JP4213591B2 - 創傷用医薬材 - Google Patents

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Description

本発明は、創傷用医薬材、特に、滲出液の多い創傷の治療に好適な非接着性創傷用医薬材に関する。
体液を吸収する層を有する創傷用医薬材は当業界で公知である。創傷部位上で創傷用医薬材が一定の湿潤環境を保ち、それと同時に創傷の周囲の皮膚の浸軟を避けるために、体液、特に創傷滲出液を吸収するように吸収層が設けられている。
創傷用医薬材、特に吸収層の体液吸収速度および吸収量を増すために多くの努力が注がれてきた。創傷用医薬材の吸収層は、体液、特に創傷滲出液の吸収量が高い親水コロイド、超吸収性物質、発泡体および合成物質から構成されてきた。
しかし、創傷用医薬材中の体液吸収の量および速度を増すと、体液が創傷用医薬材から移動しないことを確実にする点および創傷が乾燥しないことを確実にする点の両方において、問題が起こることがある。
親水コロイド被覆材は、最も効率の良い、通常使用されている医薬材であり、皮膚に優しく、吸収性で、湿潤創傷治療状況を作ることができる。しかし、滲出液の多い創傷によっては、吸収速度が低すぎる傾向がある。親水コロイド医薬材の利点は、湿潤創傷治療環境を作り出し細菌に対するバリアとして作用する能力である。
滲出液の多い創傷を治療する際にしばしば起こる問題は浸軟である。通常、医薬材の吸収部分は、創傷の周囲にある健康であるが傷つきやすい皮膚の浸軟を防ぐため、創傷の周囲の皮膚が滲出液に曝されないように実質的に垂直な吸収に対して最も効率的になっている。しかし、このような特性により、医薬材の吸収能が創傷の直接上にある吸収物質の部分に限定されている。浸軟を防ぐため亜鉛ペーストなどのバリアクリーム/皮膚コンディショニングペーストが周囲の皮膚に使用されることがあるが、このようなペーストは医薬材の接着性粘着および滲出液の吸収能の両方を阻害することが多いであろう。
滲出液の非常に多い創傷は発泡体またはアルギン酸塩により治療されることが多く、これらは多量の滲出液を吸収する能力があると同時に追加のカバー医薬材を必要し、浸軟の危険性も高い。発泡体の保持能力は低く、圧力のかかっている体の部位に使用される場合問題となることがある。
限定されている吸収能に関する問題を克服する1つの方法は、透過性の高い医薬材を作ることである。これは、蒸気に対しては透過性が高いが、液体および細菌に対しては非透過性である裏地層を使用することにより通常実施される。そのようなフィルムを使用すると、透過率が上昇するとき吸収能が上昇し、医薬材の吸収能が向上するであろう。吸収能は、裏地層を通る水分の蒸発により上昇する。
下肢潰瘍の周囲の皮膚は非常に傷つきやすいことが多く容易に損傷を受ける。市販のフィルム製品にしばしば使用されている親水コロイド接着剤または医療用アクリレート系接着剤などの感圧接着剤と皮膚との間の直接接触を含む創傷用医薬材は、そのような創傷の治療に好適ではない。皮膚の損傷を伴う、接着医薬材の外傷性除去がよく起こり、非接着性製品の使用を示唆している。
皮膚の損傷が大きいので、損傷の周囲の皮膚から滲出液がしたたり落ちることもあり、ほとんどの公知医薬材にとって難題である。さらに、下肢部は、その部分の解剖学的な複雑さならびに足首と踝の関節の可動性により、医薬材の柔軟性に特殊な要求を含む。
下肢潰瘍の治療において他に考慮すべき重要な事項は、医薬材が褥瘡を起こしてはならないことである。非接着性医薬材は通常圧迫治療と組み合わされる。したがって、平坦で、柔らかく、鋭い縁のない医薬材が好ましい。
皮膚に対する感圧接着剤の影響を和らげるために軟膏またはペーストで傷つきやすい皮膚を治療することが必要なことが多いが、皮膚および接着性部分が亜鉛ペーストまたはシリコーン製品などの脂質含有層で覆われるとき、滲出液の吸収が劇的に低下するので感圧接着剤のみからなる製品での漏出の危険性が高まる。
下肢潰瘍は非常に滲出液が多いことが知られており、使用された創傷用医薬材が、時間および量の点で滲出液処理の十分な能力を持たない場合、漏出および浸軟の危険性を高めることがある。上述の親水コロイド製品は、脂質含有製品に皮膚が覆われている場合は特に、中度から高度の滲出液レベルの創傷治療段階に使用するには不適であることが多いであろう。
国際公開第98/31402号パンフレットは、フィルムまたはネットなどの穴の開いた創傷接触層、裏地層、これらの2層の間に繊維状吸収層を含んでなる創傷用医薬材を開示している。前記吸収層および裏地層はヒートラミネーションにより結合している。この包帯は吸収性であり、透過性が高いが、吸収部が周囲の皮膚と接触することがあるので浸軟を起こすことがある。漏出も問題になることがある。
国際公開第99/06077号パンフレットには、島型医薬材の形態である非接着性創傷用医薬材が開示されている。前記医薬材は、接着剤が塗布してあるトップフィルム、吸収パッドの周りに接着剤で覆われたつばを作るために、前記最上層より小さい、接着層上に取り付けられた吸収パッドおよび医薬材の皮膚に接触している表面全てを覆う不織布層を含んでなる。しかし、医薬材の透過性は全体的な接着剤コーティングのため限度があり、吸収パッドの縁に沿って創傷よりも外側に広がって浸軟が起こることがある。
透過性の高いフィルムを含む複数の層を含んでなる創傷用医薬材では、医薬材の異なる層が接着剤により結合していることが多く、医薬材の成分を一体化するために通常裏地層全体または一部分に接着剤が塗布されて結合している。しかし、接着剤コーティングはフィルムの透過性を著しく低下させるであろう。
あるいは、医薬材の複数の層をラミネーションにより結合して医薬材を製造することができる。しかし、ラミネーションプロセスの熱および圧力が裏地層の透過特性を変えることがあり、吸収層の構造が破壊されることもある。
さらに、医薬材の複数の層がラミネーションのみにより結合している場合、医薬材の縁の領域は、あるとしてもごく低い吸収特性しか持たず、周辺皮膚の浸軟および漏出の危険性を増加させる。
複数の層が接着剤またはラミネーションにより結合している医薬材は、その柔軟性も低下する。これは、体の曲がった部分に使用される場合処理上の問題および漏出を起こす。
したがって、浸軟を起こさずに多量の創傷滲出液を吸収できる、非接着性で、柔軟性があり、吸収性の高い創傷用医薬材が求められている。
本発明は、裏地層、接着層および前記裏地層と前記接着層との間に吸収層を含んでなる創傷用医薬材に関する。
本発明は、裏地層、接着層および前記裏地層と前記接着層との間の吸収層を含んでなり、前記接着層が前記吸収層を前記裏地層に固定しており、前記接着層が少なくとも1つの領域で中断されて前記吸収層と裏地層の間の直接接触を可能とし、吸収層の皮膚接触表面の少なくとも一部分を露出している創傷用医薬材であって、前記接着層の少なくとも皮膚に面する表面に、分離できない非接着性カバー層が配置されていることを特徴とする創傷用医薬材に関する。
このように、本発明による医薬材は、組み立て品ではなく単一ユニットの形態である。前記医薬材は、創傷と吸収層との間の直接接触により高い初期吸収を与え、裏地層と吸収層との間に接着剤またはラミネーションがないことと裏地層の高い透過性が相まって高い吸収能を与えるであろう。単一ユニットの医薬材は、組み立てられた医薬材または再開可能な医薬材に比べ漏出の危険性が低い。
接着剤は医薬材の構成部分のシーラントとして働くであろうが、より重大なことは接着剤が浸軟の危険性を減少させることであり、これは水分、例えば滲出液または汗の形態の水分が接着剤により吸収され、周囲の皮膚を創傷からの浸軟に対して保護するからである。カバー層は滲出液および水分に対し透過性であるので、カバー層は接着剤のこの機能を妨げないであろう。
本発明による創傷用医薬材は、関節と踝の周囲の部分の解剖学的な複雑さにより医薬材を貼用するのがしばしば困難である下肢など、医薬材の柔軟性に対し特別な要求を有する体の部分への使用に特に好適である。
本発明による非接着性創傷用医薬材は、通常圧迫治療と組み合わされる。前記医薬材はテープまたはラップを利用して患者に固定してもよい。
好ましくは柔らかく柔軟な物質を含んでなるカバー層が医薬材の他の層と結合して、皮膚に心地よく感じられる柔らかく柔軟な医薬材が得られる。裏地層およびカバー層は、接着層により端の部分に沿って結合し、医薬材の吸収層の周りに薄く柔軟性で非接着性のつばを与えることができる。このつばは、治療される体の部分の外形に適応すると同時に体の部分の動きに従うことが可能である。傷つきやすい皮膚は非接着性カバー層により保護され、カバー層と裏地層の間の接着層が滲出液または汗を吸収できるので、皮膚を浸軟から保護できる。
本発明の好ましい実施形態において、裏地層および吸収層は互いに置き換え可能である。
裏地層および吸収層を互いに隣接させ互いに置き換え可能に配置することにより、向上した柔軟性および透過性が得られる。柔軟性は、より高い曲げ柔軟性および捻り柔軟性により向上し、吸収層が滲出液を吸収して膨張する場合、裏地層の自由な動きは、吸収層の膨張領域の上により多くの空間を作りだし、蒸発のためのより広い表面を生み出す。
裏地層全体にまたは部分的に接着剤が塗布されている場合、裏地層の透過性は低下するであろう。代わりにラミネーションを利用すると、熱および/または圧力の影響が裏地層の透過性を低下させ、傷つきやすいマトリックス構造であることが多い吸収材が破壊されることがある。
裏地層と吸収層の間に接着剤が塗布されていないとき、裏地層の最大の透過性が得られる。接着剤またはラミネーションの利用を回避または削減することにより、吸収層から環境への水分透過性が最大になる。
本発明のある実施形態において、皮膚に面しない吸収層表面の全てが裏地層に隣接している。
接着層は、吸収層と裏地層の間の表面の一部分を超えて広がってもよい。
裏地層と吸収層は、結合ポイントまたはラインを有してもよい。前記ポイントまたはラインは、接着剤のドットまたはラインにより作ってもよいが、融着により作ってもよい。前記ポイントまたはラインは、裏地層および吸収層の少なくとも一部分が依然として互いに置き換え可能であるように配置されることが好ましい。
接着層は、吸収層の皮膚に面する表面の少なくとも一部分を覆っていてもよい。接着層は、吸収層の皮膚に面する表面全体を覆っていてもよく、あるいは前記層があるパターンで塗布されていても、1つまたは複数の開口部またはスリットを有していてもよい。
接着層は、吸収層を覆う領域に開口部を含んでなることが好ましい。前記開口部は特に創傷の中央に位置してよく、吸収層が滲出液と直接接触するようになり滲出液が最初に接着層を通過しなくてもよいので急速な吸収が可能となるであろう。
開口部は、小さい開口部または大きい開口部のパターンの形態でよい。好ましくは、前記開口部は、吸収層の下の接着層の領域にある。
好ましくは、前記開口部は創傷とほぼ同じ大きさである。これは創傷上での吸収速度を高める一方で、創傷の隣にある傷つきやすい皮膚が接着層により保護されるであろう。
接着層の開口部は、創傷の大きさに適合するように拡大してもよい。拡大はハサミによってもよいが、カバー層および接着層中の切り込みラインを利用してもよく、この場合貼用前に余分な層を容易に除去できる。前記切り込みラインは、例えば同心円、正方形または螺旋の形態でもよい。
前記接着層は強化層を含んでいてもよい。前記強化層は、ウェブまたはネット、あるいは不織布、繊維などの形態でよい。強化層は、貼用および除去の間の取扱いを容易にすると同時に、医薬材の強度を高める。吸収層が滲出液を吸収するとき、接着層は、皮膚に面する側からだけでなく、吸収層から来る吸収済みの滲出液により上面からも濡れるであろう。これは接着層の強度特性を変えることがあるので、強化層が必要となる。
創傷用医薬材の皮膚に面する接着性表面には、分離できない非接着性カバー層を備えていてもよい。
好ましくは、前記カバー層は、水性流体に対して透過性である。
本発明のある実施形態において、カバー層は、織物または不織布、編み物、有孔フィルムまたはラミネートまたは発泡体の形態でもよい。
前記織物は、ポリマーネットまたは木綿またはガーゼの形態でもよい。
前記有孔ポリマーフィルムはポリウレタンフィルムでもよい。
前記発泡体はポリウレタンフォームなど、どのような好適な発泡体でもよい。
好ましくは、前記カバー層は不織布の形態である。
本発明の好ましい実施形態において、前記カバー層は不織布であり、より好ましくはPET繊維系の不織布であり、最も好ましくは皮膚接触表面にPTFEがあるPET繊維である。
本発明の他の実施形態において、前記カバー層は、皮膚に面する接着性表面に酸化亜鉛またはタルクまたは亜鉛ペーストなどのパウダーまたはペーストを塗布したコーティングの形態でもよい。
本発明の第三の実施形態において、前記カバー層は、接着粘着性のない接着剤、エラストマーまたはヒドロゲルなどの凝集層の形態でもよい。
本発明のある実施形態において、前記カバー層は、汗および創傷滲出液などの水性液体を吸収できる。
非接着性創傷用医薬材を体の部分に貼用する場合、ラップまたは包帯などの固定手段を貼用する間、創傷用医薬材を創傷の上のしかるべき位置に保持するのが困難なことが多い。例えば下肢など体の曲がった部分などの難しい領域に非接着性創傷用医薬材を固定し、2つの手のみで前記医薬材を包帯で固定する場合、第3の手があればこのようなプロセスにおいて有り難いであろう。1つの手は医薬材をしかるべき位置に保持するために必要であり、他の2つの手は包帯片を制御して、それを創傷用医薬材および体の部分の周りに巻くために必要であるので、これは通常困難であろう。
第3の手を得るための方法は、創傷用医薬材の皮膚接触表面に粘着特性または高摩擦特性を与えることでもよい。そのような医薬材はわずかに接着性または粘着性なこともあり、包帯などで適切に固定されるまで医薬材をしかるべき位置に保持するのに十分な接着性または粘着性であるが、接着性医薬材の公知の問題を起こすほどの接着性ではない。前記医薬材は、それでも、治療される体の部分に適切に固定するための補助的な医薬材または包帯を必要とするであろう。
このような粘着性または高摩擦特性は、様々な方法で達成可能である。本発明のある実施形態において、カバー層に1つまたは複数の穿孔が設けられている。これらの穿孔を通して、接着性表面が露出され、医薬材の皮膚に面する表面上に独立した接着位置を与える。これらの位置は、医薬材を創傷部位に付着させると同時に、固定手段を利用することにより医薬材を適切に固定することを可能にする。
前記接着位置は、どのような好適な数および大きさでもよく、皮膚に面する表面上に、あるパターンまたは列になっていてよく、ランダムに分散して配置されていてもよい。接着位置が、創傷から一番遠いカバー層の部分に配置され、創傷の周囲の傷つきやすい皮膚に対する接着剤の望ましくない影響を最小限にすることが好ましい。医薬材を交換するとき、新しい医薬材の接着位置が古いものと正確に同じであることはあり得ないであろうから、皮膚が接着剤に2回以上曝されることは希であろう。
本発明の他の実施形態において、第3の手は、解放構造を有するカバー層であって、この解放構造の孔を通して接着剤を露出するようなカバー層により達成可能である。カバー層の孔を通して露出される接着剤は無視できるほどの量であるが、医薬材に低粘着特性を与えるには十分な量であろう。
本発明の他の実施形態において、接着性または粘着性物質のドットまたはラインをカバー層の皮膚に面する表面に配置してもよい。接着剤は、カバー層に印刷されていても、不規則または規則性のあるパターンの層の形態でもよい。接着剤の模様は、パターンまたは医薬材の端に沿った骨組みを含んでなることが好ましい。
「接着剤」という用語は上記で使用されているが、この用語が、接着剤、シリコーンまたはゴム物質、ペトロラタムなどの粘着性を有するどのような物質も包含することが理解される。その理由は、第3の手の接着剤の機能が、医薬材が補助的な包帯で適切に固定されるまで、医薬材を保持するのみであるからである。この機能は、高摩擦特性の物質を利用しても達成可能である。皮膚に優しく、粘着可能であるか、目的のために必要とされる摩擦を有することの可能な物質はどのようなものでも本発明での使用に好適である。
本発明の医薬材に、接着特性または粘着特性を有する皮膚接触表面がある場合、前記の皮膚接触表面は、使用前に除去可能な剥離ライナーにより覆われていることが好ましい。
凝集層は吸収特性を有し、例えば親水コロイド粒子を含んでなっていてよい。
本発明のある実施形態におけるカバー層は、医薬材の皮膚に面する表面全てを覆う。
本発明の好ましい実施形態において、カバー層は、医薬材の皮膚に面する表面の接着性部分を覆う。したがって、本発明のこの実施形態において、カバー層は接着層の開口部を含んでなる。
本発明のある実施形態において、カバー層の表面が接着性表面よりもわずかに小さく、医薬材の外側の縁に沿って接着性のつばを残してもよい。
本発明のある実施形態において、カバー層は実質的に非吸収性である。
カバー層が液体を輸送できることが好ましい。これにより、水分が皮膚表面からカバー層を通って接着剤に拡散することができ、皮膚接触表面を実質的に乾燥状態にできる。
吸収層は、滲出液を分散する物質を含んでいてもよい。吸収層中の吸収物質の完全な利益を得るために、排膿用ガーゼとして機能する液体分散層を医薬材中に取り入れてもよい。排膿層は、創傷の直上に位置していない吸収層の部分の利用を促すと同時に、吸収層の湿った表面が拡大し、したがって裏地層を通した蒸発が促進されるであろう。
吸収層は、1層でも複数の層の形態でもよく、例えば吸収層の吸収能を最大にするため異なる吸収特性を持つ層を含んでなる多層でもよい。
吸収層は、例えば取り込まれた粒子を有する、マトリックス構造の形態でもよい。
吸収層が吸収済み滲出液を分散できる物質を含んでなる場合、医薬材の吸収能を完全に利用できる。
吸収層は、例えばポリアクリレート、CMC、セルロースまたはその誘導体、ガム類、発泡体あるいはアルギン酸塩など、創傷治療手段に使用するのが好適であるとそれ自体知られているどのような吸収性物質を含んでなっていてよい。
液体を保持かつ/または分散できる物質が好ましい。
吸収層は、超吸収粒子(SAP)および/または超吸収繊維(SAF)を含んでなっていてよい。
吸収層は、水平展開/吸収層を含んでなっていてよい。
滲出液の水平吸収および/または展開という特徴は吸収性創傷用医薬材の通常の慣行に反するが、その理由は、良い医薬材という概念が、創傷の周囲の皮膚を滲出液に曝すのを避けるための垂直吸収であるからである。本発明の医薬材においては、周囲の皮膚が接着層により保護されているので水平展開は問題とならない。
本発明のある実施形態において、吸収層は、ひもに通した真珠のような構造で、吸収物質の球体または含有物を含んでなっていてよい。真珠の間に、創傷滲出液を分散できる物質が配置されている。
吸収層は、吸収層から出る小粒または毛羽が創傷に入るのを防ぐため皮膚に面する表面に停止層を含んでなっていてよい。停止層は、セルロース薄織物、不織布または穴あきポリマー性フィルム、編み物、PP、PE、ポリエステルまたはライクラなど、吸収物質を保持できる、当業界に公知であるどのような好適な物質でできていてもよい。
吸収層は、創傷に面する表面に創傷接触層をさらに含んでなっていてよい。この創傷接触層は、創傷への粘着ならびに創傷用医薬材の増大を防止できる。前記層は、創傷滲出液に対して透過性が高いことが好ましい。好ましくは、創傷接触層はポリマーネットの形態である。
吸収層は、医薬材の柔軟性を増すために、エンボス加工または切り込みを入れてもよい。
裏地層は液体非透過性であって蒸気透過性でもよいが、液体の水に接触している時に非接触時よりも高い水透過性を有する種類でもよい。裏地層は、発泡体、不織布、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステルまたはポリアミドフィルムなど、創傷用医薬材の調製に使用されるそれ自体公知のどのような好適な物質でできていてもよい。
裏地層としての使用に好適な物質はポリウレタンである。好ましい低摩擦フィルム物質は、米国特許第5,643,187号明細書に開示されている。
接着剤が吸収特性を有することが好ましい。接着剤は、創傷用医薬材の中心部から漏出する滲出液を吸収すると同時に、周辺の皮膚から放出される汗および滲出液の吸収が可能である。水分はカバー層を通して接着層に拡散し、皮膚に接触するカバー層を皮膚に対して乾燥状態に保ち、浸軟の危険性を減少させる。
本発明の接着層は、使用時間を長くするため、例えば親水コロイドまたは他の水分吸収成分を含んでなる接着剤など、それ自体公知の皮膚に優しいどのような接着剤でもよい。接着剤は、好適には、英国特許第1280631号明細書、デンマーク王国特許第127,578号、第148,408号、第154,806号、第147,226号および第154,747号明細書、欧州特許公開出願第0097846号および第0415183号、スウェーデン王国公開出願第365,410号、国際公開第88/06894号パンフレット、米国特許第4,867,748号明細書およびノルウェー王国公開出願第157,686号に開示されている種類でよい。米国特許第4,367,732号および第5,051,259号ならびにデンマーク王国特許第169,711号明細書に開示されている接着剤が特に好ましい。
本発明の好ましい実施形態において、接着剤は親水コロイド接着剤を含んでなる。親水コロイド接着剤を使用すると、湿潤創傷治療環境を誘導しながら浸軟を避けることにより創傷の周囲の皮膚を非常に良好に保護できる。親水コロイドの水分吸収能力により、医薬材または周囲の皮膚から漏出する滲出液を吸収できる。
さらに、吸収層中に滲出液が展開する場合、皮膚の反対側からの吸収層の湿潤につながる。親水コロイドは、創傷の周囲の皮膚表面に入り込もうとする水分を吸収するので、浸軟の危険性が低下するであろう。
吸収層は、広範囲の異なる種類の接着剤、例えばアクリルタイプ、PIBから誘導されるタイプ、ポリウレタン類、EVA化合物、APAO類、シリコーン類、ポリビニルエーテルなどから選択される、どのような接着剤を他に含んでなっていてよい。
本発明のある実施形態において、創傷用医薬材の接着性表面には、透過性で非接着性層の形態の分離できるカバー層が配置されていてよい。前記カバー層は、接着性医薬材が望ましい場合剥離ライナーのように除去可能であり、非接着性医薬材が望ましい場合医薬材上にとどまる。分離できるカバー層には、同心円または正方形などの複数の部分になるように切り込み線を入れてもよく、接着剤の一部分を露出するためカバー層の望ましい部分の除去が可能である。
本発明による創傷用医薬材は、1種または複数の有効成分を含んでなっていてよい。
本発明による創傷用医薬材は、1種または複数の有効成分、例えば医薬品を含んでなっていてよい。これにより、医薬材が創傷滲出液を吸収し医薬品が創傷に投与される、創傷の複合治療が可能となる。医薬品または有効成分は、創傷用医薬材に取り込まれるか、創傷表面に移動してその機能を促進するであろう。
そのような医薬品の例としては、成長ホルモンまたはTGF、FGF、PDGF、EGF、IGF−1、IGF−2、コロニー刺激因子、トランスフォーミング増殖因子、神経刺激増殖因子など医薬品が創傷上で効果を発する、創傷中の局所投与に適切な形態でそのような作用物質の取り込みを起こすポリペプチド増殖因子などのサイトカイン、静菌または殺菌化合物、例えばヨウ素、ヨードポビドン錯体、クロラミン、クロルヘキシジン、銀塩、例えばサルファジアジン、硝酸銀、酢酸銀、乳酸銀、硫酸銀、チオ硫酸銀ナトリウムまたは塩化銀など、亜鉛またはその塩、メトロニダゾール、サルファ剤およびペニシリンなどの他の医薬品、組織治癒促進剤、例えばRGDトリペプチドなど、タンパク質、タウリンなどのアミノ酸、アスコルビン酸などのビタミン類、創傷浄化のための酵素、例えばペプシン、トリプシンなど、lllostatまたはエチレンジアミン四酢酸などのプロテイナーゼインヒビターまたはメタロプロテイナーゼインヒビター、例えばガン組織中への製品の外科的挿入に使用される細胞毒性剤および増殖抑制剤ならびに/または局所貼用に任意に使用できる治療薬、リドカインまたはchinchocaineなどの鎮痛剤、エモリエント、レチノイドまたは本発明の態様と考えられる冷却効果を有する薬剤がある。
前記有効成分は、臭気を抑制または臭気を低減する木炭などの物質を含んでなっていてよい。
前記有効成分は、創傷と直接接触はせずに医薬材中に存在してよいが、創傷滲出液に曝されるときに創傷に移動してもよい。
カバー層には、亜鉛ペーストまたは他の皮膚コンディショニング物質または治癒促進物質を含浸していてもよい。
接着層はカバー層とともに、創傷滲出液の高分子部分、例えばタンパク質を吸着または吸収および保持する能力を有してもよい。処理は、例えば三次元不織布、ゆるく編んだまたは織った材料、フリース材料、波状の表面を持つ材料またはリヤなどの細糸材料における創傷滲出液の機械的回収の形態でよく、あるいは創傷滲出液の高分子部分の結合により化学的に行ってもよいし、あるいは創傷滲出液の高分子部分の分解により酵素的に行ってもよい。
吸収層は、グリセリンを混合して柔らかくすることができる。
(図面の詳細な説明)
図1には、本発明のある実施形態が示されている。創傷用医薬材は、吸収層(2)に隣接する裏地層(1)および医薬材の皮膚に面する表面の少なくとも一部分を覆う接着層(3)を含んでなる。吸収層の皮膚に面する表面の一部分は、創傷からの滲出液の急速な取込みを容易にするため接着層がないままになっている。接着層の皮膚に面する表面には、接着層と同じ大きさのカバー層(4)が配置されており、医薬材の皮膚接触表面を非接着性にしている。
図2は、皮膚に面する表面を上にして上部から示した、本発明の他の実施形態を示している。カバー層(4)は、接着層の皮膚に面する表面に位置し、吸収層(2)の端の部分を超えて広がり、医薬材の裏地層と実質的に同じ寸法を有する。接着層の中心が、吸収層の下の開口部を限定している。開口部の大きさを創傷の大きさに合わせるため、例えばハサミで切ることにより開口部を拡大できる。吸収層とほぼ同じ大きさの中間層を、接着層と吸収層の間に配置してもよい。中間層は、接着剤が吸収層に付着するのを防ぎ、吸収層の損傷なしに余分な接着層の除去を可能にする。この中間層は、不織布、透過性フィルムまたは発泡体など、どのような好適な材料でもよい。
図1は、本発明の実施形態の断面図を示す。 図2は、本発明の他の実施形態の平面図を示す。

Claims (9)

  1. 裏地層、接着層および前記裏地層と前記接着層との間の吸収層を含んでなり、前記吸収層が前記裏地層と直接接触しており、そして前記接着層が前記吸収層を前記裏地層に固定しており、前記接着層が吸収層を覆う領域に開口部を含んで、前記吸収層の皮膚接触表面の少なくとも一部分を露出している創傷用医薬材であって、前記接着層の少なくとも皮膚に面する表面に、分離できない非接着性カバー層が配置されていることを特徴とする創傷用医薬材。
  2. 前記カバー層が、織物または不織布、編み物、有孔フィルムまたはラミネートまたは発泡体の形態であることを特徴とする、請求項1に記載の医薬材。
  3. 前記カバー層が、凝集層の形態であることを特徴とする、請求項1に記載の医薬材。
  4. 前記カバー層が、皮膚に面する接着性表面に酸化亜鉛またはタルクまたは亜鉛ペーストなどのパウダーまたはペーストを塗布したコーティングの形態であることを特徴とする、請求項1に記載の医薬材。
  5. 前記裏地層と前記吸収層が互いに置き換え可能であることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の医薬材。
  6. 医薬材の皮膚接触表面に、粘着特性または高摩擦特性が与えられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の医薬材。
  7. 前記カバー層が、医薬材の皮膚に面した表面の接着性面を覆うことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の医薬材。
  8. 前記接着剤が親水コロイド接着剤を含んでなることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の医薬材。
  9. 前記医薬材が、1種または複数の有効成分を含んでなることを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の医薬材。
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