JP4210392B2 - 設置台に表示モニタを位置付けするための傾斜機構を具備するリテール・ターミナル - Google Patents

設置台に表示モニタを位置付けするための傾斜機構を具備するリテール・ターミナル Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は一般にリテール・ターミナルに関わる、さらに特定的には、設置台に表示モニターを位置付けするためのラチェットを含む傾斜機構を具備するリテール・ターミナルに関わる。
【0002】
【従来の技術】
小売業界においては、いくつかの電子式リテール・ターミナルが、小売商店全体に渡って使用されている。例えば、小売商店はいくつかのPOS(販売点)ターミナル、例えば、伝統的な介助性(すなわち、店員の操作による)チェックアウト・ターミナルを含むことがある。さらに小売商店は、介助性POSターミナルの他に、いくつかの非介助性ターミナル、例えば、セルフサービス・チェックアウト・ターミナルを含むこともある。セルフサービス・チェックアウト・ターミナルとは、商店員の介助無しに顧客によって操作されるターミナルである。
【0003】
さらにPOSターミナルの他に、小売商店は、キオスク型装置のような情報リテール・ターミナルをいくつか含むことがある。このような情報リテール・ターミナルは、一般に小売商店の販売領域全体に設置され、商品陳列販売機能のような各種情報販売機能を実行するために設けられる。特に、情報リテール・ターミナルは、商店顧客にたいし商品情報を表示するために、あるいは、キーボードその他による顧客のインプットに応じて顧客に介助を与える相互的リテール・ターミナルとして、使用されることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これまでに設計されたリテール・ターミナルは、設計に関連するいくつかの欠点を持っている。特に、これまでに設計されたリテール・ターミナルは、各種の販売機能を実行する弾力性を持っていない。例えば、一般にこれまでに設計されたリテール・ターミナルは、商品陳列販売機能とPOS販売機能の両方を実行する弾力性を持っていないことがある。従って、販売情報ターミナルであって、それにわずかに修正を加えることによって、さらにピーク需要時においては、POSターミナルとしても機能する販売情報ターミナルを供給することは好ましい。
【0005】
さらに、これまでに設計されたリテール・ターミナルに付属する筐体は比較的大きく、そのため、小売商店内の利用可能な表面積、すなわち、床面積の比較的大量を必要とする。従って、比較的小型で、かつ、広く小売商店の様々の場所に簡単に動かし、設置することができる、ユーザーの操作可能な電子モヂュールを備えたリテール・ターミナルを供給することは好ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従って、必要とされるのは、前記欠点の1個以上を克服したリテール・ターミナルである。さらに必要とされるのは、ピーク需要時においてはPOSターミナルとしても機能する販売情報ターミナルである。
【0007】
傾斜機構を具備するリテール・ターミナルを供給するのが本発明の目的である。本発明の1局面によれば、リテール・ターミナルであって、 表示モニター、前記表示モニターを支持するための台、および、前記表示モニターを前記台に関して位置付けるための傾斜機構を備えることを特徴とするリテール・ターミナルであって、ここに、前記傾斜機構は、前記ディスプレー・モニターによって支持されるラチェット部材を有し、前記ラチェット部材はその内部に第1の複数のラチェット歯を定め、前記傾斜機構は、前記台に固定される支持構造を持ち、前記支持構造はその内部に第2の複数のラチェット歯を定め、かつ、前記第1の複数のラチェット歯は、前記第2の複数のラチェット歯と嵌合可能であり、それによって、前記表示モニターを前記台に対して静止的に保持する。
【0008】
本発明のもう一つの局面によれば、リテール・ターミナルを方向付ける方法であって、表示モニター、台、および、傾斜機構を具備するリテール・ターミナルを供給するステップであって、ここに、傾斜機構は表示モニターに支持されるラチェット部材を含み、ラチェット部材はその内部に第1の複数ラチェット歯を定め、傾斜機構は台に固定される支持構造を含み、支持構造はその内部に第2の複数ラチェット歯を定めるステップ、第1の複数ラチェット歯を変位させて第2の複数ラチェット歯と嵌合せしめ、それによって、モニターを台に対して第1の所望の位置において静止的に保持するステップ、および、表示モニターに対して力を加えることによって、表示モニターを、台に対して第1所望位置から第2所望位置に移動させ、それによって第1の複数ラチェット歯を、第2の複数ラチェット歯から脱離させるステップ、の諸ステップを含む方法が供給される。
【0009】
できれば、前記ラチェット部材は前記表示モニターによって支持されるスプリング・アームを含み、このスプリング・アームが前記第1の複数ラチェット歯を変位させ、前記第2の複数ラチェット歯と嵌合させることが好ましい。さらに好ましくは、前記ラチェット部材はそのようなスプリング・アームを2個含む。傾斜機構は、設置台にたいするいくつかの方向の内の一つにおいて表示モニターを保持するために、比較的高い保持力を形成することができると好都合である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明がさらによく理解されるように、以後、実施例として付属の図面を参照することとする。付属の図面第1図から第5図を参照すると、消費者相互的リテール・ターミナル10が示してある。これは、いくつかの販売機能、例えば、POS販売機能や商品陳列販売機能を果たすように構成されていてもよい。このリテール・ターミナル10は、介助性または非介助性のいずれかの機能を実行するのに利用してよい。
【0011】
ここに「POS販売機能」という用語の意味するところは、リテール・ターミナルが購買品目をチェックするのに操作される場合、そのリテール・ターミナルによって実行される機能である。POS販売機能のいくつかの実例を挙げるならば、(i)スキャナー装置による、品目のリテール・ターミナル・メモリーへの入力、(ii)タッチ・スクリーン入力装置による、品目のリテール・ターミナル・メモリーへの入力、(iii)リテール・ターミナルへ入力された品目の価格の計算、および、(v)入力品目の合計価格を含む取引データの表示モニターにおける表示、がある。
【0012】
さらに、「商品陳列販売機能」という用語の意味するところは、リテール・ターミナルが顧客に販売情報を供給するのに使用される場合、そのリテール・ターミナルによって実行される機能である。そのような販売情報としては、(i)品目説明や価格等の商品情報、および、(ii)店内における商品配置のような店内レイアウト情報が挙げられる。商品陳列販売情報のいくつかの実例を挙げるならば、(i)スキャナー装置による販売情報質問のリテール・ターミナル・メモリーへの入力、(ii)タッチ・スクリーン入力装置による、販売情報質問のリテール・ターミナル・メモリーへの入力、(iii)販売情報質問データの商品データベースとの比較、および、(v)販売情報質問の再現に応じて商品情報を表示モニターに表示すること、がある。
【0013】
ここに「介助性販売機能」という用語の意味するところは、リテール・ターミナルが店員、または、商店主によってそのリテール・ターミナルを操作するよう雇われている助手によって操作される場合、そのリテール・ターミルによって実行される販売機能である。例えば、介助性販売機能は、雇用店員が顧客の購買品目を走査またはその他の手段によってリテール・ターミナルに入力し、その後に、顧客がその品目に対して支払ったことを示す、リテール・ターミナルの支払い受け取りキーを押し下げる時、それに応じてそのリテール・ターミナルによって実行される機能である。
【0014】
さらに、「非介助性販売機能」という用語の意味するところは、店員や、その他の商店主によって雇われた職員の介助なしに、顧客自身によって実行される販売機能である。例えば、非介助性販売機能は、顧客自身が購買品目を走査またはその他の手段によってリテール・ターミナルに入力し、その後に、顧客がその品目に対して支払ったことを示す、リテール・ターミナルの支払いキーを押し下げる時(例えば、クレジット/デビット・カード読み取り器、または、現金受け取り器との相互作用を介して行う)、それに応じてそのリテール・ターミナルによって実行される機能である。
【0015】
リテール・ターミナル10はコア・モヂュール・アッセンブリ12、カード読み取り器14、および、ステレオスピーカー・アッセンブリ16を含む。リテール・ターミナル10はさらに、コア・モヂュール・アッセンブリ12の固定される多方向性ないしピボット回転基礎アッセンブリ18を含む。ここに、「多方向性基礎アッセンブリ」または「ピボット回転基礎アッセンブリ」という用語の意味するところは、基礎アッセンブリであって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、その基礎アッセンブリ18に対して、多数の方向ないし角度の内の一つに位置付ける基礎アッセンブリである。
【0016】
コア・モヂュール・アッセンブリ12は、表示画面ないしモニター20、メインボード・アッセンブリ48、および、無線式ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)カード66を含む。表示スクリーン20とメインボード・アッセンブリ48は共に筐体40内に設置されるが、LANカード66は筐体40から突出し、カバー70によって覆われる。カバー70は、カバー70がアンテナとして機能し、それによってLANカード66への、および、同カードからの信号の送受信を促進するのに適当な材料で構成されていることを理解しなければならない。
【0017】
第5図に示したように、筐体40は、前面エンクロージャ42、後部エンクロージャ44、および、熱分散背面カバー46を含む。ピボット回転基礎アッセンブリ18は、傾斜機構56と設置台58を含む。傾斜機構56は、コア・モヂュール・アッセンブリ12を設置台58に結合する。従って、後にさらに詳細に論ずるように、傾斜機構56は、コア・モヂュール・アッセンブリ12が、従って、表示モニター20が、設置台58に対して多数の方向ないし角度の内の任意の一つに位置付けられることを可能にする。このようなコア・モヂュール・アッセンブリ12のピボット回転は、様々なユーザー(例えば、リテール・ターミナルが介助性リテール・ターミナルとして動作している場合にはレジの店員となる)によるリテール・ターミナルの使用の便宜には特に有益である。なぜなら、ユーザーはそれぞれ表示モニターが設置台58に対して別角度に位置付けられることを好むものであるから。
【0018】
第4図と第6図に示すように、メインボード・アッセンブリ48は、いくつかの電気的コネクター24、26、28、30、32、36および38を持つメインコントローラー・ボード22を含む。後にさらに詳細に論ずるように、周辺装置の内のいくつかは、電気的コネクター24、26、28、30、32、34、36および38を介してメインコントローラー・ボード22に電気的に結合され、それによって、リテール・ターミナル10がいくつかの販売機能を実行可能となるようにしてもよい。メインコントローラー・ボード22は、POSカード410を含むように構成し、それによって、メインボード・アッセンブリ48に結合される周辺装置の数を増やすようにしてもよい。
【0019】
特に、POSカード410は一対の電気的コネクター412と414を含むが、これらのコネクターを、POS装置に通常含まれる周辺装置をメインコントローラー・ボード22に結合するために使用してもよい。例えば、電気的コネクター412を、現金引き出し器508(第6図参照)をメインコントローラー・ボード22に結合するのに使用してよく、一方、電気コネクター414を、顧客表示モニター510(第1、2および6図参照)をメインコントローラー・ボード22に結合するのに使用してよい。さらに、メインボード・アッセンブリ48は、モノーラル・スピーカー84を含む。これは、リテール・ターミナル10の操作に伴う持続音や音響を発生するために設けられる。
【0020】
リテール・ターミナル10はさらに第3図に示すように電力供給器50を含む。電力供給器50は、中間電力ケーブル52(第6図参照)を介してメインコントローラー・ボード22に電気的に結合される。電源電力ケーブル54(第6図参照)は、電力供給器50を、標準の110VAC出力口512のような電源に結合し、それによって電力をリテール・ターミナル10に供給する。
【0021】
電力供給器50は、ピボット回転基礎アッセンブリ18の設置台58の中に収められる。特に、電力供給器50は、設置台58のボタン構造60に固定され、被覆60によって覆われる。このような構成はリテール・ターミナル10に関連するケーブル管理を強化するものであることを理解しなければならない。特に、設置台58は、その内部にいくつかのケーブル接続用開口部64を定める(第2図参照)。電源電力ケーブル54の第1末端は電源出力口512に結合し、同電源電力ケーブル54の第2末端は、接続用開口部64の内のどれか一つを通じて進め、その後電力供給器50に接続してよい。さらに、このような構成によって、中間電力ケーブル52を、一方で被覆62で覆いながら、電力供給器から電力コネクター26(第4図、第5図参照)に進めることが可能となり、それによって、同中間電力ケーブル52の一部が吊下したり、あるいは、もしそうしなければリテール・ターミナル10から懸架するであろう、そのような懸架を防止することができる。
【0022】
さらに、ピボット回転基礎アッセンブリ18をこのように構成することによって、リテール・ターミナル10に付属するその他のケーブル、例えば、LANケーブルやスピーカー・ケーブルも同接続用開口64を、吊下したり、もしそうしなければリテール・ターミナル10から懸架するであろう、その懸架を生ずることなしに進めて、対応する電気コネクター24、28、30、32、34、36、38、412、414に接続することが可能になる。
【0023】
次に第6図を参照すると、コア・モヂュール・アッセンブリ12のブロックダイアグラムが示されている。コア・モヂュール・アッセンブリ12のメインコントローラー・ボード22は基本的に修正型のフラット・パネル・パーソナルコンピュータ(PC)であり、通常パーソナルコンピュータに付属するいくつかの部品、例えば、マイクロプロセッサー420、いくつかのメモリー・モヂュール422、イーサネット・コントローラー424、いくつかのビデオおよびオーディオ装置426、および、ハード・ドライブ装置72を含む。さらに、メインコントローラー・ボード22は、カード読み取り器14、ステレオスピーカー・アッセンブリ16、表示画面20、LANカード66、動作検出器68、および、モノーラル・スピーカー84に電気的に結合される。さらにまた、メインコントローラー・ボード22は、外部表示モニター74、プリンター76、キーボード78、スキャナー装置80、ヘッドホンのような別の外部スピーカー・アッセンブリ82、現金引き出し器、および、顧客用表示モニター510に電気的に接続されてもよい。
【0024】
「コア・モヂュール・アッセンブリ」という用語は、ここでは、少なくとも下記の部品を含む計算装置を意味することを理解しなければならない。すなわち、(i)タッチスクリーンLCD表示モニターのような表示モニター、(ii)パーソナルコンピュータのような、入力されるデータインプットを処理する処理ユニット、および、(iii)いくつかの販売周辺装置を同処理ユニットに電気的に結合するための複数のコネクター、である。
【0025】
カード読み取り器14は、データ通信ライン86を介してメインコントローラー・ボード22に結合される。このカード読み取り器14は、クレジット、および・または、デビット・カード読み取り器、または、スマート・カード読み取り器を含む、既知のいずれの磁気片読み取り器であってもよい。
【0026】
ステレオスピーカー・アッセンブリ16は、一対のステレオ・ケーブル88を介してメインコントローラー・ボード22に結合される。このステレオスピーカー・アッセンブリ16は、既知のいずれの型のステレオ・ラウドスピーカーを含んでいてもよい。第32図、第33図に示すように、リテール・ターミナル10は、特定の販売機能に適合するように、ステレオスピーカー・アッセンブリ16を用いないような構成になっていてもよいことを理解しなければならない。そのように構成されている場合は、スピーカー・ライン90を介してメインコントローラー・ボードに結合されるモノーラル・スピーカー84が、リテール・ターミナル10の動作に関連する可聴性音響や持続音を発生する。
【0027】
表示モニター20は、データ通信ライン92を介してメインコントローラー・ボード22に結合される。表示モニター20は、多くの既知の液晶(LCD)モニターのいずれか一つであってよい。表示モニター20は、ビデオ商品デモ、商品宣伝、雇用員訓練用ビデオ等のような各種の視覚メッセージを表示するために設けられる。さらに、もしもリテール・ターミナル10をPOSターミナルとして機能するような構成とするならば(後にさらに詳細に論ずるように)、表示モニターは、品目価格、取引合計等のようなチェックアウト業務に関連する情報を表示するように用いてもよい。
【0028】
さらに、表示モニター20は、画面のある領域をユーザーがタッチした時にデータ信号を発生することができる既知のタッチ画面モニターであってもよい。このデータ信号は、データ通信ライン92を通じてメインコントローラー・ボード20に伝えられる。このような構成により、リテール・ターミナル10の相互的操作が可能になることを理解しなければならない。例えば、リテール・ターミナル10は、相互的顧客支援ターミナルとして構成されていてもよく、その場合、ユーザーは表示モニター20に付属するタッチ画面の特定の領域をタッチし、それによって情報請求を入力する。次にこの請求の結果は、表示モニター20および・またはスピーカー・アッセンブリ16により、視覚的におよび・または聴覚的に表示される。
【0029】
LANカード66は、リテール・ターミナル10と、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)94のような、当該小売店のネットワークシステムとの間の無線通信を実現するために設けられる。LANカード66は、PCMCIAカードのような多数の既知の無線ネットワークカードの内のいずれのものであってもよい。コア・モヂュール・アッセンブリ12も、既知の対合撚り線接続のような結線接続によってLAN94に結合されていることを理解しなければならない。特に、メインコントローラー・ボード22は、LANコネクター24に結合されるLANケーブル96のような結線接続を介してLAN94に直接結合されていてよい。LAN94にたいするこのような結線接続は、LANカード66を介する無線接続に比べて高い送信速度を与えることを理解しなければならない。
【0030】
動作検出器68は、信号ライン98を介してメインコントローラー・ボード22に結合される。動作検出器68は、本リテール・ターミナル10の近接領域におけるユーザーの存在を検出するために設けられる。特に、ユーザーがリテール・ターミナル10の近接領域に接近する時、動作検出器68はアウトプット信号を発し、これは、メインコントローラー・ボード22に伝送される。次にメインコントローラー・ボード22は、それぞれ、ビデオおよび・またはオーディオ後続事象を、表示ディスプレー20、および・または、ステレオスピーカー・アッセンブリ16において実行させ、それによってユーザーの注意をリテール・ターミナル10に引きつけるようにしてもよい。
【0031】
さらに、動作検出器68は、リテール・ターミナル10によるエネルギー節約を促進するために使用することも可能であることを理解しなければならない。特に、リテール・ターミナル10は、それに付属するいくつかの部品が、ある非使用期間の後「休眠」モードに入るように操作されていてもよい。動作検出器68は、ユーザーがリテール・ターミナル10の近接領域に接近した時、リテール・ターミナル10を「覚醒」させるように用いてもよい。動作検出器68は、光電検出器のような多数の既知の動作検出器の内のいずれのものを含んでいてよい。
【0032】
メインコントローラー・ボード22は、データ・バス100を介してハード・ドライブ装置72に結合される。メインコントローラー・ボード22は、そのデータ保存要求が、遠隔位置、例えば、LAN94に付属のネットワーク部品の一つに設けられるように構成することも可能であることを理解しなければならない。このようなデータの遠隔保存は、メインボード・アッセンブリ48からハード・ドライブ装置72の除去を可能にするから、リテール・ターミナル10に含まれる部品の数を減少させることになる。このような部品の減少は、リテール・ターミナル10に関連するコストを下げる。
【0033】
メインコントローラー・ボード22は、スキャナー・コネクター36に結合されるデータ・ケーブル102を介してスキャナー装置80に結合される。このスキャナー装置80は通常、購入される品目に関連する統一商品コード(UPC)、業界マーク(単数または複数)、アルファベット数字文字(単数または複数)やその他の表示のような特定用コードを走査または読み取る。スキャナー80は、レーザーのような光源(図示せず)、モーター(図示せず)によって駆動される回転ミラー(図示せず)、および、ミラー・アレー(図示せず)を含む。動作時には、レーザービームが回転ミラーとミラー・アレーから反射され、走査ビーム・パターンを生成する。ある品目上の特定用コードがこのスキャナー装置80の近傍を通過すると、走査ビームがそのコードから散乱され、スキャナー装置80に戻り、そこで収集・検出される。次にこの反射光が電気的に分析され、その反射光が正当な特定用コード・パターンを含むか否かが定められる。もしも正当なコード・パターンが存在するならば、次にその特定用コードが価格情報に変換され、それが次に、既知のやり方でその品目の価格を決めるのに用いられる。
【0034】
メインコントローラー・ボード22はまた、ビデオ・コネクター28に結合されるビデオ・ケーブル104を介して外部表示モニター74に電気的に結合されていてよい。この外部表示モニター74は、商品デモのような目的のためにビデオ画像を、または、訓練用映画を表示するのに使用してもよい。外部表示モニター74を用いることによって、リテール・ターミナル10は、単に表示モニター20だけで画像を表示するのに比べて、より大きな面積の上にビデオ画像を表示することが可能になる。この外部表示モニター74は、VGAやスーパーVGAモニター、または、既知のテレビ受像機のような既知のいずれの表示モニターであってもよい。
【0035】
さらにメインコントローラー・ボード22は、プリンター・コネクター32に結合されるプリンター・ケーブル106を介してプリンター76に結合されていてもよい。このプリンター76は、例えば、リテール・ターミナル10がPOSターミナルとして構成される場合、領収書等を印刷するのに用いてもよく、または、例えば、リテール・ターミナル10が販売情報ターミナルとして構成される場合、クーポンやレシペ等を印刷するのに用いてもよい。プリンター76は、既知のいずれのプリンターであってもよく、例えば、レーザー、ドット・マトリックス、または、加熱式プリンターであってもよい。
【0036】
さらにメインコントローラー・ボード22は、キーボード・コネクター34に結合されるデータ・ケーブル108を介してキーボード78に電気的に結合されていてもよい。キーボード78は、例えば、リテール・ターミナル10のプログラミング時、または、その構成時に、同ターミナルにデータを入力するのに用いてもよい。さらに、キーボード78は、表示モニター20に表示された質問に対してユーザーの応答を入力するのに用いてもよい。キーボード78は、P/S2キーボードのような既知のいずれのPCキーボードであってもよい。
【0037】
さらにメインコントローラー・ボード22は、外部スピーカー・コネクター38に結合されるスピーカー・ケーブル110を介して外部スピーカー・アッセンブリ82に電気的に結合されていてもよい。外部スピーカー・アッセンブリ82は、ヘッドフォンの一部として組み込まれ、それによって、ユーザーが、雇用員訓練映画のオーディオ部分のようなオーディオメッセージを個人的に聴取できるようにしてもよい。さらに別法として、外部スピーカー・アッセンブリ82は一対のラウドスピーカーであって、リテール・ターミナル10から離れた場所に設置される一対のラウドスピーカーとして組み込まれていてもよい。
【0038】
コネクター30は、メインコントローラー・ボード22の弾力性を増すために設けられる。特に、コネクター30はできれば汎用シリアルバス(USB)として構成され、それによってUSBデータ送信プロトコルをサポートする周辺機器がそこに結合可能となるのが好ましい。メインコントローラー・ボード22とコネクター30は、USBデータ通信プロトコールの代わりに、その他の各種のデータ通信プロトコールに適合するように構成することが可能であることを理解しなければならない。例えば、コネクター30は、既知のシリアルまたはパラレルデータ通信プロトコルをサポートするように構成されていてよい。
【0039】
メインコントローラー・ボード22のPOSカード410は、現金引き出し器コネクター412に結合されるデータ・ケーブル514を介して現金引出し器508に電気的に結合される。現金引き出し器508は、例えばリテール・ターミナル10がPOSターミナルとして構成される場合、現金を保持するのに用いてもよい。現金引き出し器508は、電気的に制御される既知のいずれの現金引き出し器であってよい。
【0040】
メインコントローラー・ボード22のPOSカード410はさらに、顧客用表示モニター・コネクター414に結合されるビデオ・ケーブル516を介して顧客用表示モニター510(さらに第1図、第2図を参照)に電気的に結合されてもよい。顧客用表示モニター510は、例えば、リテール・ターミナル10がPOSターミナルとして構成されている場合には、顧客の購入品目価格のような販売情報を表示するのに用いてもよい。従って、リテール・ターミナル10を介助性POSターミナルとして使用する場合には、取引情報を、商店員のために、コア・モヂュール・アッセンブリ12の表示モニター20に付属する表示画面に表示させるようにし、一方、取引情報を、顧客のために、顧客用表示モニター510に付属する表示画面に表示させるようにしてもよい。顧客用表示モニター510は、陰極線管(CRT)モニターや液晶(LCD)表示モニターのような既知の表示モニターの内のいずれのものであってもよい。
【0041】
第4、5図及び第7図から第15図に示すように、メインコントローラー・ボード22は、熱伝導性筐体430の中に収められる。メインボード・アッセンブリ48はさらに取りつけ用プレート554を含む。取りつけ用プレート554は、熱伝導性筐体430を表示モニター20に固定するために設けられる。第13図に示すように、筐体430は、熱移送構造432を含む。この熱移送構造432は、側壁434とU形延長通路436を含む。側壁434はいくつかの側壁438、440、および、442と共同して開口430を定め、この開口を通じて、筐体430内部に収められるいくつかの部品、例えば、マイクロプロセッサー420にたいする接近が可能になる。さらに、各側壁438、440および442はそれぞれ固定面450、452および454をその内部に定める(第4図参照)。
【0042】
背面カバー46は、熱分散プレート470を持つ熱分散部材を定める。熱分散部材470は、延長張り出し444を突出させる。張り出し444は、延長通路436に受容され、それによって、マイクロプロセッサー420や、その他の、メインコントローラー・ボード22に付属する各種集積回路装置の発生する熱を分散するための効率的な熱経路を提供する。特に、背面カバー46は、非変位位置(第9、10図に図示)と変位位置(第7、8および9図に図示)の間に位置付けることが可能である。背面カバー46を変位位置に設置した場合、張り出し444は、延長通路436の内壁448に向けられる、または、内壁448と接触するよう変位され、そうすることによって両者の間に効率的な熱界面を形成する。さらに細かく言うと、延長通路436は、その内壁が、筐体430の側壁434に対して角度を持つ、または別言すれば、非平行的な関係となるように構成される(第15図参照)。従って、第8図に示すように、張り出し444の外壁468は第1平面Pを定義し、一方、延長通路の内壁448は第2平面Pを定義する。
【0043】
背面カバー46の張り出し444を延長通路436の内部に進めていくと、背面カバー46は最初は非変位位置に位置付けられ、そこにおいては、張り出し444によって定義される平面Pは、延長通路436によって定義される平面Pに実質的に平行である。背面カバー46が非変位位置に設置された場合、筐体430の固定面450、452、454は、背面カバー46に定義される、それぞれ対応する固定面456、458、460から隔てられることを理解しなければならない(第10図参照)。一方、背面カバー46が、全体として第9図の矢印462の方向に向けられる場合、または別言すればその方向に動かされる場合、張り出し444は延長通路436の内壁448に向かって移動し、または別言すれば内壁との接触を促され、そのために、張り出し444によって定義される平面Pは、延長通路436によって定義される平面Pに対して実質的に非平行となる。さらにボルト464のようないくつかの固定器を、背面カバーの固定面456、458、460に定められるいくつかの開孔と、それぞれ筐体430の固定面450、452、454に定められるいくつかのネジ溝開孔とを貫通して進め、それによって、背面カバーの固定面456、458、460を、それぞれ筐体430の固定面450、452、454に固定してもよい。背面カバー46を変位位置に移動させると、張り出し444に定められる丸い末端466は、延長通路436の内壁448と接触するよう変位させられる(第8図)。
【0044】
さらに背面カバー46を変位位置に移動させると、張り出し444に定められる近位端590は、延長通路436の内壁592に接触するよう変位させられる(第8図)。従って、背面カバー46をボルト464を用いて変位位置に保持すると、球状末端466の一部と外壁468の一部とは、延長通路436の内壁448との接触を持続し、一方、近位端590の一部は、延長通路436の内壁592との接触を持続する。このような構成は、背面カバーを変位位置に保つ時、張り出し444と延長通路436の間に効率的な熱経路を形成することを理解しなければならない。
【0045】
前述したように、背面カバー46は、背面カバー46を変位位置に移動し、その後ボルト464によって固定されない限り、非変位位置を取ることになる。このような構成は、リテール・ターミナル10を、背面カバー46を筐体430に十分固定しないまま操作することを予防するための対不注意使用安全保障となる。特に、技術者等が、筐体430内部に収められた部品に接近するために背面カバー46を外した場合、同背面カバー46は、技術者がボルトを再び取り付ける迄は、変位位置を取ることはない。従ってこれは、技術者にとって視覚的指示器となるから、コア・モヂュール・アッセンブリ12が誤って十分な熱分散機能なしに操作される機会の度数を低下ないし除去する。
【0046】
さらに、背面カバー46の熱分散プレート470は、背面カバー46が変位位置に設置された場合には、筐体430内部に収められる部品をカバーするように開口446の上に設置される。さらに、熱分散プレート470は、いくつかの換気口560をその内部に定め、一方、側壁442は、いくつかの換気用細隙594を内部に定める。雰囲気は換気口560を貫通し、それによって筐体内部の部品、例えば、マイクロプロセッサー420を冷却することが可能である。その後、加熱された空気は、換気用細隙594を通じて筐体から排気される。
【0047】
コア・モヂュール・アッセンブリ12の動作時にマイクロプロセッサー420によって生成される熱は、熱吸い込みアッセンブリ472を介して側壁434に移送される。熱吸い込みアッセンブリ472は、熱移送構造ないしブロック474、一対の熱伝導性パッド476、および、熱ブロック・クランプ478を含む。熱ブロック474は、できれば、アルミニウム合金のような熱伝導性材料で形成されていることが好ましく、かつ、本体部分480とキー部分482を含む。第12図に示すように、キー部分482は、本体部分480から突出し、その内部に固定孔484を定める。
【0048】
熱ブロック474のキー部分482は側壁434と共同して相互の相対的動きを制限する。特に、側壁434は、その内部にキー用細隙486を定める。キー部分482は、このキー用細隙486の内部に位置付けされ、それによって、熱ブロック474と側壁434の間の相対的動きが制限される。さらに、ボルト488のような固定器をこのキー用細隙の内部に進め、その後、熱ブロック474のキー部分484の内部に定められた固定器開孔484とネジ溝を介して嵌合するようにしてもよい(第14図参照)。全体として第14図の矢印490の方向にボルト488を回転させることによって熱ブロック474は側壁434の方に引きつけられる、または別言すれば、同側壁の方に進められる。
【0049】
第12、13図に示すように、熱伝導性パッド476を、熱ブロック474と側壁434の間に挿入する。さらに、各熱伝導パッド476は、その一面において接着性を持ち、それによって、パッドが熱ブロック474の末端部492に対して固定されるのを容易にする。ボルト488を、全体として第14図の矢印490の方向に回転させると、熱伝導パッド476が、熱ブロック474の末端部492と側壁434の間に圧縮されることになる。特に、熱伝導性パッド476はエラストマー材料を原料とする。これは、ボルト488の回転時に、熱ブロック474の末端部492と側壁434の間に圧縮されるからである。本発明の熱伝導パッド476として用いて好適な弾性的、熱伝導性パッドの一つのタイプは、T−pli 220−A1熱伝導性介在パッドで、これは、米国オハイオ州クリーブランドのThermagon社から市販されている。
【0050】
ボルト488の回転時、熱伝導性パッド476は、あらかじめ定められた限界まで圧縮され、そのために、メインボード・アッセンブリ48の部品に付きものの寸法許容度のばらつきが仮にあったとしても、熱ブロック474と側壁434の間には効率的な熱経路が形成される。特に、ボルト488の回転時、熱ブロック474は側壁434に向かって進められ、それは、ボルト488の頭部494がキー部分482と側壁434の外面496と接触するまで続く。このように熱伝導パッド476を圧縮することによって、熱ブロック474と側壁434の間に、熱ブロック474や側壁434に付きものの寸法許容度のばらつきが仮にあったとしても、効率的な熱経路が形成されることを理解しなければならない。
【0051】
第12および13図に示すように、クランプ478は、熱ブロック474を、マイクロプロセッサー420と接触するように仕向ける。特に、このマイクロプロセッサー420は、取りつけソケット502の内部に固定される。クランプ478は、いくつかのロック用細隙498をその内部に定め、それらは、取りつけソケット502において定められるロック用タブ500と共同して、熱ブロック474をソケット502の方に、従って、マイクロプロセッサー420の方に向かうように仕向ける。一方、ボルト488の回転時に熱ブロック474の側方移動を促進するために、マイクロプロセッサー420は、その上面506に熱伝導性グリス504を配する(第12図参照)。この熱伝導性グリス504により、熱ブロック474は、マイクロプロセッサー420の上面506に対して、効率的な熱境界面を維持しながら、滑走可能となる。本発明の熱グリス504として用いて好適な熱グリスの一つのタイプは、タイプ120熱接合部化合物であり、これは、米国マサチューセッツ州ウェイクフィールドWakefield Engineeringから市販されている。
【0052】
上記から、コア・モヂュール・アッセンブリ12の操作時、マイクロプロセッサー420によって生成される熱は、熱グリス504、熱ブロック474、熱伝導性パッド476、側壁434、延長通路436、張り出し444、および、カバー46の熱分散プレート470を含む熱経路を通じて分散される。この熱経路は、従来設計された熱分散アッセンブリに比べて相対的に強化された熱分散能を発揮する。
【0053】
リテール・ターミナル10は、いくつかの異なる形態に構成され、それによって、各種多数の販売機能を実行できるように構成されていてもよい。このような販売機能のある種のものを実行するには、コア・モヂュール・アッセンブリ12を選択的に傾斜させることが必要となる。傾斜機構56は、基礎アッセンブリ18上の設置台58にたいする、コア・モヂュール・アッセンブリ12の、従ってまた表示モニター20の、そのような傾斜を可能にする。従って、リテール・ターミナル10の操作時、ユーザー(例えば、介助性販売機能の場合の商店員)は、設置台58に対してコア・モヂュール・アッセンブリ12の位置を移動、あるいは別言すれば変更し、それによってターミナル10をさらに便利に使用することができるようになる。
【0054】
第16図から第20図に示すように、傾斜機構56は、一対の円錐形保持器112、一対のラチェット部材114、一対の取りつけ具116、および、一対の末端キャップ118を含む。下記にさらに詳細に論ずるように、ラチェット部材114の内部に定められるいくつかのラチェット歯120は、傾斜機構56の支持構造124の中に定められるいくつかのラチェット歯122と嵌合し、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、基礎アッセンブリ18の設置台58に対して、いくつかの相対位置の内の一つにロック、または別言すれば固定する。
【0055】
ラチェット部材114は、取りつけ具116と保持器112の間に挿入される。特に、各ラチェット部材114は、その第1末端に取りつけピン134を持つ一対のスプリング・アーム132を含む。スプリング・アームの第2末端132は、その内部にラチェット歯120を定める基盤部136に固定される。各取りつけピン134の第1末端は、取りつけ具116に定められるそれぞれのピン開孔138に受納され、一方、取りつけピン134の第2末端は、保持器112のそれぞれの開孔140に受納される。取りつけピン134がこのように固定されると、スプリング・アーム132が圧縮され、それによって、基盤部136が、従って、ラチェット歯120が、保持器112に定められる切込み142に向かって、全体に矢印144の方向に付勢される。
【0056】
一旦このように組みつけられたならば、一対の固定器、例えば、ボルトやネジ(図示せず)を、取りつけ具116に定められる一対の開口146を貫通して進め、その後、保持器112に定められる一対の開口148とネジ溝を介して嵌合し、それによって、取りつけ具116を保持器112に固定する。両方の保持器112に両方の取りつけ具116を、その間にラチェット部材114を挟んで固定することによって、左方取りつけサブアッセンブリ150と右方取りつけサブアッセンブリ152が定められる。
【0057】
第17図に示すように、構造支持体124は設置台58に固定され、かつ、同体を貫通する中央通路158を有する。ボルト154のような固定器をこの中央通路を貫通させ、それによって左方取りつけサブアッセンブリ150を右方取りつけサブアッセンブリ152に固定するようにしてもよい。特に、ボルト154は、先ず、左方取りつけサブアッセンブリ150の保持器112に定められる開孔156を貫通して進め、その後に、中央通路158を貫通して進める。一旦中央通路158を貫通したならば、ボルト154を、右方取りつけアッセンブリ152の保持器112に定められる開孔(第20A図参照)を、次に、いくつかのワッシャー162を貫通して進める。ナット164がネジ溝を介してこのボルト154に嵌合する。ナット164が締め付けられるにつれて、左方取りつけサブアッセンブリ150が、全体的に第17図の矢印166の方向に付勢されることを理解しなければならない。
【0058】
上述したような取りつけサブアッセンブリ150、152の動きによって、それぞれの保持器112は、支持構造124に対して、この取りつけサブアッセンブリ150、152の相対的移動を促進するように位置付けられる。さらに詳細に述べるならば、傾斜機構56の各保持器112がピボット構造386を定める。左方サブアッセンブリ150の保持器112は、その内部に外方軸受け面170を定め、一方、右方サブアッセンブリ152の保持器112は、その内部に外方軸受け面172を定める。ピボット構造386は、支持構造124に定められるそれぞれのピボット構造390と協調する。特に、支持構造124は、その内部に一対の受容器392を有する。受容器392は、第17図に示すように、その内部に一対の内方軸受け面174、176を定める。保持器112に定められる外方軸受け面170、172は、それぞれ、支持構造124に定められる内方軸受け面174、176に担持され、そうすることによって保持器112の動きを容易にし、従って、支持構造124、従って設置台にたいする取り付けサブアッセンブリ150、152の相対的動きを容易にする。ナット164は、保持器112の軸受け面170、172と、それぞれ、支持構造124の軸受け面174、176との間に特定量の摩擦を生ずるように、特定量だけ締め付けつけることも可能であることを理解しなければならない。
【0059】
一旦、取りつけサブアッセンブリ150、152が前述のように支持構造124に固定されたならば、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、取りつけ具116を用いて設置台18に固定してもよい。特に、コア・モヂュール・アッセンブリ12の背面エンクロージャ44は、その内部に一対のネジ溝付き開孔126を持ち(第4図参照)、一方、背面カバー46は、その内部に一対の開孔248を定め、この開孔248は、背面カバー46を熱伝導性筐体430に取りつけた時、同筐体の固定面450に定められる一対の開孔250と同軸に揃う(第4図参照)。各取りつけ具116は、その内部に一対のフランジ128、256を定める。フランジ256は、比較的平坦な部分258と鍵部分260を含む。延長スロット130が各フランジ128に定められ、一方、開孔262が各フランジ256の平坦部258に定められる。コア・モヂュール・アッセンブリ12を金具116に固定するためには、このコア・モヂュール・アッセンブリ12を、金具116に対して、側壁438の張り出し部252が、金具116に定められるフランジ256の鍵部分260に合着するように位置付ける。その後、ボルトのような第1の一対の固定器(図示せず)を、延長スロット130を貫通して進め、次いで、ネジ溝付き開孔126にネジ溝を介して嵌合させる。
【0060】
さらに、ボルトのような第2の一対の固定器(図示せず)を次に開孔262を通じて進め、その後、それぞれ、背面カバー46と固定面450に定められる開孔248、250にネジ溝を介して嵌合し、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を取りつけ具116に、従って、基礎アッセンブリ18に固定する。上記のように、取りつけ具116は全体として、コア・モヂュール・アッセンブリ12をピボット構造アッセンブリ18に固定するための取りつけ構造を定めることを理解しなければならない。
【0061】
コア・モヂュール・アッセンブリ12は、ラチェット部材114を用いることにより、いくつかの位置の内のいずれかに位置付け、保持することが可能である。特に、前述のように、ナット164は、保持器112の軸受け面170、172と、それぞれ、支持構造124の軸受け面174、176との間に特定量の摩擦を生ずるように、特定量だけ締め付けつけることも可能であることを理解しなければならない。一方、コア・モヂュール・アッセンブリ12の重さは、その大きさにおいて、それぞれ軸受け面170、172および、174、176の間の相互作用によって生ずる摩擦よりも大きく、そのために、コア・モヂュール・アッセンブリが軸回転すること、または別言すれば、支持構造124にたいする相対的移動を可能にする。一方、取りつけサブアッセンブリ150の組み立て中に生ずるラチェット部材114のスプリング・アーム132の圧縮により、基盤部分136が、従って、ラチェット歯120が、全体に第19図の矢印144の方向に付勢される。このように付勢されて、ラチェット歯120は、支持構造124に定められるラチェット歯122に嵌合する。
【0062】
(1)ラチェット部材114の圧縮スプリング・アーム132によって生成される力、および、(2)それぞれ軸受け面170、172と174、176の間の相互作用によって生ずる摩擦と関連する力、は、その大きさがコア・モヂュール・アッセンブリ12の重量よりも大きいので、コア・モヂュール・アッセンブリ12が、軸回転すること、または別言すれば、支持構造124、従って、基礎アッセンブリ18にたいする相対的に移動すること、を阻止することを理解しなければならない。しかしながら、もしもユーザー等がコア・モヂュール・アッセンブリ12の位置を別位置にしたいのであれば、ユーザーは、コア・モヂュール・アッセンブリ12を押すか、引くか、または、別言すれば、全体として第1図の矢印180または矢印182のどちらかの方向に付勢すればよい。そのようにしてコア・モヂュール・アッセンブリ12に与える付勢が、大きさにおいて、圧縮スプリング・アーム132によって生成される保持力、および、それぞれ軸受け面170、172と174、176の間の摩擦、よりも大きいければ、基盤部136を、従ってラチェット歯120を、全体として第19図の矢印184の方向に付勢する。
【0063】
基盤部136がこのように付勢されると、ラチェット歯120が、ラチェット歯122から外れ、それによって、保持器112が、従って、コア・モヂュール・アッセンブリ12が、軸回転すること、または別言すれば、基礎アッセンブリ18に対して相対的に移動することが可能になる。一旦ユーザーがコア・モヂュール・アッセンブリ12にたいする付勢を止めると、ラチェット歯120は再びラチェット歯122と嵌合し、それによってコア・モヂュール・アッセンブリ12を現在位置にロックする。
【0064】
第19図から第20図に示すように、各保持器112は、その内部に一対のロック用タブ188を定め、一方、各末端キャップ118は、その内部に一対の延長スロット190を定める。各ロック用タブ188に定められる尖端192は、延長スロット190に受納される。ロック用タブ188は、保持器112の中心から放射方向に外方にバネによって変位されており、従って、尖端192を放射方向に外方に変位し、それによって、尖端192を延長スロット190内に移動可能に固定することを理解しなければならない。従って、末端キャップ118は、保持器112に移動可能に固定される。特に、末端キャップ118は、延長スロット190によって定められる移動経路を介することによって、全体として第19図の矢印194と196の方向に回転することが可能である。
【0065】
特に、右方取りつけサブアッセンブリ152の末端キャップ118は、全体として第19図の矢印194の方向に、ロック用タブ188の辺縁198が、延長スロット190の側壁200に接触する点まで回転することが可能である。逆に、右方取りつけサブアッセンブリ152の末端キャップ118は、ロック用タブ188の辺縁202が、延長スロット190の側壁204に接触する点まで回転することが可能である。左方取りつけサブアッセンブリ150の末端キャップ118も同様に回転可能であることを理解しなければならない。
【0066】
このように末端キャップ118を回転させることは、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、基礎アッセンブリ18に対して、好みの相対的角度に選択的にロック(または、ロック解除)することになる。特に、本傾斜機構56はさらに位置ロック機構380を含む。この機構380は、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、従って、表示モニター20を、基礎アッセンブリ18の設置台58に対して好みの角度に選択的にロックする(または、ロック解除する)ために設けられる。位置ロック機構380は、各末端キャップ118に定められる保持構造382を含む。第20Aおよび20B図に示すように、保持構造382は、外側ガイド部材206と内側ガイド部材208とを含む。さらに、各ラチェット部材114は、その内部にロック用ピン186を定める。末端キャップ118の回転は、保持構造382を、ロック位置と開放位置の間に選択的に動かす。特に、末端キャップ118の、全体として第20B図の矢印210の方向(すなわち、全体として第19図の矢印194の方向)への回転は、保持構造382をロック位置に置く。すなわち、そこにおいて、ロック・ピン186は保持される、または別言すれば、外側ガイド部材206と内側ガイド部材208によって定められるロック用スロット384(第20B図の実線で示すように)中に捕捉される。
【0067】
ロック・ピン186がこのように捕捉されると、ラチェット歯120はしっかりとラチェット歯122に嵌合することになり、それによって、取りつけ具116の、従って、コア・モヂュール・アッセンブリ12の、基礎アッセンブリ18の設置台58にたいする相対的動きを阻止する。逆に、末端キャップ118の、全体として第20図の(B)の矢印212の方向(すなわち、全体として第19図の矢印196の方向)への回転は、保持構造382を開放位置に置く。すなわち、そこにおいて、ロック・ピン186はカムで変位される、または別言すれば、末端キャップ118の中心に向かって放射方向内側に付勢され、それによって、ロック・ピン186をロック用スロット384から遠ざける(第20図の(B)の仮想線で示すように)。このようなロック・ピン186の内方の付勢は、ラチェット部材114の基盤部136を同様に末端キャップ118の中心に向かって内側に付勢させることとなり、従って、ラチェット歯120を、ラチェット歯122から外れしめる、または別言すれば、遠ざけることになる。ラチェット歯120のラチェット歯122からの脱離は、取り付け金具116の、従って、コア・モヂュール・アッセンブリ12の、基礎アッセンブリ18の設置台58にたいする相対的動きを促進する。
【0068】
次に第21図から第24図を参照すると、本発明の取りつけサブアッセンブリの第2の実施態様である右方取りつけサブアッセンブリ518が示してある。この右方取りつけサブアッセンブリ518は、右方サブアッセンブリ152とやや似ている。そこで、第21図から第24図においては、第1図から第20図に関連して前述したものと共通の部品を指名するには同じ参照数字を使用する。さらに、第21図から第24図においては、かつ、本明細書においては、右方取りつけサブアッセンブリ518のみを示しているけれども、同様の取りつけサブアッセンブリが、ピボット回転基礎アッセンブリ18の左側にも使用されていることを理解しなければならない。
【0069】
ラチェット部材114と末端キャップ118の代わりに、右方取りつけサブアッセンブリ518はラチェット部材520と末端キャップ522を含む。右方取りつけサブアッセンブリ518はさらにロック部材524を含む。ラチェット部材520は、ラチェット部材520が内部にロック・ピン186を定めないことを除いて、ラチェット部材114とほぼ同じである。さらに、末端キャップ522は、末端キャップ522が、その内部に保持構造の外側ガイド部材206と内側ガイド部材208を定める代わりに、その内部にロック用ハブ526(第22図参照)を定めることを除いては、末端キャップ118とほぼ同じである。第21図と22図の(A)図に示したように、ロック部材524は、その外面536が、ラチェット部材520の各スプリング・アーム132の内面に接触するように位置付けられる。
【0070】
右方取りつけサブアッセンブリ152の場合と同様、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、ラチェット部材520を用いることにより、いくつかの位置の内のいずれかに位置付けられ、保持されることが可能である。特に、前述のように、ナット164は、保持器112の軸受け面170、172と、それぞれ、支持構造124の軸受け面174、176との間に特定量の摩擦を生ずるように、特定量だけ締め付けつけることも可能であることを理解しなければならない。一方、コア・モヂュール・アッセンブリ12の重さは、その大きさにおいて、それぞれ軸受け面170、172および、174、176の間の相互作用によって生ずる摩擦よりも大きく、そのために、コア・モヂュール・アッセンブリ12が軸回転すること、または別言すれば、支持構造124に対して相対的に移動することを可能にする。一方、取りつけサブアッセンブリ518の組み込み中に生ずるラチェット部材520のスプリング・アーム132の圧縮により、基盤部分136が、従って、ラチェット部材520のラチェット歯120が、全体に第21図の矢印528の方向に付勢される。このように付勢されて、ラチェット歯120は、支持構造124に定められるラチェット歯122に嵌合する。
【0071】
(1)ラチェット部材520の圧縮スプリング・アーム132によって生成される力、および、(2)それぞれ軸受け面170、172と174、176の間の相互作用によって生ずる摩擦と関連する力、は、その大きさがコア・モヂュール・アッセンブリ12の重量よりも大きいので、コア・モヂュール・アッセンブリ12が、軸回転すること、または別言すれば、支持構造124、従って、基礎アッセンブリ18の設置台58に対して相対的に移動すること、を阻止されることを理解しなければならない。しかしながら、もしもユーザー等がコア・モヂュール・アッセンブリ12の位置を別位置にしたいのであれば、ユーザーは、コア・モヂュール・アッセンブリ12を押すか、引くか、または別言すれば、全体として第1図の矢印180または矢印182のどちらかの方向に付勢すればよい。そのようにしてコア・モヂュール・アッセンブリ12を付勢する際にユーザーによって生成される力は、大きさにおいて、圧縮スプリング・アーム132によって生成される保持力、および、それぞれ軸受け面170、172と174、176の間に生成される摩擦、よりも大きく、そのために、基盤部136を、従ってラチェット歯120を、全体として第21図の矢印530の方向に付勢する。
【0072】
基盤部分136がこのように付勢されると、ラチェット歯120が、ラチェット歯122から外れ、それによって、保持器112が、従って、コア・モヂュール・アッセンブリ12が、軸回転すること、または別言すれば、基礎アッセンブリ18に対して相対的に動くことが可能になる。一旦ユーザーがコア・モヂュール・アッセンブリ12にたいする付勢を止めると、ラチェット歯120は再びラチェット歯122と嵌合し、そのためにコア・モヂュール・アッセンブリ12は現在位置にロックされる。
【0073】
末端キャップ118同様、末端キャップ522も、その内部に一対の延長スロット190を定める。保持器112の各ロック用タブ188に定められる尖端192は、この延長スロット190に受納される。ロック用タブ188は、保持器112の中心から放射方向に外方にバネによって変位されており、従って、尖端192を放射方向に外方に変位し、それによって、尖端192を、末端キャップ522の延長スロット190内に移動可能に固定することを理解しなければならない。従って、末端キャップ522は、保持器112に移動可能に固定される。特に、末端キャップ522は、延長スロット190によって定められる移動経路を介して、全体として第21図の矢印532と534の方向に回転することが可能である。
【0074】
特に、右方取りつけサブアッセンブリ518の末端キャップ522は、全体として第21図の矢印532の方向に、ロック用タブ188の辺縁198が、延長スロット190の側壁200に接触する点まで回転することが可能である。逆に、右方取りつけサブアッセンブリ518の末端キャップ522は、ロック用タブ188の辺縁202が、延長スロット190の側壁204に接触する点まで回転することが可能である。左方取りつけサブアッセンブリ(図示せず)の末端キャップ118も同様に回転可能であることを理解しなければならない。
【0075】
このように末端キャップ522を回転させることによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、基礎アッセンブリ18に対して、好みの相対的角度に選択的にロック(または、ロック解除)されることになる。特に、ロック用ハブ526はロック用部材18と協調し、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、従って、表示モニター20を、基礎アッセンブリ18の設置台58に対して好みの角度に選択的にロックする(または、ロック解除する)。特に、ロック用ハブ526は、その内部にいくつかの突起540を定める(第22図の(B)参照)。ロック部材524は、その内部に突起542を定める(第21図参照)。末端キャップ522の回転は、ロック部材524を、ロック位置と開放位置の間に選択的に動かす。特に、末端キャップ522の、全体として第23および24図の矢印544の方向(すなわち、全体として第21図の矢印532の方向)への回転、または、第23および24図の矢印546の方向(すなわち、全体として第21図の矢印534の方向)への回転は、ロック部材542を選択的にロック位置に置く。
【0076】
すなわち、そこにおいて、突起542は保持される、または別言すれば、ロック用ハブ525の突起540の間に(第24図に示すように)に捕捉される。突起542がこのように捕捉されると、ロック用部材524は変位される、または別言すれば、全体として第23、24図の矢印548の方向に付勢され、そのために、その内部に定める一対の接触部材550が、ラチェット部材520の基盤部136に接触させられる。このような基盤部136との接触によって、ラチェット歯120はしっかりと支持構造124のラチェット歯122に嵌合させられることとなり、それによって、取りつけ具116の、従って、コア・モヂュール・アッセンブリ12の、基礎アッセンブリ18の設置台58にたいする相対的動きを阻止する。逆に、末端キャップ522の、全体として第23、24図の矢印544または546の内のいずれかの方向への回転は、ロック部材524を選択的に開放位置に置く。すなわち、そこにおいて、突起542は、ロック用ハブ526の突起540間領域から遠ざけられる、または別言すれば、解除される(第23図に図示する通り)。
【0077】
突起542がこのように解除されると、ロック部材524が、全体として第23、24図の矢印552の方向に自由に移動可能となり、それによって、ラチェット歯120が、ラチェット歯122から外れる、または別言すれば、遠ざかることが可能になることを理解しなければならない。ラチェット歯120のラチェット歯122からの脱離は、取り付け金具116の、従って、コア・モヂュール・アッセンブリ12の、基礎アッセンブリ18の設置台58にたいする相対的動きを容易にする。
【0078】
次に第1から2図および第25図から第39図を参照すると、各種形態のリテール・ターミナル10が示してある。ピボット回転基礎アッセンブリ18は、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、机上214のような実質的に水平な取りつけ面(第1図参照)、または、壁216のような実質的に垂直な取りつけ面(第26図参照)に、軸回転的に固定するのに使用してもよい。特に、リテール・ターミナル10は、取りつけプレート218によって、机上214に固定してもよい。この取りつけプレート218は、いくつかの取りつけ用タブ220を備えており、一方、基礎アッセンブリ18の台取りつけ構造ないしプレート222は、いくつかの取りつけ用スロット224をその内部に定める。取りつけプレート218はさらにその内部にいくつかの固定開孔226を定める。この固定用開孔226は、取りつけプレート218の机上214への固定を強化するために設けられる。特に、ボルトないしネジ408のような固定器を、各固定開孔226を貫通して進め、その後、机上214に定められる対応する固定開孔402にネジ溝を介して嵌合させ、それによって、取りつけプレート218を机上214に固定する。
【0079】
その後、取りつけ用タブ220が取りつけ用スロット224と協調して、基礎アッセンブリ18の基盤プレート222を取りつけプレート218に固定する。特に、基礎アッセンブリ18(それに固定されるコア・モヂュール・アッセンブリ12を含めて)は、全体として第2図の矢印228の方向に、取りつけプレート218(机上214にボルト締めされている)に向かって進められ、それによって、取りつけ用タブ220は、取りつけ用スロット224と同軸に揃う。その後、基礎アッセンブリ18はさらに全体として矢印228の方向に進められ、それによって、取りつけ用タブ220は、取りつけ用スロット224に受納される。一旦、取りつけ用タブ220が取りつけ用スロット224に受納されたならば、基礎アッセンブリ18は、全体として矢印230の方向に付勢され、または別言すれば、滑り込まされ、それによって、取りつけ用タブ220は、取りつけ用スロット224のロック位置232にさらに進められ、それによって、取りつけ用タブ220はその内部にロックされる。
【0080】
取りつけプレート218はさらにその内部にロック用フランジ244を定める(第27図参照)。さらに、基礎アッセンブリ18は、基盤プレート222に軸回転的に保持される、バネ変位性ロック・レバー370を備える(第25図参照)。このロック・レバー370は、基礎アッセンブリ18が、取りつけプレート218に対して不慮の相対的移動を起こすのを阻止する。特に、ロック・レバー370は、全体として第2図の矢印372の方向にバネで変位され、第2図に示すロック位置に置かれる。ロック・レバー370は、その内部にロック用切りこみ396を定める(第25図参照)。このロック・レバー370がロック位置に置かれると、ロック用フランジ244が、ロック用切りこみ396に捕捉され、または別言すれば、保持され、それによって、基礎アッセンブリ18が不慮に滑走し、または別言すれば、移動し、それによって、取りつけ用タブ220が思いがけず取りつけ用スロット224から外れることを阻止する。逆に、ロック・レバー370がユーザー等によって、全体として第2図の矢印398の方向に移動させられると、ロック・レバー370は、ロック解除位置を取ることになり、それによってロック用フランジ244が、ロック用切りこみ396から分離される、または別言すれば、解除される。
【0081】
取りつけプレート218はさらにその内部にケーブル操作用開口236を定める。リテール・ターミナル10に付属する多数の電気ケーブル(例えば、電力ケーブル54ないしLANケーブル96)を、机上214に定められる開口562に通し、その後このケーブル操作用開口236を通して進めてもよい。電気ケーブルは、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236を通じて一旦受納されたならば、基礎アッセンブリ18に付属するケーブル操作用開口64の内の一つを通して進め、その後、コア・モヂュール・アッセンブリ12に付属する電気コネクター24、26、28、30、32、34、36、38、412、414(第4図参照)の内の一つに結合させてもよい。例えば、LANケーブル96は、机上214に定められる開口562、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ18に定められるケーブル操作用開口64の内の一つ、を通して進めてよい。ケーブル操作用開口64を通して一旦受納されたならば、データ・コネクター578は、LANコネクター24に結合され、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12をLAN94に電気的に結合する。さらに、電力ケーブル54は電力コネクター580を含む(第2図参照)。
【0082】
電力ケーブル54は、机上214に定められる開口562、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ18に定められるケーブル操作用開口64の内の一つ、を通して進めてよい。ケーブル操作用開口64を通して一旦受納されたならば、電力コネクター580は、電力供給器50の電力インプット・コネクター568に結合され(第3図参照)、それによって、電力供給器50を110 VAC電源512に電気的に結合する。その後、中間電力ケーブル52を、コア・モヂュール・アッセンブリ12の電力コネクター26と、電力供給器50の電力アウトプット・コネクター572(第3図参照)の両方に接続し、それによってコア・モヂュール・アッセンブリ12を電力供給器50に電気的に結合する。
【0083】
このような構成は、リテール・ターミナル10が机上214に固定された場合、同ターミナル10に付属するケーブル管理を強化することを理解しなければならない。特に、コア・モヂュール・アッセンブリ12がピボット回転基盤アッセンブリ18に固定された場合、設置台58、被覆62、取りつけ具116、および、コア・モヂュール・アッセンブリ12は全体として、リテール・ターミナル10の保護的筐体を定める。机上214の開口562や、取りつけプレート218のケーブル操作用開口236の外に延びる、データ・ケーブル(例えば、LANケーブル96)部分や電力ケーブル(例えば、電力ケーブル54)部分は、基礎アッセンブリ18の保護筐体の内部に「完全に包まれる」。
【0084】
ここに、「完全に包まれる」、または、「完全に包む」という用語の意味するところは、電気ケーブル(例えば、LANケーブルや電力ケーブル)のいずれの部分も、保護筐体の構成分(すなわち、設置台58、被覆62、取りつけ具116、および、コア・モヂュール・アッセンブリ12)によって定められる内部空間の外に延びない、または別言すれば、内部空間を超えないことである。このような特質は、リテール・ターミナル10が机上214に固定された場合、電気ケーブルが、それぞれのコネクターから外されかねないやり方で、ユーザー(すなわち、顧客または商店員)によって引っ張られる、または別言すれば、接触されることを防止するという点で望ましい。
【0085】
第26、27図に示すように、リテール・ターミナル10は、取りつけプレート218によって壁216に固定してもよい。固定用開孔226が、取りつけプレート218の壁216への固定を強化するために設けられる。特に、ボルト408を各固定開孔225を通じて進め、その後ネジ溝を介して、壁216に定められる、対応する固定開孔404に嵌合し、それによって、取りつけプレート218を壁218に固定する。
【0086】
その後、取りつけ用タブ220が取りつけ用スロット224と共同し、基礎アッセンブリ18の台プレート222を、取りつけプレート218に対して、従って、壁216に対して固定する。特に、基礎アッセンブリ18(それに固定されたコア・モヂュールアッセンブリ12を含む)を、全体として第27図の矢印240の方向に、取りつけプレート218(壁216にボルト締めされている)に向かって進め、それによって、取りつけ用タブが、取りつけ用スロット224に同軸に揃うようにする。その後、基礎アッセンブリ18をさらに、全体として矢印240の方向に進め、それによって、取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット224に受納されるようにする。一旦、取りつけ用タブ220が取りつけ用スロット224に受納されたならば、基礎アッセンブリ18は、全体として矢印242の方向に付勢され、または別言すれば、滑り込まされ、それによって、取りつけ用タブ220は、取りつけ用スロット224のロック位置232にさらに進められ、それによって、取りつけ用タブ220はその内部にロックされる。
【0087】
前述したように、ロック・レバー370は、基礎アッセンブリ18が、取りつけプレート218に対して不慮の相対的移動を起こすことを防止する。特に、ロック・レバー370は、全体として第27図の矢印374の方向にバネによって変位され、ロック位置に置かれる。ロック・レバー370がロック位置に置かれると、ロック用フランジ244が、ロック・レバー370に定められるロック用切りこみ396に捕捉され、または別言すれば、保持され、それによって、基礎アッセンブリ18が不慮に滑走し、または別言すれば、移動し、それによって、取りつけ用タブ220が思いがけず取りつけ用スロット224から外れることがないように阻止する。逆に、ロック・レバー370がユーザー等によって、全体として第27図の矢印400の方向に移動させられると、ロック・レバー370は、ロック解除位置を取ることになり、それによってロック用フランジ244が、ロック用切りこみ396から脱離される、または別言すれば、解除される。
【0088】
さらに、リテール・ターミナル10に付属する多数の電気ケーブル(例えば、電力ケーブル54ないしLANケーブル96)を、壁216に定められる開口564に通し、その後ケーブル操作用開口236を通して進めてもよい。電気ケーブルは、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236を通じて一旦受納されたならば、基礎アッセンブリ18に付属するケーブル操作用開口64の内の一つを通して進め、その後、コア・モヂュール・アッセンブリ12に付属する電気コネクター24、26、28、30、32、34、36、38、412、414(第4図参照)の内の一つに結合させてもよい。例えば、LANケーブル96は、壁216に定められる開口564、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ18に定められるケーブル操作用開口64の内の一つ、を通して進めてよい。
【0089】
ケーブル操作用開口64を通して一旦受納されたならば、データ・コネクター578は、LANコネクター24に結合され、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12をLAN94に電気的に結合する。さらに、電力ケーブル54も壁216に定められる開口564、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ18に定められるケーブル操作用開口64の内の一つ、を通して進めてよい。ケーブル操作用開口64を通して一旦受納されたならば、電源コネクター580は、電力供給器50の電力インプット・コネクター568に結合され(第3図参照)、それによって、電力供給器50を110 VAC電源512に電気的に結合する。その後、中間電力ケーブル52を、コア・モヂュール・アッセンブリ12の電力コネクター26と、電力供給器50の電力アウトプット・コネクター572(第3図参照)の両方に接続し、それによってコア・モヂュール・アッセンブリ12を電力供給器50に電気的に結合する。
【0090】
このような構成は、リテール・ターミナル10が壁216に固定された場合、同ターミナル10に付属するケーブル管理を強化することを理解しなければならない。特に、前述したように、コア・モヂュール・アッセンブリ12がピボット回転基礎アッセンブリ18に固定された場合、設置台58、被覆62、取りつけ具116、および、コア・モヂュール・アッセンブリ12は全体として、リテール・ターミナル10の保護的筐体を定める。壁216の開口564や、取りつけプレート218のケーブル操作用開口236の外に延びる、データ・ケーブル(例えば、LANケーブル96)部分や電力ケーブル(例えば、電力ケーブル54)部分は、基礎アッセンブリ18の保護筐体の内部に完全に包まれる。このような特質は、リテール・ターミナル10が壁216に固定された場合、電気ケーブルが、それぞれのコネクターから外されかねないやり方で、ユーザー(すなわち、顧客または商店員)によって引っ張られる、または別言すれば、接触されることを防止するという点で望ましい。
【0091】
第28、29図に示すように、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、ピボット回転基礎アッセンブリ18ではなくて、一方向性ないし角度固定基礎アッセンブリ246に対して固定されていてもよい。ここに「一方向性基礎アッセンブリ」ないし「角度固定基礎アッセンブリ」という用語の意味するところは、コア・モヂュール・アッセンブリ12を基礎アッセンブリに固定した時、そのコア・モヂュール・アッセンブリ12が一定位置ないし角度に維持されるように構成される基礎アッセンブリである。特に、ピボット回転基礎アッセンブリ18と違って、角度固定基礎アッセンブリ246は、コア・モヂュール・アッセンブリ12のピボット回転運動を促進するための傾斜機構を含まない。
【0092】
従って、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、その操作時、角度固定基礎アッセンブリ246に固定されると静止的に保持される。このような構成は、リテール・アッセンブリ10が、非介助性リテール・ターミナルとして動作する場合特に有用である。特に、コア・モヂュール・アッセンブリ12を固定位置に維持することによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12が、ユーザー(すなわち、非介助性リテール・ターミナルの場合は顧客である)によって操作される、または別言すれば、接触される機会の数が減少し、それによって、そのリテール・ターミナルの有効寿命を恐らくは延長することになる。
【0093】
角度固定基礎アッセンブリ246は、一対の側面パネル264、266、ヒンジ部材268、および、電力供給器270を備える筐体272を含む。ピボット回転基礎アッセンブリ18の電力供給器50と同様、電源供給器270は、メインコントローラー・ボード22の電源コネクター26に、中間電力ケーブル556を介して電気的に結合される(第6図参照)。電力ケーブル558(第6図参照)が、電力供給器270を、110 VAC出力口512に電気的に結合し、それによって、電力をリテール・ターミナル10に供給する。
【0094】
電力供給器270は、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体272に収められる。特に、電力供給器270は、角度固定基礎アッセンブリ246の基礎取りつけ構造、すなわち、プレート274(第35図参照)に固定される。このような構成は、リテール・ターミナル10に付属するケーブル管理を強化することを理解しなければならない。特に、筐体272は、その内部にいくつかのケーブル操作用開口276を定める(第35図参照)。電源電力ケーブル558の第1末端は、標準110VAC出力口512に結合させ、電源電力ケーブル558の第2末端を操作用開口276の内のどれか一つに進め、その後、電力供給器270に結合してもよい。
【0095】
さらにこのように構成することによって、中間電力ケーブル556を、コア・モヂュール・アッセンブリ12で覆ったまま(コア・モヂュール・アッセンブリ12を筐体272に固定した場合)、電力供給器270から電力コネクター26(第4、6図参照)へと進めることが可能となり、それによって、中間電力ケーブル556の一部が、リテール・ターミナル10から垂れ下がったり、または別言すれば、懸垂するのを防止する。さらに、角度固定基礎アッセンブリ246をこのように構成することによって、リテール・ターミナル10に付属するその他のケーブル、例えば、LANケーブルやスピーカーケーブルも操作用開口276を通じて進め、その後に対応する電気コネクター24、28、30、32、34、36、38、412、または、414に、リテール・ターミナル10から垂れ下がったり、または別言すれば、懸垂させることなく、結合させることが可能になることを理解しなければならない。
【0096】
さらに、電力供給器270を用いることによって、ピボット回転基礎アッセンブリ18からのコア・モヂュール・アッセンブリ12の取り外しが、さらに、その後のコア・モヂュール・アッセンブリ12の角度固定基礎アッセンブリ246への装着が、また、その逆手順が、手早く、簡単に行われるようになることを理解しなければならない。特に、各基礎アッセンブリ(すなわち、ピボット回転基礎アッセンブリ18と角度固定基礎アッセンブリ246)に別々の電力供給器を設けることによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、基礎アッセンブリ18と246の間で電力供給器を動かすことをせずに、同基礎アッセンブリ18と246の間を移動させることができ、そのために、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、基礎アッセンブリ18と246の間で移動させるのに要する時間と手間の量を減らすことができる。例えば、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、先ずピボット回転基礎アッセンブリ18に固定し、それによって、POS機能のような介助性販売機能を果たすようにしてもよい。この時、電力は、コア・モヂュール・アッセンブリ12には、電力供給器50によって供給されるが、同供給器50は、中間電力ケーブル52を介してメインコントロラー・ボード22の電力コネクター26に結合される。
【0097】
その後、中間電力ケーブル52を電力コネクター26から外し、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12をピボット回転基礎アッセンブリ18から外し、角度固定基礎アッセンブリ246に取りつけるようにしてもよい。一旦後述するやり方で機械的に角度固定基礎アッセンブリ246に取りつけたならば、電力は、中間電力ケーブル556を介してメインコントローラー・ボード22の電力コネクター26に結合される電力供給器270によって、コア・モヂュール・アッセンブリ12に供給される。一旦電力供給器270に電気的に結合されると、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、商品デモ販売機能のような非介助性販売機能を実行するのに使用することが可能である。
【0098】
ヒンジ部材268は、コア・モヂュール12を、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体272に固定するために設けられる。特に、ヒンジ部材268は、その内部に一対の保持用フランジ278を定める。このフランジ278は、筐体272の頂上プレートに定められる一対の保持用溝280(第29図参照)と協調し、それによって、ヒンジ部材268が、全体として、第28図の矢印284、または、矢印286のいずれかの方向に動くことを可能にする。
【0099】
このヒンジ部材268はさらにその内部に一対の開孔288を定める。この開孔288は、コア・モヂュール・アッセンブリ12をヒンジ部材268に固定するために設けられる。特に、コア・モヂュール・アッセンブリ12の背面カバー46は、その内部に一対の開孔290を定めるが、同開孔290は、背面カバーを熱伝導筐体430(第4図参照)に取りつけた時、同熱伝導筐体430の固定面454に定められる一対の開孔292と同軸に揃う。背面カバー46を背面エンクロージャ44に固定するには、一対のボルト464が開孔290、292に位置付けられることを理解しなければならない。同じボルト464を用いて、コア・モヂュール・アッセンブリ12をヒンジ部材268に固定する。
【0100】
特に、固定器を、ヒンジ部材268の後面から開孔288を通して進め、その後、それぞれ、背面カバー46および熱伝導筐体430に定められる開孔290、292にネジ溝を介して嵌合し、それによって、(1)コア・モヂュール・アッセンブリ12をヒンジ部材268に、従って、基礎アッセンブリ246に固定し、かつ、(2)背面カバー46の頂上を筐体430に固定する。背面エンクロージャ44をこのようにヒンジ部材268に固定した場合、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体272に対して、全体として第28図の矢印284、または、矢印286のいずれかの方向に軸回転することが可能になる。コア・モヂュール・アッセンブリ12のこのような軸回転によって、電力供給器270やスキャナー装置80のような、筐体内部に収容されるいくつかの部品への接近が容易になる。
【0101】
側面パネル264、266はそれぞれその内部に取りつけ用タブ296を定める。この取りつけ用タブ296とヒンジ部材268は協調し、それによって、角度固定基礎アッセンブリ246の取りつけ構造を定める。さらに、取りつけ用タブ296を用いて、コア・モヂュール・アッセンブリ12の基底部を、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体272に固定する。特に、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、全体として第28図の矢印286の方向に軸回転され、それによって、筐体272に対して、側壁438(第4図参照)の張り出し部分252が、取りつけ用タブ296に載るように位置付けられる。その後、ボルトまたはネジ(図示せず)のような固定器を、側面パネル266に定められる開孔298を通して進め、その後、ヒンジ部材268(第29図参照)に含まれるフランジ302に定められるネジ溝付き開孔300とネジ溝を介して嵌合させる。固定器が開孔298と300に位置付けられ、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を筐体272に、従って、角度固定アッセンブリ246にロックした、または別言すれば、固定した場合には、ヒンジ部材268は、筐体272にたいする相対的軸回転を阻止されることを理解しなければならない。
【0102】
第30から33図に示すように、リテール・ターミナル10は、いくつかの異なる形態を備え、それによって、所望の販売機能を実行するための要求を満たすようになっていてもよい。例えば、リテール・ターミナル10は、スキャナー装置80を備える構成としてもよい(第30、32図参照)。スキャナー装置80は、リテール・ターミナル10がPOSターミナルとして使用される場合、商品情報を入力するのに特に有用である。特に、もしも顧客ないし店員が、このリテール・ターミナル10を、購買品目のチェックアウトに使用する場合には、スキャナー装置を、各購買品目に付属するバーコードに含まれる商品特定コードを走査する、または別言すれば、捕捉するのに用いることができる。一旦商品特定コードを獲得したならば、リテール・ターミナル10は、商店ネットワーク・システム(すなわち、LAN94)と、無線接続(すなわち、LANカード66)、または、結線結合(すなわち、LANコネクター24に結合されたLANケーブル96)のいずれかを介して交信し、それによって、同購買品目に付属する価格情報を獲得してもよい。
【0103】
さらに、スキャナー装置80は、リテール・ターミナル10が商品情報ターミナルとして利用される場合にも、有用である。例えば、リテール・ターミナル10を小売商店の販売区域に置き、それによって、顧客が、ある品目に付属するバーコードをスキャナー装置80で走査し、それによって、価格や型特徴のような商品情報を得ることができるようにし、それによって、顧客の商品選択を介助するようにしてもよい。
【0104】
また別法として、リテール・ターミナル10は、スキャナー装置80(第31図と第33図参照)を使用しないように構成されていてもよい。このような構成は、リテール・ターミナル10が、商品特定コードの入力を必要とせず、そのため、リテール・ターミナル10に付随するコストを下げる構成のにおいて利用される場合望ましい。例えば、リテール・ターミナル10が、オーディオ・ビジュアル(A/V)商品デモを表示するのに用いられる場合である。
【0105】
さらにリテール・ターミナル10は、ステレオスピーカー・アッセンブリ16(第32、33図参照)を使用しない構成にしてもよい。このような構成は、リテール・ターミナル10が、ステレオ再生を必要としない構成において利用される場合は望ましい。例えば、リテール・ターミナル10が、ステレオ音響を含まない、ビデオ商品デモを表示するのに用いられる場合である。
【0106】
最後に、リテール・ターミナル10は、スキャナー装置80や、ステレオスピーカー・アッセンブリ16のいずれも使用しない構成にしてもよい(第33図参照)。このような構成は、リテール・ターミナル10が、商品特定コード入力や、ステレオ再生を必要としない構成において利用される場合は望ましい。
【0107】
第34図から第35図を参照すると、角度固定基礎アッセンブリ246は、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、机上214(第34図参照)のような実質的に水平な面か、または、壁216ないし柱304(第36−37図参照)のような実質的に垂直な面のいずれかに固定するのに用いてもよい。特に、リテール・ターミナル10は、取りつけプレート218によって机上214に固定してもよい。特に、基礎アッセンブリ246の基盤プレート274は、その内部にいくつかの取りつけ用スロット306を定める。ボルト408の一つを、取りつけプレート218に定められる各固定用開孔226を通して進め、その後、机上214に定められる対応する固定開孔402にネジ溝を介して嵌合し、それによって、取りつけプレート218を机上214に固定する。
【0108】
その後、取りつけ用タブ220が取りつけ用スロット306と協調し、それによって、基礎アッセンブリ246の基盤プレート274を取りつけプレート218に固定する。特に、基礎アッセンブリ246(同アッセンブリに固定されたコア・モヂュール・アッセンブリ12を含む)を、全体として第35図の矢印308の方向に進め、それによって、取りつけ用タブ220が取りつけ用スロット306と同軸に揃うようにする。その後、基礎アッセンブリ246をさらに、全体として矢印308の方向に進め、それによって、取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット306の中に受納されるようにする。取りつけ用タブ220が一旦取りつけ用スロット306の内部に受納されたならば、基礎アッセンブリ246は、全体として第35図の矢印310の方向に付勢され、または別言すれば、滑り込まされ、それによって、取りつけ用タブ220は、取りつけ用スロット224のロック部312に進められ、それによって同タブは、その内部においてロックされる。
【0109】
前述したように、取りつけプレート218はさらにその内部にロック用フランジ244を定める。第35図に示すように、プレート・ロック開孔234が、このロック用フランジ244に定められる。ボルトないしネジ254のような固定器が、プレート・ロック開孔234を通して進められ、その後、背面取りつけ構造、すなわち、筐体272のプレート316に定められる、対応する基盤ロック開孔314に進められ、それによって、基礎アッセンブリ18が不意に滑走し、または別言すれば、移動し、それによって、取りつけ用タブ220が思いがけず取りつけ用スロット306から外れることがないように阻止する。
【0110】
さらに、リテール・ターミナル10に付属する多数の電気ケーブル(例えば、電源電力ケーブル558ないしLANケーブル96)を、机上214に定められる開口562に通し、その後取りつけプレート218のケーブル操作用開口236を通して進めてもよい。電気ケーブルは、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236を通じて一旦受納されたならば、基礎アッセンブリ18に付属するケーブル操作用開口276の内の一つを通して進め、その後、コア・モヂュール・アッセンブリ12に付属する電気コネクター24、26、28、30、32、34、36、38、412、414(第4図参照)の内の一つに結合させてもよい。例えば、LANケーブル96は、机上214に定められる開口562、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ246に定められるケーブル操作用開口276の内の一つ、を通して進めてよい。
【0111】
ケーブル操作用開口276を通して一旦受納されたならば、LANケーブル96のデータ・コネクター578は、LANコネクター24に接続され、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12をLAN94に電気的に結合する。電源電力ケーブル558は、第35図に示すように、電力コネクター582を含む。電源電力ケーブル558は、机上214に定められる開口562、取りつけプレート218に定められるケーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ246に定められるケーブル操作用開口276の内の一つ、を通して進めてよい。ケーブル操作用開口276を通して一旦受納されたならば、電力コネクター580は、電力供給器270の電力インプット・コネクター574に接続され(第28、29図参照)、それによって、電力供給器270を110 VAC電源512に電気的に結合する。その後、中間電力ケーブル556を、コア・モヂュール・アッセンブリ12の電力コネクター26と、電力供給器270の電力アウトプット・コネクター576(第28、29図参照)の両方に接続し、それによってコア・モヂュール・アッセンブリ12を電力供給器270に電気的に結合する。
【0112】
このような構成は、リテール・ターミナル10が机上246に固定された場合、同ターミナル10に付属するケーブル管理を強化することを理解しなければならない。特に、コア・モヂュール・アッセンブリ12が角度固定基礎アッセンブリ246に固定された場合、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体272とコア・モヂュール・アッセンブリ12は全体として、リテール・ターミナル10の保護的筐体を定める。机上214の開口562や、取りつけプレート218のケーブル操作用開口236の外に延びる、データ・ケーブル(例えば、LANケーブル96)部分や電力ケーブル(例えば、電源電力ケーブル558)部分は、基礎アッセンブリ246の保護筐体の内部に完全に包まれる。このような特質は、リテール・ターミナル10が机上214に固定された場合、電気ケーブルが、それぞれのコネクターから外されかねないやり方で、ユーザー(すなわち、顧客または商店員)によって引っ張られる、または別言すれば、接触されることを防止するという点で望ましい。
【0113】
第36と37図に示すように、リテール・ターミナル10は、取りつけプレート238によって柱304に固定されてもよい。取りつけプレート238は、取りつけプレート218にやや似ている。従って、第36、37図においては、第1図から第35図に関して前述したものと共通の部品を指名するに当っては、同じ参照番号を用いることにする。取りつけプレート238は、同プレートに固定される、外方に延びる一対のU型構造部材318を有する。この構造部材318は、第37図に示すように、互いに協調して中央腔320を定める。
【0114】
さらに、この構造部材318は、その内部にいくつかの延長スロット322を定める。この延長スロット322は、取りつけプレート238を柱304に固定するために設けられる。特に、帯状クランプのようないくつかの金属バンドを柱の周囲に進め、その後、延長スロット322を通して進めてもよい。延長スロットを通して一旦進めたならば、この帯状クランプ406の対向末端を相互に固定し、それによって、取りつけプレート238を柱304に固定する。使用可能な一つのタイプの帯状クランプは、広く知られるステンレススチールのホース・クランプで、前述したようなやり方で柱の周囲に進めるのに十分な長さを持つものである。
【0115】
取りつけプレート238が一旦柱304に固定されたならば、基礎アッセンブリ246の筐体272を、同プレートに固定してもよい。特に、筐体272の背面プレート316はその内部にいくつかの取りつけ用スロット326を定める。取りつけプレート238の取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット326と協調し、それによって、基礎アッセンブリ246の背面プレート316を、取りつけプレート238に、従って、柱304に固定する。特に、基礎アッセンブリ246(同アッセンブリに固定されるコア・モヂュール・アッセンブリ12を含む)は、全体として第37図の矢印328の方向に、取りつけプレート238(柱304に固定されている)に向かって進め、それによって、取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット326と同軸に揃うようにする。
【0116】
その後、基礎アッセンブリ246をさらに、全体として矢印328の方向に進め、それによって、取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット326の内部に受納されるようにする。取りつけ用タブ220が一旦取りつけ用スロット326に受納されたならば、基礎アッセンブリ246は、全体として第37図の矢印330の方向に付勢され、または別言すれば、滑り込まされ、それによって、取りつけ用タブ220は、取りつけ用スロット326のロック部332に進められ、それによって、各取りつけスロットは、その内部に取りつけ用タブ220をロックする。
【0117】
取りつけプレート238はさらに、その内部にロック用フランジ334を定める。このロック用フランジ334の内部にプレートロック開孔336が定められる。ボルトないしネジ570のような固定器が、ロック用開孔336を通して進められ、その後に、基盤プレート274に定められる対応する基盤ロック用開孔338の内部に進められ、それによって、基礎アッセンブリ346が不慮に滑走し、または別言すれば、移動し、それによって、取りつけ用タブ220が思いがけず取りつけ用スロット326から外れることがないように阻止する。
【0118】
さらに、取りつけプレート238は、その内部にケーブル操作開口340を定める。リテール・ターミナル10に付属する多数の電気ケーブル(例えば、電源電力ケーブル558ないしLANケーブル96)を、柱304に定められる開口566に通し、その後取りつけプレート238のケーブル操作用開口340を通して進めてもよい。電気ケーブルは、取りつけプレート238に定められるケーブル操作用開口340を通じて一旦受納されたならば、基礎アッセンブリ246に付属するケーブル操作用開口276の内の一つを通して進め、その後、コア・モヂュール・アッセンブリ12に付属する電気コネクター24、26、28、30、32、34、36、38、412、414(第4図参照)の内の一つに結合させてもよい。例えば、LANケーブル96は、柱304に定められる開口566、取りつけプレート238に定められるケーブル操作用開口340、および、基礎アッセンブリ246に定められるケーブル操作用開口276の内の一つ、を通して進めてよい。LANケーブル96のデータ・コネクター578は、ケーブル操作用開口276を通して一旦受納されたならば、LANコネクター24に接続され、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12をLAN94に電気的に結合する。
【0119】
電源電力ケーブル558はまた、柱238に定められる開口566、取りつけプレート238に定められるケーブル操作開口340、および、基礎アッセンブリ246に定められるケーブル操作用開口276の内の一つ、を通して進めてよい。ケーブル操作用開口276を通して一旦受納されたならば、電源電力ケーブル558の電力コネクター582は、電力供給器270の電力インプット・コネクター574に接続され(第28、29図参照)、それによって、電力供給器270を110 VAC電源512に電気的に結合する。その後、中間電力ケーブル556を、コア・モヂュール・アッセンブリ12の電力コネクター26と、電力供給器270の電力アウトプット・コネクター576(第28、29図参照)の両方に接続し、それによってコア・モヂュール・アッセンブリ12を電力供給器270に電気的に結合する。
【0120】
このような構成は、ターミナル10が柱304に固定された場合、同リテール・ターミナル10に付属するケーブル管理を強化することを理解しなければならない。特に、前述したように、コア・モヂュール・アッセンブリ12が角度固定基礎アッセンブリ246に固定された場合、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体272とコア・モヂュール・アッセンブリ12は全体として、リテール・ターミナル10の保護的筐体を定める。柱304の開口566や、取りつけプレート238のケーブル操作用開口340の外に延びる、データ・ケーブル(例えば、LANケーブル96)部分や電力ケーブル(例えば、電源電力ケーブル558)部分は、基礎アッセンブリ246の保護筐体の内部に完全に包まれる。このような特質は、リテール・ターミナル10が柱304に固定された場合、電気ケーブルが、それぞれのコネクターから外されかねないやり方で、ユーザー(すなわち、顧客または商店員)によって引っ張られる、または別言すれば、接触されることを防止するという点で望ましい。
【0121】
取りつけプレート238はさらに、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、平坦な垂直壁に固定するのに用いてもよい(第26図参照)。ボルトないしネジ(図示せず)のような固定器を、各壁取りつけスロット342を通して進め、その後、壁216に定められる対応する固定用開孔404にネジ溝を介して嵌合し(第27図)、それによって取りつけプレート238を壁216に固定する。取りつけプレート238が一旦壁216に固定されたならば、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、前述したやり方で取りつけプレート238に固定してよい。
【0122】
第38図、第39図に示すように、付属プレート344を用いて、コア・モヂュール・アッセンブリ12を直接取りつけプレート218に、従って、壁216に結合させてもよい。付属プレート344は、ピボット回転基礎アッセンブリ18の取りつけ具116と同様にして、コア・モヂュール・アッセンブリ12に固定される。特に、付属プレート344は、その内部に一対のフランジ346、348を定める。フランジ348は、比較的平坦な部分350と鍵部分352とを含む。延長スロット354が、各フランジ346の内部に定められ、一方、開孔356が、各フランジ348の平坦部350に定められる。コア・モヂュール・アッセンブリ12を付属プレート344に固定するためには、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、付属プレート344に対して、側壁438の張り出し部分252(第4図参照)が、付属プレート344に定められるフランジ348の鍵部分352に載るように位置付ける。
【0123】
その後、第1の一対の、ボルトのような固定器(図示せず)を、延長スロット354を通し、その後、コア・モヂュール・アッセンブリ12の背面エンクロージャ44に定められるネジ溝付き開孔126に嵌合させる(第4図参照)。さらに、第2の一対の、ボルトのような固定器(図示せず)を、開孔356を通して進め、その後、それぞれ背面カバー46と固定面450に定められる開孔248、250にネジ溝を介して嵌合させ、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を付属プレート344に固定する。
【0124】
取りつけプレート218は、第26、27図に関連して前述したやり方で壁216に固定される。特に、ボルト408を、取りつけプレート218に定められる各固定用開孔226に通して進め、その後、壁216に定められる対応する固定用開孔404にネジ溝を介して嵌合させ、それによって、取りつけプレート218を壁216に固定する。
【0125】
その後、取りつけプレート218に定められる取りつけ用タブ220は、付属プレート344の取りつけ構造388に定められる、対応する数の取りつけスロット358と協調し、それによって、付属プレート344を、取りつけプレート218に、従って、壁216に固定する。特に、付属プレート344(同プレートに固定されるコア・モヂュール・アッセンブリ12を含む)を、全体として第39図の矢印360の方向に、取りつけプレート218(壁216にボルト締めされている)に向かって進め、それによって、付属プレート344の取りつけ用タブ220が取りつけ用スロット358と同軸に揃うようにする。
【0126】
その後、付属プレート344をさらに、全体として矢印360の方向に進め、それによって、取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット358の中に受納されるようにする。取りつけ用タブ220が一旦取りつけ用スロット358の内部に受納されたならば、付属プレート344は、全体として矢印362の方向に付勢され、または別言すれば、滑り込まされ、それによって、取りつけ用タブ220は、各取りつけ用スロット358のロック位置364に進められ、それによって、同スロットは、その内部に取りつけ用タブ220をロックする。
【0127】
その後、ボルトないしネジ(図示せず)のような固定器が、プレートロック用開孔234を通して進められ、その後に、付属プレート344に定められる対応する開孔366の内部に進められ、それによって、付属プレート344が不慮に滑走し、または別言すれば、移動し、それによって、取りつけ用タブ220が思いがけず取りつけ用スロット358から外れることがないように阻止する。
【0128】
さらに、リテール・ターミナル10に付属する多数のケーブルを、壁216に定められる開口(図示せず)に通し、その後取りつけプレート218のケーブル操作用開口236を通して進めてもよい。ケーブルは、ケーブル操作用開口236を通じて一旦受納されたならば、付属プレート344に定められるいくつかのケーブル操作用開口368の内の一つを通して進め、その後、コア・モヂュール・アッセンブリ12に付属する電気コネクター24、26、28、30、32、34、36、38、412、414(第4図参照)の内の一つに結合させてもよい。このような構成は、ターミナル10が壁216に固定された場合、同リテール・ターミナル10に付属するケーブル管理を強化することを理解しなければならない。例えば、付属プレート344を用いて壁216に取りつけた場合、「レンガ型」電力供給器のような外部電力供給器を用いて、コア・モヂュール・アッセンブリ12の電力供給を行わなければならない。従って、外部電力供給器を、電力コネクター26(第4図、第6図参照)に結合させる電力ケーブル(図示せず)は、前述したやり方で進めてよい。
【0129】
【発明の効果】
操作時、リテール・ターミナル10を、いくつかの異なる種類の販売機能を実行するのに利用してもよい。例えば、リテール・ターミナル10を先ず、商品デモ販売機能を実行する非介助性販売ターミナルとして操作してもよい。特に、角度固定基礎アッセンブリ246を、壁216または柱304のような垂直取りつけ面に、前述のやり方で固定させてもよい。次に、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、この角度固定基礎アッセンブリ246に機械的に固定する。このコア・モヂュール・アッセンブリ12に対して、電力は、電力供給器270から供給される。
【0130】
すなわち、同供給器は、中間電力ケーブル52を介してコア・モヂュール・アッセンブリ12の電気コネクター26に結合される。一旦角度固定基礎アッセンブリ246に機械的に結合され、その後電力供給器270に電気的に結合されたならば、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、商品デモ販売機能を実行することができる。このような機能は、それぞれ、表示モニター20とステレオスピーカー・アッセンブリ16に、ビデオ画像や対応するオーディオメッセージを再生することを含む。このビデオとオーディオ・メッセージは、一般に、商店主によって販売される各種商品に関連する。例えば、商品デモ販売機能は、表示モニター20とステレオスピーカー・アッセンブリ16に商品コマーシャルを写すことを含む。
【0131】
さらに、そのような商品デモ機能は、顧客が、表示モニター20に関連してタッチ画面の特定の区域を触るか、または、キーボード78(もしもここで取り扱うリテール・ターミナルがキーボードを備えているとすれば)に付属するキーに触るか、そのいずれかを実行することによって、要求や、その他の要望を入力することを可能にする。その後、リテール・ターミナル10は、その顧客の要求に関連する情報を、表示モニター20、および・または、ステレオスピーカー・アッセンブリ16によって表示するようにしてもよい。
【0132】
ピーク需要期には、リテール・ターミナル10を切り換えて、商品情報販売機能の実演を停止し、それによって、POS販売機能を実行できるようにする。特に、角度固定基礎アッセンブリ246(同アッセンブリに固定されるコア・モヂュール・アッセンブリ12を含む)を、垂直取りつけ面(例えば、壁216や柱304)から取り外し、その後に、机上214のような水平取りつけ面に、前述したやり方で固定してもよい。一旦机上214に固定したならば、リテール・ターミナル10を非介助性POS販売機能を実行するのに用いてもよい。特に、このリテール・ターミナル10は、セルフサービス・チェックアウト・ターミナルとして動作させてもよい。
【0133】
セルフサービス・チェックアウト・ターミナル操作時には、顧客自身が先ず購入品目をスキャナー装置80で走査してターミナル10に入力する。コア・モヂュール・アッセンブリ12は、LAN94と交信し(LANカード66か、または、LANケーブル96のいずれかを介して)、それによって、各走査品目に関連する価格情報を入手する。その後、顧客は、デビットカード、または、クレジットカードのいずれかをカード読み取り器14の中を擦り抜けさせることによって、または、現金を現金受納器(もしもターミナル10が現金受納器を備えていれば)に置くことによって、その品目にたいする支払いを済ませる。
【0134】
前記の議論はその性質上例示的を意図したものであることを理解しなければならない。すなわち、コア・モヂュール・アッサンブリー12および角度固定基礎アッセンブリ246を垂直取りつけ面(例えば、壁216や柱304)に固定した場合でも、商品デモ販売機能以外のいくつかの販売機能を実行するよう操作することが可能であることを理解しなければならない。例えば、リテール・ターミナル10は、コア・モヂュール・アッセンブリ12と角度固定基礎アッセンブリ246を垂直取りつけ面に固定した状態で、POS販売機能や、職員訓練販売機能を実行してもよい。
【0135】
さらに、ピボット回転基礎アッセンブリ18(同アッセンブリに固定されるコア・モヂュール・アッセンブリ12を含む)はまた、角度固定基礎アッセンブリ246に関して前述したやり方で、垂直取りつけ面(例えば、壁216や柱304)と、水平取りつけ面(例えば、机上214)の間を移動させてもよい。さらに、リテール・ターミナル10は、コア・モヂュール・アッセンブリ12をピボット回転基礎アッセンブリ18に取りつけた場合、しかも一方ピボット回転基礎アッセンブリ18が、垂直取りつけ面または水平取りつけ面のいずれかに固定されている場合、各種介助性、および、非介助性販売機能を実行するのに用いることができる。
【0136】
例えば、リテール・ターミナル10は、コア・モヂュール・アッセンブリ12が、ピボット回転基礎アッセンブリ18に固定され、同基礎アッセンブリ18が次に水平取りつけ面(例えば、机上214)に固定されている場合、介助性POS販売機能を実行してもよい。この構成においては、販売周辺機器、例えば、カードリーダー(例えば、カードリーダー14)、スキャナー装置(例えば、外付け携帯スキャナー装置)、現金引き出し器(例えば、現金引き出し器508)、および、顧客用ディスプレー(例えば、顧客用表示モニター510)は、コア・モヂュール・アッセンブリ12に電気的に結合され、それによって、介助性POSターミナルとしてのリテール・ターミナル10の操作を支援するようにしてもよい。
【0137】
基礎アッセンブリ18と246を垂直取りつけ面と水平取りつけ面との間を移動させる代わりに、コア・モヂュール・アッセンブリ12だけを同じ間隔を移動させるだけでよいことを理解しなければならない。例えば、角度固定基礎アッセンブリ246を垂直取りつけ面(例えば、壁216や柱304)に固定し、一方、ピボット回転基礎アッセンブリ18を水平取りつけ面(例えば、机上214)に固定する。コア・モヂュール・アッセンブリを、基礎アッセンブリ18と246の間を移動させ、それによって各種販売機能を実行するようにしてもよい。
【0138】
特に、コア・モヂュール・アッセンブリ12を先ず、角度固定基礎アッセンブリ246に機械的に取りつけ、一方、角度固定基礎アッセンブリ246の方は垂直取りつけ面に固定する。角度固定基礎アッセンブリ246に一旦機械的に取りつけられたならば、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、次に、中間電力ケーブル556を介して、電力供給器270に電気的に結合される。次に、このリテール・ターミナル10は、商品デモ販売機能のような販売機能を実行するように操作してもよい。
【0139】
このリテール・ターミナル10によって実行される販売機能を変更したいのであれば、コア・モヂュール・アッセンブリ12を先ず、中間電力ケーブル556を電力コネクター26から結合解除することによって、電力供給器270から電気的に結合解除する。次に、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、角度固定基礎アッセンブリ246から機械的に分離し、その後、ピボット回転基礎アッセンブリ18に機械的に接合する。ピボット回転基礎アッセンブリ18に一旦機械的に接合されたならば、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、中間電力ケーブル52を介して、電力供給器50に電気的に結合する。次に、リテール・ターミナル10を、介助性POS販売機能のような販売機能を実行するよう操作してよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特質をその内部に組み込んだ、消費者相互作用性リテール・ターミナルの斜視図である。このリテール・ターミナルは、ピボット回転基礎アッセンブリを含み、机上に設置されることに注意。
【図2】第1図のリテール・ターミナルと、そのリテール・ターミナルを机上に固定するために使用される取りつけ具の背面斜視図である。
【図3】第1図のリテール・ターミナルの分解斜視図である。
【図4】第1図のリテール・ターミナルのコア・モヂュール・アッセンブリの背面分解斜視図である。
【図5】第4図のコア・モヂュール・アッセンブリの分解斜視図である。
【図6】第1図のリテール・ターミナルの概略ブロックダイアグラムである。
【図7】第4図のコア・モヂュール・アッセンブリのメインボード・アッセンブリの基底部立面図である。
【図8】第7図のメインボード・アッセンブリの拡大断片斜視図である。
【図9】第7図と同様の拡大断片斜視図であるが、非変位位置に位置付けられた背面カバーを示す。
【図10】背面カバーが非変位位置に位置付けられている第7図のメインボード・アッセンブリを示す。
【図11】第10図と同様、背面カバーが非変位位置に位置付けられている第7図のメインボード・アッセンブリを示し、背面カバーが変位位置に位置付けられている所を示す。
【図12】第7図のメインボード・アッセンブリの拡大分解斜視図であり、はっきりと見えるように背面カバーが除かれている。見易いように、マイクロプロセッサーの上面の一部しか熱伝導性グリスで覆われていないことに注意。
【図13】第12図と同様の図であるが、ただし、メインボード・アッセンブリの筐体内に固定される熱吸い込みアッセンブリを示す。
【図14】第7図のメインボード・アッセンブリの拡大断片斜視図であり、ボルトが鍵状スロットを通じて、熱ブロックの鍵部に受納されるところを示す。
【図15】第7図のメインボード・アッセンブリ基底部の拡大断片立面図である。
【図16】第1図のリテール・ターミナルのピボット回転基礎アッセンブリの斜視図である。
【図17】第16図のピボット回転基礎アッセンブリの分解斜視図である。
【図18】第17図と同様の図であるが、さらに右方取りつけサブアッセンブリの保持器とラチェット部材を示す。
【図19】第18図の右方取り付けアッセンブリの拡大分解斜視図である。
【図20】(A)部は、第19図と同様の図であるが、ただし、保持器、ラチェット部材、および、末端キャップをさらに詳細に示す。(B)部は、(A)部の矢印20Bの方向に見たときの立面図であり、右方取りつけアッセンブリの末端キャップとラチェット部材との関係を示す。
【図21】第19図と同様の図であるが、ただし、右方取りつけアッセンブリの第2実施態様を示す。
【図22】(A)部は、第21図と同様の図であるが、ただし、末端キャップをさらに詳細に示す。(B)部は、(A)部の右方取りつけサブアッセンブリの末端キャップの、(A)の矢印22Bの方向に見たときの立面図である。
【図23】第21図の右方取りつけアッセンブリ(見易いためにロック部材は仮想線で示す)を、第22図(A)部の矢印23の方向に見たときの拡大立面図である。
【図24】第23図と同様の図であるが、ただし、ロック部材がロック位置にあるところを示す。
【図25】第16図のピボット回転基礎アッセンブリの基盤取りつけプレートの拡大斜視図であり、同アッセンブリに軸回転可能に固定されたロック用レバーを示す。
【図26】壁に固定された第1図のリテール・ターミナルを示す断片斜視図である。
【図27】第26図のリテール・ターミナルの背面斜視図であり、リテール・ターミナルのピボット回転基礎アッセンブリと、リテール・ターミナルを壁に固定するために使用される取りつけ具との関係を示す。
【図28】ピボット回転基礎アッセンブリの代わりに角度固定基礎アッセンブリを含むよう構成された、第1図のリテール・ターミナルを示す分解斜視図である。
【図29】第28図と同様の図であるが、ただし、見易さのために、ヒンジ部材を、角度固定アッセンブリの筐体から外したところを示す。
【図30】第28図のリテール・ターミナルの斜視図であって、ステレオスピカーと走査装置の両方を含むように構成されたリテール・ターミナルを示す。
【図31】第30図と同様の図であるが、ただし、走査装置を含まないように構成されたリテール・ターミナルを示す。
【図32】第30図と同様の図であるが、ただし、ステレオスピーカー・アッセンブリを含まないように構成されたリテール・ターミナルを示す。
【図33】第30図と同様の図であるが、ただし、ステレオスピーカー・アッセンブリも走査装置も含まないように構成されたリテール・ターミナルを示す。
【図34】第28図のリテール・ターミナルの斜視図であり、机上に固定されたリテール・ターミナルを示す。
【図35】第34図のリテール・ターミナルの背面斜視図であり、リテール・ターミナルと、リテール・ターミナルを机上に固定するために使用される取りつけ具との関係を示す。
【図36】第28図のリテール・ターミナルの斜視図であり、柱に固定されたリテール・ターミナルを示す。
【図37】第36図のリテール・ターミナルの背面斜視図であり、リテール・ターミナルと、リテール・ターミナルを柱に固定するために使用される取りつけ具との関係を示す。
【図38】角度固定基礎アッセンブリやピボット回転基礎アッセンブリの代わりに付属プレートを含むように構成された第1図のリテール・ターミナルの側面図である。リテール・ターミナルが、壁に固定されていることに注意。
【図39】第38図のリテール・ターミナルの背面斜視図であり、リテール・ターミナル、付属プレート、および、リテール・ターミナルを壁に固定するために使用される取りつけ具との関係を示す。

Claims (6)

  1. 表示モニター(20)と、該表示モニター(20)を支持するための台(58)と、前記表示モニター(20)を前記台(58)に対して移動させるための傾斜機構(56)とを有するリテール・ターミナル(10)であって、
    該リテール・ターミナル(10)はさらに、ロック位置と解除位置の間を移動可能な保持構造(382)を有する表示位置ロック機構(380)を備えるとともに、
    前記保持構造(382)には第1ガイド部材(206)と第2ガイド部材(208)とから構成されるロック用スロット(384)が設けられ、
    前記傾斜機構(56)は、内部に第1の複数のラチェット歯(120)とロックピン(186)とを有し前記表示モニター(20)によって支持されるラチェット部材(114)と、内部に第2の複数のラチェット歯(122)を有し前記台(58)に固定される支持構造(124)とを備え、
    前記保持構造(382)が前記ロック位置にあるとき、前記ロックピン(186)が前記ロック用スロット(384)に嵌ることにより前記第1の複数のラチェット歯(120)が突出して前記第2のラチェット歯(122)と嵌合し、前記表示モニター(20)を前記台(58)に対して固定し、
    前記保持構造(382)が前記解除位置にあるとき、前記ロックピン(186)が前記ロック用スロット(384)から外れることにより前記第1の複数のラチェット歯(120)が後退して前記第2のラチェット歯(122)との嵌合が解除され、前記表示モニター(20)を前記台(58)に対して移動可能とすることを特徴とするリテール・ターミナル。
  2. 前記ラチェット部材(114)が、前記表示モニター(20)に支持されるスプリング・アーム(132)を備え
    スプリング・アーム(132)の変形により、前記第1の複数のラチェット歯(120)を変位させることを特徴とする請求項1に記載のリテール・ターミナル。
  3. 前記スプリング・アーム(132)が、第1のスプリング・アーム(132)及び第2のスプリング・アーム(132)から構成されることを特徴とする請求項に記載のリテール・ターミナル。
  4. 前記リテール・ターミナル(10)は、前記表示モニター(20)と前記スプリング・アーム(136)との間に、前記表示モニター(20)が固定される取りつけ具(116)をさらに備え、
    前記第1の複数のラチェット歯(120)は、前記第2の複数のラチェット歯(122)と嵌合することにより、前記取りつけ具(116)を前記台(58)に対して固定することを特徴とする請求項乃至3何れか一項に記載のリテール・ターミナル。
  5. 前記ラチェット部材(114)取りつけピン(134)を備え、
    前記取りつけ具(116)はその内部にピン開孔(138)を有し
    前記取りつけピン(134)が、前記ピン開孔(138)に挿入されることにより、前記取りつけ具(116)が前記ラチェット部材(114)と連結されることを特徴とする請求項に記載のリテール・ターミナル。
  6. 前記支持構造(124)は、その内部に受納部(392)が設けられた第1ピボット構造(390)を備え、該第1ピボット構造(390)は、前記受納部(392)内部に内側軸受け面(174、176)を有し
    前記傾斜機構(56)は、前記表示モニター(20)に支持される第2ピボット構造(386)を備え第2ピボット構造(386)は、外側軸受け面(170、172)を有し
    前記第2ピボット構造(386)が、前記第1ピボット構造(390)の受納部(392)内に配置されることにより、前記表示モニター(20)が前記台(58)に対して移動する際、前記内側軸受け面(174、176)が前記外側軸受け面(170、172)に担持されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のリテール・ターミナル。
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