAKのK(自然数)個のアンテナ素子から構成される。
【0009】
つぎに、この実施の形態1に係る干渉抑圧装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0010】
アレーアンテナ1において、k番目のアンテナ素子の受信信号をx、受信機雑音をnとし、l番目の到来信号波形をs、到来方向をθとする。このとき、アレーアンテナ1の受信信号列ベクトルは、式(1)のように表される。なお、K>Lと仮定する。
【0011】
【数1】
Figure 0004223315
【0012】
上記の式(1)のa(θ)は到来方向θに対応したアレーアンテナの方向ベクトルである。ここで、sを所望信号とし、その他を干渉信号とする。式(1)の左辺の受信信号ベクトルをX、方向ベクトルからなる行列をA、到来信号波形ベクトルをS、雑音ベクトルをNとすると、式(2)のようなベクトル表記となる。
【0013】
【数2】
Figure 0004223315
【0014】
波数推定手段2においては、この受信信号ベクトルを用いて式(3)に定義される相関行列を求める。なお、受信信号ベクトルに所望信号sが含まれていないサンプルを用いて以下の処理を行うことも可能である。
【0015】
【数3】
Figure 0004223315
【0016】
Hは複素共役転置を表す。また、E[]は期待値を表すが、実際の処理では時間サンプルの平均化操作で代用される。式(3)の相関行列に対して固有値展開を施し、固有値、固有ベクトルを求める。干渉信号電力が所望信号電力より十分に大きいとすると、求めた各固有値λの大きさの関係は式(4)のようになる。
【0017】
【数4】
Figure 0004223315
【0018】
このように、上位L−1個の固有値は、熱雑音電力σを表すλL+1〜λと比較して十分に大きい。従って、これら固有値を比較することで、干渉信号の波数が比較的容易に推定可能となる。
【0019】
次に、変換行列計算手段3においては、推定された波数を元に、干渉信号が存在する信号部分空間を構成する固有ベクトルe(j=1、…、L−1)を用いて干渉信号を除去するための変換行列を計算する。干渉波がL−1波の場合、式(5)で求まる行列Jを求める。
【0020】
【数5】
Figure 0004223315
【0021】
式(5)をK次元の単位行列から減算した行列Pを式(6)のように求める。
【0022】
【数6】
Figure 0004223315
【0023】
このようにして得られた式(6)の変換行列は、受信信号ベクトルを干渉信号ベクトルの張る空間に直交する空間へ射影する行列であり、アレーアンテナの指向性の観点から述べると、干渉信号の方向にヌル点を形成することに等価となる。したがって、式(6)により得られた変換行列を重み係数として、入力信号変換手段4では受信信号ベクトルXを式(7)のように変換する。
【0024】
【数7】
Figure 0004223315
【0025】
次に、式(7)のようにして得られた変換後の各出力信号を合成して所望信号の受信レベルを改善する。合成のための重み係数は、重み係数計算手段5で求めるが、以下にその方法を述べる。入力信号変換手段4の出力信号ベクトルbを用いて、相関行列を新たに計算する。
【0026】
【数8】
Figure 0004223315
【0027】
先に述べたように、入力信号変換手段4によりその出力信号ベクトルbからは干渉信号が除去されている。すなわち、式(8)の相関行列の固有値の関係は式(9)のようになる。
【0028】
【数9】
Figure 0004223315
【0029】
したがって、最大固有値は所望信号電力に対応し、その固有ベクトルは射影変換後の所望信号の方向ベクトルを表す。従って、式(8)の相関行列の最大固有値に対応する固有ベクトルを重み係数とし、合成手段6において出力信号ベクトルbを合成することで所望信号をうまく足し合わせることが可能となる。
【0030】
以上のように構成された本実施の形態1に係る干渉抑圧装置を用いた場合の干渉抑圧特性を計算機シミュレーションにより確認する。ここで、シミュレーションのための条件を図2に示す。
【0031】
ここで、SNR(Signal to Noise Ratio)とは、所望信号電力対雑音電力の比を表し、SIR(Signal to Interference Ratio)は、所望信号電力対干渉信号電力の比を表す。また、スナップショット数(10〜10000)とは、相関行列を求めるために用いるデータサンプル数を意味する。
【0032】
図3に素子当りのSNRが−5dBの場合のIMF(Improvement Factor)特性を示す。これは1素子受信時に対するSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)改善度を表す。比較のため、出力電力最小化法の一種であるパワーインバージョン(Power Inversion)アルゴリズムとDCMP(方向拘束付き出力電力最小化法)アルゴリズムの結果を示す。なお、DCMPについては所望信号、干渉信号の到来方向が共に既知として、所望信号の到来方向に対するアレー応答値を1、干渉信号に対するそれを0とした拘束条件を課している。これを複拘束型DCMPと呼ぶことにする。
【0033】
発明法は、従来型の電力最小化方式であるパワーインバージョンアルゴリズムに比べて大幅に性能が向上している。さらには、到来方向の情報を必要とするDCMPアルゴリズムと同等の性能を発揮しており、むしろスナップショット数が少ない場合にはそれを上回る特性が得られている。
【0034】
図4には、素子当りのSNRが−20dBと非常に厳しい環境での特性を示す。この場合においても、発明法はパワーインバージョンアルゴリズムよりも大幅に性能が向上しており、スナップショット数を増やすことによりDCMPに迫る特性を実現していることがわかる。
【0035】
以上説明したように、干渉信号電力が所望信号電力に比べて大きい環境において、本実施の形態1に示した干渉抑圧装置は、従来の出力電力最小化に基づく干渉抑圧アルゴリズムに比べて、大幅にその性能が向上する。また、DCMPのような既知情報を必要とする最適化アルゴリズムと比べても、遜色のない性能が得られる。
【0036】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る干渉抑圧装置について図面を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態2に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【0037】
図5において、この実施の形態2に係る干渉抑圧装置は、アレーアンテナ1と、波数推定手段2と、変換行列計算手段3と、入力信号変換手段4と、重み係数計算手段5と、合成手段6と、逆拡散手段7(7−1、7−2、・・・、7−K)とを備える。なお、アレーアンテナ1は、A1からAKのK個のアンテナ素子から構成される。
【0038】
つぎに、この実施の形態2に係る干渉抑圧装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0039】
入力信号変換手段4により受信信号ベクトルから干渉信号を除去するところまでは上記実施の形態1と同様である。
【0040】
このとき、スペクトラム拡散通信方式を想定すると、所望信号のレベルが微弱であるためSNRもあまり良い環境ではないことが予想される。この場合には、逆拡散手段7により、送信時の拡散処理に使用したものと同一の拡散符号により逆拡散処理を出力信号ベクトルbのそれぞれに対して行う。すなわち、所望信号の電界強度レベルを上げる。このようなSNRを改善するような処理を行うことも有効である。
【0041】
このような所望信号抽出処理は、先の入力信号変換手段4により干渉信号成分が除去されていることによって、一層の効果が期待できる。
【0042】
実施の形態3.
他の通信方式においても、上記の実施の形態2における逆拡散手段7と同様の効果が得られる手段を用いることが可能である。たとえば、レーダの分野であれば、パルス圧縮により同様の効果が実現できる。
【0043】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る干渉抑圧装置について図面を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の形態4に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【0044】
図6において、この実施の形態4に係る干渉抑圧装置は、アレーアンテナ1と、変換行列計算手段3と、入力信号変換手段4と、重み係数計算手段5と、合成手段6とを備える。なお、アレーアンテナ1は、A1からAKのK個のアンテナ素子から構成される。
【0045】
つぎに、この実施の形態4に係る干渉抑圧装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0046】
上記の実施の形態1においては、干渉信号の到来波数を推定する必要があった。これにより、全固有値および固有ベクトルを計算する必要があるため、演算量が大きい場合がある。そこで、到来波数が予めわかっているようなシステムにおいては、波数推定手段2を省略し、必要な数の固有値および固有ベクトルを計算することで、演算量を低減する。
【0047】
従って、本実施の形態4においては、変換行列計算手段3において受信信号ベクトルXの相関行列から干渉信号個の上位の固有値に対応する固有ベクトルのみを計算し、変換行列を計算する構成としている。特に、電力の大きい干渉信号が1波であるならば、最大固有値に対応する固有ベクトルのみを計算すれば良く、計算効率が向上する。
【0048】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る干渉抑圧装置について図面を参照しながら説明する。図7は、この発明の実施の形態5に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【0049】
図7において、この実施の形態5に係る干渉抑圧装置は、アレーアンテナ1と、波数推定手段2と、固有ベクトルビーム形成手段9と、重み係数計算手段5と、合成手段6とを備える。なお、アレーアンテナ1は、A1からAKのK個のアンテナ素子から構成される。
【0050】
つぎに、この実施の形態5に係る干渉抑圧装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0051】
波数推定手段2により、干渉信号の到来波数を推定するところまでは上記の実施の形態1と同様である。
【0052】
このとき求めた固有値のうち、到来波数以降の下位の固有値に対応する固有ベクトルは式(10)の性質を有する。
【0053】
【数10】
Figure 0004223315
【0054】
すなわち、雑音部分空間を張る下位の固有ベクトルe(j=1、…、L−1)は各信号の方向ベクトルa(i=1、…、L)に直交する。さらに、所望信号の電力が干渉信号のそれに比べて非常に微弱な環境や、上記実施の形態1で述べたように所望信号成分を含まない受信サンプルを利用してこの処理を行う場合においては式(11)とできる。
【0055】
【数11】
Figure 0004223315
【0056】
従って、式(12)で示すような固有ベクトルからなる重み係数行列により固有ベクトルビーム形成手段9で形成した各ビームは、式(13)のように入力信号ベクトルXを変換して干渉信号を抑圧する。
【0057】
【数12】
Figure 0004223315
【0058】
【数13】
Figure 0004223315
【0059】
このようにして得られた出力信号ベクトルbは、干渉信号が抑圧された状態であり、この後、上記実施の形態1と同様の処理によって合成処理を行うことで、実施の形態1と同等の性能を得ることが可能となる。なお、固有ベクトルビーム形成手段9の機能は、上記実施の形態1の変換行列計算手段3と入力信号変換手段4の機能と同様である。
【0060】
さらには、固有ベクトルビーム形成手段9の出力数はK−L+1個となるため、上記実施の形態1に比べて少なくすることができ、これにより後段での信号処理の際の演算量を低減できるため、より効率的な処理が可能となる。
【0061】
実施の形態6.
以上の実施の形態においては、入力信号変換手段4、あるいは固有ベクトルビーム形成手段9の出力信号ベクトルの相関行列から再度、固有値展開を施していたが、既知シンボルを利用できるのであれば、MMSE(Minimum Mean Square Error)アルゴリズムにより重み係数を求めても良い。
【0062】
このとき、干渉信号、特に電力の大きいものについては入力信号変換手段4により除去されているので、MMSEの特性に大きく影響を及ぼす、参照信号(既知シンボル)との同期も取りやすくなる。
【0063】
MMSEの評価関数Qは、次の式(14)で表される。
【0064】
【数14】
Figure 0004223315
【0065】
ここで、E[・]は期待値、r(t)、y(t)は参照信号およびアレー出力(出力信号ベクトルbを合成したもの)をそれぞれ表す。評価関数Qを最小化するような重み係数を重み係数計算手段5で求める。こうすることで、合成手段6で得られる出力信号は、干渉信号が抑圧され、かつ所望信号をうまく合成したものとなる。
【0066】
実施の形態7.
入力信号変換手段4、あるいは固有ベクトルビーム形成手段9の出力信号ベクトルにおいては、電力の大きい干渉信号成分は除去され、所望信号のみが含まれているので、重み係数の振幅成分を出力信号ベクトルbの振幅に比例したものとし、同相合成することにより、所望信号成分を最大比合成することが可能となる。この場合、参照信号を必要とせず、演算量も低減可能となる。
【0067】
実施の形態8.
この発明の実施の形態8に係る干渉抑圧装置について図面を参照しながら説明する。図8は、この発明の実施の形態8に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【0068】
図8において、この実施の形態8に係る干渉抑圧装置は、アレーアンテナ1と、波数推定手段2と、変換行列計算手段3と、入力信号変換手段4と、到来方向推定手段8と、重み係数計算手段5と、合成手段6とを備える。なお、アレーアンテナ1は、A1からAKのK個のアンテナ素子から構成される。
【0069】
つぎに、この実施の形態8に係る干渉抑圧装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0070】
各実施の形態で説明したように、入力信号変換手段4の各出力信号からは干渉信号が除去されている。したがって、この出力信号ベクトルを到来方向推定手段8に入力して、所望信号の到来方向のみを推定することが容易となる。
【0071】
また、入力信号変換手段4の代わりに固有ベクトルビーム形成手段9を用いても良い。
【0072】
到来方向の推定方法としては、既存のさまざまなアルゴリズムが使用可能であるが、出力信号ベクトルbには所望信号のみが含まれているため簡易なものでも十分である。
【0073】
また、到来方向推定手段8で得られた、所望信号の到来方向情報を重み係数計算手段5に転送することで、重み係数の計算に利用することが可能となる。例えば、DCMPのように到来方向情報が必要なアルゴリズムも使用可能となる。このようにすることで、より効率的で柔軟な制御が可能となる。
【0074】
【発明の効果】
この発明に係る干渉抑圧装置は、以上説明したとおり、干渉信号電力が所望信号電力に比べて大きい環境において、従来の出力電力最小化に基づく干渉抑圧アルゴリズムに比べて、大幅にその性能が向上する。また、DCMPのような既知情報を必要とする最適化アルゴリズムと比べても、遜色のない性能が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る干渉抑圧装置のシミュレーションのための条件を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る干渉抑圧装置の特性を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る干渉抑圧装置の特性を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態5に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態8に係る干渉抑圧装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 アレーアンテナ、2 波数推定手段、3 変換行列計算手段、4 入力信号変換手段、5 重み係数計算手段、6 合成手段、7 逆拡散手段、8 到来方向推定手段、9 固有ベクトルビーム形成手段。

Claims (2)

  1. 複数のアンテナ素子から構成されるアレーアンテナと、
    前記アレーアンテナの各受信信号として、所望信号が含まれていないデータサンプルを用いて相関行列を計算し、この相関行列に対して固有値展開を施し固有値及び固有ベクトルを計算し、前記固有値の大きさに基づいて干渉信号の波数を推定する波数推定手段と、
    前記固有値のなかで、その大きさが下位から(素子数−前記推定した干渉波数)個分の固有値に対応する固有ベクトルを要素とする変換行列の複素共役転置行列に、前記アレーアンテナの各受信信号として、所望信号を含む入力信号ベクトルを乗算して出力信号ベクトルを得る固有ベクトルビーム形成手段と
    前記固有ベクトルビーム形成手段から得られる(素子数−前記推定した干渉波数)個の出力信号ベクトルを用いて相関行列を計算し、この相関行列の最大固有値に対応する固有ベクトルを合成のための重み係数として計算する重み係数計算手段と、
    前記重み係数に基づいて前記固有ベクトルビーム形成手段の各出力信号を合成する合成手段と
    を備えたことを特徴とする干渉抑圧装置。
  2. 前記重み係数計算手段は、前記固有ベクトルビーム形成手段の各出力信号を用いて相関行列を計算し、この相関行列の最大固有値に対応する固有ベクトルを合成のための重み係数として計算する代わりに、前記固有ベクトルビーム形成手段の各出力信号に対して最大比合成を実現する合成のための重み係数を計算する
    ことを特徴とする請求項1記載の干渉抑圧装置。
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