JP4209549B2 - 合金型温度ヒュ−ズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は合金型温度ヒュ−ズに関し、リチウムイオン二次電池等の異常昇温の未然防止に有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
近来、携帯電話、PHS、携帯型のパ−ソナルコンピュ−タ等の携帯型電子機器の電源として、繰返し充放電が可能な電池、すなわち二次電池が使用されている。
この二次電池としては、リチウムイオン二次電池が高いエネルギ−密度、長いライフサイクル、高い作動電圧等のために注目されている。このリチウムイオン二次電池等においては、何らかの原因でエネルギ−が一挙に放出されると、電池が異常高温になって爆裂する畏れがある。
そこで、温度ヒュ−ズをリチウムイオン二次電池等の缶体に密接させ、かつ当該電池の+極と−極との間に直列に挿入するようにして取付け、当該電池が所定の上限温度に達したときに電池回路を電気的に遮断することが提案されている。
【0003】
この二次電池用温度ヒュ−ズに要求される一の条件は、薄型・小型であり、かかる薄型・小型温度ヒュ−ズとして、図6に示す合金型温度ヒュ−ズが公知である。
図6の(イ)に示す合金型温度ヒュ−ズにおいては、導電ペ−ストの印刷・焼付けによりセラミックス板1’等の絶縁基板に対向電極2’,2’が設けられ、各電極2’にリ−ド導体3’が接合され、両電極2’,2’間に低融点可溶合金片4’が接続され、低融点可溶合金片4’にフラックス5’が塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片が樹脂層6’で封止されいる。
【0004】
図6の(ロ)に示す合金型温度ヒュ−ズにおいては、一対の帯状リ−ド導体3’,3’の先端部がプラスチックベ−スフィルム11’の表面に熱融着され、その導体先端部間に低融点可溶合金片4’が接続され、この低融点可溶合金片4’にフラックス5’が塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片がプラスチックカバ−フィルム12’で封止されている。
【0005】
図6の(ハ)に示す合金型温度ヒュ−ズにおいては、一対の帯状リ−ド導体3’,3’の先端部がプラスチックベ−スフィルム11’の裏面より表面に水密に現出され、かつリ−ド導体3’とプラスチックベ−スフィルム11’との間が熱融着され、現出導体31’,31’間に低融点可溶合金片4’が接続され、この低融点可溶合金片4’にフラックス5’が塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片がプラスチックカバ−フィルム12’で封止されている。
【0006】
更に、二次電池用温度ヒュ−ズに要求される他の条件は、リ−ド導体が二次電池の缶体に容易に溶接できるようにその缶体と同材質とすること、例えばニッケルとすることが挙げられる。
しかしながら、ニツケルははんだ接合が困難な金属であり、図6の(イ)に示す合金型温度ヒュ−ズにおいて、リ−ド導体3’をニッケル導体とするとリ−ド導体3’と導電ペ−スト焼付け電極2’とのはんだ接合が困難となる。また、図6の(ロ)や図6の(ハ)に示す合金型温度ヒュ−ズにおいては、ニッケルリ−ド導体の先端部での低融点可溶合金片端の溶着が困難となる。
【0007】
そこで、図6の(イ)に示す合金型温度ヒュ−ズに対しては、ニッケルリ−ド導体3’の先端部を錫めっきし、この錫めっき面と導電ペ−スト焼付け電極2’とを接合することが提案されている。また、図6の(ロ)や図6の(ハ)に示す合金型温度ヒュ−ズに対しては、ニッケルリ−ド導体の先端部表面に銅箔のクラッド、銅めっき等によって銅導体を設け、この銅導体に低融点可溶合金片端を溶着することが提案されている(特開平11−40026号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記リチウムイオン二次電池等においては、その高いエネルギ−密度のために定格電流を高く設定することが可能である。
しかしながら、本発明者等の図6の(イ)の合金型温度ヒュ−ズの検討結果によれば、電極表面に焼付け時に雰囲気ガスとの反応で生成された異質薄膜(厚み10nm程度)が存在するために導電ペ−スト焼付け電極と低融点可溶合金片との溶着界面が高抵抗となり、この高抵抗部位の平常時電流による発熱が原因で温度ヒュ−ズの動作誤差の惹起が避けられない。すなわち、この平常時電流による発熱に基づく低融点可溶合金片の温度上昇をΔTとすると、前記の上限温度(Tx)より低い温度(Tx−ΔT)で合金型温度ヒュ−ズが作動してしまい、合金型温度ヒュ−ズの作動精度の低下が避けられない
【0009】
また、リ−ド導体の先端部をプラスチックベ−スフィルムに加熱融着している図6の(ロ)や図6の(ハ)に示す合金型温度ヒュ−ズにおいても、リ−ド導体先端部の銅導体表面の酸化が加熱のために促進されたり、プラスチックベ−スフィルムから加熱により発生する気化物の附着が生じるため、それだけ銅導体表面と低融点可溶合金片との溶着界面の抵抗値が高くなる結果、前記導電ペ−スト焼付け電極の場合より軽度であっても、その高抵抗部位の平常時電流による発熱が原因しての動作誤差は無視し難い。
【0010】
従って、図6示す薄型・小型の合金型温度ヒュ−ズにおいて、リ−ド導体を二次電池の缶体と同材質にして溶接取付けの容易化を図り、そのリ−ド導体の先端部に易はんだ付け導体を設けてリ−ド導体と導電ペ−スト焼付け電極とのはんだ接合やリ−ド導体と低融点可溶合金片との溶着の容易化を図っただけでは、リチウムイオン二次電池の高エネルギ−密度に基づく高い定格電流のもとで、その二次電池の異常発熱の適確な未然防止を保証することは困難である。
【0011】
本発明の目的は、リチウムイオン二次電池のような高エネルギ−密度の二次電池の異常昇温の未然防止に好適に使用できる合金型温度ヒュ−ズを提供することにある。
より詳しくは、リ−ド導体を二次電池の缶体と同材質にして二次電池への溶接取付けを容易に行い得、定格電流を二次電池の高エネルギ−密度に応じて高く設定しても高精度で作動させ得る薄型・小型の合金型温度ヒュ−ズを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る一の合金型温度ヒュ−ズは、リ−ド導体が電池の缶体に溶接される合金型の温度ヒュ−ズであり、金属粒体を導電性成分とする導電ペ−ストの焼付けにより絶縁基板に対向電極が設けられ、各電極にリ−ド導体が接合され、両電極間に低融点可溶合金片が接続され、低融点可溶合金片にフラックスが塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片が封止され、電極表面が研磨されその研磨面に低融点可溶合金片端が溶着され、リ−ド導体がニッケル導体とされていることを特徴とする構成であり、フラックス塗布低融点可溶合金片の封止を絶縁基板を包囲するプラスチックフィルムにより行なうこと、電極の研磨表面における金属粒体の占める割合を80%以上とすること、ニッケルリ−ド導体を帯状としでそのビッカ−ス硬度を100〜280、厚みを50〜850μmとすること、定格電流値を0.1A〜15A、好ましくは1.5A〜15Aとするこが可能である。
【0013】
本発明に係る他の合金型温度ヒュ−ズは、リ−ド導体が電池の缶体に溶接される合金型の温度ヒュ−ズであり、一対の帯状リ−ド導体の先端部がプラスチックベ−スフィルムの裏面より表面に水密に現出され、かつリ−ド導体とプラスチックベ−スフィルムとの間が融着され、現出導体間に低融点可溶合金片が接続され、低融点可溶合金片にフラックスが塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片が封止さ、帯状リ−ド導体が先端部表面が銅または銀または金導体とされニッケル導体であり、その銅または銀または金導体表面が研磨され該研磨面に低融点可溶合金片端が溶着されていることを特徴とする構成であり、本発明に係る他の別の合金型温度ヒュ−ズは、一対の帯状リ−ド導体の先端部がプラスチックベ−スフィルムの表面に融着され、その先端部間に低融点可溶合金片が接続され、低融点可溶合金片にフラックスが塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片が封止されてなる温度ヒュ−ズであり、帯状リ−ド導体が先端部表面が銅または銀または金導体とされニッケル導体であり、その銅または銀導体表面が研磨され該研磨面に低融点可溶合金片端が溶着されていることを特徴とする構成であり、何れの構成においても、ニッケル帯状リ−ド導体のビッカ−ス硬度を100〜280、厚みを50〜850μmとすること、定格電流値を0.1A〜15A好ましくは1.5A〜15Aとするこが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1の(イ)は本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの一例を示す図面、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
図1において、1は耐熱性及び良熱伝導性の絶縁板、例えばセラミックス板である。2,2は絶縁板1上に設けた導電ペ−ストの焼付け電極、3,3は各電極2,2に接続したニッケル帯状リ−ド導体、4は電極2,2間に接続した低融点可溶合金片であり、各電極2の表面を研磨したうえで各電極2とリ−ド導体3との接続、電極2,2間への低融点可溶合金片4の接続を行っている。5は低融点可溶合金片4上に塗布したフラツクス、6はフラックス塗布低融点可溶合金片を封止した樹脂層である。この樹脂層6の表面に機械的強度の大なる補強板を固着して封止層全体の厚みを薄くすることもできる。
【0015】
図2の(イ)は本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの別例を示す図面、図2の(ロ)は図2の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
図2において、1は耐熱性及び良熱伝導性の絶縁板、例えばセラミックス板である。2,2は絶縁板1上に設けた導電ペ−ストの焼付け電極、3,3は各電極2,2に接続したニッケル帯状リ−ド導体、4は電極2,2間に接続した低融点可溶合金片であり、各電極2の表面を研磨したうえで各電極2とリ−ド導体3との接続、電極2,2間への低融点可溶合金片4の接続を行っている。5は低融点可溶合金片上に塗布したフラツクスである。61はフラックス塗布低融点可溶合金片を封止したプラスチックフィルムであり、絶縁基板1を挾み周辺部をヒ−トシ−ル等により封止してある。これらのプラスチックフィルムの使用に代え、熱収縮性のプラチチックチュ−ブを絶縁板に挿通し、これを熱収縮させることもできる。また、フラックス塗布低融点可溶合金片を樹脂塗布層で覆ったうえで、プラスチックフィルムまたは熱収縮性プラチチックチュ−ブによる最終的な封止を行うことも可能である。
【0016】
上記電極2への低融点可溶合金片4の端部の溶着には、接合箇所とこの箇所から隔たった電極部分とにピン電極を当接しパルス電流を流して溶接する抵抗溶接法、接合箇所を加熱ピンで加圧する熱圧着法、接合箇所にホ−ンチップを当接する超音波加熱法等を使用できる。
上記導電ペ−ストには導電性金属粉末(粒径は通常0.4〜6μm)とガラス粉末と金属酸化物粉末との混合物を溶媒(例えばエチルセルロ−ス)でペ−スト状にしたものが使用される。例えば、導電性金属粉末としてAg、Ag−Pd、Ag−Ptを用いたAg系ぺ−スト、Cu系ペ−スト、Au系ぺ−スト等を用いることができる。
上記電極は導電ペ−ストをセラミックス板に印刷・焼付けることにより設け、焼付けは通常空気雰囲気中で行うが、窒素等の不活性ガス雰囲気中で行うこともできる。
この電極の厚みは5μm〜100μmとされ、その焼付けにおいては、雰囲気ガスと印刷導電ペ−スト表面との反応やバインダ−の分解生成物の析出等により電極表面に厚み数10nmの高電気抵抗の異質薄膜が形成される。
【0017】
しかしながら、本発明に係る合金型温度ヒュ−ズにおいては、異質薄膜を研磨して(研磨代は1μm程度で充分である)電極に低融点可溶合金片の端部を溶着しているから、低融点可溶合金片と電極との溶着界面の抵抗値を充分に低くでき、また、溶着性の向上により界面溶着強度を高くでき、低融点可溶合金片の断面積を安定に維持できる。従って、溶着部を含めた低融点可溶合金片の抵抗値を充分に低くでき、定格電流値を大きく設定しても、低融点可溶合金片の自己発熱を防止して所定の温度で適確に作動させ得る。
また、樹脂層等による封止とフラックス塗布との二重の酸化防止機構により、電極の研磨表面の後発的酸化がよく防止されるから、溶融した低融点可溶合金の電極表面への濡れをよく保証でき、温度ヒュ−ズの作動時、溶融した低融点可溶合金が溶融フラックスとの共存下で電極によく濡れて迅速に分断され得る。
【0018】
上記電極表面の研磨は全面にわたり行うことが望ましいが、低融点可溶合金片の溶着箇所のみを研磨するようにしてもよい。
【0019】
本発明に係る合金型温度ヒュ−ズにおいて、電極とニッケル帯状リ−ド導体との接合は、抵抗溶接、レザ−溶接等により行うが、電極表面から前記の異質薄膜を除去してあるから、溶接部への異質物質の巻き込みを排除でき、電極とニッケル帯状リ−ド導体との接合も低抵抗値、優れた機械的強度で行うことができる。
上記電極の研磨表面における金属粒体が占める割合α(膜電極試料の面積をS、その面中金属粒体によって占められる面積をS’とすれば、α=S’/S×100%で与えられる)は、電極と低融点可溶合金片との接合部及び電極とニッケルリ−ド導体との接合部の機械的強度や電気導通性を高めるために80%以上、好ましくは90%以上とすることが望ましい。この割合αは電子顕微鏡による観測や蛍光X線分析法によって測定でき、例えばαが80%の膜電極試料を作成し、この膜電極試料の表面に白色Xを照射したときのその金属粒体の金属の固有X線強度をzとすれば、固有X線強度がz以上の膜電極であれば、膜電極表面における金属粒体が占める割合を80%以上と判定できる。
【0020】
上記ニッケル帯状リ−ド導体には、ビッカ−ス硬度100〜280好ましくは130〜220、厚み50〜300μm好ましくは80〜160μmのものを使用することが望ましい。而して、ビッカ−ス硬度100以上であるために、厚み50μmという薄い厚みのもとでもニッケル帯状リ−ド導体に充分な剛直性を付与でき、低融点可溶合金片の接合時や機器への溶接接合時にリ−ド導体を安定に保持してそれらの溶接を容易に行うことができ、またビッカ−ス硬度280以下であるために、300μmという比較的厚いリ−ド導体を溶接上折り曲げても、その折り曲げ部位でのクラック発生を排除して容易に溶接できる。かかるビッカ−ス硬度、厚みのリ−ド導体では、その端部の中央部に孔を開けたり一部切り欠いて機器への溶接接合することも可能である。
【0021】
本発明に係る合金型温度ヒュ−ズは二次電池、特にリチウムイオン二次電池の異常発熱の防止に好適に使用できる。
図3は、図2に示した合金型温度ヒュ−ズの使用状態の一例を示し、cは正極であるキャツプaに対して部位bで絶縁分離された負極のでニッケル缶体を示し、この缶体c上の絶縁膜iを局部的に剥離し、その露出缶体面に合金型温度ヒュ−ズの本体Aと一方のニッケルリ−ド導体31を接触させ、そのリ−ド導体31と缶体cとを抵抗溶接等で接合し、キャツプaの正極端子と合金型温度ヒュ−ズの他方のリ−ド導体32とを二端子として携帯機器の負荷に電気的に接続する構成であり、一方のリ−ド導体31と缶体bとの溶接がニッケル同士の溶接であるために容易であり、大なる定格電流で使用しても前記した通り低融点可溶合金片の融点で規制された正確な温度で作動させ得、温度ヒュ−ズの薄型・小型のために温度ヒュ−ズ装着電池の外形寸法もほぼ元のままに維持でき、リチウムイオン二次電池の異常発熱の防止に好適である。
この使用形態では、二次電池の内部短絡などにより異常電流が流れると、その異常電流による低融点可溶合金片のジュ−ル発熱・溶断で通電を遮断させること、すなわち電流温度ヒュ−ズとしても機能させることができる。
【0022】
上記定格電流は、0.1A〜15Aに設定され、この場合、低融点可溶合金片には抵抗値45mΩ以下、好ましくは15mΩ以下、特に好ましくは2mΩ以下のものが使用され、上記電極表面の研磨のために、低融点可溶合金片の断面寸法(丸線の場合は直径、リボンの場合は厚み)50μm〜800μmのもとでリ−ド導体と電極及び低融点可溶合金片を経る抵抗値を充分に低くでき(低融点可溶合金片の抵抗値45mΩ以下に対しては20mΩ以下、低融点可溶合金片の抵抗値15mΩ以下に対しては20mΩ以下、低融点可溶合金片の抵抗値2mΩ以下に対しては12mΩ以下)、低融点可溶合金片の自己発熱をよく防止して合金型温度ヒュ−ズを低融点可溶合金片の融点で規制された正確な温度で作動させ得る。また、低融点可溶合金片の断面寸法(丸線の場合は直径、リボンの場合は厚み)を350μm以下にして合金型温度ヒュ−ズの一層の薄厚化を図ることも可能となる。
【0023】
上記低融点可溶合金片には、固相線温度が80℃〜120℃、固相線温度が80℃〜120℃である合金、例えばIn30〜75重量%、Sn5〜50重量%、Cd0.5〜25重量%の合金、更にこの合金組成にAu、Ag、Cu、Al、Biのうちの1種または2種以上を合計0.1〜5重量%添加した合金、Bi48〜53重量%、Pb28〜33重量%、Sn13〜19重量%の合金、In0.5〜4重量%、Bi50〜54重量%、Pb30〜34重量%、Sn14〜18重量%の合金等を使用できる。
【0024】
上記低融点可溶合金片に塗布するフラックスは、研磨した電極表面を無酸化状態に保持して溶融した低融点可溶合金片の電極への濡れを促しつつ球状化分断を促進する作用を呈し、天然ロジン、変性ロジン(水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン等)及びこれらの精製ロジンにジエチルアミンの塩酸塩、ジエチルアミンの臭化水素酸塩等を添加したものを使用できる。
【0025】
上記絶縁板には、例えば、厚さ100μm〜1000μmのアルミナセラミックス板や窒化アルミニウム基板等のセラミックス板、ガラス板、ガラスエポキシ板、紙フェノ−ル板等を使用できる。また、未焼成のセラミックスシ−ト(グリ−ンシ−ト)に導電ペ−ストを電極パタ−ンに印刷し、セラミックスシ−トと導電ペ−スト電極パタ−ンとを加熱して一挙に焼成することもできる。
【0026】
上記の塗布タイプの封止用樹脂塗料には、粘度50,000〜600,000cpsの硬化性樹脂液を使用できる。例えば、ビスフェノ−ルAとエピクロロヒドリンとから得られるビスフェノ−ル系エポキシ樹脂、ノボラック形エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、多価アルコ−ル等にエピクロロヒドリンを反応させてエポキシ基を導入したエポキシ樹脂等に硬化剤(ジアミン、ポリアミン、ポリアミド、無水有機酸、ビニルフェノ−ル等)を混合し、アルミナ、炭酸カルシウム等のフィラ−を添加したものを使用できる。その外、不飽和ポリエステル、ジアリルフタレ−ト樹脂、シリコ−ン、ポリウレタンを硬化性樹脂とする硬化性樹脂液を使用することもできる。
【0027】
上記プラスチックフィルムには、厚み5μm〜260μm好ましくは160μm〜210μmの熱可塑性樹脂フィルムを使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリアミド、ポリイミド、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリフェニレンオキシド、ポリエチレンサルファイド、ポリサルホン等のエンジニアリングプラスチック、ホリアセタ−ル、ポリカ−ボネ−ト、ポリフェニレンスルフィド、ポリオキシベンゾイル、ポリエ−テルエ−テルレトン、ポリエ−テルイミド等のエンジニアリングプラスチックやポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレ−ト、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、エチレンポリテトラフルオロエチレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA、AS樹脂、ABS樹脂、アイオノマ−、AAS樹脂、ACS樹脂等)の中から選択される。
【0028】
上記実施例においては、リ−ド導体にニッケルを使用しているがリ−ド導体の溶接接合される金属面がステンレス、アルミまたは鉄の場合は、ステンレスリ−ド導体、アルミリ−ド導体または鉄リ−ド導体が使用される。これらのリ−ド導体の場合も、低融点可溶合金片の接合時や機器への溶接接合時にリ−ド導体を安定に保持してそれらの溶接を容易に行うことができるように、またリ−ド導体を溶接上折り曲げても、その折り曲げ部位でのクラック発生を排除して容易に溶接できるように厚みが設定され、例えばステンレスリ−ド導体の場合、50μm〜300μmに設定される。
【0029】
上記何れの実施例においても、絶縁板に抵抗体を取付け、温度以外の異常例えば二次電池過充電時の電圧上昇を検知して抵抗体を通電発熱させ、この通電発熱で低融点可溶合金片を溶断させること、すなわち異常昇温とこれ以外の異常との双方で温度ヒュ−ズを作動させることもできる。
【0030】
上記何れの実施例に係る合金型温度ヒュ−ズを製造するには、通常、導電ペ−ストの焼付け電極を研磨したのち、リ−ド導体の接合及び低融点可溶合金片の溶着を行うが、研磨前に導電ペ−ストの焼付け電極にリ−ド導体を接合し、而るのち、電極表面を研磨し、該研磨面に低融点可溶合金片を溶着することもできる。
【0031】
図4の(イ)は本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの他の別例を示す図面、図4の(ロ)は図4の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
図4において、11はプラスチックベ−スフィルムである。3,3はニッケル帯状リ−ド導体であり、先端部を銅箔(銅合金箔も含まれる)のクラッドまたは銅めっきにより銅導体とし、その先端部裏面をプラスチックベ−スフィルム11の上面に熱プレスで融着してある。
4は低融点可溶合金片であり、リ−ド導体先端部の銅導体表面を研磨しその研磨銅導体表面に低融点可溶合金片端を溶着してある。5は低融点可溶合金片に塗布したフラックス、12はプラスチックベ−スフィルム11の表面上に配したプラスチックカバ−フィルムであり、プラスチックカバ−フィルムの周辺のフィルム間及びプラスチックカバ−フィルムと帯状リ−ド導体との間を熱プレスや超音波融着或いは接着剤等で封止してある。
【0032】
図5の(イ)は、本発明に係る温度ヒュ−ズの上記とは別の例を示す図面、図5の(ロ)は図5の(イ)におけるロ−ロ断面図であり、ニッケル帯状リ−ド導体3,3の先端部を銅箔(銅合金箔も含まれる)のクラッドまたは銅めっきにより銅導体とし、その先端部を熱プレス等でプラスチックベ−スフィルム11にその裏面側から表面側に表出させて融着し、次いで、これらの帯状リ−ド導体先端部の表出部(銅面)31,31を研磨し、その研磨銅導体面に低融点可溶合金片4を溶着し、低融点可溶合金片4にフラックス5を塗布し、プラスチックカバ−フィルム12でフラックス塗布低融点可溶合金片を封止してある。
【0033】
上記何れの実施例においても、研磨範囲は低融点可溶合金片の被溶着箇所を完全に含む領域である。また、ニッケル帯状リ−ド導体3,3の先端部を銀めっきまたは金めっきにより銀導体または金導体とすることもできる。
【0034】
図4及び図5に示す実施例においては、ニッケルリ−ド導体の先端部表面をリ−ド導体の材質であるニッケルよりもはんだ付け性に優れた銅または銀または金導体にしてあるが、その先端部をプラスチックベ−スフィルム11に融着する際の加熱で銅または銀または金導体表面に形成される酸化膜や加熱によってプラスチックベ−スフィルムから発生する気化物の附着を残存させると、折角付与された良はんだつけ性が毀損されることになる。
【0035】
しかしながら、本発明に係る合金型温度ヒュ−ズにおいては、銅または銀または金導体表面を研磨したうえでその研磨面に低融点可溶合金片端を溶着しているから、低融点可溶合金片の溶着界面の抵抗値を充分に低くでき、また、溶着性の向上により界面溶着強度を高くでき、低融点可溶合金片の断面積を安定に維持できる。従って、溶着部を含めた低融点可溶合金片の抵抗値を充分に低くでき、定格電流値を大きく設定しても、低融点可溶合金片の自己発熱を防止して所定の温度で適確に作動させ得る。
また、封止とフラックス塗布との二重の酸化防止機構により、銅または銀または金導体の研磨表面の後発的酸化をよく防止できるから、溶融した低融点可溶合金の銅または銀導体表面への濡れをよく保証でき、温度ヒュ−ズの作動時、溶融した低融点可溶合金が溶融フラックスとの共存下で銅または銀または金導体表面によく濡れて迅速に分断され得る。
従って、図4や図5に示す実施例において、定格電流値を高く設定しても、低融点可溶合金片の自己発熱をよく抑えて低融点可溶合金片の融点で規制された温度で適確に作動させることができる。
【0036】
これらの実施例においても、低融点可溶合金片やフラックスには前記実施例と同じものを使用できる。
また、前記実施例と同様に、ニッケル帯状リ−ド導体のビッカ−ス硬度を100〜280、厚みを50〜850μmにすることが好ましい。
また、前記実施例と同様に、二次電池の缶体に一方のリ−ド導体を溶接して使用でき、リ−ド導体が溶接接合される金属面がステンレス、アルミまたは鉄の場合は、ステンレスリ−ド導体、アルミリ−ド導体または鉄リ−ド導体を使用できる。これらのリ−ド導体の場合も、低融点可溶合金片の接合時や機器への溶接接合時にリ−ド導体を安定に保持してそれらの溶接を容易に行うことができるように、またリ−ド導体を溶接上折り曲げても、その折り曲げ部位でのクラック発生を排除して容易に溶接できるように厚みが設定され、例えばステンレスリ−ド導体の場合、50μm〜300μmに設定される。
さらに、上記プラスチックベ−スフィルムやプラスチックカバ−フィルムには前記実施例において使用したプラスチックフィルムを使用することができる。
【0037】
【実施例】
〔実施例1〕
図1に示す構成の合金型温度ヒュ−ズであり、導電ペ−ストには銀ペ−ストで銀/バインダ−の重量比が100/20であり、銀粒体の平均粒子径がほぼ10μm、バインダ−用粒体の平均粒子径がほぼ5μmのものを使用した。
この導電ペ−ストをスクリ−ンメツシュとスキ−ジを用いて厚み500μm×巾5.0mm×長さ80mmのアルミナセラミックス板上に電極形状に印刷し、さらに温度120℃×15分で乾燥し、次いでピ−ク温度850℃×10分、60分サイクルで焼成し、その電極表面を砥石車で研磨し、各電極にニッケル帯状リ−ド導体を抵抗溶接により接合し、更に、電極間にに直径0.5mm、共晶点温度94℃の低融点可溶合金線を溶接した。低融点可溶合金線を溶接したのちの電極間の抵抗値を測定したところ2mΩであった。
更に、低融点可溶合金線にフラックスを塗布し、エポキシ樹脂で封止を行って本発明に係る合金型温度ヒュ−ズを得た。
この合金型温度ヒュ−ズにつき(試料数20箇)、2Aの電流を流しつつオイル浴に浸漬し、オイルを加熱速度1℃/分で昇温したところ、オイル温度93℃(20個の平均値)で溶断作動した。
【0038】
〔比較例1〕
電極表面の研磨を省略した以外、実施例1に同じとした。
実施例1と同様に2A通電下での溶断試験を行ったところ、オイル温度91.5℃(20個の平均値)で溶断作動した。この溶断作動温度は実施例1の場合に較べ1.5℃低く、低融点可溶合金線の自己発熱による作動誤差が認められた。
【0039】
〔実施例2〕
図5に示す構成であり、プラスチックベ−スフィルム及びプラスチックカバ−フィルムに厚み150μm、平面寸法5mm×11mmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、帯状リ−ド導体には厚み100μm、ビッカ−ス硬度190(ビッカ−ス硬度は島津製作所製合金型温度ヒュ−ズMV−2000で測定した)、巾3.5mm、長さ13mmのニッケル帯状体の先端部に銅箔をクラッドしたものを使用した。プラスチックベ−スフィルムに裏面より表面にリ−ド導体の先端部を加熱プレスに現出させ、その現出銅箔面を砥石車で研磨のうえ、直径0.3mm、共晶点温度94℃の低融点可溶合金線を溶接した。低融点可溶合金線を溶接したのちの現出銅箔面間の抵抗値を測定したところ10mΩであった。
更に、低融点可溶合金線にフラックスを塗布し、プラスチックカバ−フィルムの周辺をヒ−トシ−ルにより封止して本発明に係る合金型温度ヒュ−ズを得た。
この合金型温度ヒュ−ズにつき(試料数20箇)、3Aの電流を流しつつオイル浴に浸漬し、オイルを加熱速度0.5℃/分で昇温したところ、オイル温度93.4℃(20個の平均値)で溶断作動した。
【0040】
〔比較例2〕
現出銅箔面の研磨を省略した以外、実施例2に同じとした。
実施例2と同様に2 通電下での溶断試験を行ったところ、オイル温度91.1℃(20個の平均値)で溶断作動した。この溶断作動温度は実施例1の場合に較べ2.3℃低く、低融点可溶合金線の自己発熱による作動誤差が認められた。
【0041】
【発明の効果】
本発明に係る合金型温度ヒュ−ズは、二次電池、特にリチウムイオン二次電池の異常昇温防止用プロテクタ−として使用するにあたり、薄型・小型を施用し、リ−ド導体を電池缶体との溶接性に優れた材質とするにとどまらず、その二次電池の高いエネルギ−密度にみあう高い定格電流のもとでも上記二次電池の異常昇温防止を適確に行い得る構成としてあり、二次電池、特にリチウムイオン二次電池の異常昇温防止に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの一実施例を示す図面である。
【図2】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの上記とは異なる実施例を示す図面である。
【図3】 図2に示す合金型温度ヒュ−ズの使用状態の一例を示す図面である。
【図4】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの上記とは異なる実施例を示す図面である。
【図5】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの上記とは異なる実施例を示す図面である。
【図6】 異なる従来例を示す図面である。
【符号の説明】
1 絶縁板
11 プラスチックベ−スフィルム
2 導電ペ−スト焼付け電極
3 ニツケルリ−ド導体
4 低融点可溶合金片
5 フラックス
6 樹脂層
12 プラスチックカバ−フィルム

Claims (10)

  1. リ−ド導体が電池の缶体に溶接される合金型の温度ヒュ−ズであり、金属粒体を導電性成分とする導電ペ−ストの焼付けにより形成された対向電極を有し、各電極にリ−ド導体が接合され、両電極間に低融点可溶合金片が接続され、低融点可溶合金片にフラックスが塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片が封止されてなる温度ヒュ−ズであり、電極表面が研磨されその研磨面に低融点可溶合金片端が溶着され、リ−ド導体がニッケル導体とされていることを特徴とする合金型温度ヒュ−ズ。
  2. リ−ド導体が電池の缶体に溶接される合金型の温度ヒュ−ズであり、金属粒体を導電性成分とする導電ペ−ストの焼付けにより絶縁基板に対向電極が設けられ、各電極にリ−ド導体が接合され、両電極間に低融点可溶合金片が接続され、低融点可溶合金片にフラックスが塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片が封止され、電極表面が研磨されその研磨面に低融点可溶合金片端が溶着され、リ−ド導体がニッケル導体とされていることを特徴とする合金型温度ヒュ−ズ。
  3. フラックス塗布低融点可溶合金片の封止が、絶縁基板を包囲するプラスチックフィルムにより行われている請求項2記載の合金型温度ヒュ−ズ。
  4. 電極の研磨表面における金属粒体の占める割合が80%以上である請求項1〜3何れか記載の合金型温度ヒュ−ズ。
  5. ニッケルリ−ド導体が帯状であり、そのビッカ−ス硬度が100〜280、厚みが50〜850μmである請求項1〜4何れか記載の合金型温度ヒュ−ズ。
  6. 定格電流値が0.1A〜15Aである請求項1〜5何れか記載の合金型温度ヒュ−ズ。
  7. リ−ド導体が電池の缶体に溶接される合金型の温度ヒュ−ズであり、一対の帯状リ−ド導体の先端部がプラスチックベ−スフィルムの裏面より表面に水密に現出され、かつリ−ド導体とプラスチックベ−スフィルムとの間が融着され、現出導体間に低融点可溶合金片が接続され、低融点可溶合金片にフラックスが塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片が封止されてなる温度ヒュ−ズであり、帯状リ−ド導体が先端部表面が銅または銀または金導体とされたニッケル導体であり、その銅または銀または金導体表面が研磨され該研磨面に低融点可溶合金片端が溶着されていることを特徴とする合金型温度ヒュ−ズ。
  8. リ−ド導体が電池の缶体に溶接される合金型の温度ヒュ−ズであり、一対の帯状リ−ド導体の先端部がプラスチックベ−スフィルムの表面に融着され、その先端部間に低融点可溶合金片が接続され、低融点可溶合金片にフラックスが塗布され、フラックス塗布低融点可溶合金片が封止さ、帯状リ−ド導体が先端部表面が銅または銀または金導体とされたニッケル導体であり、その銅または銀または金導体表面が研磨され該研磨面に低融点可溶合金片端が溶着されていることを特徴とする合金型温度ヒュ−ズ。
  9. ニッケル帯状リ−ド導体のビッカ−ス硬度が100〜280、厚みが50〜850μmである請求項7または8記載の合金型温度ヒュ−ズ。
  10. 定格電流値が0.1A〜15Aである請求項7〜9何れか記載の合金型温度ヒュ−ズ。
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