JP4212334B2

JP4212334B2 - Sun visor for open car

Info

Publication number: JP4212334B2
Application number: JP2002313968A
Authority: JP
Inventors: 穂積野田
Original assignee: Daikyo Nishikawa Corp
Current assignee: Daikyo Nishikawa Corp
Priority date: 2002-10-29
Filing date: 2002-10-29
Publication date: 2009-01-21
Anticipated expiration: 2022-10-29
Also published as: JP2004148902A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オープンカーの運転席や助手席への直接光を遮るために取り付けられるオープンカー用サンバイザに関する技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、この種のオープンカー用車両用サンバイザとして、板状サンバイザ本体が車体パネル（フロントヘッダトリム）に沿う格納位置と、フロントウインド内面に沿う遮光位置とに切替可能に設けられたものが広く用いられている。
【０００３】
また、従来、例えばサンバイザ本体が遮光位置となるサンバイザの使用時にフロントウインドと対向する面において、サンバイザ本体の左右側端部の一方に、サンバイザ本体よりも面積の小さい補助サンバイザの一端側を回動自在に軸支するとともに、この補助サンバイザをサンバイザ本体に、補助サンバイザがサンバイザ本体から突出した遮光位置又は補助サンバイザがサンバイザ本体に重なって格納される格納位置に保持する保持部材を設けることにより、遮光面積を広げるとともに、走行時に風圧を受けても補助サンバイザが閉じないようにする車両用サンバイザが提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１０−２９１４１７号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記オープンカーは屋根の無い状態で走行できるため、乗員は独特の開放感を得ることができる。
【０００６】
しかし、オープンカーの車室は開放されているため、車体上側を通る走行風が車室内に上方から流入する流れが生じ、特に高速で走行中には、乗員の頭部に多量の走行風が当たって不快感を覚えることがある。
【０００７】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オープンカー用サンバイザの構成に工夫を加えることにより、走行中において乗員の頭部に多量の走行風が当たるのをサンバイザによって防ぐようにすることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項１の発明では、板状サンバイザ本体が格納位置と遮光位置とに切り替え可能に設けられたオープンカー用サンバイザにおいて、上記格納位置にあるサンバイザ本体から略上方へ突出した状態で乗員の頭部に向けて流入する走行風を整流する整流板をサンバイザ本体に収容可能に設ける。
【０００９】
上記の構成によると、整流板が格納位置のサンバイザ本体に上方に突出可能に収容されているため、特に高速走行中のような場合に、格納位置にあるサンバイザ本体から整流板を略上方に突出させれば、このサンバイザ本体から突出した整流板により走行風が整流されて車室内への流入が抑えられ、乗員の頭部に多量の走行風が当たるのを防ぐことができる。
【００１０】
一方、走行風が気にならない程度の速度で走行しているときには、整流板をサンバイザ本体に収容しておけば、乗員の開放感を妨げること等はない。したがって、走行状況に合わせて乗員の頭に当たる走行風を調整することができるオープンカー用サンバイザが得られる。
【００１１】
また、整流板は、格納位置にあるときのサンバイザ本体の上部に略水平方向の支軸回りに回動可能に支持されていて、この支軸を中心とする前回りの回動によりサンバイザ本体から略上方に突出し、乗員に走行風が当たるのを防ぐ整流位置と、サンバイザ本体に収容される収容位置とに切り替え可能とする。
【００１２】
上記の構成によると、整流板は、格納位置にあるときのサンバイザ本体の上部に略水平方向の支軸回りに回動可能に支持されているので、整流板の使用時には支軸を中心とする前回りに整流板を回動させて乗員に走行風が当たるのを防ぐ整流位置に切り替えることができる一方、整流板の不使用時には支軸回りに整流板を回動させて収容位置に戻すことができる。したがって、整流位置と収容位置との切替操作が容易であるとともに、簡単な構造のオープンカー用サンバイザが得られる。
【００１３】
請求項２に発明では、上記整流板は、上記支軸が整流板用板ばねを介して挿通される軸部を備え、
上記整流板用板ばねによって、上記整流位置と上記収容位置とが切換可能に構成されている。
【００１４】
上記の構成によると、整流板は、板ばねの弾性力によって保持されているため、走行風による風圧を受けても不安定に収容位置に戻ることはない。
【００１５】
請求項３の発明では、整流板は、格納位置にあるときのサンバイザ本体にスライド移動可能に支持されていて、このスライド移動によりサンバイザ本体から略上方に突出する整流位置と、サンバイザ本体に収容される収容位置とに切り替え可能とする。
【００１６】
上記の構成によると、整流板は、格納位置にあるときのサンバイザ本体に略上下方向にスライド可能に支持されているので、整流板の使用時には整流板を上側にスライド移動させて整流位置に切り替えることができる一方、整流板の不使用時には下側に整流板をスライド移動させて収容位置に戻すことができる。したがって、整流板の不使用時には、整流板がサンバイザ本体と重なるかその内部に収容されるため、見映えがよい。
【００１７】
【発明の実施の形態】
（実施形態１）
以下、本発明の実施形態１を図面に基づいて説明する。図２及び図４はオープンカーの走行席前側のフロントウインド部分を示し、フロントウインドＷが取り付けられた車体パネルＰには、本発明の実施形態１に係るオープンカー用サンバイザ１が取り付けられている。
【００１８】
上記車体パネルＰの車室側表面は車体内装板２１（フロントヘッダトリム）によって覆われ、この車体内装板２１には、その一部を略矩形状に凹陥してなるサンバイザ収容部２３が形成されている。このサンバイザ収容部２３のうちの車体左下側部分には、他の部分よりも隆起したサンバイザ取付部２５が形成されている。
【００１９】
上記サンバイザ取付部２５内は空洞になっていて、その右側壁には水平方向の中心を有するステー貫通孔（図示せず）が開口され、このステー貫通孔によりサンバイザ取付部２５の内外が連通している。
【００２０】
また、上記サンバイザ取付部２５の上側の車体内装板２１（サンバイザ収容部２３）にはボルト挿通孔２３ａが、またこのボルト挿通孔２３ａに対応する車体パネルＰにはボルト挿通孔Ｐ１がそれぞれ同じ軸線上に貫通して形成され、この車体パネルＰの裏側（車体前側）にはボルト挿通孔Ｐ１に対応してウエルドナットＮが固着されている。
【００２１】
上記サンバイザ１は、図３に示すように、車幅方向に長い略矩形板状に形成されたサンバイザ本体３と、このサンバイザ本体３の下部に一体に形成されたステー１７と、サンバイザ本体３の表側（サンバイザ本体３が後述するように格納位置にあるときの車体後側を表側といい、前側を裏側という）に収容可能に設けられた略矩形板状の整流板４３とからなる。
【００２２】
上記ステー１７はサンバイザ本体３から車体左側に向けて略水平方向に突出する突出部１７ａを有する。そして、上記サンバイザ本体３は、その格納位置における車体左下側（同図の左下側）に位置する角部を略矩形状に切り欠いた切欠部３ａを有し、この切欠部３ａに対応するサンバイザ本体３の裏面に上記ステー１７が突出部１７ａを切欠部３ａ内に突出させるように一体に形成されている。
【００２３】
そして、図２に示すように、上記ステー１７の突出部１７ａには、サンバイザ本体３の格納位置において表側となる部分に、外周部の一部をステー１７の軸線と略平行に切り欠いた平坦面からなる節度部１７ｂが設けられている。
【００２４】
上記車体内装板２１のサンバイザ取付部２５の内部には、上記ステー１７の突出部１７ａを保持する本体用板ばね２７が設けられている。この本体用板ばね２７は、矩形板状のばね鋼を両端部が重なるように略ｂ字状に折り曲げ成形したもので、ボルトＢが挿通されるボルト挿通孔２９ａを有する取付部２９と、左右方向に開口する略角筒状の保持部３１とからなり、この保持部３１の内周には上記ステー１７の節度部１７ｂが当接する一対の平坦な第１及び第２当接面３１ａ，３１ｂが対向するように設けられている。また、本体用板ばね２７は、車体内装板２１、本体用板ばね２７の取付部２９及び車体パネルＰの各ボルト挿通孔２３ａ，Ｐ１，２９ａにボルトＢを挿通して車体パネルＰ裏面のナットＮに螺合締結することで、車体内装板２１と共に車体パネルＰに締結されている。
【００２５】
そして、上記ステー１７の突出部１７ａが上記サンバイザ取付部２５のステー貫通孔に挿通されて上記本体用板ばね２７の保持部３１内に押し込まれており、このことにより、サンバイザ本体３は、ステー１７の突出部１７ａが本体用板ばね２７内周に摺接した状態で、ステー１７の軸心回りに略１８０°の回動範囲で回動可能に保持され、車体パネルＰに沿うように位置する格納位置（図２の実線状態）と、フロントウインドＷの内面に沿うように位置する遮光位置（同図の仮想線の状態）とに切り替えられ、サンバイザ本体３が格納位置に切り替えられたときには、ステー１７の節度部１７ｂが保持部３１の車体パネルＰと反対側の第１当接面３１ａに当接することで、該サンバイザ本体３が格納位置に保持される一方、サンバイザ本体３が遮光位置に位置付けられたときには、節度部１７ｂが保持部３１の車体パネルＰ側の第２当接面３１ｂに当接することで、該サンバイザ本体３が遮光位置に保持されるようになっている。
【００２６】
なお、図１に示すように、サンバイザ本体３の周縁部には、略全周に亘ってガスインジェクション成形方法により中空部３ｂを有するリブ３ｃが形成されている。また、サンバイザ本体３の格納位置で裏側となる面の略中央部には略矩形枠状のミラー取付部３ｄが突設され、このミラー取付部３ｄには略矩形状のミラー５が取り付けられている。このことで、車両用サンバイザ１の遮光位置において、乗員がミラー５を使用できるようになっている。なお、このミラー取付部３ｄの位置にチケットホルダー部が設けられるようにしてもよく、あるいは、ミラーやチケットホルダー部等を設けなくてもよい。
【００２７】
そして、本発明の特徴として、図１及び図３に示すように、上記格納位置にあるときのサンバイザ本体３の上端部の左右略中央部分には、下側に向かって略矩形状に切り欠いた支軸収容部３ｅが設けられ、この支軸収容部３ｅには略水平方向に延びる支軸４１が一体に形成されている。この支軸４１には、外周部の一部でかつその上端後側部を支軸４１の軸線と略平行にサンバイザ本体３の上端面に対して略４５°傾いて切り欠いた平坦面からなる整流板節度部４１ａが形成されている。また、支軸４１は左右略中央部分が切り欠かれ、この切欠部４１ｂから後述する整流板用板ばね４９が挿入されるようになっている。
【００２８】
上記支軸４１には上記整流板４３が回動可能に支持されている。この整流板４３は、上記サンバイザ本体３表面においてリブ３ｃの内周に沿う形状の外周形状を有する略板状の整流板本体４５と、この整流板本体４５に一体に突設され、かつ上記サンバイザ本体３の支軸収容部３ｅに嵌装され、左右方向に開口する角筒状の軸部４７とを有し、この軸部４７に上記支軸４１が後述の整流板用板ばね４９を介して挿通されている。
【００２９】
上記軸部４７は、下側下壁部４７ａと、この下側下壁部４７ａの先端から上方に延びる裏側壁部４７ｂと、この裏側壁部４７ｂの上端から表側（図１で右側）に延びる上壁部４７ｃと、この上壁部４７ｃの表側端部から下側に延びる表側壁部４７ｄと、この表側壁部４７ｄの下端から裏側に延び、上記下側下壁部４７ａ上に重なる上側下壁部４７ｅとからなり、上記上壁部４７ｃには、その裏面を上記支軸４１の軸線方向全体に亘り断面略Ｖ字状に切り欠いて薄肉となったヒンジ部４７ｆが設けられており、このヒンジ部４７ｆを中心として、上側下壁部４７ｅ、表側壁部４７ｄ及びヒンジ部４７ｆ表側の上壁部４７ｃを図１で反時計回り方向に回動させることで、軸部４７が開放可能となっている。
【００３０】
また、上記軸部４７の裏側壁部４７ｂの左右略中央部の内面には、係合突起４７ｇが形成されており、この係合突起４７ｇと下側下壁部４７ａとの間に上側下壁部４７ｅの先端部が嵌合されて係止されている。また、上記係合突起４７ｇには上側に開口するばね挿入凹部４７ｈが設けられている。そして軸部４７内には、上記支軸４１外周に摺接する整流板用板ばね４９が収容されている。
【００３１】
上記整流板用板ばね４９は、上記サンバイザ取付部２５内の本体用板ばね２７と同様に矩形板状のばね鋼を両端部４９ａが重なるように略ｂ字状に折り曲げ成形されたもので、左右方向（車幅方向）に開口する略角筒状の保持部４９ｂを有し、両端部４９ａは重ねられて上記係合突起４７ｇのばね挿入凹部４７ｈに挿入固定されている。そして、上記保持部４９ｂには軸部４７の上壁部４７ｃに対して略４５°の傾斜を有する平坦な第１当接部４９ｃと、収容部４７の上壁部に対して略平行な平坦面を有する第２当接部４９ｄとが設けられており、整流板４３は、支軸４１回りに該支軸４１外周面を軸部４７内の板ばね４９に摺接させながら、格納位置にあるサンバイザ本体３から上方に傾斜して突出する整流位置と、サンバイザ本体３に収容される収納位置との間で回動される。整流板４３を収納位置に位置付けたときには、図１に実線で示すように、整流板用板ばね４９の第１当接部４９ｃが支軸４１の整流板節度部４１ａに当接することで、整流板４３が収容位置に保持される。一方、同図に仮想線で示すように、整流板４３が支軸４１を中心として前回りに回動されて整流位置に位置付けられたときには、上記整流板用板ばね４９の第２当接部４９ｄが支軸４１の整流板節度部４１ａに当接することで、整流板４３が整流位置に保持されるようになっている。このようにして、整流板４３は整流位置と収容位置とに切り替え可能とされている。
【００３２】
なお、整流板本体４５の下部略中央部には乗員の指が入る程度の大きさの断面略円弧状の操作部４５ａが整流板本体４５の表側に隆起するように設けられ、その下側から乗員の指を挿入して収容位置の整流板４３を引き出すことができるようになっている。
【００３３】
また、この実施形態１に係るオープンカー用サンバイザ１の整流板４３をサンバイザ本体３に取り付ける方法について説明する。まず、上記サンバイザ本体３の支軸４１の切欠部４１ｂから板ばね４９の保持部４９ｂを左右方向に傾けながら例えば左側の支軸４１に挿入する。次に、上記軸部４７のヒンジ部４７ｆを中心として軸部４７を展開し、その展開した状態でサンバイザ本体３の支軸収容部３ｅ内に、上記板ばね４９の下側から軸部４７の上側下壁部４７ｅを挿入する。そして、軸部４７をさらに奥へ挿入しながら整流板４３を回動させることで、サンバイザ本体３の表面と整流板本体４５の裏側が略当接するようにする。
【００３４】
次いで、板ばね４９を右側にスライドさせながら、その両端部４９ａをばね挿入凹部４７ｈに挿入固定する。最後に、軸部４７のヒンジ部４７ｆを中心として、上側下壁部４７ｅ、表側壁部４７ｄ及びヒンジ部４７ｆ表側の上壁部４７ｃを回動させて軸部４７を閉じればよい。
【００３５】
次に、上記オープンカー用サンバイザ１の使用方法について説明する。サンバイザ本体３をステー１７の突出部１７ａの軸心を中心として後回りに回動させてフロントウインドＷの内面に沿う遮光位置に位置付けたとき、この遮光位置ではステー１７の節度部１７ｂが保持部３１の車体パネルＰ側の第２当接部３１ｂに当接し、この当接によってサンバイザ本体３が遮光位置に保持され、走行席の乗員への直接光が遮られる。
【００３６】
一方、オープンカー用サンバイザ１を使用しないときには、サンバイザ本体３を上記遮光位置から前回りに回動させて車体パネルＰに沿う格納位置に位置付ける。この格納位置ではステー１７の節度部１７ｂが第１当接部３１ａに当接し、この当接によりサンバイザ本体３が格納位置に保持される。
【００３７】
そして、走行時に整流板４３を使用するときには、オープンカー用サンバイザ１を上記サンバイザ本体３の格納位置で保持しておき、整流板本体４５の操作部４５ａに指を入れて整流板本体４５を前回りに略１３５°回動させ、整流板４３を後側斜め上方に突出される整流位置に位置付け、支軸４１の整流板節度部４１ａを整流板用板ばね４９の第２当接部４９ｄに当接させる。このことで整流板４３が整流位置に保持され、乗員に多量の走行風が当たるのを防ぐことができる。このとき、整流板４３は、板ばね４９の弾性力によって保持されているため、走行風による風圧を受けても不安定に収容位置に戻ることはない。
【００３８】
一方、走行風が気にならない程度の速度で走行中のように整流板４３を使用しないときには、整流板本体４５を下側に押して支軸４１を中心として後回りに回動させ、整流板本体４５の裏側とサンバイザ本体３の表側とが略当接する収容位置に収容する。このとき、整流板用板ばね４９の第１当接部４９ｃが支軸４１の整流板節度部４１ａに当接して、整流板４３が収容位置に保持される。こうして、整流板４３の不使用時には、整流板４３はサンバイザ本体３表面に収容されるので、乗員の開放感を妨げることはない。
【００３９】
したがって、上記実施形態１のオープンカー用サンバイザ１によると、走行状況に合わせて整流板４３の整流位置と収容位置との切替操作が行えるため、乗員の頭に当たる走行風を調整することができる。
【００４０】
また、整流板４３は格納位置にあるときのサンバイザ本体３の上部に、支軸４１回りに回動可能に支持されているので、整流位置と収容位置との切替操作が容易であるとともに、その構造が簡単になる。
【００４１】
（実施形態２）
図５〜図８は本発明の実施形態２を示し（尚、図１〜図４と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する）、整流板４３のサンバイザ本体３に対する取付構造を上記実施形態１と異ならせ、スライド方式としたものである。
【００４２】
すなわち、この実施形態２では、図７に示すように、サンバイザ本体３はその格納位置における上端面に開口する有底収容部５１を有する。なお、説明のために、サンバイザ本体３の格納位置における車体後側の壁部を表壁部５３とし、また前側の壁部を裏壁部５５（図６に示す）とする。
【００４３】
図６に示すように、上記サンバイザ本体３の収容部５１後側の表壁部５３の上端部は整流板４３との干渉を避けるため、裏壁部５５上端部よりも下側に位置するように切り欠かれている。一方、裏壁部５５の上端部はサンバイザ本体３の上端面まで延びており、この表裏壁部５３，５５の上端部間の高さの差により、整流板４３が整流位置で前方向に倒れたり、サンバイザ本体３の遮光位置において光が漏れたりすることを防ぐようにしている。
【００４４】
図５にも示すように、サンバイザ本体３の左右側壁５７，５７の内面には上下方向に延びる断面略コ字状のスライド溝部５９，５９が設けられている。
【００４５】
一方、上記整流板４３は上記収容部５１に収容可能な板状のもので、その左右側面の下端部には左右方向に突出し、整流板４３の整流位置における支軸としての突起部６７，６７が設けられている。この各突起部６７は上記スライド溝部５９内に上下方向にスライド可能に嵌合されており、各突起部６７がスライド溝部５９をスライドすることで、整流板４３が収容部５１内に収容された収容位置と、各突起部６７が後述するサンバイザ本体３のロックピン収容凹部６１内の整流板用板ばね５０の保持部５０ａ内に嵌入される整流位置（図７に仮想線で示す）との間で、サンバイザ本体３の収容部５１を出入りしながらスライド移動可能とされている。
【００４６】
上記各スライド溝部５９の上端には、スライド溝部５９の底面よりも深くて後述するロックピン６３を収容するための略矩形状のピン収容凹部６１が形成されている。この各ピン収容凹部６１底面（サンバイザ本体３の左右側壁５７）にはサンバイザ本体３の厚さ方向略中央部に側壁５７の外面へ貫通するピン貫通孔６１ａが設けられ、この各ピン貫通孔６１ａに対応する車体内装板２１（収容凹部２３）の左右側壁にはピン貫通孔６１ａと略同径のロック用孔２１ａ（図５にのみ示す）が設けられている。また、ピン収容凹部６１におけるサンバイザ本体３の表壁部５３，５５側の壁面下部には、互いに対向するように突出する突出部６１ｂ，６１ｂ（図６にのみ示す）が形成されている。
【００４７】
そして、上記各ピン収容凹部６１には、略Ω字状に折り曲げられた整流板用板ばね５０がその先端部を上記各突出部６１ｂに係合させるように収容されている。この整流板用板ばね５０は、ロックピン収容凹部６１の周囲側面に若干間隔をあけた状態で配置されて左右方向に開口する略円筒状の保持部５０ａを有し、この保持部５０ａには、前方が上方へ略４５°傾いた１対の凹状節度部５０ｂ，５０ｂが直径方向に対向する位置に、板ばね４９の一部を外側に凹陥するように折り曲げて形成されている。
【００４８】
また、上記サンバイザ本体３の各ピン収容凹部６１には、略水平方向に延びて左右方向にスライド可能なロックピン６３が上記サンバイザ本体３のピン貫通孔６１ａと同心状に配設されている。具体的には、図５に示すように、このロックピン６３は、上記ピン収容凹部６１底壁のピン貫通孔６１ａ及び車体内装板２１のロック用孔２１ａに先端側から挿通される略円柱状の軸部６３ａと、この軸部６３ａの基端に一体に形成された略円板状のピン頭部６３ｂとからなり、このピン頭部６３ｂには、軸部６３ａの軸心と直交する上半分のフラット面６３ｃと、このフラット面６３ｃの下側に位置し、下側に向かって軸部６３ａの先端に向かうように傾斜する下半分の傾斜面６３ｄとが設けられている。
【００４９】
また、上記各ロックピン６３のピン頭部６３ｂとピン収容凹部６１の底面との間には軸６３ａ周りに位置するコイルばね６５が縮装されており、このコイルばね６５の付勢力により、各ロックピン６３の軸部先端が常時はピン収容凹部６１のピン貫通孔６１ａ内に位置してサンバイザ本体３の側壁５７外面から突出しないように保持されている。
【００５０】
そして、図６に示すように、上記整流板４３が整流位置に位置付けられて、突起部６７，６７がサンバイザ本体３におけるピン収容凹部６１内の整流板用板ばね５０の保持部５０ａ内に下側から嵌入されると、その状態で、整流板４３が左右の突起部６７，６７を中心として前後回りに略４５°の回動範囲で回動され、そのとき、突起部６７が各板ばね４９の保持部４９内周面に摺接して回動抵抗を付与されるとともに、突起部６７が保持部５０ａの節度部５０ｂに移動したときには、その回動位置で整流板４３をロック保持するようになっている。
【００５１】
図５に示すように、上記整流板４３の左側面の上端部及び下端部にはそれぞれ上記ロックピン６３のピン頭部６３ｂに当接する第１及び第２当接部４３ａ，４３ｂが設けられている。第１当接部４３ａは、整流板４３の上端隅角部を段差状に切り欠いて形成されたもので、上下方向の平面からなる上側の第１フラット面４３ｃと、この第１フラット面４３ｃの下端に連続し、上記ロックピン６３の傾斜面６３ｄと同じ角度の傾斜面からなる第１傾斜面４３ｄとからなる。一方、第２当接部４３ｂは、上記突起部６７に形成されたもので、この突起部６７は上下方向の平面からなる第２フラット面４３ｅと、この第２フラット面４３ｅの上部に連続し、上記ロックピン６３の傾斜面６３ｄと同じ角度の傾斜面からなる第２傾斜面４３ｆとからなる。
【００５２】
そして、整流板４３が収容位置にあるときには、図５（ａ）に示すように、第１当接部４３ａがロックピン６３のピン頭部６３ｂに当接することで、その整流板４３がコイルばね６５の付勢力により収容位置にロック保持される一方、整流位置にあるときには、図５（ｃ）に示すように、第２当接部４３ｂがロックピン６３のピン頭部６３ｂに当接し、このロックピン６３がコイルばねの付勢力に抗して左方向に移動し、軸部６３ａがサンバイザ本体３の側壁５７外面から突出して、車体内装板２１のロック用孔２１ａに挿通されることで、整流板４３が整流位置にロック保持されるようになっている。なお、上記ロック機構は、図５に示すようにサンバイザ１の左側部分について説明したが、サンバイザ１の右側にも同様の機構が設けられている。
【００５３】
次に、上記実施形態２に係るオープンカー用サンバイザ１の使用方法について説明する。サンバイザ本体３が格納位置で保持されているとき、図５（ａ）に示すように、整流板４３は、その左右の各第１当接部４３ａの第１フラット面４３ｃが、ロックピン６３のフラット面６３ｃに、また第１当接部４３ａの第１傾斜面４３ｄがロックピン６３の傾斜面６３ｄにそれぞれ当接した状態でコイルばね６５の付勢力によって押圧され、このことにより、整流板４３が収容位置に保持されている。そして、この状態でサンバイザ本体３を格納位置から遮光位置に切り替え、サンバイザ本体３の収容部５１の開口側が下向きになっても整流板４３は、第１傾斜面４３ｄがコイルばね６５の付勢力によってロックピン６３の傾斜面６３ｄに圧接されているため、収容位置に保持されたままとなり、その整流板４３が自重により整流位置に移動することはない。
【００５４】
そして、高速走行時等に整流板４３を使用するときには、サンバイザ本体３を上記格納位置としたままの状態で、図５（ｂ）に示すように、整流板４３をサンバイザ本体３の収容部５１から上側につまみ出して上方にスライド移動させる。このことで、ロックピン６３の傾斜面６３ｄが整流板４３の第１当接部４３ａにおける第１傾斜面４３ｄに押されて、ロックピン６３がコイルばね６５の付勢力に抗してサンバイザ本体３の左右方向外側に移動し、その軸部６３ａの先端側がロックピン収容凹部６１のピン貫通孔６１ａを通ってサンバイザ本体３の側壁５７外面から突出し、ピン貫通孔６１ａに対応する車体内装板２１のロック用孔２１ａに少し嵌入される。
【００５５】
そして、さらに整流板４３を上側にスライド移動させて上昇端の整流位置に位置付けると、図５（ｃ）に示すように、各ロックピン６３の傾斜面６３ｄが整流板４３下端部にある第２当接部４３ｂの第２傾斜面４３ｆに押圧された後にロックピン６３のフラット面６３ｃが整流板４３の第２当接部４３ｂの第２フラット面４３ｅに当接し、各ロックピン６３の軸部６３ａがサンバイザ本体３のピン収容凹部６１のピン貫通孔６１ａと、車体内装板２１のロック用孔２１ａとの双方に挿入される。このことで、サンバイザ本体３が車体パネルＰに格納位置のままで回動不能に保持される。また、この整流板４３の整流位置では各突起部６７が整流板用板ばね５０の端部間を押し拡げながらロックピン収容凹部６１内に嵌挿される。
【００５６】
最後に、上記整流位置にある整流板４３を突起部６７を支軸として後回りに略４５°回動させると、図６に仮想線で示すように、突起部６７が整流板用板ばね５０の凹状節度部５０ｂ，５０ｂに係合される。以上のことで、整流板４３が格納位置のサンバイザ本体３から上方に突出される整流位置に傾斜した状態で保持され、乗員に多量の走行風が当たるのを防ぐことができる。
【００５７】
一方、走行風が気にならない程度の速度で走行中のように整流板４３を使用しないときには、上記と逆の操作を行うことにより、整流板４３をサンバイザ本体３内の収容位置に収容すればよい。この整流板４３の不使用時には、整流板４３はサンバイザ本体３内に収容されるので、乗員の開放感を妨げることはない。
【００５８】
したがって、本発明の実施形態２に係るオープンカー用サンバイザ１によると、整流板４３は、格納位置にあるときのサンバイザ本体３に略上下方向にスライド可能に支持されているので、整流板４３の使用時には、整流板４３を上側にスライド移動させて整流位置に切り替えることができる一方、整流板４３の不使用時には下側に整流板４３をスライド移動させて収容位置に戻すことができる。また、整流板４３の不使用時には、整流板４３がサンバイザ本体３内に収容されるため、見映えがよい。
【００５９】
なお、支軸４１の形状は上記実施形態２に限定されるものではなく、例えば、サンバイザ本体と別体の支軸を支軸収容部の左右両側壁の貫通孔に回動不能に嵌入固定するようにしてもよい。
【００６０】
（その他の実施形態）
上記各実施形態では、整流板４３をサンバイザ本体３に対して車体後側に略４５°倒れるように設けたが、この角度に限定されるものではない。要は、整流板４３が走行風を整流することができる最適な角度に設定すればよい。
【００６１】
また、上記各実施形態では、ステー１７をサンバイザ本体３の裏面に一体に形成したが、ステーをサンバイザ本体の左側側面から突出させるように一体形成してもよい。
【００６２】
さらに、上記各実施形態では、ステー１７の突出部１７ａをサンバイザ本体３の左側から突出させてサンバイザ本体３を左側のサンバイザ取付部２５のみで保持するようにしたが、ステーをサンバイザ本体の右側からも突出させるとともに、車体内装板のサンバイザ取付部を左右２ヶ所に設け、サンバイザ本体を左右両側のサンバイザ取付部で保持するようにしてもよい。この場合に、板ばねを左右両側のサンバイザ取付部に設けてもよく、あるいはどちらか一方のサンバイザ取付部のみに設けてもよい。
【００６３】
また、上記各実施形態では、サンバイザ本体３の格納位置でボルトＢが車室内から見えるようになっているが、格納位置でサンバイザ本体によりボルトＢが車室内から見えないようにすることも可能である。この場合、ボルトＢに対応するサンバイザ本体の厚みを薄くするように形成する。
【００６４】
また、サンバイザ本体３を車体パネルＰに節度を有して保持する板ばね２７及び整流板４３をサンバイザ本体３に節度を有して保持する板ばね４９，５０の形状も上記各実施形態に限定されるものではない。
【００６５】
さらに、上記実施形態では、オープンカーの車体パネルＰにオープンカー用サンバイザ１を取り付けたが、Ｔバールーフ等の屋根の大部分が開放された車両にオープンカー用サンバイザを取り付けてもよいのは勿論のことである。
【００６６】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１〜３のオープンカー用サンバイザによると、格納位置にあるサンバイザ本体から略上方へ突出した状態で乗員の頭部に向けて流入する走行風を整流する整流板をサンバイザ本体に収容可能に設けたことにより、サンバイザを利用しつつ、走行状況に合わせて乗員の頭に当たる走行風を調整することができる。
【００６７】
特に、整流板を、格納位置にあるときのサンバイザ本体の上部に略水平方向の支軸を中心とする前回りに回動可能に支持し、この支軸回りの回動によりサンバイザ本体から略上方に突出し、乗員に走行風が当たるのを防ぐ整流位置と、サンバイザ本体に収容される収容位置とに切り替え可能としたことにより、整流位置と収容位置との切替操作が容易であるとともに、簡単な構造のオープンカー用サンバイザが得られる。
【００６８】
請求項２の発明によると、整流板の軸部に支軸を整流板用板ばねを介して挿通し、この整流板用板ばねによって、整流位置と収容位置とを切換可能に構成したことにより、走行風による風圧を受けても不安定に収容位置に戻るのを防止することができる。
【００６９】
また、請求項３の発明によると、整流板を、格納位置にあるときのサンバイザ本体に略上下方向にスライド移動可能に支持し、このスライド移動によりサンバイザ本体から略上方に突出する整流位置と、サンバイザ本体に収容される収容位置とに切り替え可能としたことにより、整流板の不使用時には、整流板がサンバイザ本体内に収容されるため、見映えがよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】図３のI−I線断面図である。
【図２】図３のII−II線拡大断面図である。
【図３】図４の矢印III方向拡大平面図である。
【図４】本発明の実施形態１に係るオープンカー用サンバイザが取り付けられた車体右側前部の一部を示す斜視図である。
【図５】本発明の実施形態２における整流板のロック機構の作動を示す断面図である。
【図６】図７のVI−VI線拡大断面図である。
【図７】図８の矢印VII方向拡大平面図である。
【図８】実施形態２を示す図４相当図である。
【符号の説明】
１オープンカー用サンバイザ
３サンバイザ本体
２３サンバイザ収容部
４１支軸
４３整流板
５１収容部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention belongs to a technical field related to a sun visor for an open car that is attached to block direct light to a driver's seat and a passenger seat of the open car.
[0002]
[Prior art]
  In general, as this type of open vehicle vehicle sun visor, a plate-like sun visor body is widely used that can be switched between a storage position along the body panel (front header trim) and a light shielding position along the inner surface of the front window. It has been.
[0003]
  Conventionally, for example, on the surface facing the front window when using a sun visor where the sun visor main body is in the light shielding position, one end of the auxiliary sun visor having a smaller area than the sun visor main body is rotated to one of the left and right end portions of the sun visor main body. The auxiliary sun visor is supported on the sun visor main body, and the auxiliary sun visor protrudes from the sun visor main body or is provided with a holding member that holds the auxiliary sun visor in a storage position where the auxiliary sun visor is stored overlapping the sun visor main body. A vehicle sun visor has been proposed that increases the area and prevents the auxiliary sun visor from closing even when wind pressure is applied during travel (see, for example, Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
      JP-A-10-291417
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
  By the way, since the open car can travel without a roof, the passenger can obtain a unique feeling of opening.
[0006]
  However, since the passenger compartment of the open car is open, there is a flow in which the traveling wind passing through the upper side of the vehicle body flows into the passenger compartment from above, and a large amount of traveling wind is generated on the passenger's head particularly during traveling at high speed. You may feel uncomfortable.
[0007]
  The present invention has been made in view of such a point, and the object of the present invention is to devise the structure of the open car sun visor so that a large amount of traveling wind hits the head of the occupant during traveling. Is to prevent it by the sun visor.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, in the sun visor for an open car in which the plate-like sun visor main body is provided so as to be switchable between the storage position and the light shielding position, it is substantially above the sun visor main body at the storage position. A rectifying plate that rectifies the traveling wind that flows toward the head of the occupant while projecting toward the occupant is provided in the sun visor body.
[0009]
  According to the above configuration, since the baffle plate is accommodated in the sun visor body in the retracted position so as to protrude upward, the rectifier plate projects substantially upward from the sun visor body in the retracted position, particularly when traveling at a high speed. By doing so, the running wind is rectified by the rectifying plate protruding from the sun visor main body and the inflow into the passenger compartment is suppressed, and it is possible to prevent a large amount of running wind from hitting the head of the occupant.
[0010]
  On the other hand, when the vehicle is traveling at a speed that does not bother the traveling wind, if the rectifying plate is accommodated in the sun visor body, the passengers will not be disturbed. Therefore, it is possible to obtain an open car sun visor that can adjust the traveling wind that strikes the occupant's head in accordance with the traveling situation.
[0011]
  AlsoThe baffle plate is supported on the upper part of the sun visor body in the retracted position so as to be rotatable about a substantially horizontal support shaft.Before the centerProjects upward from the sun visor body by rotating aroundAnd prevent the wind from hitting the passengerIt is possible to switch between a rectification position and a storage position stored in the sun visor body.
[0012]
  According to the above configuration, the rectifying plate is supported on the upper portion of the sun visor main body when in the retracted position so as to be rotatable about a substantially horizontal supporting shaft.Before the centerRotate the baffle plate aroundPreventing passengers from being exposed to windWhile it is possible to switch to the rectifying position, when the rectifying plate is not used, the rectifying plate can be rotated around the support shaft and returned to the accommodation position. Therefore, the switching operation between the rectifying position and the housing position is easy, and an open car sun visor having a simple structure can be obtained.
[0013]
  In the invention according to claim 2, the rectifying plate includes a shaft portion through which the support shaft is inserted through a rectifying plate leaf spring,
  The rectifying position and the accommodation position can be switched by the rectifying plate leaf spring.
[0014]
  According to said structure, since the baffle plate is hold | maintained with the elastic force of a leaf | plate spring, even if it receives the wind pressure by driving | running | working wind, it will not return to an accommodation position unstable.
[0015]
  In the invention of claim 3, the rectifying plate is slidably supported on the sun visor body when in the retracted position, and is accommodated in the sun visor body, the rectifying position protruding substantially upward from the sun visor body by this sliding movement. It is possible to switch to the storage position.
[0016]
  According to the above configuration, since the rectifying plate is supported by the sun visor body so as to be slidable substantially vertically in the retracted position, when the rectifying plate is used, the rectifying plate is slid upward to switch to the rectifying position. On the other hand, when the rectifying plate is not used, the rectifying plate can be slid downward to return to the accommodation position. Therefore, when the rectifying plate is not used, the rectifying plate overlaps with or is accommodated in the sun visor main body, so that the appearance is good.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  (Embodiment 1)
  Hereinafter, Embodiment 1 of the present invention will be described with reference to the drawings. 2 and 4 show the front window portion of the open car on the front side of the traveling seat, and the open vehicle sun visor 1 according to Embodiment 1 of the present invention is attached to the vehicle body panel P to which the front window W is attached. .
[0018]
  The vehicle body side surface of the vehicle body panel P is covered with a vehicle interior plate 21 (front header trim), and the vehicle interior plate 21 is formed with a sun visor accommodating portion 23 that is partially recessed into a rectangular shape. ing. A sun visor mounting portion 25 is formed in a lower left portion of the vehicle body in the sun visor housing portion 23 so as to be higher than the other portions.
[0019]
  The inside of the sun visor mounting portion 25 is hollow, and a stay through hole (not shown) having a horizontal center is opened on the right side wall, and the inside and outside of the sun visor mounting portion 25 communicate with each other through the stay through hole. ing.
[0020]
  The vehicle body interior plate 21 (sun visor housing 23) on the upper side of the sun visor mounting portion 25 has a bolt insertion hole 23a, and the vehicle body panel P corresponding to the bolt insertion hole 23a has a bolt insertion hole P1 on the same axis. A weld nut N is fixed to the back side (front side of the vehicle body) of the vehicle body panel P corresponding to the bolt insertion hole P1.
[0021]
  As shown in FIG. 3, the sun visor 1 includes a sun visor body 3 formed in a substantially rectangular plate shape that is long in the vehicle width direction, a stay 17 formed integrally with the lower portion of the sun visor body 3, and a sun visor body 3. It consists of a substantially rectangular plate-like rectifying plate 43 provided so as to be accommodated on the front side (the rear side of the vehicle body when the sun visor body 3 is in the retracted position as described later is referred to as the front side and the front side is referred to as the back side).
[0022]
  The stay 17 has a protruding portion 17a that protrudes in a substantially horizontal direction from the sun visor body 3 toward the left side of the vehicle body. The sun visor body 3 has a cutout portion 3a in which a corner portion located on the lower left side of the vehicle body (lower left side in the figure) in the retracted position is cut out in a substantially rectangular shape, and the sun visor corresponding to the cutout portion 3a. The stay 17 is integrally formed on the back surface of the main body 3 so that the protruding portion 17a protrudes into the cutout portion 3a.
[0023]
  As shown in FIG. 2, the protrusion 17 a of the stay 17 has a flat surface in which a part of the outer peripheral portion is cut out substantially in parallel with the axis of the stay 17 at a portion on the front side in the storage position of the sun visor body 3. A moderation portion 17b made of a surface is provided.
[0024]
  Inside the sun visor mounting portion 25 of the vehicle body interior plate 21, a main body leaf spring 27 that holds the protruding portion 17 a of the stay 17 is provided. The plate spring 27 for main body is formed by bending a rectangular plate spring steel into a substantially b shape so that both ends overlap each other, and a mounting portion 29 having a bolt insertion hole 29a through which the bolt B is inserted, And a pair of flat first and second abutting surfaces 31a and 31b with which the moderation portion 17b of the stay 17 abuts on the inner periphery of the retaining portion 31. Are provided so as to face each other. Further, the main body leaf spring 27 is inserted through the bolt B into the vehicle body interior plate 21, the attachment portion 29 of the main body leaf spring 27, and the bolt insertion holes 23a, P1, 29a of the vehicle body panel P, and nuts on the rear surface of the vehicle body panel P. By being screwed to N, the vehicle body interior plate 21 and the vehicle body panel P are fastened together.
[0025]
  The protruding portion 17a of the stay 17 is inserted into the stay through hole of the sun visor mounting portion 25 and pushed into the holding portion 31 of the plate spring 27 for the main body. In a state where the 17 projecting portions 17 a are in sliding contact with the inner periphery of the main body leaf spring 27, it is held so as to be rotatable around a shaft center of the stay 17 within a rotation range of about 180 ° and is positioned along the vehicle body panel P. When the sun visor main body 3 is switched to the storage position, the storage position is switched to the storage position (solid line state in FIG. 2) and the light-shielding position (virtual line state in FIG. 2) along the inner surface of the front window W. The moderation portion 17b of the stay 17 contacts the first contact surface 31a on the opposite side of the vehicle body panel P of the holding portion 31, so that the sun visor body 3 is held at the retracted position, while the sun visor body Is positioned at the light shielding position, the moderation portion 17b contacts the second contact surface 31b of the holding portion 31 on the vehicle body panel P side, so that the sun visor body 3 is held at the light shielding position. .
[0026]
  In addition, as shown in FIG. 1, the rib 3c which has the hollow part 3b is formed in the peripheral part of the sun visor main body 3 by the gas injection molding method over the perimeter. Further, a mirror mounting portion 3d having a substantially rectangular frame shape protrudes from a substantially central portion of the back surface at the storage position of the sun visor main body 3, and a substantially rectangular mirror 5 is attached to the mirror mounting portion 3d. Yes. Thus, the occupant can use the mirror 5 at the light shielding position of the vehicle sun visor 1. Note that a ticket holder portion may be provided at the position of the mirror mounting portion 3d, or a mirror, a ticket holder portion, etc. may not be provided.
[0027]
  As a feature of the present invention, as shown in FIGS. 1 and 3, the left and right central portions of the upper end portion of the sun visor body 3 when in the storage position are notched in a substantially rectangular shape downward. A support shaft housing portion 3e is provided, and a support shaft 41 extending in a substantially horizontal direction is integrally formed with the support shaft housing portion 3e. The support shaft 41 is formed of a flat surface which is a part of the outer peripheral portion and whose upper rear end is inclined substantially 45 ° with respect to the upper end surface of the sun visor main body 3 so as to be substantially parallel to the axis of the support shaft 41. A rectifying plate moderation portion 41a is formed. Further, the left and right substantially central portions of the support shaft 41 are notched, and a rectifying plate spring 49 described later is inserted from the notch 41b.
[0028]
  The rectifying plate 43 is rotatably supported on the support shaft 41. The rectifying plate 43 has a substantially plate-like rectifying plate main body 45 having an outer peripheral shape along the inner periphery of the rib 3c on the surface of the sun visor main body 3, and projects integrally with the rectifying plate main body 45. A shaft portion 47 having a rectangular tube shape that is fitted in the support shaft housing portion 3e of the main body 3 and opens in the left-right direction is provided. The support shaft 41 is connected to the shaft portion 47 via a rectifying plate leaf spring 49 described later. Is inserted.
[0029]
  The shaft part 47 extends from the lower side lower wall part 47a, the rear side wall part 47b extending upward from the tip of the lower side lower wall part 47a, and the front side (right side in FIG. 1) from the upper end of the rear side wall part 47b. An upper wall portion 47c, a front side wall portion 47d extending downward from the front end portion of the upper wall portion 47c, and an upper lower portion extending from the lower end of the front side wall portion 47d to the back side and overlapping the lower lower wall portion 47a. The upper wall portion 47c is provided with a hinge portion 47f that is thinned by cutting the back surface thereof into a substantially V-shaped cross section over the entire axial direction of the support shaft 41, and the wall portion 47e. By turning the upper lower wall portion 47e, the front side wall portion 47d and the upper wall portion 47c on the front side of the hinge portion 47f counterclockwise in FIG. 1 around the hinge portion 47f, the shaft portion 47 can be opened. It has become.
[0030]
  Further, an engagement projection 47g is formed on the inner surface of the substantially right and left central portion of the back side wall portion 47b of the shaft portion 47, and the upper lower wall is formed between the engagement projection 47g and the lower lower wall portion 47a. The tip of the portion 47e is fitted and locked. The engaging projection 47g is provided with a spring insertion recess 47h that opens upward. A rectifying plate spring 49 that is in sliding contact with the outer periphery of the support shaft 41 is accommodated in the shaft portion 47.
[0031]
  The plate spring 49 for the rectifying plate is formed by bending a rectangular plate spring steel into a substantially b shape so that both end portions 49a overlap, like the main plate spring 27 in the sun visor mounting portion 25. A holding portion 49b having a substantially rectangular tube shape that opens in the left-right direction (vehicle width direction) is provided, and both end portions 49a are overlapped and inserted and fixed in the spring insertion recess 47h of the engagement protrusion 47g. The holding portion 49b has a flat first contact portion 49c having an inclination of about 45 ° with respect to the upper wall portion 47c of the shaft portion 47, and a flat surface substantially parallel to the upper wall portion of the housing portion 47. A second abutting portion 49d having a surface, and the rectifying plate 43 is in the retracted position while the outer peripheral surface of the support shaft 41 is slidably contacted with the leaf spring 49 in the shaft portion 47 around the support shaft 41. It is rotated between a straightening position protruding upward from a certain sun visor body 3 and a storage position accommodated in the sun visor body 3. When the rectifying plate 43 is positioned at the storage position, the first abutting portion 49c of the rectifying plate leaf spring 49 abuts on the rectifying plate moderation portion 41a of the support shaft 41 as shown by a solid line in FIG. The plate 43 is held in the storage position. On the other hand, as indicated by phantom lines in the drawing, when the rectifying plate 43 is rotated forward about the support shaft 41 and positioned at the rectifying position, the second abutting portion of the plate spring 49 for the rectifying plate is provided. As a result of 49d coming into contact with the rectifying plate moderation portion 41a of the support shaft 41, the rectifying plate 43 is held at the rectifying position. In this way, the rectifying plate 43 can be switched between the rectifying position and the accommodating position.
[0032]
  In addition, an operation portion 45a having a substantially arc-shaped cross section that is large enough to accommodate a passenger's finger is provided so as to protrude on the front side of the rectifying plate main body 45 from the lower side thereof. The rectifier plate 43 at the accommodation position can be pulled out by inserting the occupant's finger.
[0033]
  A method of attaching the rectifying plate 43 of the sun visor 1 for an open car according to the first embodiment to the sun visor body 3 will be described. First, the holding portion 49b of the leaf spring 49 is inserted into, for example, the left support shaft 41 from the notch 41b of the support shaft 41 of the sun visor body 3 while being inclined in the left-right direction. Next, the shaft portion 47 is developed centering on the hinge portion 47f of the shaft portion 47, and in the expanded state, the shaft portion 47 is inserted into the support shaft housing portion 3e of the sun visor body 3 from the lower side of the leaf spring 49. The upper lower wall portion 47e is inserted. And the surface of the sun visor main body 3 and the back side of the rectifying plate main body 45 are made to substantially contact | abut by rotating the rectifying plate 43, inserting the axial part 47 further in the back.
[0034]
  Next, while sliding the leaf spring 49 to the right, both end portions 49a are inserted and fixed in the spring insertion recess 47h. Finally, it is only necessary to close the shaft portion 47 by turning the upper lower wall portion 47e, the front side wall portion 47d and the upper wall portion 47c on the front side of the hinge portion 47f around the hinge portion 47f of the shaft portion 47.
[0035]
  Next, a method of using the open car sun visor 1 will be described. When the sun visor body 3 is rotated backward about the axis of the projecting portion 17a of the stay 17 and positioned at the light shielding position along the inner surface of the front window W, the moderation portion 17b of the stay 17 is held by the holding portion at the light shielding position. 31 is in contact with the second contact portion 31b on the vehicle body panel P side, whereby the sun visor main body 3 is held at the light shielding position, and direct light to the occupant of the traveling seat is blocked.
[0036]
  On the other hand, when the sun visor 1 for an open car is not used, the sun visor main body 3 is rotated forward from the light shielding position and positioned at the storage position along the vehicle body panel P. In this storage position, the moderation portion 17b of the stay 17 contacts the first contact portion 31a, and the sun visor body 3 is held in the storage position by this contact.
[0037]
  When the rectifying plate 43 is used during traveling, the open visor sun visor 1 is held at the retracted position of the sun visor main body 3, and a finger is put into the operation portion 45a of the rectifying plate main body 45 so that the rectifying plate main body 45 is moved forward. The rectifying plate 43 is positioned at a rectifying position that protrudes obliquely upward on the rear side, and the rectifying plate moderation portion 41a of the support shaft 41 is moved to the second abutting portion 49d of the rectifying plate leaf spring 49. Make contact. Thus, the rectifying plate 43 is held at the rectifying position, and a large amount of traveling wind can be prevented from hitting the occupant. At this time, since the rectifying plate 43 is held by the elastic force of the leaf spring 49, the rectifying plate 43 does not return to the accommodation position in an unstable manner even if it receives wind pressure from the traveling wind.
[0038]
  On the other hand, when the rectifying plate 43 is not used, such as when traveling at a speed at which the traveling wind does not bother, the rectifying plate main body 45 is pushed downward to rotate backward about the support shaft 41, and the rectifying plate main body The back side of 45 and the front side of the sun visor main body 3 are accommodated in an accommodating position where they substantially abut. At this time, the first contact portion 49c of the rectifying plate leaf spring 49 contacts the rectifying plate moderation portion 41a of the support shaft 41, and the rectifying plate 43 is held in the accommodation position. Thus, when the rectifying plate 43 is not used, the rectifying plate 43 is accommodated on the surface of the sun visor body 3, so that it does not hinder the passengers from feeling open.
[0039]
  Therefore, according to the sun visor 1 for an open car according to the first embodiment, since the switching operation between the rectifying position and the housing position of the rectifying plate 43 can be performed according to the traveling state, the traveling wind hitting the head of the occupant can be adjusted.
[0040]
  Further, the rectifying plate 43 is supported on the upper portion of the sun visor body 3 so as to be rotatable around the support shaft 41 when in the retracted position, so that the switching operation between the rectifying position and the accommodating position is easy. The structure becomes simple.
[0041]
  (Embodiment 2)
  5 to 8 show a second embodiment of the present invention (the same parts as those in FIGS. 1 to 4 are denoted by the same reference numerals and the detailed description thereof is omitted), and the rectifying plate 43 with respect to the sun visor body 3 is shown. The mounting structure is different from that of the first embodiment, and a sliding method is adopted.
[0042]
  That is, in this Embodiment 2, as shown in FIG. 7, the sun visor main body 3 has the bottomed accommodating part 51 opened to the upper end surface in the storage position. For the sake of explanation, the rear wall portion of the vehicle body at the storage position of the sun visor body 3 is referred to as a front wall portion 53, and the front wall portion is referred to as a back wall portion 55 (shown in FIG. 6).
[0043]
  As shown in FIG. 6, the upper end portion of the front wall portion 53 on the rear side of the housing portion 51 of the sun visor body 3 is positioned below the upper end portion of the back wall portion 55 in order to avoid interference with the rectifying plate 43. Notched into. On the other hand, the upper end portion of the back wall portion 55 extends to the upper end surface of the sun visor body 3, and the rectifying plate 43 falls forward in the rectifying position due to the height difference between the upper end portions of the front and back wall portions 53 and 55. In addition, light is prevented from leaking at the light shielding position of the sun visor body 3.
[0044]
  As shown in FIG. 5, slide groove portions 59, 59 having a substantially U-shaped cross section extending in the vertical direction are provided on the inner surfaces of the left and right side walls 57, 57 of the sun visor body 3.
[0045]
  On the other hand, the rectifying plate 43 is a plate-like member that can be accommodated in the accommodating portion 51, and protrudes in the left-right direction at the lower end portions of the left and right side surfaces thereof, and projecting portions 67 and 67 as support shafts at the rectifying position of the rectifying plate 43 Is provided. The protrusions 67 are fitted in the slide groove portions 59 so as to be slidable in the vertical direction, and the rectifying plates 43 are accommodated in the accommodating portions 51 as the protrusions 67 slide on the slide groove portions 59. The accommodation position and the rectification position (shown by phantom lines in FIG. 7) in which each projection 67 is fitted into the holding portion 50a of the rectifying plate leaf spring 50 in the lock pin accommodation recess 61 of the sun visor body 3 described later. In the meantime, sliding movement is possible while moving in and out of the accommodating portion 51 of the sun visor body 3.
[0046]
  A substantially rectangular pin receiving recess 61 is formed at the upper end of each slide groove 59 so as to be deeper than the bottom surface of the slide groove 59 and receive a lock pin 63 described later. A pin through hole 61a that penetrates to the outer surface of the side wall 57 is provided at a substantially central portion in the thickness direction of the sun visor body 3 on the bottom surface of each pin housing recess 61 (left and right side walls 57 of the sun visor body 3). Is provided with locking holes 21a (shown only in FIG. 5) having substantially the same diameter as the pin through holes 61a on the left and right side walls of the vehicle interior plate 21 (accommodating recess 23). In addition, projecting portions 61 b and 61 b (shown only in FIG. 6) that protrude so as to face each other are formed on the lower surface of the surface of the sun visor main body 3 on the front wall portions 53 and 55 in the pin housing recess 61.
[0047]
  And in each said pin accommodation recessed part 61, the leaf | plate spring 50 for rectifying plates bent in the substantially (omega) character shape is accommodated so that the front-end | tip part may be engaged with each said protrusion part 61b. This rectifying plate spring 50 has a substantially cylindrical holding portion 50a that is arranged in a state of being slightly spaced from the peripheral side surface of the lock pin accommodating recess 61 and opens in the left-right direction. A pair of concave moderation portions 50b, 50b whose front is inclined upward by approximately 45 ° are formed at a position facing each other in the diameter direction by bending a part of the leaf spring 49 so as to be recessed outward.
[0048]
  Further, in each pin housing recess 61 of the sun visor body 3, a lock pin 63 extending in a substantially horizontal direction and slidable in the left-right direction is disposed concentrically with the pin through hole 61a of the sun visor body 3. Specifically, as shown in FIG. 5, the lock pin 63 has a substantially cylindrical shape inserted from the front end side into the pin through hole 61 a in the bottom wall of the pin housing recess 61 and the lock hole 21 a in the vehicle interior plate 21. And a substantially disc-shaped pin head 63b integrally formed at the base end of the shaft 63a. The pin head 63b is connected to an upper portion orthogonal to the axis of the shaft 63a. A half flat surface 63c and a lower half inclined surface 63d which is located below the flat surface 63c and is inclined downward toward the tip of the shaft portion 63a are provided.
[0049]
  A coil spring 65 positioned around the shaft 63a is mounted between the pin head 63b of each lock pin 63 and the bottom surface of the pin housing recess 61. The tip of the shaft portion of the lock pin 63 is normally positioned in the pin through hole 61a of the pin housing recess 61 and is held so as not to protrude from the outer surface of the side wall 57 of the sun visor body 3.
[0050]
  Then, as shown in FIG. 6, the rectifying plate 43 is positioned at the rectifying position, and the protrusions 67 and 67 are lowered into the holding portion 50a of the rectifying plate leaf spring 50 in the pin accommodating recess 61 in the sun visor body 3. When inserted from the side, in this state, the rectifying plate 43 is rotated in a rotation range of about 45 ° around the left and right protrusions 67 and 67, and at this time, the protrusion 67 is moved to each leaf spring. When the protrusion 67 moves to the moderation portion 50b of the holding portion 50a, the rectifying plate 43 is locked and held at the rotation position. It has become.
[0051]
  As shown in FIG. 5, first and second contact portions 43 a and 43 b that contact the pin head 63 b of the lock pin 63 are provided on the upper and lower ends of the left side surface of the rectifying plate 43, respectively. Yes. The first abutting portion 43a is formed by cutting out the upper end corner portion of the rectifying plate 43 in a stepped shape. The first flat surface 43c, which is an upper flat surface, and the first flat surface 43c. The first inclined surface 43d is formed of an inclined surface having the same angle as the inclined surface 63d of the lock pin 63. On the other hand, the second abutting portion 43b is formed on the protruding portion 67, and the protruding portion 67 is continuous with the second flat surface 43e formed of a plane in the vertical direction and the upper portion of the second flat surface 43e. The second inclined surface 43f is an inclined surface having the same angle as the inclined surface 63d of the lock pin 63.
[0052]
  When the rectifying plate 43 is in the storage position, as shown in FIG. 5A, the first abutting portion 43a abuts on the pin head 63b of the lock pin 63, so that the rectifying plate 43 is a coil spring. On the other hand, the second abutting portion 43b abuts against the pin head portion 63b of the lock pin 63 as shown in FIG. The lock pin 63 moves leftward against the urging force of the coil spring, and the shaft portion 63a protrudes from the outer surface of the side wall 57 of the sun visor body 3 and is inserted into the lock hole 21a of the vehicle interior plate 21. The rectifying plate 43 is locked and held at the rectifying position. In addition, although the said locking mechanism demonstrated the left side part of the sun visor 1 as shown in FIG. 5, the same mechanism is provided also in the right side of the sun visor 1. As shown in FIG.
[0053]
  Next, a method of using the open car sun visor 1 according to the second embodiment will be described. When the sun visor body 3 is held in the retracted position, as shown in FIG. 5A, the rectifying plate 43 has the first flat surfaces 43 c of the left and right first abutting portions 43 a of the lock pins 63. The flat surface 63c and the first inclined surface 43d of the first contact portion 43a are pressed by the urging force of the coil spring 65 in a state where the first inclined surface 43d is in contact with the inclined surface 63d of the lock pin 63. Is held in the storage position. In this state, the sun visor body 3 is switched from the retracted position to the light-shielding position, and even if the opening side of the accommodating portion 51 of the sun visor body 3 faces downward, the rectifying plate 43 has the first inclined surface 43d by the biasing force of the coil spring 65. Since it is press-contacted to the inclined surface 63d of the lock pin 63, it remains held in the accommodation position, and the rectifying plate 43 does not move to the rectifying position due to its own weight.
[0054]
  And when using the baffle plate 43 at the time of high-speed driving | running | working, etc., with the sun visor main body 3 in the said storage position, as shown in FIG.5 (b), the baffle plate 43 is accommodated in the accommodating part 51 of the sun visor main body 3. FIG. And then slide it upward. Thus, the inclined surface 63 d of the lock pin 63 is pushed by the first inclined surface 43 d in the first contact portion 43 a of the rectifying plate 43, and the lock pin 63 resists the biasing force of the coil spring 65 and the sun visor body 3. Of the vehicle body interior plate 21 corresponding to the pin through hole 61a. The tip end side of the shaft portion 63a protrudes from the outer surface of the side wall 57 of the sun visor body 3 through the pin through hole 61a of the lock pin accommodating recess 61. It is slightly inserted into the locking hole 21a.
[0055]
  When the rectifying plate 43 is further slid upward and positioned at the rectifying position at the rising end, the inclined surface 63d of each lock pin 63 is located at the lower end of the rectifying plate 43 as shown in FIG. After being pressed by the second inclined surface 43f of the contact portion 43b, the flat surface 63c of the lock pin 63 contacts the second flat surface 43e of the second contact portion 43b of the rectifying plate 43, and the shaft portion of each lock pin 63 63 a is inserted into both the pin through hole 61 a of the pin housing recess 61 of the sun visor body 3 and the locking hole 21 a of the vehicle interior plate 21. Thus, the sun visor body 3 is held on the vehicle body panel P in a non-rotatable state in the retracted position. Further, at the rectifying position of the rectifying plate 43, the projections 67 are fitted and inserted into the lock pin housing recesses 61 while expanding between the ends of the rectifying plate leaf spring 50.
[0056]
  Finally, when the rectifying plate 43 at the rectifying position is rotated approximately 45 ° backward about the projection 67 as a support shaft, the projection 67 is moved toward the rectifying plate leaf spring 50 as indicated by a virtual line in FIG. Are engaged with the concave moderation portions 50b, 50b. As described above, the rectifying plate 43 is held in an inclined state to the rectifying position protruding upward from the sun visor body 3 in the retracted position, and a large amount of traveling wind can be prevented from hitting the occupant.
[0057]
  On the other hand, when the rectifying plate 43 is not used as when traveling at a speed that does not bother the traveling wind, the rectifying plate 43 can be accommodated in the accommodating position in the sun visor body 3 by performing the reverse operation. Good. When the rectifying plate 43 is not used, the rectifying plate 43 is accommodated in the sun visor main body 3, so that the occupant's feeling of opening is not hindered.
[0058]
  Therefore, according to the sun visor 1 for an open car according to the second embodiment of the present invention, the rectifying plate 43 is supported by the sun visor body 3 so as to be slidable substantially vertically in the storage position. When in use, the rectifying plate 43 can be slid upward to switch to the rectifying position, while when the rectifying plate 43 is not in use, the rectifying plate 43 can be slid downward to return to the accommodation position. In addition, when the rectifying plate 43 is not used, the rectifying plate 43 is accommodated in the sun visor main body 3, so that the appearance is good.
[0059]
  The shape of the support shaft 41 is not limited to that of the second embodiment. For example, a support shaft that is separate from the sun visor body is fitted and fixed to the through holes in the left and right side walls of the support shaft housing portion so as not to rotate. You may do it.
[0060]
  (Other embodiments)
  In each of the above-described embodiments, the rectifying plate 43 is provided so as to tilt approximately 45 ° toward the rear side of the vehicle body with respect to the sun visor main body 3, but is not limited to this angle. In short, the rectifying plate 43 may be set to an optimum angle that can rectify the traveling wind.
[0061]
  In each of the above embodiments, the stay 17 is integrally formed on the back surface of the sun visor body 3. However, the stay may be integrally formed so as to protrude from the left side surface of the sun visor body.
[0062]
  Further, in each of the above-described embodiments, the protrusion 17a of the stay 17 is protruded from the left side of the sun visor body 3, and the sun visor body 3 is held only by the left sun visor mounting portion 25. In addition, the sun visor mounting portions of the vehicle body interior plate may be provided at two locations on the left and right sides, and the sun visor body may be held by the left and right sun visor mounting portions. In this case, the leaf springs may be provided in the left and right sun visor attachment portions, or may be provided only in one of the sun visor attachment portions.
[0063]
  Moreover, in each said embodiment, although the volt | bolt B is visible from a vehicle interior in the storage position of the sun visor main body 3, it is also possible to make the bolt B invisible from the vehicle interior by the sun visor main body in the storage position. is there. In this case, the sun visor body corresponding to the bolt B is formed to be thin.
[0064]
  Further, the shape of the leaf springs 27 and 50 for holding the sun visor body 3 in the vehicle body panel P with moderation and the leaf springs 49 and 50 for holding the rectifying plate 43 in the sun visor body 3 with moderation are also limited to the above embodiments. Is not to be done.
[0065]
  Further, in the above embodiment, the open car sun visor 1 is attached to the vehicle body panel P of the open car. However, it is a matter of course that the open car sun visor may be attached to a vehicle in which most of the roof such as a T-bar roof is opened. That is.
[0066]
【The invention's effect】
  As described above, according to the sun visor for open car according to claims 1 to 3, the rectifying plate for rectifying the traveling wind flowing toward the head of the occupant in a state of protruding substantially upward from the sun visor body in the retracted position. By providing the sun visor so as to be accommodated, it is possible to adjust the traveling wind that strikes the head of the occupant according to the traveling situation while using the sun visor.
[0067]
  In particular,A substantially horizontal support shaft on the top of the sun visor body when the flow plate is in the retracted positionBefore the centerIt is supported so as to be able to turn around, and it protrudes approximately upward from the sun visor body by turning around this spindle.And prevent the wind from hitting the passengerSince it is possible to switch between the rectification position and the accommodation position accommodated in the sun visor main body, the switching operation between the rectification position and the accommodation position is easy, and a sun visor for an open car with a simple structure can be obtained.
[0068]
  According to the invention of claim 2, the support shaft is inserted through the shaft spring of the current plate through the current plate leaf spring. Since the rectifying plate spring can be switched between the rectifying position and the accommodating position, it is possible to prevent the rectifying plate from returning to the accommodating position in an unstable manner even when receiving wind pressure from the traveling wind.
[0069]
  Further, according to the invention of claim 3, the rectifying plate is supported so as to be slidable substantially vertically in the sun visor body when in the retracted position, and the rectifying position protruding substantially upward from the sun visor body by this sliding movement; By switching to the accommodation position accommodated in the sun visor body, the rectification plate is accommodated in the sun visor body when the rectification plate is not used, so that the appearance is good.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
2 is an enlarged sectional view taken along line II-II in FIG. 3;
3 is an enlarged plan view in the direction of arrow III in FIG. 4;
FIG. 4 is a perspective view showing a part of a right front part of a vehicle body to which a sun visor for an open car according to Embodiment 1 of the present invention is attached.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the operation of a current plate locking mechanism in Embodiment 2 of the present invention.
6 is an enlarged sectional view taken along line VI-VI in FIG. 7;
7 is an enlarged plan view in the direction of arrow VII in FIG.
FIG. 8 is a view corresponding to FIG.
[Explanation of symbols]
  1 Sun visor for open cars
  3 Sun visor body
  23 Sun visor housing
  41 Support shaft
  43 Current plate
  51 container

Claims

In the sun visor for open cars in which the plate-shaped sun visor body is provided so that it can be switched between the storage position and the light shielding position,
A rectifying plate that rectifies traveling wind that flows toward the head of the occupant in a state of protruding substantially upward from the sun visor body in the storage position is provided so as to be accommodated in the sun visor body .
The rectifying plate is supported on the upper part of the sun visor body so as to be rotatable about a substantially horizontal support shaft when in the retracted position, and is substantially upward from the sun visor body by the forward rotation about the support shaft. The open visor sun visor is characterized in that it can be switched between a rectifying position that prevents the traveling wind from hitting the occupant and an accommodation position that is accommodated in the sun visor body .

The sun visor for an open car according to claim 1,
The rectifying plate includes a shaft portion through which the support shaft is inserted via a rectifying plate spring.
A sun visor for an open car, wherein the rectifying position and the accommodation position are switchable by the rectifying plate leaf spring.

In the sun visor for open cars in which the plate-like sun visor body is provided so that it can be switched between the storage position and the light shielding position,
A rectifying plate that rectifies running wind flowing toward the head of the occupant in a state of protruding substantially upward from the sun visor body in the storage position is provided so as to be accommodated in the sun visor body.
The rectifying plate is supported by the sun visor body so as to be slidable substantially vertically in the retracted position. The rectifying position protrudes substantially upward from the sun visor body by the sliding movement, and the housing accommodated in the sun visor body. A sun visor for an open car, which can be switched to a position.