JP4216517B2 - 害虫防除用液体組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、害虫防除用液体組成物及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、低臭性であり、かつ安定な害虫防除用液体組成物、より詳しくは、ジメチル 2, 2−ジクロロビニルホスフェート〔DDVP(ジクロルボス)〕を含有した害虫防除用液体組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、業務用殺虫剤(防疫剤)の分野において、有機リン系化合物は、廉価であり、かつ殺虫効力に優れるため、防疫剤の有効成分として広く用いられている。なかでも、DDVPは、速効性に優れた化合物であり、スミチオン、ダイアジノン等とともに広く用いられている代表的な有機リン系化合物である。
【0003】
前記防疫剤は、適切な溶剤に、例えば、含有量0.1〜20重量%となるように、有効成分を溶解させた組成物であり、該溶剤は、低価格の防疫剤を開発する上で、防疫剤の価格に大きな影響を与える重要な因子となっている。
【0004】
現在、前記溶剤として、安価であるため、主に、含アロマ石油やキシロール等の芳香族系溶剤等が広く用いられている。しかしながら、前記芳香族系溶剤は、強烈な石油臭を有するという欠点がある。
【0005】
また、防疫剤の有効成分として、DDVP、スミチオン等を有効成分として含有した有機リン系殺虫剤を用いる場合、該有機リン系殺虫剤の多くは、ノルマルパラフィン等のノンアロマ(無臭性)石油系溶剤に難溶性であるため、キシロール等の芳香族系溶剤(強臭性) 、芳香族系溶剤を含有した含アロマ(有臭性) 石油系溶剤に溶解せざるを得ないのが現状である。
【0006】
特に、前記DDVPを防疫剤の有効成分として用いる場合、該DDVPは、ノンアロマ(無臭性)石油系溶剤に対し顕著な難溶解性を示すため、キシロールあるいは含アロマ石油系溶剤の中でも芳香族系化合物を含有する割合が高い溶剤に、該DDVPを単独に溶解せざるを得ないという欠点がある。
【0007】
一方、特公昭56−8001号公報は、芳香族系溶剤の中に無臭性のドデシルベンゼンを見出し、有機リン系殺虫剤の溶剤として使用することによって、長期間安定な無臭性の製剤を得る技術を開示している。しかしながら、前記ドデシルベンゼンに対する前記有機リン系殺虫剤の溶解性は、高くないため、製剤の製造時に際して、十分な殺虫性を発揮する量の有機リン系殺虫剤に対して、大量のドデシルベンゼンを必要とするという欠点がある。したがって、結果的にコストがかさむため、廉価を要求される防疫剤においては現実的にはほとんど使用が困難であるという欠点がある。
【0008】
一方、特開2001−48702号公報には、炭素数10〜12の1価アルコールとDDVPとを混合することにより、廉価で、かつ安定性に優れた無臭性のDDVP含有製剤(乳剤又は油剤)を得ることができることが開示されている。しかしながら、気温が低い時期又は寒冷地等の低温条件下における前記DDVP含有製剤の製造の際、工程が煩雑になるという欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低温条件下においても製造が容易であり、低臭性で、廉価であり、かつ安定性、特に低温条件下における安定性に優れた害虫防除用液体組成物を提供することを目的とする。また、本発明は、低温条件下においても前記害虫防除用液体組成物を容易に製造しうる害虫防除用液体組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、
〔1〕 ジメチル 2, 2−ジクロロビニルホスフェート(DDVP)と炭素数14〜26の側鎖アルコールとを含有してなる害虫防除用液体組成物、
〔2〕 該炭素数14〜26の側鎖アルコールが、一般式(I):
【0011】
【化2】
Figure 0004216517
【0012】
(式中、R1 及びR2 は、それぞれ、炭素数が少なくとも4であるアルキル基を示し、かつ該R1 の炭素数とR2 の炭素数との和は、12〜24である)
に示される化合物である、前記〔1〕記載の害虫防除用液体組成物、
〔3〕 該一般式(I)に示される化合物が、2−ペンチル−ノナノール(1)、2−ヘキシル−デカノール(1)、2−ヘプチル−ウンデカノール(1)、2−オクチル−ドデカノール(1)及び2−ウンデカニル−ペンタデカノール(1)からなる群より選ばれた少なくとも1種である、前記〔2〕記載の害虫防除用液体組成物、
〔4〕 DDVP0.1〜50重量%と、該炭素数14〜26の側鎖アルコール0.1〜50重量%とを含有してなる、前記〔1〕〜〔3〕いずれか1項に記載の害虫防除用液体組成物、
〔5〕 溶剤60〜99.8重量%をさらに含有してなる、前記〔1〕〜〔4〕いずれか1項に記載の害虫防除用液体組成物、
〔6〕 溶剤が、石油系溶剤である、前記〔5〕記載の害虫防除用液体組成物、
〔7〕 前記〔1〕〜〔6〕いずれか1項に記載の害虫防除用液体組成物100重量部に対して、乳化剤1〜20重量部が配合されてなる乳剤型害虫防除用液体組成物、
〔8〕 乳化剤が、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩及びアルキルベンゼンスルホン酸アミン塩からなる群より選ばれた少なくとも1種である、前記〔7〕記載の乳剤型害虫防除用液体組成物、並びに
〔9〕 ジメチル 2, 2−ジクロロビニルホスフェート(DDVP)100重量部と、炭素数14〜26の側鎖アルコール80〜200重量部と、石油系溶剤200〜100000重量部とを混合することを特徴とする、害虫防除用液体組成物の製造方法、
に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の害虫防除用液体組成物は、ジメチル 2, 2−ジクロロビニルホスフェート(DDVP)と炭素数14〜26の側鎖アルコールとを含有するものである。本発明の害虫防除用液体組成物は、低臭性で、廉価であり、かつ安定性、特に低温条件下における安定性に優れる。
【0014】
本発明の害虫防除用液体組成物の形態としては、濃縮液、油剤型組成物、乳剤型組成物等が挙げられる。
【0015】
本発明の害虫防除用液体組成物は、DDVPを含有しているため、殺虫(防除)効力が非常に速効性であるという優れた性質が発現される。前記DDVPは、単独であってもよく、本発明の目的を阻害しないものであれば、他の殺虫剤との混合物であってもよい。DDVPと他の殺虫剤との混合物としては、例えば、スミチオン−DDVP、バイテックス−DDVP、ダイアジノン−DDVP、デイプテレックス−DDVP等が挙げられる。本発明の害虫防除用液体組成物が濃縮液である場合、組成物中における前記DDVPの含有量は、運搬の経済性や製剤コストの観点から、10重量%以上が好ましく、20重量%以上がより好ましく、無臭灯油への相溶性の観点から、50重量%以下が好ましく、40重量%以下がより好ましい。本発明の害虫防除用液体組成物が油剤型組成物である場合、組成物中における前記DDVPの含有量は、効力の観点から、0.1重量%以上が好ましく、0.2重量%以上がより好ましく、0.3重量%以上が特に好ましく、安全性及び簡便性の観点から、1重量%以下が好ましく、0.5重量%以下がより好ましく、0.3重量%以下が特に好ましい。本発明の害虫防除用液体組成物が乳剤型組成物である場合、組成物中における前記DDVPの含有量は、濃縮効率の観点から、1重量%以上が好ましく、2重量%以上がより好ましく、3重量%以上が特に好ましく、安全性及び簡便性の観点から、20重量%以下が好ましく、10重量%以下がより好ましく、5重量%以下が特に好ましい。
【0016】
さらに、本発明の害虫防除用液体組成物は、前記側鎖アルコールを含有することに1つの大きな特徴がある。本発明の害虫防除用液体組成物は、前記側鎖アルコールを含有しているため、
▲1▼ 低臭性又は無臭性の石油系溶剤への前記DDVPの溶解が容易であるので、低臭性石油系溶剤又は無臭性石油系溶剤を溶剤として用いることができ、コストを低減することができる、及び
▲2▼ 気温が低い時期又は寒冷地等の低温条件下においても安定である、
という優れた効果を発揮する。
【0017】
また、本発明の害虫防除用液体組成物の製造に際し、前記側鎖アルコールを用いることにより、前記DDVPを、従来、均一かつ透明になるように溶解させることが困難であった低臭性又は無臭性の石油系溶剤に良好に溶解させることができるという優れた効果を発揮する。また、本発明に用いられる側鎖アルコールは、好ましくは、融点が−10℃以下であるので、常温(20℃)で液体であり、かつ気温が低い時期又は寒冷地等の低温条件(例えば、0〜−5℃等)下においても凝固しないため、本発明の害虫防除用液体組成物を、加熱等の前処理を行なうことなく、簡便に製造することができる。
【0018】
なお、本明細書において、「側鎖アルコール」とは、側鎖炭化水素基を有するアルコールをいい、好ましくは、側鎖1級アルコールが望ましい。
【0019】
本発明に用いられる側鎖アルコールの炭素数は、低臭性の観点から、14以上が好ましく、低温条件下における害虫防除用液体組成物の安定性及び低温条件下における製造の容易性の観点から、26以下が好ましく、20以下が特に好ましい。
【0020】
本発明に用いられる側鎖アルコールの融点は、低温時期の安定性及び寒冷地での製造の観点から、−5℃以下であり、好ましくは、−10℃以下であることが望ましい。
【0021】
前記側鎖アルコールとしては、一般式(I):
【0022】
【化3】
Figure 0004216517
【0023】
(式中、R1 及びR2 は、それぞれ、炭素数が少なくとも5であるアルキル基を示し、かつ該R1 の炭素数とR2 の炭素数との和は、12〜24である)
に示される化合物、式(II):
【0024】
【化4】
Figure 0004216517
【0025】
に示される9−メチルヘプタデカノールが挙げられる。本発明においては、製造の容易性の観点から、好ましくは、前記一般式(I)に示される化合物が望ましい。
【0026】
前記一般式(I)に示される化合物において、R1 及びR2 の炭素数は、側鎖アルコールが常温(20℃)で液体であり、かつ気温が低い時期又は寒冷地等の低温条件(例えば、0〜−5℃等)でも液体である観点及び害虫防除用液体組成物に、低温条件下における安定性を充分に発揮させる観点から、少なくとも4であることが好ましく、8以下であることが好ましい。
【0027】
前記一般式(I)に示される化合物としては、具体的には、例えば、2−ペンチル−ノナノール(1)、2−ヘキシル−デカノール(1)、2−ヘプチル−ウンデカノール(1)、2−オクチル−ドデカノール(1)及び2−ウンデカニル−ペンタデカノール(1)等が挙げられ、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。なかでも、本発明の害虫防除用液体組成物の融点を降下させ、低温条件下での安定性を高める観点から、前記一般式(I)に示される化合物は、2種類又は3種類の混合物として使用することにより、単独で用いるよりもさらに融点が降下させることが可能であるため、有利である。
【0028】
本発明の害虫防除用液体組成物中における前記側鎖アルコールの含有量が、DDVP 100重量部に対して、ほぼ同一量、例えば、80〜150重量部、好ましくは、90〜120重量部、より好ましくは、95〜105重量部となる量であれば、従来、均一かつ透明になるように溶解させることが困難であった低臭性又は無臭性の石油系溶剤へのDDVPの溶解性及び低温条件下における溶解性状の安定性を充分に発揮させることができる。
【0029】
なお、前記DDVPと他の殺虫剤との混合物を用いる場合、該殺虫剤が前記側鎖アルコールに溶解しにくい場合もあるが、本発明の目的を妨げないものであれば、かかる殺虫剤を溶解させるための溶解補助剤を併用してもよい。
【0030】
本発明の害虫防除用液体組成物は、所望により、溶剤をさらに含有してもよい。前記溶剤としては、石油系溶剤が挙げられる。前記石油系溶剤としては、例えば、炭素数9〜17、好ましくは、炭素数11〜15の炭化水素又はそれらの混合物が挙げられる。また、前記石油系溶剤は、低臭性又は無臭性の観点から、好ましくは、芳香族化合物の含有量が1%以下である石油系溶剤が望ましい。かかる石油系溶剤としては、低アロマ又はノンアロマと称される溶剤が挙げられ、具体的には、パラフィン系の石油系溶剤若しくは合成溶剤、イソパラフィン系の石油系溶剤若しくは合成溶剤、ナフテン系合成溶剤等が挙げられる。かかる溶剤としては、合成されたものであってもよく、市販の溶剤であってもよい。パラフィン系の石油系溶剤としては、例えば、エクソールD−80(エクソン化学製)、エクソールD−110(エクソン化学製)、エクソールD−131(エクソン化学製)、スーパーゾルLA−30(出光興産製)、スーパーゾルLA−35(出光興産製)、テクリーンN−24(日本石油製)、テクリーンN−26(日本石油製)、テクリーンN−28(日本石油製)等が挙げられる。イソパラフィン系の石油系溶剤としては、IPソルベント2028(出光興産製)、IPソルベント2835(出光興産製)、アイソパーM(エクソン化学製)、パラオール250(昭和シェル製)等が挙げられる。パラフィン系合成溶剤としては、スーパーゾルFP−30(出光興産製)、スーパーゾルFP−38(出光興産製)等が挙げられる。ナフテン系合成溶剤としては、例えば、SNH3(三共油化製)等が挙げられる。前記溶剤は、単独であってもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
【0031】
本発明の害虫防除用液体組成物に溶剤を用いる場合、該溶剤は、油剤型組成物又は乳剤型組成物中におけるDDVPの濃度が、0.1〜20重量%となるように適量配合される。
【0032】
本発明の害虫防除用液体組成物は、乳化剤をさらに配合することにより、乳剤型害虫防除用液体組成物として製剤することができる。
【0033】
具体的には、前記乳剤型害虫防除用液体組成物は、前記害虫防除用液体組成物100重量部に対して、乳化剤1〜20重量部が配合されたものである。かかる乳剤型害虫防除用液体組成物も、前記害虫防除用液体組成物と同様に、低臭性で、廉価であり、かつ安定性、特に、低温条件下における安定性に優れる。
【0034】
前記乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、アルキルベンゼンスルホン酸アミン塩等が挙げられる。
【0035】
前記ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルにおいて、オキシエチレン基の付加モル数は、乳剤型組成物の所望の性質を発現させるに適した親水親油性バランスに調節するに適したモル数であればよく、通常4〜20モルのエチレンオキサイドが付加されたHLB9〜16のものが挙げられる。また、前記ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルにおいて、アルキル基としては、原料となる天然物や工業合成品の観点から、例えば、炭素数8〜18のアルキル基、例えば、ノニル基、オクチル基、ドデシル基、オレイル基、ステアリル基等が挙げられる。また、前記ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルにおいて、アリール基としては、フェニル基、ナフタリル基、ジフェニル基等が挙げられる。前記ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルは、本発明の目的を妨げないものであれば、置換基を有する誘導体であってもよい。具体的には、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルエーテル等が挙げられ、なかでも、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルは多く利用される。
【0036】
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルにおいて、オキシエチレン基の付加モル数は、乳剤型組成物の所望の性質を発現させるに適した親水親油性バランスに調節するに適したモル数であればよく、通常4〜24モルのエチレンオキサイドが付加されたHLB9〜16のものが挙げられる。前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルにおいて、アルキル基としては、原料となる天然物や工業合成品の入手容易性等の観点から、炭素数8〜18のアルキル基、例えば、ドデシル基、ノニル基、オクチル基、オレイル基、ステアリル基等が挙げられる。前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、本発明の目的を妨げないものであれば、置換基を有する誘導体であってもよい。具体的には、ポリオキシエチレンドデシルエーテル、ポリオキシエチレンノニルエーテル等が挙げられ、なかでも、ポリオキシエチレンドデシルエーテルが多く利用される。
【0037】
アルキルベンゼンスルホン酸金属塩又はアミン塩において、アルキル基としては、地球環境の保全及び界面活性性能の観点から、炭素数12〜14の直鎖アルキル基、例えば、ドデシル基、テトラデシル基、デシル基等が挙げられる。アルキルベンゼンスルホン酸金属塩としては、例えば、ナトリウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。また、アルキルベンゼンスルホン酸アミン塩としては、トリエタノールアミン塩等が挙げられ、DDVPの安定性の観点から、アルキルベンゼンスルホン酸アミン塩が望ましい。
【0038】
なお、本発明における各成分は、組成物に用いられる他の成分と反応する場合やイオンを形成する場合であっても、本発明の目的を阻害しないものであればよい。
【0039】
本発明の害虫防除用液体組成物は、油剤型組成物の場合、例えば、直接噴霧又は煙霧処理をすることによる、ハエ、蚊成虫、ゴキブリ、ナンキンムシ、イエダニの駆除に有用である。また、乳剤型組成物の場合、該組成物を10〜15倍に水で希釈した液を散布又は噴霧することによる、ハエ、蚊成虫、ゴキブリ、ノミ、ナンキンムシ、ハエ幼虫の駆除に有用である。
【0040】
本発明の害虫防除用液体組成物の使用方法、使用量としては、例えば、油剤型組成物の場合、ハエ、蚊成虫、ゴキブリ、ナンキンムシ、イエダニに対して1m2 あたり2〜5mlを噴霧又は煙霧すること等が挙げられ、乳剤型組成物の場合、該組成物を10〜15倍に水で希釈した液を1m2 あたり30〜50ml散布又は噴霧する等が挙げられる。
【0041】
本発明の害虫防除用液体組成物及び乳剤型害虫防除用液体組成物による殺虫(防除)作用は、例えば、イエバエ、ゴキブリ等を使い、噴霧あるいは濾紙接触の方法により、イエバエ、ゴキブリ等のノックダウン時間、あるいは致死割合を測定することにより評価されうる。
【0042】
本発明の害虫防除用液体組成物は、ジメチル 2, 2−ジクロロビニルホスフェート(DDVP)100重量部と、前記炭素数14〜26の側鎖アルコール80〜150重量部と、前記溶剤、具体的には、石油系溶剤200〜100000重量部とを混合することにより製造されうる。前記害虫防除用液体組成物の製造方法も本発明の範囲に含まれる。
【0043】
本発明の製造方法によれば、炭素数14〜26の側鎖アルコールを用いるため、低臭性又は無臭性の石油系溶剤への前記DDVPの溶解を容易に行うことができ、気温が低い時期又は寒冷地等の低温条件下においても、均一で、透明、かつ低臭性又は無臭性の害虫防除用液体組成物を、加熱工程等の工程をさらに行なうことなく簡便に製造することができるという優れた効果を発揮する。
【0044】
本発明の製造方法としては、具体的には、(a)DDVP100重量部と、前記炭素数14〜26の側鎖アルコール80〜150重量部とを混合する工程、及び(b)前記工程(a)で得られた混合物に、石油系溶剤200〜100000重量部を混合する工程を含む製法〔製法1〕;DDVP100重量部と、前記炭素数14〜26の側鎖アルコール80〜150重量部と、前記石油系溶剤200〜100000重量部とを同時に混合する工程を含む製法〔製法2〕等が挙げられる。
【0045】
前記製法1において、工程(a)及び工程(b)は、常温、(例えば、0〜30℃)で行なうことができ、さらには、気温が低い時期又は寒冷地等の低温条件下(例えば、−5〜0℃等)でも行なうこともできる。かかる工程(a)及び工程(b)は、簡単な移送ポンプ、混合タンクを用いて行なわれうる。
【0046】
また、前記製法2において、DDVP100重量部と、前記炭素数14〜26の側鎖アルコール80〜120重量部と、前記石油系溶剤200〜100000重量部との混合は、前記製法1と同様に行なわれうる。
【0047】
【実施例】
実施例1
炭素数14〜26の側鎖アルコールとして、2−ペンチルノナノール(1)を用いて、以下のように、害虫防除用の液体組成物を製造した。
【0048】
95重量%のジメチル 2,2−ジクロロビニルホスフェート(DDVP、呉羽化学社製、商品名:DDVP) 568.4gと、2−ペンチルノナノール(1) 560gとを、20℃で混合した。
【0049】
その結果、液体組成物1128.4gが得られた。また、DDVPと2−ペンチルノナノール(1)との両方が、常温で液体であるため、液体組成物の製造に際し、該DDVPとペンチルノナノール(1)との混合はごく簡単に完了させることができた。また、得られた液体組成物は、透明な液体であった。
【0050】
ついで、得られた液体組成物112.85gと、低臭灯油であるノンアロマ灯油(出光興産製、商品名:スーパーゾルLA−30)を、20℃で、混合して18Lとし、液体組成物(0.3重量% DDVP)を得た。
【0051】
得られた液体組成物(0.3重量% DDVP)は、無色透明であった。また、前記液体組成物(0.3重量% DDVP)について、10人のモニターによる知覚試験により、溶剤臭を評価した。その結果、溶剤臭がないことがわかった。
【0052】
さらに、前記液体組成物(0.3重量% DDVP)を−10℃で2日間放置し、該液体組成物の経時変化を観察した。その結果、前記液体組成物(0.3重量% DDVP)は、変化はなく、分離及び白濁を呈さないことがわかった。したがって、かかる液体組成物は、害虫防除用の低臭油剤として、性質、形状等の点で適切なものであることがわかった。
【0053】
実施例2
炭素数14〜26の側鎖アルコールとして、2−ヘキシル−デカノール(1)を用いて、以下のように、害虫防除用の液体組成物を製造した。
【0054】
95重量%のDDVP(呉羽化学社製、商品名:DDVP) 1.05kgと、2−ヘキシルデカノール(1) 1kgとを、10℃で混合した。
【0055】
その結果、液体組成物2.05kgが得られた。また、DDVPと2−ヘキシルデカノール(1)との両方が、常温で液体であるため、液体組成物の製造に際し、該DDVPと2−ヘキシルデカノール(1)との混合はごく簡単に完了させることができた。また、得られた液体組成物は、透明な液体であった。
【0056】
ついで、得られた液体組成物2.05kgと、乳化剤(日本乳化剤社製)1.5kgと、低臭灯油である低アロマ灯油(エクソン化学製、商品名:エクソールD−80)16.45kgとを、10℃で混合して、20kgとし、乳剤型液体組成物(5.0重量% DDVP)を得た。なお、前記乳化剤は、親水親油性バランス(HLB)を最適点になるよう事前に調製されたものである。
【0057】
得られた乳剤型液体組成物(5.0重量% DDVP)は、無色透明であった。前記乳剤型液体組成物(5.0重量% DDVP)について、10人のモニターによる知覚試験により、溶剤臭を評価した結果、溶剤臭がないことがわかった。
【0058】
また、前記乳剤型液体組成物(5.0重量% DDVP)50gを水1Lで希釈し、前記と同様に溶剤臭を評価した。その結果、前記乳剤型液体組成物は、溶剤臭がないことがわかった。
【0059】
さらに、前記乳剤型液体組成物(5.0重量% DDVP)を−10℃で2日間放置し、該乳剤型液体組成物の経時変化を観察した。その結果、前記乳剤型液体組成物(5.0重量% DDVP)は、変化はなく、分離及び白濁を呈さないことがわかった。したがって、かかる乳剤型液体組成物は、害虫防除用の低臭油剤として、性質、形状等の点で適切なものであることがわかった。
【0060】
実施例3
炭素数14〜26の側鎖アルコールとして、2−ヘキシル−デカノール(1)を用いて、以下のように、DDVP50%濃縮の液体組成物を作製した。
【0061】
95重量% DDVP1.05kgと、2−ヘキシル−デカノール(1) 0.95kgとを、15℃で、単に加え、混ぜ合わす方法により混合した。DDVPと2−ヘキシル−デカノール(1)との両方が、常温で液体であるため、液体組成物の製造に際し、DDVPとDDVPと2−ヘキシル−デカノール(1)との混合はごく簡単に完了させることができた。その結果、DDVP 50%濃縮の液体組成物が得られた。
【0062】
ついで、得られたDDVP50%濃縮の液体組成物100gずつと、任意の量のイソパラフィンIP2028(出光興産(低臭灯油)とを、20℃で、混合することにより、容易に、0.1容量%〜1容量%の任意の濃度の液体組成物を得ることができた。
【0063】
試験例1
表1に示す組成となるように、以下、製剤A〜Dを製造した。
【0064】
95重量% DDVP 0.316gと、2−ヘキシル−デカノール(1) 0.300gとを、単に加え、混ぜ合わす方法により混合し、 ついで、得られた液体組成物と、無臭灯油とを20℃で混合して100mlの製剤A〔0.3容量% DDVP (実施例4)〕を得た。
【0065】
なお、前記DDVP及び2−ヘキシル−デカノール(1)は、20℃で液体であったため、該DDVPと2−ヘキシル−デカノール(1)とを、加温することなく混合することができた。
【0066】
前記製剤Aは、無色、透明であった。また、製剤Aを、−10℃で10時間放置した結果、該製剤Aは、10時間後においても、組成物全体が均一で、かつ無色透明であった。すなわち、製剤Aは、害虫防除用の低臭油剤として、性質、形状等の点で適切なものであることがわかった。
【0067】
一方、製剤Aの製造における2−ヘキシル−デカノール(1)の代わりに、ヘキサデカノール(1)を用い、液体組成物を製造した。DDVPとヘキサデカノール(1)との混合に際し、実施例4と同じ温度(15℃)では、該ヘキサデカノール(1)が、固体であったため、そのまま混合することが困難であった。そこで、DDVPとヘキサデカノール(1)とを60℃まで加温しながら、混合し、液体組成物を得た。得られた液体組成物は、15℃では、固体を形成した。そこで、得られた液体組成物と、無臭灯油とを混合し、製剤B(比較例1)を得た。
【0068】
前記製剤Bを−10℃で10時間放置した結果、該製剤Bにおいて、ヘキサデカノール(1)が一部分離した。
【0069】
さらに、製剤Aの製造における2−ヘキシル−デカノール(1)の代わりに、2−ペンチル−ノナノール(1)を用い、該製剤Aの製造と同様に製剤C(実施例5)を製造した。また、製剤Bの製造におけるヘキサデカノール(1)の代わりに、テトラデカノール(1)を用い、該製剤Bの製造と同様に製剤D(比較例2)を製造した。
【0070】
その結果、製剤Cは、製剤Aと同様に、−10℃で10時間放置した後においても、組成物全体が均一で、かつ無色透明であった。また、前記製剤Cの製造に際して、2−ペンチル−ノナノール(1)とDDVPとを、加温することなく混合することができた。
【0071】
一方、製剤Dを、−10℃で10時間放置した結果、該製剤Dにおいて、テトラデカノール(1)が一部分離した。また、前記製剤Dの製造に際して、テトラデカノール(1)が固体であっため、そのまま混合することが困難であった。そのため、テトラデカノール(1)とDDVPとを、40℃まで加温しながら、混合し、液体組成物を得た。
【0072】
【表1】
Figure 0004216517
【0073】
試験例2
表2に示す組成となるように、以下、製剤E〜Hを製造した。
【0074】
【表2】
Figure 0004216517
【0075】
95重量% DDVP 5.27gと、2−ヘキシル−デカノール(1) 5.00gとを、単に加え、混ぜ合わす方法により混合し、ついで、得られた液体組成物に、乳化剤8.00gと、無臭灯油であるエクソールD−80 81.73gとを、15℃で混合し、製剤E〔5.0重量% DDVP (実施例6)〕を得た。
【0076】
なお、前記DDVP及び2−ヘキシル−デカノール(1)は、15℃で液体であったため、該DDVPと2−ヘキシル−デカノール(1)とを、加温することなく混合することができた。
【0077】
前記製剤Eは、無色、透明であった。また、製剤Eを、−10℃で10時間放置した結果、該製剤Eは、10時間後においても、組成物全体が均一で、かつ無色透明であった。すなわち、製剤Aは、害虫防除用の低臭油剤として、性質、形状等の点で適切なものであることがわかった。
【0078】
一方、製剤Eの製造における2−ヘキシル−デカノール(1)の代わりに、ヘキサデカノール(1)を用い、液体組成物を製造した。DDVPとヘキサデカノール(1)との混合に際し、実施例6と同じ温度(15℃)では、該ヘキサデカノール(1)が、固体であったため、そのまま混合することが困難であった。そこで、DDVPとヘキサデカノール(1)とを60℃まで加温しながら、混合し、液体組成物を得た。得られた液体組成物は、15℃では、固体を形成した。そこで、得られた液体組成物と、無臭灯油とを混合し、製剤F(比較例3)を得た。
【0079】
前記製剤Fを−10℃で10時間放置した結果、該製剤Fにおいて、ヘキサデカノール(1)が一部分離した。
【0080】
さらに、製剤Eの製造における2−ヘキシル−デカノール(1)の代わりに、2−ペンチル−ノナノール(1)を用い、該製剤Eの製造と同様に製剤G(実施例7)を製造した。また、製剤Fの製造におけるヘキサデカノール(1)の代わりに、テトラデカノール(1)を用い、該製剤Fの製造と同様に製剤H(比較例4)を製造した。
【0081】
その結果、製剤Gは、製剤Eと同様に、−10℃で10時間放置した後においても、組成物全体が均一で、かつ無色透明であった。また、前記製剤Gの製造に際して、2−ペンチル−ノナノール(1)とDDVPとを、加温することなく混合することができた。
【0082】
一方、製剤Hを、−10℃で10時間放置した結果、該製剤Hにおいて、テトラデカノール(1)が一部分離した。また、前記製剤Hの製造に際して、テトラデカノール(1)が固体であっため、そのまま混合することが困難であった。そのため、テトラデカノール(1)とDDVPとを、40℃まで加温しながら、混合し、液体組成物を得た。
【0083】
試験例3
2−アルキル−アルカノール(1)(炭素数14〜26の側鎖アルコール)と、任意にドデシルベンゼン(アルキルベンゼン)を用い、DDVPと、スミチオン、バイテックス、ダイアジノン及びサフロチンからなる群より選ばれた1つの化合物との混合製剤を製造した(実施例8〜11)。
【0084】
また、ドデシルベンゼン(アルキルベンゼン)のみを用い、DDVPと、スミチオン、バイテックス、ダイアジノン及びサフロチンからなる群より選ばれた1つの化合物との混合製剤を製造した(比較例5)。
【0085】
実施例8〜11の混合製剤の組成及び比較例5の混合製剤の組成を表3に示す。
【0086】
【表3】
Figure 0004216517
【0087】
その結果、実施例8〜11においては、表3に示す組成のように、DDVPと同量以下のドデシルベンゼン(アルキルベンゼン)の使用でも製造することができた。しかしながら、比較例5においては、DDVP及びサフロチンの約18倍量のドデシルベンゼン(アルキルベンゼン)を必要とした。すなわち、実施例のように、炭素数14〜26の側鎖アルコールを用いることにより、溶剤ドデシルベンゼン(アルキルベンゼン)の使用量を低減させうることがわかる。
【0088】
【発明の効果】
本発明の害虫防除用の液体組成物は、融点の低い側鎖アルコールを含有するため、廉価で低臭性であり、低温条件でも製造容易であり、長期間安定であるという優れた効果を奏する。また、本発明の害虫防除用の液体組成物の製造方法によれば、低温条件でも製造容易であるという優れた効果を奏する。

Claims (9)

  1. ジメチル 2, 2−ジクロロビニルホスフェート(DDVP)と炭素数14〜26の側鎖アルコールとを含有してなる害虫防除用液体組成物。
  2. 該炭素数14〜26の側鎖アルコールが、一般式(I):
    Figure 0004216517
    (式中、R1 及びR2 は、それぞれ、炭素数が少なくとも4であるアルキル基を示し、かつ該R1 の炭素数とR2 の炭素数との和は、12〜24である)
    に示される化合物である、請求項1記載の害虫防除用液体組成物。
  3. 該一般式(I)に示される化合物が、2−ペンチル−ノナノール(1)、2−ヘキシル−デカノール(1)、2−ヘプチル−ウンデカノール(1)、2−オクチル−ドデカノール(1)及び2−ウンデカニル−ペンタデカノール(1)からなる群より選ばれた少なくとも1種である、請求項2記載の害虫防除用液体組成物。
  4. DDVP0.1〜50重量%と、該炭素数14〜26の側鎖アルコール0.1〜50重量%とを含有してなる、請求項1〜3いずれか1項に記載の害虫防除用液体組成物。
  5. 溶剤60〜99.8重量%をさらに含有してなる、請求項1〜4いずれか1項に記載の害虫防除用液体組成物。
  6. 溶剤が、石油系溶剤である、請求項5記載の害虫防除用液体組成物。
  7. 請求項1〜6いずれか1項に記載の害虫防除用液体組成物100重量部に対して、乳化剤1〜20重量部が配合されてなる乳剤型害虫防除用液体組成物。
  8. 乳化剤が、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩及びアルキルベンゼンスルホン酸アミン塩からなる群より選ばれた少なくとも1種である、請求項7記載の乳剤型害虫防除用液体組成物。
  9. ジメチル 2, 2−ジクロロビニルホスフェート(DDVP)100重量部と、炭素数14〜26の側鎖アルコール80〜200重量部と、石油系溶剤200〜100000重量部とを混合することを特徴とする、害虫防除用液体組成物の製造方法。
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