JP4215230B2 - 電子カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子等の撮像素子によって得た画像情報を記録媒体に記録する電子カメラにおけるオートフォーカスの判定および判定結果の表示技術に係り、特に、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を有する電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタルカメラ等と称され、被写体像を、例えばCCD(電荷結合素子)撮像素子等の固体撮像素子により撮像し、被写体の静止画像(スティル画像)または動画像(ムービー画像)の画像データを得て、IC(集積回路)カードまたはディスク媒体等にディジタル的に記録するタイプのカメラが急速に普及しつつある。この場合、ICカードとしては、スモールカード等と称されるフラッシュメモリを用いたICメモリカード、例えばスマートメディア、コンパクトフラッシュ(CFカード)、メモリスティック、マルチメディアカード(MMC)、SDカード等が一般に用いられている。
ところで、写真撮影における撮影結果を決定する要素には、主として、明るさ、ピント、ぶれ具合、ぼけ具合、構図、アングルおよびフレーミング等がある。近年の自動露出(AE)制御技術およびストロボ制御技術の発展により、明るさについては、撮影者の意図に沿った明るさを容易に得ることができるようになった。また、オートフォーカス(AF)技術の発展により、ピントについても、撮影失敗のおそれが少なくなってきた。
【0003】
ところで、従来よりオートフォーカスシステムにおける合焦率を高めるために2種類またはそれ以上のオートフォーカス方式を組み合わせてフォーカシングを行なうカメラがあり、この2種類またはそれ以上のオートフォーカス方式を組み合わせてフォーカシングを行なう機能は、ハイブリッドオートフォーカス機能と称されている。一般に、オートフォーカスシステムには、合焦動作すなわちフォーカシング動作から見て2つのタイプに大別される。第1のタイプは、被写体距離を計測、すなわち測距して、その測距動作に関連しまたはその測距結果に応じて撮影レンズの繰り出し量を決定して適正な合焦状態を得るタイプである。そして、第2のタイプは、撮影レンズを介して得られる画像情報の、例えばコントラスト情報等から、合焦状態および合焦点からの偏倚を解析判別しつつ撮影レンズの繰り出し量を変化させて適正な合焦状態を得るタイプである。前記第1のタイプ、すなわち直接的な測距により間接的に合焦状態を得る場合も、前記第2のタイプ、すなわち合焦状態の直接的な検出により間接的な測距を行ない合焦状態を得る場合も最終的に適正な合焦状態を得ようとすることに変わりはないから、ここでは、これらの合焦動作を総称して「フォーカシングする」と表現することにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のハイブリッドオートフォーカス機能においては、組み合わされた個々のオートフォーカスシステムの測距エリアまたは合焦検出エリア等の検知対象領域が、オートフォーカスシステムによって異なる場合がある。ハイブリッドオートフォーカス機能では、複数のオートフォーカスシステムのフォーカシング結果を組合わせることにより、前記複数のうちのいずれか1つのオートフォーカスシステムのフォーカシング結果を用いたり、2つまたはそれ以上のオートフォーカスシステムのフォーカシング結果を合成したりした結果を、ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング結果とすることになる。そのような場合には、かならずしもユーザの意図する被写体に対するフォーカシング動作ではなく、撮影視野内の他の被写体に対するフォーカシング動作となってしまうおそれがある。
また、電子カメラにおいては、多くの場合、撮影画像および操作メニュー等を表示するための液晶表示装置(LCD)等の表示装置が設けられている。そこで、撮像素子によりとらえられている画像を撮影前においても前記表示装置により表示することにより、光学的なビューファインダ、いわゆるファインダ、と同様に撮影視野のフレーミングやアングル等を決定するための電子的なビューファインダ、つまり電子ファインダとして用いられることも多い。
【0005】
従来より、このような、電子ファインダや光学的ファインダのファインダ視野内に、オートフォーカスシステムの検知対象領域、すなわちフォーカシング領域を示す枠等を表示することが行われている。
ところが、上述したハイブリッドオートフォーカス機能を搭載したカメラにおいては、ハイブリッドオートフォーカスを構成する個々のオートフォーカスシステムまたはそれらの組合わせについての検知対象領域、すなわちフォーカシング領域、を詳細に表示するものはなかった。また、それゆえ、上述したハイブリッドオートフォーカス機能を搭載したカメラでは、ハイブリッドオートフォーカスを構成する個々のオートフォーカスシステムまたはそれらの組合わせについてのフォーカシングの判定結果も具体的には表示されてはいなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、複数のオートフォーカス方式を組合わせるハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域およびフォーカシングの判定結果を、詳細に且つ具体的に、ユーザに提示し得る電子カメラを提供することにある。
【0006】
本発明の請求項1の目的は、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能においても、所望の被写体部位に容易にフォーカシングし得るようにするとともにフォーカシングの判定結果もユーザが的確に認識し、そのフォーカシングの判定を適切に行い得る電子カメラを提供することにある。
また、本発明の請求項2の目的は、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域およびフォーカシングの判定結果に阻害されずにモニタリング画面を観察し得る電子カメラを提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能において所望に応じたフォーカシングの判定方法を用いることを可能とする電子カメラを提供することにある。
【0007】
本発明の請求項4の目的は、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域を、把握し易い表示形態にて表示させることを可能とする電子カメラを提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシング判定結果を、把握し易い表示形態にて表示させることを可能とする電子カメラを提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能においても、所望の被写体部位に容易にフォーカシングし得るようにするとともにフォーカシングの判定結果もユーザが的確に認識し得ると共に、ハイブリッドオートフォーカス機能における各オートフォーカス方式の検知対象領域およびフォーカシングの判定結果を、ユーザが個別に識別可能とする電子カメラを提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、ストロボ発光撮影時におけるユーザの意図しない撮影を効果的に防止し得る電子カメラを提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における前記フォーカシング判定結果を含む撮影条件の不適正があった場合には撮影後に記憶装置に取り込む際に、ユーザが取り込みを回避することを可能とする電子カメラを提供することにある。
【0008】
本発明の請求項9の目的は、特に、記録画像取込み後に記録画像確認画面を表示する際に、前記表示変更手段による変更後の前記検知対象領域の表示により、記録画像を再評価し得る電子カメラを提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、光学的ファインダの使用時等、電子ファインダを使用していない場合あるいは前記検知対象領域を表示していない場合にもフォーカシング、露出、ホワイトバランス、およびストロボ適正露光距離範囲を含む判定結果をユーザに告知し、ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシングおよびその判定を適切に行ない得る電子カメラを提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、光学的ファインダの使用時等、電子ファインダを使用していない場合あるいは前記検知対象領域を表示していない場合にも、画像取り込み時に、フォーカシングの判定結果をユーザに告知し得る電子カメラを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した本発明に係る電子カメラは、上述した目的を達成するために、
複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するための領域表示手段と、
所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせる表示変更手段と
を具備する電子カメラであって、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、前記フォーカシング判定の基準として、
(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および
(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含むことを特徴としている。
また、請求項2に記載した本発明に係る電子カメラは、前記領域表示手段による前記モニタリング画面への検知対象領域の重畳表示の表示/非表示を、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備することを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載した本発明に係る電子カメラは、前記フォーカシング判定の基準を、前記(a)〜(d)の中から、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備することを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る電子カメラは、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、
(i)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちのいずれか一つのオートフォーカス方式における検知対象領域、
(ii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域を合成した検知対象領域、
(iii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域の共通領域が抽出されてなる検知対象領域、および
(iv)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域、
のいずれかを用い、そしてこれら検知対象領域の表示が、透過色を含む所定色による領域の塗りつぶし、領域を示すマーク表示および領域を示す枠表示のうちの少なくともいずれかによる表示を含むことを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載した本発明に係る電子カメラは、前記表示変更手段が、検知対象領域の前記モニタリング画面への表示における、表示色、表示形態、表示図形、および表示文字列の少なくともいずれかの表示状態を異ならせる手段を含むことを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る電子カメラは、上述した目的を達成するために、
複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するための領域表示手段と、
所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせる表示変更手段と
を具備する電子カメラであって、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域を用い、さらに前記表示変更手段が、前記ハイブリッドオートフォーカス機能としての統合的なフォーカシング判定結果に代えて各オートフォーカス方式の個別のフォーカシング判定結果に応じて前記領域表示手段による前記各検知対象領域の表示状態を異ならせる手段を含むことを特徴としている。
【0013】
請求項7に記載した本発明に係る電子カメラは、前記電子カメラが、ユーザ選択によるストロボ発光撮影および被写体近傍の明るさに応じたストロボ自動発光撮影を可能とするストロボ手段を有し、且つ前記表示変更手段が、前記ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシング判定結果がフォーカシング成功であっても、前記ストロボ発光撮影が選択されている場合、明るさによる前記ストロボ自動発光撮影が選択され、ストロボが発光する場合、およびフォーカシング判定結果に基づく被写体距離がストロボの適正露光距離外の少なくともいずれかであるときは、それに応じて前記検知対象領域の表示状態を、さらに異ならせる手段を含むことを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係る電子カメラは、前記フォーカシング判定結果を含む撮影条件の不適正があったまま撮影を行なった場合に、撮影後に記録画像確認画面を表示した時点で、その画像を記憶装置に取り込むか否かを、ユーザが所望に応じて選択するための手段を含むことを特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係る電子カメラは、記録画像取込み後に記録画像確認画面を表示する際に、前記表示変更手段による変更後の前記検知対象領域の表示をも重畳表示させる手段を含むことを特徴としている。
【0014】
請求項10に記載した本発明に係る電子カメラは、上述した目的を達成するために、
複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するための領域表示手段と、
所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、そのフォーカシング、露出、ホワイトバランス、およびストロボ適正露光距離範囲を含む判定結果に応じて、それらを識別可能な音響出力を発生する音響表示手段と
を具備する電子カメラであって、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、前記フォーカシング判定の基準として、
(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および
(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含むことを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係る電子カメラは、記録画像取込み時に、前記フォーカシング判定結果に応じて、該判定結果を識別可能な音響出力を発生する音響表示手段を含むことを特徴としている。
【0015】
【作用】
すなわち、本発明の請求項1による電子カメラは、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を、領域表示手段により、前記モニタリング画面に重畳表示するとともに、所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、表示変更手段により、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせる。
このような構成により、複数のオートフォーカス方式を組合わせるハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域およびフォーカシングの判定結果を、詳細に且つ具体的に、ユーザに提示し得て、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能においても、所望の被写体部位に容易にフォーカシングし得るようにするとともにフォーカシングの判定結果もユーザが的確に認識することを可能とする。
さらに、本発明の請求項1による電子カメラは、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、前記フォーカシング判定の基準として、(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含む。
このような構成により、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシングおよびその判定を適切に行なうことを可能とする。
また、本発明の請求項2による電子カメラは、前記領域表示手段による前記モニタリング画面への検知対象領域の重畳表示の表示/非表示を、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備する。
このような構成により、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域およびフォーカシングの判定結果に阻害されずにモニタリング画面を観察することを可能とする。
【0017】
本発明の請求項3による電子カメラは、前記フォーカシング判定の基準を、前記(a)〜(d)の中から、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備する。
このような構成により、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能において所望に応じたフォーカシングの判定方法を用いることを可能とする。
本発明の請求項4による電子カメラは、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、(i)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちのいずれか一つのオートフォーカス方式における検知対象領域、(ii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域を合成した検知対象領域、
(iii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域の共通領域が抽出されてなる検知対象領域、および(iv)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域、のいずれかを用い、そしてこれら検知対象領域の表示が、透過色を含む所定色による領域の塗りつぶし、領域を示すマーク表示および領域を示す枠表示のうちの少なくともいずれかによる表示を含む。
このような構成により、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域を、把握し易い表示形態にて表示させることを可能とする。
【0018】
本発明の請求項5による電子カメラは、前記表示変更手段が、検知対象領域の前記モニタリング画面への表示における、表示色、表示形態、表示図形、および表示文字列の少なくともいずれかの表示状態を異ならせる手段を含む。
このような構成により、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシング判定結果を、把握し易い表示形態にて表示させることを可能とする。
本発明の請求項6による電子カメラは、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を、領域表示手段により、前記モニタリング画面に重畳表示するとともに、所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、表示変更手段により、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせる。
このような構成により、複数のオートフォーカス方式を組合わせるハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域およびフォーカシングの判定結果を、詳細に且つ具体的に、ユーザに提示し得て、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能においても、所望の被写体部位に容易にフォーカシングし得るようにするとともにフォーカシングの判定結果もユーザが的確に認識することを可能とする。
さらに、本発明の請求項6による電子カメラは、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域を用い、さらに前記表示変更手段が、前記ハイブリッドオートフォーカス機能としての統合的なフォーカシング判定結果に代えて各オートフォーカス方式の個別のフォーカシング判定結果に応じて前記領域表示手段による前記各検知対象領域の表示状態を異ならせる手段を含む。
このような構成により、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における各オートフォーカス方式の検知対象領域およびフォーカシングの判定結果を、ユーザが個別に識別可能とする。
【0019】
本発明の請求項7による電子カメラは、前記電子カメラが、ユーザ選択によるストロボ発光撮影および被写体近傍の明るさに応じたストロボ自動発光撮影を可能とするストロボ手段を有し、且つ前記表示変更手段が、前記ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシング判定結果がフォーカシング成功であっても、前記ストロボ発光撮影が選択されている場合、明るさによる前記ストロボ自動発光撮影が選択され、ストロボが発光する場合、およびフォーカシング判定結果に基づく被写体距離がストロボの適正露光距離外の少なくともいずれかであるときは、それに応じて前記検知対象領域の表示状態を、さらに異ならせる手段を含む。
このような構成により、特に、ストロボ発光撮影時におけるユーザの意図しない撮影を効果的に防止することができる。
本発明の請求項8による電子カメラは、前記フォーカシング判定結果を含む撮影条件の不適正があったまま撮影を行なった場合に、撮影後に記録画像確認画面を表示した時点で、その画像を記憶装置に取り込むか否かを、ユーザが所望に応じて選択するための手段を含む。
このような構成により、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における前記フォーカシング判定結果を含む撮影条件の不適正があった場合には撮影後に記憶装置に取り込む際に、ユーザが取り込みを回避することを可能とする。
【0020】
本発明の請求項9による電子カメラは、記録画像取込み後に記録画像確認画面を表示する際に、前記表示変更手段による変更後の前記検知対象領域の表示をも重畳表示させる手段を含む。
このような構成により、特に、記録画像取込み後に記録画像確認画面を表示する際に、前記表示変更手段による変更後の前記検知対象領域の表示により、記録画像を再評価することを可能とする。
本発明の請求項10による電子カメラは、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、領域表示手段により、前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するとともに、所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、音響表示手段により、そのフォーカシング、露出、ホワイトバランス、およびストロボ適正露光距離範囲を含む判定結果に応じて、それらを識別可能な音響出力を発生する。
このような構成により、複数のオートフォーカス方式を組合わせるハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域およびフォーカシングの判定結果を、詳細に且つ具体的に、ユーザに提示し得て、特に、光学的ファインダの使用時等、電子ファインダを使用していない場合あるいは前記検知対象領域を表示していない場合にもフォーカシング、露出、ホワイトバランス、およびストロボ適正露光距離範囲を含む判定結果をユーザに告知することを可能とする。
さらに、本発明の請求項10による電子カメラは、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、前記フォーカシング判定の基準として、(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含む。
このような構成により、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシングおよびその判定を適切に行なうことを可能とする。
【0021】
本発明の請求項11による電子カメラは、記録画像取込み時に、前記フォーカシング判定結果に応じて、該判定結果を識別可能な音響出力を発生する音響表示手段を含む。
このような構成により、特に、光学的ファインダの使用時等、電子ファインダを使用していない場合あるいは前記検知対象領域を表示していない場合にも、画像取り込み時に、フォーカシングの判定結果をユーザに告知することを可能とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明に係る電子カメラを詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子カメラの要部の構成を示している。
図1に示す電子カメラは、中央処理装置(CPU)1、撮影レンズ系2、CCD撮像素子3、A/D(アナログ−ディジタル)コンバータ4、画像プリプロセッサ(IPP)5、D/A(ディジタル−アナログ)コンバータ6、液晶表示装置(LCD)7、レンズ駆動系8、AFセンサ9、内部記憶装置10、メモリコントローラ11および外部記憶装置12を具備している。
中央処理装置1は、マイクロプロセッサ等を用いて構成され、この電子カメラにおける各種動作に係る機械的駆動制御、電子的駆動制御およびデータ処理を司る。なお、詳細は後述するハイブリッドオートフォーカス機能、領域表示手段、および表示変更手段も、主としてこの中央処理装置1により達成される機能として実現される。
【0023】
撮影レンズ系2は、被写界画像を固体撮像素子であるCCD撮像素子3の入力面上に結像させる光学系である。CCD撮像素子3は、入力面に結像される被写界画像の光学像を電気信号に変換する。A/Dコンバータ4は、CCD撮像素子3から出力されるアナログ信号からなる被写界画像信号をディジタル信号からなる被写界画像データに変換する。画像プリプロセッサ5は、中央処理装置1により制御され、A/Dコンバータ4によりディジタル化された被写界画像データに所定の画像処理を施し、且つ中央処理装置1から与えられる画像データに必要に応じて所定の画像処理を施す。また、画像プリプロセッサ5は、処理された画像データを中央処理装置1に供給するとともに、必要に応じてD/Aコンバータ6にも供給する。D/Aコンバータ6は、画像プリプロセッサ5から供給されるディジタル信号からなる画像データを表示用のアナログ画像信号に変換し、液晶表示装置7に供給する。
【0024】
レンズ駆動系8は、中央処理装置1により制御され、撮影レンズ系2を光軸方向に沿って駆動して合焦調整、すなわちフォーカシング調整を行なう。AFセンサ9は、パッシブオートフォーカス方式およびアクティブオートフォーカス方式等により被写体距離を計測する測距のためのセンサであり、いわゆる位相差式センサおよび赤外線式センサ等が用いられる。該AFセンサ9の測距情報は、中央処理装置1に供給される。該AFセンサ9が制御を必要とする場合には、中央処理装置1により制御する。なお、中央処理装置1は、画像プリプロセッサ5より供給される被写界画像データに基づき、例えばコントラスト解析等によって合焦状態を検出する機能をも有する。内部記憶装置10は、中央処理装置1に従属するRAM(ランダムアクセスメモリ)およびROM(リードオンリメモリ)等を含む半導体メモリ等からなり、画像プリプロセッサ5から中央処理装置1に与えられた画像データ、中央処理装置1により処理された画像データ、中央処理装置1の動作および制御処理に係る中間データを含む処理過程データ等を格納する。外部記憶装置12は、撮影され取り込まれた画像データを格納するための記憶装置であり、通常の場合、フラッシュメモリ等を用いた記憶媒体およびハードディスク等の記憶装置などが用いられる。フラッシュメモリ等を用いた記憶媒体としては、いわゆるSDカード、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、マルチメディアカード、およびメモリスティック等と称されるものが知られている。メモリコントローラ11は、外部記憶装置12に対する中央処理装置1からの書込みおよび外部記憶装置12からの中央処理装置1による読出し等を制御するインタフェースである。
中央処理装置1は、撮影に際しては、撮影レンズ系2、CCD撮像素子3、A/Dコンバータ4および画像プリプロセッサ5を介して与えられる被写界画像を、D/Aコンバータ6を介して液晶表示装置7に表示させる。なお、明確には図示されていないが、CCD撮像素子3、A/Dコンバータ4、D/Aコンバータ6および液晶表示装置7もその動作は中央処理装置1により制御される。また、中央処理装置1は、例えば位相差式センサを用いたAFセンサ9からの測距情報によるオートフォーカス方式および画像プリプロセッサ5から与えられる画像情報のコントラスト解析等によるオートフォーカス方式によるハイブリッドオートフォーカス機能を実現して、これらの組合わせに基づいて、随時レンズ駆動系8を制御してフォーカシングする。ハイブリッドオートフォーカス機能は、この場合、例えばAFセンサ9による位相差式オートフォーカスと、コントラスト解析によるオートフォーカスとの2種類のオートフォーカス方式を組合わせ、これらによるフォーカシング結果を組合わせてフォーカシングを行なう。
【0025】
また、中央処理装置1は、常時適宜周期でフォーカシング動作を行なうが、シャッタレリーズボタン(図示していない)を2段ステップ動作のシャッタレリーズボタンとし、該レリーズボタンの第1段目の操作、いわゆる半押し、で、新たにフォーカシング制御を実行し、且つそのフォーカシング結果を、シャッタレリーズボタンの第1段目の操作、いわゆる半押し状態が継続される間維持する。この状態でシャッタレリーズボタンを解放すれば、中央処理装置1は、適宜周期でのフォーカシング動作制御に戻る。また、レリーズボタンの第1段目の操作、いわゆる半押し状態からさらにレリーズボタンを押し込みレリーズボタンが第2段目、つまり全押し状態とすれば、中央処理装置1は、内部記憶装置10へ画像データを格納して、その後に、液晶表示装置7への画像確認画面等の表示を行なうなどしてから外部記憶装置12への取り込み転送を行なう。
【0026】
次に、上述した電子カメラにおける本発明に係る動作を、主として中央処理装置1による制御に関連して詳細に説明する。
AFセンサ9は、上述したように、位相差式センサまたは赤外線式センサ等であり、一方、コントラスト検知式オートフォーカスについては、CCD撮像措置3により撮像された画像データに基づく、コントラスト解析によってコントラスト検知を行う。位相差センサまたは赤外線センサ式のオートフォーカス方式の場合には、AFセンサ9で測距を行い、その結果に応じてレンズ駆動系8により撮影レンズ系2を駆動させる。コントラスト検知式によるオートフォーカス方式の場合は、撮影レンズ系2を少しずつ駆動させながらCCD撮像素子3で入力された画像のコントラストを解析検知し、最もコントラストの高い個所を探す。
また、CCD撮像素子3から取り込まれる画像情報(生データ信号)は、A/Dコンバータ4でディジタル化され、画像プリプロセッサ5でYUV変換され、D/Aコンバータ6を介して液晶表示装置7に入力され、画像が表示される。また、液晶表示装置7における被写界領域のモニタリング画面に重ね合わせて表示されるオートフォーカスの検知対象領域表示は、中央処理装置1の制御により画像プリプロセッサ5で合成される。
【0027】
図2は、この場合のオートフォーカスの検知対象領域表示の一例を模式的に示すもので、図3は、モニタリング時、すなわち電子ファインダ機能により撮影視野の画像を液晶表示装置7に表示させているとき、のオートフォーカス検知対象領域の表示の例を示している。この場合、2種類のオートフォーカス方式の検知対象領域、すなわち対象エリア(この場合、ある広さをもった領域をエリアと称している)または対象ポイント(この場合、スポット状の位置であり実質的に最小限の広さを有する領域をポイントと称している)、を、モニタリング画面の撮影視野画像に重畳表示し、各方式の検知対象領域を色分けして表示している。すなわち、3つのマークポイントをあらわす青色のかぎ括弧状の領域マーク「[ ]」B1、B2およびB3が、例えば位相差センサを用いた3点測距のオートフォーカス方式の検知対象ポイントを示している。また、水色の長方形の枠状の領域マークS1で示される範囲は、中央処理装置1によるコントラスト解析に基づくコントラスト検知オートフォーカス方式の検知対象エリアを示している。
【0028】
モニタリング中にユーザがシャッタレリーズボタンを半押し(第1段目)すると、電子カメラは、合焦動作、すなわちフォーカシング動作、を実行する。フォーカシング動作の結果、位相差センサからなるAFセンサ9によるオートフォーカス方式のフォーカシングに失敗し、中央処理装置1におけるコントラスト検知式のオートフォーカス方式のフォーカシングに成功した場合、例えば図3のように青い領域マークB1、B2およびB3は赤に変わり、水色の長方形枠状の領域マークS1は、緑色に変わる。
一般的に位相差センサによるオートフォーカス方式よりもコントラスト検知式のオートフォーカスの場合のほうが、比較的近距離にある被写体にまで合焦させることができる。仮に、被写体距離15cmにある被写体を撮像しようとしたときに、位相差センサによるオートフォーカスが非合焦であったとしても、コントラスト検知式オートフォーカスが合焦に成功していれば、被写体に対してピントを合わせることができたといえる。このため、オートフォーカスのフォーカシング結果がその逆(コントラスト検知式は失敗、位相差センサ方式は成功)であった場合には、ピントがあっていない可能性があるといえる。
【0029】
また、ピントを合わせようとしている被写体が撮像視野の中心よりも左にずれていた場合、例えば、位相差式オートフォーカスの3点の測距ポイントのうち、一番左端のエリアのみ合焦を示し、コントラスト検知式も含めそれ以外のすべてのオートフォーカスが非合焦を示していたとしても、カメラは左側の被写体にピントを合わせられていると推定することができる。これらの合焦または非合焦の判定は、2つのオートフォーカス方式のフォーカシング判定結果を見てユーザが判断する。
また、オートフォーカスの検知対象領域の表示は、上述した方法で表示し、フォーカシング判定結果の表示については、両方のオートフォーカス方式について合焦判定が出された場合にすべての表示マークB1〜B3およびS1等の色を緑色とし、それ以外であったら表示マークB1〜B3およびS1等の色を赤色に変更するようにしてもよい。このように、2つのオートフォーカス方式によってそれぞれフォーカシング(測距または合焦動作)を行い両方が共にフォーカシング成功(合焦)となった場合をハイブリッドオートフォーカス統合的な合焦としてもよい。
【0030】
しかしながら、上述した表示方法は、カメラについて詳しいユーザにとっては、状況に応じて本当にカメラが被写体に対して適正に合焦させているかどうかを知ることができるが、カメラについてあまり詳しくない初心者ユーザにとってはかえって複雑な表示となり、ねらいどおりに被写体にピントが合っているかどうか判断することが困難となってしまう。そのような場合の解決方法を次に示す。
図4には、図2の各表示マークを合成し、簡略化してマーク表示させた本発明の第2の実施の形態に係る領域マークC1を示している。すなわち、ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されているオートフォーカス方式の全ての検知対象領域を合成した領域マークC1である。もちろん、検知対象領域を表示する領域マークは、図4の形態以外であっても、ユーザが液晶表示装置7の表示画面上のどこに合焦させたい被写体像を位置させればよいかわかるものであれば他のどのような形態でもよい。この場合のフォーカシング判定結果は、単に合焦か非合焦のどちらかになる。このようなオートフォーカシングの合焦か非合焦かの判定は、当該電子カメラに組み込まれたソフトウェアのアルゴリズムによって決定する。
【0031】
例えば、典型的には、位相差センサによるオートフォーカス方式である程度の大雑把な測距を行い、その周辺をコントラスト検知式のオートフォーカス方式で細かくサンプリングして、フォーカシングさせるシステムがあり、その場合のフローチャートを図6に示している。
このフローチャートに示された方法は、2つのオートフォーカス方式がそれぞれ合焦動作を行い、その少なくとも一方のオートフォーカス方式のフォーカシング判定結果が合焦としている場合に、ハイブリッドオートフォーカス機能としての合焦とする方法である。2つのオートフォーカス方式によりそれぞれフォーカシング動作を行い、その少なくとも一方のオートフォーカス方式によるフォーカシング判定結果が合焦としている場合にハイブリッドオートフォーカス機能における合焦とする。
【0032】
図6に示すように、シャッタレリーズボタンが半押しされて、処理がスタートすると、まず、露出制御を行い(ステップS11)、その後に、位相差センサ式オートフォーカス方式によるフォーカシングを行う(ステップS12)。そして、フォーカシングの判定結果を判別し(ステップS13)、フォーカシングに成功すれば、その周辺の距離に焦点をあわせコントラスト検知によるフォーカシングを行なう(ステップS14)。フォーカシング判定結果を調べ(ステップS15)、このコントラスト検知式のオートフォーカス方式でのフォーカシングに成功すれば、ハイブリッドオートフォーカス機能としてのフォーカシング判定結果は成功として(ステップS16)、図5に示すように、領域マークC1の色を緑色に変更し(ステップS17)、処理を終了する。
ステップS15において、コントラスト検知式のオートフォーカス方式でのフォーカシングに失敗した場合には、位相差センサ式のオートフォーカス方式による合焦位置に撮影レンズ系を移動させて(ステップS18)、ステップS16に移行する。
【0033】
ステップS13において、フォーカシングに失敗すれば、至近点から無限遠まで、所定のステップ毎にコントラスト検知を行い(ステップS19)、合焦させる。このコントラスト検知式のオートフォーカス方式でのフォーカシング判定結果を調べ(ステップS20)、フォーカシングに成功すれば、ステップS16に移行する。ステップS20において、コントラスト検知式のオートフォーカス方式でのフォーカシングに失敗した場合には、ハイブリッドオートフォーカス機能としてのフォーカシング判定結果は失敗として(ステップS21)、図5に示すように、領域マークC1の色を赤色に変更し(ステップS22)、処理を終了する。
また、ユーザが、レリーズボタンを半押しした状態の時に合焦動作とともに露出制御も行い、ストロボ自動発光の機能が選択された場合には、ストロボを発光するかどうかの判断も行う。その際に、ストロボ発光するが測距結果がストロボ到達範囲以外の距離であれば、領域マークC1の色を黄色にするなど、色を変させることもできる。また、オートフォーカスシステムのフォーカシング判定結果も含め、これらの色表示としては、上述した以外の他の色を使用してもよいし、色変更の代わりに、点滅表示や、領域マークの表示形態の変更などを行なってもよい。また、図7に示すように、ストロボ不適切を示すなど別の図柄を表示させるようにしてもよい。
【0034】
なお、上述した本発明における作用効果を各請求項との関係において示せば次のようになる。
本発明の請求項1によれば、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を、領域表示手段により、前記モニタリング画面に重畳表示するとともに、所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、表示変更手段により、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせるようにする。
したがって、ハイブリッドオートフォーカス機能を有していてもユーザがフォーカスを合わせたい被写体をモニタリング画面のどこにあわせればよいかを容易に把握することができる。
また、本発明の請求項1によれば、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、前記フォーカシング判定の基準として、(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含む。
したがって、種々の判定形態に対応することによって、どのような方式のオートフォーカス方式でも容易に検知対象領域を把握することができる。
【0035】
本発明の請求項2によれば、前記領域表示手段による前記モニタリング画面への検知対象領域の重畳表示の表示/非表示を、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備する。
したがって、ユーザがモニタリング画面を見て構図を決めるときに、検知対象領域の表示マークが邪魔にならない。
【0037】
本発明の請求項3によれば、前記フォーカシング判定の基準を、前記(a)〜(d)の中から、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備する。
したがって、ユーザが状況に合わせて自由にフォーカシング判定方式を選択することができ、種々の状況でユーザの思い通りのフォーカシング判定結果を表示させることができる。
本発明の請求項4によれば、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、(i)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちのいずれか一つのオートフォーカス方式における検知対象領域、(ii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域を合成した検知対象領域、
(iii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域の共通領域が抽出されてなる検知対象領域、および(iv)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域、のいずれかを用い、そしてこれら検知対象領域の表示が、透過色を含む所定色による領域の塗りつぶし、領域を示すマーク表示および領域を示す枠表示のうちの少なくともいずれかによる表示を含む。
したがって、種々のオートフォーカス方式に対応するので、どのような電子カメラにでも本発明によるオートフォーカス表示形態を対応させることができる。
【0038】
本発明の請求項5によれば、前記表示変更手段が、検知対象領域の前記モニタリング画面への表示における、表示色、表示形態、表示図形、および表示文字列の少なくともいずれかの表示状態を異ならせる手段を含む。
したがって、種々の表示形態で、ユーザにわかりやすくフォーカシング判定結果を表示させることができる。
本発明の請求項6によれば、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を、領域表示手段により、前記モニタリング画面に重畳表示するとともに、所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、表示変更手段により、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせるようにする。
したがって、ハイブリッドオートフォーカス機能を有していてもユーザがフォーカスを合わせたい被写体をモニタリング画面のどこにあわせればよいかを容易に把握することができる。
さらに、本発明の請求項6によれば、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域を用い、さらに前記表示変更手段が、前記ハイブリッドオートフォーカス機能としての統合的なフォーカシング判定結果に代えて各オートフォーカス方式の個別のフォーカシング判定結果に応じて前記領域表示手段による前記各検知対象領域の表示状態を異ならせる手段を含む。
したがって、単体のオートフォーカス方式のフォーカシング判定結果を表示させることによって、知識があるユーザはそのフォーカシング判定結果の適用の有無を選択することができる。
【0039】
本発明の請求項7によれば、前記電子カメラが、ユーザ選択によるストロボ発光撮影および被写体近傍の明るさに応じたストロボ自動発光撮影を可能とするストロボ手段を有し、且つ前記表示変更手段が、前記ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシング判定結果がフォーカシング成功であっても、前記ストロボ発光撮影が選択されている場合、明るさによる前記ストロボ自動発光撮影が選択され、ストロボが発光する場合、およびフォーカシング判定結果に基づく被写体距離がストロボの適正露光距離外の少なくともいずれかであるときは、それに応じて前記検知対象領域の表示状態を、さらに異ならせる手段を含む。
したがって、ストロボ撮影において、ユーザの意図しない画像を撮影することを防止することができる。
本発明の請求項8によれば、前記フォーカシング判定結果を含む撮影条件の不適正があったまま撮影を行なった場合に、撮影後に記録画像確認画面を表示した時点で、その画像を記憶装置に取り込むか否かを、ユーザが所望に応じて選択するための手段を含む。
したがって、ユーザの思い通りに撮影されていない画像に対して、ユーザが、後にその画像を消去する手間を省くことができる。
【0040】
本発明の請求項9によれば、記録画像取込み後に記録画像確認画面を表示する際に、前記表示変更手段による変更後の前記検知対象領域の表示をも重畳表示させる手段を含む。
したがって、画像取り込み後でも、フォーカシングに失敗したのかどうかを知ることができる。
本発明の請求項10によれば、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、領域表示手段により、前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するとともに、所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、音響表示手段により、そのフォーカシング、露出、ホワイトバランス、およびストロボ適正露光距離範囲を含む判定結果に応じて、それらを識別可能な音響出力を発生する。
したがって、光学ファインダを使用していたり、検知対象領域を表示しないようにしていたときにも、フォーカシングが正しく行われているどうかを知ることができる。
また、本発明の請求項10によれば、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、前記フォーカシング判定の基準として、(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含む。
したがって、種々の判定形態に対応することによって、どのような方式のオートフォーカス方式でも容易に検知対象領域を把握することができる。
【0041】
本発明の請求項11によれば、記録画像取込み時に、前記フォーカシング判定結果に応じて、該判定結果を識別可能な音響出力を発生する音響表示手段を含む。
したがって、画像取り込み時にもフォーカシングが正しく行われているどうかを知ることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、複数のオートフォーカス方式を組合わせるハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域およびフォーカシングの判定結果を、詳細に且つ具体的に、ユーザに提示し得る電子カメラを提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1の電子カメラによれば、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を、領域表示手段により、前記モニタリング画面に重畳表示するとともに、所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、表示変更手段により、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせることにより、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能においても、所望の被写体部位に容易にフォーカシングし得るようにするとともにフォーカシングの判定結果もユーザが的確に認識することが可能となる。
また、本発明の請求項1の電子カメラによれば、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、前記フォーカシング判定の基準として、(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含むことにより、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシングおよびその判定を適切に行なうことが可能となる。
【0043】
また、本発明の請求項2の電子カメラによれば、前記領域表示手段による前記モニタリング画面への検知対象領域の重畳表示の表示/非表示を、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備することにより、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域およびフォーカシングの判定結果に阻害されずにモニタリング画面を観察することが可能となる。
【0044】
本発明の請求項3の電子カメラによれば、前記フォーカシング判定の基準を、前記(a)〜(d)の中から、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備することにより、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能において所望に応じたフォーカシングの判定方法を用いることが可能となる。
本発明の請求項4の電子カメラによれば、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、(i)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちのいずれか一つのオートフォーカス方式における検知対象領域、(ii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域を合成した検知対象領域、
(iii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域の共通領域が抽出されてなる検知対象領域、および(iv)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域、のいずれかを用い、そしてこれら検知対象領域の表示が、透過色を含む所定色による領域の塗りつぶし、領域を示すマーク表示および領域を示す枠表示のうちの少なくともいずれかによる表示を含むことにより、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における検知対象領域を、把握し易い表示形態にて表示させることが可能となる。
【0045】
本発明の請求項5の電子カメラによれば、前記表示変更手段が、検知対象領域の前記モニタリング画面への表示における、表示色、表示形態、表示図形、および表示文字列の少なくともいずれかの表示状態を異ならせる手段を含むことにより、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシング判定結果を、把握し易い表示形態にて表示させることが可能となる。
本発明の請求項6の電子カメラによれば、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するための領域表示手段と、
所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせる表示変更手段と
を具備する電子カメラであって、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域を用い、さらに前記表示変更手段が、前記ハイブリッドオートフォーカス機能としての統合的なフォーカシング判定結果に代えて各オートフォーカス方式の個別のフォーカシング判定結果に応じて前記領域表示手段による前記各検知対象領域の表示状態を異ならせる手段を含むことにより、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における各オートフォーカス方式の検知対象領域およびフォーカシングの判定結果を、ユーザが個別に識別可能となる。
【0046】
本発明の請求項7の電子カメラによれば、前記電子カメラが、ユーザ選択によるストロボ発光撮影および被写体近傍の明るさに応じたストロボ自動発光撮影を可能とするストロボ手段を有し、且つ前記表示変更手段が、前記ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシング判定結果がフォーカシング成功であっても、前記ストロボ発光撮影が選択されている場合、明るさによる前記ストロボ自動発光撮影が選択され、ストロボが発光する場合、およびフォーカシング判定結果に基づく被写体距離がストロボの適正露光距離外の少なくともいずれかであるときは、それに応じて前記検知対象領域の表示状態を、さらに異ならせる手段を含むことにより、特に、ストロボ発光撮影時におけるユーザの意図しない撮影を効果的に防止することができる。
本発明の請求項8の電子カメラによれば、前記フォーカシング判定結果を含む撮影条件の不適正があったまま撮影を行なった場合に、撮影後に記録画像確認画面を表示した時点で、その画像を記憶装置に取り込むか否かを、ユーザが所望に応じて選択するための手段を含むことにより、特に、ハイブリッドオートフォーカス機能における前記フォーカシング判定結果を含む撮影条件の不適正があった場合には撮影後に記憶装置に取り込む際に、ユーザが取り込みを回避することが可能となる。
【0047】
本発明の請求項9の電子カメラによれば、記録画像取込み後に記録画像確認画面を表示する際に、前記表示変更手段による変更後の前記検知対象領域の表示をも重畳表示させる手段を含むことにより、特に、記録画像取込み後に記録画像確認画面を表示する際に、前記表示変更手段による変更後の前記検知対象領域の表示により、記録画像を再評価することが可能となる。
本発明の請求項10の電子カメラによれば、複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、領域表示手段により、前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するとともに、所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、音響表示手段により、そのフォーカシング、露出、ホワイトバランス、およびストロボ適正露光距離範囲を含む判定結果に応じて、それらを識別可能な音響出力を発生することにより、特に、光学的ファインダの使用時等、電子ファインダを使用していない場合あるいは前記検知対象領域を表示していない場合にもフォーカシング、露出、ホワイトバランス、およびストロボ適正露光距離範囲を含む判定結果をユーザに告知することが可能となる。
さらに、本発明の請求項10の電子カメラによれば、前記ハイブリッドオートフォーカス機能が、前記フォーカシング判定の基準として、(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含むことにより、特に、所望の被写体部位に容易にフォーカシングし得るようにするとともにフォーカシングの判定結果もユーザが的確に認識し、ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシングおよびその判定を適切に行なうことが可能となる。
【0048】
本発明の請求項11の電子カメラによれば、記録画像取込み時に、前記フォーカシング判定結果に応じて、該判定結果を識別可能な音響出力を発生する音響表示手段を含むことにより、特に、光学的ファインダの使用時等、電子ファインダを使用していない場合あるいは前記検知対象領域を表示していない場合にも、画像取り込み時に、フォーカシングの判定結果をユーザに告知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子カメラの要部の構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1の電子カメラにおける表示装置に表示されるモニタリング画面における検知対象領域の表示状態を示す図である。
【図3】図2のモニタリング画面のフォーカシング判定結果を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る電子カメラにおける表示装置に表示されるモニタリング画面の検知対象領域の表示状態を示す図である。
【図5】図4のモニタリング画面のフォーカシング判定結果を示す図である。
【図6】図4および図5に示す第2の実施の形態に係る電子カメラにおける動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明のその他の実施の形態に係る電子カメラにおける表示装置に表示されるモニタリング画面の表示状態を示す図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置
2 撮影レンズ系
3 CCD撮像素子
4 A/D(アナログ−ディジタル)コンバータ
5 画像プリプロセッサ
6 D/A(ディジタル−アナログ)コンバータ
7 液晶表示装置(LCD)
8 レンズ駆動系
9 AFセンサ
10 内部記憶装置
11 メモリコントローラ
12 外部記憶装置
Claims (11)
- 複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するための領域表示手段と、
所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせる表示変更手段と
を具備する電子カメラであって、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能は、前記フォーカシング判定の基準として、
(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、および
(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含むことを特徴とする電子カメラ。 - 前記領域表示手段による前記モニタリング画面への検知対象領域の重畳表示の表示/非表示を、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
- 前記フォーカシング判定の基準を、前記(a)〜(d)の中から、ユーザ操作によって選択する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
- 前記ハイブリッドオートフォーカス機能は、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、
(i)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちのいずれか一つのオートフォーカス方式における検知対象領域、
(ii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域を合成した検知対象領域、
(iii)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式の全ての検知対象領域の共通領域が抽出されてなる検知対象領域、および
(iv)ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域、
のいずれかを用い、そしてこれら検知対象領域の表示は、透過色を含む所定色による領域の塗りつぶし、領域を示すマーク表示および領域を示す枠表示のうちの少なくともいずれかによる表示を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。 - 前記表示変更手段は、検知対象領域の前記モニタリング画面への表示における、表示色、表示形態、表示図形、および表示文字列の少なくともいずれかの表示状態を異ならせる手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
- 複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオー トフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するための領域表示手段と、
所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、そのフォーカシング判定に応じて前記領域表示手段による前記検知対象領域の表示状態を異ならせる表示変更手段と
を具備する電子カメラであって、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能は、フォーカシングさせようとする検知対象領域の前記モニタリング画面への表示として、ハイブリッドオートフォーカス機能に使用されている複数のオートフォーカス方式のうちの2以上の検知対象領域を重畳表示し且つ該重畳表示された各オートフォーカス方式の検知対象領域を識別可能として表示した検知対象領域を用い、さらに前記表示変更手段は、前記ハイブリッドオートフォーカス機能としての統合的なフォーカシング判定結果に代えて各オートフォーカス方式の個別のフォーカシング判定結果に応じて前記領域表示手段による前記各検知対象領域の表示状態を異ならせる手段を含むことを特徴とする電子カメラ。 - 前記電子カメラは、ユーザ選択によるストロボ発光撮影および被写体近傍の明るさに応じたストロボ自動発光撮影を可能とするストロボ手段を有し、且つ前記表示変更手段は、前記ハイブリッドオートフォーカス機能におけるフォーカシング判定結果がフォーカシング成功であっても、前記ストロボ発光撮影が選択されている場合、明るさによる前記ストロボ自動発光撮影が選択され、ストロボが発光する場合、およびフォーカシング判定結果に基づく被写体距離がストロボの適正露光距離外の少なくともいずれかであるときは、それに応じて前記検知対象領域の表示状態を、さらに異ならせる手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
- 前記フォーカシング判定結果を含む撮影条件の不適正があったまま撮影を行なった場合に、撮影後に記録画像確認画面を表示した時点で、その画像を記憶装置に取り込むか否かを、ユーザが所望に応じて選択するための手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項7のうちのいずれか1項に記載の電子カメラ。
- 記録画像取込み後に記録画像確認画面を表示する際に、前記表示変更手段による変更後の前記検知対象領域の表示をも重畳表示させる手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項7のうちのいずれか1項に記載の電子カメラ。
- 複数のオートフォーカス方式を組合わせ使用し得るハイブリッドオートフォーカス機能を備え、撮影視野のモニタリング画面を電子ファインダとして表示することの可能な電子カメラにおいて、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能によりフォーカシングさせようとする検知対象領域を前記モニタリング画面に重畳表示するための領域表示手段と、
所定のユーザ操作による前記ハイブリッドオートフォーカス機能の作動時に、そのフォーカシング、露出、ホワイトバランス、およびストロボ適正露光距離範囲を含む判定結果に応じて、それらを識別可能な音響出力を発生する音響表示手段と
を具備する電子カメラであって、
前記ハイブリッドオートフォーカス機能は、前記フォーカシング判定の基準として、
(a)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これら全てのオートフォーカス方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
(b)前記複数のオートフォーカス方式がそれぞれのフォーカシング動作を行ない、これらのオートフォーカス方式の少なくとも1方式についてフォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
(c)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、前記検知対象領域またはその近傍の明るさに基づいて予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とす ること、および
(d)前記複数のオートフォーカス方式のうちのいずれかを、ユーザ操作によって予め選択し、該選択されたオートフォーカス方式フォーカシングに成功した場合を前記ハイブリッドオートフォーカス機能のフォーカシング成功とすること、
のいずれかを前記表示変更手段に供する手段を含むことを特徴とする電子カメラ。 - 記録画像取込み時に、前記フォーカシング判定結果に応じて、該判定結果を識別可能な音響出力を発生する音響表示手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項10のうちのいずれか1項に記載の電子カメラ。
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