JP4209427B2 - スタックモールド及びスプルーバーアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は射出成形機および射出成形システムに関する。より詳細には、本発明は、射出成形するためのスタックモールドまたはそれに類似するものに関し、また、それに使用されるスプルーバーアセンブリに関する。
スタックモールディング(成形)は、射出成形技術の分野において良く知られており、様々な利点を提供する。なかでも、スタックモールディングは、射出成形機の寸法あるいは、型締トン数をいちじるしく増大させなくても、少なくとも2倍の射出成形品を生産することを可能にする。どのような数のスタックでも射出成形機においては可能であるが、典型的には、スタックモールドは2段(レベル)または4段である。例えば、ゴム用モールド(金型)には10段のものを使用することがある。
2段スタックモールドは、一般的には、固定された第1プラテン、可動の中央プラテン、および、可動の第2プラテンを備え、2つの片面型板が背中合わせに取り付けられている。第1のモールド(単一キャビティまたは複数キャビティ)は、固定された第1プラテンに隣接する可動の中央プラテンの面に配置された一方のモールドキャビティプレート及びコアプレートの一方と、固定された第1プラテンに配置されたモールドキャビティプレート及びコアプレートの他方とによって画定される。第2のモールドは、可動の第2プラテンに隣接する可動の中央プラテンの他方の面に配置されたモールドキャビティプレート及びコアプレートの一方と、可動の第2プラテンに配置されたモールドキャビティプレート及びコアプレートの他方とによって画定される。モールドは、適切な係合によって可動の第2プラテンに作用し第2プラテンから中央プラテンへ移動する単一の機械押型アクチュエータ(machine force actuator)(一般的には油圧ラム)によって開閉される。4段スタックモールドにおいては、さらに2つの可動プラテンが提供され、そこにモールドキャビティプレートおよび/またはモールドコアプレートが配置されてさらなるモールドを画定する。
閉鎖されたモールドのキャビティに溶融樹脂を供給するために、従来のスタックモールドは、射出機から固定プラテンを通って中央プラテンに伸びるスプルーバーを用いており、このスプルーバーは、射出成形機の押出ノズルとモールドのホットランナ(湯道)ディストリビュータとの間の直通チャンネルとして動作し、スタックモールドの中央プラテンに取り付けられる。あるいは、バーチ(Bertschi)に与えられた米国特許第5,011,646号に記載されるように、スタックモールドの外側に配置された可動スプルーバーが樹脂を中心部へ給送してもよい。スプルーバーは、一般的には、そこを移動する樹脂の溶融状態を維持するための長手方向に沿うヒーターを含み、溶融樹脂がそこを通過するときの比較的に高い圧力に耐えなければならない。
スタックモールドにおける段数が2よりも多い射出成形の用途の場合、溶融樹脂の分割された流れを複数段の射出成形用モールドにおけるホットランナディストリビュータに送達するのに複数のスプルーバーを使用することができる。この場合には、樹脂流が分割された後、スプルーバーが、射出成形用モールドを備えたそれらの各モールド部分のホットランナディストリビュータに樹脂を搬送する。複数スプルーバーの用途の場合には、典型的には、本発明者の一人に与えられ本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,522,720号に記載されるように、単一のソースインジェクションユニットチャンネルが、単一のソースチャンネルを個々のスプルーバーに心合わせされた複数のチャンネルに分割する射出機ノズルとともに使用される。
このような場合には、通常、スプルーバーは、成形用樹脂が送達される各モールド部分に取り付けられる。複数段のスタックモールドにおける射出成形用モールド部分はモールドが開閉されるときに長手方向または垂直方向に動くので、スプルーバーはモールド部分とともに変位しなければならない。従って、スプルーバーは、それらの樹脂供給源、すなわち、射出機ノズルまたはチャンネル分割装置にしっかりとは結合されない。従って、スプルーバーの配置は、スプルーバーがそれらの樹脂供給源に戻り、各成形サイクルの開始時点で樹脂供給源との密閉状態を再形成するように設計されなければならない。
特に、固定プラテンから次第により遠くに配置された複数の段に樹脂が単一のソースインジェクション(射出)ユニットから流れ込まなければならない段数が2より多いスタックモールドには、いくつかの設計上の問題が一般的に存在する。例えば、4段のスタックモールドにおいては、スプルーバーは、第1および第2の段の間のモールド板にあるチャンネルを介してこれらの2つの段に樹脂を供給し、第2のスプルーバーが、第3および第4の段の間のモールド板にあるチャンネルを介してこれらの2つの段に樹脂を供給する。圧力損失を減少させ、かつ、スプルーバーの製造費を最小限にするためにはスプルーバーはできるかぎり短いほうが望ましい。段階的な構成のために、2つのスプルーバーは必然的に異なった長さとなり、射出ノズルに隣接するスプルーバーの入口とバーの出口との間で発生する圧力低下は短いスプルーバーよりも長いスプルーバーにおいてはるかに大きいというさらなる難点が発生する。
薄い(浅い)製品(部品)を成形する場合、すなわち、モールドを比較的にわずかな距離だけ開く場合には、スプルーバーの長さは、一般的に長いものではなく、スプルーバーの長さの差は比較的に小さい。その結果として、圧力低下はさほど重要なものではなく、一般には、約3〜5MPaである。しかしながら、厚い(丈の高い)製品を成形する場合、スプルーバーは必然的に長くなるので、約25MPa程度の比較的に大きな圧力低下が発生することがある。この大きな圧力低下は、射出成形機において補償されなければならず、さらに重要なことには、スプルーバー同士間での圧力低下の差は、射出ノズルから最も遠いモールドにおける不十分なモールドへの充填をもたらすことがある。
スプルーバーに関するもう1つの難点は、樹脂がスプルーバーを流れることができるようにスプルーバーが加熱されると、熱膨張効果のためにスプルーバーの長さが変化することである。従って、モールドが閉じられたときに、これらの熱変化のために、また、様々な段においてモールド板の閉じる位置が変化するために、固定プラテンおよび射出成形機のチャンネル分割ノズルに相対しての各スプルーバー端部の位置が変化する。これらの変化の組み合わせが、モールドが閉じられるたびに、また、スプルーバーがチャンネル分割ノズルに戻されるたびに、2つのスプルーバー端部の位置を予測するのをきわめて困難にする。その結果、ノズルとスプルーバーとの接合部からのある程度の樹脂漏れが必然的に発生する。さらに、樹脂は、モールドが開けられたときにノズルゲートまたはスプルーバーのオープンチャンネルから漏れやすい、すなわち、“垂れ落ち(drool)”やすい。この垂れ落ちは、モールドキャビティおよびコア部分のどのようなパーティングライン(分割ライン)においても許されるものではない。このような垂れ落ちは、よくても、完全にモールドが閉じるのを妨害し、また、はみ出し(flashing)を発生させ、最悪の場合には、経費のかかる修繕を必要とする永久的な損傷を与えることがある。
本発明者の一人に与えられ本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,522,270号は、2つのスプルーバーに関する心ずれを寛大に取り扱い、従来通りにスプルーとノズルとの間をきつく反復して密閉することのできるノズルを開示する。この設計は、射出中(モールドは閉じられているとき)のノズルとスプルーバーとの間の垂れ落ちの問題を克服するものであるが、モールドを開けたときのゲートからの垂れ落ちの問題も、また、2つのスプルーバーの長さに起因する本質的な圧力低下の問題も解決していない。
本発明者の一人に与えられ本発明の譲受人に譲渡された米国特許第4,207,051号は、外部からモールドに取り付けられた伸縮式チューブアセンブリを介して中央プラテンに溶融樹脂が供給されるスタックモールドを開示する。本質的に、2つのチューブは、溶融樹脂をモールドホットランナに送出するための延出可能な単一のスプルーバーを形成し、従って、射出ノズルからこのスプルーバーを取り外さなくてもよい。しかしながら、複数キャビティで複数段を有するスタック構成におけるノズルで発生するきわめて高い射出成形圧力(20,000psiを越える)に適合させるためにそのような伸縮式チューブシステムを組み立てて操作するのは難しいことがわかっている。
米国特許第5,458,843号は、モールド部材を貫通するように延出する供給コネクタを備えた単一のスプルーバーを用いた4段のスタックモールドを開示する。外に向かってテーパーが付けられたピストンがばねで付勢されてマニホルド流路に延出することによってそれの内部圧を減少させ、それによって供給コネクタからの逆流および樹脂の垂れ落ちを最小限にとどめる弁のない垂れ落ち防止機構によって垂れ落ちが減少する。しかしながら、供給コネクタの中央ディストリビュータ側における垂れ落ちの可能性に関しては考慮がなされていない。従って、モールドパーティングラインに漏れが発生する可能性が依然として存在する。
ギャラート(Gellert)に与えられた米国特許第4,212,626号は、スプルーバーを完全に不要にするものであり、その代わりに、お互いに当接する制御バルブユニットの組み合わせを使用し、加圧された溶融物を機械操作によるバルブゲートを介して射出機ノズルのある固定プラテンからホットランナマニホルドのある可動プラテンに給送する。この方法にはいくつかの問題が本質的に内在する。まず第1に、数100万回の射出サイクルにわたりきわめて高い精度でバルブゲートがモールド分割面において心合わせされたままでなければならないので、パーティングラインにおける垂れ落ちが時間が経過するとともに発生すると考えられる。第2に、溶融物チャンネル容量が、溶融物が通過しなければならないバルブゲートの大きさによって制限される。従って、この構成を使用すれば、大きな製品はうまく成形され得ない。第3に、成形シャットハイトはバルブゲート機構からなる構成に適合するには大きすぎるので、より遅いサイクル時間およびより大きな材料費をもたらす(プラテンがより厚いものとなり、その結果、より大きな重さを有する)。
ビールフェルド(Bielfeldt)に与えられた米国特許第4,611,983号は、供給孔を介して溶融樹脂が射出シリンダに給送される繊維強化熱硬化性樹脂のためのトランスファ成形システムを開示する。射出ピストンは伸縮式のスリーブに結合されているので、そのピストンが射出シリンダ内を上昇してモールドキャビティに樹脂を充填するとスリーブも同時に上昇して供給孔を密閉する。また、スリーブの内径は射出ピストンの谷径よりも大きいので、樹脂のどんな垂れ落ちでも環状クリアランスの外に流れ出る。しかしながら、この技術は様々な不利益を有し、少なくとも2つのホットランナシステムを備えた高い射出成形圧力による複数キャビティで複数段によるスタックモールド構成に使用される場合には動作しない。
ギャラート(Gellert)に与えられた米国特許第4,586,887号は、スタックモールドパーティングラインでお互いに接触する2つの向かい合ったホットチップブッシュを開示する。各ホットチップブッシュは第1の内部加熱部材および第2の外部加熱部材を有し、そのそれぞれはホットチップの長手方向に移動する。第1のノズルの内部加熱部材と第2のノズルの外部加熱部材とを加熱することによって温度差が生じ、それは、ゲートのテーパーと組み合わせた場合、モールド面が離れるたびにチップを動かないようにしてチップの垂れ落ちを減少させようとするものである。余分の溶融物は、モールドが開いたときにシステムに吸い上げようとするものである。しかしながら、この構成はチップの垂れ落ちをなくすにはとても満足できるものではなかった。
ギャラート(Gellert)に与えられた米国特許第4,891,001号は、上述した米国特許第4,586,887号に存在するいくつかの垂れ落ちの問題を克服することを指向するものである。この参照文献は、チップの長手方向に配置された2つの同軸ヒーターでチップを加熱するのではなく、局所的な加熱制御がモールド面のオリフィスから直接にチップに施されるような構成を示唆するものである。第1のチップはモールド面の近傍にある加熱部材を有し、第2のチップはモールド面から離れた加熱部材を有する。モールドが離れたときにチップの不均一な温度分布を生成する類似した部材でチップを動かないようにしようとするものである。しかしながら、この構成もまた容認することのできない垂れ落ちを発生させることがわかっている。
従って、上述したようなあるいはその他の不都合がないスタックモールド及びスプルーバーアセンブリを提供することが望まれている。
ゆえに、本発明の目的は、少なくとも1つの従来技術における不都合を除去しあるいは軽減する新規のスタックモールド及びスプルーバーアセンブリを提供することである。
本発明の第1の態様によれば、以下のスタックモールドが提供される。
固定モールドプラテンと、
前記固定モールドプラテンに隣接する第1の面と前記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、モールドホットランナを含み、前記固定モールドプラテンに関して可動である少なくとも1つの中央モールドプラテンと、
前記固定モールドプラテン及び前記少なくとも1つの中央モールドプラテンより遠くに位置し、前記固定モールドプラテン及び前記少なくとも1つの中央モールドプラテンに関して可動である被駆動モールドプラテンであって、前記被駆動モールドプラテンは、前記少なくとも1つの中央モールドプラテン及び前記被駆動モールドプラテンを動かして前記スタックモールドを閉じることによって前記固定モールドプラテンと前記少なくとも1つの中央モールドプラテンの前記第1の面との間に第1の完全なモールドキャビティが形成され前記中央モールドプラテンの前記第2の面と前記被駆動モールドプラテンとの間に第2の完全なモールドキャビティが形成されるように動作する型締ユニットに結合された、該被駆動モールドプラテンと、
前記少なくとも1つの中央プラテンに設けられた前記モールドホットランナから延出し、前記モールドホットランナに流体結合されたスプルーバーであって、前記スプルーバーは、前記モールドホットランナの反対側で射出ノズルに係合するブッシュを有し、かつ、前記スタックモールドを閉じたときに前記ブッシュを前記射出ノズルに係合させるのに十分な長さを有する、該スプルーバーと、
前記スプルーバーのためのスプルーバースリーブであって、前記スプルーバースリーブが射出機ノズル受け入れ領域から前記固定モールドプラテンに対して実質的に垂直に前記モールドホットランナに延出することによって前記スプルーバーの前記ブッシュが前記スプルーバースリーブ内を摺動し、前記中央プラテンが前記固定プラテンから遠い位置にあるときに前記ブッシュが前記スプルーバースリーブから出ないように前記スプルーバースリーブは十分な長さを有し、前記第1の完全なキャビティが閉じたときに前記ブッシュは前記スプルーバースリーブから延出して前記ノズルに係合する、該スプルーバースリーブと、
を備えたスタックモールド。
本発明のもう1つの態様によれば、以下のスプルーバーアセンブリが提供される。固定プラテン、少なくとも1つのモールドホットランナを有する少なくとも1つの可動中央プラテン、及び、被駆動プラテンを備えたスタックモールドのためのスプルーバーアセンブリであって、
前記可動中央プラテンの1つにおいて前記少なくとも1つのモールドホットランナに密閉係合する第1の端部と、射出成形機ノズルに係合するためのブッシュを含む第2の端部とを有するスプルーバーと、
前記スプルーバーの前記第2の端部を摺動可能に収容しそこからの漏れを取り込むためのスプルーバースリーブであって、前記スプルーバーの前記第2の端部が前記スプルーバースリーブ内を摺動すると、前記スプルーバーが前記スプルーバースリーブの内側に係合して取り込まれた漏れをそこから掃き出す、該スプルーバースリーブと、
を備えたスプルーバーアセンブリ。
本発明のさらなる態様によれば、以下のスタックモールドが提供される。
スタックモールドであって、
固定モールドプラテンと、
前記固定モールドプラテンに隣接する第1の面と前記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、モールドホットランナを含み、前記固定モールドプラテンに関して可動である少なくとも1つの中央モールドプラテンと、
前記固定モールドプラテン及び前記少なくとも1つの中央モールドプラテンより遠くに位置し、前記固定モールドプラテン及び前記少なくとも1つの中央モールドプラテンに関して可動である被駆動モールドプラテンであって、前記被駆動モールドプラテンは、前記少なくとも1つの中央モールドプラテン及び前記被駆動モールドプラテンを動かして前記スタックモールドを閉じることによって前記固定モールドプラテンと前記少なくとも1つの中央モールドプラテンの前記第1の面との間に第1の完全なモールドキャビティが形成され前記中央モールドプラテンの前記第2の面と前記被駆動モールドプラテンとの間に第2の完全なモールドキャビティが形成されるように動作する型締ユニットに結合された、該被駆動モールドプラテンと、
前記少なくとも1つの中央プラテンに設けられた前記モールドホットランナから延出し、前記モールドホットランナに流体結合されたスプルーバーであって、前記スプルーバーは、前記モールドホットランナの反対側で射出ノズルに係合するブッシュを有し、かつ、前記スタックモールドを閉じたときに前記ブッシュを前記射出ノズルに係合させるのに十分な長さを有する、該スプルーバーと、
溶融物が前記射出ノズルから前記ホットランナに流れるのを許容し、かつ、前記ブッシュが前記射出ノズルとの係合が解除されたときに溶融物が前記ブッシュから流れるのを抑制するために、前記ブッシュ内に取り付けられた垂れ落ちレストリクタと、
を備えたスタックモールド。
本発明のまたさらなる態様によれば、以下のスプルーバーアセンブリが提供される。
固定プラテン、少なくとも1つのモールドホットランナを有する少なくとも1つの可動中央プラテン、及び、被駆動プラテンを備えたスタックモールドのためのスプルーバーアセンブリであって、
前記可動中央プラテンの1つにおいて前記少なくとも1つのモールドホットランナに密閉係合する第1の端部と、射出成形機ノズルに係合するためのブッシュを含む第2の端部とを有するスプルーバーと、
溶融物が前記射出ノズルから前記ホットランナに流れるのを許容し、かつ、前記ブッシュが前記射出ノズルとの係合が解除されたときに前記ブッシュからの垂れ落ちを抑制するために前記ブッシュ内に取り付けられた垂れ落ちレストリクタと、
を備えたスプルーバーアセンブリ。
ここで、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面を参照して単なる例として説明する。
以下で本発明を詳細に説明するが、まず、従来技術を明らかにするために、従来技術によるスタックモールドを図1及び図2を参照して説明する。図1において、従来技術によるスタックモールドが符号20によって概略的に示され、このスタックモールドは、固定プラテン24と、3つの可動中央プラテン28a、28b、及び、28cと、破線で示される油圧ラム36のようなモールド締ユニットによって動かされる被駆動の可動プラテン32とを備える。
固定プラテン24はコアプレート40を含み、このコアプレート40は、モールド20が閉じたとき、中央プラテン28aの一方の側のキャビティプレート44は、このキャビティプレート44とコアプレート40との間に1つの完全なモールドを画定する。また、中央プラテン28aはキャビティプレート44の反対側にキャビティプレート48を含み、このキャビティプレート48は、モールド20が閉じたとき、中央プラテン28bの一方の側のコアプレート52との組み合わせでもう1つの完全なモールドを画定する。中央プラテン28bはコアプレート52の反対側にコアプレート56を含み、このコアプレート56は、モールド20が閉じたとき、中央プラテン28cの一方の側のキャビティプレート60との組み合わせでさらにもう1つの完全なモールドを画定する。最後に、この例では、中央プラテン28cの反対側のキャビティプレート64と被駆動プラテン32のコアプレート68とによって完全なモールドが画定される。当業者には明らかなように、画定された各モールドは、所望されるどんな数のキャビティでも備えることができる。
図示されるように、中央プラテン28a及び28cは、溶融樹脂を完成したモールドに分配するためにモールドのキャビティプレートの間に形成されたホットランナ(湯道)72a及び72cを含み、溶融樹脂が、スプルーバー76を介してホットランナ72aに供給され、スプルーバー80を介してホットランナ72cに供給される。図示されるように、スプルーバー76及び80のそれぞれは、射出機ノズル88に係合するためのブッシュ84を含む。アダプター85はノズル88をノズルチップ87に接続し、また、チャンネル89を含み、それによって、樹脂がノズル88からノズルチップ87に流れ込む。チャンネル89は、スプルーバー76及び80と流体的に連絡する2つの分岐チャンネル90a及び90bと連結するので、ノズル88からの溶融樹脂の流れは、アダプター85を通ってノズルチップ87に至り、そこで2つの分離した流れに分割され、それがスプルーバー76及び80のそれぞれに流入する。スプルーバー76及び80は、ノズルチップ87から固定プラテン24の開口92及び各中間中央プラテン28の開口を介してそれぞれのホットランナに延出する。
より詳細には、スプルーバー80は、開口92、中央プラテン28aに設けられた開口96、中央プラテン28bに設けられた開口100を介して延出して中央プラテン28cのホットランナ72cに接続され、スプルーバー76は、開口92を介して延出してホットランナ72aに接続される。各スプルーバーはかなりの長さがあるために、ガイド101及び102が固定プラテン204及び中央プラテン28bの近くに設けられ、それぞれ、スプルーバー76及び80を支持し、それの望ましくない撓みを抑制する。
図2は開いた位置にあるモールド20を示す。図からわかるように、スプルーバー80の長さは、モールドが最大限に開いたときにブッシュ84がモールド20に入り込まないことを確実にするように選択されている。スプルーバー76及び80の各々のブッシュ84は射出ノズル88に係合しなければならないので、スプルーバー76の長さは、モールド20が閉じたときにそれがスプルーバー80と同じ程度に延出するように選択される。従って、スプルーバー76は、開いたときにそれのブッシュ84がモールド20に入り込まないことを確実にするのに必要とされる長さよりもいくぶん長く、かつまた、射出ノズル88は、さもなければ要求されるであろう位置よりもモールド20から遠くに配置されなければならない。
図3及び図4は、本発明の実施の形態によるスタックモールド200を示す。図示されるように、モールド200は、上述のモールド20にきわめて類似しており、固定プラテン204と、3つの可動中央プラテン208a、208b、208cと、被駆動プラテン212とを含む。中央プラテン208a及び208cは、ホットランナ216a及び216cを含み、これらのホットランナは、モールドのキャビティプレート間に形成され、そして、スプルーバーアセンブリ220及び224によってそれぞれ溶融樹脂を供給される。固定プラテン204はコアプレート228を含み、中央プラテン208aは両側にキャビティプレート232及びキャビティプレート236を含み、中央プラテン208bは両側にコアプレート240及びコアプレート244を含み、中央プラテン208cは両側にキャビティプレート248及びキャビティプレート252を含み、最後に、被駆動プラテン212はコアプレート256を含む。当業者には明らかなように、キャビティプレート232及び236のキャビティはホットランナ216aと流体的に連絡し、キャビティプレート248及び252のキャビティはホットランナ216cと流体的に連絡する。
スプルーバーアセンブリ220は、スプルーバー260及びスプルーバースリーブ264を備える。同様に、スプルーバーアセンブリ224は、スプルーバー268及びスプルーバースリーブ272を備える。スプルーバー260及び268は、大きな圧力を密閉できることにおいて、また、溶融樹脂を溶融状態に維持するためのヒーター部材を含むことにおいて公知のスプルーバーにきわめて類似している。また、各スプルーバー260及び268は、その一方の端部において、それぞれシーリングブッシュ276及び280を含み、それらはスプルーバーに使用される従来のブッシュであってもよい。さらに、各スプルーバー260及び268はスクレーパ284及び288をさらに含んでもよく、それらは、二酸化チタンまたはニトロ合金でコーティングされた炭素鋼、あるいは、50ロックウェルC(Rockwell C)かまたはそれ以上の硬度を有する他の適切な材料などの適切な材料から形成され、これに関しては以下で詳細に説明される。
各ブッシュ276及び280及びそれらの各スプルーバー260及び268は、それらの各スプルーバースリーブ264及び272内にあるので、ブッシュ276及び280は、モールド200の閉鎖または動作に支障をきたすブッシュからの垂れ落ちが発生することなく固定プラテン204の開口292を介してモールド200に入り込むことができる。ブッシュ276及び280から漏れたいかなる垂れ落ちをも各スプルーバースリーブ264及び272に取り込むことができ、モールド200が閉じるまでその中に留まる。
図4に示されるように、モールド200が閉じれば、ブッシュ276及び280、及び、もしあればそれらに関連付けられたスクレーパ284及び288が、スプルーバースリーブ264及び272の全体にわたって引きずられ、それらの前方のスリーブに取り込まれたいかなる垂れ落ちをも押し出す。スプルーバースリーブ264及び272は固定プラテン204の開口292において終端するので、スプルーバースリーブ264及び272のいずれかに取り込まれたいかなる垂れ落ち300も各スリーブから開口292に掃き出され、傾斜面304から図示しない適切な採集容器に流れ落ちる。ブッシュ276及び280は、スリーブ264及び272から十分に突き出て射出ノズル308に係合し、通常の射出サイクルを実行することができる。
モールド200が閉じているときにスプルーバースリーブ264及び272の内端(固定プラテンから遠い端部)を中央プラテン208を貫通する開口と確実に心合わせするために、開口の周りに1つかまたはそれ以上のガイドベアリングが設けられてさらなる支持力及び心合わせの力をスプルーバースリーブに提供してもよい。例えば、モールド200において、ガイドベアリング312が中央プラテン208aに設けられてスプルーバースリーブ272の内端を支持してもよい。これらのガイドベアリングは、比較的に長いスプルーバーを支持するために一般に使用されるガイドベアリングに類似するものであってもよい。図3において、スプルーバー268は、それの長い長さのために中央プラテン208bにおいて通常のスプルーバーガイド314で支持されるが、この例では、スプルーバー260は、それの比較的に短い長さのためにスプルーバーガイドによっては支持されない。
当業者には明らかなように、スプルーバー260及び268に要求される長さは、スプルーバースリーブ264及び272がない従来のスタックモールドに要求される長さよりもかなり短い。上述したように、スプルーバーの要求される長さにおけるこの減少は、スタックモールドの価格を減少させ(なぜなら、スプルーバーの長手方向に沿ってヒーター部材を含み、また、高い圧力を密閉しなければならないのでスプルーバーはスリーブの価格に比べて高価である)、かつ、射出ノズル308をモールド200のより近くに配置することを可能にする。
本発明によるモールドのスプルーバー260及び268の最小限の長さは、モールド200が閉じているときに、各ホットランナ216a及び216cと射出ノズル308との間の流体結合を実現するのに必要とされる長さである。スプルーバースリーブ264及び272の最小限の長さは、スプルーバーのシーリングブッシュ及びスクレーパ(もしあれば)がモールドが開いた位置にあるときにスリーブから抜けないような程度にまで固定プラテン204からモールド200に延出する長さである。
また、明らかなように、一方のスプルーバー268に要求される長さにおける減少は他方のスプルーバー260における減少よりも大きく、また、スプルーバースリーブ264は省いてもよく、その場合には、比較的に小さい増加がスプルーバー260の長さに要求されるだけである。従って、あまり好ましくない環境では、本発明によるスタックモールドは、対応するスプルーバースリーブを持たない1つかまたはそれ以上の比較的に短いスプルーバーによって組み立てられてもよいが、モールド内でより長いスプルーバーが上述したように装備される。
スプルーバー260及び268はどのような断面形状でもよいが、本実施の形態では、それらは円形断面を有し、それらのスリーブが対応する円形断面を有するのが好ましい。このような場合には、スクレーパ284及び288は、スプルーバーを取り巻くリングとして形成されてもよく、スプルーバースリーブ264及び272の内径にきわめて近似する外径を有する。さらに、この場合には、スクレーパ284及び288は、スプルーバーがそれの各スリーブの中または外へ引きずられるときに、各スプルーバーに対する支持体及び/またはベアリングの面として機能することができる。スクレーパが設けられてない場合には、ブッシュ276及び280は、スプルーバースリーブ264及び272の内径にきわめて近似するように寸法がとられるべきである。
別の断面形状が使用されてもよいこと、及び、スプルーバー及びスプルーバースリーブは同一断面形状を持たなくてもよいことは当業者には明らかなことである。例えば、スプルーバーがそれの圧力処理能力を改善するために円形断面を有するとともに、対応するスプルーバースリーブがスリーブを強化するためにほぼ四角の断面を有することは望ましいことであろう。この場合には、スプルーバー及びスプルーバースリーブのための適切な寸法を備えた部材を選択し、要求される様々な外側及び内側の形状を備えたスクレーパを設けることが必要なだけである。
本実施の形態において、スクレーパ284及び288が、ニトロ合金でコーティングされた炭素鋼から製造されることは好ましいことである。なぜなら、この材料は、溶融樹脂の高い温度に良好に対処でき、比較的に硬くて長持ちし、合理的な断熱性を提供してスプルーバーとスプルーバースリーブとの間の熱伝達を抑制するからである。しかしながら、もし所望されるならば、別の材料が使用されてもよいことが当業者にはわかるであろう。
さらに、スプルーバースリーブが、ニトロ合金または二酸化チタンでコーティングされた炭素鋼、あるいは、モールド内の温度に耐えることができスプルーバーからモールドの台架への熱損失を妨げる断熱材として動作することのできる他の材料から製造されることは本実施の形態において好ましいことである。
図5は、本発明のもう1つの実施形態を示し、ここでは、モールド400の一部分が示される。モールド400は、本質的には、上述のモールド200と同じものであり、同じ構成要素は同じ符号で示されている。良く知られているように、スタックモールドでは、完成品が開いたモールドから離れて落下しないでスプルーバーに接触することがあるので、モールドから完成品を突き出すことが難しい場合がある。従って、ある場合には、モールドから完成品を妨害されることなく確実に取り出すための手段を有することは望ましいことである。図5において、モールド400には、1つかまたはそれ以上の完成品放出装置404が設けられている。完成品放出装置404は、図示しない駆動手段に一端が回転可能に取り付けられたアーム408を備え、アーム408は他端に真空グリッパー416を含む。使用する際には、モールド400が開くと、アーム408は鎖線で示される位置まで回転して真空グリッパー416を完成品420に接触させる。そして、真空状態にされ、アーム408が実線で示される位置まで回転させられ、コアプレート228から完成品420を引き抜き、モールド400の内部から遠ざかる。そして、真空グリッパー416から真空状態を解除してモールド400に接触しないで完成品420を落下させ、そして、モールドがさらなる射出サイクルのために閉じられる。
本発明とともに使用するのに適した完成品放出システムは、ティ シモネ(Di Simone)に与えられ本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,518,387号に開示される。この特許の内容はここに援用される。
上述の完成品放出装置404の特定の構成はもちろん好ましいものであるが、当業者には、完成品放出装置の別の構成が本発明によるスタックモールドとともに使用されてもよいことは明らかなことである。
当業者には明らかなように、本発明は、各スプルーバーが射出機から供給される1種類の溶融樹脂の一部分を運搬するような複数段のスタックモールドに限定されるものではない。ある場合には、異なったキャビティに樹脂を供給するスプルーバーに異なった樹脂を供給するために、2つかまたはそれ以上の分離した射出機ノズルを使用することもできる。例えば、4段の実施形態においては、固定プラテンから最も遠い2つのモールドで成形される製品は、それらの各スプルーバーを介して異なった溶融樹脂を供給されていれば、固定プラテンに最も近い2つのモールドで製造される製品とは異なった樹脂成分または色で成形されることも可能である。
また、当業者には明らかなように、本発明は、ブラウン(Brown)及びシャド(Schad)に与えられた米国特許第4,867,938号、及び、それの継続出願第4,981,638号、第5,052,915号、第5,055,250号、第5,073,328号、第5,112,558号、及び、第5,185,119号、及び、フォン バーレン(von Buren)及びポーロビック(Paulovic)に与えられた米国特許第5,040,969号及びその再発行特許第Re35,256号に記載される射出成形機のようなタンデム状に配置された少なくとも2つの成形ステーションを有する射出成形機とともに使用されてもよい。ここで挙げたすべての特許は本発明の譲受人に譲渡されたものであり、これらの特許の内容はここに援用される。タンデム射出成形機は厳格に言えばスタックモールドではないが、ここで使用される場合には、“スタックモールド”という用語は、複数段のスタックモールド及びタンデムモールドの両方の意味を含むものである。
図6(a)〜図7(b)は、上述の特許のいくつかに記載されたものに類似する全体が符号500で指示される従来技術によるタンデム射出成形機を示す。これらのタンデム射出機は、少なくとも1つの中央プラテン504を含んで中央プラテン504のキャビティプレートと被駆動プラテン516及び固定プラテン520各コアプレートとの間に画定された少なくとも2つのモールド508及び512を操作する点においてスタックモールドに類似する。これらのモールドは、上述のスタックモールドの場合のように同時にではなく、図6(a)〜図7(b)に示される4段階のサイクルで順次に操作される。
図6(a)に示される段階において、射出操作がモールド512に実行され、モールド508において以前に成形された製品が冷却される。図6(b)に示される段階において、モールド508が開かれてそこの成形された製品が突き出され、モールド512において成形された製品が冷却される。図7(a)に示される段階において、モールド508が閉じられてそこで射出操作が実行され、モールド512の製品が冷却される。図7(b)に示される段階において、中央プラテン504及び被駆動プラテン516を固定プラテン520から遠ざかるように動かすことによってモールド512が開かれてそこの成形された製品が突き出され、モールド508は閉じたままでありそこの製品を冷却する。そして、図6(a)に示される段階から処理が反復される。当業者には明らかなように、各段階の期間は同じでなくてもよく、従って、より大きな成形品はより小さい製品よりも長い時間だけ冷却することができる。図示される例においては、モールド508での成形品は、モールド512での成形品よりも長い時間だけ冷却され、従って、図6(a)及び図7(b)に示される段階は他の2つの段階よりも長い期間を有する。
同時に操作するやり方ではなく順次に操作することに加えて、タンデム射出機においては、射出ノズル524が射出成形機の上面または側面を移動させられて同時にすべてのモールドではなく一度に1つのホットランナ528または532すなわちモールド508またはモールド512のみにそれぞれ直接に樹脂を供給する。この構成においては、ホットランナ528及び532は、上述のスタックモールドにおける場合のようにモールドキャビティプレートにおいて組み合わせられたものではなく、むしろ、中央プラテン504に配置されたものである。射出ノズル524は、ホットランナ528及び532の一方にロックされ、ノズル524に配置された弁536及び各ホットランナ528及び532にそれぞれ配置された弁540及び544を含む一連の遮断弁が、モールド508及びモールド512の一方に樹脂が流れるとともにモールド508及びモールド512の他方は冷却しているように操作される。押出機548、ノズル524、及び、弁536は、1つのアセンブリとして、ホットランナに樹脂を供給するために成形(モールド)ステーション同士間でモールド注入口に動かされる。
容易にわかるように、この設計に本質的に要求されるものは、ノズル524をモールド注入口に締結するための二次締結手段552であり、その締結力は、モールド508及び512を開閉するのに必要とされる一次締結手段の縦軸にほぼ垂直な軸に沿ったものである。さらにこの設計に本質的に要求されるものは、二次締結手段552、ノズル524、及び、押出機548からなるアセンブリを成形ステーション間で動かすためのさらなる手段である。
図8及び図9に示されるように、本発明は、二次締結手段及び供給手段の両方の必要性をなくしてしまうことができる。図9から良くわかるように、2つのスプルーバーアセンブリ600及び604が使用される。各スプルーバーアセンブリ600及び604のスプルーバー608及び612は、中央プラテン624においてそれぞれのホットランナ616及び620にそれぞれ永久的に結合され、押出機628、ノズル632、及びアダプター636が、図示されるように固定位置に配置される。アダプター636は、上述したように樹脂流を2つの流れに分割するが、さらに、各スプルーバー608及び612への樹脂の供給を調整するための弁640及び644を含む。
図示されるように、スプルーバーアセンブリ600はスプルーバースリーブ648を含み、スプルーバーアセンブリ604はスプルーバースリーブ652を含む。スリーブ648及び652の各々は十分に長いので、各スプルーバー608及び612の端部は、ホットランナ620から供給されるモールドがそこから成形品を突き出すために開いている位置にタンデムモールドがあるときにはスリーブから突き出ることはない。当業者には明らかなように、スプルーバースリーブ648及び652のそれぞれは、モールドが開いているときに各スプルーバー608及び612の端部が確実にそれを突き出ないほど十分に長くなければならないが、スプルーバースリーブ648は、図8及び図9に示されるように、スプルーバースリーブ652より長くてもよく、ここでは、スプルーバースリーブ648は、スプルーバー608のための断熱材として機能する。
図8及び図9は、90°の屈曲部を介して中央プラテン624に結合するスプルーバー608及び612を示しているが、当業者には、このような結合は湾曲したエルボの形態であってもよく、あるいは、当業者が容易に考えだすことのできるコネクタブロックまたはその他の適切な手段によって実現されてもよく、それらは様々な樹脂及び/または圧力などに適合することが必要であることを理解できるであろう。
明らかなように、図8及び図9に示される実施の形態によれば、二次締結手段及びインジェクター及び押出機を移動する手段のいずれもが必要でなくなる。図3〜5に関連する上述の実施の形態の場合と同様に、スプルーバー608及び612の各々は、ブッシュ660を含んでノズル636に密閉係合する。さらに、スプルーバー608及び612の各々は、上述したように、スプルーバーアセンブリ600及び604からそれらのスリーブ648及び652に取り込まれた垂れ落ちを掃き出すためのスクレーパ(図示しない)を含んでもよい。しかしながら、上述の実施の形態とは異なり、各スプルーバースリーブ648及び652は、図9から良くわかるように、その下部表面にノズル636に隣接して開口664を含み、スプルーバーがノズル636に係合したときに垂れ落ちがスリーブ内部から出て垂れ落ちトレイ668または当業者が考えだすことができるような他の適切な手段に採集されることを可能にする。
図8及び図9に示される射出成形機の動作は、上述したように、中央プラテン624が固定プラテン656から遠ざかるときに2つのスプルーバー608及び612がノズル636から離れスリーブ648及び652がスプルーバー端部から生じるどのような垂れ落ちでも受け止めることを除けばタンデム射出成形機の一般的な動作に類似する。中央プラテン624がモールドを閉じるために固定プラテン656に接近するとき、スプルーバー608及び612のブッシュ及び/またはスクレーパリングが、取り込まれた垂れ落ちをスプルーバースリーブ648及び652の底に設けられた開口664を介して掃き出し、それに続いてブッシュ660がノズル636に係合する。固定プラテン656に隣接したモールドに射出(注入)されるとき、射出動作のために弁640が開かれ、その後、閉じられる。被駆動プラテン662に隣接したモールドに射出されるときには、射出動作のために弁644が開かれ、その後、閉じられる。
明らかなように、スプルーバーアセンブリ600及び604とそれらに関連するスプルーバースリーブ648及び652の長さは、成形されるべき製品の高さ、固定プラテン656に隣接したモールドが閉じているときの中央プラテン624の位置に比較してのノズル636の位置、及び、被駆動プラテン662に隣接したモールドで成形されるべき製品の高さに依存する。
スプルーバーアセンブリ600及び604のスプルーバーの径は必ずしも同じものでなくてもよいことが考えられる。例えば、ホットランナ616から供給されるモールドで成形される製品の方がより大きい場合(多くの場合そうである)、スプルーバーアセンブリ600のスプルーバー608は、スプルーバー612よりも大きな径を有してもよく、より多くの樹脂を容易にモールドに供給することができる。このような場合には、スリーブ648もまたそれに対応してより大きな径を有する。上述したように、異なった樹脂あるいは所望されるならば樹脂調合物を各モールドに射出することは当業者には明らかなことである。この場合には、スプルーバーアセンブリ600及び604のそれぞれは、異なる樹脂供給装置及び/またはノズルに係合する。
さらに、タンデム射出成形機とともに単一スプルーバーアセンブリを使用することも考えられ、アセンブリのスプルーバーは、中央プラテンに設けられた1対のバルブに樹脂を供給して樹脂の流れを適切なホットランナに導く。
図11は、本発明のもう1つの実施の形態によるスタックモールドまたはタンデムモールドに使用されるスプルーバーアセンブリ700の側面図である。スプルーバーアセンブリ700は、上述の実施の形態に類似する方法によってスプルーバースリーブ708内に摺動可能に取り付けられたスプルーバー704を備える。図面で破線によって示される溝706が、スプルーバー704の外径に設けられて図示しないヒーター巻線を収容する。
図示されるように、スプルーバーアセンブリ700は、射出ノズル712に近接したものである。射出ノズル712は、面716によって画定され、ノズルゲート724で終端する溶融物チャネル720を備える。ブッシュ728が、スプルーバー704の端部に取り付けられ、面716に相補的な面732を含む。図面において、噛み合う2つの面732及び716は、それぞれ、凸面及び凹面であるが、当業者には明らかなように、これらの面はそれぞれが凹面及び凸面であってもよく、それぞれが平面であってもよく、あるいは、その他のどのような相互に係合する構成であってもよい。
ブッシュ728は、スプルーバー704の溶融物チャネル740から、寸法及び形状がノズルゲート724に相補的なスプルーバーゲート744まで延出する溶融物孔(melt bore)736を含む。垂れ落ち抵抗体すなわち垂れ落ちレストリクタ(drool restrictor)748が孔736に配置されので、ノズルゲート724からスプルーバーゲート744に入る溶融物は孔736に設けられた垂れ落ちレストリクタ748の頂点752の周囲から溶融物チャネルすなわちチャネル756を通って溶融物チャネル740に流れる。図示されるように、溶融物がゲート724から溶融物チャネル740まで流れる断面積は、ゲート744の入口におけるものより垂れ落ちレストリクタ748の出口において大きい。



本発明のこの好ましい実施の形態においては、垂れ落ちレストリクタ748は、部品番号第1188527号として本発明の譲受人によって販売されるノズルであるが、当業者には、別の適切なノズルあるいはノズル状のトーピド(torpedo)も選択されてよいことがわかるであろう。ブッシュ728の内部に垂れ落ちレストリクタ748を含むことによって、ブッシュ728が射出ノズル712から離されるときのスプルーバーゲート744からの垂れ落ちは減少することが知られている。この垂れ落ちの減少は、溶融物チャネル740からゲート744への溶融物の流れに対する垂れ落ちレストリクタ748によって生成される増加抵抗によるものであると現在考えられている。
ブッシュ728は、さらに、ブッシュ728の外径がスリーブ708の内径よりも小さいことを特徴とし、この実施の形態においては、スクレーパアセンブリ760がブッシュ728の外表面に取り付けられてスリーブ708の内面に係合する。図示される実施の形態においては、スクレーパアセンブリ760は、ニトロ合金でコーティングされた炭素鋼のような適切などのような材料でもよい1つかまたはそれ以上のスクレーパ部材768を保持するスクレーパキャリア764とキャップリング770とを備える。スクレーパアセンブリ760は、割りリング772によって、そして、ブッシュ728のエッジ774によって適切な位置に留められる。上述した実施の形態の場合と同じように、本発明の満足すべき動作のためにはスクレーパアセンブリ760はなくてもよいと考えられる。より詳細には、上述した実施の形態よりも広いこの実施の形態の用途範囲においては、本発明のこの実施の形態によってもたらされる垂れ落ちの減少のために、スクレーパアセンブリ760を省略することができ、あるいは、スクレーパ部材768の数を減少させることができると考えられる。
図12は、本発明のもう1つの実施の形態を示し、ここで、図11に示される構成要素と同じものは同じ参照番号が付されている。この図面において、スプルーバーアセンブリ800は、図11に関連して上述したように動作する垂れ落ちレストリクタ748を備える。上述のスプルーバーアセンブリ700とは異なり、スプルーバーアセンブリ800は、スプルーバースリーブを含まず、また、いかなるスクレーパ機構も含まない。なぜなら、垂れ落ちレストリクタ748が動作してスプルーバーアセンブリ800における垂れ落ちを十分に減少させ、スリーブ及び/またはスクレーパの必要性をなくさせるからである。
本発明の上述の実施の形態は、本発明の例として説明されたものであり、当業者は、請求の範囲によってのみ画定される本発明の範囲から逸脱することなくこれに変更及び変形をなすことができる。
従来技術によるスタックモールドの閉じた位置での横断面図である。 図1に示されるスタックモールドの開いた位置での横断面図である。 本発明によるスタックモールドの開いた位置での横断面図である。 図3に示されるスタックモールドの閉じた位置での横断面図である。 本発明によるスタックモールドのもう1つの実施の形態の開いた位置での部分断面図である。 (a)従来技術によるタンデムモールドの4つの段階の1つを示す概略図である。(b)従来技術によるタンデムモールドの4つの段階の1つを示す概略図である。 (a) 従来技術によるタンデムモールドの4つの段階の1つを示す概略図である。(b)従来技術によるタンデムモールドの4つの段階の1つを示す概略図である。 本発明によるスプルーバーアセンブリを用いたタンデムモールドの概略側面図である。 図8の符号8で示される円内の領域の拡大図である。 図9の矢印9で示される方向から見た図8及び図9のタンデムモールドの部分図である。 本発明のもう1つの実施の形態のスプルーバー及びスプルースリーブの部分側面図である。 本発明のもう1つの実施の形態のスプルーバーアセンブリの側面図である。
符号の説明
200 モールド
204 固定プラテン
208a、208b、208c 中央プラテン
212 被駆動プラテン
260、268 スプルーバー
264、272 スプルーバースリーブ

Claims (4)

  1. スタックモールドであって、
    固定モールドプラテンと、
    前記固定モールドプラテンに隣接する第1の面と前記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、モールドホットランナを含み、前記固定モールドプラテンに関して可動である少なくとも1つの中央モールドプラテンと、
    前記固定モールドプラテンおよび前記少なくとも1つの中央モールドプラテンより遠くに位置し、前記固定モールドプラテンおよび前記少なくとも1つの中央モールドプラテンに関して可動である被駆動モールドプラテンであって、前記被駆動モールドプラテンは、前記少なくとも1つの中央モールドプラテンおよび前記被駆動モールドプラテンを動かして前記スタックモールドを閉じることによって前記固定モールドプラテンと前記少なくとも1つの中央モールドプラテンの前記第1の面との間に第1の完全なモールドキャビティが形成され前記中央モールドプラテンの前記第2の面と前記被駆動モールドプラテンとの間に第2の完全なモールドキャビティが形成されるように動作する型締ユニットに結合された、該被駆動モールドプラテンと、
    前記少なくとも1つの中央プラテンに設けられた前記モールドホットランナから延出し、前記モールドホットランナに流体結合されたスプルーバーであって、前記スプルーバーは、前記モールドホットランナの反対側で射出ノズルに係合するブッシュを有し、かつ、前記スタックモールドを閉じたときに前記ブッシュを前記射出ノズルに係合させるのに十分な長さを有する、該スプルーバーと、
    溶融物が前記射出ノズルから前記ホットランナに流れるのを可能にし、かつ、前記ブッシュが前記射出ノズルとの係合が解除されたときに溶融物が前記ブッシュの外に流れだすことを制止するために、前記ブッシュ内に取り付けられた垂れ落ち抵抗体と、を備えたスタックモールド。
  2. 前記スプルーバーのためのスプルーバースリーブであって、前記スプルーバースリーブが射出機ノズル受け入れ領域から前記モールドホットランナへ延出することによって前記スプルーバーの前記ブッシュが前記スプルーバースリーブ内を摺動し、前記中央プラテンが前記固定プラテンから遠い位置にあるときに前記ブッシュが前記スプルーバースリーブから出ないように前記スプルーバースリーブは十分な長さを有し、前記第1の完全なキャビティが閉じたときに前記ブッシュは前記スプルーバースリーブから延出して前記ノズルに係合する、該スプルーバースリーブをさらに備え、
    前記スプルーバーは、さらに、前記ブッシュに隣接するスクレーパを含んで前記スプルーバースリーブの内面に係合し、前記スプルーバーが前記スプルーバースリーブに沿って前記固定プラテンに向かって動くときにそこから異物を取り除く請求項1に記載のスタックモールド。
  3. 固定プラテン、少なくとも1つのモールドホットランナを有する少なくとも1つの可動中央プラテン、および、被駆動プラテンを備えたスタックモールドのためのスプルーバーアセンブリであって、前記可動中央プラテンの1つの前記少なくとも1つのモールドホットランナに密閉係合する第1の端部と、射出成形機ノズルに係合するためのブッシュを含む第2の端部とを有するスプルーバーと、溶融物が前記射出成形機ノズルから前記ホットランナに流れるのを可能にし、かつ、前記ブッシュが前記射出成形機ノズルとの係合が解除されたときに前記ブッシュからの垂れ落ちを制止するために前記ブッシュ内に取り付けられた垂れ落ち抵抗体と、を備えたスプルーバーアセンブリ。
  4. 前記スプルーバーの前記第2の端部を摺動可能に収容しそこからの漏れを取り込むためのスプルーバースリーブをさらに備えた請求項3に記載のスプルーバーアセンブリ。
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