JP4214908B2 - 教習用演奏再生表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、演奏の鑑賞や評価に用いるために演奏状態を撮像する教習用演奏再生表示システムに関する。
従来、下記特許文献1に例示されるように、複数の端末装置がネットワークで接続され、電子楽器等の演奏状態を撮像した映像をネットワークを介して送受信するようにした演奏システムが知られている。
例えば、下記特許文献1の演奏システムでは、教師端末側にカメラを設け、教師の演奏状況を表す動的な映像を入力し、音楽指導上の音声等と共にこの映像を生徒端末に送信し、演奏練習に役立てるようにしている。
特開2003−255935号公報
しかしながら、上記特許文献1の演奏システムでは、カメラが1つであって、アングルも固定されているため、例えば、生徒の演奏を教師が評価することを考えた場合、種々のアングルによる総合的な評価が行えない。すなわち、曲の演奏部分によっては、左手または右手を重点的に見たい場合や、指の曲げ具合を横から見たい場合や、開き具合を上方から見たい場合等、曲の進行に応じて演奏評価のために重点的に見たい場所や角度が異なる。ところが、カメラアングルが単一で固定では、そのような要望に応えることができないという問題があった。
また、生徒の上達状況によっては、教師の所望によりアングルを随時変えて演奏状態を見たいといった場合も考えられる。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、曲進行に応じた適切な演奏操作子の領域の映像を得て、演奏評価等に役立てることができる教習用演奏再生表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の教習用演奏再生表示システムは、教習用の伴奏パートを再生するための、受信側装置から供給される教習データ中に、カメラを選択するための第1選択用データを記憶しておき、前記教習データに基づく伴奏再生時に、選択するカメラを選択用データに基づき伴奏再生の進行に応じて刻々と切り替え、切り替えられたカメラによって得られる演奏操作子の異なる領域ごとの撮像データと演奏者の演奏による実演奏データとを送信する送信側装置と、前記撮像データと前記実演奏データとを受信する前記受信側装置とが通信可能に接続されて構成された教習用演奏再生表示システムであって、前記送信側装置は、演奏装置と、該演奏装置の演奏者による演奏状態をそれぞれ異なるアングルで撮像し、撮像を担当する領域が互いに異なっている複数のカメラと、前記演奏者の演奏に従って前記実演奏データを生成する実演奏データ生成手段と、前記受信側装置から送信された前記第2選択用データを受信する選択用データ受信手段と、前記教習データに基づく伴奏再生時に、前記教習データから読み出された第1選択用データと前記選択用データ受信手段により受信された第2選択用データとを併用し、前記複数のカメラのうち、前記第1選択用データまたは前記第2選択用データに基づいて選択されるカメラによって得られる前記伴奏再生時の撮像データを入力する撮像データ入力手段と、前記実演奏データ生成手段により生成された実演奏データと前記撮像データ入力手段により入力された前記伴奏再生時の撮像データとを時間的に対応させて出力するデータ出力手段とを有し、前記受信側装置は、前記送信側装置に対して前記第2選択用データを送信する選択用データ送信手段と、前記データ出力手段により出力される実演奏データに基づき発音処理を行う発音処理手段と、前記データ出力手段により出力される前記伴奏再生時の撮像データに基づき表示処理を行う表示処理手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項2の教習用演奏再生表示システムは、教習用の伴奏パートを再生するための、受信側装置から供給される教習データ中に、演奏操作子の異なる領域ごとの撮像データを選択するための第1選択用データを記憶しておき、前記受信側装置に撮像データを送る際に、選択する撮像データを選択用データに基づき伴奏再生の進行に応じて刻々と切り替え、切り替えられた撮像データと演奏者の演奏による実演奏データとを送信する送信側装置と、前記撮像データと前記実演奏データとを受信すると共に、第2選択用データを送信する前記受信側装置とが通信可能に接続されて構成された教習用演奏再生表示システムであって、前記送信側装置は、演奏装置と、該演奏装置の演奏者による演奏状態をそれぞれ異なるアングルで撮像し、撮像を担当する領域が互いに異なっている複数のカメラと、前記演奏者の演奏に従って前記実演奏データを生成する実演奏データ生成手段と、前記受信側装置から送信された前記第2選択用データを受信する選択用データ受信手段と、前記演奏者の演奏時に前記複数のカメラによって得られる複数系統の撮像データを入力する撮像データ入力手段と、前記受信側装置に撮像データを送る際に、前記教習データから読み出された第1選択用データと前記選択用データ受信手段により受信された第2選択用データとを併用し、前記撮像データ入力手段により入力された複数系統の撮像データのうち、前記第1選択用データまたは前記第2選択用データに基づいて選択される前記伴奏再生時の撮像データと、前記実演奏データ生成手段により生成された実演奏データとを、時間的に対応させて出力するデータ出力手段とを有し、前記受信側装置は、前記送信側装置に対して前記第2選択用データを送信する選択用データ送信手段と、前記データ出力手段により出力される実演奏データに基づき発音処理を行う発音処理手段と、前記データ出力手段により出力される前記伴奏再生時の撮像データに基づき表示処理を行う表示処理手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記目的を達成する上で、以下のような構成を採用してもよい。
例えば、演奏システムは、演奏装置と、該演奏装置の演奏者による演奏状態をそれぞれ異なるアングルで撮像する複数のカメラとを含んで構成される演奏システムであって、教習用の所定データを含んで成る教習データを再生する教習データ再生手段と、選択用データを入力する選択用データ入力手段と、前記教習データ再生手段による前記教習データの再生に並行して、前記演奏者の演奏に従って実演奏データを生成する実演奏データ生成手段と、前記教習データ再生手段による前記教習データの再生に並行して、前記選択用データ入力手段により入力された選択用データに基づいて前記複数のカメラの中から選択されるカメラによって得られる撮像データを入力する撮像データ入力手段と、前記実演奏データ生成手段により生成された実演奏データと前記撮像データ入力手段により入力された撮像データとを時間的に対応させて出力するデータ出力手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、教習曲の演奏部分に応じて適切なアングルから撮像した撮像画像を出力して、演奏評価等に役立てることができる。
また、例えば、演奏システムは、演奏装置と、該演奏装置の演奏者による演奏状態をそれぞれ異なるアングルで撮像する複数のカメラとを含んで構成される演奏システムであって、教習用の所定データを含んで成る教習データを再生する教習データ再生手段と、選択用データを入力する選択用データ入力手段と、前記教習データ再生手段による前記教習データの再生に並行して、前記演奏者の演奏に従って実演奏データを生成する実演奏データ生成手段と、前記教習データ再生手段による前記教習データの再生に並行して、前記複数のカメラによって得られる複数系統の撮像データを入力する撮像データ入力手段と、前記実演奏データ生成手段により生成された実演奏データと、前記撮像データ入力手段により入力された複数系統の撮像データのうち前記選択用データ入力手段により入力された選択用データに基づいて選択されるカメラから入力された撮像データとを、時間的に対応させて出力するデータ出力手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、教習曲の演奏部分に応じて適切なアングルから撮像した撮像画像を出力して、演奏評価等に役立てることができる。
また、例えば、ネットワーク演奏再生表示システムは、上記演奏システムと、該演奏システムにネットワークを通じて通信可能に接続されるクライアント装置とで構成されるネットワーク演奏再生表示システムであって、前記クライアント装置は、前記演奏システムの前記データ出力手段により出力される実演奏データに基づき発音処理を行う発音処理手段と、前記演奏システムの前記データ出力手段により出力される撮像データに基づき表示処理を行う表示処理手段と、前記演奏システムに対して前記選択用データを送信する選択用データ送信手段とを有し、前記演奏システムの前記選択用データ入力手段は、前記クライアント装置の前記選択用データ送信手段から送信された選択用データを入力することを特徴とする。
この構成によれば、選択用データが、クライアント装置から送信されるので、クライアント装置において、実演奏データの再生と共に、教習曲の所望の演奏部分において所望のアングルから撮像した撮像画像を表示させることができる。よって、評価側の所望による映像を表示させて、離間した場所において行われる臨機応変の演奏評価等に役立てることができる。
また、例えば、上記ネットワーク演奏再生表示システムにおいて、前記クライアント装置は、前記演奏システムに対して再生指示を送信する再生指示送信手段(39)を有し、前記演奏システムの前記データ出力手段は、出力すべき前記実演奏データ及び前記撮像データを一旦記憶すると共に、前記クライアント装置の前記再生指示送信手段から送信される再生指示に応答してこれらのデータを前記クライアント装置に対して送信することを特徴とする。
また、例えば、上記ネットワーク演奏再生表示システムにおいて、前記演奏システムは、前記複数のカメラを近傍に配置した電子楽器(400)とサーバ装置(410)とが、ネットワークを通じて通信可能に接続されて構成されることを特徴とする。
また、例えば、教習データは、演奏装置と、該演奏装置の演奏者による演奏状態をそれぞれ異なるアングルで撮像する複数のカメラとを含んで構成される演奏システムで再生される教習データであって、順次読み出されることによって演奏音を発音させるための演奏イベントと、前記複数のカメラの中から、撮像データの入力対象及び撮像データの出力対象の少なくとも一方となるカメラを選択するためのカメラ選択イベントとを含んで構成され、前記演奏イベントと前記カメラ選択イベントとが時間的に対応付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、カメラ選択用イベントにより、教習曲の演奏部分に応じて予め定めた適切なアングルから撮像して得た撮像データを選択し、これを、実演奏データと共に時間的に対応させて入力または出力することで、例えば、先生は、生徒の演奏結果を聞きながら、曲の進行に応じて重点的に見るべき場所を観察することができる。よって、教習曲の演奏部分に応じて適切なアングルから撮像した撮像画像を選択させて、演奏評価等に役立てることができる。特に、曲の進行に応じたカメラの選択の態様が予め定まっているので、評価者は、煩雑な操作を行うことなく、一定の基準で評価を行うことが容易である。
本発明によれば、曲進行に応じた適切なアングルからの映像を得て、演奏評価等に役立てることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る演奏システムを含んで構成されるネットワーク演奏再生表示システムの全体構成を示す図である。本ネットワーク演奏再生表示システムは、演奏システムPS1と再生装置200とが、通信ネットワーク22を通じて通信可能に接続されて構成される。このネットワーク演奏再生表示システムは主に、生徒が演奏練習し、それを先生が評価するのに用いられる。通常、演奏システムPS1が生徒側、再生装置200が先生側に設置される。なお、演奏システムPS1及び再生装置200は、いずれも複数存在してもよい。
演奏システムPS1は、鍵盤楽器機能を有する演奏装置30と、複数(例えば4個)のカメラA、B、C、D(以下、これらを「カメラCAM」と総称する)から構成される。カメラA、Bは、演奏装置30の鍵盤1の主に低音域、高音域をそれぞれ指向するように設置される。カメラCは上方から鍵盤1を、カメラDは、演奏装置30のペダル部PDを、それぞれ指向するように設置される。カメラA〜Dは、いずれも映像(動画)を撮像可能に構成される。なお、カメラの数は、4個に限定されず、各々が担当する撮像領域も、例示する分担の態様に限定されるものではない。
図2は、演奏装置30の全体構成を示すブロック図である。
演奏装置30は、押鍵検出回路3、スイッチ検出回路4、ROM6、RAM7、タイマ8、表示制御回路9、記憶入出力装置10、ハードディスクドライブ(HDD)11、CD−ROM(コンパクトディスク−リード・オンリ・メモリ)ドライブ12、MIDIインターフェイス(MIDII/F)13、通信インターフェイス(通信I/F)14、音源回路15及び効果回路16が、バス18を介してCPU5にそれぞれ接続されて構成される。
さらに、押鍵検出回路3には上記鍵盤1が接続され、スイッチ検出回路4にはパネルスイッチ2が接続されている。表示制御回路9にはLCD等の表示装置19が接続されている。CPU5にはタイマ8が接続され、通信I/F14は上記通信ネットワーク22に接続される。音源回路15には効果回路16を介してサウンドシステム17が接続されている。
押鍵検出回路3は鍵盤1の各鍵(不図示)の押鍵状態を検出する。パネルスイッチ2は、各種情報を入力するための複数のスイッチ(不図示)を備える。スイッチ検出回路4は、パネルスイッチ2の各スイッチの押下状態を検出する。CPU5は、演奏装置30全体の制御を司る。ROM6は、CPU5が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶する。RAM7は、演奏データ、テキストデータ等の各種入力情報、各種フラグやバッファデータ及び演算結果等を一時的に記憶する。タイマ8は、タイマ割り込み処理における割り込み時間や各種時間を計時する。表示制御回路9は、表示装置19に楽譜等の各種情報を表示させる。
記憶入出力装置10は、記憶媒体であるフロッピ(登録商標)ディスク等の可搬の記憶媒体24をドライブする。記憶媒体24には、上記制御プログラム、各種アプリケーションプログラム、及び各種データ等が格納される。記憶装置であるHDD11は、上記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種データ等を記憶する。CD−ROMドライブ12は、上記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種データ等が格納されているCD−ROM(不図示)をドライブする。
MIDII/F13は、他のMIDI機器等の外部装置(図示せず)との間でMIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号の送受信を行う。通信ネットワーク22は、例えばインターネット、電話回線等の、遠隔地同士の通信を可能にするネットワークであるが、有線または無線のLAN(ローカルエリアネットワーク)等であってもよい。通信I/F14は、通信ネットワーク22を介して、演奏装置30とデータの送受信を行う。音源回路15は、MIDII/F13等から入力された演奏データを楽音信号に変換する。効果回路16は、音源回路15から入力される楽音信号に各種効果を付与し、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム17は、効果回路16から入力される楽音信号等を音響に変換する。
演奏データは、記憶入出力装置10、CD−ROMドライブ12、MIDII/F13または通信I/F14を介して読み出し乃至入力される。読み出しあるいは入力された演奏データは、RAM7に格納されると共に、対応する楽譜等が表示装置19に表示される。なお、演奏データは、MIDIデータのほか、音声波形データ等の他の形式のデータであってもよい。
また、演奏データのフォーマットは、演奏イベントの発生時刻を一つ前のイベントからの時間で表した「イベント+相対時間」、演奏イベントの発生時刻や曲や小節内における絶対時間で表した「イベント+絶対時間」、音符の音高と符長(あるいは休符と休符長)で演奏データを表した音高(休符)+符長方式、演奏の最小分割能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ」方式等、どのような形式であってもよく、いずれのフォーマットを採用しても、周知の技術によって簡単に自動演奏処理を実現することができる。
図3は、再生装置200の全体構成を示すブロック図である。再生装置200において、パネルスイッチ202、スイッチ検出回路204、CPU205、ROM206、RAM207、タイマ208、表示制御回路209、記憶入出力装置210、ハードディスクドライブ211、CD−ROMドライブ212、MIDIインターフェイス213、通信インターフェイス214、音源回路215、効果回路216、サウンドシステム217、バス218、表示装置219及び記憶媒体224は、それぞれ、図2に示す演奏装置30のパネルスイッチ2、スイッチ検出回路4、CPU5、ROM6、RAM7、タイマ8、表示制御回路9、記憶入出力装置10、ハードディスクドライブ11、CD−ROMドライブ12、MIDIインターフェイス13、通信インターフェイス14、音源回路15、効果回路16、サウンドシステム17、バス18、表示装置19及び記憶媒体24と同様に構成される。
さらに、再生装置200においては、マウス情報検出回路220がバス218に接続され、マウス情報検出回路220にはマウス221が接続される。マウス情報検出回路220は、マウス221の移動情報やスイッチオン/オフ等の操作情報を検出する。
図4は、本実施の形態で演奏データとして再生される教習データのデータ構造を示す図である。この教習データexDは、自動演奏を行うための1曲分のデータであり、例えばMIDIコードによって構成される。教習データexDの入手方法は問わないが、例えば、教習開始前に、再生装置200から通信ネットワーク22を通じて入手される。
この教習データexDは、伴奏パートを含んでおり、生徒が伴奏を聞きながら例えばピアノパートを練習するのに用いられる。図4に示すように、教習データexDは、ヘッダデータH1、カメラ選択用データcamD、伴奏イベントデータacD及びエンドデータED等から構成される。教習データexDには、このほか、演奏に同期して楽譜を表示するための不図示の楽譜データとの対応関係を示す楽譜アドレスデータ(図示せず)等が含まれていてもよい。
伴奏イベントデータacDは、伴奏パートを発音するためのデータであり、キーオン、キーオフ等のノートイベントデータ、及びタイミングデータ等から構成される。キーオンデータは、音源回路15に対して楽音の発生を指示するためのデータであり、キーオフデータは、発生された楽音の消音を指示するためのデータである。タイミングデータは、それに続くキーオンデータまたはキーオフデータの発生タイミングを規定するためのデータである。エンドデータEDは、当該曲の終わりを示すためのデータである。
ヘッダデータH1は、曲目等の各種データのほか、拍子を表す拍子データ及び初期的なテンポ値を表すテンポデータ等を含んでいる。
カメラ選択用データcamDは、その発生タイミングに対応するカメラCAMを規定するイベントデータであり、本実施の形態では、カメラCAMのうち、映像データの入力乃至出力対象となるもの1つを規定する。従って、カメラ選択用データcamDは、楽音の発生には関与しない。カメラ選択用データcamDは、そのデータアドレス、すなわち読み出しタイミングにより、伴奏イベントデータacDに対して時間的に対応付けられる。
カメラ選択用データcamDは、例えば、エクスクルーシブメッセージで構成され、曲の演奏部分に応じて演奏評価等のために重点的にチェックすべき場所を撮像するのに最も適したカメラが随時特定されるように、予め教習データexDに組み込まれている。カメラ選択用データcamDは、例えば、教習曲のパート毎あるいは演奏区間毎というように、曲の進行に応じてカメラが刻々と切り替わるように設定される。
図5は、ネットワーク演奏再生表示システムの主な機能構成を示すブロック図である。演奏システムPS1は、上述したように、演奏装置30とカメラCAMとから成る。演奏装置30において、実演奏データ生成部31及び再生部32がデータ再編成部34を介して入出力制御部35に接続されている。再生部32は映像選択部33にも接続される。映像選択部33には、カメラCAM(カメラA〜Dのすべて)で撮像して得られた撮像データである4系統の映像データが入力される。映像選択部33は、データ再編成部34に接続され、データ再編成部34は記憶部36及び入出力制御部35に接続されている。記憶部36は入出力制御部35にも接続されている。
これらの機能部の各機能は、実際には、CPU5をはじめとして、図1に示す、主にRAM7、タイマ8、記憶入出力装置10、通信I/F14、音源回路15等の各構成要素の協働作用によって実現される。
一方、再生装置200は、入出力制御部50、発音部37、表示部38、再生指示部39及び記憶部51を有する。入出力制御部50は、入出力制御部35との間でデータのやりとりを行う。入出力制御部35からのデータは、入出力制御部50を介して、発音部37、表示部38に入力され、必要に応じて記憶部51にも記憶される。また、再生指示部39は、入出力制御部35に対して、記憶部36に記憶されたデータの再生指示を送信する。これら機能部の各機能は、実際には、CPU205をはじめとして、図2に示す、主にRAM207、タイマ208、表示制御回路209、HDD211、表示装置219、通信I/F214、音源回路215、効果回路216、サウンドシステム217等の各構成要素の協働作用によって実現される。
次に、教習データexDを用いた教習の態様を説明する。
図6は、本実施の形態において演奏装置30側で実行される練習処理のフローチャートである。図7は、本実施の形態において再生装置200側で実行される評価処理のフローチャートである。本実施の形態において、教習のモードには、評価用に用いる映像データの対象をカメラCAMのいずれか1つ(1系統)に絞ることを、入力段階で行う「入力時選択モード」と、再生装置200への出力段階で行う「出力時選択モード」という、2つのモードがある。図5を参照しつつ、これらを分けて説明する。
〈入力時選択モード〉
まず、演奏装置30において、図6のステップS101では、教習データexDの再生処理を行う。すなわち、再生部32が、教習データexDを順次読み出し、教習データexD中の伴奏イベントデータacDに従って、演奏信号を生成して、生成された演奏信号に設定された効果処理を付加し、増幅して出力することで伴奏演奏を行う。それと共に、生徒による鍵盤1の演奏に基づくリアルタイム発音処理も行う。再生部32はさらに、教習データexDをデータ再編成部34に送ると共に、教習データexD中のカメラ選択用データcamDを、データ再編成部34及び映像選択部33に送る。ここで、本「入力時選択モード」では、教習データexD中のカメラ選択用データcamDについては、データ再編成部34で用いられることがないので、データ再編成部34には送らず映像選択部33のみに送るようにしてもよい。
次に、ステップS102では、実演奏データ生成部31が、生徒による鍵盤1の演奏に基づいて、伴奏に合わせた生徒の演奏をMIDIデータに変換することで、生徒実演奏データ31aを生成する。ここで生成された生徒実演奏データ31aは、データ再編成部34に送られる。なお、実演奏データ生成部31は不図示の記憶部も備えており、生成した生徒実演奏データ31aを、データ再編成部34に送るにあたって一時的に保存することもできる。
次に、ステップS103では、映像入力処理を行う。すなわち、映像選択部33が、カメラA、B、C、Dから入力される4系統の映像データを入力し、その中から、再生部32から送られた教習データexD中のカメラ選択用データcamDで規定される1つの系統の映像データを選択する。そして、その選択した1系統の映像データをデータ再編成部34に送る。
次に、ステップS104では、データ再編成部34が、後述する組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1を生成する。
図8(a)は、組み込みデータinD1のデータ構成を示す図、図8(b)は、出力映像データvidD1のデータ構成を示す図である。同図(a)に示すように、組み込みデータinD1は、図4に示す教習データexDと、実演奏データ生成部31から送られた生徒実演奏データ31aと、映像選択部33から送られた選択された1系統の映像データとに基づいて編成される。また、同図(b)に示す出力映像データvidD1は、再生装置200において、組み込みデータinD1の再生に同期して映像を表示させるためのデータであり、ヘッダH3(H3(1)、H3(2)・・・)に映像データvid(vid(1)、vid(2)・・・)が対応付けられたものが複数集まって成る。
図8(a)に示す組み込みデータinD1中のヘッダデータH2は、上記ヘッダデータH1の内容に加え、当該組み込みデータinD1に対応する出力映像データvidD1を示すデータを含んでいる。これにより、後述する記録・出力処理後においても、組み込みデータinD1と出力映像データvidD1との対応関係が保たれる。組み込みデータinD1は、映像アドレスvidAD、伴奏イベントデータacD、生徒実演奏イベントstD及びエンドデータED等で構成される。伴奏イベントデータacD及びエンドデータEDは、教習データexD中のものと同一である。生徒実演奏イベントstDは、生徒実演奏データ31aをイベントデータ化して組み込みデータinD1中に組み込んだものである。
映像アドレスvidADは、出力映像データvidD1中のどの映像データvidが対応するのかを特定するための指示データであり、映像アドレスvidADとヘッダデータH3との対応関係により、当該映像アドレスvidADの読み出しタイミングで表示対象とされる映像データvidが規定される。映像アドレスvidADは、例えば、エクスクルーシブメッセージで構成される。
図6に戻り、続くステップS105では、出力処理を行う。ここで、生徒の演奏をほぼリアルタイムで先生が見ることができるように、データ再編成部34が、生成した組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1を、入出力制御部35に順次送ると共に、入出力制御部35は、送られた組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1を、通信ネットワーク22を介して再生装置200に直ちに送信する。なお、データ再編成部34は、生成したこれらのデータを一時的に保存している。
次に、ステップS106では、その他処理、すなわち、生徒からの指示の入力等、上記した以外の各種処理を実行する。次に、ステップS107で、曲の終わりであるか否かを、読み出されたデータがエンドデータEDであるか否かによって判別し、曲の終わりでない場合は前記ステップS101に戻る一方、曲の終わりであれば、ステップS108に進んで、データ再編成部34が、上記一時的に保存して1曲分のデータとなった、組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1を対応付けて記憶部36に送り、これらを記憶部36が保存する。その後本処理を終了する。
ところで、生徒の演奏を、一旦記憶しておいて先生が後で見るようにする場合は、前記ステップS105の出力処理を行うことなく、別の処理にて、記憶部36に保存された組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1を、入出力制御部35が読み出して再生装置200に順次送信する。この場合、入出力制御部35が、再生装置200の再生指示部39から再生指示を受けて、その再生指示に応答して、上記組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1を再生装置200に送信するようにすればよい。
一方、再生装置200では、図7に示す評価処理が実行される。ここで、この評価処理は、生徒の演奏をほぼリアルタイムで先生が見る場合は、図6の練習処理に並行して実行される。一方、生徒の演奏を先生が後で見る場合は、この評価処理は、上記再生指示部39から再生指示が送信されるのと同時に開始される。
まず、図7のステップS201で、受信処理を実行する。すなわち、演奏装置30の入出力制御部35から送信される組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1を、入出力制御部50を介して受信する。これら受信される組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1は、記憶部51に順次記憶される。なお、演奏及び表示をリアルタイムで行う場合は、これらのデータを記憶部51に記憶する必要はない。
次に、ステップS202で、読み出し処理を実行する。すなわち、記憶部51に記憶された組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1を順次読み出す。次に、ステップS203で、上記読み出したデータの種類を判別し、判別の結果に応じて、続くステップS204〜S208で各処理を実行する。
前記ステップS203において、上記読み出したデータがキーオンデータであれば、発音処理を実行する(ステップS204)。すなわち、発音部37が、受信した組み込みデータinD1中の伴奏イベントデータacD乃至生徒実演奏イベントstDに従って、演奏信号を生成し、効果処理を付加してサウンドシステム217から出力する。上記読み出したデータがキーオフデータであれば、消音処理を実行する(ステップS205)。
また、上記読み出したデータが映像アドレスvidADである場合は、ステップS208で、映像選択処理を実行する。すなわち、組み込みデータinD1中の映像アドレスvidADに対応する、出力映像データvidD1中の映像データvidの読み出しを、入出力制御部50に対して指示する。これによって、当該映像データvidが直ちに読み出される。
なお、この入力時選択モードでは、上記読み出したデータがカメラ選択用データcamDである場合はなく、従って、ステップS208が実行されるのは、映像アドレスvidADが読み出された場合のみである。なお、後に説明する出力時選択モードにおいては、前記ステップS208は、カメラ選択用データcamDが読み出されたときにのみ実行される。
また、上記読み出したデータが映像データvidである場合は、
表示処理を実行する(ステップS206)。すなわち、表示部38が、上記映像データvidを、対応する映像アドレスvidADの読み出しタイミング(リアルタイム表示の場合は受信タイミング)に従って表示する。具体的には、表示装置219に、カメラA〜Dのいずれかで撮像された映像が画面表示される。
図9は、再生装置200における発音及び表示の態様を示すタイムチャートである。同図に示すように、伴奏と共に、生徒の実演奏の楽音が発生し、表示装置219に表示される映像が、演奏の進行に従って、カメラAの映像、カメラCの映像、カメラBの映像、カメラDの映像・・・というように、刻々と切り替わっていく。これにより、先生は、曲の進行に応じて最適なアングルで撮像された映像を、伴奏及び生徒の実演奏を聞きながら確認することができる。
前記ステップS203において、上記読み出したデータがその他のデータである場合は、そのデータに応じた処理を実行する(ステップS207)。
次に、ステップS209に進んで、曲の終わりであるか否かを、受信されたデータがエンドデータEDであるか否かによって判別し、曲の終わりでない場合は前記ステップS201に戻る一方、曲の終わりであれば本処理を終了する。
〈出力時選択モード〉
図10は、出力時選択モードを実現するネットワーク演奏再生表示システムの主な機能構成を示すブロック図である。同図において、図5と同じ構成要素には同一符号が付してある。
出力時選択モードでは、入力時選択モードに比し、図6の練習処理においては、ステップS101、S103、S104の処理の内容が異なり、これに対応して、再生部32、映像選択部33、データ再編成部34、入出力制御部35及び記憶部36における処理が異なる。特に、出力時選択モードでは、図10に示すように、映像選択部33が、入力されるカメラCAMからの4系統の映像データをスルーさせて、すべてデータ再編成部34に送る点が入力時選択モードと大きく異なる。その他の処理は入力時選択モードと同様である。また、再生装置200側における評価処理(図7)では、ステップS203、S208の処理が入力時選択モードと一部異なる。
まず、図6のステップS101の再生処理では、再生部32が、上述したのと同様に伴奏演奏、リアルタイム発音処理を行うと共に、教習データexDをデータ再編成部34に送る。続いてステップS102の処理を実行した後、ステップS103の映像入力処理では、映像選択部33が、カメラA、B、C、Dから入力される4系統の映像データを入力し、これらすべてをデータ再編成部34に送る。なお、カメラ選択用データcamDは、再生部32から映像選択部33に送るようにする必要がない。
次に、ステップS104では、データ再編成部34が、後述する組み込みデータinD2及び出力映像データvidD2を生成する。データ再編成部34はまた、これら組み込みデータinD2及び出力映像データvidD2を記憶部36に記憶させる。
図11(a)は、組み込みデータinD2のデータ構成を示す図、図11(b)は、出力映像データvidD2のデータ構成を示す図である。組み込みデータinD2は、図4に示す教習データexDと、実演奏データ生成部31から送られた生徒実演奏データ31aと、映像選択部33から送られた4系統の映像データとに基づいて編成される。同図(a)、(b)において、図8(a)、(b)に示すものと同じデータには、同一符号が付してある。
図11(a)に示すように、組み込みデータinD2は、組み込みデータinD1に比し、映像アドレスvidADに代えてカメラ選択用データcamDが組み込まれている点が異なり、その他は同様である。このカメラ選択用データcamDは、再生部32から送られた教習データexD中に含まれていたものと同一である。
図11(b)に示す出力映像データvidD2は、4系統の映像データvid(vid(a)、vid(b)、vid(c)、vid(d))で構成される。いずれの映像データvidも、1曲の最初から終わりまでを通して、カメラA〜Dがそれぞれの撮像担当箇所を撮像して得られたものである。組み込みデータinD2中のカメラ選択用データcamDは、4系統の出力映像データvidD2中のどの系統の映像データvidを出力するのかを指定する役割を果たす。
図6に戻り、続くステップS105〜S108の処理は、入力時選択モードに比し、扱う対象が、組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1に代わって組み込みデータinD2及び出力映像データvidD2になる点以外は同様である。
一方、再生装置200において、図7のステップS203の判別の結果、前記ステップS202で読み出したデータが組み込みデータinD2中のカメラ選択用データcamDである場合は、ステップS208の映像選択処理では、該カメラ選択用データcamDで指定される1系統の映像データvidを、受信された出力映像データvidD2中から特定、その特定した映像データvidを順次読み出すよう、入出力制御部50に対して指示する。これによって、当該映像データvidが直ちに読み出される。従って、出力時選択モードにおいては、前記ステップS206では、映像データvid(a)〜vid(d)のうち随時特定される1系統の映像データvidが、表示部38に順次表示される。その表示態様は、外見上、入力時選択モードの場合と同様になる(図9参照)。
本実施の形態によれば、教習データexDに、カメラ選択用データcamDを予め組み込み、カメラ選択用データcamDに従って、曲の進行に応じて、入力段階または出力段階で、4系統のカメラ映像入力のうち1系統を採用するようにし、再生装置200側で、伴奏及び生徒の実演奏の発音に同期させて生徒の演奏状態を表示させ、映像で確認できるようにした。これにより、先生は、生徒の演奏結果を聞きながら、教習曲の演奏部分に応じて、重点的に見るべき場所として予め定めた適切なアングルから撮像した撮像画像を観察することができるので、あらゆるアングルから観察して総合的に演奏評価をしたり、演奏結果を楽しんだりすることができる。特に、曲の進行に応じたカメラの選択の態様が予め定まっているので、評価者は、煩雑な操作を行うことなく、一定の基準で評価を行うことが容易である。しかも、再生装置200が演奏装置30と通信ネットワーク22を介して接続されているので、先生は、生徒に対して遠隔に居ても、リアルタイムで演奏評価が行える。
また、組み込みデータinD1、2及び出力映像データvidD1、2は、記憶部36に一旦保存されて、再生装置200からの再生指示に応答して送信できるようにしたので、先生は、生徒の演奏結果を、後日都合の良いときに確認することもできる。
また、カメラ選択用データcamDは、重点的にチェックすべき場所を撮像するのに最も適したカメラが随時特定されるように、予め教習データexDに組み込まれているので、評価者は、煩雑な操作を行うことなく、一定の基準で評価を行うことが容易である。特に、同じ練習曲については、複数の生徒に対して、共通のアングルで撮像した映像を見ることになるので、評価の質が均一になる。
なお、記憶部36において、例えば、組み込みデータinD1、2及び出力映像データvidD1、2を、可搬の記憶媒体24に保存し、この記憶媒体24を再生装置200側に通信媒体を介することなく供給するようにしてもよい。
なお、本実施の形態の「出力時選択モード」では、4系統の出力映像データvidD2をすべて送信するため、送信データ量が多くなる。そこで、4系統の出力映像データvidD2を1系統に絞る処理を、再生装置200ではなく演奏装置30側で行うようにしてもよい。
その場合、次のように処理すればよい。すなわち、入出力制御部35は、データ再編成部34から送られた組み込みデータinD2を通信ネットワーク22を介して再生装置200に送信すると共に、組み込みデータinD2中のカメラ選択用データcamDで指定される1系統の映像データvidを出力映像データvidD2中から随時特定し、その特定した映像データvidを、組み込みデータinD2と同期させて通信ネットワーク22を介して再生装置200に送信する。従って、入出力制御部35は、入力されるカメラ選択用データcamDに従って、刻々と映像系統を切り換えて再生装置200に送信する。記憶部36に一旦保存された組み込みデータinD2及び出力映像データvidD2についても同様に処理することができる。これにより、データ送信の負担を軽減することが可能になる。
なお、教習データexDは、伴奏イベントデータacDとカメラ選択用データcamDとが時間的に対応付けられていればよく、例示したMIDIコードのデータ構造に限定されず、他のデータ構造を採用してもよい。その場合、各データの時間情報は、相対時間で管理してもよいし、絶対時間で管理してもよい。
なお、生徒実演奏データ31aと映像データvidとは、例えば、両者をSMTPE等の絶対時間値で、つき合わせながら進行させる等によって同期をとることができれば、必ずしも、図8(a)に示す組み込みデータinD1中の映像アドレスvidADは記録する必要はない。その場合、図8(b)に示す出力映像データvidD1中のヘッダH3も不要となる。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、カメラ選択用データcamDが予め教習データexDに組み込まれていたが、第2の実施の形態では、カメラ選択用データcamDに相当する映像指定データを再生装置から受け取る。
本発明の第2の実施の形態の演奏システム、及び該演奏システムと再生装置とから構成されるネットワーク演奏再生表示システムの構成は、第1の実施の形態と基本的に同様である。従って、本第2の実施の形態では、図5に代えて図12を用いて、入力時選択モードの処理を説明する。
図12は、本発明の第2の実施の形態におけるネットワーク演奏再生表示システムの主な機能構成を示すブロック図である。同図において、図5と同じ構成要素には同一符号が付してある。
第1の実施の形態に比し、再生装置200には、映像指定部40が追加される。また、教習データexDの内容は、カメラ選択用データcamDが組み込まれていない点以外は第1の実施の形態と同様である。なお、教習データexDは第1の実施の形態のものと同一とし、カメラ選択用データcamDを無効扱いにして処理を行うようにしてもよいし、映像指定部40による映像の指定とカメラ選択用データcamDとを併用するようにしてもよい。第1の実施の形態では、カメラ選択用データcamDが、再生部32からデータ再編成部34及び映像選択部33に送られたが、第2の実施の形態では、カメラ選択用データcamDと同様の機能を有する映像指定データ40aが、映像指定部40から通信ネットワーク22を介して映像選択部33及びデータ再編成部34に供給される(図12参照)。
映像指定データ40aは、図7の評価処理において、例えば、ステップS207のその他処理で送信することができる。すなわち、再生装置200において、伴奏及び生徒実演奏の再生に並行して、先生の判断で、所望のタイミングで、4系統の映像のうち所望の1つを指定するよう、映像指定データ40aを生成して送信する。映像指定データ40aは再生装置200から演奏装置30へ随時送信可能である。
演奏装置30では、送信されてきた映像指定データ40aを随時受け付け、図6のステップS103における映像選択部33による映像入力処理、及び、ステップS104におけるデータ再編成部34による組み込みデータ生成処理において、その映像指定データ40aを反映させる。すなわち、第の実施の形態でカメラ選択用データcamDを用いたのと同様に、映像指定データ40aに基づいて各処理を実行する。これらの処理の態様は、カメラ選択用データcamDに代えて映像指定データ40aを用いる点が異なるのみであり、その他は同様である。
また、出力時選択モードにおいては、映像指定データ40aが、映像指定部40からデータ再編成部34に供給されるようにする。そして、カメラ選択用データcamDに代えて映像指定データ40aを用いる点以外は、第1の実施の形態の出力時選択モードと同様に処理する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するだけでなく、再生装置200側で、実演奏及び伴奏を聞きながら、教習曲の所望の演奏部分において所望のアングルから撮像した撮像画像を表示させることができるので、臨機応変に個別的な演奏評価を行うのに有利である。
なお、第1、第2の実施の形態においては、演奏システムPS1と再生装置200とでネットワーク演奏再生表示システムが構成された。しかし、データ送信側である演奏システムPS1側には、最低限、演奏機能が備わっていればよく、データ受信側である再生装置200には、最低限、楽音発生機能と表示機能とが備わっていればよい、従って、その他の機能は、演奏システムPS1または再生装置200のいずれかに備えるようにすればよい。
(第3の実施の形態)
図13は、本発明の第3の実施の形態に係るネットワーク演奏再生表示システムの全体構成を示す図である。図14は、第3の実施の形態に係るネットワーク演奏再生表示システムの主な機能構成を示すブロック図である。図14において、図5と同じ構成要素には同一符号が付してある。
第1の実施の形態では、演奏システムPS1と再生装置200とが、通信ネットワーク22で接続されてネットワーク演奏再生表示システムが構成された。本発明の第3の実施の形態では、図13に示すように、サーバ装置410に通信ネットワーク430、440を通じて、複数のカメラ付演奏装置400、複数のクライアント装置420がそれぞれ接続されてネットワーク演奏再生表示システムが構成される。通信ネットワーク430、440の少なくとも一方は、通信ネットワーク22と同様に遠隔通信が可能なネットワークであり、通信ネットワーク430と通信ネットワーク440とは同一のネットワークであってもよい。
図14に示すように、第1の実施の形態と比較すると、本第3の実施の形態のネットワーク演奏再生表示システムは、演奏システムPS1を、サーバ装置410と複数のカメラ付演奏装置400とに通信可能に分けて構成すると共に、再生装置200に代えてクライアント装置420を通信ネットワーク440に接続したものに相当する。サーバ装置410及びクライアント装置420はいずれも、図3に示す再生装置200と同様の構成要素を含んで構成される。カメラ付演奏装置400は、図1に示す演奏システムPS1と同様に構成され、演奏装置30及びカメラCAM(A〜D)で構成される。本第3の実施の形態では、通常、カメラ付演奏装置400が生徒側、クライアント装置420が先生側に設置される。
本第3の実施の形態では、実演奏データ生成部31及び再生部32の機能をカメラ付演奏装置400が果たし、映像選択部33、データ再編成部34、入出力制御部35及び記憶部36の機能をサーバ装置410が果たすように構成する。クライアント装置420は、再生装置200と同様の発音部37、表示部38及び再生指示部39の機能を果たすように構成される。これら各機能部による処理内容は、第1の実施の形態におけるものと同様である。
なお、図示はしないが、第2の実施の形態と同様に、クライアント装置420が映像指定部40を備え、この映像指定部40からサーバ装置410に映像指定データ40aが送信されるように構成し、映像指定データ40aに基づき第2の実施の形態と同様の処理を行うようにしてもよい。
本第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するだけでなく、サーバ装置410に対して、先生が用いる複数のクライアント装置420と、生徒が用いる複数のカメラ付演奏装置400とがネットワークで接続される。従って、先生が生徒と遠隔にある状態で評価を行うことができるだけでなく、1人の先生が複数の生徒の評価を行ったり、逆に1人の生徒の評価を複数人の先生が行ったりすることが可能になり、演奏教習ビジネスとしての利用がより現実的となる。
なお、本実施の形態において、映像指定部40から、映像指定データ40aをサーバ装置410に送るようにする場合は、複数のクライアント装置420間で映像の選択が競合する場合があり得る。そこで、同時に複数のクライアント装置420で評価を行う場合は、それら複数のクライアント装置420間で優先順位を自動または手動によって設定することで、円滑な映像選択を行えるようにするのが好ましい。
なお、上記各実施の形態では、組み込みデータinD1、2に伴奏イベントデータacDを組み込んで再生装置200に送信するようにしたが、伴奏イベントデータacDは必ずしも組み込みデータinD1、2に含めなくてもよい。
なお、上記各実施の形態において、教習データexDに含まれる練習用のデータは、伴奏イベントデータacD等の楽音データに限られず、演奏位置を知らせるだけのメトロノーム音のような発音データ、あるいは楽譜データ等の表示用データであってもよい。
なお、上記第1、第3の実施の形態において、カメラ選択用データcamDを、教習データexDに含ませることに代えて、カメラ選択用データcamDに相当するカメラ切り換え用データを別系列で記憶しておき、これを教習データexDに同期して再生させるようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態において、カメラ選択用データcamD乃至映像指定データ40aは、1系列のカメラ映像のみを指定するように構成したが、複数系列のカメラ映像を同タイミングで指定するように構成してもよい。その場合、再生装置200においても同時に複数画面を表示できるように構成するのが好ましい。
また、カメラ選択用データcamD乃至映像指定データ40aは、入力乃至出力の対象とされるカメラ映像を指定するだけであったが、これに限られず、例えば、演奏システムPS1乃至カメラ付演奏装置400にカメラを駆動制御する機構を備えて、且つ、カメラ選択用データcamD等にカメラズームやアングル変更の情報を含めるようにして、曲の進行に応じて、カメラ選択に加えてズーミングやアングル切り換えを行うようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態においては、演奏システムPS1乃至ネットワーク演奏再生表示システムが、主に教習用に用いられるものとして説明したが、用途はこれに限定されず、例えば、コンペティションシステムや、コンサートシステムにも適用可能である。
なお、上記各実施の形態において、組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1が時間進行に従って、シリアルに順次送信される構成を例示したが、これに限るものでなく、例えば、バルクデータとして送信し、再生装置200側で、演奏イベントの再生の際に映像アドレスvidAD等の読み出しに応じて映像を選択して表示するようにしてもよい。また、組み込みデータinD1及び出力映像データvidD1の出力の態様には、ネットワーク440への出力や、再生装置200側での再生だけでなく、演奏システムPS1側での再生出力も含まれる。
なお、上記各実施の形態において、映像選択が、カメラ選択用データcamDまたは映像指定データ40aによってなされる場合を個別に示したが、教習データexDを再生進行中に、再生装置200側から先生の意志で映像を随時指定できるようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態において、教習データexD中に伴奏イベントデータacDが含まれたが、完全な伴奏に代えて、教習データexD中に、曲の一部を断続的に含めたりメトロノーム音を含めたりして、曲及び撮像の進行が演奏者にわかるようにするだけでもよい。
なお、上記各実施の形態において、組み込みデータinD1、2(図8(a)、図11(a)参照)中に、生徒実演奏イベントstDと伴奏イベントデータacDとをいっしょに記録するようにしたが、伴奏イベントデータacDのない構成も採用可能である、また、生徒実演奏イベントstD及び伴奏イベントデータacDと、映像アドレスvidADまたはカメラ選択用データcamDとは、それぞれ別トラックで構成するようにしてもよい。この場合、生徒実演奏イベントstD等とそれらの発生タイミングを制御するデータとを含む形で1つのトラックを構成して記録するようにしてもよい。また、この場合、必要に応じて、生徒実演奏イベントstD等のトラックとカメラ選択用データcamD等のトラックのみで構成してもよい。
なお、上記各実施の形態において、演奏装置として鍵盤楽器を例示したが、管楽器、打楽器等、適用される楽器の種類は問わない。
なお、上記各実施の形態において、撮像データを発生させるデバイスとしてカメラCAM(A〜D)を例示したが、撮像映像を撮像と同時にリアルタイムで表示するのでなければ、記憶装置に記憶しておいた映像を用いてもよく、その場合、該記憶装置が撮像データの発生手段となる。該記憶装置の構成は、磁気テープ、HDD等、種類を問わない。
なお、上記各実施の形態において、発音部37は、組み込みデータinD1、2中の楽音データを再生できればよく、その音源等の種類は問わない。
なお、上記第2の実施の形態において、映像指定データ40aは映像指定部40から発生するとしたが、映像指定データ40aの発生手段は例示したものに限定されない、例えば、ハンドヘルドの操作部に設けた複数のスイッチから所望のものを操作して発生するようにしてもよいし、映像系統の数に応じたフットペダルのうち所望のペダルを足で踏むことで発生するようにしてもよい。あるいは、指揮棒状のものを振ってその操作方向に応じた映像系統が選択されるようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態では、記録側である演奏システムPS1と、再生側である再生装置200またはクライアント装置420とによって、ネットワーク演奏再生表示システムが構成されたが、記録側及び再生側を含んだ1つの装置として構成してもよい。そのようにすれば、例えば、記録するタイミングと再生するタイミングが異なるような場合に有用である。例えば、生徒に与えた宿題曲の演奏を、先生がいないときに記録し、後で、先生が来たときに再生して評価を行うような場合である。
なお、本発明を達成するためのソフトウェアによって表される制御プログラムを記憶した記憶媒体を、装置乃至システムに読み出すことによって同様の効果を奏するようにしてもよく、その場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、プログラムコードを伝送媒体等を介して供給してもよく、その場合は、プログラムコード自体が本発明を構成することになる。なお、これらの場合の記憶媒体としては、ROM、ハードディスクのほか、光ディスク、フロッピディスク等の可搬媒体等を用いることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る演奏システムを含んで構成されるネットワーク演奏再生表示システムの全体構成を示す図である。 演奏装置の全体構成を示すブロック図である。 再生装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態で演奏データとして再生される教習データのデータ構造を示す図である。 ネットワーク演奏再生表示システムの主な機能構成を示すブロック図である。 演奏装置側で実行される練習処理のフローチャートである。 再生装置側で実行される評価処理のフローチャートである。 組み込みデータのデータ構成を示す図(図(a))、及び出力映像データのデータ構成を示す図(図(b))である。 再生装置における発音及び表示の態様を示すタイムチャートである。 出力時選択モードを実現するネットワーク演奏再生表示システムの主な機能構成を示すブロック図である。 組み込みデータのデータ構成を示す図(図(a))、及び出力映像データのデータ構成を示す図(図(b))である。 本発明の第2の実施の形態におけるネットワーク演奏再生表示システムの主な機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るネットワーク演奏再生表示システムの全体構成を示す図である。 第3の実施の形態に係るネットワーク演奏再生表示システムの主な機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
30 演奏装置、 31 実演奏データ生成部(演奏情報生成手段、実演奏データ生成手段)、 32 再生部(選択用データ発生手段、教習データ再生手段)、 33 映像選択部(撮像データ入力手段、選択用データ入力手段)、 34 データ再編成部(出力制御手段の一部、データ出力手段の一部、選択用データ入力手段)、 35 出力制御部(出力制御手段の一部、データ出力手段の一部)、 36 記憶部(記憶手段、選択用データ記録手段)、 37 発音部(楽音信号発生手段、発音処理手段)、 38 表示部(表示手段、表示処理手段)、 39 再生指示部、 40 映像指定部(選択用データ発生手段)、 40a 映像指定データ(選択用データ)、 22、430、440 通信ネットワーク、 200 再生装置(受信側装置、クライアント装置)、 400 カメラ付演奏装置(電子楽器)、 410 サーバ装置、 420 クライアント装置、 acD 伴奏イベントデータ(所定データ、演奏イベント)、 CAM カメラ(撮像情報発生手段)、 PS1 演奏システム(送信側装置)、 exD 教習データ(演奏データ)、 inD1、inD2 組み込みデータ(演奏データ、教習用演奏情報)、 camD カメラ選択用データ(選択用データ、選択イベント)、
vidAD 映像アドレス(選択用データ、選択イベント)

Claims (2)

  1. 教習用の伴奏パートを再生するための、受信側装置から供給される教習データ中に、カメラを選択するための第1選択用データを記憶しておき、前記教習データに基づく伴奏再生時に、選択するカメラを選択用データに基づき伴奏再生の進行に応じて刻々と切り替え、切り替えられたカメラによって得られる演奏操作子の異なる領域ごとの撮像データと演奏者の演奏による実演奏データとを送信する送信側装置と、前記撮像データと前記実演奏データとを受信する前記受信側装置とが通信可能に接続されて構成された教習用演奏再生表示システムであって、
    前記送信側装置は、
    演奏装置と、
    該演奏装置の演奏者による演奏状態をそれぞれ異なるアングルで撮像し、撮像を担当する領域が互いに異なっている複数のカメラと、
    前記演奏者の演奏に従って前記実演奏データを生成する実演奏データ生成手段と、
    前記受信側装置から送信された前記第2選択用データを受信する選択用データ受信手段と、
    前記教習データに基づく伴奏再生時に、前記教習データから読み出された第1選択用データと前記選択用データ受信手段により受信された第2選択用データとを併用し、前記複数のカメラのうち、前記第1選択用データまたは前記第2選択用データに基づいて選択されるカメラによって得られる前記伴奏再生時の撮像データを入力する撮像データ入力手段と、
    前記実演奏データ生成手段により生成された実演奏データと前記撮像データ入力手段により入力された前記伴奏再生時の撮像データとを時間的に対応させて出力するデータ出力手段とを有し、
    前記受信側装置は、
    前記送信側装置に対して前記第2選択用データを送信する選択用データ送信手段と、
    前記データ出力手段により出力される実演奏データに基づき発音処理を行う発音処理手段と、
    前記データ出力手段により出力される前記伴奏再生時の撮像データに基づき表示処理を行う表示処理手段とを有することを特徴とする教習用演奏再生表示システム。
  2. 教習用の伴奏パートを再生するための、受信側装置から供給される教習データ中に、演奏操作子の異なる領域ごとの撮像データを選択するための第1選択用データを記憶しておき、前記受信側装置に撮像データを送る際に、選択する撮像データを選択用データに基づき伴奏再生の進行に応じて刻々と切り替え、切り替えられた撮像データと演奏者の演奏による実演奏データとを送信する送信側装置と、前記撮像データと前記実演奏データとを受信すると共に、第2選択用データを送信する前記受信側装置とが通信可能に接続されて構成された教習用演奏再生表示システムであって、
    前記送信側装置は、
    演奏装置と、
    該演奏装置の演奏者による演奏状態をそれぞれ異なるアングルで撮像し、撮像を担当する領域が互いに異なっている複数のカメラと、
    前記演奏者の演奏に従って前記実演奏データを生成する実演奏データ生成手段と、
    前記受信側装置から送信された前記第2選択用データを受信する選択用データ受信手段と、
    前記演奏者の演奏時に前記複数のカメラによって得られる複数系統の撮像データを入力する撮像データ入力手段と、
    前記受信側装置に撮像データを送る際に、前記教習データから読み出された第1選択用データと前記選択用データ受信手段により受信された第2選択用データとを併用し、前記撮像データ入力手段により入力された複数系統の撮像データのうち、前記第1選択用データまたは前記第2選択用データに基づいて選択される前記伴奏再生時の撮像データと、前記実演奏データ生成手段により生成された実演奏データとを、時間的に対応させて出力するデータ出力手段とを有し、
    前記受信側装置は、
    前記送信側装置に対して前記第2選択用データを送信する選択用データ送信手段と、
    前記データ出力手段により出力される実演奏データに基づき発音処理を行う発音処理手段と、
    前記データ出力手段により出力される前記伴奏再生時の撮像データに基づき表示処理を行う表示処理手段とを有することを特徴とする教習用演奏再生表示システム。
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