JP4218728B2 - 画像記録再生方法、画像記録再生装置、画像記録再生プログラム - Google Patents

画像記録再生方法、画像記録再生装置、画像記録再生プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4218728B2
JP4218728B2 JP2007052570A JP2007052570A JP4218728B2 JP 4218728 B2 JP4218728 B2 JP 4218728B2 JP 2007052570 A JP2007052570 A JP 2007052570A JP 2007052570 A JP2007052570 A JP 2007052570A JP 4218728 B2 JP4218728 B2 JP 4218728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
component
transmittance
recording
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007052570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007209003A (ja
Inventor
靖雅 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007052570A priority Critical patent/JP4218728B2/ja
Publication of JP2007209003A publication Critical patent/JP2007209003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4218728B2 publication Critical patent/JP4218728B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

本発明は、画像データ構造、画像記録方法、画像記録装置及び画像記録プログラムに関する。
カラー画像の表現にはR/G/B、Y/Cr/Cb等の3チャンネルの画像成分が必要である。また画像データは容量が大きいため、一般に圧縮されたデータ形式でリムーバブルメモリ又は通信回線により搬送される。圧縮処理方式としてはJPEG方式が広く普及している。圧縮された画像データは、圧縮方式に対応した伸張回路を用いたハードウェア処理により高速に伸張することができる。
従来、2つの画像を重畳合成したり、画像をクリッピングしたりするための透過率成分であるαチャンネルを3チャンネルの画像成分に付加した画像データが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−202504号公報
しかし、画像データの伸張回路は3チャンネルの画像データを伸張するために専用設計されていることも多い。例えばJPEG方式の伸張回路では、たとえJPEG形式の画像データであっても、4チャンネルの画像データを伸張することができない場合がある。かかる場合、透過率成分、あるいは画像成分及び透過率成分の両方はソフトウェア処理によって伸張しなければならない。このように、3チャンネルの画像成分と圧縮した透過率成分とで構成される4チャンネルの画像データは汎用性が低いという問題がある。
本発明の目的は、透過率成分を付加した画像データを汎用性の高い形式で記録し、記録された該画像データを再生する画像記録再生装置、画像記録再生方法、画像記録再生プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係わる画像記録再生装置は、
3チャンネルの画像成分と1チャンネルの透過率成分とを有する圧縮画像データを記録し、該圧縮画像データを再生する画像記録再生装置であって、
3チャンネルの画像成分を圧縮形式で画像領域に記録する画像成分記録手段と、画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を前記画像領域と同一のデータ構造で透過率領域に記録する透過率記録手段と、を備える画像記録手段と、前記記録された画像領域を復号する画像領域復号手段と、前記記録された透過率領域を復号する透過率領域復号手段と、前記画像領域復号手段により復号された3チャンネルの復号画像成分と、前記透過率領域復号手段により復号された前記透過率領域から前記2チャンネルの擬似チャンネルを無視することにより得られる1チャンネルの復号透過率成分とを有する復号画像データを再生する画像再生手段と、を有することを特徴とする。
画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を画像領域と同一のデータ構造で記録することにより、画像成分と透過率成分とを同一の処理方式で伸張することができる。
上記目的を達成するために、本発明に係わる画像記録再生方法は、
3チャンネルの画像成分と1チャンネルの透過率成分とを有する圧縮画像データを記録し、該圧縮画像データを再生する画像記録再生方法であって、
3チャンネルの画像成分を圧縮形式で画像領域に記録する画像成分記録段階と、画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を前記画像領域と同一のデータ構造で透過率領域に記録する透過率記録段階と、を備える画像記録段階と、前記記録された画像領域を復号する画像領域復号段階と、前記記録された透過率領域を復号する透過率領域復号段階と、前記画像領域復号段階により復号された3チャンネルの復号画像成分と、前記透過率領域復号段階により復号された前記透過率領域から前記2チャンネルの擬似チャンネルを無視することにより得られる1チャンネルの復号透過率成分とを有する復号画像データを再生する画像再生段階と、を有することを特徴とする。
画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を画像領域と同一のデータ構造で記録することにより、画像成分と透過率成分とを同一の処理方式で伸張することができる。
上記目的を達成するために、本発明に係わる画像記録再生プログラムは、
3チャンネルの画像成分と1チャンネルの透過率成分とを有する圧縮画像データを記録し、該圧縮画像データを再生する画像記録再生プログラムであって、
3チャンネルの画像成分を圧縮形式で画像領域に記録する画像成分記録ステップと、画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を前記画像領域と同一のデータ構造で透過率領域に記録する透過率記録ステップと、を備える画像記録ステップと、前記記録された画像領域を復号する画像領域復号ステップと、前記記録された透過率領域を復号する透過率領域復号ステップと、前記画像領域復号ステップにより復号された3チャンネルの復号画像成分と、前記透過率領域復号ステップにより復号された前記透過率領域から前記2チャンネルの擬似チャンネルを無視することにより得られる1チャンネルの復号透過率成分とを有する復号画像データを再生する画像再生ステップと、を有することを特徴とする。
画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を画像領域と同一のデータ構造で記録することにより、画像成分と透過率成分とを同一の処理方式で伸張することができる。
尚、本発明は方法の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、装置の発明としても特定することができる。また、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、複数の実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(第一実施例)
図2は、本発明の第一実施例による画像記録装置を示すブロック図である。この画像記録装置は、後述する画像記録プログラムを実行することにより画像データをリムーバブルメモリ18に記録するコンピュータシステムである。このコンピュータシステムは、CPU10、ROM12、RAM14、ディスプレイ16、キーボード28、マウス26、ハードディスク24、カードコントローラ20、ネットワークインタフェース22等を備え、これらの各構成要素は互いにバスで接続されている。
CPU10は、ROM12に格納された画像記録プログラムを実行することにより、後述する画像データ処理を実行し、図示しないデバイスコントローラを介してRAM14、ディスプレイ16、ハードディスク24、カードコントローラ20等を制御する。ROM12は、CPU10が動作するために最低限必要な制御プログラムやデータが予め格納された不揮発性メモリである。RAM14は、各種のプログラムやデータが一時的に格納されるメモリである。ハードディスク24は、OSや画像記録プログラムが格納される不揮発性メモリである。画像記録プログラムや各種のデータは、所定のサーバからネットワークを介してダウンロードして入力してもよいし、リムーバブルメモリ18等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して入力してもよい。カードコントローラ20は、リムーバブルメモリ18の読み書きを制御する。ネットワークインタフェース22は、モデムやネットワークインタフェースカードによって構成される。
リムーバブルメモリ18に格納された画像データとネットワークインタフェース22を通じて送信される画像データとは、例えばプリンタ、ディスプレイ、プロジェクタ等の再生装置で利用される。プリンタ、ディスプレイ、プロジェクタ等の再生装置では本実施例による画像データを利用することにより、画像データの画像成分を、画像成分に付加された透過率成分を用いて他の画像データと合成し、合成画像を再生することができる。
図3は、本発明の第一実施例による画像データによって表現される画像30を示す模式図である。ハッチングを付した領域は透明な領域であって、画像30に図4に示すような別の画像32を重畳すると図5に示すように当該領域に別の画像32がはめ込み合成された合成画像34が形成される。
図6は本発明の第一実施例による画像データに含まれる画像成分と透過率成分を説明するための模式図である。画像成分はR/G/B、Y/Cb/Crなどの3チャンネルの濃度情報で構成される。濃度情報は画素毎に記録された3つの階調値からなる。各階調値のレベル数は任意であって、例えば8ビットとし一画素当たり24ビットで画像成分を記録する。
透過率成分は1チャンネルの透過率情報で構成される。透過率情報は画像成分の画素毎に当該画素の透過率を階調値で規定する情報である。以下、透過率成分をαチャンネルというものとする。αチャンネルのレベル数は任意であるが、画像成分のレベル数と同一のレベル数であることが望ましい。8ビットのαチャンネルでは、例えば0を透明とし、255を不透明としてαチャンネルを定義する。αチャンネルでは2つの画素から合成画像の1画素を形成する処理における2つの画素の重み付けを規定することができる。αチャンネルが透明である画素は、αチャンネルが付加された画像成分によって表される画像と図4に示すような別の画像32とを重畳合成した場合、別の画像32の画素が優先して表示される。αチャンネルが不透明である画素は、同様の場合において、αチャンネルが付加された画像成分によって表される画像の画素が優先して表示される。図6では、αチャンネルが透明の範囲をハッチングにより示している。尚、αチャンネルが付加された画像成分によって表される画像と、その画像に重畳合成される画像との位置合わせは、別途座標を指定することにより行う。
図7は画像記録装置において画像記録処理を実施する手段を示すブロック図である。各手段はハードウェアによって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。以下、画像記録プログラムのプロセスによって各手段を実現するものとして説明する。画像記録処理は、3チャンネルの画像成分、αチャンネル、第一疑似チャンネル、第二疑似チャンネルを圧縮してリムーバブルメモリ18、ハードディスク24、通信回線等に出力する処理である。
DCTプロセスP100ではブロック毎にDCT(discrete cosine transform)を実施する。DCTプロセスP100には、Y/Cb/Cr等の3チャンネルの画像成分、αチャンネル、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルが入力され、DCTプロセスP100からは、それらのDCT係数が出力される。Y/Cb/Cr等の3チャンネルの画像成分と、αチャンネルとは、画像記録プログラムと別の画像編集プログラムから出力されるものである。
第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルは、画像記録プログラムの疑似成分形成プロセスP110からDCTプロセスP100に出力され、αチャンネルと同一のデータ構造を有する。すなわち、疑似成分形成プロセスP110は、αチャンネルと同一の画素数で同一レベル数の階調値で構成される2つの集合を第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルとして出力する。疑似成分形成プロセスP110では、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの全画素を0、255のように同一値に設定することにより、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルのエントロピーを0にすることが望ましい。これにより疑似成分の圧縮効率を最大限高めることができ、疑似成分によるリムーバブルメモリ18の容量の浪費を抑制することができる。
量子化プロセスP120では量子化を実施する。量子化プロセスP120には、Y/Cb/Cr等の3チャンネルの画像成分、αチャンネル、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルのDCT係数が入力され、それらの量子化された値(量子化DCT係数)が出力される。量子化代表値は量子化テーブル36に格納されている。量子化プロセスP120では、入力されたDCT係数から量子化代表値が格納された量子化テーブルのアドレスを求め、求めたアドレスに格納された量子化代表値を読み出して量子化DCT係数として出力することにより、入力されたDCT係数を量子化する。量子化テーブル36は、チャンネル毎に異なるものを利用するが、特に第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルについては量子化ステップ幅が他のチャンネルについて利用するものよりも大きいものを利用するとよい。これにより第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルのエントロピーを他のチャンネルよりも大幅に低減することができる。
ランレングス・ハフマン符号化プロセスP130ではランレングス符号化及びハフマン符号化を組み合わせた符号化を実施する。ランレングス・ハフマン符号化プロセスP130には、Y/Cb/Cr等の3チャンネルの画像成分、αチャンネル、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの量子化DCT係数が入力され、例えばそれらのランレングス及びゼロランに続く値の各組についてハフマン符号を割り当てることにより符号化した値(ハフマン符号)が出力される。ハフマン符号はハフマンテーブルによって決まり、ハフマンテーブルはランレングス及びゼロランに続く値により決まる。ハフマン符号を復号するには、符号化に用いたハフマンテーブルが必要になる。ハフマンテーブルの可搬性を向上させるため、符号処理装置と復号処理装置間でハフマンテーブルを一義的に特定するためのプロトコルを規定することにより、ハフマンテーブル自体を渡すかわりに、符号化に用いたハフマンテーブルを構成するために必要な情報(ハフマンテーブル定義情報)を復号装置に渡すことが望ましい。
図1は第一実施例による画像データの構造を示すデータ構造図である。書き込みプロセスP150では、リムーバブルメモリ18に図1の構造で画像データを書き込む。以下、画像領域及び透過率領域にJPEG圧縮のフォーマットでデータを格納するものとして説明するが、画像領域及び透過率領域に格納するデータの圧縮方式及びフォーマットは互いに同一の形式でさえあればJPEG圧縮のフォーマットに限定されるものではない。具体的には例えば、圧縮にウェーブレット変換、予測符号化、マルコフ符号化等を用いてもよい。またフォーマットは標準化されていないものであってもよい。
本実施例の画像データは、前述したとおり、3チャンネルの画像成分にαチャンネルを付加したものである。画像データは可搬性を向上させるため1ファイルに格納することが望ましい。例えば画像成分は、JFIFフォーマットのファイル内の本画像の圧縮データ領域に3チャンネルのJPEG圧縮のフォーマットで格納する。これにより画像成分は、通常の3チャンネルのJPEG圧縮データとして復号可能となる。αチャンネルは第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルとともにファイル内の透過率領域に3チャンネルのJPEG圧縮のフォーマットで格納する。透過率領域は、例えばJFIFフォーマットのAPP1内にサムネイル画像の圧縮データを格納するのと同じように、JFIFフォーマットのAPP7内の圧縮データ領域に格納する。これによりαチャンネル及び第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルは、APP7の部分のみを切り出すことにより、そのまま通常の3チャンネルのJPEG圧縮データとして復号可能となる。αチャンネルを利用するときには、復号された第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルは無視すればよい。画像領域及び透過率領域の詳細なデータ構造については3チャンネルのJPEG圧縮のフォーマットであるものとして説明を省略する。
第一実施例に係る構造の画像データは、画像成分も透過率成分も同じ3チャンネルのJPEG圧縮のフォーマットで記録されるため、画像成分と透過率成分とを同一の処理方式で復号することができる。したがって、透過率成分を付加された本実施例による画像データ構造は汎用性が高い。
(第二実施例)
本発明の第二実施例は、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの処理が第一実施例と異なり、その他の点では第一実施例と共通する。
図8は画像記録装置において画像記録処理を実施する手段を示すブロック図である。DCTプロセスP105ではブロック毎にDCT(discrete cosine transform)を実施する。DCTプロセスP105には、Y/Cb/Cr等の3チャンネルの画像成分及びαチャンネルが入力され、DCTプロセスP105からは、それらのDCT係数が出力される。
第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルは、疑似成分形成プロセスP112から量子化プロセスP120に出力され、αチャンネルのDCT係数と同一のデータ構造を有する。すなわち、疑似成分形成プロセスP112は、αチャンネルと同一の画素数で同一レベル数の階調値で構成される2つの集合を第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルとして出力する。疑似成分形成プロセスP112では、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの全画素を0、255のように同一値に設定することにより、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルのエントロピーを0にすることが望ましい。これにより疑似成分の圧縮効率を最大限高めることができ、疑似成分によるリムーバブルメモリ18の容量の浪費を抑制することができる。
量子化プロセスP120、ランレングス・ハフマン符号化プロセスP130、ハフマン符号化プロセスP140及び書き込みプロセスP150については、第一実施例と同様であるため説明を省略する。
(第三実施例)
本発明の第三実施例は、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの処理が第一実施例と異なり、その他の点では第一実施例と共通する。
図9は画像記録装置において画像記録処理を実施する手段を示すブロック図である。DCTプロセスP105については第二実施例と同様であるため説明を省略する。
量子化プロセスP125では量子化を実施する。量子化プロセスP125には、Y/Cb/Cr等の3チャンネルの画像成分及びαチャンネルのDCT係数が入力され、それらの量子化された値(量子化DCT係数)が出力される。量子化代表値は量子化テーブル36に格納されている。量子化プロセスP125では、入力されたDCT係数から量子化代表値が格納された量子化テーブルのアドレスを求め、求めたアドレスに格納された量子化代表値を読み出して量子化DCT係数として出力することにより、入力されたDCT係数を量子化する。
第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルは、画像記録プログラムの疑似成分形成プロセスP114からランレングス・ハフマン符号化プロセスP130に出力され、αチャンネルの量子化DCT係数と同一のデータ構造を有する。すなわち、疑似成分形成プロセスP114は、αチャンネルと同一の画素数で同一レベル数の階調値で構成される2つの集合を第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルとして出力する。疑似成分形成プロセスP114では、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの全画素を0、255のように同一値に設定することにより、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルのエントロピーを0にすることが望ましい。これにより疑似成分の圧縮効率を最大限高めることができ、疑似成分によるリムーバブルメモリ18の容量の浪費を抑制することができる。尚、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルを復号するための量子化テーブルは疑似成分形成プロセスから書き込みプロセスに出力してもよい。第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルは復号しても利用価値がないものである。したがって、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの復号処理は、符号処理に対応させて行う必要はなく、いわばでたらめに行ってもよい。このため、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの量子化テーブルはフォーマットさえαチャンネルの量子化テーブルと一致させておけば、その内容自体は何でもよい。
ランレングス・ハフマン符号化プロセスP130、ハフマン符号化プロセスP140及び書き込みプロセスP150については、第一実施例と同様であるため説明を省略する。
(第四実施例)
本発明の第四実施例は、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの処理が第一実施例と異なり、その他の点では第一実施例と共通する。
図10は画像記録装置において画像記録処理を実施する手段を示すブロック図である。DCTプロセスP105及び量子化プロセスP125については第三実施例と同様であるため説明を省略する。
ランレングス・ハフマン符号化プロセスP135ではランレングス符号化及びハフマン符号化を組み合わせた符号化を実施する。ランレングス・ハフマン符号化プロセスP135には、Y/Cb/Cr等の3チャンネルの画像成分、αチャンネルが入力され、例えばそれらのランレングス及びゼロランに続く値の各組についてハフマン符号を割り当てることにより符号化した値(ハフマン符号)が出力される。ハフマン符号はハフマンテーブルによって決まり、ハフマンテーブルはランレングス及びゼロランに続く値により決まる。ハフマン符号を復号するには、符号化に用いたハフマンテーブルが必要になる。ハフマンテーブルの可搬性を向上させるため、符号処理装置と復号処理装置間でハフマンテーブルを一義的に特定するためのプロトコルを規定することにより、ハフマンテーブル自体を渡すかわりに、符号化に用いたハフマンテーブルを構成するために必要な情報(ハフマンテーブル定義情報)を復号装置に渡すことが望ましい。
第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルは、画像記録プログラムの疑似成分形成プロセスP118から書き込みプロセスP150に出力され、αチャンネルのハフマン符号と同一のデータ構造を有する。疑似成分形成プロセスP118では、0ランの長さが第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの1ブロックの画素数に一致するランレングス符号のハフマン符号をブロック毎に出力することにより、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルのデータ量を最小化することが望ましい。尚、第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルを復号するための量子化テーブル及びハフマンテーブル定義情報は疑似成分形成プロセスP118から書き込みプロセスP150に出力してもよい。第一疑似チャンネル及び第二疑似チャンネルの量子化テーブル及びハフマンテーブル定義情報は、フォーマットさえαチャンネルの量子化テーブル及びハフマンテーブル定義情報と一致させておけば、その内容自体は何でもよい。
書き込みプロセスP150については第一実施例と同様であるため説明を省略する。
第一実施例による画像データの構造を示すデータ構造図である。 第一実施例による画像記録装置を示すブロック図である。 画像を示す模式図である。 画像を示す模式図である。 合成画像を示す模式図である。 第一実施例に関する模式図である。 第一実施例に関するブロック図である。 第二実施例に関するブロック図である。 第三実施例に関するブロック図である。 第四実施例に関するブロック図である。
符号の説明
P100…DCTプロセス、P105…DCTプロセス、P110…疑似成分形成プロセス、P112…疑似成分形成プロセス、P114…疑似成分形成プロセス、P116…疑似成分形成プロセス、P118…疑似成分形成プロセス、P120…量子化プロセス、P125…量子化プロセス、P130…ランレングス・ハフマン符号化プロセス、P135…ランレングス・ハフマン符号化プロセス、P140…ハフマン符号化プロセス、P145…ハフマン符号化プロセス、P150…書き込みプロセス。

Claims (15)

  1. 3チャンネルの画像成分と1チャンネルの透過率成分とを有する圧縮画像データを記録し、該圧縮画像データを再生する画像記録再生方法であって、
    3チャンネルの画像成分を圧縮形式で画像領域に記録する画像成分記録段階と、
    前記画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を前記画像領域と同一のデータ構造で透過率領域に記録する透過率記録段階と、を備える画像記録段階と、
    前記記録された画像領域を復号する画像領域復号段階と、
    前記記録された透過率領域を復号する透過率領域復号段階と、
    前記画像領域復号段階により復号された3チャンネルの復号画像成分と、前記透過率領域復号段階により復号された前記透過率領域から前記2チャンネルの擬似チャンネルを無視することにより得られる1チャンネルの復号透過率成分とを有する復号画像データを再生する画像再生段階と、
    を有することを特徴とする画像記録再生方法。
  2. 前記透過率記録段階において、エントロピーが0の疑似成分に対して透過率成分と同一の圧縮処理を施して圧縮形式の2チャンネルの疑似成分を前記透過率領域に出力することを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生方法。
  3. 前記透過率記録段階において、透過率成分に対する量子化ステップ幅より大きい量子化ステップ幅で疑似成分に対する量子化を施して圧縮形式の2チャンネルの疑似成分を前記透過率領域に出力することを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生方法。
  4. 前記透過率記録段階において、エントロピーが0のハフマン符号を前記透過率領域に記録することにより、2チャンネルの疑似成分を前記透過率領域に記録することを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生方法。
  5. 前記画像領域復号段階と前記透過率領域復号段階は、同一の処理方式で復号を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像記録再生方法。
  6. 前記画像領域及び前記透過率領域の構造は3チャンネルのJPEG形式であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像記録再生方法。
  7. 画像成分、透過率成分及び擬似成分は1ファイルに記録されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像記録再生方法。
  8. 3チャンネルの画像成分と1チャンネルの透過率成分とを有する圧縮画像データを記録し、該圧縮画像データを再生する画像記録再生装置であって、
    3チャンネルの画像成分を圧縮形式で画像領域に記録する画像成分記録手段と、
    前記画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を前記画像領域と同一のデータ構造で透過率領域に記録する透過率記録手段と、を備える画像記録手段と、
    前記記録された画像領域を復号する画像領域復号手段と、
    前記記録された透過率領域を復号する透過率領域復号手段と、
    前記画像領域復号手段により復号された3チャンネルの復号画像成分と、前記透過率領域復号手段により復号された前記透過率領域から前記2チャンネルの擬似チャンネルを無視することにより得られる1チャンネルの復号透過率成分とを有する復号画像データを再生する画像再生手段と、
    を有することを特徴とする画像記録再生装置。
  9. 前記透過率記録手段において、エントロピーが0の疑似成分に対して透過率成分と同一の圧縮処理を施して圧縮形式の2チャンネルの疑似成分を前記透過率領域に出力することを特徴とする請求項8に記載の画像記録再生装置。
  10. 前記透過率記録手段において、透過率成分に対する量子化ステップ幅より大きい量子化ステップ幅で疑似成分に対する量子化を施して圧縮形式の2チャンネルの疑似成分を前記透過率領域に出力することを特徴とする請求項8に記載の画像記録再生装置。
  11. 前記透過率記録手段において、エントロピーが0のハフマン符号を前記透過率領域に記録することにより、2チャンネルの疑似成分を前記透過率領域に記録することを特徴とする請求項8に記載の画像記録再生装置。
  12. 前記画像領域復号手段と前記透過率領域復号手段は、同一の処理方式で復号を行うことを特徴とする請求項8から11のいずれか一項に記載の画像記録再生装置。
  13. 前記画像領域及び前記透過率領域の構造は3チャンネルのJPEG形式であることを特徴とする請求項8から12のいずれか一項に記載の画像記録再生装置。
  14. 画像成分、透過率成分及び擬似成分は1ファイルに記録されることを特徴とする請求項8から13のいずれか一項に記載の画像記録再生装置。
  15. 3チャンネルの画像成分と1チャンネルの透過率成分とを有する圧縮画像データを記録し、該圧縮画像データを再生する画像記録再生プログラムであって、
    3チャンネルの画像成分を圧縮形式で画像領域に記録する画像成分記録ステップと、
    前記画像成分と同一の圧縮形式の透過率成分及び2チャンネルの疑似成分を前記画像領域と同一のデータ構造で透過率領域に記録する透過率記録ステップと、を備える画像記録ステップと、
    前記記録された画像領域を復号する画像領域復号ステップと、
    前記記録された透過率領域を復号する透過率領域復号ステップと、
    前記画像領域復号ステップにより復号された3チャンネルの復号画像成分と、前記透過率領域復号ステップにより復号された前記透過率領域から前記2チャンネルの擬似チャンネルを無視することにより得られる1チャンネルの復号透過率成分とを有する復号画像データを再生する画像再生ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像記録再生プログラム。
JP2007052570A 2007-03-02 2007-03-02 画像記録再生方法、画像記録再生装置、画像記録再生プログラム Expired - Fee Related JP4218728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007052570A JP4218728B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 画像記録再生方法、画像記録再生装置、画像記録再生プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007052570A JP4218728B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 画像記録再生方法、画像記録再生装置、画像記録再生プログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007030140A Division JP4218727B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 画像再生方法、画像再生装置、画像再生プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007209003A JP2007209003A (ja) 2007-08-16
JP4218728B2 true JP4218728B2 (ja) 2009-02-04

Family

ID=38487974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007052570A Expired - Fee Related JP4218728B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 画像記録再生方法、画像記録再生装置、画像記録再生プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4218728B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007209003A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6563946B2 (en) Image processing apparatus and method
US7565025B2 (en) Image recording method for image data having image components of three channels and a transmission ratio component of one channel, apparatus and computer readable recording medium storing program
US8175401B2 (en) Image processing apparatus and computer readable medium storing program therefor
JP4218728B2 (ja) 画像記録再生方法、画像記録再生装置、画像記録再生プログラム
JP4218727B2 (ja) 画像再生方法、画像再生装置、画像再生プログラム
JP2002330279A (ja) 画像へのデータ埋め込み方法及び当該データの抽出方法
US6640011B1 (en) Signal-editing device and signal-editing method
JP5247793B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP3023215B2 (ja) 画像処理装置
JP4831349B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム
US20060015517A1 (en) System and method for compressing compressed data
JP2006108997A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP4029699B2 (ja) データ編集装置、データ編集方法、及びプログラム
JP2002051221A (ja) 画像符号化装置、画像復号化装置、システム、及びその方法並びに記憶媒体
JP4353986B2 (ja) 画像合成装置、画像合成方法、画像合成プログラムおよび画像合成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2000023157A (ja) 符号化画像ファイル作成方法および装置、画像復元方法および装置並びにこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP4878040B2 (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法、画像符号化プログラムおよび記録媒体
US10977834B2 (en) Semiconductor device and method for image processing and image compression using the semiconductor device
JP3954052B2 (ja) 画像合成装置、画像合成方法、画像合成プログラムおよび画像合成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2006060490A (ja) 画像圧縮装置および画像圧縮プログラム
JP3897499B2 (ja) 符号化装置及び符号化方法
JPH11284840A (ja) 画像形成装置
KR20200032648A (ko) 화상 신장장치, 그 제어방법 및 컴퓨터 프로그램
JP4667348B2 (ja) 符号化データメモリ格納制御装置、方法、及び画像処理装置
JP2005073123A (ja) 画像符号化装置、及び方法、及びプログラムを記録した記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081103

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees