JP2000036075A - 設置台に表示モニタを位置付けするための傾斜機構を具備するリテ―ル・タ―ミナル - Google Patents

設置台に表示モニタを位置付けするための傾斜機構を具備するリテ―ル・タ―ミナル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的小型で、小売店の様々の場所に簡単に設
置することができるユーザーの操作可能な電子モジュー
ルを備えたリテール・ターミナルを提供する。 【解決手段】傾斜機構(56)によって表示モニター
(20)を支持する台(58)を含むリテール・ターミ
ナル。傾斜機構(56)は、スプリング・アーム(12
0)を介して表示モニター(20)によって支持され
る、第1の複数のラチェット歯(120)を含むラチェ
ット部材(114)を備える。傾斜機構(56)はさら
に、その内部に定める、第2の複数のラチェット歯(1
22)によって台(58)に固定される支持構造(12
4)を備える。第1の複数ラチェット歯(120)は、
第2の複数ラチェット歯(122)と嵌合して、表示モ
ニターを静的に保持する。第1スプリング・アーム(1
32)と第2スプリング・アーム(132)は共に協調
して、第1の複数ラチェット歯(120)を変位して、
第2の複数ラチェット歯(122)に嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にリテール・ターミ
ナルに関わる、さらに特定的には、設置台に表示モニタ
ーを位置付けするためのラチェットを含む傾斜機構を具
備するリテール・ターミナルに関わる。
【0002】
【従来の技術】小売業界においては、いくつかの電子式
リテール・ターミナルが、小売商店全体に渡って使用さ
れている。例えば、小売商店はいくつかのPOS(販売
点)ターミナル、例えば、伝統的な介助性(すなわち、
店員の操作による)チェックアウト・ターミナルを含む
ことがある。さらに小売商店は、介助性POSターミナ
ルの他に、いくつかの非介助性ターミナル、例えば、セ
ルフサービス・チェックアウト・ターミナルを含むこと
もある。セルフサービス・チェックアウト・ターミナル
とは、商店員の介助無しに顧客によって操作されるター
ミナルである。
【0003】さらにPOSターミナルの他に、小売商店
は、キオスク型装置のような情報リテール・ターミナル
をいくつか含むことがある。このような情報リテール・
ターミナルは、一般に小売商店の販売領域全体に設置さ
れ、商品陳列販売機能のような各種情報販売機能を実行
するために設けられる。特に、情報リテール・ターミナ
ルは、商店顧客にたいし商品情報を表示するために、あ
るいは、キーボードその他による顧客のインプットに応
じて顧客に介助を与える相互的リテール・ターミナルと
して、使用されることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまでに設計された
リテール・ターミナルは、設計に関連するいくつかの欠
点を持っている。特に、これまでに設計されたリテール
・ターミナルは、各種の販売機能を実行する弾力性を持
っていない。例えば、一般にこれまでに設計されたリテ
ール・ターミナルは、商品陳列販売機能とPOS販売機
能の両方を実行する弾力性を持っていないことがある。
従って、販売情報ターミナルであって、それにわずかに
修正を加えることによって、さらにピーク需要時におい
ては、POSターミナルとしても機能する販売情報ター
ミナルを供給することは好ましい。
【0005】さらに、これまでに設計されたリテール・
ターミナルに付属する筐体は比較的大きく、そのため、
小売商店内の利用可能な表面積、すなわち、床面積の比
較的大量を必要とする。従って、比較的小型で、かつ、
広く小売商店の様々の場所に簡単に動かし、設置するこ
とができる、ユーザーの操作可能な電子モヂュールを備
えたリテール・ターミナルを供給することは好ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、必要とされるの
は、前記欠点の1個以上を克服したリテール・ターミナ
ルである。さらに必要とされるのは、ピーク需要時にお
いてはPOSターミナルとしても機能する販売情報ター
ミナルである。
【0007】傾斜機構を具備するリテール・ターミナル
を供給するのが本発明の目的である。本発明の1局面に
よれば、リテール・ターミナルであって、 表示モニ
ター、前記表示モニターを支持するための台、および、
前記表示モニターを前記台に関して位置付けるための傾
斜機構を備えることを特徴とするリテール・ターミナル
であって、ここに、前記傾斜機構は、前記ディスプレー
・モニターによって支持されるラチェット部材を有し、
前記ラチェット部材はその内部に第1の複数のラチェッ
ト歯を定め、前記傾斜機構は、前記台に固定される支持
構造を持ち、前記支持構造はその内部に第2の複数のラ
チェット歯を定め、かつ、前記第1の複数のラチェット
歯は、前記第2の複数のラチェット歯と嵌合可能であ
り、それによって、前記表示モニターを前記台に対して
静止的に保持する。
【0008】本発明のもう一つの局面によれば、リテー
ル・ターミナルを方向付ける方法であって、表示モニタ
ー、台、および、傾斜機構を具備するリテール・ターミ
ナルを供給するステップであって、ここに、傾斜機構は
表示モニターに支持されるラチェット部材を含み、ラチ
ェット部材はその内部に第1の複数ラチェット歯を定
め、傾斜機構は台に固定される支持構造を含み、支持構
造はその内部に第2の複数ラチェット歯を定めるステッ
プ、第1の複数ラチェット歯を変位させて第2の複数ラ
チェット歯と嵌合せしめ、それによって、モニターを台
に対して第1の所望の位置において静止的に保持するス
テップ、および、表示モニターに対して力を加えること
によって、表示モニターを、台に対して第1所望位置か
ら第2所望位置に移動させ、それによって第1の複数ラ
チェット歯を、第2の複数ラチェット歯から脱離させる
ステップ、の諸ステップを含む方法が供給される。
【0009】できれば、前記ラチェット部材は前記表示
モニターによって支持されるスプリング・アームを含
み、このスプリング・アームが前記第1の複数ラチェッ
ト歯を変位させ、前記第2の複数ラチェット歯と嵌合さ
せることが好ましい。さらに好ましくは、前記ラチェッ
ト部材はそのようなスプリング・アームを2個含む。傾
斜機構は、設置台にたいするいくつかの方向の内の一つ
において表示モニターを保持するために、比較的高い保
持力を形成することができると好都合である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明がさらによく理解されるよ
うに、以後、実施例として付属の図面を参照することと
する。付属の図面第1図から第5図を参照すると、消費
者相互的リテール・ターミナル10が示してある。これ
は、いくつかの販売機能、例えば、POS販売機能や商
品陳列販売機能を果たすように構成されていてもよい。
このリテール・ターミナル10は、介助性または非介助
性のいずれかの機能を実行するのに利用してよい。
【0011】ここに「POS販売機能」という用語の意
味するところは、リテール・ターミナルが購買品目をチ
ェックするのに操作される場合、そのリテール・ターミ
ナルによって実行される機能である。POS販売機能の
いくつかの実例を挙げるならば、(i)スキャナー装置
による、品目のリテール・ターミナル・メモリーへの入
力、(ii)タッチ・スクリーン入力装置による、品目
のリテール・ターミナル・メモリーへの入力、(ii
i)リテール・ターミナルへ入力された品目の価格の計
算、および、(v)入力品目の合計価格を含む取引デー
タの表示モニターにおける表示、がある。
【0012】さらに、「商品陳列販売機能」という用語
の意味するところは、リテール・ターミナルが顧客に販
売情報を供給するのに使用される場合、そのリテール・
ターミナルによって実行される機能である。そのような
販売情報としては、(i)品目説明や価格等の商品情
報、および、(ii)店内における商品配置のような店
内レイアウト情報が挙げられる。商品陳列販売情報のい
くつかの実例を挙げるならば、(i)スキャナー装置に
よる販売情報質問のリテール・ターミナル・メモリーへ
の入力、(ii)タッチ・スクリーン入力装置による、
販売情報質問のリテール・ターミナル・メモリーへの入
力、(iii)販売情報質問データの商品データベース
との比較、および、(v)販売情報質問の再現に応じて
商品情報を表示モニターに表示すること、がある。
【0013】ここに「介助性販売機能」という用語の意
味するところは、リテール・ターミナルが店員、また
は、商店主によってそのリテール・ターミナルを操作す
るよう雇われている助手によって操作される場合、その
リテール・ターミルによって実行される販売機能であ
る。例えば、介助性販売機能は、雇用店員が顧客の購買
品目を走査またはその他の手段によってリテール・ター
ミナルに入力し、その後に、顧客がその品目に対して支
払ったことを示す、リテール・ターミナルの支払い受け
取りキーを押し下げる時、それに応じてそのリテール・
ターミナルによって実行される機能である。
【0014】さらに、「非介助性販売機能」という用語
の意味するところは、店員や、その他の商店主によって
雇われた職員の介助なしに、顧客自身によって実行され
る販売機能である。例えば、非介助性販売機能は、顧客
自身が購買品目を走査またはその他の手段によってリテ
ール・ターミナルに入力し、その後に、顧客がその品目
に対して支払ったことを示す、リテール・ターミナルの
支払いキーを押し下げる時(例えば、クレジット/デビ
ット・カード読み取り器、または、現金受け取り器との
相互作用を介して行う)、それに応じてそのリテール・
ターミナルによって実行される機能である。
【0015】リテール・ターミナル10はコア・モヂュ
ール・アッセンブリ12、カード読み取り器14、およ
び、ステレオスピーカー・アッセンブリ16を含む。リ
テール・ターミナル10はさらに、コア・モヂュール・
アッセンブリ12の固定される多方向性ないしピボット
回転基礎アッセンブリ18を含む。ここに、「多方向性
基礎アッセンブリ」または「ピボット回転基礎アッセン
ブリ」という用語の意味するところは、基礎アッセンブ
リであって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、
その基礎アッセンブリ18に対して、多数の方向ないし
角度の内の一つに位置付ける基礎アッセンブリである。
【0016】コア・モヂュール・アッセンブリ12は、
表示画面ないしモニター20、メインボード・アッセン
ブリ48、および、無線式ローカル・エリア・ネットワ
ーク(LAN)カード66を含む。表示スクリーン20
とメインボード・アッセンブリ48は共に筐体40内に
設置されるが、LANカード66は筐体40から突出
し、カバー70によって覆われる。カバー70は、カバ
ー70がアンテナとして機能し、それによってLANカ
ード66への、および、同カードからの信号の送受信を
促進するのに適当な材料で構成されていることを理解し
なければならない。
【0017】第5図に示したように、筐体40は、前面
エンクロージャ42、後部エンクロージャ44、およ
び、熱分散背面カバー46を含む。ピボット回転基礎ア
ッセンブリ18は、傾斜機構56と設置台58を含む。
傾斜機構56は、コア・モヂュール・アッセンブリ12
を設置台58に結合する。従って、後にさらに詳細に論
ずるように、傾斜機構56は、コア・モヂュール・アッ
センブリ12が、従って、表示モニター20が、設置台
58に対して多数の方向ないし角度の内の任意の一つに
位置付けられることを可能にする。このようなコア・モ
ヂュール・アッセンブリ12のピボット回転は、様々な
ユーザー(例えば、リテール・ターミナルが介助性リテ
ール・ターミナルとして動作している場合にはレジの店
員となる)によるリテール・ターミナルの使用の便宜に
は特に有益である。なぜなら、ユーザーはそれぞれ表示
モニターが設置台58に対して別角度に位置付けられる
ことを好むものであるから。
【0018】第4図と第6図に示すように、メインボー
ド・アッセンブリ48は、いくつかの電気的コネクター
24、26、28、30、32、36および38を持つ
メインコントローラー・ボード22を含む。後にさらに
詳細に論ずるように、周辺装置の内のいくつかは、電気
的コネクター24、26、28、30、32、34、3
6および38を介してメインコントローラー・ボード2
2に電気的に結合され、それによって、リテール・ター
ミナル10がいくつかの販売機能を実行可能となるよう
にしてもよい。メインコントローラー・ボード22は、
POSカード410を含むように構成し、それによっ
て、メインボード・アッセンブリ48に結合される周辺
装置の数を増やすようにしてもよい。
【0019】特に、POSカード410は一対の電気的
コネクター412と414を含むが、これらのコネクタ
ーを、POS装置に通常含まれる周辺装置をメインコン
トローラー・ボード22に結合するために使用してもよ
い。例えば、電気的コネクター412を、現金引き出し
器508(第6図参照)をメインコントローラー・ボー
ド22に結合するのに使用してよく、一方、電気コネク
ター414を、顧客表示モニター510(第1、2およ
び6図参照)をメインコントローラー・ボード22に結
合するのに使用してよい。さらに、メインボード・アッ
センブリ48は、モノーラル・スピーカー84を含む。
これは、リテール・ターミナル10の操作に伴う持続音
や音響を発生するために設けられる。
【0020】リテール・ターミナル10はさらに第3図
に示すように電力供給器50を含む。電力供給器50
は、中間電力ケーブル52(第6図参照)を介してメイ
ンコントローラー・ボード22に電気的に結合される。
電源電力ケーブル54(第6図参照)は、電力供給器5
0を、標準の110VAC出力口512のような電源に
結合し、それによって電力をリテール・ターミナル10
に供給する。
【0021】電力供給器50は、ピボット回転基礎アッ
センブリ18の設置台58の中に収められる。特に、電
力供給器50は、設置台58のボタン構造60に固定さ
れ、被覆60によって覆われる。このような構成はリテ
ール・ターミナル10に関連するケーブル管理を強化す
るものであることを理解しなければならない。特に、設
置台58は、その内部にいくつかのケーブル接続用開口
部64を定める(第2図参照)。電源電力ケーブル54
の第1末端は電源出力口512に結合し、同電源電力ケ
ーブル54の第2末端は、接続用開口部64の内のどれ
か一つを通じて進め、その後電力供給器50に接続して
よい。さらに、このような構成によって、中間電力ケー
ブル52を、一方で被覆62で覆いながら、電力供給器
から電力コネクター26(第4図、第5図参照)に進め
ることが可能となり、それによって、同中間電力ケーブ
ル52の一部が吊下したり、あるいは、もしそうしなけ
ればリテール・ターミナル10から懸架するであろう、
そのような懸架を防止することができる。
【0022】さらに、ピボット回転基礎アッセンブリ1
8をこのように構成することによって、リテール・ター
ミナル10に付属するその他のケーブル、例えば、LA
Nケーブルやスピーカー・ケーブルも同接続用開口64
を、吊下したり、もしそうしなければリテール・ターミ
ナル10から懸架するであろう、その懸架を生ずること
なしに進めて、対応する電気コネクター24、28、3
0、32、34、36、38、412、414に接続す
ることが可能になる。
【0023】次に第6図を参照すると、コア・モヂュー
ル・アッセンブリ12のブロックダイアグラムが示され
ている。コア・モヂュール・アッセンブリ12のメイン
コントローラー・ボード22は基本的に修正型のフラッ
ト・パネル・パーソナルコンピュータ(PC)であり、
通常パーソナルコンピュータに付属するいくつかの部
品、例えば、マイクロプロセッサー420、いくつかの
メモリー・モヂュール422、イーサネット・コントロ
ーラー424、いくつかのビデオおよびオーディオ装置
426、および、ハード・ドライブ装置72を含む。さ
らに、メインコントローラー・ボード22は、カード読
み取り器14、ステレオスピーカー・アッセンブリ1
6、表示画面20、LANカード66、動作検出器6
8、および、モノーラル・スピーカー84に電気的に結
合される。さらにまた、メインコントローラー・ボード
22は、外部表示モニター74、プリンター76、キー
ボード78、スキャナー装置80、ヘッドホンのような
別の外部スピーカー・アッセンブリ82、現金引き出し
器、および、顧客用表示モニター510に電気的に接続
されてもよい。
【0024】「コア・モヂュール・アッセンブリ」とい
う用語は、ここでは、少なくとも下記の部品を含む計算
装置を意味することを理解しなければならない。すなわ
ち、(i)タッチスクリーンLCD表示モニターのよう
な表示モニター、(ii)パーソナルコンピュータのよ
うな、入力されるデータインプットを処理する処理ユニ
ット、および、(iii)いくつかの販売周辺装置を同
処理ユニットに電気的に結合するための複数のコネクタ
ー、である。
【0025】カード読み取り器14は、データ通信ライ
ン86を介してメインコントローラー・ボード22に結
合される。このカード読み取り器14は、クレジット、
および・または、デビット・カード読み取り器、また
は、スマート・カード読み取り器を含む、既知のいずれ
の磁気片読み取り器であってもよい。
【0026】ステレオスピーカー・アッセンブリ16
は、一対のステレオ・ケーブル88を介してメインコン
トローラー・ボード22に結合される。このステレオス
ピーカー・アッセンブリ16は、既知のいずれの型のス
テレオ・ラウドスピーカーを含んでいてもよい。第32
図、第33図に示すように、リテール・ターミナル10
は、特定の販売機能に適合するように、ステレオスピー
カー・アッセンブリ16を用いないような構成になって
いてもよいことを理解しなければならない。そのように
構成されている場合は、スピーカー・ライン90を介し
てメインコントローラー・ボードに結合されるモノーラ
ル・スピーカー84が、リテール・ターミナル10の動
作に関連する可聴性音響や持続音を発生する。
【0027】表示モニター20は、データ通信ライン9
2を介してメインコントローラー・ボード22に結合さ
れる。表示モニター20は、多くの既知の液晶(LC
D)モニターのいずれか一つであってよい。表示モニタ
ー20は、ビデオ商品デモ、商品宣伝、雇用員訓練用ビ
デオ等のような各種の視覚メッセージを表示するために
設けられる。さらに、もしもリテール・ターミナル10
をPOSターミナルとして機能するような構成とするな
らば(後にさらに詳細に論ずるように)、表示モニター
は、品目価格、取引合計等のようなチェックアウト業務
に関連する情報を表示するように用いてもよい。
【0028】さらに、表示モニター20は、画面のある
領域をユーザーがタッチした時にデータ信号を発生する
ことができる既知のタッチ画面モニターであってもよ
い。このデータ信号は、データ通信ライン92を通じて
メインコントローラー・ボード20に伝えられる。この
ような構成により、リテール・ターミナル10の相互的
操作が可能になることを理解しなければならない。例え
ば、リテール・ターミナル10は、相互的顧客支援ター
ミナルとして構成されていてもよく、その場合、ユーザ
ーは表示モニター20に付属するタッチ画面の特定の領
域をタッチし、それによって情報請求を入力する。次に
この請求の結果は、表示モニター20および・またはス
ピーカー・アッセンブリ16により、視覚的におよび・
または聴覚的に表示される。
【0029】LANカード66は、リテール・ターミナ
ル10と、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)
94のような、当該小売店のネットワークシステムとの
間の無線通信を実現するために設けられる。LANカー
ド66は、PCMCIAカードのような多数の既知の無
線ネットワークカードの内のいずれのものであってもよ
い。コア・モヂュール・アッセンブリ12も、既知の対
合撚り線接続のような結線接続によってLAN94に結
合されていることを理解しなければならない。特に、メ
インコントローラー・ボード22は、LANコネクター
24に結合されるLANケーブル96のような結線接続
を介してLAN94に直接結合されていてよい。LAN
94にたいするこのような結線接続は、LANカード6
6を介する無線接続に比べて高い送信速度を与えること
を理解しなければならない。
【0030】動作検出器68は、信号ライン98を介し
てメインコントローラー・ボード22に結合される。動
作検出器68は、本リテール・ターミナル10の近接領
域におけるユーザーの存在を検出するために設けられ
る。特に、ユーザーがリテール・ターミナル10の近接
領域に接近する時、動作検出器68はアウトプット信号
を発し、これは、メインコントローラー・ボード22に
伝送される。次にメインコントローラー・ボード22
は、それぞれ、ビデオおよび・またはオーディオ後続事
象を、表示ディスプレー20、および・または、ステレ
オスピーカー・アッセンブリ16において実行させ、そ
れによってユーザーの注意をリテール・ターミナル10
に引きつけるようにしてもよい。
【0031】さらに、動作検出器68は、リテール・タ
ーミナル10によるエネルギー節約を促進するために使
用することも可能であることを理解しなければならな
い。特に、リテール・ターミナル10は、それに付属す
るいくつかの部品が、ある非使用期間の後「休眠」モー
ドに入るように操作されていてもよい。動作検出器68
は、ユーザーがリテール・ターミナル10の近接領域に
接近した時、リテール・ターミナル10を「覚醒」させ
るように用いてもよい。動作検出器68は、光電検出器
のような多数の既知の動作検出器の内のいずれのものを
含んでいてよい。
【0032】メインコントローラー・ボード22は、デ
ータ・バス100を介してハード・ドライブ装置72に
結合される。メインコントローラー・ボード22は、そ
のデータ保存要求が、遠隔位置、例えば、LAN94に
付属のネットワーク部品の一つに設けられるように構成
することも可能であることを理解しなければならない。
このようなデータの遠隔保存は、メインボード・アッセ
ンブリ48からハード・ドライブ装置72の除去を可能
にするから、リテール・ターミナル10に含まれる部品
の数を減少させることになる。このような部品の減少
は、リテール・ターミナル10に関連するコストを下げ
る。
【0033】メインコントローラー・ボード22は、ス
キャナー・コネクター36に結合されるデータ・ケーブ
ル102を介してスキャナー装置80に結合される。こ
のスキャナー装置80は通常、購入される品目に関連す
る統一商品コード(UPC)、業界マーク(単数または
複数)、アルファベット数字文字(単数または複数)や
その他の表示のような特定用コードを走査または読み取
る。スキャナー80は、レーザーのような光源(図示せ
ず)、モーター(図示せず)によって駆動される回転ミ
ラー(図示せず)、および、ミラー・アレー(図示せ
ず)を含む。動作時には、レーザービームが回転ミラー
とミラー・アレーから反射され、走査ビーム・パターン
を生成する。ある品目上の特定用コードがこのスキャナ
ー装置80の近傍を通過すると、走査ビームがそのコー
ドから散乱され、スキャナー装置80に戻り、そこで収
集・検出される。次にこの反射光が電気的に分析され、
その反射光が正当な特定用コード・パターンを含むか否
かが定められる。もしも正当なコード・パターンが存在
するならば、次にその特定用コードが価格情報に変換さ
れ、それが次に、既知のやり方でその品目の価格を決め
るのに用いられる。
【0034】メインコントローラー・ボード22はま
た、ビデオ・コネクター28に結合されるビデオ・ケー
ブル104を介して外部表示モニター74に電気的に結
合されていてよい。この外部表示モニター74は、商品
デモのような目的のためにビデオ画像を、または、訓練
用映画を表示するのに使用してもよい。外部表示モニタ
ー74を用いることによって、リテール・ターミナル1
0は、単に表示モニター20だけで画像を表示するのに
比べて、より大きな面積の上にビデオ画像を表示するこ
とが可能になる。この外部表示モニター74は、VGA
やスーパーVGAモニター、または、既知のテレビ受像
機のような既知のいずれの表示モニターであってもよ
い。
【0035】さらにメインコントローラー・ボード22
は、プリンター・コネクター32に結合されるプリンタ
ー・ケーブル106を介してプリンター76に結合され
ていてもよい。このプリンター76は、例えば、リテー
ル・ターミナル10がPOSターミナルとして構成され
る場合、領収書等を印刷するのに用いてもよく、また
は、例えば、リテール・ターミナル10が販売情報ター
ミナルとして構成される場合、クーポンやレシペ等を印
刷するのに用いてもよい。プリンター76は、既知のい
ずれのプリンターであってもよく、例えば、レーザー、
ドット・マトリックス、または、加熱式プリンターであ
ってもよい。
【0036】さらにメインコントローラー・ボード22
は、キーボード・コネクター34に結合されるデータ・
ケーブル108を介してキーボード78に電気的に結合
されていてもよい。キーボード78は、例えば、リテー
ル・ターミナル10のプログラミング時、または、その
構成時に、同ターミナルにデータを入力するのに用いて
もよい。さらに、キーボード78は、表示モニター20
に表示された質問に対してユーザーの応答を入力するの
に用いてもよい。キーボード78は、P/S2キーボー
ドのような既知のいずれのPCキーボードであってもよ
い。
【0037】さらにメインコントローラー・ボード22
は、外部スピーカー・コネクター38に結合されるスピ
ーカー・ケーブル110を介して外部スピーカー・アッ
センブリ82に電気的に結合されていてもよい。外部ス
ピーカー・アッセンブリ82は、ヘッドフォンの一部と
して組み込まれ、それによって、ユーザーが、雇用員訓
練映画のオーディオ部分のようなオーディオメッセージ
を個人的に聴取できるようにしてもよい。さらに別法と
して、外部スピーカー・アッセンブリ82は一対のラウ
ドスピーカーであって、リテール・ターミナル10から
離れた場所に設置される一対のラウドスピーカーとして
組み込まれていてもよい。
【0038】コネクター30は、メインコントローラー
・ボード22の弾力性を増すために設けられる。特に、
コネクター30はできれば汎用シリアルバス(USB)
として構成され、それによってUSBデータ送信プロト
コルをサポートする周辺機器がそこに結合可能となるの
が好ましい。メインコントローラー・ボード22とコネ
クター30は、USBデータ通信プロトコールの代わり
に、その他の各種のデータ通信プロトコールに適合する
ように構成することが可能であることを理解しなければ
ならない。例えば、コネクター30は、既知のシリアル
またはパラレルデータ通信プロトコルをサポートするよ
うに構成されていてよい。
【0039】メインコントローラー・ボード22のPO
Sカード410は、現金引き出し器コネクター412に
結合されるデータ・ケーブル514を介して現金引出し
器508に電気的に結合される。現金引き出し器508
は、例えばリテール・ターミナル10がPOSターミナ
ルとして構成される場合、現金を保持するのに用いても
よい。現金引き出し器508は、電気的に制御される既
知のいずれの現金引き出し器であってよい。
【0040】メインコントローラー・ボード22のPO
Sカード410はさらに、顧客用表示モニター・コネク
ター414に結合されるビデオ・ケーブル516を介し
て顧客用表示モニター510(さらに第1図、第2図を
参照)に電気的に結合されてもよい。顧客用表示モニタ
ー510は、例えば、リテール・ターミナル10がPO
Sターミナルとして構成されている場合には、顧客の購
入品目価格のような販売情報を表示するのに用いてもよ
い。従って、リテール・ターミナル10を介助性POS
ターミナルとして使用する場合には、取引情報を、商店
員のために、コア・モヂュール・アッセンブリ12の表
示モニター20に付属する表示画面に表示させるように
し、一方、取引情報を、顧客のために、顧客用表示モニ
ター510に付属する表示画面に表示させるようにして
もよい。顧客用表示モニター510は、陰極線管(CR
T)モニターや液晶(LCD)表示モニターのような既
知の表示モニターの内のいずれのものであってもよい。
【0041】第4、5図及び第7図から第15図に示す
ように、メインコントローラー・ボード22は、熱伝導
性筐体430の中に収められる。メインボード・アッセ
ンブリ48はさらに取りつけ用プレート554を含む。
取りつけ用プレート554は、熱伝導性筐体430を表
示モニター20に固定するために設けられる。第13図
に示すように、筐体430は、熱移送構造432を含
む。この熱移送構造432は、側壁434とU形延長通
路436を含む。側壁434はいくつかの側壁438、
440、および、442と共同して開口430を定め、
この開口を通じて、筐体430内部に収められるいくつ
かの部品、例えば、マイクロプロセッサー420にたい
する接近が可能になる。さらに、各側壁438、440
および442はそれぞれ固定面450、452および4
54をその内部に定める(第4図参照)。
【0042】背面カバー46は、熱分散プレート470
を持つ熱分散部材を定める。熱分散部材470は、延長
張り出し444を突出させる。張り出し444は、延長
通路436に受容され、それによって、マイクロプロセ
ッサー420や、その他の、メインコントローラー・ボ
ード22に付属する各種集積回路装置の発生する熱を分
散するための効率的な熱経路を提供する。特に、背面カ
バー46は、非変位位置(第9、10図に図示)と変位
位置(第7、8および9図に図示)の間に位置付けるこ
とが可能である。背面カバー46を変位位置に設置した
場合、張り出し444は、延長通路436の内壁448
に向けられる、または、内壁448と接触するよう変位
され、そうすることによって両者の間に効率的な熱界面
を形成する。さらに細かく言うと、延長通路436は、
その内壁が、筐体430の側壁434に対して角度を持
つ、または別言すれば、非平行的な関係となるように構
成される(第15図参照)。従って、第8図に示すよう
に、張り出し444の外壁468は第1平面Pを定義
し、一方、延長通路の内壁448は第2平面Pを定義
する。
【0043】背面カバー46の張り出し444を延長通
路436の内部に進めていくと、背面カバー46は最初
は非変位位置に位置付けられ、そこにおいては、張り出
し444によって定義される平面Pは、延長通路43
6によって定義される平面P に実質的に平行である。
背面カバー46が非変位位置に設置された場合、筐体4
30の固定面450、452、454は、背面カバー4
6に定義される、それぞれ対応する固定面456、45
8、460から隔てられることを理解しなければならな
い(第10図参照)。一方、背面カバー46が、全体と
して第9図の矢印462の方向に向けられる場合、また
は別言すればその方向に動かされる場合、張り出し44
4は延長通路436の内壁448に向かって移動し、ま
たは別言すれば内壁との接触を促され、そのために、張
り出し444によって定義される平面Pは、延長通路
436によって定義される平面Pに対して実質的に非
平行となる。さらにボルト464のようないくつかの固
定器を、背面カバーの固定面456、458、460に
定められるいくつかの開孔と、それぞれ筐体430の固
定面450、452、454に定められるいくつかのネ
ジ溝開孔とを貫通して進め、それによって、背面カバー
の固定面456、458、460を、それぞれ筐体43
0の固定面450、452、454に固定してもよい。
背面カバー46を変位位置に移動させると、張り出し4
44に定められる丸い末端466は、延長通路436の
内壁448と接触するよう変位させられる(第8図)。
【0044】さらに背面カバー46を変位位置に移動さ
せると、張り出し444に定められる近位端590は、
延長通路436の内壁592に接触するよう変位させら
れる(第8図)。従って、背面カバー46をボルト46
4を用いて変位位置に保持すると、球状末端466の一
部と外壁468の一部とは、延長通路436の内壁44
8との接触を持続し、一方、近位端590の一部は、延
長通路436の内壁592との接触を持続する。このよ
うな構成は、背面カバーを変位位置に保つ時、張り出し
444と延長通路436の間に効率的な熱経路を形成す
ることを理解しなければならない。
【0045】前述したように、背面カバー46は、背面
カバー46を変位位置に移動し、その後ボルト464に
よって固定されない限り、非変位位置を取ることにな
る。このような構成は、リテール・ターミナル10を、
背面カバー46を筐体430に十分固定しないまま操作
することを予防するための対不注意使用安全保障とな
る。特に、技術者等が、筐体430内部に収められた部
品に接近するために背面カバー46を外した場合、同背
面カバー46は、技術者がボルトを再び取り付ける迄
は、変位位置を取ることはない。従ってこれは、技術者
にとって視覚的指示器となるから、コア・モヂュール・
アッセンブリ12が誤って十分な熱分散機能なしに操作
される機会の度数を低下ないし除去する。
【0046】さらに、背面カバー46の熱分散プレート
470は、背面カバー46が変位位置に設置された場合
には、筐体430内部に収められる部品をカバーするよ
うに開口446の上に設置される。さらに、熱分散プレ
ート470は、いくつかの換気口560をその内部に定
め、一方、側壁442は、いくつかの換気用細隙594
を内部に定める。雰囲気は換気口560を貫通し、それ
によって筐体内部の部品、例えば、マイクロプロセッサ
ー420を冷却することが可能である。その後、加熱さ
れた空気は、換気用細隙594を通じて筐体から排気さ
れる。
【0047】コア・モヂュール・アッセンブリ12の動
作時にマイクロプロセッサー420によって生成される
熱は、熱吸い込みアッセンブリ472を介して側壁43
4に移送される。熱吸い込みアッセンブリ472は、熱
移送構造ないしブロック474、一対の熱伝導性パッド
476、および、熱ブロック・クランプ478を含む。
熱ブロック474は、できれば、アルミニウム合金のよ
うな熱伝導性材料で形成されていることが好ましく、か
つ、本体部分480とキー部分482を含む。第12図
に示すように、キー部分482は、本体部分480から
突出し、その内部に固定孔484を定める。
【0048】熱ブロック474のキー部分482は側壁
434と共同して相互の相対的動きを制限する。特に、
側壁434は、その内部にキー用細隙486を定める。
キー部分482は、このキー用細隙486の内部に位置
付けされ、それによって、熱ブロック474と側壁43
4の間の相対的動きが制限される。さらに、ボルト48
8のような固定器をこのキー用細隙の内部に進め、その
後、熱ブロック474のキー部分484の内部に定めら
れた固定器開孔484とネジ溝を介して嵌合するように
してもよい(第14図参照)。全体として第14図の矢
印490の方向にボルト488を回転させることによっ
て熱ブロック474は側壁434の方に引きつけられ
る、または別言すれば、同側壁の方に進められる。
【0049】第12、13図に示すように、熱伝導性パ
ッド476を、熱ブロック474と側壁434の間に挿
入する。さらに、各熱伝導パッド476は、その一面に
おいて接着性を持ち、それによって、パッドが熱ブロッ
ク474の末端部492に対して固定されるのを容易に
する。ボルト488を、全体として第14図の矢印49
0の方向に回転させると、熱伝導パッド476が、熱ブ
ロック474の末端部492と側壁434の間に圧縮さ
れることになる。特に、熱伝導性パッド476はエラス
トマー材料を原料とする。これは、ボルト488の回転
時に、熱ブロック474の末端部492と側壁434の
間に圧縮されるからである。本発明の熱伝導パッド47
6として用いて好適な弾性的、熱伝導性パッドの一つの
タイプは、T−pli 220−A1熱伝導性介在パッ
ドで、これは、米国オハイオ州クリーブランドのThe
rmagon社から市販されている。
【0050】ボルト488の回転時、熱伝導性パッド4
76は、あらかじめ定められた限界まで圧縮され、その
ために、メインボード・アッセンブリ48の部品に付き
ものの寸法許容度のばらつきが仮にあったとしても、熱
ブロック474と側壁434の間には効率的な熱経路が
形成される。特に、ボルト488の回転時、熱ブロック
474は側壁434に向かって進められ、それは、ボル
ト488の頭部494がキー部分482と側壁434の
外面496と接触するまで続く。このように熱伝導パッ
ド476を圧縮することによって、熱ブロック474と
側壁434の間に、熱ブロック474や側壁434に付
きものの寸法許容度のばらつきが仮にあったとしても、
効率的な熱経路が形成されることを理解しなければなら
ない。
【0051】第12および13図に示すように、クラン
プ478は、熱ブロック474を、マイクロプロセッサ
ー420と接触するように仕向ける。特に、このマイク
ロプロセッサー420は、取りつけソケット502の内
部に固定される。クランプ478は、いくつかのロック
用細隙498をその内部に定め、それらは、取りつけソ
ケット502において定められるロック用タブ500と
共同して、熱ブロック474をソケット502の方に、
従って、マイクロプロセッサー420の方に向かうよう
に仕向ける。一方、ボルト488の回転時に熱ブロック
474の側方移動を促進するために、マイクロプロセッ
サー420は、その上面506に熱伝導性グリス504
を配する(第12図参照)。この熱伝導性グリス504
により、熱ブロック474は、マイクロプロセッサー4
20の上面506に対して、効率的な熱境界面を維持し
ながら、滑走可能となる。本発明の熱グリス504とし
て用いて好適な熱グリスの一つのタイプは、タイプ12
0熱接合部化合物であり、これは、米国マサチューセッ
ツ州ウェイクフィールドWakefield Engi
neeringから市販されている。
【0052】上記から、コア・モヂュール・アッセンブ
リ12の操作時、マイクロプロセッサー420によって
生成される熱は、熱グリス504、熱ブロック474、
熱伝導性パッド476、側壁434、延長通路436、
張り出し444、および、カバー46の熱分散プレート
470を含む熱経路を通じて分散される。この熱経路
は、従来設計された熱分散アッセンブリに比べて相対的
に強化された熱分散能を発揮する。
【0053】リテール・ターミナル10は、いくつかの
異なる形態に構成され、それによって、各種多数の販売
機能を実行できるように構成されていてもよい。このよ
うな販売機能のある種のものを実行するには、コア・モ
ヂュール・アッセンブリ12を選択的に傾斜させること
が必要となる。傾斜機構56は、基礎アッセンブリ18
上の設置台58にたいする、コア・モヂュール・アッセ
ンブリ12の、従ってまた表示モニター20の、そのよ
うな傾斜を可能にする。従って、リテール・ターミナル
10の操作時、ユーザー(例えば、介助性販売機能の場
合の商店員)は、設置台58に対してコア・モヂュール
・アッセンブリ12の位置を移動、あるいは別言すれば
変更し、それによってターミナル10をさらに便利に使
用することができるようになる。
【0054】第16図から第20図に示すように、傾斜
機構56は、一対の円錐形保持器112、一対のラチェ
ット部材114、一対の取りつけ具116、および、一
対の末端キャップ118を含む。下記にさらに詳細に論
ずるように、ラチェット部材114の内部に定められる
いくつかのラチェット歯120は、傾斜機構56の支持
構造124の中に定められるいくつかのラチェット歯1
22と嵌合し、それによって、コア・モヂュール・アッ
センブリ12を、基礎アッセンブリ18の設置台58に
対して、いくつかの相対位置の内の一つにロック、また
は別言すれば固定する。
【0055】ラチェット部材114は、取りつけ具11
6と保持器112の間に挿入される。特に、各ラチェッ
ト部材114は、その第1末端に取りつけピン134を
持つ一対のスプリング・アーム132を含む。スプリン
グ・アームの第2末端132は、その内部にラチェット
歯120を定める基盤部136に固定される。各取りつ
けピン134の第1末端は、取りつけ具116に定めら
れるそれぞれのピン開孔138に受納され、一方、取り
つけピン134の第2末端は、保持器112のそれぞれ
の開孔140に受納される。取りつけピン134がこの
ように固定されると、スプリング・アーム132が圧縮
され、それによって、基盤部136が、従って、ラチェ
ット歯120が、保持器112に定められる切込み14
2に向かって、全体に矢印144の方向に付勢される。
【0056】一旦このように組みつけられたならば、一
対の固定器、例えば、ボルトやネジ(図示せず)を、取
りつけ具116に定められる一対の開口146を貫通し
て進め、その後、保持器112に定められる一対の開口
148とネジ溝を介して嵌合し、それによって、取りつ
け具116を保持器112に固定する。両方の保持器1
12に両方の取りつけ具116を、その間にラチェット
部材114を挟んで固定することによって、左方取りつ
けサブアッセンブリ150と右方取りつけサブアッセン
ブリ152が定められる。
【0057】第17図に示すように、構造支持体124
は設置台58に固定され、かつ、同体を貫通する中央通
路158を有する。ボルト154のような固定器をこの
中央通路を貫通させ、それによって左方取りつけサブア
ッセンブリ150を右方取りつけサブアッセンブリ15
2に固定するようにしてもよい。特に、ボルト154
は、先ず、左方取りつけサブアッセンブリ150の保持
器112に定められる開孔156を貫通して進め、その
後に、中央通路158を貫通して進める。一旦中央通路
158を貫通したならば、ボルト154を、右方取りつ
けアッセンブリ152の保持器112に定められる開孔
(第20A図参照)を、次に、いくつかのワッシャー1
62を貫通して進める。ナット164がネジ溝を介して
このボルト154に嵌合する。ナット164が締め付け
られるにつれて、左方取りつけサブアッセンブリ150
が、全体的に第17図の矢印166の方向に付勢される
ことを理解しなければならない。
【0058】上述したような取りつけサブアッセンブリ
150、152の動きによって、それぞれの保持器11
2は、支持構造124に対して、この取りつけサブアッ
センブリ150、152の相対的移動を促進するように
位置付けられる。さらに詳細に述べるならば、傾斜機構
56の各保持器112がピボット構造386を定める。
左方サブアッセンブリ150の保持器112は、その内
部に外方軸受け面170を定め、一方、右方サブアッセ
ンブリ152の保持器112は、その内部に外方軸受け
面172を定める。ピボット構造386は、支持構造1
24に定められるそれぞれのピボット構造390と協調
する。特に、支持構造124は、その内部に一対の受容
器392を有する。受容器392は、第17図に示すよ
うに、その内部に一対の内方軸受け面174、176を
定める。保持器112に定められる外方軸受け面17
0、172は、それぞれ、支持構造124に定められる
内方軸受け面174、176に担持され、そうすること
によって保持器112の動きを容易にし、従って、支持
構造124、従って設置台にたいする取り付けサブアッ
センブリ150、152の相対的動きを容易にする。ナ
ット164は、保持器112の軸受け面170、172
と、それぞれ、支持構造124の軸受け面174、17
6との間に特定量の摩擦を生ずるように、特定量だけ締
め付けつけることも可能であることを理解しなければな
らない。
【0059】一旦、取りつけサブアッセンブリ150、
152が前述のように支持構造124に固定されたなら
ば、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、取りつけ
具116を用いて設置台18に固定してもよい。特に、
コア・モヂュール・アッセンブリ12の背面エンクロー
ジャ44は、その内部に一対のネジ溝付き開孔126を
持ち(第4図参照)、一方、背面カバー46は、その内
部に一対の開孔248を定め、この開孔248は、背面
カバー46を熱伝導性筐体430に取りつけた時、同筐
体の固定面450に定められる一対の開孔250と同軸
に揃う(第4図参照)。各取りつけ具116は、その内
部に一対のフランジ128、256を定める。フランジ
256は、比較的平坦な部分258と鍵部分260を含
む。延長スロット130が各フランジ128に定めら
れ、一方、開孔262が各フランジ256の平坦部25
8に定められる。コア・モヂュール・アッセンブリ12
を金具116に固定するためには、このコア・モヂュー
ル・アッセンブリ12を、金具116に対して、側壁4
38の張り出し部252が、金具116に定められるフ
ランジ256の鍵部分260に合着するように位置付け
る。その後、ボルトのような第1の一対の固定器(図示
せず)を、延長スロット130を貫通して進め、次い
で、ネジ溝付き開孔126にネジ溝を介して嵌合させ
る。
【0060】さらに、ボルトのような第2の一対の固定
器(図示せず)を次に開孔262を通じて進め、その
後、それぞれ、背面カバー46と固定面450に定めら
れる開孔248、250にネジ溝を介して嵌合し、それ
によって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を取り
つけ具116に、従って、基礎アッセンブリ18に固定
する。上記のように、取りつけ具116は全体として、
コア・モヂュール・アッセンブリ12をピボット構造ア
ッセンブリ18に固定するための取りつけ構造を定める
ことを理解しなければならない。
【0061】コア・モヂュール・アッセンブリ12は、
ラチェット部材114を用いることにより、いくつかの
位置の内のいずれかに位置付け、保持することが可能で
ある。特に、前述のように、ナット164は、保持器1
12の軸受け面170、172と、それぞれ、支持構造
124の軸受け面174、176との間に特定量の摩擦
を生ずるように、特定量だけ締め付けつけることも可能
であることを理解しなければならない。一方、コア・モ
ヂュール・アッセンブリ12の重さは、その大きさにお
いて、それぞれ軸受け面170、172および、17
4、176の間の相互作用によって生ずる摩擦よりも大
きく、そのために、コア・モヂュール・アッセンブリが
軸回転すること、または別言すれば、支持構造124に
たいする相対的移動を可能にする。一方、取りつけサブ
アッセンブリ150の組み立て中に生ずるラチェット部
材114のスプリング・アーム132の圧縮により、基
盤部分136が、従って、ラチェット歯120が、全体
に第19図の矢印144の方向に付勢される。このよう
に付勢されて、ラチェット歯120は、支持構造124
に定められるラチェット歯122に嵌合する。
【0062】(1)ラチェット部材114の圧縮スプリ
ング・アーム132によって生成される力、および、
(2)それぞれ軸受け面170、172と174、17
6の間の相互作用によって生ずる摩擦と関連する力、
は、その大きさがコア・モヂュール・アッセンブリ12
の重量よりも大きいので、コア・モヂュール・アッセン
ブリ12が、軸回転すること、または別言すれば、支持
構造124、従って、基礎アッセンブリ18にたいする
相対的に移動すること、を阻止することを理解しなけれ
ばならない。しかしながら、もしもユーザー等がコア・
モヂュール・アッセンブリ12の位置を別位置にしたい
のであれば、ユーザーは、コア・モヂュール・アッセン
ブリ12を押すか、引くか、または、別言すれば、全体
として第1図の矢印180または矢印182のどちらか
の方向に付勢すればよい。そのようにしてコア・モヂュ
ール・アッセンブリ12に与える付勢が、大きさにおい
て、圧縮スプリング・アーム132によって生成される
保持力、および、それぞれ軸受け面170、172と1
74、176の間の摩擦、よりも大きいければ、基盤部
136を、従ってラチェット歯120を、全体として第
19図の矢印184の方向に付勢する。
【0063】基盤部136がこのように付勢されると、
ラチェット歯120が、ラチェット歯122から外れ、
それによって、保持器112が、従って、コア・モヂュ
ール・アッセンブリ12が、軸回転すること、または別
言すれば、基礎アッセンブリ18に対して相対的に移動
することが可能になる。一旦ユーザーがコア・モヂュー
ル・アッセンブリ12にたいする付勢を止めると、ラチ
ェット歯120は再びラチェット歯122と嵌合し、そ
れによってコア・モヂュール・アッセンブリ12を現在
位置にロックする。
【0064】第19図から第20図に示すように、各保
持器112は、その内部に一対のロック用タブ188を
定め、一方、各末端キャップ118は、その内部に一対
の延長スロット190を定める。各ロック用タブ188
に定められる尖端192は、延長スロット190に受納
される。ロック用タブ188は、保持器112の中心か
ら放射方向に外方にバネによって変位されており、従っ
て、尖端192を放射方向に外方に変位し、それによっ
て、尖端192を延長スロット190内に移動可能に固
定することを理解しなければならない。従って、末端キ
ャップ118は、保持器112に移動可能に固定され
る。特に、末端キャップ118は、延長スロット190
によって定められる移動経路を介することによって、全
体として第19図の矢印194と196の方向に回転す
ることが可能である。
【0065】特に、右方取りつけサブアッセンブリ15
2の末端キャップ118は、全体として第19図の矢印
194の方向に、ロック用タブ188の辺縁198が、
延長スロット190の側壁200に接触する点まで回転
することが可能である。逆に、右方取りつけサブアッセ
ンブリ152の末端キャップ118は、ロック用タブ1
88の辺縁202が、延長スロット190の側壁204
に接触する点まで回転することが可能である。左方取り
つけサブアッセンブリ150の末端キャップ118も同
様に回転可能であることを理解しなければならない。
【0066】このように末端キャップ118を回転させ
ることは、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、基
礎アッセンブリ18に対して、好みの相対的角度に選択
的にロック(または、ロック解除)することになる。特
に、本傾斜機構56はさらに位置ロック機構380を含
む。この機構380は、コア・モヂュール・アッセンブ
リ12を、従って、表示モニター20を、基礎アッセン
ブリ18の設置台58に対して好みの角度に選択的にロ
ックする(または、ロック解除する)ために設けられ
る。位置ロック機構380は、各末端キャップ118に
定められる保持構造382を含む。第20Aおよび20
B図に示すように、保持構造382は、外側ガイド部材
206と内側ガイド部材208とを含む。さらに、各ラ
チェット部材114は、その内部にロック用ピン186
を定める。末端キャップ118の回転は、保持構造38
2を、ロック位置と開放位置の間に選択的に動かす。特
に、末端キャップ118の、全体として第20B図の矢
印210の方向(すなわち、全体として第19図の矢印
194の方向)への回転は、保持構造382をロック位
置に置く。すなわち、そこにおいて、ロック・ピン18
6は保持される、または別言すれば、外側ガイド部材2
06と内側ガイド部材208によって定められるロック
用スロット384(第20B図の実線で示すように)中
に捕捉される。
【0067】ロック・ピン186がこのように捕捉され
ると、ラチェット歯120はしっかりとラチェット歯1
22に嵌合することになり、それによって、取りつけ具
116の、従って、コア・モヂュール・アッセンブリ1
2の、基礎アッセンブリ18の設置台58にたいする相
対的動きを阻止する。逆に、末端キャップ118の、全
体として第20図の(B)の矢印212の方向(すなわ
ち、全体として第19図の矢印196の方向)への回転
は、保持構造382を開放位置に置く。すなわち、そこ
において、ロック・ピン186はカムで変位される、ま
たは別言すれば、末端キャップ118の中心に向かって
放射方向内側に付勢され、それによって、ロック・ピン
186をロック用スロット384から遠ざける(第20
図の(B)の仮想線で示すように)。このようなロック
・ピン186の内方の付勢は、ラチェット部材114の
基盤部136を同様に末端キャップ118の中心に向か
って内側に付勢させることとなり、従って、ラチェット
歯120を、ラチェット歯122から外れしめる、また
は別言すれば、遠ざけることになる。ラチェット歯12
0のラチェット歯122からの脱離は、取り付け金具1
16の、従って、コア・モヂュール・アッセンブリ12
の、基礎アッセンブリ18の設置台58にたいする相対
的動きを促進する。
【0068】次に第21図から第24図を参照すると、
本発明の取りつけサブアッセンブリの第2の実施態様で
ある右方取りつけサブアッセンブリ518が示してあ
る。この右方取りつけサブアッセンブリ518は、右方
サブアッセンブリ152とやや似ている。そこで、第2
1図から第24図においては、第1図から第20図に関
連して前述したものと共通の部品を指名するには同じ参
照数字を使用する。さらに、第21図から第24図にお
いては、かつ、本明細書においては、右方取りつけサブ
アッセンブリ518のみを示しているけれども、同様の
取りつけサブアッセンブリが、ピボット回転基礎アッセ
ンブリ18の左側にも使用されていることを理解しなけ
ればならない。
【0069】ラチェット部材114と末端キャップ11
8の代わりに、右方取りつけサブアッセンブリ518は
ラチェット部材520と末端キャップ522を含む。右
方取りつけサブアッセンブリ518はさらにロック部材
524を含む。ラチェット部材520は、ラチェット部
材520が内部にロック・ピン186を定めないことを
除いて、ラチェット部材114とほぼ同じである。さら
に、末端キャップ522は、末端キャップ522が、そ
の内部に保持構造の外側ガイド部材206と内側ガイド
部材208を定める代わりに、その内部にロック用ハブ
526(第22図参照)を定めることを除いては、末端
キャップ118とほぼ同じである。第21図と22図の
(A)図に示したように、ロック部材524は、その外
面536が、ラチェット部材520の各スプリング・ア
ーム132の内面に接触するように位置付けられる。
【0070】右方取りつけサブアッセンブリ152の場
合と同様、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、ラ
チェット部材520を用いることにより、いくつかの位
置の内のいずれかに位置付けられ、保持されることが可
能である。特に、前述のように、ナット164は、保持
器112の軸受け面170、172と、それぞれ、支持
構造124の軸受け面174、176との間に特定量の
摩擦を生ずるように、特定量だけ締め付けつけることも
可能であることを理解しなければならない。一方、コア
・モヂュール・アッセンブリ12の重さは、その大きさ
において、それぞれ軸受け面170、172および、1
74、176の間の相互作用によって生ずる摩擦よりも
大きく、そのために、コア・モヂュール・アッセンブリ
12が軸回転すること、または別言すれば、支持構造1
24に対して相対的に移動することを可能にする。一
方、取りつけサブアッセンブリ518の組み込み中に生
ずるラチェット部材520のスプリング・アーム132
の圧縮により、基盤部分136が、従って、ラチェット
部材520のラチェット歯120が、全体に第21図の
矢印528の方向に付勢される。このように付勢され
て、ラチェット歯120は、支持構造124に定められ
るラチェット歯122に嵌合する。
【0071】(1)ラチェット部材520の圧縮スプリ
ング・アーム132によって生成される力、および、
(2)それぞれ軸受け面170、172と174、17
6の間の相互作用によって生ずる摩擦と関連する力、
は、その大きさがコア・モヂュール・アッセンブリ12
の重量よりも大きいので、コア・モヂュール・アッセン
ブリ12が、軸回転すること、または別言すれば、支持
構造124、従って、基礎アッセンブリ18の設置台5
8に対して相対的に移動すること、を阻止されることを
理解しなければならない。しかしながら、もしもユーザ
ー等がコア・モヂュール・アッセンブリ12の位置を別
位置にしたいのであれば、ユーザーは、コア・モヂュー
ル・アッセンブリ12を押すか、引くか、または別言す
れば、全体として第1図の矢印180または矢印182
のどちらかの方向に付勢すればよい。そのようにしてコ
ア・モヂュール・アッセンブリ12を付勢する際にユー
ザーによって生成される力は、大きさにおいて、圧縮ス
プリング・アーム132によって生成される保持力、お
よび、それぞれ軸受け面170、172と174、17
6の間に生成される摩擦、よりも大きく、そのために、
基盤部136を、従ってラチェット歯120を、全体と
して第21図の矢印530の方向に付勢する。
【0072】基盤部分136がこのように付勢される
と、ラチェット歯120が、ラチェット歯122から外
れ、それによって、保持器112が、従って、コア・モ
ヂュール・アッセンブリ12が、軸回転すること、また
は別言すれば、基礎アッセンブリ18に対して相対的に
動くことが可能になる。一旦ユーザーがコア・モヂュー
ル・アッセンブリ12にたいする付勢を止めると、ラチ
ェット歯120は再びラチェット歯122と嵌合し、そ
のためにコア・モヂュール・アッセンブリ12は現在位
置にロックされる。
【0073】末端キャップ118同様、末端キャップ5
22も、その内部に一対の延長スロット190を定め
る。保持器112の各ロック用タブ188に定められる
尖端192は、この延長スロット190に受納される。
ロック用タブ188は、保持器112の中心から放射方
向に外方にバネによって変位されており、従って、尖端
192を放射方向に外方に変位し、それによって、尖端
192を、末端キャップ522の延長スロット190内
に移動可能に固定することを理解しなければならない。
従って、末端キャップ522は、保持器112に移動可
能に固定される。特に、末端キャップ522は、延長ス
ロット190によって定められる移動経路を介して、全
体として第21図の矢印532と534の方向に回転す
ることが可能である。
【0074】特に、右方取りつけサブアッセンブリ51
8の末端キャップ522は、全体として第21図の矢印
532の方向に、ロック用タブ188の辺縁198が、
延長スロット190の側壁200に接触する点まで回転
することが可能である。逆に、右方取りつけサブアッセ
ンブリ518の末端キャップ522は、ロック用タブ1
88の辺縁202が、延長スロット190の側壁204
に接触する点まで回転することが可能である。左方取り
つけサブアッセンブリ(図示せず)の末端キャップ11
8も同様に回転可能であることを理解しなければならな
い。
【0075】このように末端キャップ522を回転させ
ることによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12
は、基礎アッセンブリ18に対して、好みの相対的角度
に選択的にロック(または、ロック解除)されることに
なる。特に、ロック用ハブ526はロック用部材18と
協調し、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、従っ
て、表示モニター20を、基礎アッセンブリ18の設置
台58に対して好みの角度に選択的にロックする(また
は、ロック解除する)。特に、ロック用ハブ526は、
その内部にいくつかの突起540を定める(第22図の
(B)参照)。ロック部材524は、その内部に突起5
42を定める(第21図参照)。末端キャップ522の
回転は、ロック部材524を、ロック位置と開放位置の
間に選択的に動かす。特に、末端キャップ522の、全
体として第23および24図の矢印544の方向(すな
わち、全体として第21図の矢印532の方向)への回
転、または、第23および24図の矢印546の方向
(すなわち、全体として第21図の矢印534の方向)
への回転は、ロック部材542を選択的にロック位置に
置く。
【0076】すなわち、そこにおいて、突起542は保
持される、または別言すれば、ロック用ハブ525の突
起540の間に(第24図に示すように)に捕捉され
る。突起542がこのように捕捉されると、ロック用部
材524は変位される、または別言すれば、全体として
第23、24図の矢印548の方向に付勢され、そのた
めに、その内部に定める一対の接触部材550が、ラチ
ェット部材520の基盤部136に接触させられる。こ
のような基盤部136との接触によって、ラチェット歯
120はしっかりと支持構造124のラチェット歯12
2に嵌合させられることとなり、それによって、取りつ
け具116の、従って、コア・モヂュール・アッセンブ
リ12の、基礎アッセンブリ18の設置台58にたいす
る相対的動きを阻止する。逆に、末端キャップ522
の、全体として第23、24図の矢印544または54
6の内のいずれかの方向への回転は、ロック部材524
を選択的に開放位置に置く。すなわち、そこにおいて、
突起542は、ロック用ハブ526の突起540間領域
から遠ざけられる、または別言すれば、解除される(第
23図に図示する通り)。
【0077】突起542がこのように解除されると、ロ
ック部材524が、全体として第23、24図の矢印5
52の方向に自由に移動可能となり、それによって、ラ
チェット歯120が、ラチェット歯122から外れる、
または別言すれば、遠ざかることが可能になることを理
解しなければならない。ラチェット歯120のラチェッ
ト歯122からの脱離は、取り付け金具116の、従っ
て、コア・モヂュール・アッセンブリ12の、基礎アッ
センブリ18の設置台58にたいする相対的動きを容易
にする。
【0078】次に第1から2図および第25図から第3
9図を参照すると、各種形態のリテール・ターミナル1
0が示してある。ピボット回転基礎アッセンブリ18
は、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、机上21
4のような実質的に水平な取りつけ面(第1図参照)、
または、壁216のような実質的に垂直な取りつけ面
(第26図参照)に、軸回転的に固定するのに使用して
もよい。特に、リテール・ターミナル10は、取りつけ
プレート218によって、机上214に固定してもよ
い。この取りつけプレート218は、いくつかの取りつ
け用タブ220を備えており、一方、基礎アッセンブリ
18の台取りつけ構造ないしプレート222は、いくつ
かの取りつけ用スロット224をその内部に定める。取
りつけプレート218はさらにその内部にいくつかの固
定開孔226を定める。この固定用開孔226は、取り
つけプレート218の机上214への固定を強化するた
めに設けられる。特に、ボルトないしネジ408のよう
な固定器を、各固定開孔226を貫通して進め、その
後、机上214に定められる対応する固定開孔402に
ネジ溝を介して嵌合させ、それによって、取りつけプレ
ート218を机上214に固定する。
【0079】その後、取りつけ用タブ220が取りつけ
用スロット224と協調して、基礎アッセンブリ18の
基盤プレート222を取りつけプレート218に固定す
る。特に、基礎アッセンブリ18(それに固定されるコ
ア・モヂュール・アッセンブリ12を含めて)は、全体
として第2図の矢印228の方向に、取りつけプレート
218(机上214にボルト締めされている)に向かっ
て進められ、それによって、取りつけ用タブ220は、
取りつけ用スロット224と同軸に揃う。その後、基礎
アッセンブリ18はさらに全体として矢印228の方向
に進められ、それによって、取りつけ用タブ220は、
取りつけ用スロット224に受納される。一旦、取りつ
け用タブ220が取りつけ用スロット224に受納され
たならば、基礎アッセンブリ18は、全体として矢印2
30の方向に付勢され、または別言すれば、滑り込まさ
れ、それによって、取りつけ用タブ220は、取りつけ
用スロット224のロック位置232にさらに進めら
れ、それによって、取りつけ用タブ220はその内部に
ロックされる。
【0080】取りつけプレート218はさらにその内部
にロック用フランジ244を定める(第27図参照)。
さらに、基礎アッセンブリ18は、基盤プレート222
に軸回転的に保持される、バネ変位性ロック・レバー3
70を備える(第25図参照)。このロック・レバー3
70は、基礎アッセンブリ18が、取りつけプレート2
18に対して不慮の相対的移動を起こすのを阻止する。
特に、ロック・レバー370は、全体として第2図の矢
印372の方向にバネで変位され、第2図に示すロック
位置に置かれる。ロック・レバー370は、その内部に
ロック用切りこみ396を定める(第25図参照)。こ
のロック・レバー370がロック位置に置かれると、ロ
ック用フランジ244が、ロック用切りこみ396に捕
捉され、または別言すれば、保持され、それによって、
基礎アッセンブリ18が不慮に滑走し、または別言すれ
ば、移動し、それによって、取りつけ用タブ220が思
いがけず取りつけ用スロット224から外れることを阻
止する。逆に、ロック・レバー370がユーザー等によ
って、全体として第2図の矢印398の方向に移動させ
られると、ロック・レバー370は、ロック解除位置を
取ることになり、それによってロック用フランジ244
が、ロック用切りこみ396から分離される、または別
言すれば、解除される。
【0081】取りつけプレート218はさらにその内部
にケーブル操作用開口236を定める。リテール・ター
ミナル10に付属する多数の電気ケーブル(例えば、電
力ケーブル54ないしLANケーブル96)を、机上2
14に定められる開口562に通し、その後このケーブ
ル操作用開口236を通して進めてもよい。電気ケーブ
ルは、取りつけプレート218に定められるケーブル操
作用開口236を通じて一旦受納されたならば、基礎ア
ッセンブリ18に付属するケーブル操作用開口64の内
の一つを通して進め、その後、コア・モヂュール・アッ
センブリ12に付属する電気コネクター24、26、2
8、30、32、34、36、38、412、414
(第4図参照)の内の一つに結合させてもよい。例え
ば、LANケーブル96は、机上214に定められる開
口562、取りつけプレート218に定められるケーブ
ル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ18に
定められるケーブル操作用開口64の内の一つ、を通し
て進めてよい。ケーブル操作用開口64を通して一旦受
納されたならば、データ・コネクター578は、LAN
コネクター24に結合され、それによって、コア・モヂ
ュール・アッセンブリ12をLAN94に電気的に結合
する。さらに、電力ケーブル54は電力コネクター58
0を含む(第2図参照)。
【0082】電力ケーブル54は、机上214に定めら
れる開口562、取りつけプレート218に定められる
ケーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ
18に定められるケーブル操作用開口64の内の一つ、
を通して進めてよい。ケーブル操作用開口64を通して
一旦受納されたならば、電力コネクター580は、電力
供給器50の電力インプット・コネクター568に結合
され(第3図参照)、それによって、電力供給器50を
110 VAC電源512に電気的に結合する。その
後、中間電力ケーブル52を、コア・モヂュール・アッ
センブリ12の電力コネクター26と、電力供給器50
の電力アウトプット・コネクター572(第3図参照)
の両方に接続し、それによってコア・モヂュール・アッ
センブリ12を電力供給器50に電気的に結合する。
【0083】このような構成は、リテール・ターミナル
10が机上214に固定された場合、同ターミナル10
に付属するケーブル管理を強化することを理解しなけれ
ばならない。特に、コア・モヂュール・アッセンブリ1
2がピボット回転基盤アッセンブリ18に固定された場
合、設置台58、被覆62、取りつけ具116、およ
び、コア・モヂュール・アッセンブリ12は全体とし
て、リテール・ターミナル10の保護的筐体を定める。
机上214の開口562や、取りつけプレート218の
ケーブル操作用開口236の外に延びる、データ・ケー
ブル(例えば、LANケーブル96)部分や電力ケーブ
ル(例えば、電力ケーブル54)部分は、基礎アッセン
ブリ18の保護筐体の内部に「完全に包まれる」。
【0084】ここに、「完全に包まれる」、または、
「完全に包む」という用語の意味するところは、電気ケ
ーブル(例えば、LANケーブルや電力ケーブル)のい
ずれの部分も、保護筐体の構成分(すなわち、設置台5
8、被覆62、取りつけ具116、および、コア・モヂ
ュール・アッセンブリ12)によって定められる内部空
間の外に延びない、または別言すれば、内部空間を超え
ないことである。このような特質は、リテール・ターミ
ナル10が机上214に固定された場合、電気ケーブル
が、それぞれのコネクターから外されかねないやり方
で、ユーザー(すなわち、顧客または商店員)によって
引っ張られる、または別言すれば、接触されることを防
止するという点で望ましい。
【0085】第26、27図に示すように、リテール・
ターミナル10は、取りつけプレート218によって壁
216に固定してもよい。固定用開孔226が、取りつ
けプレート218の壁216への固定を強化するために
設けられる。特に、ボルト408を各固定開孔225を
通じて進め、その後ネジ溝を介して、壁216に定めら
れる、対応する固定開孔404に嵌合し、それによっ
て、取りつけプレート218を壁218に固定する。
【0086】その後、取りつけ用タブ220が取りつけ
用スロット224と共同し、基礎アッセンブリ18の台
プレート222を、取りつけプレート218に対して、
従って、壁216に対して固定する。特に、基礎アッセ
ンブリ18(それに固定されたコア・モヂュールアッセ
ンブリ12を含む)を、全体として第27図の矢印24
0の方向に、取りつけプレート218(壁216にボル
ト締めされている)に向かって進め、それによって、取
りつけ用タブが、取りつけ用スロット224に同軸に揃
うようにする。その後、基礎アッセンブリ18をさら
に、全体として矢印240の方向に進め、それによっ
て、取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット22
4に受納されるようにする。一旦、取りつけ用タブ22
0が取りつけ用スロット224に受納されたならば、基
礎アッセンブリ18は、全体として矢印242の方向に
付勢され、または別言すれば、滑り込まされ、それによ
って、取りつけ用タブ220は、取りつけ用スロット2
24のロック位置232にさらに進められ、それによっ
て、取りつけ用タブ220はその内部にロックされる。
【0087】前述したように、ロック・レバー370
は、基礎アッセンブリ18が、取りつけプレート218
に対して不慮の相対的移動を起こすことを防止する。特
に、ロック・レバー370は、全体として第27図の矢
印374の方向にバネによって変位され、ロック位置に
置かれる。ロック・レバー370がロック位置に置かれ
ると、ロック用フランジ244が、ロック・レバー37
0に定められるロック用切りこみ396に捕捉され、ま
たは別言すれば、保持され、それによって、基礎アッセ
ンブリ18が不慮に滑走し、または別言すれば、移動
し、それによって、取りつけ用タブ220が思いがけず
取りつけ用スロット224から外れることがないように
阻止する。逆に、ロック・レバー370がユーザー等に
よって、全体として第27図の矢印400の方向に移動
させられると、ロック・レバー370は、ロック解除位
置を取ることになり、それによってロック用フランジ2
44が、ロック用切りこみ396から脱離される、また
は別言すれば、解除される。
【0088】さらに、リテール・ターミナル10に付属
する多数の電気ケーブル(例えば、電力ケーブル54な
いしLANケーブル96)を、壁216に定められる開
口564に通し、その後ケーブル操作用開口236を通
して進めてもよい。電気ケーブルは、取りつけプレート
218に定められるケーブル操作用開口236を通じて
一旦受納されたならば、基礎アッセンブリ18に付属す
るケーブル操作用開口64の内の一つを通して進め、そ
の後、コア・モヂュール・アッセンブリ12に付属する
電気コネクター24、26、28、30、32、34、
36、38、412、414(第4図参照)の内の一つ
に結合させてもよい。例えば、LANケーブル96は、
壁216に定められる開口564、取りつけプレート2
18に定められるケーブル操作用開口236、および、
基礎アッセンブリ18に定められるケーブル操作用開口
64の内の一つ、を通して進めてよい。
【0089】ケーブル操作用開口64を通して一旦受納
されたならば、データ・コネクター578は、LANコ
ネクター24に結合され、それによって、コア・モヂュ
ール・アッセンブリ12をLAN94に電気的に結合す
る。さらに、電力ケーブル54も壁216に定められる
開口564、取りつけプレート218に定められるケー
ブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ18
に定められるケーブル操作用開口64の内の一つ、を通
して進めてよい。ケーブル操作用開口64を通して一旦
受納されたならば、電源コネクター580は、電力供給
器50の電力インプット・コネクター568に結合され
(第3図参照)、それによって、電力供給器50を11
0 VAC電源512に電気的に結合する。その後、中
間電力ケーブル52を、コア・モヂュール・アッセンブ
リ12の電力コネクター26と、電力供給器50の電力
アウトプット・コネクター572(第3図参照)の両方
に接続し、それによってコア・モヂュール・アッセンブ
リ12を電力供給器50に電気的に結合する。
【0090】このような構成は、リテール・ターミナル
10が壁216に固定された場合、同ターミナル10に
付属するケーブル管理を強化することを理解しなければ
ならない。特に、前述したように、コア・モヂュール・
アッセンブリ12がピボット回転基礎アッセンブリ18
に固定された場合、設置台58、被覆62、取りつけ具
116、および、コア・モヂュール・アッセンブリ12
は全体として、リテール・ターミナル10の保護的筐体
を定める。壁216の開口564や、取りつけプレート
218のケーブル操作用開口236の外に延びる、デー
タ・ケーブル(例えば、LANケーブル96)部分や電
力ケーブル(例えば、電力ケーブル54)部分は、基礎
アッセンブリ18の保護筐体の内部に完全に包まれる。
このような特質は、リテール・ターミナル10が壁21
6に固定された場合、電気ケーブルが、それぞれのコネ
クターから外されかねないやり方で、ユーザー(すなわ
ち、顧客または商店員)によって引っ張られる、または
別言すれば、接触されることを防止するという点で望ま
しい。
【0091】第28、29図に示すように、コア・モヂ
ュール・アッセンブリ12は、ピボット回転基礎アッセ
ンブリ18ではなくて、一方向性ないし角度固定基礎ア
ッセンブリ246に対して固定されていてもよい。ここ
に「一方向性基礎アッセンブリ」ないし「角度固定基礎
アッセンブリ」という用語の意味するところは、コア・
モヂュール・アッセンブリ12を基礎アッセンブリに固
定した時、そのコア・モヂュール・アッセンブリ12が
一定位置ないし角度に維持されるように構成される基礎
アッセンブリである。特に、ピボット回転基礎アッセン
ブリ18と違って、角度固定基礎アッセンブリ246
は、コア・モヂュール・アッセンブリ12のピボット回
転運動を促進するための傾斜機構を含まない。
【0092】従って、コア・モヂュール・アッセンブリ
12は、その操作時、角度固定基礎アッセンブリ246
に固定されると静止的に保持される。このような構成
は、リテール・アッセンブリ10が、非介助性リテール
・ターミナルとして動作する場合特に有用である。特
に、コア・モヂュール・アッセンブリ12を固定位置に
維持することによって、コア・モヂュール・アッセンブ
リ12が、ユーザー(すなわち、非介助性リテール・タ
ーミナルの場合は顧客である)によって操作される、ま
たは別言すれば、接触される機会の数が減少し、それに
よって、そのリテール・ターミナルの有効寿命を恐らく
は延長することになる。
【0093】角度固定基礎アッセンブリ246は、一対
の側面パネル264、266、ヒンジ部材268、およ
び、電力供給器270を備える筐体272を含む。ピボ
ット回転基礎アッセンブリ18の電力供給器50と同
様、電源供給器270は、メインコントローラー・ボー
ド22の電源コネクター26に、中間電力ケーブル55
6を介して電気的に結合される(第6図参照)。電力ケ
ーブル558(第6図参照)が、電力供給器270を、
110 VAC出力口512に電気的に結合し、それに
よって、電力をリテール・ターミナル10に供給する。
【0094】電力供給器270は、角度固定基礎アッセ
ンブリ246の筐体272に収められる。特に、電力供
給器270は、角度固定基礎アッセンブリ246の基礎
取りつけ構造、すなわち、プレート274(第35図参
照)に固定される。このような構成は、リテール・ター
ミナル10に付属するケーブル管理を強化することを理
解しなければならない。特に、筐体272は、その内部
にいくつかのケーブル操作用開口276を定める(第3
5図参照)。電源電力ケーブル558の第1末端は、標
準110VAC出力口512に結合させ、電源電力ケー
ブル558の第2末端を操作用開口276の内のどれか
一つに進め、その後、電力供給器270に結合してもよ
い。
【0095】さらにこのように構成することによって、
中間電力ケーブル556を、コア・モヂュール・アッセ
ンブリ12で覆ったまま(コア・モヂュール・アッセン
ブリ12を筐体272に固定した場合)、電力供給器2
70から電力コネクター26(第4、6図参照)へと進
めることが可能となり、それによって、中間電力ケーブ
ル556の一部が、リテール・ターミナル10から垂れ
下がったり、または別言すれば、懸垂するのを防止す
る。さらに、角度固定基礎アッセンブリ246をこのよ
うに構成することによって、リテール・ターミナル10
に付属するその他のケーブル、例えば、LANケーブル
やスピーカーケーブルも操作用開口276を通じて進
め、その後に対応する電気コネクター24、28、3
0、32、34、36、38、412、または、414
に、リテール・ターミナル10から垂れ下がったり、ま
たは別言すれば、懸垂させることなく、結合させること
が可能になることを理解しなければならない。
【0096】さらに、電力供給器270を用いることに
よって、ピボット回転基礎アッセンブリ18からのコア
・モヂュール・アッセンブリ12の取り外しが、さら
に、その後のコア・モヂュール・アッセンブリ12の角
度固定基礎アッセンブリ246への装着が、また、その
逆手順が、手早く、簡単に行われるようになることを理
解しなければならない。特に、各基礎アッセンブリ(す
なわち、ピボット回転基礎アッセンブリ18と角度固定
基礎アッセンブリ246)に別々の電力供給器を設ける
ことによって、コア・モヂュール・アッセンブリ12
を、基礎アッセンブリ18と246の間で電力供給器を
動かすことをせずに、同基礎アッセンブリ18と246
の間を移動させることができ、そのために、コア・モヂ
ュール・アッセンブリ12を、基礎アッセンブリ18と
246の間で移動させるのに要する時間と手間の量を減
らすことができる。例えば、コア・モヂュール・アッセ
ンブリ12は、先ずピボット回転基礎アッセンブリ18
に固定し、それによって、POS機能のような介助性販
売機能を果たすようにしてもよい。この時、電力は、コ
ア・モヂュール・アッセンブリ12には、電力供給器5
0によって供給されるが、同供給器50は、中間電力ケ
ーブル52を介してメインコントロラー・ボード22の
電力コネクター26に結合される。
【0097】その後、中間電力ケーブル52を電力コネ
クター26から外し、それによって、コア・モヂュール
・アッセンブリ12をピボット回転基礎アッセンブリ1
8から外し、角度固定基礎アッセンブリ246に取りつ
けるようにしてもよい。一旦後述するやり方で機械的に
角度固定基礎アッセンブリ246に取りつけたならば、
電力は、中間電力ケーブル556を介してメインコント
ローラー・ボード22の電力コネクター26に結合され
る電力供給器270によって、コア・モヂュール・アッ
センブリ12に供給される。一旦電力供給器270に電
気的に結合されると、コア・モヂュール・アッセンブリ
12は、商品デモ販売機能のような非介助性販売機能を
実行するのに使用することが可能である。
【0098】ヒンジ部材268は、コア・モヂュール1
2を、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体272に
固定するために設けられる。特に、ヒンジ部材268
は、その内部に一対の保持用フランジ278を定める。
このフランジ278は、筐体272の頂上プレートに定
められる一対の保持用溝280(第29図参照)と協調
し、それによって、ヒンジ部材268が、全体として、
第28図の矢印284、または、矢印286のいずれか
の方向に動くことを可能にする。
【0099】このヒンジ部材268はさらにその内部に
一対の開孔288を定める。この開孔288は、コア・
モヂュール・アッセンブリ12をヒンジ部材268に固
定するために設けられる。特に、コア・モヂュール・ア
ッセンブリ12の背面カバー46は、その内部に一対の
開孔290を定めるが、同開孔290は、背面カバーを
熱伝導筐体430(第4図参照)に取りつけた時、同熱
伝導筐体430の固定面454に定められる一対の開孔
292と同軸に揃う。背面カバー46を背面エンクロー
ジャ44に固定するには、一対のボルト464が開孔2
90、292に位置付けられることを理解しなければな
らない。同じボルト464を用いて、コア・モヂュール
・アッセンブリ12をヒンジ部材268に固定する。
【0100】特に、固定器を、ヒンジ部材268の後面
から開孔288を通して進め、その後、それぞれ、背面
カバー46および熱伝導筐体430に定められる開孔2
90、292にネジ溝を介して嵌合し、それによって、
(1)コア・モヂュール・アッセンブリ12をヒンジ部
材268に、従って、基礎アッセンブリ246に固定
し、かつ、(2)背面カバー46の頂上を筐体430に
固定する。背面エンクロージャ44をこのようにヒンジ
部材268に固定した場合、コア・モヂュール・アッセ
ンブリ12は、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体
272に対して、全体として第28図の矢印284、ま
たは、矢印286のいずれかの方向に軸回転することが
可能になる。コア・モヂュール・アッセンブリ12のこ
のような軸回転によって、電力供給器270やスキャナ
ー装置80のような、筐体内部に収容されるいくつかの
部品への接近が容易になる。
【0101】側面パネル264、266はそれぞれその
内部に取りつけ用タブ296を定める。この取りつけ用
タブ296とヒンジ部材268は協調し、それによっ
て、角度固定基礎アッセンブリ246の取りつけ構造を
定める。さらに、取りつけ用タブ296を用いて、コア
・モヂュール・アッセンブリ12の基底部を、角度固定
基礎アッセンブリ246の筐体272に固定する。特
に、コア・モヂュール・アッセンブリ12は、全体とし
て第28図の矢印286の方向に軸回転され、それによ
って、筐体272に対して、側壁438(第4図参照)
の張り出し部分252が、取りつけ用タブ296に載る
ように位置付けられる。その後、ボルトまたはネジ(図
示せず)のような固定器を、側面パネル266に定めら
れる開孔298を通して進め、その後、ヒンジ部材26
8(第29図参照)に含まれるフランジ302に定めら
れるネジ溝付き開孔300とネジ溝を介して嵌合させ
る。固定器が開孔298と300に位置付けられ、それ
によって、コア・モヂュール・アッセンブリ12を筐体
272に、従って、角度固定アッセンブリ246にロッ
クした、または別言すれば、固定した場合には、ヒンジ
部材268は、筐体272にたいする相対的軸回転を阻
止されることを理解しなければならない。
【0102】第30から33図に示すように、リテール
・ターミナル10は、いくつかの異なる形態を備え、そ
れによって、所望の販売機能を実行するための要求を満
たすようになっていてもよい。例えば、リテール・ター
ミナル10は、スキャナー装置80を備える構成として
もよい(第30、32図参照)。スキャナー装置80
は、リテール・ターミナル10がPOSターミナルとし
て使用される場合、商品情報を入力するのに特に有用で
ある。特に、もしも顧客ないし店員が、このリテール・
ターミナル10を、購買品目のチェックアウトに使用す
る場合には、スキャナー装置を、各購買品目に付属する
バーコードに含まれる商品特定コードを走査する、また
は別言すれば、捕捉するのに用いることができる。一旦
商品特定コードを獲得したならば、リテール・ターミナ
ル10は、商店ネットワーク・システム(すなわち、L
AN94)と、無線接続(すなわち、LANカード6
6)、または、結線結合(すなわち、LANコネクター
24に結合されたLANケーブル96)のいずれかを介
して交信し、それによって、同購買品目に付属する価格
情報を獲得してもよい。
【0103】さらに、スキャナー装置80は、リテール
・ターミナル10が商品情報ターミナルとして利用され
る場合にも、有用である。例えば、リテール・ターミナ
ル10を小売商店の販売区域に置き、それによって、顧
客が、ある品目に付属するバーコードをスキャナー装置
80で走査し、それによって、価格や型特徴のような商
品情報を得ることができるようにし、それによって、顧
客の商品選択を介助するようにしてもよい。
【0104】また別法として、リテール・ターミナル1
0は、スキャナー装置80(第31図と第33図参照)
を使用しないように構成されていてもよい。このような
構成は、リテール・ターミナル10が、商品特定コード
の入力を必要とせず、そのため、リテール・ターミナル
10に付随するコストを下げる構成のにおいて利用され
る場合望ましい。例えば、リテール・ターミナル10
が、オーディオ・ビジュアル(A/V)商品デモを表示
するのに用いられる場合である。
【0105】さらにリテール・ターミナル10は、ステ
レオスピーカー・アッセンブリ16(第32、33図参
照)を使用しない構成にしてもよい。このような構成
は、リテール・ターミナル10が、ステレオ再生を必要
としない構成において利用される場合は望ましい。例え
ば、リテール・ターミナル10が、ステレオ音響を含ま
ない、ビデオ商品デモを表示するのに用いられる場合で
ある。
【0106】最後に、リテール・ターミナル10は、ス
キャナー装置80や、ステレオスピーカー・アッセンブ
リ16のいずれも使用しない構成にしてもよい(第33
図参照)。このような構成は、リテール・ターミナル1
0が、商品特定コード入力や、ステレオ再生を必要とし
ない構成において利用される場合は望ましい。
【0107】第34図から第35図を参照すると、角度
固定基礎アッセンブリ246は、コア・モヂュール・ア
ッセンブリ12を、机上214(第34図参照)のよう
な実質的に水平な面か、または、壁216ないし柱30
4(第36−37図参照)のような実質的に垂直な面の
いずれかに固定するのに用いてもよい。特に、リテール
・ターミナル10は、取りつけプレート218によって
机上214に固定してもよい。特に、基礎アッセンブリ
246の基盤プレート274は、その内部にいくつかの
取りつけ用スロット306を定める。ボルト408の一
つを、取りつけプレート218に定められる各固定用開
孔226を通して進め、その後、机上214に定められ
る対応する固定開孔402にネジ溝を介して嵌合し、そ
れによって、取りつけプレート218を机上214に固
定する。
【0108】その後、取りつけ用タブ220が取りつけ
用スロット306と協調し、それによって、基礎アッセ
ンブリ246の基盤プレート274を取りつけプレート
218に固定する。特に、基礎アッセンブリ246(同
アッセンブリに固定されたコア・モヂュール・アッセン
ブリ12を含む)を、全体として第35図の矢印308
の方向に進め、それによって、取りつけ用タブ220が
取りつけ用スロット306と同軸に揃うようにする。そ
の後、基礎アッセンブリ246をさらに、全体として矢
印308の方向に進め、それによって、取りつけ用タブ
220が、取りつけ用スロット306の中に受納される
ようにする。取りつけ用タブ220が一旦取りつけ用ス
ロット306の内部に受納されたならば、基礎アッセン
ブリ246は、全体として第35図の矢印310の方向
に付勢され、または別言すれば、滑り込まされ、それに
よって、取りつけ用タブ220は、取りつけ用スロット
224のロック部312に進められ、それによって同タ
ブは、その内部においてロックされる。
【0109】前述したように、取りつけプレート218
はさらにその内部にロック用フランジ244を定める。
第35図に示すように、プレート・ロック開孔234
が、このロック用フランジ244に定められる。ボルト
ないしネジ254のような固定器が、プレート・ロック
開孔234を通して進められ、その後、背面取りつけ構
造、すなわち、筐体272のプレート316に定められ
る、対応する基盤ロック開孔314に進められ、それに
よって、基礎アッセンブリ18が不意に滑走し、または
別言すれば、移動し、それによって、取りつけ用タブ2
20が思いがけず取りつけ用スロット306から外れる
ことがないように阻止する。
【0110】さらに、リテール・ターミナル10に付属
する多数の電気ケーブル(例えば、電源電力ケーブル5
58ないしLANケーブル96)を、机上214に定め
られる開口562に通し、その後取りつけプレート21
8のケーブル操作用開口236を通して進めてもよい。
電気ケーブルは、取りつけプレート218に定められる
ケーブル操作用開口236を通じて一旦受納されたなら
ば、基礎アッセンブリ18に付属するケーブル操作用開
口276の内の一つを通して進め、その後、コア・モヂ
ュール・アッセンブリ12に付属する電気コネクター2
4、26、28、30、32、34、36、38、41
2、414(第4図参照)の内の一つに結合させてもよ
い。例えば、LANケーブル96は、机上214に定め
られる開口562、取りつけプレート218に定められ
るケーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブ
リ246に定められるケーブル操作用開口276の内の
一つ、を通して進めてよい。
【0111】ケーブル操作用開口276を通して一旦受
納されたならば、LANケーブル96のデータ・コネク
ター578は、LANコネクター24に接続され、それ
によって、コア・モヂュール・アッセンブリ12をLA
N94に電気的に結合する。電源電力ケーブル558
は、第35図に示すように、電力コネクター582を含
む。電源電力ケーブル558は、机上214に定められ
る開口562、取りつけプレート218に定められるケ
ーブル操作用開口236、および、基礎アッセンブリ2
46に定められるケーブル操作用開口276の内の一
つ、を通して進めてよい。ケーブル操作用開口276を
通して一旦受納されたならば、電力コネクター580
は、電力供給器270の電力インプット・コネクター5
74に接続され(第28、29図参照)、それによっ
て、電力供給器270を110 VAC電源512に電
気的に結合する。その後、中間電力ケーブル556を、
コア・モヂュール・アッセンブリ12の電力コネクター
26と、電力供給器270の電力アウトプット・コネク
ター576(第28、29図参照)の両方に接続し、そ
れによってコア・モヂュール・アッセンブリ12を電力
供給器270に電気的に結合する。
【0112】このような構成は、リテール・ターミナル
10が机上246に固定された場合、同ターミナル10
に付属するケーブル管理を強化することを理解しなけれ
ばならない。特に、コア・モヂュール・アッセンブリ1
2が角度固定基礎アッセンブリ246に固定された場
合、角度固定基礎アッセンブリ246の筐体272とコ
ア・モヂュール・アッセンブリ12は全体として、リテ
ール・ターミナル10の保護的筐体を定める。机上21
4の開口562や、取りつけプレート218のケーブル
操作用開口236の外に延びる、データ・ケーブル(例
えば、LANケーブル96)部分や電力ケーブル(例え
ば、電源電力ケーブル558)部分は、基礎アッセンブ
リ246の保護筐体の内部に完全に包まれる。このよう
な特質は、リテール・ターミナル10が机上214に固
定された場合、電気ケーブルが、それぞれのコネクター
から外されかねないやり方で、ユーザー(すなわち、顧
客または商店員)によって引っ張られる、または別言す
れば、接触されることを防止するという点で望ましい。
【0113】第36と37図に示すように、リテール・
ターミナル10は、取りつけプレート238によって柱
304に固定されてもよい。取りつけプレート238
は、取りつけプレート218にやや似ている。従って、
第36、37図においては、第1図から第35図に関し
て前述したものと共通の部品を指名するに当っては、同
じ参照番号を用いることにする。取りつけプレート23
8は、同プレートに固定される、外方に延びる一対のU
型構造部材318を有する。この構造部材318は、第
37図に示すように、互いに協調して中央腔320を定
める。
【0114】さらに、この構造部材318は、その内部
にいくつかの延長スロット322を定める。この延長ス
ロット322は、取りつけプレート238を柱304に
固定するために設けられる。特に、帯状クランプのよう
ないくつかの金属バンドを柱の周囲に進め、その後、延
長スロット322を通して進めてもよい。延長スロット
を通して一旦進めたならば、この帯状クランプ406の
対向末端を相互に固定し、それによって、取りつけプレ
ート238を柱304に固定する。使用可能な一つのタ
イプの帯状クランプは、広く知られるステンレススチー
ルのホース・クランプで、前述したようなやり方で柱の
周囲に進めるのに十分な長さを持つものである。
【0115】取りつけプレート238が一旦柱304に
固定されたならば、基礎アッセンブリ246の筐体27
2を、同プレートに固定してもよい。特に、筐体272
の背面プレート316はその内部にいくつかの取りつけ
用スロット326を定める。取りつけプレート238の
取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット326と
協調し、それによって、基礎アッセンブリ246の背面
プレート316を、取りつけプレート238に、従っ
て、柱304に固定する。特に、基礎アッセンブリ24
6(同アッセンブリに固定されるコア・モヂュール・ア
ッセンブリ12を含む)は、全体として第37図の矢印
328の方向に、取りつけプレート238(柱304に
固定されている)に向かって進め、それによって、取り
つけ用タブ220が、取りつけ用スロット326と同軸
に揃うようにする。
【0116】その後、基礎アッセンブリ246をさら
に、全体として矢印328の方向に進め、それによっ
て、取りつけ用タブ220が、取りつけ用スロット32
6の内部に受納されるようにする。取りつけ用タブ22
0が一旦取りつけ用スロット326に受納されたなら
ば、基礎アッセンブリ246は、全体として第37図の
矢印330の方向に付勢され、または別言すれば、滑り
込まされ、それによって、取りつけ用タブ220は、取
りつけ用スロット326のロック部332に進められ、
それによって、各取りつけスロットは、その内部に取り
つけ用タブ220をロックする。
【0117】取りつけプレート238はさらに、その内
部にロック用フランジ334を定める。このロック用フ
ランジ334の内部にプレートロック開孔336が定め
られる。ボルトないしネジ570のような固定器が、ロ
ック用開孔336を通して進められ、その後に、基盤プ
レート274に定められる対応する基盤ロック用開孔3
38の内部に進められ、それによって、基礎アッセンブ
リ346が不慮に滑走し、または別言すれば、移動し、
それによって、取りつけ用タブ220が思いがけず取り
つけ用スロット326から外れることがないように阻止
する。
【0118】さらに、取りつけプレート238は、その
内部にケーブル操作開口340を定める。リテール・タ
ーミナル10に付属する多数の電気ケーブル(例えば、
電源電力ケーブル558ないしLANケーブル96)
を、柱304に定められる開口566に通し、その後取
りつけプレート238のケーブル操作用開口340を通
して進めてもよい。電気ケーブルは、取りつけプレート
238に定められるケーブル操作用開口340を通じて
一旦受納されたならば、基礎アッセンブリ246に付属
するケーブル操作用開口276の内の一つを通して進
め、その後、コア・モヂュール・アッセンブリ12に付
属する電気コネクター24、26、28、30、32、
34、36、38、412、414(第4図参照)の内
の一つに結合させてもよい。例えば、LANケーブル9
6は、柱304に定められる開口566、取りつけプレ
ート238に定められるケーブル操作用開口340、お
よび、基礎アッセンブリ246に定められるケーブル操
作用開口276の内の一つ、を通して進めてよい。LA
Nケーブル96のデータ・コネクター578は、ケーブ
ル操作用開口276を通して一旦受納されたならば、L
ANコネクター24に接続され、それによって、コア・
モヂュール・アッセンブリ12をLAN94に電気的に
結合する。
【0119】電源電力ケーブル558はまた、柱238
に定められる開口566、取りつけプレート238に定
められるケーブル操作開口340、および、基礎アッセ
ンブリ246に定められるケーブル操作用開口276の
内の一つ、を通して進めてよい。ケーブル操作用開口2
76を通して一旦受納されたならば、電源電力ケーブル
558の電力コネクター582は、電力供給器270の
電力インプット・コネクター574に接続され(第2
8、29図参照)、それによって、電力供給器270を
110 VAC電源512に電気的に結合する。その
後、中間電力ケーブル556を、コア・モヂュール・ア
ッセンブリ12の電力コネクター26と、電力供給器2
70の電力アウトプット・コネクター576(第28、
29図参照)の両方に接続し、それによってコア・モヂ
ュール・アッセンブリ12を電力供給器270に電気的
に結合する。
【0120】このような構成は、ターミナル10が柱3
04に固定された場合、同リテール・ターミナル10に
付属するケーブル管理を強化することを理解しなければ
ならない。特に、前述したように、コア・モヂュール・
アッセンブリ12が角度固定基礎アッセンブリ246に
固定された場合、角度固定基礎アッセンブリ246の筐
体272とコア・モヂュール・アッセンブリ12は全体
として、リテール・ターミナル10の保護的筐体を定め
る。柱304の開口566や、取りつけプレート238
のケーブル操作用開口340の外に延びる、データ・ケ
ーブル(例えば、LANケーブル96)部分や電力ケー
ブル(例えば、電源電力ケーブル558)部分は、基礎
アッセンブリ246の保護筐体の内部に完全に包まれ
る。このような特質は、リテール・ターミナル10が柱
304に固定された場合、電気ケーブルが、それぞれの
コネクターから外されかねないやり方で、ユーザー(す
なわち、顧客または商店員)によって引っ張られる、ま
たは別言すれば、接触されることを防止するという点で
望ましい。
【0121】取りつけプレート238はさらに、コア・
モヂュール・アッセンブリ12を、平坦な垂直壁に固定
するのに用いてもよい(第26図参照)。ボルトないし
ネジ(図示せず)のような固定器を、各壁取りつけスロ
ット342を通して進め、その後、壁216に定められ
る対応する固定用開孔404にネジ溝を介して嵌合し
(第27図)、それによって取りつけプレート238を
壁216に固定する。取りつけプレート238が一旦壁
216に固定されたならば、コア・モヂュール・アッセ
ンブリ12を、前述したやり方で取りつけプレート23
8に固定してよい。
【0122】第38図、第39図に示すように、付属プ
レート344を用いて、コア・モヂュール・アッセンブ
リ12を直接取りつけプレート218に、従って、壁2
16に結合させてもよい。付属プレート344は、ピボ
ット回転基礎アッセンブリ18の取りつけ具116と同
様にして、コア・モヂュール・アッセンブリ12に固定
される。特に、付属プレート344は、その内部に一対
のフランジ346、348を定める。フランジ348
は、比較的平坦な部分350と鍵部分352とを含む。
延長スロット354が、各フランジ346の内部に定め
られ、一方、開孔356が、各フランジ348の平坦部
350に定められる。コア・モヂュール・アッセンブリ
12を付属プレート344に固定するためには、コア・
モヂュール・アッセンブリ12を、付属プレート344
に対して、側壁438の張り出し部分252(第4図参
照)が、付属プレート344に定められるフランジ34
8の鍵部分352に載るように位置付ける。
【0123】その後、第1の一対の、ボルトのような固
定器(図示せず)を、延長スロット354を通し、その
後、コア・モヂュール・アッセンブリ12の背面エンク
ロージャ44に定められるネジ溝付き開孔126に嵌合
させる(第4図参照)。さらに、第2の一対の、ボルト
のような固定器(図示せず)を、開孔356を通して進
め、その後、それぞれ背面カバー46と固定面450に
定められる開孔248、250にネジ溝を介して嵌合さ
せ、それによって、コア・モヂュール・アッセンブリ1
2を付属プレート344に固定する。
【0124】取りつけプレート218は、第26、27
図に関連して前述したやり方で壁216に固定される。
特に、ボルト408を、取りつけプレート218に定め
られる各固定用開孔226に通して進め、その後、壁2
16に定められる対応する固定用開孔404にネジ溝を
介して嵌合させ、それによって、取りつけプレート21
8を壁216に固定する。
【0125】その後、取りつけプレート218に定めら
れる取りつけ用タブ220は、付属プレート344の取
りつけ構造388に定められる、対応する数の取りつけ
スロット358と協調し、それによって、付属プレート
344を、取りつけプレート218に、従って、壁21
6に固定する。特に、付属プレート344(同プレート
に固定されるコア・モヂュール・アッセンブリ12を含
む)を、全体として第39図の矢印360の方向に、取
りつけプレート218(壁216にボルト締めされてい
る)に向かって進め、それによって、付属プレート34
4の取りつけ用タブ220が取りつけ用スロット358
と同軸に揃うようにする。
【0126】その後、付属プレート344をさらに、全
体として矢印360の方向に進め、それによって、取り
つけ用タブ220が、取りつけ用スロット358の中に
受納されるようにする。取りつけ用タブ220が一旦取
りつけ用スロット358の内部に受納されたならば、付
属プレート344は、全体として矢印362の方向に付
勢され、または別言すれば、滑り込まされ、それによっ
て、取りつけ用タブ220は、各取りつけ用スロット3
58のロック位置364に進められ、それによって、同
スロットは、その内部に取りつけ用タブ220をロック
する。
【0127】その後、ボルトないしネジ(図示せず)の
ような固定器が、プレートロック用開孔234を通して
進められ、その後に、付属プレート344に定められる
対応する開孔366の内部に進められ、それによって、
付属プレート344が不慮に滑走し、または別言すれ
ば、移動し、それによって、取りつけ用タブ220が思
いがけず取りつけ用スロット358から外れることがな
いように阻止する。
【0128】さらに、リテール・ターミナル10に付属
する多数のケーブルを、壁216に定められる開口(図
示せず)に通し、その後取りつけプレート218のケー
ブル操作用開口236を通して進めてもよい。ケーブル
は、ケーブル操作用開口236を通じて一旦受納された
ならば、付属プレート344に定められるいくつかのケ
ーブル操作用開口368の内の一つを通して進め、その
後、コア・モヂュール・アッセンブリ12に付属する電
気コネクター24、26、28、30、32、34、3
6、38、412、414(第4図参照)の内の一つに
結合させてもよい。このような構成は、ターミナル10
が壁216に固定された場合、同リテール・ターミナル
10に付属するケーブル管理を強化することを理解しな
ければならない。例えば、付属プレート344を用いて
壁216に取りつけた場合、「レンガ型」電力供給器の
ような外部電力供給器を用いて、コア・モヂュール・ア
ッセンブリ12の電力供給を行わなければならない。従
って、外部電力供給器を、電力コネクター26(第4
図、第6図参照)に結合させる電力ケーブル(図示せ
ず)は、前述したやり方で進めてよい。
【0129】
【発明の効果】操作時、リテール・ターミナル10を、
いくつかの異なる種類の販売機能を実行するのに利用し
てもよい。例えば、リテール・ターミナル10を先ず、
商品デモ販売機能を実行する非介助性販売ターミナルと
して操作してもよい。特に、角度固定基礎アッセンブリ
246を、壁216または柱304のような垂直取りつ
け面に、前述のやり方で固定させてもよい。次に、コア
・モヂュール・アッセンブリ12を、この角度固定基礎
アッセンブリ246に機械的に固定する。このコア・モ
ヂュール・アッセンブリ12に対して、電力は、電力供
給器270から供給される。
【0130】すなわち、同供給器は、中間電力ケーブル
52を介してコア・モヂュール・アッセンブリ12の電
気コネクター26に結合される。一旦角度固定基礎アッ
センブリ246に機械的に結合され、その後電力供給器
270に電気的に結合されたならば、コア・モヂュール
・アッセンブリ12は、商品デモ販売機能を実行するこ
とができる。このような機能は、それぞれ、表示モニタ
ー20とステレオスピーカー・アッセンブリ16に、ビ
デオ画像や対応するオーディオメッセージを再生するこ
とを含む。このビデオとオーディオ・メッセージは、一
般に、商店主によって販売される各種商品に関連する。
例えば、商品デモ販売機能は、表示モニター20とステ
レオスピーカー・アッセンブリ16に商品コマーシャル
を写すことを含む。
【0131】さらに、そのような商品デモ機能は、顧客
が、表示モニター20に関連してタッチ画面の特定の区
域を触るか、または、キーボード78(もしもここで取
り扱うリテール・ターミナルがキーボードを備えている
とすれば)に付属するキーに触るか、そのいずれかを実
行することによって、要求や、その他の要望を入力する
ことを可能にする。その後、リテール・ターミナル10
は、その顧客の要求に関連する情報を、表示モニター2
0、および・または、ステレオスピーカー・アッセンブ
リ16によって表示するようにしてもよい。
【0132】ピーク需要期には、リテール・ターミナル
10を切り換えて、商品情報販売機能の実演を停止し、
それによって、POS販売機能を実行できるようにす
る。特に、角度固定基礎アッセンブリ246(同アッセ
ンブリに固定されるコア・モヂュール・アッセンブリ1
2を含む)を、垂直取りつけ面(例えば、壁216や柱
304)から取り外し、その後に、机上214のような
水平取りつけ面に、前述したやり方で固定してもよい。
一旦机上214に固定したならば、リテール・ターミナ
ル10を非介助性POS販売機能を実行するのに用いて
もよい。特に、このリテール・ターミナル10は、セル
フサービス・チェックアウト・ターミナルとして動作さ
せてもよい。
【0133】セルフサービス・チェックアウト・ターミ
ナル操作時には、顧客自身が先ず購入品目をスキャナー
装置80で走査してターミナル10に入力する。コア・
モヂュール・アッセンブリ12は、LAN94と交信し
(LANカード66か、または、LANケーブル96の
いずれかを介して)、それによって、各走査品目に関連
する価格情報を入手する。その後、顧客は、デビットカ
ード、または、クレジットカードのいずれかをカード読
み取り器14の中を擦り抜けさせることによって、また
は、現金を現金受納器(もしもターミナル10が現金受
納器を備えていれば)に置くことによって、その品目に
たいする支払いを済ませる。
【0134】前記の議論はその性質上例示的を意図した
ものであることを理解しなければならない。すなわち、
コア・モヂュール・アッサンブリー12および角度固定
基礎アッセンブリ246を垂直取りつけ面(例えば、壁
216や柱304)に固定した場合でも、商品デモ販売
機能以外のいくつかの販売機能を実行するよう操作する
ことが可能であることを理解しなければならない。例え
ば、リテール・ターミナル10は、コア・モヂュール・
アッセンブリ12と角度固定基礎アッセンブリ246を
垂直取りつけ面に固定した状態で、POS販売機能や、
職員訓練販売機能を実行してもよい。
【0135】さらに、ピボット回転基礎アッセンブリ1
8(同アッセンブリに固定されるコア・モヂュール・ア
ッセンブリ12を含む)はまた、角度固定基礎アッセン
ブリ246に関して前述したやり方で、垂直取りつけ面
(例えば、壁216や柱304)と、水平取りつけ面
(例えば、机上214)の間を移動させてもよい。さら
に、リテール・ターミナル10は、コア・モヂュール・
アッセンブリ12をピボット回転基礎アッセンブリ18
に取りつけた場合、しかも一方ピボット回転基礎アッセ
ンブリ18が、垂直取りつけ面または水平取りつけ面の
いずれかに固定されている場合、各種介助性、および、
非介助性販売機能を実行するのに用いることができる。
【0136】例えば、リテール・ターミナル10は、コ
ア・モヂュール・アッセンブリ12が、ピボット回転基
礎アッセンブリ18に固定され、同基礎アッセンブリ1
8が次に水平取りつけ面(例えば、机上214)に固定
されている場合、介助性POS販売機能を実行してもよ
い。この構成においては、販売周辺機器、例えば、カー
ドリーダー(例えば、カードリーダー14)、スキャナ
ー装置(例えば、外付け携帯スキャナー装置)、現金引
き出し器(例えば、現金引き出し器508)、および、
顧客用ディスプレー(例えば、顧客用表示モニター51
0)は、コア・モヂュール・アッセンブリ12に電気的
に結合され、それによって、介助性POSターミナルと
してのリテール・ターミナル10の操作を支援するよう
にしてもよい。
【0137】基礎アッセンブリ18と246を垂直取り
つけ面と水平取りつけ面との間を移動させる代わりに、
コア・モヂュール・アッセンブリ12だけを同じ間隔を
移動させるだけでよいことを理解しなければならない。
例えば、角度固定基礎アッセンブリ246を垂直取りつ
け面(例えば、壁216や柱304)に固定し、一方、
ピボット回転基礎アッセンブリ18を水平取りつけ面
(例えば、机上214)に固定する。コア・モヂュール
・アッセンブリを、基礎アッセンブリ18と246の間
を移動させ、それによって各種販売機能を実行するよう
にしてもよい。
【0138】特に、コア・モヂュール・アッセンブリ1
2を先ず、角度固定基礎アッセンブリ246に機械的に
取りつけ、一方、角度固定基礎アッセンブリ246の方
は垂直取りつけ面に固定する。角度固定基礎アッセンブ
リ246に一旦機械的に取りつけられたならば、コア・
モヂュール・アッセンブリ12は、次に、中間電力ケー
ブル556を介して、電力供給器270に電気的に結合
される。次に、このリテール・ターミナル10は、商品
デモ販売機能のような販売機能を実行するように操作し
てもよい。
【0139】このリテール・ターミナル10によって実
行される販売機能を変更したいのであれば、コア・モヂ
ュール・アッセンブリ12を先ず、中間電力ケーブル5
56を電力コネクター26から結合解除することによっ
て、電力供給器270から電気的に結合解除する。次
に、コア・モヂュール・アッセンブリ12を、角度固定
基礎アッセンブリ246から機械的に分離し、その後、
ピボット回転基礎アッセンブリ18に機械的に接合す
る。ピボット回転基礎アッセンブリ18に一旦機械的に
接合されたならば、コア・モヂュール・アッセンブリ1
2を、中間電力ケーブル52を介して、電力供給器50
に電気的に結合する。次に、リテール・ターミナル10
を、介助性POS販売機能のような販売機能を実行する
よう操作してよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の特質をその内部に組み込ん
だ、消費者相互作用性リテール・ターミナルの斜視図で
ある。このリテール・ターミナルは、ピボット回転基礎
アッセンブリを含み、机上に設置されることに注意。
【図2】第2図は、第1図のリテール・ターミナルと、
そのリテール・ターミナルを机上に固定するために使用
される取りつけ具の背面斜視図である。
【図3】第3図は、第1図のリテール・ターミナルの分
解斜視図である。
【図4】第4図は、第1図のリテール・ターミナルのコ
ア・モヂュール・アッセンブリの背面分解斜視図であ
る。
【図5】第5図は、第4図のコア・モヂュール・アッセ
ンブリの分解斜視図である。
【図6】第6図は、第1図のリテール・ターミナルの概
略ブロックダイアグラムである。
【図7】第7図は、第4図のコア・モヂュール・アッセ
ンブリのメインボード・アッセンブリの基底部立面図で
ある。
【図8】第8図は、第7図のメインボード・アッセンブ
リの拡大断片斜視図である。
【図9】第9図は、第7図と同様の拡大断片斜視図であ
るが、非変位位置に位置付けられた背面カバーを示す。
【図10】第10図は、背面カバーが非変位位置に位置
付けられている、第7図のメインボード・アッセンブリ
を示す。
【図11】第11図は、第10図と同様の図であるが、
ただし、背面カバーが変位位置に位置付けられている所
を示す。
【図12】第12図は、第7図のメインボード・アッセ
ンブリの拡大分解斜視図であり、はっきりと見えるよう
に背面カバーが除かれている。見易いように、マイクロ
プロセッサーの上面の一部しか熱伝導性グリスで覆われ
ていないことに注意。
【図13】第13図は、第12図と同様の図であるが、
ただし、メインボード・アッセンブリの筐体内に固定さ
れる熱吸い込みアッセンブリを示す。
【図14】第14図は、第7図のメインボード・アッセ
ンブリの拡大断片斜視図であり、ボルトが鍵状スロット
を通じて、熱ブロックの鍵部に受納されるところを示
す。
【図15】第15図は、第7図のメインボード・アッセ
ンブリ基底部の拡大断片立面図である。
【図16】第16図は、第1図のリテール・ターミナル
のピボット回転基礎アッセンブリの斜視図である。
【図17】第17図は、第16図のピボット回転基礎ア
ッセンブリの分解斜視図である。
【図18】第18図は、第17図と同様の図であるが、
さらに右方取りつけサブアッセンブリの保持器とラチェ
ット部材を示す。
【図19】第19図は、第18図の右方取りつけアッセ
ンブリの拡大分解斜視図である。
【図20】(A)は、第19図と同様の図であるが、た
だし、保持器、ラチェット部材、および、末端キャップ
をさらに詳細に示す。(B)は、(A)のの矢印20B
の方向に見たときの立面図であり、右方取りつけアッセ
ンブリの末端キャップとラチェット部材との関係を示
す。
【図21】第21図は、第19図と同様の図であるが、
ただし、右方取りつけアッセンブリの第2実施態様を示
す。
【図22A】(A)は、第21図と同様の図であるが、
ただし、末端キャップをさらに詳細に示す。(B)は、
(A)の右方取りつけサブアッセンブリの末端キャップ
の、(A)の矢印22Bの方向に見たときの立面図であ
る。
【図23】第23図は、第21図の右方取りつけアッセ
ンブリ(見易いためにロック部材は仮想線で示す)を、
第22の(A)の矢印23の方向に見たときの拡大立面
図である。
【図24】第24図は、第23図と同様の図であるが、
ただし、ロック部材がロック位置にあるところを示す。
【図25】第25図は、第16図のピボット回転基礎ア
ッセンブリの基盤取りつけプレートの拡大斜視図であ
り、同アッセンブリに軸回転可能に固定されたロック用
レバーを示す。
【図26】第26図は、壁に固定された第1図のリテー
ル・ターミナルを示す断片斜視図である。
【図27】第27図は、第26図のリテール・ターミナ
ルの背面斜視図であり、リテール・ターミナルのピボッ
ト回転基礎アッセンブリと、リテール・ターミナルを壁
に固定するために使用される取りつけ具との関係を示
す。
【図28】第28図は、ピボット回転基礎アッセンブリ
の代わりに角度固定基礎アッセンブリを含むよう構成さ
れた、第1図のリテール・ターミナルを示す分解斜視図
である。
【図29】第29図は、第28図と同様の図であるが、
ただし、見易さのために、ヒンジ部材を、角度固定アッ
センブリの筐体から外したところを示す。
【図30】第30図は、第28図のリテール・ターミナ
ルの斜視図であって、ステレオスピカーと走査装置の両
方を含むように構成されたリテール・ターミナルを示
す。
【図31】第31図は、第30図と同様の図であるが、
ただし、走査装置を含まないように構成されたリテール
・ターミナルを示す。
【図32】第32図は、第30図と同様の図であるが、
ただし、ステレオスピーカー・アッセンブリを含まない
ように構成されたリテール・ターミナルを示す。
【図33】第33図は、第30図と同様の図であるが、
ただし、ステレオスピーカー・アッセンブリも走査装置
も含まないように構成されたリテール・ターミナルを示
す。
【図34】第34図は、第28図のリテール・ターミナ
ルの斜視図であり、机上に固定されたリテール・ターミ
ナルを示す。
【図35】第35図は、第34図のリテール・ターミナ
ルの背面斜視図であり、リテール・ターミナルと、リテ
ール・ターミナルを机上に固定するために使用される取
りつけ具との関係を示す。
【図36】第36図は、第28図のリテール・ターミナ
ルの斜視図であり、柱に固定されたリテール・ターミナ
ルを示す。
【図37】第37図は、第36図のリテール・ターミナ
ルの背面斜視図であり、リテール・ターミナルと、リテ
ール・ターミナルを柱に固定するために使用される取り
つけ具との関係を示す。
【図38】第38図は、角度固定基礎アッセンブリやピ
ボット回転基礎アッセンブリの代わりに付属プレートを
含むように構成された第1図のリテール・ターミナルの
側面図である。リテール・ターミナルが、壁に固定され
ていることに注意。
【図39】第39図は、第38図のリテール・ターミナ
ルの背面斜視図であり、リテール・ターミナル、付属プ
レート、および、リテール・ターミナルを壁に固定する
ために使用される取りつけ具との関係を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月9日(1999.7.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特質をその内部に組み込んだ、消費者
相互作用性リテール・ターミナルの斜視図である。この
リテール・ターミナルは、ピボット回転基礎アッセンブ
リを含み、机上に設置されることに注意。
【図2】第1図のリテール・ターミナルと、そのリテー
ル・ターミナルを机上に固定するために使用される取り
つけ具の背面斜視図である。
【図3】第1図のリテール・ターミナルの分解斜視図で
ある。
【図4】第1図のリテール・ターミナルのコア・モヂュ
ール・アッセンブリの背面分解斜視図である。
【図5】第4図のコア・モヂュール・アッセンブリの分
解斜視図である。
【図6】第1図のリテール・ターミナルの概略ブロック
ダイアグラムである。
【図7】第4図のコア・モヂュール・アッセンブリのメ
インボード・アッセンブリの基底部立面図である。
【図8】第7図のメインボード・アッセンブリの拡大断
片斜視図である。
【図9】第7図と同様の拡大断片斜視図であるが、非変
位位置に位置付けられた背面カバーを示す。
【図10】背面カバーが非変位位置に位置付けられてい
る第7図のメインボード・アッセンブリを示す。
【図11】第10図と同様、背面カバーが非変位位置に
位置付けられている第7図のメインボード・アッセンブ
リを示し、背面カバーが変位位置に位置付けられている
所を示す。
【図12】第7図のメインボード・アッセンブリの拡大
分解斜視図であり、はっきりと見えるように背面カバー
が除かれている。見易いように、マイクロプロセッサー
の上面の一部しか熱伝導性グリスで覆われていないこと
に注意。
【図13】第12図と同様の図であるが、ただし、メイ
ンボード・アッセンブリの筐体内に固定される熱吸い込
みアッセンブリを示す。
【図14】第7図のメインボード・アッセンブリの拡大
断片斜視図であり、ボルトが鍵状スロットを通じて、熱
ブロックの鍵部に受納されるところを示す。
【図15】第7図のメインボード・アッセンブリ基底部
の拡大断片立面図である。
【図16】第1図のリテール・ターミナルのピボット回
転基礎アッセンブリの斜視図である。
【図17】第16図のピボット回転基礎アッセンブリの
分解斜視図である。
【図18】第17図と同様の図であるが、さらに右方取
りつけサブアッセンブリの保持器とラチェット部材を示
す。
【図19】第18図の右方取り付けアッセンブリの拡大
分解斜視図である。
【図20】(A)部は、第19図と同様の図であるが、
ただし、保持器、ラチェット部材、および、末端キャッ
プをさらに詳細に示す。(B)部は、(A)部の矢印2
0Bの方向に見たときの立面図であり、右方取りつけア
ッセンブリの末端キャップとラチェット部材との関係を
示す。
【図21】第19図と同様の図であるが、ただし、右方
取りつけアッセンブリの第2実施態様を示す。
【図22】(A)部は、第21図と同様の図であるが、
ただし、末端キャップをさらに詳細に示す。(B)部
は、(A)部の右方取りつけサブアッセンブリの末端キ
ャップの、(A)の矢印22Bの方向に見たときの立面
図である。
【図23】第21図の右方取りつけアッセンブリ(見易
いためにロック部材は仮想線で示す)を、第22図
(A)部の矢印23の方向に見たときの拡大立面図であ
る。
【図24】第23図と同様の図であるが、ただし、ロッ
ク部材がロック位置にあるところを示す。
【図25】第16図のピボット回転基礎アッセンブリの
基盤取りつけプレートの拡大斜視図であり、同アッセン
ブリに軸回転可能に固定されたロック用レバーを示す。
【図26】壁に固定された第1図のリテール・ターミナ
ルを示す断片斜視図である。
【図27】第26図のリテール・ターミナルの背面斜視
図であり、リテール・ターミナルのピボット回転基礎ア
ッセンブリと、リテール・ターミナルを壁に固定するた
めに使用される取りつけ具との関係を示す。
【図28】ピボット回転基礎アッセンブリの代わりに角
度固定基礎アッセンブリを含むよう構成された、第1図
のリテール・ターミナルを示す分解斜視図である。
【図29】第28図と同様の図であるが、ただし、見易
さのために、ヒンジ部材を、角度固定アッセンブリの筐
体から外したところを示す。
【図30】第28図のリテール・ターミナルの斜視図で
あって、ステレオスピカーと走査装置の両方を含むよう
に構成されたリテール・ターミナルを示す。
【図31】第30図と同様の図であるが、ただし、走査
装置を含まないように構成されたリテール・ターミナル
を示す。
【図32】第30図と同様の図であるが、ただし、ステ
レオスピーカー・アッセンブリを含まないように構成さ
れたリテール・ターミナルを示す。
【図33】第30図と同様の図であるが、ただし、ステ
レオスピーカー・アッセンブリも走査装置も含まないよ
うに構成されたリテール・ターミナルを示す。
【図34】第28図のリテール・ターミナルの斜視図で
あり、机上に固定されたリテール・ターミナルを示す。
【図35】第34図のリテール・ターミナルの背面斜視
図であり、リテール・ターミナルと、リテール・ターミ
ナルを机上に固定するために使用される取りつけ具との
関係を示す。
【図36】第28図のリテール・ターミナルの斜視図で
あり、柱に固定されたリテール・ターミナルを示す。
【図37】第36図のリテール・ターミナルの背面斜視
図であり、リテール・ターミナルと、リテール・ターミ
ナルを柱に固定するために使用される取りつけ具との関
係を示す。
【図38】角度固定基礎アッセンブリやピボット回転基
礎アッセンブリの代わりに付属プレートを含むように構
成された第1図のリテール・ターミナルの側面図であ
る。リテール・ターミナルが、壁に固定されていること
に注意。
【図39】第38図のリテール・ターミナルの背面斜視
図であり、リテール・ターミナル、付属プレート、およ
び、リテール・ターミナルを壁に固定するために使用さ
れる取りつけ具との関係を示す。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示モニター(20)、前記表示モニタ
    ー(20)を支持するための台(58)、および、前記
    台(58)に対して前記表示モニターを相対的に位置付
    けするための傾斜機構(56)によって特徴付けられる
    リテール・ターミナル(10)であって、 前記傾斜機構は前記表示モニター(20)によって支持
    されるラチェット部材(114)を含み、 前記ラチェット部材(114)はその内部に第1の、複
    数のラチェット歯(120)を定め、前記傾斜機構は前
    記台(58)に固定される支持構造(124)を含み、 前記支持構造(124)はその内部に第2の、複数のラ
    チェット歯(122)を定め、かつ、前記第1の複数の
    ラチェット歯(120)が前記第2の複数のラチェット
    歯(122)と嵌合可能であり、それによって前記表示
    モニター(20)を前記台(58)に対して静止的に保
    持することを特徴とするリテール・ターミナル。
  2. 【請求項2】 前記ラチェット部材(114)が前記表
    示モニター(20)によって支持されるスプリング・ア
    ーム(132)を含み、かつ、前記スプリング・アーム
    (132)が、前記第1の複数のラチェット歯(12
    0)を変位させ、前記第2の複数のラチェット歯(12
    2)と嵌合せしめることを特徴とする請求項1に記載の
    リテール・ターミナル。
  3. 【請求項3】 前記ラチェット部材(114)は第1の
    スプリング・アーム(132)と第2のスプリング・ア
    ーム(132)を備え、前記第1スプリング・アーム
    (132)と前記第2スプリング・アーム(132)は
    それぞれ前記表示モニター(20)によって支持され、
    前記第1スプリング・アーム(132)と前記第2スプ
    リング・アーム(132)とは共同して前記第1の複数
    のラチェット歯(120)を変位し、それによって、前
    記第2の複数のラチェット歯(122)に嵌合させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のリテール・ターミナ
    ル。
  4. 【請求項4】 表示モニター位置ロック機構(380)
    は、ロック位置と解除位置の間を移動可能な保持構造
    (382)を備え、 前記保持構造(382)は、前記保持構造(382)が
    前記ロック位置に位置付けられた場合、前記ラチェット
    部材(114)の前記第1の複数のラチェット歯(12
    0)が、前記台(58)の前記第2の複数のラチェット
    歯(122)に対して相対的に移動することを阻止し、
    それによって、操作者は、前記保持構造(382)が前
    記ロック位置に位置付けられた場合、前記表示モニター
    (20)を前記台(58)に対して相対的に動かすこと
    を阻止され、かつ、 前記保持構造は、前記保持構造(382)が前記解除位
    置に位置付けられた場合、前記第1の複数のラチェット
    歯(120)が、前記第2の複数のラチェット歯(12
    2)に対して相対的に動くことを可能とし、それによっ
    て、操作者は、前記保持構造(382)が前記解除位置
    に位置付けられた場合、前記表示モニター(20)を前
    記台(58)に対して相対的に動かすことが可能になる
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載のリテール・タ
    ーミナル。
  5. 【請求項5】 前記ラチェット部材(114)はロック
    ピン(186)を備え、かつ、前記保持構造(382)
    はロック用スロット(384)を定め、前記ロックピン
    (186)は、前記保持構造(382)が前記ロック位
    置に位置付けられた場合、前記ロック用スロット(38
    4)に位置付けられ、かつ、前記ロックピン(186)
    は、前記保持構造(382)が前記解除位置に位置付け
    られた場合、前記ロック用スロット(384)から遠ざ
    けられることを特徴とする請求項4に記載のリテール・
    ターミナル。
  6. 【請求項6】 前記保持構造(382)は第1ガイド部
    材(206)と第2ガイド部材(208)を備え、前記
    第1ガイド部材(206)と前記第2ガイド部材(20
    8)が前記ロック用スロット(384)を定めることを
    特徴とする請求項5に記載のリテール・ターミナル。
  7. 【請求項7】 取りつけ具(116)が、前記表示モニ
    ター(20)と、一つの前記スプリング・アーム(13
    2)または両スプリング・アーム(132)との間に固
    定され、前記第1の複数ラチェット歯(120)は、前
    記取りつけ具(116)を前記台(58)に対して静止
    的に保持するように、前記第2の複数ラチェット歯(1
    22)と嵌合可能であることを特徴とする請求項2乃至
    3又はそれに従属する何れかの請求項に記載のリテール
    ・ターミナル。
  8. 【請求項8】 前記ラチェット部材(114)は取りつ
    けピン(134)を備え、かつ、前記取りつけ具(11
    6)はその内部にピン開孔(138)を定め、ここに、
    前記取りつけピン(134)が、前記ピン開孔(13
    8)に受納されることを特徴とする請求項7に記載のリ
    テール・ターミナル。
  9. 【請求項9】 前記支持構造(124)は、その中に受
    納部(392)を定める第1ピボット構造(390)を
    含み、 前記第1ピボット構造(390)は、前記受納部(39
    2)の中に内側軸受け面(174、176)を定め、 かつ、前記傾斜機構(56)は、前記表示モニター(2
    0)によって支持される第2ピボット構造(386)を
    含み、ここに、前記第2ピボット構造(386)は外側
    軸受け面(170、172)を定め、かつ、前記第2ピ
    ボット構造(386)は前記第1ピボット構造(39
    0)の前記受納部(392)内に位置付けられ、それに
    よって、前記内側軸受け面(174、176)が、前記
    表示モニター(20)が前記台(58)に対して移動す
    る間、前記外側軸受け面(170、172)に担持され
    ることを特徴とする請求項1乃至9に記載のリテール・
    モニター。
  10. 【請求項10】 リテール・ターミナルに表示モニター
    (20)、台(58)、および、傾斜機構(56)を設
    けるステップであって、ここに、傾斜機構は、表示モニ
    ター(20)によって支持されるラチェット部材(11
    4)を含み、ラチェット部材(114)はその内部に第
    1の複数のラチェット歯(120)を定め、かつ、傾斜
    機構は、台に(58)に固定される支持構造(124)
    を含み、支持構造(124)は、その内部に第2の複数
    のラチェット歯(122)を備えるステップ、 第1の複数ラチェット歯(120)を変位させて、第2
    の複数ラチェット歯(122)と嵌合させ、それによっ
    て、モニター(20)を、台(58)に対して第1の所
    望位置に静止的に保持するステップ、および、 表示モニター(20)に力を与えて、表示モニター(2
    0)を、台(58)に対して、第1の所望位置から第2
    の所望位置へ移動させ、それによって、第1の複数のラ
    チェット歯(120)を第2の複数のラチェット歯(1
    22)から脱離させるステップと、 を含むことを特徴とするリテール・ターミナルを方向付
    けるための方法。
  11. 【請求項11】 リテール・ターミナル(10)に保持
    構造(382)を含む表示モニター・ロック機構(38
    0)を設けること、ただしここに、保持構造(382)
    はロック位置と解除位置の間を移動可能である、 保持構造(382)がロック位置に位置付けられた時、
    第1の複数ラチェット歯(120)が、第2の複数ラチ
    ェット歯(122)に対して移動することを阻止し、そ
    れによって、保持構造(382)がロック位置に位置付
    けられた場合、操作者が、表示モニター(20)を台
    (58)に対して移動することを阻止すること、およ
    び、 保持構造(382)が解除位置に位置付けられた時、第
    1の複数ラチェット歯(120)が、第2の複数のラチ
    ェット歯(122)に対して移動することを可能にし、
    それによって、保持構造(382)が解除位置に位置付
    けられた場合、操作者が、表示モニター(20)を台
    (58)に対して移動することを可能にすること、 を特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ラチェット部材(114)にロックピ
    ン(186)を設け、保持構造(382)にロック用ス
    ロット(384)を設けることを含み、ただしここに、
    阻止ステップはロックピン(186)をロック用スロッ
    ト(384)に位置付けるステップを、かつ、許容ステ
    ップはロックピン(186)をロック用スロット(38
    4)から遠ざけるステップを含むことを特徴とする請求
    項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 保持構造(382)に第1ガイド部材
    (206)と第2ガイド部材(208)を設けることを
    含み、ただしここに、第1ガイド部材と第2ガイド部材
    がロック用スロット(384)を定めることを特徴とす
    る請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 ラチェット部材(114)にスプリン
    グ・アーム(132)を設け、スプリング・アームを表
    示モニター(20)によって支持し、かつ、第1の複数
    ラチェット歯(120)をスプリング・アーム(13
    2)によって変位させて、第2の複数のラチェット歯
    (122)と嵌合させることを特徴とする請求項10乃
    至13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 支持構造(124)に、その内部に受
    納部(392)を定める第1のピボット構造(390)
    を設けること、ただしここに、第1ピボット構造(39
    0)は、受納部(392)に内側軸受け面(174、1
    76)を定め、かつ、傾斜機構(50)に、表示モニタ
    ー(20)によって支持される第2のピボット構造(3
    06)を設けること、を含み、ここに、第2ピボット構
    造(386)は、外側軸受け面(170、172)を定
    め、また、第2ピボット構造(386)は、第1ピボッ
    ト構造(390)の受納部(392)の内部に位置付け
    られ、それによって、内側軸受け面(174、176)
    が、移動ステップ時に、外側軸受け面(170、17
    2)に担持されることを特徴とする請求項10乃至14
    に記載の方法。
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