JP4210777B2 - 錠のデットボルト固定機構 - Google Patents

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Description

錠破りであるデットボルト押し込みに対する強度を大きくする技術である。
従来のデットボルト固定機構の構造を図2で説明する。
図2は一般的なデットボルト固定機構である。
ダルマを回すとデットボルトが押し出され、ダルマを回し終えるとデットボルトが完全に突き出し、ロッキングバーが下がってデットボルトの押し込みを防止する。
実開平3−092277
従来の機構の問題を説明する。
デットボルトの押し込み防止はロッキングバーとダルマのデットカムで協力して防止するが、近年の錠破りでは強大な破解力を加える粗暴なものが増え、より強力なデットボルト押し込み強度が必要と考える。
従来の機構の、作動性の問題を説明する。
解錠にあたり、ダルマを解錠側へ回すとダルマのデットカムにロッキングピンが押され、ロッキングピンにロッキングバーが押されて、デットボルトの固定を解除すると同時にデットカムがデットボルトを引込める。
もしロッキングバーの作動が渋くなったら、あるいはロッキングピンの作動が渋くなったら施錠時にロッキングバーが下りず、デットボルトの固定ができなくなる。
錠を使用する者は渋くなった事に気付く事はまず無い。
渋くなったまま施錠した場合は、デットボルトを軽く押し込むだけでデットボルトは引込んでしまう。
ロッキングバーを押し出すロッキングバーバネや、ロッキングピンを押し戻すロッキングピンバネの作動が渋くなっても同様の問題が発生し得る。
実開平3−92277では本発明のロッキングブロックと同様の働きをする技術が存在する。
しかし、実開平3−92277では施錠の為の操作が2タッチとなるのに対し、本発明では操作が1タッチで済むという大きな利点を有する。
防犯対策として、錠破りであるバール等を使ったデットボルト押し込みに対して強力に堪え、同時に誤作動が発生する事が無く、操作のし易い錠のデットボルト固定機構を実現することが課題である。
図1に基づいて発明のデットボルト固定機構を説明する。合鍵やサムターン操作によって施錠時に突き出したデットボルト(2)の後方にロッキングブロック(10)を移動させ、デットボルト後部(12)と錠ケースハコ(1)の間にロッキングブロックをクサビ状に差し込む事でデットボルトの押し込みを防止する。
ロッキングブロックは従来のロッキングバーと比べて形状的に大きい強度が有る。
そのロッキングブロックがデットボルトと錠ケースハコの間に挟まれる事で、錠ケースハコ自体がデットボルト押し込みを防止し、大きいデットボルト固定強度を得る事ができる。
従来の錠がデットボルト押し込みにあった時、ロッキングバーに力が掛かり、ロッキングバー軸に力が掛かってそれらを変形させる事を考えると、構造的にも大きい強度が得られる。
部品の組み合わせを図1に基づいて説明する。
シリンダー軸やサムターン軸を組み合わせる軸受け穴(6)を持つダルマ(5)に、デットボルト(2)を動かすデットカム(7)とロッキングブロック(10)を動かすロッキングカム(8)を設ける。ロッキングブロックとロッキングカムは図では連結シャフト(9)を介して連結しているが直接連結しても良い。
部品の動きを図1に基づいて説明する。
合鍵やサムターンを施錠側に回すとダルマが回り、ダルマのデットカム(7)がデットボルト(2)を突き出すと同時に、ダルマのロッキングカム(8)がロッキングブロック(10)をデットボルト後方に移動させる。
それだけではデットボルト後端にロッキングブロックが当たってしまい、ロッキングブロックをデットボルト後方に移動させる事ができない。
その為にデットボルトが完全に突き出した後でロッキングブロックがデットボルト後方に来るように、デットボルトのロッキングバー連結部分に遊びテーパー(4)を設ける。遊びテーパー部分がデットカムの回転遊び角度(13)となる。
デットカム(7)がデットボルト(2)を完全に突き出した後も遊びテーパー(4)の分だけダルマ(5)が回り、遊びテーパー分のダルマの回転でロッキングブロック(10)をデットボルト後方に移動させる。
それでもデットボルト後端とロッキングブロック角先が当たる時はデットボルト後端にテーパー角度(3)を設けるか、ロッキングブロック角先(14)にテーパー角度を設ければ解決する。施錠状態を示すのが図1Bである。
解錠には、合鍵やサムターンを解錠側に回すとダルマが回り、まずダルマのデットカム(7)が回転遊び角度(13)分空転し、その後デットボルトを引込める。同時にダルマの回転に遊び無くロッキングカム(8)が回り、デットカムの回転遊び角度(13)によってデットボルトが引込み始める前に、ロッキングブロック(10)をデットボルト後方から移動させ、図1A状態である解錠状態となる。
本発明の錠機構ではダルマのロッキングカム(8)とロッキングブロック(10)が連結バー(9)で連結しており、分離しない。
また、ダルマのデットカム(7)とデットボルト(2)はデットカムの回転遊び角度を持って連結しており、分離しない。
その為に各部品の作動が渋くなっても、バネの作動が渋くなっても、操作が重くなるだけで誤作動する事は無い。
施錠した錠のデットボルトがドロボーによってバールを使って押し込められた時に、本発明の機構を設けた錠では従来の錠と比べて強力に堪えることができる。
また長年の使用で雨水、ホコリ、塩分、油分の固形化、部品の変形等によって作動が渋くなっても確実に施解錠を行なう事ができる。
作動が渋くなっても錠が誤作動する事は無く、単に強い力で合鍵やサムターンを回せば施解錠する事ができる。
本発明のデットボルト固定機構はデットボルトを持つ多くの種類の錠に対して使用する事ができる。
本発明のデットボルト固定機構を使った錠の施解錠操作と部品の動きを図1、図2に基づいて説明する。
施錠には、合鍵かサムターンを施錠方向に回すとダルマが回り、デットボルトを押し出すと共にロッキングブロックをデットボルト後方に向けて動かす。
デットボルトが完全に突き出た時点ではロッキングブロックはデットボルトと錠ケースハコの間に入っていない。
その後合鍵やサムターンを続けて回す事で、ダルマは遊びテーパーによってデットカムの回転遊び角度分だけ回るが、デットボルトはそれ以上に突き出さない。
ロッキングブロックはダルマの回転に合わせて移動し、デットボルト後方と錠ケースハコの間に挟まれる位置で止まる。この状態が施錠状態で、デットボルトが押し込まれても強力に堪える状態である。
解錠には、合鍵かサムターンを解錠方向に回すとダルマが回り、ロッキングブロックをデットボルト後方と錠ケースハコの間から移動させる。
その間デットボルトはデットカムの回転遊び角度によって動かず、引込まない。
ロッキングブロックが移動した時点でデットカムの回転遊びが終わり、引続き合鍵やサムターンを回す事でデットボルトが引込む。
デットボルトの引込みに合わせてロッキングブロックはさらに移動する。
A.発明の錠構造を示し、解錠状態を示す。 B.施錠状態を示す。 A.従来の錠構造を示し、解錠状態を示す。 B.施錠状態を示す。
符号の説明
1 錠ケースハコ
2 デットボルト
3 テーパー角度
4 遊びテーパー
5 ダルマ
6 軸受け穴
7 デットカム
8 ロッキングカム
9 連結シャフト
10 ロッキングブロック
11 クリックバネ
12 デットボルト後部
13 デットカムの回転遊び角度
14 ロッキングブロックの角先
21 錠ケースハコ
22 デットボルト
23 ダルマ
24 軸受け穴
25 デットカム
26 ロッキングピン
27 ロッキングバー
28 ロッキングピンバネ
29 ロッキングバーバネ
30 ロッキングバー軸

Claims (1)

  1. 錠ケースハコ(1)に、施錠時に突き出したデットボルト(2)と、錠ケースハコの間に挟まって、デットボルトが引っ込まなくする為のロッキングブロック(10)を組みつける。
    シリンダーやサムターンを組みつけ、合鍵やサムターンを回してデットボルトを突き出し、施錠する為のダルマ(5)に対して、デットボルトを動かす為の連結器であるデットカム(7)の他に、ロッキングブロックを動かす為の連結器であるロッキングカム(8)を設ける。
    施錠にあたって、合鍵やサムターンを回すとダルマが回り、ダルマがデットボルトを突き出すと同時に、ロッキングブロックをデットボルト後部と錠ケースハコの間に移動させる事で、ロッキングブロックがデットボルトと錠ケースハコの間にクサビ状に挟まり、デットボルトの引き込みをできなくして、デットボルトの押し込みに強力に耐え、解錠にあたって、合鍵やサムターン操作で、ロッキングブロックとデットボルトを同時に動かし、解錠する錠のデットボルト固定機構。
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