JP4212157B2 - 顕微鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、倍率の異なる複数の対物レンズを切替え可能に取付けるレボルバを有する顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、倍率の異なる複数の対物レンズを切替え可能に取付けたレボルバを有する顕微鏡では、光軸に垂直な面に対してレボルバ回転面を鏡基と反対の方向に向けて傾斜させる、いわゆる後ろ向きレボルバが最良な配置構成のものとして一般に採用されている。つまり、このような後ろ向きレボルバによれば、標本が対物レンズに遮られることないので、標本の視認性がよく、また、標本の交換が容易であること、対物レンズの先端部がよく見えるので、高倍の対物レンズのため作動距離が小さい時も、焦点を安全に出しやすいこと、例えば油浸の対物レンズの場合、オイルを標本上に垂らしやすいこと、観察している対物レンズを確認しやすいなどの利点があり、高級な顕微鏡では、後ろ向きレボルバが多く用いられている。
【0003】
図3は、このような後ろ向きレボルバを用いた顕微鏡の概略構成を示すもので、顕微鏡本体1は、標本を載置するステージ2を有するとともに、このステージ2の上方まで延びるアーム3を有し、このアーム3の先端部に観察鏡筒4を取付けるとともに、この観察鏡筒4の下方にレボルバ5を設けている。レボルバ5は、倍率の異なる複数の対物レンズ6を取付けた回転部51を、回転軸7を中心に回転可能にしたもので、この回転部51の回転により所望する対物レンズ6を観察鏡筒4の光軸8上に位置させるようにしている。
【0004】
この場合、顕微鏡本体1よりステージ2の上方まで延出されるアーム3は、観察鏡筒4およびレボルバ5を支えるものであるが、観察鏡筒4により行なわれる顕微鏡観察では、当然、低倍から高倍までの倍率をかけて観察が行なわれるため、アーム3として機械的強度は勿論であるが、振動を発生しないものが要求され、このためアーム3には、厚み寸法の大きなものが用いられている。
【0005】
ところで、観察鏡筒4と対物レンズ6との間隔L1は、光学性能を満足するため、例え、無限遠補正の光学系であっても、ある一定の間隔に設定されている。このため、アーム3と観察鏡筒4の間またはレボルバ5とアーム3との間に照明光や観察光の分割を行なう中間鏡筒(図示せず)を挿入するためには、対物レンズ6と観察鏡筒4との間隔L1を効果的にバランスよく利用する必要がある。この場合、対物レンズ6と観察鏡筒4との間隔L1は、アーム3の厚み寸法L2とレボルバ5の厚み寸法L3から決まり、仮にレボルバ5の厚み寸法L3を大きくすると、アーム3の厚み寸法L2が小さくなって機械的強度の低下や中間鏡筒の設計自由度を奪うことになる。
【0006】
このため、近年の高度にシステム化された顕微鏡にあっては、そのシステムを崩さないためにもアーム3の厚み寸法L2とレボルバ5の厚み寸法L3の和(L2+L3)が一定になるようになっている。
【0007】
一方、最近になって、顕微鏡の共有化やアプリケーションの複雑化に伴い、レボルバ5に取付けられる対物レンズの数は増える傾向にあり、現在主流の対物レンズを6個取付けたレボルバでは、要求を満たせなくなっている。そして、顕微鏡の倍率系列を見ても、0.5/1/2/4/10/20/40/60/100の9個の対物シリーズがあり、さらに、蛍光観察や位相差観察など観察方式ごとの専用の対物レンズも増えるとともに、同じ倍率の対物レンズを目的別に使い分ける要求も増えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような、いわゆる後ろ向きレボルバは、対物レンズの本数を増やしていくと、次のような問題が生じる。図4(a)は、6個の対物レンズ6を取付けたレボルバ5’を示し、図4(b)は、8個の対物レンズ6を取付けたレボルバ5’’の例を示している。この場合、同図(b)に示すように対物レンズ6の数を8個に増やすということは、対物レンズ6の取付け径を一定間隔で円周上に沿って多く配置しなければならないため、レボルバ5’’の径が大きくなることは明らかであり、実際、レボルバ5’の径D6に対してレボルバ5’’の径D8は、8/6の径にもなる。そして、レボルバ5’’の径D8が大きくなることは、その厚み寸法L8も大きくなり、傾きθを用いてレボルバ5’の厚み寸法L6との差を表すと、L8−L6=(D8−D6)×sinθにもなる。また、レボルバ5’’の厚み寸法L8の増大に伴いアーム3の長さ寸法も延ばす必要が生じ、これが原因してアーム3の強度か劣化するおそれがある。
【0009】
そこで、特開昭60−92219号公報に開示されるように、レボルバの傾きθを0にし、対物レンズを水平に回転させるようにしたものが考えられている。ところが、このようにしたものによると、最高の性能が要求される顕微鏡においては、標本と対物レンズとの間隔、つまり作動距離が0.1mmと極めて小さくなるため、対物レンズを水平に回転させた時、標本に段差などがあると、これに衝突することがあるなど、標本観察に不都合を生じることがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、レボルバに取付けられる対物レンズ数を増やすことができる顕微鏡を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、標本を載置するステージと該ステージの上方に延びるアームを有する顕微鏡本体と、前記アームに観察鏡筒とともに支持され、且つ複数の対物レンズを取付けるとともに、その回転により所望する対物レンズを前記観察鏡筒の光軸上に位置させる回転可能なレボルバとを具備し、前記レボルバの回転軸を前記顕微鏡本体正面に対して右または左方向に傾けて配置したことを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、レボルバは、複数の対物レンズを取付けた回転部と、この回転部を回転可能に支持する固定部を有し、前記回転部の周縁部が前記アーム側縁より外方に突出することを特徴としている。
【0012】
この結果、請求項1記載の発明によれば、レボルバの回転軸が、顕微鏡本体の正面に対して右または左方向に傾むけて配置されるので、この回転軸の傾きにより、レボルバがアームに干渉するのを防止できる。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、レボルバの複数の対物レンズを取付けた回転部周縁部がアーム側縁より外方に突出するので、回転部に多数の対物レンズが設けられ、その径が大きくなっても、回転部がアームに干渉するのを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従い説明する。
図1は、本発明が適用される顕微鏡の概略構成を示している。図において、11は、顕微鏡本体で、この顕微鏡本体11は、標本を載置するステージ12を有するとともに、このステージ12の上方まで延びるアーム13を有している。また、アーム13の先端部に観察鏡筒14を取付けるとともに、この観察鏡筒14の下方にレボルバ15を設けている。
【0015】
レボルバ15は、固定部151と、倍率の異なる複数の対物レンズ16を取付けた回転部152を有し、固定部151に対して回転部152を、回転軸17を中心に回転可能に支持し、回転部152の回転により所望する倍率の対物レンズ16を観察鏡筒14の光軸18上に位置させることができるようになっている。この場合、回転部152の回転軸17は、顕微鏡本体11の正面に対して、つまり、観察者側から見て右方向に傾むけられていて、この回転軸17の傾きによりレボルバ15の回転部152の周縁部がアーム13側縁より外方に突出できるようになっている。
【0016】
なお、レボルバ15の固定部151には、微分干渉観察に用いられるノマルスキープリズムを収容する穴部19を有している。この場合、かかる穴部19は、図2に示すようにWE方向(観察者側から見て左右方向)にポラライザーを、NS方向(観察者側から見て前後方向)にアナライザーをそれぞれ配置するとともに、SE−NW方向(観察者側から見て右手前から左奥方向)にノマルスキープリズムを挿入している。
【0017】
このような構成において、レボルバ15の回転部152を、回転軸17を中心に回転させ、この回転部152の回転により、所望倍率の対物レンズ16を観察鏡筒14の光軸18上に位置させることにより、観察鏡筒14より光軸18上の対物レンズ16を介してステージ12上の標本の顕微鏡観察が行なわれる。
【0018】
この場合、対物レンズ16を支持するレボルバ15の回転軸17は、顕微鏡本体11の正面に対して右方向に傾むけて配置されていて、この回転軸17の傾きにより回転部152の周縁部がアーム13側縁より外方に突出するようになるので、仮に、回転部152に8個の対物レンズ16が設けられ、その径Dが大きくなったとしても、回転部152がアーム13に干渉するのを防止できる。
【0019】
このことは、レボルバ15の回転部152の径Dが大きくなっても、対物レンズ16と観察鏡筒14との間隔L1に影響を与えるアーム13の厚さ寸法L2を小さくするような変更を加える必要がないので、アーム13の厚さ寸法L2を十分大きくして機械的強度を確保でき、さらに、間隔L1も常に一定に維持できるので、観察鏡筒14を含めた光学システムへの影響も無くすことができる。
【0020】
また、レボルバ15は、顕微鏡本体11の正面に対して横を向くようになり、図示の場合、右側方向から、対物レンズ16に煩わされることなく、ステージ12上の標本と対物レンズ16の関係を見ることができるので、標本の交換を支障なく行なうことができるとともに、油浸の対物レンズの場合も、オイルを標本上に垂らしやすいなどの利点も確保できる。
【0021】
さらに、レボルバ15の回転軸17を顕微鏡本体11の正面に対して右方向に傾むけることで、通常とおり、微分干渉観察に用いられるポラライザー、アナライザーの方向およびノマルスキープリズムの方向を守ることができる。
【0022】
つまり、このような構成とすれば、レボルバ15上に多数の対物レンズ16を取付けた場合も、システムを崩すことなく、アーム13の厚さ寸法L2を変更することなく、さらに、使い勝手を悪化させることもない顕微鏡を実現することができる。
【0023】
なお、上述した実施の形態では、ノマルスキープリズムを用いた場合を述べたが、ノマルスキープリズムを用いない場合は、レボルバ15の回転軸17を、観察者側から見て左上方向に傾けることができ、また、アーム13の厚さ寸法L2に影響を与えない範囲で、レボルバ15全体を、光軸18を中心に回転させることもできる。さらに、ノマルスキープリズムをレボルバ15の固定部151に設けたが、対物レンズ16個別に回転部152に設けるようにもできる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、レボルバ上に多数の対物レンズを取付けた場合も、システムを崩すことがなく、アームの厚さ寸法を変更することもなく、さらに、使い勝手を悪化させることがない顕微鏡を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】一実施の形態に用いられるレボルバの概略構成を示す図。
【図3】従来の顕微鏡の一例の概略構成を示す図。
【図4】従来の顕微鏡のレボルバの概略構成を示す図。
【符号の説明】
11…顕微鏡本体
12…ステージ
13…アーム
14…観察鏡筒
15…レボルバ
151…固定部
152…回転部
16…対物レンズ
17…回転軸
18…光軸
19…穴部

Claims (2)

  1. 標本を載置するステージと該ステージの上方に延びるアームを有する顕微鏡本体と、
    前記アームに観察鏡筒とともに支持され、且つ複数の対物レンズを取付けるとともに、その回転により所望する対物レンズを前記観察鏡筒の光軸上に位置させる回転可能なレボルバと
    を具備し、
    前記レボルバの回転軸を前記顕微鏡本体正面に対して右または左方向に傾けて配置したことを特徴とする顕微鏡。
  2. レボルバは、複数の対物レンズを取付けた回転部と、この回転部を回転可能に支持する固定部を有し、前記回転部の周縁部が前記アーム側縁より外方に突出することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
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