JP4214180B2 - コンテンツ配信システムで使用するサーバ装置とそのプログラム及びコンテンツ配信方法 - Google Patents

コンテンツ配信システムで使用するサーバ装置とそのプログラム及びコンテンツ配信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばインターネット等のコンピュータネットワークを介してコンテンツ配信装置からクライアント装置へコンテンツを配信するシステムで使用するサーバ装置とそのプログラム及びコンテンツ配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えばインターネットラジオ放送のように、コンテンツ配信サーバからクライアント端末へインターネットを介して音楽コンテンツを配信し、この配信された音楽コンテンツをクライアント端末で再生するシステムが運用されている。
【0003】
音楽コンテンツには、音量や左右バランス、音質の高低等の複数のパラメータが符号化条件として付加される。この符号化条件には一般に、CD(Compact Disk)やFMラジオ放送等のメディアごとに暗黙の基準が存在し、コンテンツ制作事業者はこの基準に従い音楽コンテンツを制作している。このため、利用者が、異なるコンテンツ制作事業者が制作した複数の音楽コンテンツを続けて再生するような場合でも、同一メディアである限りコンテンツごとにパラメータを調整する必要はない。
【0004】
しかし、すべての音楽コンテンツが上記符号化条件の基準を遵守して制作されるとは限らない。特に、インターネット等のコンピュータネットワークでは、コンテンツの制作に不慣れな一般の理由者が任意にコンテンツを制作して配信することが想定され、このような場合符号化条件の基準値を守ってコンテンツが制作されることはほとんど期待できない。
【0005】
そこで、従来では例えば音楽コンテンツを再生する際に音量を自動調整する方法が提案されている。この方法は、例えば利用者のクライアント装置において、再生しようとする音楽コンテンツ(音源)の音量を事前に検出し、この音源の音量の検出値を利用者が要求する音量と比較して、その差に応じて音源再生音量をフィードバック制御するものである(例えば、特許文献1又は特許文献2を参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平09−311696号公報
【特許文献2】
特開平10−098346号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の提案では、利用者が符号化条件を考慮して音楽データを再生しようとすると、利用者はコンテンツごとに事前に符号化条件を検出し、この検出した符号化条件を再生使用とするコンテンツの符号化パラメータに反映させなければならない。このように各利用者が個々に、しかもコンテンツごとにその符号化条件を検出しようとすると、各利用者のクライアント端末とコンテンツ配信サーバとの間で頻繁に通信が行われることになり、ネットワークのトラフィックの増大を招き好ましくない。
【0008】
また、符号化条件がコンテンツに関連づけられてネットワーク上で明確に公開されていれば、利用者は符号化条件を検出することが可能である。しかし、不慣れな一般利用者が制作したコンテンツには符号化条件が公開されているとは限らず、また公開されていても必ずしも正しいとは限らない。このような場合、一般視聴者にとっては符号化条件を検出することが困難である。
【0009】
さらに、利用者によっては、コンテンツの再生中に符号化条件を検知してこれを再生のための符号化パラメータに反映させることもある。このような場合には、コンテンツの再生中に音量や左右バランス、音質の高低等が変化することになり、違和感や音質劣化の原因となる。
【0010】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、如何なるコンテンツであっても、その符号化条件と予め設定された符号化条件の基準又は利用者から指定される利用条件との差分情報、もしくは当該差分情報が反映されて再加工されたコンテンツを利用者が効率良く正確に取得できるようにした、コンテンツ配信システムで使用するサーバ装置とそのプログラム及びコンテンツ配信方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためにこの発明は、少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置にそれぞれネットワークを介して接続可能なサーバ装置を設け、このサーバ装置に、上記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を検出する符号化条件検出手段と、この符号化条件検出手段により検出された符号化条件を、上記コンテンツの属性情報として保存する保存手段とを設けたものである。
【0012】
したがってこの発明によれば、コンテンツ配信装置に保持されているコンテンツの符号化条件が、サーバ装置の符号化条件検出手段により検出されて保存手段により保存される。このため、コンテンツ配信装置が複数存在しても、またコンテンツ配信装置に配信可能な複数のコンテンツが保持されていても、これらのコンテンツの符号化条件をすべてサーバ装置で一括管理することが可能となる。
【0013】
さらにこの発明は、サーバ装置に次のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、クライアント装置又はコンテンツ配信装置から所望のコンテンツの符号化条件送信要求が受信された場合に、該当するコンテンツの符号化条件を上記保存手段から読み出し、この読み出された符号化条件を要求元のクライアント装置又はコンテンツ配信装置へ送信するものである。
【0014】
このような構成によれば、利用者は自身のクライアント装置又はコンテンツ配信装置からサーバ装置に対しアクセスするだけで、あらゆるコンテンツの符号化条件を取得することが可能となる。このため、例えば複数の利用者が個々に複数のコンテンツ配信装置に対しアクセスする場合に比べ、ネットワークにおけるトラフィックの増大を抑圧することができる。また、コンテンツ制作に不慣れな一般の利用者が制作したコンテンツについても、その符号化条件はサーバ装置により検出されて一括管理されるため、利用者は常に確実かつ正確に符号化条件を取得することができる。
【0015】
第2の構成は、コンテンツ配信装置から受信したコンテンツに対し、上記保存手段に保存された対応する符号化条件と予め設定された符号化条件の基準との差分情報を反映させることで、加工されたコンテンツを生成する。そして、クライアント装置又はコンテンツ配信装置から所望のコンテンツの配信要求が受信された場合に、当該配信要求に対応する上記加工されたコンテンツを要求元の上記クライアント装置又はコンテンツ配信装置へ送信するようにしたものである。
【0016】
このような構によれば、利用者が所望のコンテンツの配信要求をサーバ装置に送出すると、当該コンテンツが如何なる符号化条件を有するものであっても、基準の符号化条件に適合するように加工し直されたコンテンツが配信される。このため、利用者のクライアント装置又はコンテンツ配信装置がコンテンツの再加工機能を備えていない場合でも、常に基準の符号化条件に従いコンテンツを再生することが可能となる。
【0017】
第3の構成は、クライアント装置から所望のコンテンツの利用条件が受信された場合に、上記所望のコンテンツに対応する符号化条件を上記保存手段から読み出し、この読み出された符号化条件と上記受信された利用条件との差分情報を算出し、この算出された差分情報を上記利用条件の送信元のクライアント装置へ送信するようにしたものである。
【0018】
このような構成によれば、利用者が希望する符号化条件を利用条件としてサーバ装置に送信すると、この利用条件と上記所望のコンテンツの符号化条件との差分情報がサーバ装置により算出されて利用者のクライアント装置に通知される。したがって利用者は、常に自身が希望する符号化条件に応じてコンテンツを加工し直して再生することが可能となる。
【0019】
第4の構成は、クライアント装置から所望のコンテンツの利用条件が受信された場合に、上記所望のコンテンツに対応する符号化条件を上記保存手段から読み出し、この読み出された符号化条件と上記受信された利用条件との差分情報を算出する。そして、コンテンツ配信装置から受信された所望のコンテンツに対し上記算出された差分情報を反映させることで、加工し直されたコンテンツを生成し、この加工されたコンテンツを上記利用条件の送信元のクライアント装置へ送信するようにしたものである。
【0020】
このような構成によれば、利用者が所望のコンテンツの配信要求をその利用条件と共にサーバ装置に送出すると、当該コンテンツが如何なる符号化条件を有するものであっても、上記利用条件に適合するように加工し直されたコンテンツが配信される。このため、利用者のクライアント装置又はコンテンツ配信装置がコンテンツの再加工機能を備えていない場合でも、常に利用者が希望する利用条件に従いコンテンツを再生することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明に係わるサーバ装置を備えたマルチメディアコンテンツ配信システムの一実施形態を示す概略構成図である。
【0022】
このシステムは、コンテンツ配信事業者やコンテンツ制作者が使用する複数のマルチメディアコンテンツ配信サーバ装置CSV1〜CSVn(以後コンテンツ配信サーバと呼称する)と、コンテンツの利用者が使用する複数のマルチメディアコンテンツ再生クライアント装置(以後クライアント端末と呼称する)MT1〜MTmとを備え、これらの装置はネットワークNWを介して相互に接続可能になっている。ネットワークNWは、インターネットやLAN(Local Area Network)等のコンピュータネットワークと、上記各装置をこのインターネットに接続するための有線電話網や移動通信網などの公衆回線網、構内通信網、CATV(Cable Television)網などにより構成される。
【0023】
またこのシステムには、配信コンテンツの符号化条件を管理するためのサーバ装置PSVが設けてある。このサーバ装置SVは、ポータルサーバとしての機能を備え、上記コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVn及びクライアント端末MT1〜MTmに対し上記ネットワークを介して接続可能となっている。
【0024】
図2は、コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnの機能構成を示すブロック図であり、コンテンツ保存部11と、コンテンツ配信部12とを備えている。コンテンツ保存部11は、配信すべきコンテンツを蓄積するために使用される。コンテンツ配信部12は、クライアント端末MT1〜MTm又はサーバ装置PSVからのコンテンツ配信要求に対し、上記コンテンツ保存部11から該当するコンテンツを読み出して送信する機能を有する。コンテンツには、動画データ、静止画データ、音楽データ及びコンピュータデータをそれぞれ単独で備えるものと、任意の組み合わせで備えるものとがある。
【0025】
図3は、クライアント端末MT1〜MTmの機能構成を示すブロック図であり、コンテンツ要求送信部21と、コンテンツ受信部22と、オペレーション制御部23と、コンテンツデータ調整部24と、コンテンツデータ表示部25とを備えている。
【0026】
コンテンツ要求送信部21は、オペレーション制御部23の制御の下に、コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVn及びサーバ装置PSVに対しコンテンツ配信要求や符号化条件送信要求などの種々要求を送信する。コンテンツ受信部22は、オペレーション制御部23の制御の下に、上記要求の送信に対しコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVn及びサーバ装置PSVから到来するコンテンツや符号化条件等を受信する。
【0027】
コンテンツデータ調整部24は、オペレーション制御部23の制御の下に、上記コンテンツ受信部22により受信されたコンテンツをその符号化条件をもとに視聴可能なデータ形式に変換する処理を行う。コンテンツデータ表示部25は、上記コンテンツデータ調整部24により生成されたコンテンツをディスプレイに表示する。
【0028】
オペレーション制御部23は、図示しないキー入力部において利用者が入力した操作情報をもとに、コンテンツの配信を受けてこのコンテンツを再生するために必要な種々制御を実行する。
【0029】
ところで、サーバ装置PSVは次のように構成される。図4はその機能構成を示すブロック図である。このサーバ装置PSVは、コンテンツリスト収集部31と、コンテンツリスト記憶領域32と、マルチメディアコンテンツ符号化条件分析部33と、符号化条件情報データベース34と、データ送信部35とを備えている。さらに、コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnから受信したコンテンツを再加工するコンテンツ再加工部(図示せず)を備えている。
【0030】
コンテンツリスト収集部31は、ネットワーク上にある複数のコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnから、これらのコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnが配信するすべてのコンテンツのリストを収集する。コンテンツリスト記憶領域32は、上記コンテンツリスト収集部31により収集されたコンテンツリストを記憶するために使用される。
【0031】
マルチメディアコンテンツ符号化条件分析部33は、上記コンテンツリスト記憶領域32に記憶されたコンテンツリストをもとに、コンテンツごとにその符号化条件を分析する。符号化条件情報データベース34は、上記マルチメディアコンテンツ符号化条件分析部33の分析により得られた符号化条件情報を、コンテンツのURLをキーとして蓄積する。
【0032】
データ送信部35は、クライアント端末MT1〜MTm或いはコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnから到来する要求に応じて、上記符号化条件情報データベース34から読み出した符号化条件情報や差分情報、上記コンテンツ再加工部により再加工されたコンテンツデータを、要求元のクライアント端末MT1〜MTm或いはコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnに送信する。
【0033】
次に、以上のように構成されたサーバ装置PSVの動作を説明する。
(1)コンテンツ符号化条件の検出処理動作
コンテンツ符号化条件の検出処理は、ネットワーク上の各コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnが保持するすべてのコンテンツについて、事前にコンテンツごとの符号化条件を検出するもので、例えばネットワークの利用が少ない時間帯を利用してバッチ処理により行われる。
【0034】
サーバ装置PSVは、先ず符号化条件の検出対象である各コンテンツのリストを作成する。コンテンツリストの作成は、先に述べたコンテンツリスト収集部31により行われる。コンテンツリストの作成方法には以下の二つがあり、これらの方法のいずれか一方又は両方が併用される。
【0035】
(i)登録型
登録型は、コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnの運営者に、配信対象として保持しているコンテンツのリストをサーバ装置PSVに登録してもらうものである。図5は、サーバ装置PSVにおける上記登録型による登録処理の手順と内容を示すフローチャートである。
【0036】
サーバ装置PSVは、ステップ5aにおいてコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnからのコンテンツ登録要求の到来を監視している。そして、この状態でコンテンツ登録要求を受信すると、ステップ5bに移行してここで認証等の資格判定処理を行い、これにより上記登録要求が正規のものか否かを判定する。この判定の結果、上記登録要求が正規のものでなければステップ5cにより登録要求を拒絶する。
【0037】
これに対し上記登録要求が正規のものであれば、ステップ5dに移行して、上記登録要求と共に受信されたコンテンツに関する属性情報をコンテンツリスト記憶領域32に登録する。そして、この登録処理を終了すると、上記ステップ5aによる登録要求の受信待機状態に戻る。以後、コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnからコンテンツ登録要求が到来するごとに、以上の処理が繰り返されし実行される。
【0038】
(ii)ロボット型
ロボット型は、コンテンツのポータルページに記述されたリンク情報を利用してコンテンツリストを作成するものである。図6はサーバ装置PSVにおけるロボット型による登録処理の手順と内容を示すフローチャートである。
【0039】
サーバ装置PSVは、コンテンツのポータルページとして機能する様々なHTMLページのURL情報を、事前にコンテンツリスト収集部31に保持している。この状態でサーバ装置PSVは、先ずステップ6aにより上記URLに対しアクセスしてHTMLページの送信を要求する。そして、この要求に対しコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnからHTMLページが送られると、このHTMLページにコンテンツに対するリンク情報が含まれているか否かをステップ6bにより判定する。この判定の結果、HTMLページにコンテンツに対するリンク情報が含まれていれば、このリンク情報をステップ6cによりコンテンツリスト記憶領域32に保存する。
【0040】
これに対し、HTMLページにコンテンツに対するリンク情報が含まれていなければ、ステップ6dに移行してここでHTMLページに対するリンク情報が含まれているか否かを判定する。この判定の結果、HTMLページに対するリンク情報が含まれていれば、ステップ6eによりこのリンク情報をもとにコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnに対しHTMLページの送信を要求する。そして、この要求に対しコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnからHTMLページが送られると、ステップ6bに戻ってこのHTMLページにコンテンツに対するリンク情報が含まれているか否かを判定し、このHTMLページにコンテンツに対するリンク情報が含まれていれば、このリンク情報をステップ6cによりコンテンツリスト記憶領域32に保存する。
【0041】
以上の処理は、コンテンツリスト収集部31に保持されているすべてのURL情報について繰り返し実行される。そして、すべてのURL情報についての処理が終了すると、サーバ装置PSVはステップ6fに移行してコンテンツリスト登録処理を終了する。
【0042】
そうしてコンテンツリストを作成するとサーバ装置PSVは、次にこの作成されたコンテンツリストをもとに、マルチメディアコンテンツ符号化条件分析部33により符号化条件の分析処理を以下のように実行する。図7はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
【0043】
すなわち、サーバ装置PSVは、先ずステップ7aによりコンテンツリスト記憶領域32からリストを一つ読み出す。そして、ステップ7bにより、上記リストの情報をもとに該当するコンテンツ配信サーバに対しコンテンツ再生要求を送信する。この要求に対しコンテンツ配信サーバからコンテンツが転送されると、サーバ装置PSVはステップ7cでこの転送されたコンテンツが再生可能か否かを判定する。この判定の結果、再生不可能であれば、ステップ7gに移行してコンテンツリスト記憶領域32から次のリストを一つ読み出す。そして、ステップ7bに戻って上記したコンテンツ再生要求の送信処理を行い、さらにステップ7cによりコンテンツの再生の可否判定を行う。
【0044】
さて、上記ステップ7cの判定の結果、転送されたコンテンツが再生可能だったとする。そうするとサーバ装置PSVは、ステップ7dに移行してここでコンテンツデータを受信しながら、ステップ7eにより予め用意された符号化条件取得用アルゴリズムに従い、上記受信されたコンテンツデータから符号化条件を取得する。そして、この取得された符号化条件を、ステップ7fによりコンテンツのURLをキーとして符号化条件情報データベース34に登録する。
【0045】
符号化条件取得用アルゴリズムについては次のようなものが使用される。例えば音声データの音量に関しては、ITU-T P.56等により標準化されたものが使用される。また音楽コンテンツの音量については、コンテンツ中のピーク値に着目するものや分散に着目するもの等が使用される。
【0046】
(2)符号化条件を利用したコンテンツ再生のためのクライアント支援動作
(i)クライアントからの要求に応じた符号化条件の送信処理
サーバ装置PSVは、図8に示すようにステップ8aによりクライアント端末MT1〜MTmからの符号化条件の送信要求の到来を監視している。この状態で、いま例えばクライアント端末MT1から符号化条件の送信要求が到来したとする。そうするとサーバ装置PSVは、上記ステップ8aで受信した符号化条件の送信要求についてステップ8bにより認証を行い、当該要求が正規のものであるか否かを判定する。この判定の結果、受信された要求が正規のものでなければ、ステップ8cに移行してここで上記要求を拒絶する。
【0047】
これに対し、受信された要求が正規のものであれば、サーバ装置PSVはステップ8dに移行し、ここで要求元のクライアント端末MT1に対し、送信を希望する符号化条件に対応するコンテンツのURLを要求する。そして、クライアント端末MT1からコンテンツのURLが送られると、ステップ8eによりこのURLをキーとして符号化条件情報データベース34をアクセスし、このデータベース34から該当するコンテンツの符号化条件を表す情報を読み出す。そして、この読み出された符号化条件を表す情報を、ステップ8fにより要求元のクライアント端末MT1に送信する。
【0048】
したがって、クライアント端末MT1では上記サーバ装置PSVから取得した符号化条件をもとに、別途コンテンツ配信サーバから配信されたコンテンツを再生することが可能となる。
【0049】
なお、符号化条件の送信要求は、クライアント端末MT1〜MTmからに限らず、コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnからも到来することがある。この場合にも、上記クライアント端末MT1から到来した場合と同様に、図8に示した処理手順と処理内容に従い符号化条件の通知処理が実行される。
【0050】
(ii)クライアントからのコンテンツ配信要求に対し、該当するコンテンツを予め設定された基準の符号化条件をもとに再加工して配信する処理。
【0051】
サーバ装置PSVは、図9に示すようにステップ9aにおいて、クライアント端末MT1〜MTmからのコンテンツの配信要求の到来を監視している。この状態で、いま例えばクライアント端末MT2からコンテンツの配信要求が到来したとする。そうするとサーバ装置PSVは、上記ステップ9aで受信したコンテンツ配信要求についてステップ9bにより認証を行い、当該要求が正規のものであるか否かを判定する。この判定の結果、受信された要求が正規のものでなければ、ステップ9cに移行してここで上記要求を拒絶する。
【0052】
一方、受信された要求が正規のものであれば、サーバ装置PSVはステップ9dに移行し、ここで要求元のクライアント端末MT2に対し、配信を希望する元々のコンテンツのURLを要求する。そして、この要求に応じてクライアント端末MT2からコンテンツのURLが送られると、ステップ9eによりこのURLをキーとして符号化条件情報データベース34をアクセスし、このデータベース34から該当するコンテンツの符号化条件を表す情報を読み出す。そして、この読み出された符号化条件と、自己のサーバ装置PSVで予め設定してある基準の符号化条件との差分をステップ9fで算出する。
【0053】
次にサーバ装置PSVは、上記コンテンツのURLをもとに、コンテンツ配信サーバ(例えばCSV1)に対しコンテンツ配信要求を送信する。この配信要求に応じてコンテンツ配信サーバCSV1からコンテンツが配信されると、続いてステップ9gにより、上記算出された差分の逆数を上記配信されたコンテンツに掛け、これにより再加工されたコンテンツを生成する。そして、この再加工されたコンテンツを、ステップ9hにより配信要求元のクライアント端末MT2へ送信する。
【0054】
したがってクライアント端末MT2では、サーバ装置PSVに対し所望のコンテンツの配信要求を送るだけで、基準の符号化条件をもとに再加工されたコンテンツを取得することが可能となる。このため、コンテンツの符号化条件を取得する処理を省略することができ、これによりネットワークのトラフィックの増加を抑制することができる。また、クライアント端末MT2がコンテンツの再加工処理機能を有していない場合でも、所望のコンテンツを取得して再生することが可能となる。
【0055】
なお、上記説明ではクライアント端末MT1〜MTmからコンテンツ配信要求を受信した後に、サーバ装置PSVからコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnに対しコンテンツ配信要求を送信してコンテンツを受信するようにした。しかし、サーバ装置PSVがコンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnから事前にコンテンツを受信し保存しておくようにしてもよい。
【0056】
さらに、この保存したコンテンツについて、その符号化条件と基準の符号化条件との差分をもとに再加工し、この再加工されたコンテンツをサーバ装置PSV内のコンテンツ記憶領域に保存しておくようにしてもよい。このようにすると、クライアント端末MT1〜MTmからのコンテンツ配信要求の到来に応じて、即時再加工されたコンテンツを配信することができる。
【0057】
また、上記コンテンツ配信要求は、クライアント端末MT1〜MTmからに限らず、コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnからも到来することがある。この場合にも、上記クライアント端末MT2から到来した場合と同様に、図9に示した処理手順と処理内容に従い基準の符号化条件をもとに再加工されたコンテンツの配信処理が実行される。
【0058】
(iii)クライアントから要求された利用条件とコンテンツの符号化条件との差分を算出して要求元のクライアントに通知する処理。
【0059】
サーバ装置PSVは、図10に示すようにステップ10aによりクライアント端末MT1〜MTmからの符号化条件差分情報の送信要求の到来を監視している。この状態で、いま例えばクライアント端末MTmから符号化条件差分情報の送信要求が到来したとする。そうするとサーバ装置PSVは、上記ステップ10aで受信した符号化条件差分情報の送信要求についてステップ10bにより認証を行い、当該要求が正規のものであるか否かを判定する。この判定の結果、受信された要求が正規のものでなければ、ステップ10cに移行してここで上記要求を拒絶する。
【0060】
これに対し、受信された要求が正規のものであれば、サーバ装置PSVはステップ10dに移行し、ここで要求元のクライアント端末MTmに対し、送信を希望する符号化条件差分情報に対応するコンテンツのURLを要求する。そして、クライアント端末MTmからコンテンツのURLが送られると、ステップ10eによりこのURLをキーとして符号化条件情報データベース34をアクセスし、この符号化条件情報データベース34から該当するコンテンツの符号化条件を表す情報を読み出す。
【0061】
続いてサーバ装置PSVは、ステップ10fで要求元のクライアント端末MTmに対し利用者の利用条件の送信を要求する。この要求に対しクライアント端末MTmから利用条件が到来すると、サーバ装置PSVはステップ10gにより、上記受信された利用条件と、先に符号化条件情報データベース34から読み出した符号化条件との差分を算出する。そして、この算出された差分を表す情報を、ステップ10hにより要求元のクライアント端末MTmに送信する。なお、利用条件としては、利用者が再生を希望する音量や左右バランス、音質の高低を表すパラメータが指定される。
【0062】
したがってクライアント端末MTmでは、以後コンテンツ配信サーバから配信されたコンテンツに対し、利用者が希望する利用条件を反映させるための再加工処理を行ったのち再生することが可能となる。このため、利用者(クライアント)は、如何なる音楽コンテンツを再生する場合でも、自身が希望する音量や左右バランス、音質に調整された音楽コンテンツを視聴することができる。
【0063】
(iv)クライアントからのコンテンツ配信要求と利用条件の指定に対し、該当するコンテンツをクライアントが指定した上記利用条件をもとに再加工して配信する処理。
【0064】
サーバ装置PSVは、図11に示すようにステップ11aにおいて、クライアント端末MT1〜MTmからのコンテンツの配信要求の到来を監視している。この状態で、いま例えばクライアント端末MTmからコンテンツの配信要求が到来したとする。そうするとサーバ装置PSVは、上記ステップ11aで受信したコンテンツ配信要求についてステップ11bにより認証を行い、当該要求が正規のものであるか否かを判定する。この判定の結果、受信された要求が正規のものでなければ、ステップ11cに移行してここで上記要求を拒絶する。
【0065】
一方、受信された要求が正規のものであれば、サーバ装置PSVはステップ11dに移行し、ここで要求元のクライアント端末MTmに対し、配信を希望する元々のコンテンツのURLを要求する。そして、この要求に応じてクライアント端末MTmからコンテンツのURLが送られると、ステップ11eによりこのURLをキーとして符号化条件情報データベース34をアクセスし、このデータベース34から該当するコンテンツの符号化条件を表す情報を読み出す。
【0066】
次にサーバ装置PSVは、ステップ11fにおいて、要求元のクライアント端末MTmに対し利用者の利用条件の送信を要求する。この要求に対しクライアント端末MTmから利用条件が到来すると、サーバ装置PSVはステップ11gにより、上記受信された利用条件と、先に符号化条件情報データベース34から読み出した符号化条件との差分を算出する。
【0067】
続いてサーバ装置PSVは、上記コンテンツのURLをもとに、コンテンツ配信サーバ(例えばCSV2)に対しコンテンツ配信要求を送信する。この配信要求に応じてコンテンツ配信サーバCSV2からコンテンツが配信されると、ステップ11hにより、上記算出された差分の逆数を上記配信されたコンテンツに掛け、これにより再加工されたコンテンツを生成する。そして、この再加工されたコンテンツを、ステップ11iにより配信要求元のクライアント端末MTmへ送信する。
【0068】
したがってクライアント端末MTmでは、サーバ装置PSVに対し所望のコンテンツの配信要求と利用条件を送るだけで、この利用条件が反映されるように再加工されたコンテンツをサーバ装置PSVから取得することが可能となる。
【0069】
以上述べたようにこの実施形態では、サーバ装置PSVにおいて、ネットワーク上の各コンテンツ配信サーバCSV1〜CSVnから配信対象となる各コンテンツのリストを収集して、このリストからコンテンツごとの符号化条件を検出してデータベース34に保存する。そして、クライアント端末MT1〜MTmから所望のコンテンツに係わる符号化条件の送信要求又は符号化条件差分情報の送信要求が到来した場合に、上記データベース34から該当する符号化条件を読み出し、この符号化条件又はこの符号化条件とクライアントが指定した利用条件との差分情報を要求元のクライアント端末に送信する。
【0070】
したがってこの実施形態によれば、クライアントは所望のコンテンツの符号化条件、又は当該符号化条件と自身が指定した利用条件との差分を、サーバ装置PSVから一括して取得することができ、この取得した符号化条件又は差分をもとにコンテンツを再生することが可能となる。
【0071】
またこの実施形態では、サーバ装置PSVにおいて、クライアントからのコンテンツ配信要求に対し、該当するコンテンツを予め設定された基準の符号化条件或いはクライアントから指定された利用条件をもとに再加工して配信するようにしている。
【0072】
したがって、クライアントはサーバ装置PSVに対し所望のコンテンツの配信要求を送るだけで、基準の符号化条件或いはクライアントが指定する利用条件をもとに再加工されたコンテンツを取得することが可能となる。このため、クライアント端末MT1〜MTmはコンテンツの符号化条件を取得する処理を省略することができ、これによりネットワークのトラフィックの増加を抑制することができる。また、クライアント端末MT1〜MTmがコンテンツの再加工処理機能を有していない場合でも、所望のコンテンツを取得して再生することが可能となる。
【0073】
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、コンテンツ符号化条件の検出処理手順とその処理内容、コンテンツ符号化条件の種類についてはこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0074】
また、またクライアントからの要求に応じた符号化条件の送信処理手順とその処理内容、クライアントからのコンテンツ配信要求に対し該当するコンテンツを予め設定された基準の符号化条件をもとに再加工して配信する処理の手順と内容、クライアントから要求された利用条件とコンテンツの符号化条件との差分を算出して要求元のクライアントに通知する処理の手順と内容、クライアントからのコンテンツ配信要求と利用条件の指定に対し該当するコンテンツをクライアントが指定した上記利用条件をもとに再加工して配信する処理の手順と内容についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0075】
さらに、コンテンツ配信システムの構成やサーバ装置の構成、コンテンツ配信サーバ及びクライアント端末の種類とその構成、コンテンツの種類や構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明では、少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置にそれぞれネットワークを介して接続可能なサーバ装置を設け、このサーバ装置に、上記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を検出する符号化条件検出手段と、この符号化条件検出手段により検出された符号化条件を、上記コンテンツの属性情報として保存する保存手段とを設けている。そして、この保存された符号化条件、或いはこの符号化条件をもとに算出された符号化条件の差分情報、もしくはこの差分情報に基づいて再加工されたコンテンツを利用者のクライアント装置に転送するようにしている。
【0077】
したがってこの発明によれば、如何なるコンテンツであっても、その符号化条件と予め設定された符号化条件の基準又は利用者から指定される利用条件との差分情報、もしくは当該差分情報が反映されて再加工されたコンテンツを、利用者が効率良く正確に取得することを可能にした、コンテンツ配信システムで使用するサーバ装置とそのプログラム及びコンテンツ配信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わるサーバ装置を備えたマルチメディアコンテンツ配信システムの一実施形態を示す概略構成図。
【図2】 図1に示したシステムのマルチメディアコンテンツ配信サーバ装置の構成を示すブロック図。
【図3】 図1に示したシステムのマルチメディアコンテンツ再生クライアント装置の構成を示すブロック図。
【図4】 図1に示したシステムのサーバ装置の機能構成を示すブロック図。
【図5】 図4に示したサーバ装置によるコンテンツ符号化条件検出処理の第1の例を説明するためのフローチャート。
【図6】 図4に示したサーバ装置によるコンテンツ符号化条件検出処理の第2の例を説明するためのフローチャート。
【図7】 図4に示したサーバ装置のマルチメディアコンテンツ符号化条件分析部によるコンテンツ符号化条件の分析処理を説明するためのフローチャート。
【図8】 図4に示したサーバ装置によるコンテンツ符号化条件の送信処理を説明するためのフローチャート。
【図9】 図4に示したサーバ装置において、基準符号化条件をもとにコンテンツを加工してクライアント装置へ送信する処理を説明するためのフローチャート。
【図10】 図4に示したサーバ装置において、クライアント装置が要求した利用条件とコンテンツ符号化条件との差分情報を算出してクライアント装置に送信する処理を説明するためのフローチャート。
【図11】 図4に示したサーバ装置において、クライアント装置が要求した利用条件とコンテンツ符号化条件との差分情報をもとにコンテンツを加工してクライアント装置へ送信する処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
PSV…サーバ装置
CSV1〜CSVn…マルチメディアコンテンツ配信サーバ装置
MT1〜MTm…マルチメディアコンテンツ再生クライアント装置
NW…ネットワーク
11…コンテンツ保存部
12…コンテンツ配信部
21…コンテンツ要求送信部
22…コンテンツ受信部
23…オペレーション制御部
24…コンテンツデータ調整部
25…コンテンツデータ表示部
31…コンテンツリスト収集部
32…コンテンツリスト記憶領域
33…マルチメディアコンテンツ符号化条件分析部
34…符号化条件情報データベース
35…データ送信部

Claims (9)

  1. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置にそれぞれネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を検出する符号化条件検出手段と、
    前記符号化条件検出手段により検出された符号化条件を、前記コンテンツの属性情報として保存する保存手段と、
    前記コンテンツ配信装置からコンテンツを受信する手段と、
    前記受信されたコンテンツに対し、前記保存手段に保存された対応する符号化条件と予め設定された符号化条件の基準との差分情報を反映させることで、加工されたコンテンツを生成する手段と、
    前記クライアント装置又はコンテンツ配信装置から送信される、所望のコンテンツの配信要求を受信する手段と、
    前記配信要求が受信された場合に、当該配信要求に対応する前記加工されたコンテンツを要求元の前記クライアント装置又はコンテンツ配信装置へ送信する手段と
    を具備したことを特徴とするサーバ装置。
  2. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置にそれぞれネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を検出する符号化条件検出手段と、
    前記符号化条件検出手段により検出された符号化条件を、前記コンテンツの属性情報として保存する保存手段と、
    前記クライアント装置から送信される、差分情報の送信要求及び所望のコンテンツの利用条件を受信する手段と、
    前記差分情報の送信要求が受信された場合に、前記所望のコンテンツに対応する符号化条件を前記保存手段から読み出し、この読み出された符号化条件と前記受信された利用条件との差分情報を算出する手段と、
    前記算出された差分情報を、前記差分情報の送信要求の送信元となるクライアント装置へ送信する手段と
    を具備したことを特徴とするサーバ装置。
  3. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置にそれぞれネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を検出する符号化条件検出手段と、
    前記符号化条件検出手段により検出された符号化条件を、前記コンテンツの属性情報として保存する保存手段と、
    前記クライアント装置から送信される、所望のコンテンツの配信要求とその利用条件を受信する手段と、
    前記配信要求及び利用条件が受信された場合に、当該受信された配信要求により指定される所望のコンテンツに対応する符号化条件を前記保存手段から読み出し、この読み出された符号化条件と前記受信された利用条件との差分情報を算出する手段と、
    前記コンテンツ配信装置から、前記配信要求により指定された所望のコンテンツを受信する手段と、
    前記受信された所望のコンテンツに対し、前記算出された差分情報を反映させることで、加工されたコンテンツを生成する手段と、
    前記加工されたコンテンツを、前記配信要求の送信元のクライアント装置へ送信する手段と
    を具備したことを特徴とするサーバ装置。
  4. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置にそれぞれネットワークを介して接続可能な、コンピュータを備えるサーバ装置で使用されるプログラムであって、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を検出する処理と、
    前記検出された符号化条件を前記コンテンツの属性情報として記憶部に保存する処理と、
    前記コンテンツ配信装置からコンテンツを受信する処理と、
    前記受信されたコンテンツに対し、前記記憶部に保存された対応する符号化条件と予め設定された符号化条件の基準との差分情報を反映させることで、加工されたコンテンツを生成する処理と、
    前記クライアント装置又はコンテンツ配信装置から送信される、所望のコンテンツの配信要求を受信するための処理と、
    前記配信要求が受信された場合に、当該配信要求に対応する前記加工されたコンテンツを要求元の前記クライアント装置又はコンテンツ配信装置へ送信するための処理と
    を、前記サーバ装置のコンピュータに実行させるプログラム。
  5. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置にそれぞれネットワークを介して接続可能な、コンピュータを備えるサーバ装置で使用されるプログラムであって、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を検出する処理と、
    前記検出された符号化条件を前記コンテンツの属性情報として記憶部に保存する処理と、
    前記クライアント装置から送信される、差分情報の送信要求及び所望のコンテンツの利用条件を受信するための処理と、
    前記差分情報の送信要求が受信された場合に、前記所望のコンテンツに対応する符号化条件を前記記憶部から読み出す処理と、
    前記読み出された符号化条件と前記受信された利用条件との差分情報を算出する処理と、
    前記算出された差分情報を、前記差分情報の送信要求の送信元となるクライアント装置へ送信するための処理と
    を、前記サーバ装置のコンピュータに実行させるプログラム。
  6. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置にそれぞれネットワークを介して接続可能な、コンピュータを備えるサーバ装置で使用されるプログラムであって、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を検出する処理と、
    前記検出された符号化条件を前記コンテンツの属性情報として記憶部に保存する処理と、
    前記クライアント装置から送信される、所望のコンテンツの配信要求とその利用条件を受信するための処理と、
    前記配信要求及び利用条件が受信された場合に、当該受信された配信要求により指定される所望のコンテンツに対応する符号化条件を前記記憶部から読み出す処理と、
    前記読み出された符号化条件と前記受信された利用条件との差分情報を算出する処理と、
    前記コンテンツ配信装置から前記配信要求により指定された所望のコンテンツを受信するための処理と、
    前記受信された所望のコンテンツに対し、前記算出された差分情報を反映させることで、加工されたコンテンツを生成する処理と、
    前記加工されたコンテンツを、前記配信要求の送信元のクライアント装置へ送信するための処理と
    を、前記サーバ装置のコンピュータに実行させるプログラム。
  7. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置をそれぞれネットワークを介してサーバ装置に接続することが可能なコンテンツ配信システムで使用されるコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ配信装置からクライアント装置へコンテンツを配信する過程に先立ち、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を前記サーバ装置により検出する過程と、
    前記検出された符号化条件を前記コンテンツの属性情報として前記サーバ装置の記憶部に保存する過程と、
    前記クライアント装置から前記サーバ装置に対し前記ネットワークを介して所望のコンテンツの配信要求を送る過程と、
    前記サーバ装置において、前記配信要求により指定された前記所望のコンテンツに対応する符号化条件を記憶部から読み出し、この読み出された符号化条件と予め設定された符号化条件の基準との差分情報を算出する過程と、
    前記サーバ装置において、前記配信要求により指定された前記所望のコンテンツを前記コンテンツ配信装置から前記ネットワークを介して受信する過程と、
    前記サーバ装置において、前記受信されたコンテンツに対し前記算出された差分情報を反映させることで、加工されたコンテンツを生成する過程と、
    前記加工されたコンテンツを、前記サーバ装置から配信要求元の前記クライアント装置へ前記ネットワークを介して転送する過程と
    を具備したことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  8. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置をそれぞれネットワークを介してサーバ装置に接続することが可能なコンテンツ配信システムで使用されるコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ配信装置からクライアント装置へコンテンツを配信する過程に先立ち、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を前記サーバ装置により検出する過程と、
    前記検出された符号化条件を前記コンテンツの属性情報として前記サーバ装置の記憶部に保存する過程と、
    前記クライアント装置から前記サーバ装置へ前記ネットワークを介して差分情報の送信要求及び所望のコンテンツの利用条件を送る過程と、
    前記サーバ装置において、前記利用条件に対応する所望のコンテンツの符号化条件を前記記憶部から読み出し、この読み出された符号化条件と前記受信された利用条件との差分情報を算出する過程と、
    前記算出された差分情報を、前記サーバ装置から前記差分情報の送信要求の送信元となるクライアント装置へ前記ネットワークを介して送信する過程と
    を具備したことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  9. 少なくとも一つのコンテンツ配信装置及びクライアント装置をそれぞれネットワークを介してサーバ装置に接続することが可能なコンテンツ配信システムで使用されるコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ配信装置からクライアント装置へコンテンツを配信する過程に先立ち、
    前記コンテンツ配信装置が保持するコンテンツの符号化条件を前記サーバ装置により検出する過程と、
    前記検出された符号化条件を前記コンテンツの属性情報として前記サーバ装置の記憶部に保存する過程と、
    前記クライアント装置から前記サーバ装置へ前記ネットワークを介して所望のコンテンツの配信要求とその利用条件を送信する過程と、
    前記サーバ装置において、前記配信要求により指定された所望のコンテンツの符号化条件を前記記憶部から読み出し、この読み出された符号化条件と前記受信された利用条件との差分情報を算出する過程と、
    前記サーバ装置において、前記配信要求により指定された所望のコンテンツを前記コンテンツ配信装置から前記通信ネットワークを介して受信する過程と、
    前記サーバ装置において、前記受信された所望のコンテンツに対し前記算出された差分情報を反映させることで、加工されたコンテンツを生成する過程と、
    前記加工されたコンテンツを、前記サーバ装置から前記利用条件の送信元のクライアント装置へ前記ネットワークを介して送信する過程と
    を具備したことを特徴とするコンテンツ配信方法。
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