JP4219601B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置に関し、特に、他の情報処理装置と接続され、当該情報処理装置との間で情報を通信する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
可搬型の情報処理装置では、電池を電源とする場合が多いことから、電池の寿命を延ばすために、情報処理を行う必要がない場合には、システムをスタンバイ状態にして、電力の浪費を防ぐ方法が一般に知られている。
【0003】
ところで、システムをスタンバイ状態にする方法としては、例えば、クロック信号の供給を停止する方法がよく知られている。
図20は、従来におけるこのような情報処理装置の一例を示す図である。この図の例では、情報処理装置10と情報処理装置30とがバス20により接続されてシステムが構成されている。
【0004】
ここで、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、クロック制御回路12、主回路13、通信回路14およびメモリ15によって構成されており、バス20を介して情報処理装置30との間で情報を授受して処理するとともに、処理すべき情報が存在しない場合には、CPU11がクロック制御回路12に対してクロック信号の発生を停止させることにより、消費電力を低減させる。
【0005】
ここで、CPU11は、メモリ15に格納されているプログラムやデータに応じて装置の各部を制御するとともに、各種情報処理を実行する。
クロック制御回路12は、CPU11の制御に応じて、クロック信号の発生を開始または停止する。
【0006】
主回路13は、例えば、インターフェース回路等である。
通信回路14は、バス20を介して情報処理装置30との間で情報を授受する際に、データの変換やプロトコルの変換処理を実行する。
【0007】
メモリ15は、例えば、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成されており、CPU11が実行するプログラムやデータを一時的に格納する。
【0008】
一方、情報処理装置30は、CPU31、クロック制御回路32、主回路33、通信回路34およびメモリ35によって構成されている。
ここで、CPU31は、メモリ35に格納されているプログラムやデータに応じて装置の各部を制御するとともに、各種情報処理を実行する。
【0009】
クロック制御回路32は、CPU31の制御に応じて、クロック信号の発生を開始または停止する。
主回路33は、例えば、インターフェース回路等である。
【0010】
通信回路34は、バス20を介して情報処理装置10との間で情報を授受する際に、データの変換やプロトコルの変換処理を実行する。
メモリ35は、例えば、RAM等の半導体メモリによって構成されており、
CPU31が実行するプログラムやデータを一時的に格納する。
【0011】
次に、以上の従来例の動作を説明する。
通常の動作時においては、CPU11は、クロック制御回路12に対してクロック信号を供給するように指示するので、クロック制御回路12は、クロック信号を生成して、装置の各部へ供給する。
【0012】
一方、スタンバイ状態に移行する場合には、CPU11がクロック制御回路12に対してクロック信号の生成を停止するように要求する。その結果、クロック制御回路12は、クロック信号の生成を停止するので、主回路13、通信回路14およびメモリ15は動作を停止した状態になることから、電力の消費を抑えることができる。
【0013】
図21は、他の従来例を示す図である。この図の例では、情報処理装置10に外部割り込み回路16が新たに追加されている。それ以外の構成は、図20の場合と同様である。
【0014】
外部割り込み回路16は、常に電源が供給されて動作可能な状態とされており、情報処理装置10がスタンバイ状態である場合に、情報処理装置30から割り込み信号が入力された場合には、この割り込み要求を受け付け、CPU11をウェイクアップして通常動作に復帰させる。
【0015】
即ち、情報処理装置10がスタンバイ状態である場合に、情報処理装置30において、何らかの処理の要求が発生し、情報処理装置10に当該処理の依頼を行う必要が生じた場合には、情報処理装置30が情報処理装置10に対して割り込み信号を発生する。
【0016】
その結果、情報処理装置10の外部割り込み回路16は、ウェイクアップ信号をCPU11に供給する。ウェイクアップ信号を受けたCPU11は、クロック制御回路12に対してクロック信号の発生を再開するように要請し、その結果、クロック制御回路12がクロック信号の生成を再開するので、情報処理装置10がスタンバイ状態から通常の状態に遷移する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図20に示す従来例では、情報処理装置10がスタンバイ状態である場合には、通信回路14も動作を停止した状態になるため、情報処理装置30から処理の要求が発生した場合であってもこれを受け付けることができないという問題点があった。
【0018】
また、図21に示す例では、スタンバイ状態である場合にはクロック制御回路12によってクロック信号の発生が停止されていることから、外部割り込み回路16は、クロック信号とは非同期に、通信回路34から供給された信号の状態を参照して、割り込みが発生したことを認知し、ウェイクアップ信号をCPU11に供給していた。従って、クロック信号に同期して動作しないことから、バス20に重畳されたノイズによって誤動作する場合があるという問題点があった。
【0019】
また、割り込み信号を受け付けてから、クロック制御回路12が実際にクロック信号の供給を開始するまでに遅れがあるため、情報処理装置30から送信されてきた最初のデータを取りこぼしてしまうおそれがあるという問題点もあった。
【0020】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、他の情報処理装置から要求があった場合にはスタンバイ状態から確実に復帰するとともに、データの取りこぼしも発生しない情報処理装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、他の情報処理装置と接続され、当該他の情報処理装置との間でバスを介して情報を通信する情報処理装置において、当該情報処理装置内の各部への第1のクロック信号を供給または停止することを制御するクロック制御回路と、第2のクロック信号を出力するCR発振回路と、前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号とを選択的に出力する選択回路と、前記選択回路の動作を制御する選択制御回路と、前記選択回路からのクロック信号に同期して、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する条件検出回路と、を有し、前記CR発振回路は、前記選択回路を通じて前記条件検出回路のみに前記第2のクロック信号を出力し、前記選択制御回路は、前記クロック制御回路が前記第1のクロック信号を供給しているときは、前記選択回路に前記第1のクロック信号を選択させ、前記クロック制御回路が前記第1のクロック信号を停止させているときは、前記選択回路に前記第2のクロック信号を選択させる、ことを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0022】
ここで、クロック制御回路は、この情報処理装置内の各部に対して、第1のクロック信号を供給するか、あるいは停止するかを制御する。一方、この第1のクロック信号とは別に、CR発振回路からは、第2のクロック信号が出力される。この第2のクロック信号は、選択回路を通じて条件検出回路に対してのみ出力される。選択回路は、第1のクロック信号と第2のクロック信号とを、条件検出回路に対して選択的に出力する。この選択回路のクロック選択動作は、選択制御回路によって制御される。条件検出回路は、選択回路からのクロック信号に同期して、他の情報処理装置との通信開始条件を検出する。また、選択制御回路は、クロック制御回路が第1のクロック信号を供給しているときは、選択回路に第1のクロック信号を選択させて、第1のクロック信号を条件検出回路に出力させる。一方、クロック制御回路が第1のクロック信号を停止させているときは、選択回路に第2のクロック信号を選択させて、第2のクロック信号を条件検出回路に出力させる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の動作原理を説明する原理図である。この図に示すように、本発明の情報処理装置50は、第1の条件検出回路51、第2の条件検出回路52、選択回路53およびクロック制御回路54によって構成されている。
【0026】
ここで、第1の条件検出回路51は、クロック信号に同期して、他の情報処理装置70との通信開始条件を検出する。
第2の条件検出回路52は、クロック信号とは非同期に、他の情報処理装置70との通信開始条件を検出する。
【0027】
選択回路53は、第1の条件検出回路51と、第2の条件検出回路52とを適宜選択する。
クロック制御回路54は、情報処理装置50の各部へのクロック信号の供給または停止を制御する。
【0028】
次に、以上の原理図の動作を説明する。
通常の動作時においては、選択回路53は、第1の条件検出回路51を選択する。第1の条件検出回路51は、情報処理装置70からバス60を介して供給された信号を、クロック信号に同期して読み込み、通信の開始が要求されている場合には、これを検出する。その結果、情報処理装置50と情報処理装置70の間でバス60を介して通信が開始されることになる。
【0029】
一方、情報処理装置50が、スタンバイモードに遷移しようとする場合には、選択回路53は第2の条件検出回路52を選択する。選択が終了すると、クロック制御回路54は、装置の各部へのクロック信号の供給を停止するので、情報処理装置50における消費電力を低減することができる。
【0030】
このような状態において、情報処理装置70から通信の要求がされた場合には、第2の条件検出回路52がこれを検知し、クロック信号の発生再開を要求する信号「クロック信号要求」を生成して出力する。
【0031】
その結果、クロック制御回路54は、クロック信号の発生を開始して、装置の各部への供給を再開する。
次に、第2の条件検出回路52は、選択回路53に対して第1の条件検出回路51を選択するように要求する。その結果、選択回路53は、第1の条件検出回路51を選択するので、それ以降は、情報処理装置70から通信要求がなされた場合には、第1の条件検出回路51がクロック信号に同期して、当該要求を検出するので、例えば、バス60にノイズが重畳されているような場合であっても、当該要求を正確に検出することが可能になる。
【0032】
以上に説明したように、本発明の情報処理装置50によれば、第1の条件検出回路51と、第2の条件検出回路52とを設け、通常の動作時には第1の条件検出回路51を、また、スタンバイ状態の場合には第2の条件検出回路52を選択回路53により選択するようにしたので、それぞれの状態において最適な検出方法により、情報処理装置70からの通信要求を検出することが可能になる。
【0033】
また、スタンバイ状態において、第2の条件検出回路52が通信要求を検出した場合には、クロック信号の発生を要求するとともに、第1の条件検出回路51を選択するように選択回路53に要求することにより、スタンバイ状態において通信要求を検出した後も、継続して正常な動作を実行することができる。
【0034】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態の構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の第1の実施の形態は、情報処理装置100および情報処理装置120がバス110によって接続されて構成されている。
【0035】
情報処理装置100は、CPU101、クロック制御回路102、主回路103、通信回路104およびメモリ105によって構成されており、バス110を介して情報処理装置120との間で情報を授受して処理するとともに、処理すべき情報が存在しない場合には、CPU101がクロック制御回路102に対してクロック信号の発生を停止させることにより、消費電力を低減させる。
【0036】
ここで、CPU101は、メモリ105に格納されているプログラムやデータに応じて装置の各部を制御するとともに、各種情報処理を実行する。
クロック制御回路102は、CPU101の制御に応じて、クロック信号の発生を開始または停止する。
【0037】
主回路103は、例えば、インターフェース回路等である。
通信回路104は、バス110を介して情報処理装置120との間で情報を授受する際に、データの変換やプロトコルの変換処理を実行する。
【0038】
図3は、通信回路104の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、通信回路104は、スタートコンディション検出回路(同期)104a、スタートコンディション検出回路(非同期)104b、セレクタ104cおよびANDゲート104dによって構成されている。
【0039】
ここで、スタートコンディション検出回路104aは、クロック制御回路102から供給されるクロック信号に同期して、情報処理装置120から送信されてきた信号をラッチし、通信要求(スタートコンディション)を検出する。
【0040】
スタートコンディション検出回路104bは、クロック信号には同期せずに、情報処理装置120から送信されてきた信号をラッチし、通信要求を検出する。セレクタ104cは、CPU101から供給されるスタートコンディション選択信号に応じて、スタートコンディション検出回路104aまたはスタートコンディション検出回路104bの何れかを選択し、通信開始信号として出力する。
【0041】
ANDゲート104dは、スタートコンディション選択信号とセレクタ104cから出力される通信開始信号の論理積を演算してクロック要求信号として出力する。
【0042】
メモリ105は、例えば、RAM等の半導体メモリによって構成されており、CPU101が実行するプログラムやデータを一時的に格納する。
一方、情報処理装置120は、CPU121、クロック制御回路122、主回路123、通信回路124およびメモリ125によって構成されている。
【0043】
ここで、CPU121は、メモリ125に格納されているプログラムやデータに応じて装置の各部を制御するとともに、各種情報処理を実行する。
クロック制御回路122は、CPU121の制御に応じて、クロック信号の発生を開始または停止する。
【0044】
主回路123は、例えば、インターフェース回路等である。
通信回路124は、バス110を介して情報処理装置100との間で情報を授受する際に、データの変換やプロトコルの変換処理を実行する。
【0045】
メモリ125は、例えば、RAM等の半導体メモリによって構成されており、CPU121が実行するプログラムやデータを一時的に格納する。
次に、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0046】
先ず、通常時の動作について説明する。通常時においては、CPU101は、スタートコンディション選択信号を“L”の状態にするので、セレクタ104cは、スタートコンディション検出回路104aからの出力を選択して出力する。
【0047】
図4は、通常動作時において、情報処理装置120から通信要求がなされた場合の動作について説明するためのタイミングチャートである。
ここで、通信要求のスタートコンディションが、SCL信号(クロック信号:図4(B)参照)が“H”のときに、SDA信号(データ信号:図4(A)参照)の立ち下がりエッジが検出された場合であるとする。その場合、図4において波線で囲繞した部分に示すように、通信回路124からの出力信号であるSDA信号およびSCL信号がスタートコンディションを示したとすると、その次のクロック信号(図4(D)参照)の立ち上がりエッジ(図中実線で示したタイミング)に同期して、スタートコンディション検出回路104aがスタートコンディションを検出し、セレクタ104cに対して出力する信号を“H”の状態にする。
【0048】
セレクタ104cは、スタートコンディション検出回路104aを選択していることから、この信号は通信開始信号(図4(C)参照)として、CPU101に供給されることになる。その結果、CPU101は、情報処理装置120との間で情報の授受を開始する。
【0049】
なお、このとき、スタートコンディション選択信号は“L”の状態であるので、ANDゲート104dの出力であるクロック要求信号(図4(D)参照)は“L”の状態、即ち、インアクティブの状態となる。
【0050】
次に、図5を参照して、スタンバイ状態において通信要求を受け付けた場合の動作について説明する。
先ず、スタンバイ状態に遷移する場合、CPU101は、スタートコンディション選択信号を“H”の状態にする。その結果、セレクタ104cは、スタートコンディション検出回路104bの出力を選択する。
【0051】
図5に示すように、通常状態からスタンバイ状態に遷移すると、クロック信号が休止した状態になる。従って、図6に示すように、クロック信号に同期してスタートコンディションを検出するスタートコンディション検出回路104aを用いると、スタートコンディションを検出できず、スタンバイ状態から復帰することができなくなる。
【0052】
しかし、本実施の形態では、スタンバイ状態時には、SCL信号(図5(A)参照)が“H”である場合に、SDA信号(図5(B)参照)が立ち下がった場合には、スタートコンディション検出回路104bがクロック信号とは無関係にこれを検出するので、通信要求を確実に検出し、通信開始信号(図5(C))を“H”の状態にすることができる。
【0053】
また、前述のようにスタートコンディション選択信号は“H”の状態であることから、通信開始信号が“H”の状態になると、ANDゲート104dの出力であるクロック要求信号(図5(D)参照)が“H”の状態になり、この信号はCPU101を介してクロック制御回路102に供給されるので、クロック信号の供給が開始され、スタンバイ状態から通常状態に遷移することができる(図5参照)。
【0054】
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、クロック信号に同期して通信要求を検出するスタートコンディション検出回路104aと、クロック信号とは非同期に通信要求を検出するスタートコンディション検出回路104bとを設け、通常状態においては、スタートコンディション検出回路104aを用いて通信要求を検出し、スタンバイ状態においては、スタートコンディション検出回路104bを用いて通信要求を検出するようにしたので、それぞれの動作状態において最適の方法により通信要求を検出することが可能になる。
【0055】
その結果、バス110に重畳されているノイズ等によって誤動作することを防止できる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0056】
図7は、本発明の第2の実施の形態の構成例を示す図である。なお、この図は、図2に示す通信回路104の詳細な構成例を示す図であるが、その他の部分については、図2の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0057】
この図に示すように、本発明の第2の実施の形態の通信回路104は、スタートコンディション検出回路(同期)104a、スタートコンディション検出回路(非同期)104b、セレクタ104c、ANDゲート104dおよび半導体スイッチ104eによって構成されている。
【0058】
ここで、スタートコンディション検出回路104aは、クロック制御回路102から供給されるクロック信号に同期して、通信回路104から送信されてきた信号をラッチし、通信要求を検出する。
【0059】
スタートコンディション検出回路104bは、クロック信号とは非同期に、通信回路104から送信されてきた信号をラッチし、通信要求を検出する。
セレクタ104cは、CPU101から供給されるスタートコンディション選択信号に応じて、スタートコンディション検出回路104aまたはスタートコンディション検出回路104bの何れかを選択し、通信開始信号として出力する。
【0060】
ANDゲート104dは、スタートコンディション選択信号とセレクタ104cから出力される通信開始信号の論理積を演算してクロック要求信号として出力する。
【0061】
半導体スイッチ104eは、CPU101から供給されるバスホールド信号が“H”の状態である場合には、ONの状態になってクロック信号線を接地し、バスホールド状態にする。
【0062】
次に、本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。
図8は、従来例の動作について説明する図である。この図に示すように、従来例の場合、波線で囲繞されているスタートコンディション(SCL(図8(B)参照)が“H”の場合に、SDA(図8(A)参照)の立ち下がった状態)が検出されると、通常状態に遷移する。しかし、通常状態に遷移するまでに一定の時間を要するため、「スタンバイ状態から復帰」する際に、第1データが入力されると、このデータは取りこぼしてしまう結果となる。
【0063】
一方、本実施の形態では、図9に示すように、スタンバイ状態から復帰した後、クロック信号が出力されるようになってから所定の時間が経過するまで、CPU101が所定のプログラムに従って、バスホールド信号を“H”の状態にすることにより半導体スイッチ104eを“ON”の状態に保ち、SCL信号線が“L”の状態に保持されるので、スタンバイ状態から復帰する際にデータが入力され、取りこぼしが発生することを防止できる。
【0064】
以上に示したように、本発明の第2の実施の形態では、CPU101によってソフトウエア的に生成されるバスホールド信号によって、スタンバイ状態から復帰する期間中に、バス110のSCL信号線を“L”の状態に保持するようにしたので、当該期間中にデータが入力されて、取りこぼしが発生することを防止できる。
【0065】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図10は、本発明の第3の実施の形態の構成例を示す図である。なお、この図は、図2に示す通信回路104の詳細な構成例を示す図であるが、その他の部分については、図2の場合と同様であるのでその説明は省略する。また、図7に示す第2の実施の形態と対応する部分には同一の符号を付してあるので、その説明は省略する。
【0066】
この図に示すように、本発明の第3の実施の形態の通信回路104は、スタートコンディション検出回路(同期)104a、スタートコンディション検出回路(非同期)104b、セレクタ104c、ANDゲート104d、半導体スイッチ104eおよびバスホールド信号生成回路104fによって構成されている。なお、図7に示す第2の実施の形態と比較すると、バスホールド信号生成回路104fが追加されている点が異なっている。
【0067】
ここで、バスホールド信号生成回路104fは、スタンバイ状態になった場合には、CPU101からの指示に従ってバスホールド信号を“H”の状態にし、また、スタンバイ状態から復帰して最初のクロック信号の立ち上がりエッジを検出した場合には、バスホールド信号を“L”の状態にする。
【0068】
次に、本発明の第3の実施の形態の動作について説明する。
図11は、前述した第2の実施の形態の動作について説明する図である。この図に示すように、第2の実施の形態の場合、波線で囲繞されているスタートコンディション(SCL(図11(B)参照)が“H”の場合に、SDA(図11(A)参照)の立ち下がった状態)が検出され、スタンバイ状態から復帰して所定の時間が経過すると、CPU101がソフトウエア的にバスホールド信号を“L”の状態にし、バスホールド状態を解除していた。
【0069】
しかし、ソフトウエア的に制御することから、CPU101に負荷がかかるとともに、バスホールド状態が解除されるまでに、一定の時間を要するため、第3の実施の形態では、バスホールド信号生成回路104fによってバスホールド信号をハードウエア的に解除することとした。
【0070】
即ち、この実施の形態では、図12に示すように、スタンバイ状態から復帰して、クロック信号の第1番目の立ち上がりエッジが検出された場合には、バスホールド信号生成回路104fは、バスホールド信号を“L”の状態にする。
【0071】
その結果、半導体スイッチ104eがOFFの状態になるので、情報処理装置120は、バスホールド状態が解除されたことを検知し、第1データの送信を開始する(図12(A),(B)参照)。
【0072】
このように、本発明の第3の実施の形態では、バスホールド信号生成回路104fにより、スタンバイ状態から復帰した後にクロック信号の立ち上がりエッジを検出した場合には、バスホールド状態を解除するようにしたので、スタンバイ状態から復帰後にCPU101に負担をかけることなく、バスホールド状態を解除することが可能になる。
【0073】
また、スタンバイ状態から復帰した後の最初のクロック信号の立ち上がりエッジを検出して、バスホールド状態を解除するようにしたので、ソフトウエアにより解除する場合に比較して迅速にバスホールド状態を解除することが可能になる。
【0074】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図13は、本発明の第4の実施の形態の構成例を示す図である。なお、この図において、図2に示す第1の実施の形態と対応する部分には、同一の符号を付してあるので、その説明は省略する。
【0075】
この図に示すように、本発明の第4の実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、通信回路104が通信回路150に置換され、また、CR発振回路151が新たに付加されている。その他の構成は、第1の実施の形態の場合と同様である。
【0076】
ここで、通信回路150は、図14に示すように、スタートコンディション検出回路150aおよびセレクタ150bによって構成されている。
スタートコンディション検出回路150aは、セレクタ150bから供給されるクロック信号に同期して、スタートコンディションを検出し、通信開始信号を出力する。
【0077】
セレクタ150bは、CPU101から供給されるクロック選択信号に応じて、クロック制御回路102から供給されるクロック信号または後述するCR発振回路151から供給されるクロック信号の何れかを選択し、スタートコンディション検出回路150aに供給する。
【0078】
CR発振回路151は、例えば、位相発振回路等のように、コンデンサ、抵抗およびオペアンプもしくはトランジスタ等のアクティブ素子によって構成されており、所定の周波数で発振し、発振信号をセレクタ150bに供給する。
【0079】
なお、CR発振回路151の出力に、例えば、シュミットトリガ回路等を介在させることにより、出力される信号を矩形波とするようにしてもよい。また、CR発振回路151の発振周波数は、クロック制御回路102の発振周波数よりも低い周波数に設定し、消費電力を抑えることも可能である。
【0080】
次に、本発明の第4の実施の形態の動作について説明する。
通常状態においては、CPU101は、クロック制御回路102から出力されるクロック信号を選択するように、セレクタ150bを制御しているので、スタートコンディション検出回路150aは、当該クロック信号に同期して、スタートコンディションを検出する。従って、この場合は、ノイズの影響によって誤動作することを防止できる。
【0081】
一方、スタンバイ状態に遷移する場合には、CPU101は、CR発振回路151の出力を選択するようにセレクタ150bを制御する。その結果、スタートコンディション検出回路150aには、CR発振回路151によって発生されたクロック信号が供給される。
【0082】
ところで、CR発振回路151は、クロック制御回路102で制御される水晶発振回路に比較すると、発振周波数は不安定であるものの構造が簡単で消費電力が少なく、また、発振が安定するまでに必要な時間が短いという特徴がある。
【0083】
従って、このようなCR発振回路151から出力されるクロック信号を用いてスタートコンディションを検出するようにすれば、クロック制御回路102を用いた場合に比較して消費電力を低減することができる。
【0084】
また、クロック制御回路102から供給されるクロック信号は、情報処理装置100の動作速度を確定することから、その周波数を安易に変更することはできない。しかし、CR発振回路151を別途設けて、この回路から出力されるクロック信号をスタンバイ時にのみ通信回路150に供給するようにすれば、他の回路には影響を与えなため、クロック信号を任意に設定することができる。従って、消費電力を考慮した最適な周波数に設定すれば、スタンバイ状態における回路全体の消費電力を削減することができる。
【0085】
また、スタンバイ状態において、スタートコンディションを検出する際には、クロック信号に同期して検出するので、ノイズ等の影響を最小限に抑えることが可能になる。
【0086】
以上に説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、CR発振回路151を設け、スタンバイ状態においてスタートコンディションを検出する際に使用するようにしたので、ノイズ等によって誤動作することを防止することが可能になる。
【0087】
また、CR発振回路151の適宜設定することにより、スタンバイ状態における装置全体の消費電力を削減することができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
【0088】
図15は、本発明の第5の実施の形態の構成例を示す図である。なお、この図は、図13に示す通信回路150の詳細な構成例を示す図であるが、通信回路150以外の部分については、図13の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0089】
図15に示すように、本発明の第5の実施の形態の通信回路150は、スタートコンディション検出回路(同期)161a、セレクタ161b、スタートコンディション検出回路(非同期)161cによって構成されておりCR発振回路151がスタートコンディション検出回路161cとセレクタ161bの間に接続されている。
【0090】
ここで、スタートコンディション検出回路161aは、セレクタ161bから供給されるクロック信号に同期して、通信要求を検出する。
セレクタ161bは、CPU101から供給されるクロック選択信号に応じて、クロック制御回路102から供給されるクロック信号またはCR発振回路151から供給されるクロック信号の何れか一方を選択してスタートコンディション検出回路161aに供給する。
【0091】
スタートコンディション検出回路161cは、クロック信号とは非同期に情報処理装置120から供給される信号の状態からスタートコンディションを検出する。
【0092】
CR発振回路151は、前述の場合と同様に、位相発振回路等によって構成されており、所定の周波数のクロック信号を発生して出力する。
次に、本発明の第5の実施の形態の動作について説明する。
【0093】
情報処理装置100が通常状態である場合には、CPU101は、クロック制御回路102から供給されるクロック信号が選択されるようにセレクタ161bを制御するので、スタートコンディション検出回路161aは、クロック信号に同期してスタートコンディションを検出する。
【0094】
一方、スタンバイ状態に遷移する場合には、CPU101は、CR発振回路151から出力されるクロック信号を選択するようにセレクタ161bを制御する。ところで、この実施の形態では、CR発振回路151は、スタートコンディション検出回路161cによってスタートコンディションが検出された場合に起動されてクロック信号を供給する。従って、情報処理装置120から通信要求がなされた場合には、先ず、スタートコンディション検出回路161cがこれを検出し、その結果としてCR発振回路151が発振を開始する。
【0095】
スタートコンディション検出回路161aは、セレクタ161bを介して供給されたクロック信号に同期してスタートコンディションを検出し、通信要求がなされていることを了知し、CPU101に対してクロック信号の供給を開始するように要求する。その結果として、クロック制御回路102からのクロック信号の供給が開始されるので、情報処理装置100の各部が動作を開始する。
【0096】
そして、クロック信号が安定した後には、CPU101は、CR発振回路151を制御してその発振を停止させる。
以上に説明したように、本発明の第5の実施の形態によれば、CR発振回路151を設けて、スタートコンディション検出回路161cによってスタートコンディションが検出された場合には、当該回路からクロック信号を供給し、スタートコンディション検出回路161aがこのクロック信号に同期してスタートコンディションを検出するようにしたので、ノイズの影響によって誤動作することを防止することが可能になる。
【0097】
また、スタートコンディション検出回路161cによってスタートコンディションが検出するまではCR発振回路151の動作を停止するようにしたので、スタンバイ状態における消費電力を更に削減することが可能になる。
【0098】
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
図16は、本発明の第6の実施の形態の構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の第6の実施の形態では、情報処理装置171〜175が相互に接続されて構成されている。なお、これらの情報処理装置171〜175のそれぞれは、図2または図13に示す情報処理装置100と同様の構成であるので、その説明については省略する。
【0099】
図17は、図16に示す情報処理装置171〜175が有する通信回路の詳細な構成例を示す図である。
この図に示すように、本発明の第6の実施の形態の通信回路は、クロック要求回路180および通信対象検出回路181によって構成されている。
【0100】
ここで、クロック検出要求180は、通信開始信号、スタートコンディション選択信号および通信対象検出回路181から供給される検出信号を参照し、クロック要求信号およびクロック停止要求信号をクロック制御回路102に対して供給する。
【0101】
通信対象検出回路181は、SCL信号およびSDA信号を監視し、自己以外の情報処理装置からのスタートコンディションが検出された場合には、その要求の対象となっている通信対象を検出し、クロック要求回路180に通知する。
【0102】
次に、本発明の第6の実施の形態の動作について説明する。
先ず、自己が通信対象として選択された場合の動作について説明する。
この場合、図18に示すように、SCL信号(図18(B)参照)が“H”の状態の場合に、SDA信号(図18(A)参照)が立ち下がりの状態となるスタートコンディションが検出されると、通信開始信号(図18(C)参照)が“H”の状態になる。
【0103】
その結果、クロック要求回路180は、クロック要求信号(図18(D)参照)を“H”の状態にするので、クロック制御回路102がクロック信号(図18(F)参照)の出力を開始する。
【0104】
クロック信号の出力が開始され、第1データの通信が終了すると、通信対象検出回路181は、この第1データを参照し、この通信要求が自己を対象としてなされたものであるか否かを判定する。例えば、SDA信号とSCL信号のそれぞれ1ビットの信号とした場合に、これらのビット信号により表される値が、例えば、“11”である場合には自己が選択されていると判断する。
【0105】
そして、通信要求が自己を対象としてなされている場合には、クロック要求回路180に対してその旨を通知する。その結果、クロック要求回路180は、クロック要求信号を出し続けるので、第2データ以降も受信して処理することになる。
【0106】
次に、図19を参照して、自己以外が通信対象として選択された場合の動作について説明する。
この場合、図19に示すように、SCL信号(図19(B)参照)が“H”の状態の場合に、SDA信号(図19(A)参照)が立ち下がる状態となるスタートコンディションが検出されると、通信開始信号(図19(C)参照)が“H”の状態になる。
【0107】
その結果、クロック要求回路180は、クロック要求信号(図19(D)参照)を“H”の状態にするので、クロック制御回路102がクロック信号(図19(F)参照)の出力を開始する。
【0108】
クロック信号の出力が開始され、第1データの通信が終了すると、通信対象検出回路181は、この第1データを参照し、この通信要求が自己を対象としてなされたものであるか否かを判定する。
【0109】
そして、通信要求が自己を対象としてなされていない場合には、クロック要求回路180に対してその旨を通知する。その結果、クロック要求回路180は、クロック停止要求信号をクロック制御回路102に対して出力するので、クロック制御回路102は、クロック信号の発生を停止する。その結果、情報処理装置は、再度、スタンバイ状態に戻ることになる。
【0110】
なお、スタートコンディション選択信号により、自己が通信対象に選択されていない場合でも、スタンバイ状態に戻らないように設定することも可能である。
以上に説明したように、本発明の第6の実施の形態によれば、スタンバイ状態から復帰した場合に、自己が通信の対象として選択されていない場合には、再度、スタンバイ状態に戻るようにしたので、情報処理装置が複数接続されてなるシステムにおいて消費電力を一層削減することが可能になる。
【0115】
(付記1) 他の情報処理装置と接続され、当該他の情報処理装置との間でバスを介して情報を通信する情報処理装置において、
クロック信号に同期して、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する第1の条件検出回路と、
前記クロック信号とは非同期に、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する第2の条件検出回路と、
前記第1の条件検出回路と、前記第2の条件検出回路とを適宜選択する選択回路と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【0116】
(付記2) 前記情報処理装置の各部へクロック信号を供給または停止することを制御するクロック制御回路を更に有し、
前記第2の条件検出回路は、前記クロック制御回路により、前記情報処理装置の各部へクロック信号の供給が停止されている場合に、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する、
ことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
【0117】
(付記3) 前記クロック制御回路は、前記第2の条件検出回路によって、前記他の情報処理装置との通信開始条件が検出された場合には、前記クロック信号の供給を再開することを特徴とする付記2記載の情報処理装置。
【0118】
(付記4) 前記クロック制御回路により、前記情報処理装置へのクロック信号の供給が停止されている場合に、前記他の情報処理装置との間の通信線をホールド状態にするホールド回路を更に有することを特徴とする付記2記載の情報処理装置。
【0119】
(付記5) 前記ホールド回路は、前記クロック制御回路により、クロック信号の供給が開始された場合には、ホールド状態を解除することを特徴とする付記4記載の情報処理装置。
【0120】
(付記6) 前記第2の条件検出回路により、通信開始条件が検出された場合において、通信対象を検出する通信対象検出回路を更に有し、
前記クロック制御回路は、前記通信対象検出回路により、通信対象が自己でないことが検出された場合には、クロック信号の供給を再度停止する、
ことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
【0121】
(付記7) 他の情報処理装置と接続され、当該他の情報処理装置との間でバスを介して情報を通信する情報処理装置において、
クロック信号に同期して、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する第1の条件検出回路と、
所定の周波数で発振するCR発振回路と、
前記CR発振回路から出力される信号に同期して、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する第2の検出回路と、
前記第1の条件検出回路と、前記第2の条件検出回路とを適宜選択する選択回路と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【0122】
(付記8) 前記情報処理装置の各部へクロック信号を供給または停止することを制御するクロック制御回路を更に有し、
前記第2の条件検出回路は、前記クロック制御回路により、前記情報処理装置の各部へクロック信号の供給が停止されている場合に、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する、
ことを特徴とする付記7記載の情報処理装置。
【0123】
(付記9) 前記クロック制御回路は、前記第2の条件検出回路によって、前記他の情報処理装置との通信開始条件が検出された場合には、前記クロック信号の発生を再開することを特徴とする付記8記載の情報処理装置。
【0124】
(付記10) 前記クロック制御回路によって、前記情報処理装置へのクロック信号の供給が停止されている場合に、前記他の情報処理装置との間の通信線をホールド状態に設定するホールド回路を更に有する、ことを特徴とする付記8記載の情報処理装置。
【0125】
(付記11) 前記ホールド回路は、前記クロック制御回路により前記クロック信号の供給が開始された場合には、ホールド状態を解除することを特徴とする付記10記載の情報処理装置。
【0126】
(付記12) 前記クロック制御回路により、前記情報処理装置へのクロック信号の供給が停止されている場合には前記CR発振回路の発振を停止させるとともに、前記第1の条件検出回路により前記通信開始条件が検出された場合に、前記CR発振回路の発振を開始させる発振制御回路を更に有することを特徴とする付記7記載の情報処理装置。
【0127】
(付記13) 前記第2の条件検出回路により、通信開始条件が検出された場合において、通信対象を検出する通信対象検出回路を更に有し、
クロック制御回路は、通信対象検出回路により、通信対象が自己でないことが検出された場合には、クロック信号の供給を再度停止する、
ことを特徴とする付記7記載の情報処理装置。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、他の情報処理装置と接続され、当該他の情報処理装置との間でバスを介して情報を通信する情報処理装置において、この情報処理装置内の各部に供給される第1のクロック信号とは別に、条件検出回路にのみ供給される第2のクロック信号をCR発振回路から出力し、第1のクロック信号の停止時には、第2のクロック信号によって条件検出回路を動作させるようにしたので、消費電力が少なくまた立ち上がりが速いCR発振回路を用いて通信開始条件を迅速にかつ正確に検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成例を示す図である。
【図3】図2に示す通信回路の詳細な構成例を示す図である。
【図4】図2に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】図2に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】図2に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態の構成例を示す図である。
【図8】図7に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】図7に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態の構成例を示す図である。
【図11】図10に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】図10に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図13】本発明の第4の実施の形態の構成例を示す図である。
【図14】図13に示す通信回路の詳細な構成例を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態の構成例を示す図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態の構成例を示す図である。
【図17】図16に示す情報処理装置の通信回路の詳細な構成例を示す図である。
【図18】図16に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図19】図16に示す実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図20】従来の情報処理装置の構成例を示す図である。
【図21】従来の情報処理装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
50 情報処理装置
51 第1の条件検出回路
52 第2の条件検出回路
53 選択回路
54 クロック制御回路
60 バス
70 情報処理装置
100 情報処理装置
101 CPU
102 クロック制御回路
103 主回路
104 通信回路
104a スタートコンディション検出回路
104b スタートコンディション検出回路
104c セレクタ
104d ANDゲート
104e 半導体スイッチ
104f バスホールド信号生成回路
105 メモリ
110 バス
120 情報処理装置
121 CPU
122 クロック制御回路
123 主回路
124 通信回路
125 メモリ
150 通信回路
150a スタートコンディション検出回路
150b セレクタ
151 CR発振回路
161a スタートコンディション検出回路
161b セレクタ
161c スタートコンディション検出回路
171〜175 情報処理装置
180 クロック要求回路
181 通信対象検出回路

Claims (4)

  1. 他の情報処理装置と接続され、当該他の情報処理装置との間でバスを介して情報を通信する情報処理装置において、
    当該情報処理装置内の各部への第1のクロック信号を供給または停止することを制御するクロック制御回路と、
    第2のクロック信号を出力するCR発振回路と、
    前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号とを選択的に出力する選択回路と、
    前記選択回路の動作を制御する選択制御回路と、
    前記選択回路からのクロック信号に同期して、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する条件検出回路と、
    を有し、
    前記CR発振回路は、前記選択回路を通じて前記条件検出回路のみに前記第2のクロック信号を出力し、
    前記選択制御回路は、前記クロック制御回路が前記第1のクロック信号を供給しているときは、前記選択回路に前記第1のクロック信号を選択させ、前記クロック制御回路が前記第1のクロック信号を停止させているときは、前記選択回路に前記第2のクロック信号を選択させる、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1のクロック信号および前記第2のクロック信号とは非同期に、前記他の情報処理装置との通信開始条件を検出する非同期条件検出回路をさらに有し、
    前記CR発振回路は、前記クロック制御回路が前記第1のクロック信号を停止させているとき、前記第2のクロック信号の出力を停止した状態から、前記非同期条件検出回路によって前記他の情報処理装置との通信開始条件が検出されると、前記第2のクロック信号の出力を開始させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記クロック制御回路は、前記第1のクロック信号を停止させているとき、記条件検出回路によって、前記他の情報処理装置との通信開始条件が検出された場合には、前記第1のクロック信号の供給を再開することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記CR発振回路が発振する前記第2のクロック信号の周波数は、前記第1のクロック信号の周波数より低いことを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
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