JP4214010B2 - 自動写真作成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像に基づき生成される合成画像を写真として出力する自動写真作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像を写真として出力する遊戯用写真作成装置が知られている。このような遊戯用写真作成装置は、遊戯性または娯楽性が高いことから、撮影画像と合成すべき画像(以下「付加画像」という)を、利用者の嗜好に応じて、予め用意された多種多様な背景画像および前景画像から選択したり、タッチペンやライトペン等のペン型入力手段を用いて利用者が自由に描いたりできるように構成されているものが多い。
【0003】
例えば複数種類のカーテンを用意し、被写体としての利用者の背景を構成すべきカーテンをその複数種類のカーテンから選択できるように構成した遊戯用写真作成装置が知られている。また、撮影画像に対し別途用意された所定画像をクロマキー処理によって合成するという技術も周知であり、この技術を遊戯用写真作成装置に応用することにより多様な背景画像を得ることができる。さらに、クロスフィルタと呼ばれる技術、すなわち、撮影カメラのレンズに格子状のキズを付しておくことにより、撮影画像においてその格子点に相当する位置に星状の模様が現れるようにするという技術も知られており、遊戯性の高い撮影画像を得るためにこのクロスフィルタの技術を自動写真作成装置に利用することも考えられる。さらにまた、特許第3050209号公報には、撮影画像についての被写体の特定部位の位置を検出し、その特定部位の位置に基づいて適当なオブジェクトが例えば当該撮影画像に描画されるように構成された遊戯用写真作成装置としてのシール自販機が開示されており、このような構成によれば、いわゆる「落書き」と呼ばれる手書き画像の描画による装置の稼働率低下を抑えつつ遊戯性を高めることが可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特許第3050209号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、遊戯用写真作成装置において被写体の背景を構成すべきカーテンを複数種類のカーテンから選択するようにした場合や、複数種類の画像の中から選択された画像を背景画像としてクロマキー処理によって撮影画像に合成する場合には、撮影画像に背景画像を付加することにより得られる合成画像を利用者の好みに応じて高い自由度で変化させることはできない。また、クロスフィルタの技術を遊戯用写真作成装置に応用した場合には、撮影画像に付加できるのは星状模様という固定されたパターンのみである。さらに、特許第3050209号公報に開示された装置では、描画すべきオブジェクトの内容を利用者の好みに応じて自由に変更することはできず、検出すべき特定部位は被写体の選択されたポーズによって決定されるという制約もある。
【0006】
そこで本発明では、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じて高い自由度で変化させることができる自動写真作成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と、
前記被写体の背景に相当する領域に配置された光源を含む背景提供手段と、
所定操作に応じて前記光源の点灯/消灯を制御する光源制御手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において点灯状態の前記光源に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする。
【0008】
このような第1の発明によれば、背景提供手段における光源の点灯/消灯を制御することによって特定領域が変更するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、
前記背景提供手段は、前記被写体の背景に相当する領域の異なる位置に配置された複数の光源を含み、
前記光源制御手段は、所定操作に応じて前記複数の光源のうち点灯状態の光源を変更することにより前記背景提供手段における点灯パターンを制御することを特徴とする。
【0010】
このような第2の発明によれば、背景提供手段における点灯パターンを制御することによって特定領域が変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0011】
第3の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と、
前記被写体の背景に相当する領域に配置された光源を含む背景提供手段と、
所定操作に応じて前記光源の光度および/または色を制御する光源制御手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記光源に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする。
【0012】
このような第3の発明によれば、背景提供手段における光源の光度および/または色を制御することによって特定領域の属性を変化させることができるので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることが可能となる。
【0013】
第4の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と、
前記被写体の背景に相当する領域に配置された特定色の領域を含む背景提供手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記特定色の領域に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする。
【0014】
このような第4の発明によれば、撮影画像において特定色の領域に相当する領域に描画されるべき所定画像を利用者によって変更することで、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0015】
第5の発明は、第4の発明において、
所定操作に応じて前記特定色の領域のサイズまたはサイズ範囲を指定するサイズ指定手段を更に備え、
前記背景提供手段は、前記特定色の領域としてサイズの異なる複数の領域を有しており、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記複数の特定色の領域のうち前記指定されたサイズまたはサイズ範囲に該当する特定色の領域に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする。
【0016】
このような第5の発明によれば、特定色の領域のサイズまたはサイズ範囲の指定を変えることによって特定領域が変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0017】
第6の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と、
前記被写体の背景に相当する領域に配置された特定柄の領域を有する背景提供手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記特定柄の領域に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする。
【0018】
このような第6の発明によれば、撮影画像において特定柄の領域に相当する領域に描画されるべき所定画像を利用者が変更することで、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0019】
第7の発明は、第6の発明において、
所定操作に応じて前記特定柄の領域のサイズまたはサイズ範囲を指定するサイズ指定手段を更に備え、
前記背景提供手段は、前記特定柄の領域としてサイズの異なる複数の領域を有しており、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記複数の特定柄の領域のうち前記指定されたサイズまたはサイズ範囲に該当する特定柄の領域に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする。
【0020】
このような第7の発明によれば、特定柄の領域のサイズまたはサイズ範囲の指定を変えることによって特定領域が変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0021】
第8の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と、
前記利用者に携帯され、前記利用者近傍の所定空間における任意の位置に配置可能な携帯光源とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記携帯光源に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする。
【0022】
このような第8の発明によれば、携帯光源を利用者近傍の所定空間における任意の位置に移動させることによって特定領域の位置が変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0023】
第9の発明は、第8の発明において、
前記携帯光源は、互いに所定間隔だけ離れて配置された第1および第2の光源を含み、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記第1の光源に相当する第1の特定領域、および、前記撮影画像において前記第2の光源に相当する第2の特定領域とを検出すると共に、前記第1の特定領域と前記第2の特定領域とを結ぶ方向を検出し、
前記画像合成手段は、前記領域検出手段によって検出された前記方向に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする。
【0024】
このような第9の発明によれば、携帯光源に含まれる第1および第2の光源の位置に基づき定まる方向に応じて撮影画像に所定画像が描画されるので、利用者が携帯光源を傾けることによって撮影画像への所定画像の描画を容易に変化させることができる。
【0025】
第10の発明は、第9の発明の発明において、
前記第1および第2の光源は、互いに異なる波長を有し、
前記領域検出手段は、前記第1の特定領域から前記第2の特定領域へと向かう方向を検出することを特徴とする。
【0026】
このような第10の発明によれば、第1の特定領域から第2の特定領域へ向かう方向と、第2の特定領域から第1の特定領域へ向かう方向とが区別できるので、検出される方向の範囲は0〜360度となる。その結果、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で変化させることができる。
【0027】
第11の発明は、第8の発明において、
前記携帯光源は、互いに所定間隔だけ離れて配置された第1および第2の光源を含み、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記第1の光源に相当する第1の特定領域、および、前記撮影画像において前記第2の光源に相当する第2の特定領域とを検出すると共に、当該第1および第2の特定領域と前記所定間隔とに基づき前記携帯光源までの距離を検出し、
前記画像合成手段は、前記領域検出手段によって検出された前記距離に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする。
【0028】
このような第11の発明によれば、携帯光源に含まれる第1および第2の光源の位置に基づき当該携帯光源までの距離が検出され、その距離に応じて撮影画像に所定画像が描画されるので、利用者が携帯光源を移動させることによって撮影画像への所定画像の描画を容易に変化させることができる。
【0029】
第12の発明は、第8の発明において、
前記携帯光源は、棒状光源を含み、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記棒状光源に相当する特定領域を検出すると共に当該特定領域の長手方向を検出し、
前記画像合成手段は、前記長手方向に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする。
【0030】
このような第12の発明によれば、携帯光源に含まれる棒状光源の長手方向に応じて撮影画像に所定画像が描画されるので、利用者が携帯光源を傾けることによって撮影画像への所定画像の描画を容易に変化させることができる。
【0031】
第13の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示 手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記利用者の衣服または身体における特定色または特定柄の領域を前記特定領域として検出することを特徴とする。
【0032】
第14の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と、
予め決められた複数種類の画像の中から所定操作に基づき画像を選択するための画像選択手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記画像合成手段は、前記画像選択手段によって選択された画像を前記所定画像として前記撮影画像に描画することを特徴とする。
【0033】
このような第14の発明によれば、撮影画像に描画すべき所定画像が複数種類の画像の中で所定操作に基づき変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0034】
第15の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
前記画像合成手段は、前記撮影画像に描画すべき前記所定画像を時間の経過に従って変化させることを特徴とする。
【0035】
このような第15の発明によれば、撮影画像に描画すべき所定画像が時間の経過に従って変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像として変化に富んだ遊戯性の高い合成画像を得ることができる。
【0036】
第16の発明は、第15の発明において、
前記画像合成手段は、前記撮影画像に描画すべき前記所定画像を所定の基準画像を中心にランダムに変化させることを特徴とする。
【0037】
このような第16の発明によれば、撮影画像に描画すべき所定画像が時間の経過に従ってランダムに変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像として変化に富んだ遊戯性の高い合成画像を得ることができる。
【0038】
第17の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記画像合成手段は、前記撮影画像に描画すべき前記所定画像を時間の経過に従って移動させることを特徴とする。
【0039】
このような第17の発明によれば、撮影画像に描画すべき所定画像が時間の経過に従って移動するので、撮影画像に基づき生成される合成画像として変化に富んだ遊戯性の高い合成画像を得ることができる。
【0040】
第18の発明は、第17の発明において、
前記画像合成手段は、前記撮影画像において前記所定画像を描画すべき位置を、前記特定領域の位置を基準とする所定の範囲内でランダムに変化させることを特徴とする。
【0041】
このような第18の発明によれば、撮影画像において所定画像の描画される位置が所定範囲内でランダムに変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像として変化に富んだ更に遊戯性の高い合成画像を得ることができる。
【0042】
第19の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記画像合成手段は、前記特定領域の位置を基準とする所定の範囲内におけるランダムな位置に所定画像を描画することを特徴とする。
【0043】
このような第19の発明によれば、撮影画像において所定の範囲内におけるランダムな位置に所定画像が描画されるので、撮影画像に基づき生成される合成画像として変化に富んだ遊戯性の高い合成画像を得ることができる。
【0044】
第20の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記属性取得手段は、前記特定領域のサイズ、面積、形状、明るさ、または色のうち少なくとも1つを前記属性情報として取得し、
前記画像合成手段は、前記属性情報として取得されるサイズ、面積、形状、明るさ、または色の少なくとも1つに応じて所定の基準画像を変形させた画像を前記所定画像として前記撮影画像に描画することを特徴とする。
【0045】
このような第20の発明によれば、特定領域のサイズ、面積、形状、明るさ、または色のうち少なくとも1つに応じて所定の基準画像を変形させた画像を撮影画像に描画することにより合成画像が生成されるので、合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0046】
第21の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出手段は、前記撮像手段により得られる撮影画像をリアルタイムで取得して、当該取得された撮影画像において前記特定の画像的特徴を有する特定領域をリアルタイムで検出し、
前記属性取得手段は、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて前記属性情報をリアルタイムで取得し、
前記画像合成手段は、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて前記合成画像をリアルタイムで生成し、
前記表示手段は、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて、前記生成される前記合成画像をリアルタイムで表示することを特徴とする。
【0047】
このような第21の発明によれば、特定領域または所定画像の変更が、撮影画像に基づく合成画像の表示にリアルタイムで反映されるので、効率よく容易に合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で変化させることができる。
【0048】
第22の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記画像合成手段は、前記属性取得手段によって前記属性情報として順次取得される前記特定領域の座標に基づき前記特定領域の移動軌跡を前記撮影画像にリアルタイムで描画し、
前記表示手段は、前記移動軌跡をリアルタイムで表示することを特徴とする。
【0049】
このような第22の発明によれば、特定領域の移動の軌跡が撮影画像にリアルタイムで描画されるので、撮影画像に基づき生成される合成画像として変化に富んだ遊戯性の高い合成画像を得ることができる。
【0050】
第23の発明は、第1から第22の発明のいずれかにおいて、
所定操作に基づき、前記特定領域が有すべき特定の画像的特徴の設定を変更する特徴設定変更手段を更に備え、
前記特徴設定変更手段によって前記特定の画像的特徴の設定を変更することにより、前記領域検出手段によって検出される特定領域を変更することを特徴とする。
【0051】
このような第23の発明によれば、特定領域が有すべき特定の画像的特徴を所定操作によって変更することで、検出される特定領域が変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0052】
第24の発明は、第1から第22の発明のいずれかにおいて、
前記属性取得手段は、前記特定領域の位置を示す座標を取得し、
前記画像合成手段は、前記撮影画像において前記座標により示される位置に前記所定画像を描画することを特徴とする。
【0053】
このような第24の発明によれば、利用者が特定領域を変更することにより、撮影画像に付加されるべき画像の位置を変化させることで、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で変化させることができる。
【0054】
第25の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップと、
所定操作に応じて、前記被写体の背景に相当する領域に配置された光源の点灯/消灯を制御する光源制御ステップとを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において点灯状態の前記光源に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする。
【0055】
第26の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップと、
所定操作に応じて、前記被写体の背景に相当する領域に配置された光源の光度および/または色を制御する光源制御ステップとを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において前記光源に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする。
【0056】
第27の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において、前記被写体の背景に相当する領域に配置された特定色の領域に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする。
【0057】
第28の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において、前記被写体の背景に相当する領域に配置された特定柄の領域に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする。
【0058】
第29の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において、前記利用者に携帯され前記利用者近傍の所定空間における任意の位置に配置可能な携帯光源に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする。
【0059】
第30の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記画像合成ステップでは、前記撮影画像に描画すべき前記所定画像が時間の経過に従って変化することを特徴とする。
【0060】
第31の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合 成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記領域検出ステップでは、前記撮像ステップにて得られる撮影画像がリアルタイムで取得されて、当該取得された撮影画像において前記特定の画像的特徴を有する特定領域がリアルタイムで検出され、
前記属性取得ステップでは、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて前記属性情報がリアルタイムで取得され、
前記画像合成ステップでは、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて前記合成画像がリアルタイムで生成され、
前記表示ステップでは、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて、前記生成される前記合成画像がリアルタイムで表示されることを特徴とする。
【0061】
第32の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
前記画像合成ステップでは、前記属性取得ステップにて前記属性情報として順次取得される前記特定領域の座標に基づき前記特定領域の移動軌跡が前記撮影画像にリアルタイムで描画され、
前記表示ステップでは、前記移動軌跡がリアルタイムで表示されることを特徴とする。
【0062】
第33の発明は、第25から第32の発明のいずれかにおいて、
所定操作に基づき、前記特定領域が有すべき特定の画像的特徴の設定を変更する特徴設定変更ステップを更に備え、
前記特徴設定変更ステップにて前記特定の画像的特徴の設定が変更されることにより、前記領域検出ステップにて検出される特定領域が変更されることを特徴とする。
【0063】
第34の発明は、第25から第32の発明のいずれかにおいて、
前記属性取得ステップでは、前記特定領域の位置を示す座標が取得され、
前記画像合成ステップでは、前記撮影画像において前記座標により示される位置に前記所定画像が描画されることを特徴とする。
【0064】
第35の発明は、プログラムであって、第25から第34の発明のいずれかの発明に係る自動写真作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0065】
第36の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮影領域における所定の波源が発する波を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出される波に基づき前記波源の属性情報を取得する属性取得手段と、
前記属性情報に基づき前記合成画像を生成する画像合成手段とを備えることを特徴とする。
【0066】
このような第36の発明によれば、撮影領域に存在する所定の波源の属性情報に基づき合成画像が生成されるので、撮影画像に基づき変化に富んだ合成画像の写真を作成することができる。
【0067】
第37の発明は、第36の発明において、
前記属性取得手段は、前記検出手段によって検出される波に基づき、前記波源の位置を示す位置情報を前記属性情報として取得する位置情報取得手段を含み、
前記画像合成手段は、前記位置情報に応じて所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする。
【0068】
このような第37の発明によれば、撮影領域に存在する所定の波源の位置情報に基づき所定画像が撮影画像に描画されるので、撮影画像に基づき変化に富んだ合成画像の写真を作成することができる。
【0069】
第38の発明は、第37の発明において、
前記所定の波源と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であることを特徴とする。
【0070】
このような第38の発明によれば、撮影領域に存在する所定の波源の位置情報に基づき所定画像が撮影画像に描画され、所定の波源と所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であるので、撮影画像に基づき利用者の嗜好に応じ変化に富んだ合成画像の写真を作成することができる。
【0071】
第39の発明は、第36から第38までの発明のいずれかにおいて、
前記波源は、前記利用者に携帯され、前記利用者近傍の所定空間における任意の位置に配置可能な携帯波源であることを特徴とする。
【0072】
このような第39の発明によれば、携帯波源を利用者近傍の所定空間における任意の位置に移動させることによって撮影画像への所定画像の描画が変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0073】
第40の発明は、第39の発明において、
前記携帯波源は、互いに所定間隔だけ離れて配置され、互いに異なる波長の波を発する第1および第2の波源を含み、
前記検出手段は、前記第1の波源の位置を示す第1位置情報と、前記第2の波源の位置を示す第2位置情報とを取得し、当該第1および第2位置情報に基づき、前記第1の波源から前記第2の波源へ向かう方向を検出し、
前記画像合成手段は、前記検出手段によって検出された前記方向に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする。
【0074】
このような第40の発明によれば、携帯波源に含まれる第1および第2の波源の位置に基づき定まる方向に応じて撮影画像に所定画像が描画されるので、利用者が携帯波源を傾けることによって撮影画像への所定画像の描画を容易に変化させることができる。
【0075】
第41の発明は、第39の発明において、
前記携帯波源は、互いに所定間隔だけ離れて配置され、互いに異なる波長の波を発する第1および第2の波源を含み、
前記検出手段は、前記第1の波源の位置を示す第1位置情報および前記第2の波源の位置を示す第2位置情報を検出し、当該第1および第2位置情報と前記所定間隔とに基づき前記携帯波源までの距離を検出し、
前記画像合成手段は、前記検出手段によって検出された前記距離に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする。
【0076】
このような第41の発明によれば、携帯波源に含まれる第1および第2の波源の位置に基づき当該携帯波源までの距離が検出され、その距離に応じて撮影画像に所定画像が描画されるので、利用者が携帯波源を移動させることによって撮影画像への所定画像の描画を容易に変化させることができる。
【0077】
第42の発明は、第37から第41までの発明のいずれかにおいて、
前記検出手段は、前記波源が発する波を検出する複数のセンサを含み、
前記位置情報取得手段は、前記複数のセンサによってそれぞれ検出される波の間での強度差または位相差に基づき前記波源の位置を算出し、当該算出された位置を示す情報を前記位置情報として生成することを特徴とする。
【0078】
第43の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
所定位置に配置され、前記撮影領域における空間を伝搬する所定の波を発する波源と、
前記波源が発する波を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出される波に基づき、前記検出手段の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報に応じて所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備えることを特徴とする。
【0079】
このような第43の発明によれば、所定の波源の発する波の検出手段の位置情報に基づき所定画像が撮影画像に描画されるので、撮影画像に基づき変化に富んだ合成画像の写真を作成することができる。
【0080】
第44の発明は、第43の発明において、
前記所定画像は手動的または自動的に変更可能であることを特徴とする。
【0081】
このような第44の発明によれば、所定の波を検出する検出手段の位置情報に基づき撮影画像に描画されるべき所定画像は、手動的または自動的に変更可能であるので、撮影画像に基づき利用者の嗜好に応じ変化に富んだ合成画像の写真を作成することができる。
【0082】
第45の発明は、第43または第44の発明において、
前記検出手段は、前記利用者に携帯され、前記利用者近傍の所定空間における任意の位置に配置可能であることを特徴とする。
【0083】
このような第45の発明によれば、所定の波を検出する検出手段を利用者近傍の所定空間における任意の位置に移動させることによって撮影画像への所定画像の描画が変化するので、撮影画像に基づき生成される合成画像を利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に変化させることができる。
【0084】
第46の発明は、第36から第45までの発明のいずれかにおいて、
前記波源は、可視光もしくは赤外光の光源と、可聴音波もしくは超音波の音源と、電波の発信源とのうちのいずれかであることを特徴とする。
【0085】
第47の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像ステップと、当該撮像ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記撮影領域における所定の波源が発する波を検出する所定の検出手段による検出結果に基づき前記波源の属性情報を取得する属性取得ステップと、
前記属性情報に基づき前記合成画像を生成する画像合成ステップと
を備えることを特徴とする。
【0086】
第48の発明は、第47の発明において、
前記属性取得ステップは、前記検出結果に基づき、前記波源の位置を示す位置情報を前記属性情報として取得する位置情報取得ステップを含み、
前記画像合成ステップでは、前記位置情報に応じて所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像が生成されることを特徴とする。
【0087】
第49の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像ステップと、当該撮像ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
所定位置に配置された所定の波源が発する波を検出する所定の検出手段の検出結果に基づき、当該検出手段の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記位置情報に応じて所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備えることを特徴とする。
【0088】
第50の発明は、プログラムであって、第47から第49までの発明のいずれかの発明に係る自動写真作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0089】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき添付図面を参照して説明する。
<1 第1の実施形態>
<1.1 全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自動写真作成装置である遊戯用写真作成装置を側面から見た図であり、図2は、この遊戯用写真作成装置の本体部4を正面から(被写体としての利用者Uから見た)図である。以下、図1および図2を参照して、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置の全体構成について説明する。
【0090】
この遊戯用写真作成装置は、利用者Uが入る撮影室2と、利用者Uの撮影画像を含む合成画像を生成して写真シール(または写真カード)として出力する本体部4とを備えており、撮影室2内には被写体Uの背景を提供する背景提供部として背景パネル300を備えている。
【0091】
本体部4は、利用者Uを撮影する撮像手段としてのカメラ10と、当該カメラ10の上方の適宜の位置に配置され閃光を発するフラッシュ11と、当該カメラ10の下方に配置されたCRT(Cathode Ray Tube)または液晶ディスプレイパネル等からなる表示装置であるプレビューモニタ22と、操作画面を提供する液晶ディスプレイおよび当該操作画面を覆う操作位置検出用の透明シートからなる液晶タッチパネル20と、液晶タッチパネル20に対する操作に使用されるタッチペン21とを備える。カメラ10は、撮影室2の床面上に存在する利用者Uを被写体として撮影し、その撮影画像を表す画像信号を出力する。典型的には、CCD(電荷結合素子)を利用してデジタル画像信号を生成するデジタルカメラが使用される。プレビューモニタ22は、上記画像信号の表す画像をリアルタイムで表示するように構成されており、カメラ10によって得られる撮影画像を確認するために使用される。液晶タッチパネル20は、後述の画像合成の際に撮影画像において検出される特定領域に描画(上書き)すべき画像を指定するための操作手段や、背景パネル300における後述の光源301を制御するための操作手段などとして機能する。
【0092】
また本体部4は、コンピュータを中心に構成され各部の制御や上記画像合成等の画像処理を行う主制御装置およびI/O制御装置や、カメラ10により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真シール(または写真カード)として出力するプリンタ等を内蔵している。さらに、本体部4は、前面下方にコイン投入口26を、側面に写真シールの取出口28を、それぞれ備えている。さらにまた、本体部4は、本遊戯用写真作成装置の動作中は常時点灯される照明装置201L,201Rをカメラ10の左右にそれぞれ備えている。
【0093】
背景パネル300は、被写体の背景を構成するように撮影時における利用者Uの後方に配置され、その利用者Uの背面に対向する面(以下「対向面」という)を有し、その対向面上の異なる位置に配置された複数の光源301を備えている。
【0094】
<1.2 機能的構成>
図3は、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。この遊戯用写真作成装置は、機能的には、撮像部52と、確認表示部54と、操作部62と、出力部64と、照明部70と、I/O制御部72と、背景提供部74と、主制御部80とから構成される。
【0095】
この構成において、撮像部52は、CCD等の撮像素子を用いて構成されるカメラ10に相当し、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像(この画像は「スルー画像」と呼ばれることがあるが、以下では「モニタ用撮影画像」というものとする)を表す画像信号を出力する。この画像信号は主制御部80に入力されて、その内部のメモリにモニタ用画像データとして一時的に記憶される。また、このモニタ用画像データは、モニタ用画像信号として主制御部80から確認表示部54に供給される。確認表示部54は、プレビューモニタ22に相当し、そのモニタ用画像信号に基づきモニタ用撮影画像をリアルタイムで表示する。
【0096】
操作部62は、液晶タッチパネル20に相当し、後述の画像合成処理に関連する利用者Uの操作や、シャッター操作、プリント出力のための操作等を受け付け、これらの操作を示す信号は、操作信号として主制御部80に入力される。いま、利用者Uの撮影のためにシャッターボタンが押下されたとすると、主制御部80からの指示に基づき、数秒程度の予め決められた時間の経過後にカメラ10の撮影方向にフラッシュ11から閃光が放たれ、利用者Uの撮影画像(以下、このようなシャッターボタン押下時の撮影画像を「プリント用撮影画像」という)を表す信号として撮像部52から出力される画像信号が主制御部80に入力され、主制御部80内のメモリまたは補助記憶装置としてのハードディス装置等にプリント用画像データとして格納される。出力部64は、本体部4に内蔵されるプリンタに相当し、主制御部80からの指示に基づき、このプリント用画像データの表す画像を写真シール(または写真カード)として出力する。
【0097】
照明部70は、本体部4における照明装置201L,201Rとフラッシュ11とに相当し、主制御部80からの指示に基づきI/O制御部72によって点灯/消灯および調光が制御される。
【0098】
背景提供部74は、撮影室2内に設けられる背景パネル300に相当し、背景パネル300は、図5に示すように、被写体としての利用者Uの背景に相当する領域(対向面)の異なる位置に配置された複数個の光源(ほぼ点光源と見なせるような光源)301を有しており、これらの光源301は、操作部62に対する所定操作に基づく主制御部80からの指示に従って、I/O制御部72により点灯/消灯が制御される。すなわち利用者Uは、背景パネル300の各光源301の点灯/消灯を制御し、背景パネル300における点灯パターンを変更することができる。
【0099】
I/O制御部72は、本体部4に内蔵されるI/O制御装置に相当し、主制御部80からの指示に基づき、照明部70や背景提供部74を制御すると共に、後述のコイン検出部(不図示)からの検出信号等の入力信号を主制御部80へ転送する。
【0100】
主制御部80は、本体部4に内蔵され、CPU(Central Processing Unit)や、メモリ、タイマー、補助記憶装置などを含むコンピュータを中心に構成される主制御装置に相当し、内部メモリに格納された所定プログラムをCPUが実行することにより、上述のようにして入力される操作信号に基づき各部を制御するために、上述のように各部に指示を出す。また、モニタ用またはプリント用撮影画像に対する後述の画像処理を行い、操作信号に基づき上記のモニタ用画像データまたはプリント用画像データの一部を書き換えることにより、モニタ用撮影画像またはプリント用撮影画像に所定画像を描画した画像であるモニタ用合成画像またはプリント用合成画像を生成する。ここで描画されるうる画像としては、予め複数種類の画像(典型的には星形を表す画像やハート形を表す画像のような周知パターンの画像であるが、これに限定されるものではなく、例えば予め取得された撮影画像であってもよい)が用意されて主制御部80内のメモリまたは補助記憶装置に格納されている。上記のような画像合成が行われると、その後、確認表示部54(プレビューモニタ22)には、モニタ用画像データに基づきモニタ用合成画像が表示され、出力部からはプリント用合成画像が写真シール等として出力される。出力された写真シール等は、本体部4の側面に設けられた取出口28から取り出される。
【0101】
上記の構成要素の他、本体部4におけるコイン投入口26に投入されたコインを検出するためのコイン検出部(不図示)が更に本体部4に設けられており、主制御部80は、コイン検出部での検出結果に基づき、利用者Uに所定時間だけ撮影や撮影画像に対する描画等による合成画像の生成など、本遊戯用写真作成装置によるプレイを許容するように各部を制御する。このコイン検出部やその検出結果に基づく主制御部80による制御動作は、従来の遊戯用写真作成装置と同様であって周知であるので、その詳しい説明を省略する。
【0102】
なお、主制御装置において実行される上記所定プログラムは、例えば、そのプログラムを記録した記録媒体であるCD−ROMによって提供される。すなわち、上記所定プログラムの記録媒体としてのCD−ROMが主制御装置内に補助記憶装置として内蔵されたCD−ROM駆動装置に装着され、そのCD−ROMから所定プログラムが読み出されて補助記憶装置としてのハードディスク装置にインストールされる。そして、本遊戯用写真作成装置の起動のための所定操作がなされると、ハードディスク装置にインストールされた所定プログラムは、主制御装置内のメモリに転送されてそこに一時的に格納され、主制御装置内のCPUによって実行される。これにより、主制御装置による上記各部の制御や後述の画像処理が実現される。
【0103】
<1.3 動作>
上述のように本実施形態における主制御部80の動作は、その内部のCPUが上記所定プログラムを実行により実現される。図4は、このようにして実現される主制御部80の動作を示すフローチャートである。本実施形態では、コイン投入口26に所定のコインが投入されると、主制御部80(主制御装置)は以下のように動作する。
【0104】
まず、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置を初期化する(この初期化にはハードウェアとしての初期化に加えて、設定値として主制御部80に記憶されるデータの初期化も含まれるものとする)(ステップS102)。次に、カメラ10から出力される画像信号を受け取ってモニタ用画像データとして内部メモリに一時的に記憶することにより、モニタ用撮影画像を取得する(ステップS104)。その後、後述の画像合成の際に描画すべき画像として予め用意された複数の所定画像(以下「描画画像」という)の中からいずれかの画像を選択するための操作が操作部62において行われたか否かを判定する(ステップS106)。この判定の結果、このような描画画像の選択操作が行われていない場合は、そのままステップS110へ進み、選択操作が行われた場合には、その選択操作によって選択された描画画像を選択画像として設定し(ステップS108)、その後にステップS110へ進む。
【0105】
ステップS110では、上記モニタ用画像データに基づき、モニタ用撮影画像において背景パネル300の光源のうち点灯している光源に相当する領域を、例えばモニタ用撮影画像の各画素の輝度値に基づき特定領域として検出する(ステップS110)。次に、その検出結果に基づき、各特定領域のモニタ用撮影画像における位置を示す座標を算出する(ステップS112)。そして、モニタ用撮影画像において、算出された各座標が示す位置に選択画像を描画する(ステップS114)。この描画は撮影画像に対する上書きであって、モニタ用画像データの一部を書き換えることに相当し、この描画によりモニタ用合成画像が得られる。その後、この描画後のモニタ用画像データに基づき確認表示部54(プレビューモニタ22)にそのモニタ用合成画像を表示させる。
【0106】
例えば図5に示すように、背景パネル300における全ての光源301が点灯され、星形の描画画像が選択画像として設定された場合には、モニタ用撮影画像において点光源301に相当する各領域が全て特定領域として検出され、図6(a)に示すように、その特定領域の位置に星形画像が付加された(上書きされた)画像がモニタ用画像(合成画像)として得られ、これがプレビューモニタ22に表示される。また、ハート形の描画画像が選択画像として設定された場合には、図6(b)に示すように、モニタ用撮影画像において点光源301に相当する各特定領域の位置にハート形画像が付加された(上書きされた)画像がモニタ用画像(合成画像)として得られ、これがプレビューモニタ22に表示される。なお、図6(a)および(b)に示した例では、被写体である利用者Uの全身と背景パネル300の前面全体が合成画像に現れているが、生成される(モニタ用)合成画像はこれに限定されるものではなく、実際には、利用者Uの上半身とそれに対応する背景を表す(モニタ用)撮影画像が取得されることが多いので、プレビューモニタ22に表示される合成画像もそれに対応した範囲の画像となることが多い。しかし、ここでは説明の便宜のため、利用者Uの全身と背景パネル300の前面全体が合成画像に現れるものとしている。この点については、以下の述べるモニタ用またはプリント用合成画像の例(他の実施形態における例も含む)についても同様である。
【0107】
上記のようにしてモニタ用合成画像が表示されると、次に、シャッターボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS118)。この判定の結果、シャッターボタンが押下されていない場合には、ステップS104へ戻り、以降、シャッターボタンが押下されるまで、上述のステップS104〜S118の動作を繰り返す。そして、この繰り返し動作中に、利用者U等による操作部62(液晶タッチパネル20)に対する操作によって選択画像が変更されると、特定領域に描画される画像が変化する。ここで、上述のステップS104からS118までの実行に要する時間は、人間の動作(操作)に要する時間に比べて十分に短くなるように主制御部80を実現することにより、選択画像の変更に応じて、プレビューモニタ22に表示される合成画像において描画画像(付加画像)をリアルタイムで変化させることができる。本発明はこのような構成に限定されないが、本実施形態ではこのように構成されているものとして以下の説明を進める。したがって、例えば選択画像が星型画像からハート形画像に変更されると、プレビューモニタ22に表示される合成画像は、リアルタイムで図6(a)に示す画像から図6(b)に示す画像へと変化する。
【0108】
上述のステップS104〜S118の動作を繰り返している間にシャッターボタンが押下されると、ステップS120へ進み、その押下時点でカメラ10による取得される撮影画像をプリント用撮影画像として主制御部80内に取り込み、これをプリント用画像データとして保存する。そして、その時点で算出されている特定領域の座標と選択画像とに基づき、プリント用画像データの一部を書き換えることにより、プリント用撮影画像に選択画像を描画した画像であるプリント用合成画像を生成する(ステップS120)。このプリント用合成画像は、シャッターボタンが押下される直前にプレビューモニタ22に表示されていたモニタ用合成画像と(解像度の相違を除けば)実質的に同じである。このようにして生成されたプリント用合成画像は、出力部64(プリンタ)から写真シールとして出力される(ステップS122)。
【0109】
なお、本実施形態では、以上で1回分の遊戯用写真作成が終了するが、一般的には、以上の動作を複数回繰り返すことで複数個のプリント用画像データを主制御部80内に保存しておき、その後に、利用者U等の操作に基づき写真シールとしてプリンタから出力されることが多い。また、本実施形態では、シャッターボタンが押下されると、プリント用画像が生成された後にそのプリント用画像(合成画像)が写真シールとしてプリント出力されるが(ステップS118〜S122)、従来の遊戯用写真作成装置においては、プリント出力の前に、タッチペン等によって撮影画像に落書き等の手書き入力やその他の編集入力を受け付けるように構成されている場合が多い。本実施形態においても、タッチペン21や液晶タッチパネル20等を利用してそれらと同様の機能が実現されるように構成されていてもよい。しかし、本実施形態では説明の便宜のため、図4に示すように動作が簡略化された構成となっており、この点は、他の実施形態においても同様である。
【0110】
ところで本実施形態では、利用者U等による操作部62(液晶タッチパネル20)に対する操作によって、背景パネル300における光源301の点灯パターンを変更することが可能であり、この点灯パターンの変更によって特定領域を変化させることで、(モニタ用またはプリント用)合成画像をリアルタイムで変化させることも可能である。例えば、図5に示したように背景パネル300の光源を全て点灯させた状態(点灯パターン)から、図7(a)に示すように一部の光源のみを点灯させた状態(点灯パターン)へと変更した場合、(モニタ用またはプリント用)合成画像は、図6(a)に示す画像から図7(b)に示す画像へとリアルタイムで変化する。なお、図7(a)に示す背景パネル300において、白丸で描かれている光源は点灯状態にあり、黒丸で描かれている光源は消灯状態にあるものとする(以下の図においても同様)。
【0111】
<1.4 効果>
上記のように本実施形態によれば、利用者U等の操作によって選択画像や特定領域を変更することができ、それらの変更に応じ、(モニタ用またはプリント用)合成画像において背景を構成する画像(付加画像)が変化する。しかも、液晶タッチパネル20に対する操作により簡単に付加画像自体や付加画像の位置を変更することができる。したがって、利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に背景画像を変化させることができ、変化に富んだ特徴のある背景画像を含む合成画像の写真シールが得られる。
【0112】
また、本実施形態によれば、主制御部80を適切な処理能力を有するCPU等を用いて実現することにより、プレビューモニタ22に表示される合成画像(撮影画像と選択画像との合成画像)において、利用者U等の操作に応じてリアルタイムで背景画像の内容を変化させることができるので、利用者の嗜好に合った合成画像を効率よく容易に生成することができる。
【0113】
<1.5 第1の実施形態の変形例>
上記第1の実施形態では、点灯状態の光源に相当する領域として検出された特定領域の位置を示す座標が算出され(ステップS112)、その座標に基づいて選択画像がモニタ用撮影画像に付加されるが、付加される選択画像のサイズや色等は同一である。しかし、ステップS112において、座標以外の各特定領域の属性情報、例えば明るさ(または対応する光源の強度もしくは光度)、サイズ(または面積)、方向、形状、色の少なくとも1つを取得し、座標以外の他の属性情報に応じて、付加すべき選択画像を変化させるようにしてもよい。例えば、特定領域の明るさ(または対応する光源の強度もしくは光度)をもステップS112で取得し、その明るさに応じて、付加される選択画像のサイズを変えるようにしてもよい。この場合、主制御部80からの指示に基づきI/O制御部72により背景パネル300の光源301の調光が可能な構成とすることで、すなわち光源301の強度もしくは光度を変更できる構成とすることで、例えば光源301の光度に応じてサイズの異なる複数の星型画像を撮影画像の背景画像として付加することが可能となる。また、この場合、主制御部80からの指示に基づきI/O制御部72により背景パネル300の光源301の色を変更できる構成とすることで、例えば光源301の色に応じて色の異なる複数の選択画像である星型画像を撮影画像の背景画像として付加することが可能となる。
【0114】
また、背景パネル300の光源301に代えて又はこれに加えて、利用者Uが携帯可能な光源、例えば手持ち可能な光源30を本体部4に備えておき、その手持ち可能な光源(以下「手持ち光源」という)30を利用者が把持した状態でカメラ10によって(モニタ用またはプリント用)撮影画像を取得するようにしてもよい。この場合、その手持ち光源30に相当する領域も特定領域として検出され、その撮影画像においてその手持ち光源30に相当する位置にも選択画像が付加される。そして、この場合、その手持ち光源30の位置(光源本体の位置)は利用者Uによって容易に変更可能であるので、その変更によってリアルタイムで、その手持ち光源30に対応して付加される選択画像の位置も変化する。また、この場合において上記のように、撮影画像における特定領域に付加される選択画像のサイズをその特定領域に明るさ(対応する光源の強度もしくは光度)に応じて変化する構成とすれば、背景パネル300の点灯状態の光源に対応して描かれる選択画像のサイズと手持ち光源に対応して描かれる選択画像のサイズとを、異なるものとすることができる。すなわち、例えば図8(a)に示すように被写体としての利用者Uが手持ち光源30を持っている場合には、図8(b)に示すような(モニタ用またはプリント用)合成画像が得られる。
【0115】
さらに、検出すべき特定領域に対応する光源が利用者Uによって移動させられる場合において、上記第1の実施形態におけるステップS112で順次算出される座標を所定個数記憶しておき、その移動の軌跡を(モニタ用またはプリント用)撮影画像において描くようにしてもよい。この構成によれば、利用者Uが例えば手持ち光源30を文字を描くように移動させることにより、その文字が撮影画像に描かれた合成画像が得られる。なお、このような構成を実現するには、例えば、後述の第3の実施形態におけるステップS312〜S316(図20)と同様の処理により光源の移動軌跡座標列を取得し、その移動軌跡座標列に基づき光源の移動軌跡を(モニタ用またはプリント用)撮影画像に描くようにすればよい。そして、この場合、これらの処理を実行する主制御部80を適切な処理能力を有するCPU等を用いて実現することにより、特定領域に対応する光源の移動に応じて、その移動軌跡を撮影画像にリアルタイムで描画すると共に、その移動軌跡が描画された合成画像をリアルタイムでプレビューモニタ22に表示することができる。また、この場合、その移動軌跡上における所定間隔毎に選択画像を描くことで撮影画像に当該軌跡を描くようにしてもよく、そのような構成にすれば、更に変化に富んだ合成画像を生成することができる。例えば図9(a)に示すように利用者Uが手持ち光源30をその光源本体が弧を描くように振ると、図9(b)に示すような(モニタ用またはプリント用)合成画像が得られる。
【0116】
さらにまた、上記第1の実施形態におけるステップS112で算出された座標の示す位置に固定的に選択画像を描くのではなく、時間の経過にしたがってその位置から選択画像が予め決められた方向に移動するように、描く位置を順次変更するようにしてもよい。また、この場合において、上記のようにしてその移動軌跡を描くようにしてもよく、このとき、その軌跡上における所定間隔毎に選択画像を描くことで撮影画像に当該軌跡を描くようにしてもよい。このようにすれば、更に変化に富んだ合成画像を生成することができ、例えば、図10(a)に示すような点灯パターンの背景パネル300を背にして利用者Uが立っている場合、図10(b)に示すような(モニタ用またはプリント用)合成画像が得られる。なお、上記変形例では、選択画像の移動方向が予め決められているが、これに代えて、ステップS112での算出座標の示す位置を中心に所定範囲内(例えば算出座標を中心とする所定の円領域内)でランダムに選択画像が移動するようにしてもよい。また、撮影画像に描画すべき選択画像の移動に代えて、時間の経過にしたがって、描画すべき選択画像が変形する(例えばサイズを変化させる)ようにしてもよく、その場合、予め決められた(選択画像としての)基準画像を中心に所定範囲内で、描画すべき選択画像がランダムに変形するようにしてもよい。
【0117】
さらにまた、上記第1の実施形態では撮影画像における1つの特定領域に対して基本的には1つの選択画像が描画されるのみであるが、ステップS114において、検出された特定領域の位置(算出座標の示す位置)を基準とする所定範囲内(例えば特定領域の位置を中心とする所定の円領域内)のランダムな位置に、所定画像を追加的に(または選択画像に代えて)描画するようにしてもよい。例えば図11(a)に示すように手持ち光源30を持った利用者Uの撮影画像に基づく合成画像として、例えば図11(b)に示すように手持ち光源30の光源本体の周囲にランダムな大きさの星状模様を散りばめた合成画像を生成するようにしてもよい。また、この場合、上記所定範囲内のランダムな位置に描画される所定画像としての星状模様が、時間の経過にしたがって、その大きさや色を変化させたり、移動したり(例えば手持ち光源本体を中心として回転したり)、他の模様(パターン)と入れ替わったり、アニメーションとして描画されたり(例えば動物が星状模様に入れ替わりアニメーションとして描画されたり)するように構成されていてもよい。
【0118】
さらにまた、上記第1の実施形態では、撮影画像において光源に相当する各特定領域に対して選択画像が描画されるが、撮影画像において複数の光源にそれぞれ相当する複数の特定領域を1組として扱い、1つの組を構成する複数の特定領域に対し、それらの特定領域の位置等の属性情報に応じて選択画像を撮影画像に描画するようにしてもよい。例えば図12(a)に示すように、第1光源31aと第2光源31bという2つの光源本体を含む手持ち光源31を本体部4に備えておき、その手持ち光源31を把持する利用者Uをカメラ10で撮像して得られる撮影画像において、その手持ち光源31における第1および第2光源31a,31bに相当する特定領域を1組として扱う。この場合、例えば、第1の実施形態と同様にして撮影画像において、第1光源31aに相当する特定領域の位置を示す第1の座標と、第2光源31bに相当する特定領域の位置を示す第2の座標とを求め、更に、それら第1および第2の座標から方向(例えば第1の座標と第2の座標とを結ぶ方向)を算出し、選択画像をその方向に応じて変形し、変形後の選択画像を撮影画像に描画するようにするとよい。このようにすれば、例えば図12(a)に示すように、手持ち光源の傾きに応じた方向性を有する選択画像が描画され、変化に富んだ合成画像の写真シールが得られる。そして、この場合、第1光源31aと第2光源31bとの間で光源としての特性(例えば、光源の色(より一般的には光源の波長))を異なるように設定するの好ましく、このようにすれば、第1の座標から第2の座標へ向かう方向と、第2の座標から第1の座標へ向かう方向とが区別できるので、上記の算出される方向が0〜180度の範囲から0〜360度の範囲へと広がることになる。
【0119】
また、手持ち光源31における第1光源31aと第2光源31bとの間隔(以下「光源間隔」という)が予め所定値に設定されている場合(既知の場合)には、その光源間隔と第1および第2の座標より、カメラ10(または本体部4)から手持ち光源31までの距離を算出し、その距離に応じて、選択画像を変形し(例えば、距離が長くなるほど選択画像を小さくする)、変形後の選択画像を撮影画像に描画するようにしてもよい。このようにすれば、利用者Uが手持ち光源31を移動させることで、撮影画像に描画される選択画像が容易に変更可能であるので、より変化に富んだ合成画像の写真シールを容易に作成できる。
【0120】
なお、上記のように第1および第2光源31a,31bを有する手持ち光源31の代わりに、棒状の光源を有する手持ち光源を備えるようにしてもよい。この場合において、撮影画像においてその棒状光源に相当する特定領域を検出すると共に、当該特定領域の長手方向を検出し、その長手方向に応じて選択画像を撮影画像に描画することにより、上記と同様、変化に富んだ合成画像の写真シールを容易に作成できる。
【0121】
<2 第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る自動写真作成装置である遊戯用写真作成装置を説明する。この遊戯用写真作成装置では、第1の実施形態における背景提供部すなわち複数の光源301を備えた背景パネル300に代えて、それと同様の位置に、固定的なパターンの形成された背景パネル320が設けられている。本実施形態における他のハードウェア的構成要素は、第1の実施形態におけるものとほぼ同様であるので、同一または対応する構成要素には同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する(図1〜図3参照)。
【0122】
図13は、このような本実施形態に係る遊戯用写真作成装置を側面から見た図であり、図14は、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置における背景パネル320を被写体としての利用者Uと共に示す図である。本実施形態における背景パネル320では、予め決められた特定の色の領域が印刷により被写体としての利用者Uに臨む面(対向面)に形成されている。ここでは、図14に示すように、特定色の大小2種類の円形模様321,322が異なる位置に複数個印刷されているものとして以下の説明を進める。
【0123】
<2.1 動作>
図15は、本実施形態における主制御部80の動作を示すフローチャートである。本実施形態におけるステップS202〜S208は第1の実施形態におけるステップS102〜S108とそれぞれ同様であるので、説明を省略する。
【0124】
本実施形態におけるステップS210では、モニタ用撮影画像において特定色の領域のうち特定領域として検出すべき領域を選択するために、利用者U等による操作部62(液晶タッチパネル20)に対する操作に基づき、特定色の領域のサイズまたはサイズ範囲を指定する。図14に示す例では、特定色の領域は大円領域321と小円領域322との2種類が存在するので、これらの2種類のいずれかに対応するサイズまたはサイズ範囲が指定されることになる。次に、モニタ用画像データに基づき、モニタ用撮影画像において特定色の領域を検出し、検出された各特定色領域のサイズを算出する(ステップS212)。そして、算出されたサイズをステップS210で指定されたサイズまたはサイズ範囲と比較し、検出された特定色の領域のうち指定のサイズまたはサイズ範囲に該当するものを特定領域として決定する(ステップS214)。この後のステップS216〜S220は、第1の実施形態におけるステップS112〜S116とそれぞれ同様であるので、説明を省略する。
【0125】
本実施形態では、星形の描画画像が選択画像として設定され、特定色の領域のうち例えば小円領域322のサイズまたはそれに対応するサイズ範囲がステップS210で指定された場合には、モニタ用撮影画像において特定色の領域のうち小円領域322に相当する各領域が特定領域として検出され、図16(a)に示すように、その特定領域の位置に星形画像が付加された(上書きされた)画像がモニタ用画像(モニタ用合成画像)として得られ、これがプレビューモニタ22に表示される。また、特定色の領域のうち大円領域321のサイズまたはそれに対応するサイズ範囲がステップS210で指定された場合には、モニタ用撮影画像において特定色の領域のうち大円領域321に相当する各領域が特定領域として検出され、図16(b)に示すように、その特定領域の位置に星形画像が付加された(上書きされた)画像がモニタ用画像(モニタ用合成画像)として得られ、これがプレビューモニタ22に表示される。この場合、被写体としての利用者Uの身体または衣服に、指定のサイズまたはサイズ範囲に該当する特定色の領域が存在する場合には、撮影画像においてその領域に相当する領域331も特定領域として検出され、その特定領域に選択画像が描画される(図16(b)参照)。
【0126】
上記のようにしてモニタ用合成画像が表示されると、次に、シャッターボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS222)。この判定の結果、シャッターボタンが押下されていない場合には、ステップS204へ戻り、以降、シャッターボタンが押下されるまで、上述のステップS204〜S222の動作を繰り返す。そして、この繰り返し動作中に、利用者U等による操作部62(液晶タッチパネル20)に対する操作によって選択画像が変更されると、特定領域に描画される画像が変化する。ここで、適切な能力のCPU等を用いて主制御部80を実現することにより、選択画像の変更に応じて、プレビューモニタ22に表示される合成画像において描画画像(付加画像)をリアルタイムで変化させることができる。なお、この場合、上記繰り返し動作中に、利用者U等による操作部62(液晶タッチパネル20)に対する操作によって指定サイズまたはサイズ範囲を変更することによって選択画像の描画される位置をリアルタイムで変化させることも可能である。
【0127】
上述のステップS204〜S222の動作を繰り返している間にシャッターボタンが押下されると、ステップS224へ進む。これ以降の動作(ステップS224,S226)は、第1の実施形態と実質的に同様であるので説明を省略する。
【0128】
<2.2 効果>
上記のように本実施形態によっても、利用者U等の操作によって選択画像や特定領域を変更することができ、それらの変更に応じ、(モニタ用またはプリント用)合成画像において背景を構成する画像(付加画像)が変化する。しかも、所定の操作により簡単に付加画像自体や付加画像の位置を変更することができる。したがって、第1の実施形態と同様、利用者の嗜好に応じ高い自由度で容易に背景画像を変化させることができ、変化に富んだ特徴のある背景画像を含む合成画像の写真シールが得られる。
【0129】
また、本実施形態においても、主制御部80を適切な処理能力を有するCPU等を用いて実現することにより、第1の実施形態と同様、プレビューモニタ22に表示される合成画像(撮影画像と選択画像との合成画像)において、利用者U等の操作に応じてリアルタイムで背景画像の内容を変化させることができるので、利用者の嗜好に合った合成画像を効率よく容易に生成することができる。
【0130】
<2.3 第2の実施形態の変形例>
上記第2の実施形態では、ステップS212で検出される特定色の領域のうち指定のサイズまたはサイズ範囲に該当しない領域すなわち特定領域に該当しない特定色の領域については、選択画像が描画されないので、図16(a)および(b)に示すように、それらの特定色の領域が(モニタ用またはプリント用)合成画像に残ることになる。このため、このような特定領域に該当しない特定色の領域については、背景パネル320の対向面における特定色の領域以外の領域の色すなわち背景色で塗りつぶすようにするのが好ましい。例えば、背景色が黒である場合(この場合、特定色は黒以外の例えば白である)、このような特定領域に該当しない特定色の領域を黒で塗りつぶすようにするのが好ましい。このような特定領域以外の特定色の領域に対する背景色での塗りつぶしの処理をも合成画像の生成(ステップS218)の際に行うようにすれば、上記図16(a)に示す合成画像に代えて図17(a)に示す(モニタ用またはプリント用)合成画像が得られ、上記図16(b)に示す合成画像に代えて図17(b)に示す(モニタ用またはプリント用)合成画像が得られる。なお、このような背景色での塗りつぶし処理の追加に代えて、上記第2の実施形態におけるステップS218での処理を、撮影画像における全ての特定色の領域を背景色で塗りつぶした後に特定領域に対して選択画像を描画するという処理に変更するようにしてもよい。
【0131】
また、上記第2の実施形態では、利用者U等に操作により特定色の領域のサイズまたはサイズ範囲の指定を変更すると、検出される特定領域が変更されるが、これに代えて又はこれと共に、複数の色を特定色として決めておくと共に背景パネル320において複数の特定色の領域を異なる位置に形成しておき、利用者U等の操作により複数色の特定色の中からいずれかの特定色を選択し、撮影画像において複数の特定色のうち選択された特定色の領域のみを特定領域として検出するようにしてもよい。このような構成によれば、選択される特定色を変更することにより、合成画像における背景画像を変化させることができる。なお、このような構成は、より一般的には、検出すべき特定領域が有すべき画像的特徴の設定を所定操作に応じて変更可能に構成されたものと考えることができる。また、このような構成に代えて、背景パネル320における特定色の領域を全て特定領域として検出するようにしてもよい。この場合、利用者U等の操作によって特定領域の位置を変更することはできないが、選択画像を変更することにより背景画像を変化させることは可能である。
【0132】
また、上記第2の実施形態では、特定領域検出のための特定色を予め決めておき、撮影画像における特定色の領域を、選択画像を描画すべき特定領域として検出しているが、これに代えて又はこれと共に、特定領域検出のための特定柄を予め決めておくと共に背景パネル320において特定柄を形成しておき、撮影画像における特定柄の領域を、選択画像を描画すべき特定領域として検出するようにしてもよい。このような構成によっても、撮影画像における背景画像を利用者U等の操作によって容易に変化させることができる。なお、このような構成において、被写体としての利用者Uの身体または衣服に、特定領域検出のための特定柄の領域が存在する場合には、撮影画像においてその領域に相当する領域も特定領域として検出され、その特定領域に選択画像が描画される(図16(b)参照)。
【0133】
さらに、上記第2の実施形態では、モニタ用撮影画像において背景パネル320の特定色の領域に相当する領域として検出された特定領域の位置を示す座標が算出され(ステップS216)、その座標に基づいて選択画像がモニタ用撮影画像に付加されるが、付加される選択画像のサイズは同一である。しかし、ステップS216において、座標以外の各特定領域の属性情報、例えば明るさ(または対応する光源の強度もしくは光度)、サイズ(または面積)、方向、形状、色の少なくとも1つを取得し、座標以外の他の属性情報に応じて、付加すべき選択画像を変化させるようにしてもよい。すなわち、例えば図18に示す手法1のように、検出される特定領域のサイズ(面積)に応じて、描画すべき選択画像のサイズを変えるようにしてもよいし、例えば図18に示す手法2のように、特定領域および選択画像に方向性がある場合には、検出される特定領域の方向に応じて、描画すべき選択画像の方向を変えるようにしてもよい。また、特定領域検出のために特定色に代えて特定柄を使用する場合には、予め決められた複数の特定柄の領域を特定領域として検出し、その特定領域の特定柄の種類に応じて、例えば図18に示す手法3のように、十字模様の特定柄の領域には星型の選択画像を描画し、渦巻き模様の特定柄の領域にはハート形の選択画像を描画するようにしてもよい。
【0134】
さらにまた、上記第2の実施形態では、背景パネル320に形成される特定色の領域の配置は固定的であるが、例えば電動カーテンを利用して背景パネル320を構成することにより、利用者U等に操作によって背景パネル320における特定色の領域が移動したり、背景パネル320の形成されるパターン全体を取り替えたりできるようにしてもよい。このような構成によれば、利用者U等の操作に応じて、検出される特定領域の位置や配置パターンが変化し、それに応じて描画される選択画像の位置も変化するので、更に変化に富んだ背景画像を含む合成画像が得られる。
【0135】
さらにまた、上記第2の実施形態では、ステップS216で算出された座標の位置に固定的に選択画像が描かれるが、これに代えて、第1の実施形態の変形例として既述したように、時間の経過にしたがってその位置から選択画像が予め決められた方向に移動するように、描く位置を順次変更するようにしてもよい。また、この場合において、その移動軌跡が描かれるように、その軌跡上における所定間隔毎に選択画像を描くようにしてもよい。更にこれに代えて、ステップS216での算出座標の示す位置を中心に所定範囲内でランダムに選択画像が移動するようにしてもよい。また、撮影画像に描画すべき選択画像の移動に代えて、時間の経過にしたがって、描画すべき選択画像が変形する(例えばサイズを変化させる)ようにしてもよく、その場合、予め決められた(選択画像としての)基準画像を中心に所定範囲内で、描画すべき選択画像がランダムに変形するようにしてもよい。さらにまた、撮影画像において特定領域の位置を基準とする所定範囲内のランダムな位置に所定画像を追加的に(又は選択画像に代えて)描画するようにしてもよく、この場合、時間の経過にしたがってその所定画像自体が変化したり、その所定画像の描画位置が変化したりするようにしてもよい。
【0136】
<3 第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態に係る自動写真作成装置である遊戯用写真作成装置を説明する。この遊戯用写真作成装置は、第2の実施形態と同様のハードウェア構成を有すると共に、第1の実施形態の変形例における手持ち光源30と同様の光源、すなわち利用者Uが把持してその近傍の任意の位置に移動させることができる携帯光源(これも「手持ち光源」といい、同様の参照符号“30”を付すものとする)が備え付けられている。本実施形態における手持ち光源30以外のハードウェア構成は第2の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する(図13、図14参照)。
【0137】
本実施形態に係る遊戯用写真作成装置は、第2の実施形態と同様の機能に加えて、利用者Uが手持ち光源30を所定パターンで移動させることにより当該遊戯用写真作成装置に対して指示(コマンド)を与えることができるという機能を有している。そのために本実施形態では、予め複数のコマンドcmd1〜cmdNが手持ち光源30の移動軌跡のパターンによって入力可能なコマンド(以下「パターンコマンド」という)として設定され、かつ、それらのパターンコマンドcmd1〜cmdNのそれぞれに対して基準となる移動軌跡パターンがコマンドパターンとして対応付けられている。そして、図19に示すように、コマンドパターンを示すデータであるコマンドパターンデータpdat1〜pdatNがパターンコマンドcmd1〜cmdNと対応付けられて主制御部80内のメモリまたは補助記憶装置に予め格納されている。なお、コマンドパターンデータpdat1〜pdatNは、それぞれ対応するコマンドパターンを表す画像データであってもよいが、対応するコマンドパターンの持つ特徴を表す数値の組からなる特徴ベクトルであってもよい。
【0138】
<3.1 動作>
図20は、本実施形態における主制御部80の動作を示すフローチャートである。本実施形態におけるステップS302,S304,S324,S326は、第2の実施形態におけるステップ202,S204,S224,S226とそれぞれ同様である。また、本実施形態におけるS306〜S310の処理は、第2の実施形態におけるステップS206〜S220の処理に対応し、第2の実施形態の当該処理は、本実施形態におけるS306〜S310の処理の一態様に相当する。
【0139】
本実施形態におけるステップS306では、モニタ用撮影画像において特定色の領域を検出すると共に、各特定色の領域の属性情報を算出する。ここで、属性情報とは、その特定色の領域の座標や、明るさ、面積等である。このような属性情報が得られると、その属性情報に基づき所定の画像を描画し、これによりその所定画像と撮影画像との合成画像を生成する(ステップS308)。そして、この合成画像をプレビューモニタ22に表示する(ステップS310)。なお、第2の実施形態では、上記画像合成の一態様として、特定色の領域のうち指定されたサイズまたはサイズ範囲に該当する領域である特定領域の座標が属性情報として算出され、その座標に基づき各特定領域の位置に、複数の所定画像の中から選択された選択画像が描画されることにより、合成画像が生成される。
【0140】
本実施形態では、この後、モニタ用撮影画像において手持ち光源30(正確にはその光源本体)の位置を示す座標を検出し(ステップS312)、この検出された座標をメモリの所定領域に格納することにより移動軌跡座標列に追加する(ステップS314)。ここで移動軌跡座標列は、このステップS314が実行される毎にメモリの所定領域に格納される座標からなる時系列データであるが、検出されてから一定時間以上経過した座標はこの移動軌跡座標列から除外されていくようになっている。
【0141】
次に、現時点の移動軌跡座標列によって表される手持ち光源30(の光源本体)の移動軌跡のパターン(以下「移動パターン」という)が、予め決められた複数のコマンドパターンのいずれかと一致するか否かを調べるための処理、すなわちパターン認識処理を行う(ステップS316)。このパターン認識処理には周知の各種手法を使用することができ、例えば、コマンドパターンデータpdat1〜pdatNとして各コマンドパターンの特徴ベクトルが予め主制御部80に格納されている場合には、特徴ベクトルの空間において移動パターンと各コマンドパターンとの距離を算出し、その距離に基づき上記パターン認識を行うことができる。このような周知のいずれかの手法を利用して、主制御部80に予め格納されているコマンドパターンデータpdat1〜pdatNに基づき、移動パターンが所定誤差範囲内でコマンドパターンのいずれと一致するかを調べ、移動パターンに一致する1つのコマンドパターンを認識結果として得るか、または、一致するコマンドパターン無しという認識結果を得る。
【0142】
上記パターン認識の結果、移動パターンがいずれかのコマンドパターンに一致する場合には、ステップS320へ進み、移動パターンに一致するコマンドパターンに対応付けられたコマンド(図19参照)を実行する。すなわち、本遊戯用写真作成装置において実行されるべき処理を指示するパターンコマンドとして予め設定されているコマンドのうち、移動パターンに一致するコマンドパターンに対応付けられたコマンドによって指示される処理を実行する。そして、その後にステップS322へ進む。一方、上記パターン認識の結果、移動パターンがいずれのコマンドパターンとも一致しない場合は、コマンドを実行することなく、ステップS322へ進む。
【0143】
ステップS322では、シャッターボタンが押下されたか否かを判定する。この判定の結果、シャッターボタンが押下されていない場合には、ステップS304へ戻り、以降、シャッターボタンが押下されるまで、上述のステップS304〜S320の動作を繰り返す。そして、この繰り返し動作中において、移動パターンがいずれかのコマンドパターンと一致すると判定される毎に、一致するコマンドパターンに対応するコマンドを実行する(ステップS318、S320)。ここで、例えば、(モニタ用)撮影画像において所定画像を描画すべき位置を変更するためのコマンドや、(モニタ用)撮影画像に描画すべき所定画像を変更するためのコマンドをパターンコマンドとして設定しておけば(図19参照)、利用者Uは手持ち光源30を移動させることによって、(モニタ用)合成画像において得られる背景画像を変化させることが可能となる。例えば、図21(a)に示すように利用者Uが手持ち光源30(正確にはその光源本体30s)を水平方向に移動させたときには、特定色の領域のうち所定画像を描画すべき領域のサイズ(面積)を変更するためのコマンドが入力され、一方、図21(b)に示すように利用者Uが手持ち光源30(光源本体30s)をV字状に移動させたときには、(モニタ用)撮影画像に描画すべき所定画像を変更するためのコマンドが入力されるようにすることができる(なお、図21では移動パターンを見やすくするために背景パネル320における特定色のパターンは省略されている)。これにより、手持ち光源30を移動させることで、液晶タッチパネル20を操作することなく合成画像における背景を変化させることが可能となる。なお、手持ち光源30の移動によって入力すべきコマンドは、このような背景画像の変更に関するコマンドに限定されるものではなく、例えば、シャッターを切るためのコマンドをパターンコマンドとして設定してもよい。
【0144】
上述のステップS304〜S322の動作を繰り返している間にシャッターボタンが押下されると、ステップS324へ進む。これ以降の動作(ステップS324,S326)は、第2の実施形態と実質的に同様であるので説明を省略する。
【0145】
<3.2 効果>
上記のように本実施形態によれば、被写体としての利用者Uが手持ち光源30を移動させることにより、遊戯用写真作成装置に対してコマンドを入力できるので、撮影時における操作性が向上する。そして、このような移動パターンによって入力可能なコマンド(パターンコマンド)の設定によっては、被写体としての利用者Uが手持ち光源30を移動させることにより、撮影画像において所定画像を描画すべき位置を変更したり、撮影画像に描画すべき所定画像を変更したり、シャッターを切ったりすることができるので、利用者Uの嗜好に応じて変化に富んだ(背景画像と撮影画像との)合成画像を容易に効率よく作成することができる。
【0146】
<4 第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態に係る自動写真作成装置である遊戯用写真作成装置を説明する。この遊戯用写真作成装置では、第1の実施形態における背景パネル300に代えて、光源を含まないパネルが設けられており、本体部4bは、図22に示すように、利用者Uと向き合う面の上部において水平方向に所定間隔だけ隔てて配置された2個の光検出装置12a,12bを備えている(以下、これら2個の光検出装置を区別しない場合には参照符号“12”で示すものとする)。本実施形態における他のハードウェア構成は、第1の実施形態におけるものと同様であるので、同一部分には同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する(図1、図2参照)。
【0147】
図23は、上記光検出装置12の一構成例を示している。この構成例の場合、光検出装置12は、本体部4bの前面側すなわち被写体としての利用者Uに向かい合う側にスリットが形成された筐体を有し、その筐体内のスリットに対向する内面には、鉛直方向に1列に複数個(この例では3個)の受光素子(光センサ)121〜123が配置されている。そして、それらの受光素子121〜123から出力される検出信号S1〜S3は、本体内の主制御装置に入力される。この光検出装置12の前方であって図23において実線で示す位置に光源が存在する場合、3個の受光素子121〜123のうち中央の受光素子122の検出信号S2の強度が最も大きくなり、この光検出装置12の前方であって図23において点線で示す位置に光源が存在する場合、3個の受光素子121〜123のうち上部の受光素子121の検出信号S1の強度が最も大きくなる。したがって、3つの検出信号S1〜S3より、光検出装置12の前方すなわち本体部4bの前方に存在する光源の上下方向の位置を算出することができる。本実施形態では、このような光検出装置12が水平方向(左右方向)に所定間隔だけ隔てて2個配置されているので、これらの光検出装置12a,12bの間での光検出信号の差すなわち検出される光強度の差に基づき、本体部4bの前方に存在する光源の水平方向(左右方向)の位置を算出することができる。例えば図25(a)に示すように被写体のとしての利用者Uが本体部4bの前で手持ち光源30を把持したときには、上記構成の光検出装置12a,12bからの検出信号に基づき手持ち光源30(の光源本体)の左右方向および上下方向の位置を算出することができる。
【0148】
なお、図23に示した構成では、複数個(3個)の受光素子121〜123が鉛直方向に1列に配置されているが、これに加えて、複数個の受光素子を水平方向に1列に配置してそれらの検出信号に基づき、光検出装置12の前方(本体部4bの前方)に存在する光源の水平方向(左右方向)の位置を算出するようにしてもよい。この場合、光検出装置12は本体部に1個だけ備える構成であってもよい。また、図23に示した構成に代えて、本体部4bの前方の任意方向からの光を検出する光検出装置を3個以上、互いに所定間隔だけ隔てて配置し、それらの光検出装置で検出される光の強度またはそれらの間での強度差に基づき、光検出装置12の前方(本体部4bの前方)に存在する光源の水平方向および鉛直方向(左右方向および上下方向)の位置を算出するようにしてもよい。この場合、その光源の発光強度(光度)が既知であれば、それらの検出強度より、検出装置からその光源までの距離を算出することも可能である。
【0149】
図24は、本実施形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。この遊戯用写真作成装置では、第1の実施形態につき図3に示した機能的構成に比べ、上記の光検出装置12a,12bに相当する光検出部56が追加され、背景提供部74が省かれている。本実施形態における他の機能的構成要素は、第1の実施形態におけるものと基本的に同様であるので、同一または対応する構成要素に同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する。ただし、主制御部80の動作は第1の実施形態とは相違する部分を有しており、これについては以下に説明する。
【0150】
<4.1 動作>
図26は、本実施形態における主制御部80の動作を示すフローチャートである。本実施形態におけるステップS402〜S408は第1の実施形態におけるステップS102〜S108とそれぞれ同様であるので、説明を省略する。なお以下では、本実施形態における本体部4bの前方(撮影室2内)において、被写体である利用者Uは、図25(a)に示すように手持ち光源30を把持しているものとする。
【0151】
本実施形態におけるステップS410では、利用者Uの把持する手持ち光源30に対する各光検出装置12a,12bでの検出値(検出信号の値)を取得し、次にステップS412において、その手持ち光源30(の光源本体)の位置を特定光源の位置として算出する。その後、モニタ用撮影画像において、その算出された位置に相当する位置に選択画像を描画することにより、例えば図25(a)に示すようなモニタ用合成画像を生成する(ステップS414)。そして、この描画後のモニタ用撮影画像であるモニタ用合成画像を確認表示部54(プレビューモニタ22)に表示させる(ステップS416)。
【0152】
上記のようにしてモニタ用合成画像が表示されると、次に、シャッターボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS418)。この判定の結果、シャッターボタンが押下されていない場合には、ステップS404へ戻り、以降、シャッターボタンが押下されるまで、上述のステップS404〜S418の動作を繰り返す。そして、この繰り返し動作中に、利用者Uが手持ち光源30を移動させると、その移動後の手持ち光源30の位置が順次算出され、その順次算出される位置に応じたモニタ用撮影画像の位置に選択画像が描画される。したがって、手持ち光源30の現実の移動に応じて、モニタ用撮影画像上において手持ち光源30に上書きされる選択画像が移動することになる。ここで、適切な能力のCPU等を用いて主制御部80を実現することにより、手持ち光源30の移動に応じて、プレビューモニタ22に表示される合成画像において描画画像(付加画像)をリアルタイムで移動させることができる。
【0153】
上述のステップS404〜S418の動作を繰り返している間にシャッターボタンが押下されると、ステップS420へ進む。これ以降の動作(ステップS420,S422)は、特定領域の座標に代えて手持ち光源30の位置に基づき選択画像の撮影画像上の描画位置が決定されるという相違を除き、第1の実施形態と実質的に同様であるので説明を省略する。
【0154】
<4.2 効果>
上記のように本実施形態によっても、利用者U等の操作(手持ち光源30の移動)によって付加画像としての選択画像の変更や選択画像の撮影画像上の描画位置の変更が可能であり、しかも、所定の操作により簡単に付加画像自体や付加画像の位置を変更することができる。したがって、第1の実施形態と同様、変化に富み利用者の嗜好に合った合成画像の写真シールが容易に作成することができる。
【0155】
また、本実施形態においても、主制御部80を適切な処理能力を有するCPU等を用いて実現することにより、第1の実施形態と同様、プレビューモニタ22に表示される合成画像において、利用者U等による手持ち光源30等の移動に応じてリアルタイムで合成画像における付加画像の位置を変化させることができるので、利用者の嗜好に合った合成画像を効率よく容易に生成することができる。
【0156】
なお、上記では手持ち光源30を例に挙げて説明したが、光検出装置12a,12bで検出可能な光源であれば、手持ち光源のように利用者Uが携帯可能な光源には限定されず、例えば第1の実施形態のように背景パネル300に設けられた光源301からの光を光検出装置12a,12bで検出し、その光源301の位置を算出し、その位置に基づいて選択画像を撮影画像に描画してもよい。
【0157】
<4.3 第4の実施形態の主な変形例>
上記第4の実施形態では、光検出装置12a,12bで検出可能な光を発する1つの光源の位置に基づき選択画像が描画されるが、光検出装置12a,12bで識別可能な複数の光源を1組として扱い、1つの組を構成する複数の光源の位置を算出し、それらの複数の位置に応じて選択画像を撮影画像に描画するようにしてもよい。例えば第1の実施形態の変形例(図12参照)において使用される手持ち光源31と同様の手持ち光源、すなわち図27(a)に示すように第1光源31aと第2光源31bという2つの光源本体を含む手持ち光源31を本体部4bに備えておき、それら第1および第2光源31a,31bを1組として扱う。この場合、手持ち光源31における第1光源31aと第2光源31bとの間隔である光源間隔Aが所定値に設定されている場合(既知の場合)には、第1光源31aおよび第2光源31bについて算出される位置より、検出点(光検出装置12a,12b)から光源間隔Aを見た角度θが求まるので、図28に示すように、このθと光源間隔Aとに基づき検出点から光源までの距離Lを求めることができる(ただし、撮影方向に垂直な平面に対し手持ち光源31が平行に保たれることが前提となる)。以下、本体部4bがこのような手持ち光源31を備える自動写真作成装置の主制御部80の動作を図29のフローチャートを参照して説明する。なお、このフローチャートに示すステップのうち図26のフローチャート(第4の実施形態)のステップと同様のものについては同一のステップ番号を付して説明を省略する。なお以下では、手持ち光源31における第1光源31aと第2光源31bとの間で光源の色(より一般的には光源の波長)が異なっており、光検出装置12a,12bは、この相違を利用して第1光源31aからの光と第2光源31bからの光を識別して検出するように構成されているものとする。なお、第1光源31aからの光と第2光源31bからの光を識別して検出する手法は、このような波長の相違に基づくものには限定されず、例えば、両者の点灯期間を互いに重ならないように予め決めておくというような手法を使用してもよい。
【0158】
本変形例におけるステップS402〜S408では第4の実施形態と同様の動作を行い、次のステップS430では、手持ち光源31における第1および第2光源に対する各光検出装置12a,12bでの検出値を取得する(ステップS430)。そして、第1光源31aに対するそれらの検出値に基づき第1光源31aの位置を示す第1の座標を算出し、第2光源31bに対するそれらの検出値に基づき第2光源31bの位置を示す第2の座標を算出する(ステップS432)。次に、それら第1および第2の座標から方向(例えば第1の座標から第2の座標へと向かう方向)Dirを算出すると共に、前述のようにして検出点(光検出装置12a,12b)から手持ち光源31までの距離Lを算出する(ステップS434)。その後、選択画像をその方向Dirおよび距離Lに応じて変形し、変形後の選択画像を撮影画像に描画する。この変形は、例えば、その方向Dirに対応する手持ち光源31の傾きに応じた方向性を有するように選択画像を変形し、また、その距離Lに応じて選択画像を拡大または縮小する(例えば、距離が長くなるほど選択画像を小さくする)。このようにして変形された選択画像をモニタ用撮影画像において第1および第2の座標に基づく位置に描画することにより、例えば図27(b)に示すようなモニタ用合成画像を生成する(ステップS436)。そして、この描画後のモニタ用撮影画像であるモニタ用合成画像を確認表示部54(プレビューモニタ22)に表示させる(ステップS416)。
【0159】
上記のようにしてモニタ用合成画像が表示されると、次に、シャッターボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS418)。この判定の結果、シャッターボタンが押下されていない場合には、ステップS404へ戻り、以降、シャッターボタンが押下されるまで、上述のステップS404〜S418の動作を繰り返す。そして、この繰り返し動作中に、利用者Uが手持ち光源30を移動させたり傾けたりすると、そのような利用者Uの振る舞いに応じて手持ち光源31における第1および第2光源31a,31bの位置(第1および第2の座標)が算出されると共にそれらの位置から方向Dirおよび距離Lが順次算出され、その順次算出される位置、方向Dirおよび距離Lに応じて選択画像がモニタ用撮影画像に合成されることによりモニタ用撮影画像が生成される。ここで、適切な能力のCPU等を用いて主制御部80を実現することにより、手持ち光源31の移動や傾きの変化に応じて、プレビューモニタ22に表示される合成画像において描画画像(付加画像)をリアルタイムで移動させたり変形させたりすることができる。
【0160】
上述のステップS404〜S418の動作を繰り返している間にシャッターボタンが押下されると、ステップS420へ進む。これ以降の動作(ステップS420,S422)は、第4の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0161】
本変形例によれば、利用者U等の操作(手持ち光源31の移動や傾きの変化)によって付加画像としての選択画像の変形や選択画像の撮影画像上の描画位置の変更を容易に行うことができる。したがって、第1の実施形態と同様、変化に富み利用者の嗜好に合った合成画像の写真シールを容易に作成することができる。
【0162】
また、本変形例においても、主制御部80を適切な処理能力を有するCPU等を用いて実現することにより、第1の実施形態と同様、プレビューモニタ22に表示される合成画像(撮影画像と選択画像との合成画像)において、利用者U等による手持ち光源31等の移動や傾きの変化に応じてリアルタイムで合成画像における付加画像を変形させたり付加画像の位置を変化させたりすることができるので、利用者の嗜好に合った合成画像を効率よく容易に生成することができる。
【0163】
なお、上記では手持ち光源31を例に挙げて説明したが、光検出装置12a,12bで検出可能な光源であれば、手持ち光源のように利用者Uが携帯可能な光源には限定されない。
【0164】
<4.4 第4の実施形態の他の変形例>
上記第4の実施形態では、自動写真作成装置における本体部4bに光検出装置12a,12bが設けられており、この光検出装置12a,12bでの検出値に基づき手持ち光源等の特定光源の位置が算出されるが、これに代えて、図30に示すように、自動写真作成装置における本体部4cに光源13を備えると共に、利用者Uに携帯されかつ利用者U近傍の所定空間における任意の位置に配置可能な光検出装置(以下「手持ち検出装置」という)40を備えるようにしてもよい。この場合、この手持ち検出装置40での検出値は所定の信号線を介して本体部4cの主制御部80に入力され、それらの検出値に基づき手持ち検出装置40の位置が算出され、その位置に基づき選択画像が撮影画像に描画されることにより合成画像が生成される。このような構成によっても上記第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0165】
また、上記の第4の実施形態やその変形例では、光の検出手段としての光検出装置12a,12bによる検出結果に基づいて光源の位置を算出し、その位置に基づいて付加画像を撮影画像に合成することにより合成画像を生成しているが、ここでの光は可視光には限定されない。例えば、赤外光の検出手段(赤外光センサ)を設け、その検出結果に基づき赤外光の光源(手持ち光源等)の位置を算出し、その位置に基づいて上記のような合成画像を生成するようにしてもよい。さらに、光の代わりに電波を使用し、光検出手段の代わりに電波の検出手段(電波センサ)を設けて電波の発信源(手持ちの電波発信機等)の位置を求めるようにしてもよい。また、光の代わりに音波(可聴音波)または超音波を使用し、光検出手段の代わりに音波または超音波の検出手段(マイクロホンまたは超音波センサ等)を設けて音波または超音波の音源(手持ち音源等)の位置を算出するようにしてもよい。そして、音波または超音波や電波等を使用する場合においても図27(a)に示した手持ち光源31のように、音波または超音波や電波等を発する源としての波源(本体)を2個有する手持ち波源を自動写真作成装置が備え、その手持ち波源を把持する利用者Uの撮影画像に対し音波または超音波や電波等の検出手段での検出結果に基づき所定画像を描画することにより、上記変形例と同様、例えば図27(b)に示したような合成画像を生成することができる。なお、音波または超音波を使用する場合、それらの検出手段(マイクロホンまたは超音波センサ等)を互いに所定間隔を隔てて複数個配置し、それらで検出される音波または超音波の位相差に基づき音源の位置を算出するという手法を使用することができる。
【0166】
さらにまた、上記の第4の実施形態およびその変形例では、画像合成に反映させるべき位置情報(上位概念的には属性情報)は、光源(可視光のみならず赤外光等の非可視光の光源も含む)、電波の発信源、または音波(可聴音のみならず超音波等の非可聴音も含む)の音源(上位概念的には空間を伝搬する波を発する波源)の位置情報であり、その位置情報を求めるべき波源の種類は固定的に決まっているものとしているが、この波源の種類が利用者の操作等により変更可能なように構成されていてもよい。例えば、利用者Uの本体部4bへの操作によって光検出装置が検出すべき光の波長または波長帯を切り換えるようにしてもよく、また、光検出装置と超音波の検出装置の双方を本体部4bが備え、光を検出するか超音波を検出するかを利用者Uの本体部4bへの操作によって切り換えることができるようにしてもよい。このようにすれば、利用者の嗜好に応じて更に富んだ合成画像を生成することができる。
【0167】
<5 その他>
本発明は上記の各実施形態やその変形例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を施すことができる。そして、撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出し、その特定領域に対応付けて予め用意された所定画像を撮影画像に描画することでモニタ用またはプリント用合成画像を生成し、その特定領域と描画すべき所定画像のうち少なくとも一方が変更可能なように構成された自動写真作成装置は、本発明の範囲に属する。また、撮影室2内において電磁波(可視光、赤外光、電波等)や音波(可聴音波、超音波等)等の波源の位置情報(上位概念的には属性情報)を検出し、その位置情報に応じて所定画像を撮影画像に描画することにより合成画像を生成するように構成された自動写真作成装置も本発明の範囲に属する。なお、上記の各実施形態やその変形例では、特定の画像的特徴を有する領域として検出すべき特定領域(または位置を検出すべき波源の種類)と描画すべき所定画像(選択画像)とは、基本的には利用者Uの操作等によって手動的に変更されうる構成となっているが、これに代えて又はこれと共に、所定のプログラム等に基づきこれら特定領域(または波源の種類)と所定画像のうち少なくとも一方が自動的に変更されうる構成であってもよい。これら特定領域(または波源の種類)と所定画像のうち少なくとも一方が自動的に変更される場合であっても、シャッターボタンを押下するタイミングを利用者U等が種々に変えることで、撮影画像に基づき利用者Uの嗜好に応じて変化に富んだプリント用合成画像およびその写真シールを作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る遊戯用写真作成装置の側面図である。
【図2】 第1の実施形態に係る遊戯用写真作成装置の本体部を示す正面図である。
【図3】 第1の実施形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。
【図4】 第1の実施形態に係る遊戯用写真作成装置における主制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】 第1の実施形態に係る遊戯用写真作成装置における背景パネルを被写体と共に示す図である。
【図6】 第1の実施形態における合成画像の一例を示す図(a)および他の例を示す図(b)である。
【図7】 第1の実施形態における背景パネルの点灯パターンの一例を示す図(a)、および、当該点灯パターンに対応する合成画像を示す図(b)である。
【図8】 第1の実施形態の変形例を説明するための図である。
【図9】 第1の実施形態の他の変形例を説明するための図である。
【図10】 第1の実施形態の更に他の変形例を説明するための図である。
【図11】 第1の実施形態の更に他の変形例を説明するための図である。
【図12】 第1の実施形態の更に他の変形例を説明するための図である。
【図13】 本発明の第2の実施形態に係る遊戯用写真作成装置の側面図である。
【図14】 第2の実施形態に係る遊戯用写真作成装置における背景パネルを被写体と共に示す図である。
【図15】 第2の実施形態に係る遊戯用写真作成装置における主制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】 第2の実施形態における合成画像の一例を示す図(a)および他の例を(b)である。
【図17】 第2の実施形態の変形例において生成される合成画像を示す図である。
【図18】 第2の実施形態の他の変形例を説明するための図である。
【図19】 本発明の第3の実施形態に係る遊戯用写真作成装置に予め格納されているコマンドパターンのデータを説明するための図である。
【図20】 第3の実施形態における主制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】 第3の実施形態におけるパターンコマンドの入力を説明するための図である。
【図22】 本発明の第4の実施形態に係る遊戯用写真作成装置の本体部を示す正面図である。
【図23】 第4の実施形態における光検出装置の構成例を示す図である。
【図24】 第4の実施形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。
【図25】 第4の実施形態に係る遊戯用写真作成装置の作用を説明するための図である。
【図26】 第4の実施形態における主制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図27】 第4の実施形態の変形例の作用を説明するための図である。
【図28】 第4の実施形態の変形例において手持ち光源までの距離の算出するための方法を説明するための図である。
【図29】 第4の実施形態の変形例における主制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図30】 第4の実施形態の他の変形例に係る遊戯用写真作成装置の側面図である。
【符号の説明】
2 …撮影室
4 …本体部
4b …(第4の実施形態における)本体部
12a,12b,12 …光検出装置
10 …カメラ
13 …光源
20 …液晶タッチパネル
21 …タッチペン
22 …プレビューモニタ
30 …手持ち光源(携帯光源)
31 …手持ち光源(携帯光源)
31a…(手持ち光源における)第1光源
31b…(手持ち光源における)第2光源
40 …手持ち検出装置
52 …撮像部(カメラ)
54 …確認表示部(プレビューモニタ)
56 …光検出部(光検出装置)
62 …操作部(液晶タッチパネル)
64 …出力部(プリンタ)
70 …照明部
72 …I/O制御部(I/O制御装置)
74 …背景提供部(背景パネル)
80 …主制御部(主制御装置)
121〜123…受光素子(光センサ)
300…背景パネル(第1の実施形態における背景提供部)
301…光源
320…背景パネル(第2の実施形態における背景提供部)
321,322 …特定色の領域

Claims (50)

  1. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と
    前記被写体の背景に相当する領域に配置された光源を含む背景提供手段と、
    所定操作に応じて前記光源の点灯/消灯を制御する光源制御手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において点灯状態の前記光源に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする、自動写真作成装置。
  2. 前記背景提供手段は、前記被写体の背景に相当する領域の異なる位置に配置された複数の光源を含み、
    前記光源制御手段は、所定操作に応じて前記複数の光源のうち点灯状態の光源を変更することにより前記背景提供手段における点灯パターンを制御することを特徴とする、請求項1に記載の自動写真作成装置。
  3. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と
    前記被写体の背景に相当する領域に配置された光源を含む背景提供手段と、
    所定操作に応じて前記光源の光度および/または色を制御する光源制御手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記光源に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする、自動写真作成装置。
  4. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と
    前記被写体の背景に相当する領域に配置された特定色の領域を含む背景提供手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記特定色の領域に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする、自動写真作成装置。
  5. 所定操作に応じて前記特定色の領域のサイズまたはサイズ範囲を指定するサイズ指定手段を更に備え、
    前記背景提供手段は、前記特定色の領域としてサイズの異なる複数の領域を有しており、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記複数の特定色の領域のうち前記指定されたサイズまたはサイズ範囲に該当する特定色の領域に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする、請求項4に記載の自動写真作成装置。
  6. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と
    前記被写体の背景に相当する領域に配置された特定柄の領域を有する背景提供手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記特定柄の領域に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする、自動写真作成装置。
  7. 所定操作に応じて前記特定柄の領域のサイズまたはサイズ範囲を指定するサイズ指定手段を更に備え、
    前記背景提供手段は、前記特定柄の領域としてサイズの異なる複数の領域を有しており、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記複数の特定柄の領域のうち前記指定されたサイズまたはサイズ範囲に該当する特定柄の領域に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする、請求項6に記載の自動写真作成装置。
  8. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と
    前記利用者に携帯され、前記利用者近傍の所定空間における任意の位置に配置可能な携 帯光源とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記携帯光源に相当する領域を前記特定領域として検出することを特徴とする、自動写真作成装置。
  9. 前記携帯光源は、互いに所定間隔だけ離れて配置された第1および第2の光源を含み、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記第1の光源に相当する第1の特定領域、および、前記撮影画像において前記第2の光源に相当する第2の特定領域とを検出すると共に、前記第1の特定領域と前記第2の特定領域とを結ぶ方向を検出し、
    前記画像合成手段は、前記領域検出手段によって検出された前記方向に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする、請求項8に記載の自動写真作成装置。
  10. 前記第1および第2の光源は、互いに異なる波長を有し、
    前記領域検出手段は、前記第1の特定領域から前記第2の特定領域へと向かう方向を検出することを特徴とする、請求項9に記載の自動写真作成装置。
  11. 前記携帯光源は、互いに所定間隔だけ離れて配置された第1および第2の光源を含み、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記第1の光源に相当する第1の特定領域、および、前記撮影画像において前記第2の光源に相当する第2の特定領域とを検出すると共に、当該第1および第2の特定領域と前記所定間隔とに基づき前記携帯光源までの距離を検出し、
    前記画像合成手段は、前記領域検出手段によって検出された前記距離に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする、請求項8に記載の自動写真作成装置。
  12. 前記携帯光源は、棒状光源を含み、
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記棒状光源に相当する特定領域を検出すると共に当該特定領域の長手方向を検出し、
    前記画像合成手段は、前記長手方向に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする、請求項8に記載の自動写真作成装置。
  13. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり
    前記領域検出手段は、前記撮影画像において前記利用者の衣服または身体における特定色または特定柄の領域を前記特定領域として検出することを特徴とする、自動写真作成装置。
  14. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と
    予め決められた複数種類の画像の中から所定操作に基づき画像を選択するための画像選択手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記画像合成手段は、前記画像選択手段によって選択された画像を前記所定画像として前記撮影画像に描画することを特徴とする、自動写真作成装置。
  15. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記画像合成手段は、前記撮影画像に描画すべき前記所定画像を時間の経過に従って変化させることを特徴とする、自動写真作成装置。
  16. 前記画像合成手段は、前記撮影画像に描画すべき前記所定画像を所定の基準画像を中心にランダムに変化させることを特徴とする、請求項15に記載の自動写真作成装置。
  17. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記画像合成手段は、前記撮影画像に描画すべき前記所定画像を時間の経過に従って移動させることを特徴とする、自動写真作成装置。
  18. 前記画像合成手段は、前記撮影画像において前記所定画像を描画すべき位置を、前記特定領域の位置を基準とする所定の範囲内でランダムに変化させることを特徴とする、請求項17に記載の自動写真作成装置。
  19. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記画像合成手段は、前記特定領域の位置を基準とする所定の範囲内におけるランダムな位置に所定画像を描画することを特徴とする、自動写真作成装置。
  20. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記属性取得手段は、前記特定領域のサイズ、面積、形状、明るさ、または色のうち少なくとも1つを前記属性情報として取得し、
    前記画像合成手段は、前記属性情報として取得されるサイズ、面積、形状、明るさ、または色の少なくとも1つに応じて所定の基準画像を変形させた画像を前記所定画像として前記撮影画像に描画することを特徴とする、自動写真作成装置。
  21. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出手段は、前記撮像手段により得られる撮影画像をリアルタイムで取得して、当該取得された撮影画像において前記特定の画像的特徴を有する特定領域をリアルタイムで検出し、
    前記属性取得手段は、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて前記属性情報をリアルタイムで取得し、
    前記画像合成手段は、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて前記合成画像をリアルタイムで生成し、
    前記表示手段は、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて、前記生成される前 記合成画像をリアルタイムで表示することを特徴とする、自動写真作成装置
  22. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮像手段により得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出手段と、
    前記領域検出手段の検出結果に基づき前記特定領域の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段とを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記画像合成手段は、前記属性取得手段によって前記属性情報として順次取得される前記特定領域の座標に基づき前記特定領域の移動軌跡を前記撮影画像にリアルタイムで描画し、
    前記表示手段は、前記移動軌跡をリアルタイムで表示することを特徴とする、自動写真作成装置。
  23. 所定操作に基づき、前記特定領域が有すべき特定の画像的特徴の設定を変更する特徴設定変更手段を更に備え、
    前記特徴設定変更手段によって前記特定の画像的特徴の設定を変更することにより、前記領域検出手段によって検出される特定領域を変更することを特徴とする、請求項1から22までのいずれか1項に記載の自動写真作成装置。
  24. 前記属性取得手段は、前記特定領域の位置を示す座標を取得し、
    前記画像合成手段は、前記撮影画像において前記座標により示される位置に前記所定画像を描画することを特徴とする、請求項1から22までのいずれか1項に記載の自動写真作成装置。
  25. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
    前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップと
    所定操作に応じて、前記被写体の背景に相当する領域に配置された光源の点灯/消灯を制御する光源制御ステップとを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において点灯状態の前記光源に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする、自動写真作成方法。
  26. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
    前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップと
    所定操作に応じて、前記被写体の背景に相当する領域に配置された光源の光度および/または色を制御する光源制御ステップとを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において前記光源に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする、自動写真作成方法。
  27. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
    前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において、前記被写体の背景に相当する領域に配置された特定色の領域に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする、自動写真作成方法。
  28. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
    前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において、前記被写体の背景に相当する領域に配置された特定柄の領域に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする、自動写真作成方法。
  29. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
    前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出ステップでは、前記撮影画像において、前記利用者に携帯され前記利用者近傍の所定空間における任意の位置に配置可能な携帯光源に相当する領域が前記特定領域として検出されることを特徴とする、自動写真作成方法。
  30. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
    前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記画像合成ステップでは、前記撮影画像に描画すべき前記所定画像が時間の経過に従って変化することを特徴とする、自動写真作成方法。
  31. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
    前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記領域検出ステップでは、前記撮像ステップにて得られる撮影画像がリアルタイムで取得されて、当該取得された撮影画像において前記特定の画像的特徴を有する特定領域がリアルタイムで検出され、
    前記属性取得ステップでは、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて前記属性情報がリアルタイムで取得され、
    前記画像合成ステップでは、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて前記合成画像がリアルタイムで生成され、
    前記表示ステップでは、前記特定領域または前記所定画像の変更に応じて、前記生成される前記合成画像がリアルタイムで表示されることを特徴とする、自動写真作成方法。
  32. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮影ステップと、当該撮影ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示ステップと、当該合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影ステップにより得られる撮影画像において特定の画像的特徴を有する領域を特定領域として検出する領域検出ステップと、
    前記領域検出ステップでの検出結果に基づき、前記特定領域の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記取得された属性情報に応じて前記撮影画像に所定画像を描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップとを備え、
    前記特定領域と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であり、
    前記画像合成ステップでは、前記属性取得ステップにて前記属性情報として順次取得される前記特定領域の座標に基づき前記特定領域の移動軌跡が前記撮影画像にリアルタイムで描画され、
    前記表示ステップでは、前記移動軌跡がリアルタイムで表示されることを特徴とする、自動写真作成方法。
  33. 所定操作に基づき、前記特定領域が有すべき特定の画像的特徴の設定を変更する特徴設定変更ステップを更に備え、
    前記特徴設定変更ステップにて前記特定の画像的特徴の設定が変更されることにより、前記領域検出ステップにて検出される特定領域が変更されることを特徴とする、請求項25から32までのいずれか1項に記載の自動写真作成方法。
  34. 前記属性取得ステップでは、前記特定領域の位置を示す座標が取得され、
    前記画像合成ステップでは、前記撮影画像において前記座標により示される位置に前記所定画像が描画されることを特徴とする、請求項25から32までのいずれか1項に記載の自動写真作成方法。
  35. 請求項25から34までのいずれか1項に記載の自動写真作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  36. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    前記撮影領域における所定の波源が発する波を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出される波に基づき前記波源の属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記属性情報に基づき前記合成画像を生成する画像合成手段と
    を備えることを特徴とする自動写真作成装置。
  37. 前記属性取得手段は、前記検出手段によって検出される波に基づき、前記波源の位置を示す位置情報を前記属性情報として取得する位置情報取得手段を含み、
    前記画像合成手段は、前記位置情報に応じて所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする、請求項36に記載の自動写真作成装置。
  38. 前記所定の波源と前記所定画像のうちの少なくとも一方は手動的または自動的に変更可能であることを特徴とする、請求項37に記載の自動写真作成装置。
  39. 前記波源は、前記利用者に携帯され、前記利用者近傍の所定空間における任意の位置に配置可能な携帯波源であることを特徴とする、請求項36から38までのいずれか1項に記載の自動写真作成装置。
  40. 前記携帯波源は、互いに所定間隔だけ離れて配置され、互いに異なる波長の波を発する第1および第2の波源を含み、
    前記検出手段は、前記第1の波源の位置を示す第1位置情報と、前記第2の波源の位置を示す第2位置情報とを取得し、当該第1および第2位置情報に基づき、前記第1の波源から前記第2の波源へ向かう方向を検出し、
    前記画像合成手段は、前記検出手段によって検出された前記方向に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする、請求項39に記載の自動写真作成装置。
  41. 前記携帯波源は、互いに所定間隔だけ離れて配置され、互いに異なる波長の波を発する第1および第2の波源を含み、
    前記検出手段は、前記第1の波源の位置を示す第1位置情報および前記第2の波源の位置を示す第2位置情報を検出し、当該第1および第2位置情報と前記所定間隔とに基づき前記携帯波源までの距離を検出し、
    前記画像合成手段は、前記検出手段によって検出された前記距離に応じて前記所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成することを特徴とする、請求項39に記載の自動写真作成装置。
  42. 前記検出手段は、前記波源が発する波を検出する複数のセンサを含み、
    前記位置情報取得手段は、前記複数のセンサによってそれぞれ検出される波の間での強度差または位相差に基づき前記波源の位置を算出し、当該算出された位置を示す情報を前記位置情報として生成することを特徴とする、請求項37から41までのいずれか1項に記載の自動写真作成装置。
  43. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像手段と、当該撮像手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を表示する表示手段と、当該合成画像を写真として出力する出力手段とを備える自動写真作成装置であって、
    所定位置に配置され、前記撮影領域における空間を伝搬する所定の波を発する波源と、
    前記波源が発する波を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出される波に基づき、前記検出手段の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報に応じて所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成する画像合成手段と
    を備えることを特徴とする自動写真作成装置。
  44. 前記所定画像は手動的または自動的に変更可能であることを特徴とする、請求項43に記載の自動写真作成装置。
  45. 前記検出手段は、前記利用者に携帯され、前記利用者近傍の所定空間における任意の位置に配置可能であることを特徴とする、請求項43または44に記載の自動写真作成装置。
  46. 前記波源は、可視光もしくは赤外光の光源と、可聴音波もしくは超音波の音源と、電波の発信源とのうちのいずれかであることを特徴とする、請求項36から45までのいずれか1項に記載の自動写真作成装置。
  47. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像ステップと、当該撮像ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記撮影領域における所定の波源が発する波を検出する所定の検出手段による検出結果に基づき前記波源の属性情報を取得する属性取得ステップと、
    前記属性情報に基づき前記合成画像を生成する画像合成ステップと
    を備えることを特徴とする自動写真作成方法。
  48. 前記属性取得ステップは、前記検出結果に基づき、前記波源の位置を示す位置情報を前記属性情報として取得する位置情報取得ステップを含み、
    前記画像合成ステップでは、前記位置情報に応じて所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像が生成されることを特徴とする、請求項47に記載の自動写真作成方法。
  49. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する撮像ステップと、当該撮像ステップにより得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として印刷する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    所定位置に配置された所定の波源が発する波を検出する所定の検出手段の検出結果に基づき、当該検出手段の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報に応じて所定画像を前記撮影画像に描画することにより前記合成画像を生成する画像合成ステップと
    を備えることを特徴とする自動写真作成方法。
  50. 請求項47から49までのいずれか1項に記載の自動写真作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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