JP4208397B2 - コンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、起動運転時、熱応力の発生を抑制するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の火力発電プラントは、高効率運転、運用の多様化および起動時間の短縮などの課題から、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせたコンバインドサイクル発電プラントが多く採用されている。中でも、ガスタービンプラント、蒸気タービンプラントおよび発電機を同軸上に接続する1軸型コンバインドサイクル発電プラントは、起動性に優れるため、起動・停止を毎日繰り返すDSS(Daily Start and Stop)運転や週末のみ停止するWSS(Weekly Start and Stop)運転に、数多く適用されている。
【0003】
このように、DSS運転等に適用されるコンバインドサイクル発電プラントは、一例として図6に示す構成になっている。
【0004】
このコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラント1、蒸気タービンプラント2および排熱回収ボイラ3を備えている。
【0005】
ガスタービンプラント1は、発電機4、空気圧縮機5、ガスタービン燃焼器6、およびガスタービン7を備え、空気圧縮機5で吸い込んだ空気を圧縮し、その高圧空気を燃料弁8からの燃料とともにガスタービン燃焼器6に供給して燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスをガスタービン7で膨張させ、その際に発生する動力で発電機4を駆動するようになっている。
【0006】
また、排熱回収ボイラ3は、ガスタービンプラント1のガスタービン7からの排ガスEGを熱源とし、蒸気タービンプラント2からの給水FWを被熱源として例えば、過熱器等の熱交換部9で熱交換させ、発生した蒸気を主蒸気止め弁10、主蒸気加減弁11を介して蒸気タービンプラント2に供給するようになっている。
【0007】
また、蒸気タービンプラント2は、タービンバイパス管12、ガスタービンプラント1のガスタービン7に軸直結させたタービン軸(タービンロータ)12a、高圧タービン13、中圧タービン14、低圧タービン15、復水器16、給水ポンプ17を備え、高圧タービン13で排熱回収ボイラ3の熱交換部9から供給された蒸気に膨張仕事をさせ、膨張仕事後のタービン排気を排熱回収ボイラ3の再熱器18で再熱させ、その再熱蒸気を再熱蒸気止め弁19、再熱蒸気加減弁20、中圧タービン14を介して低圧タービン15に供給し、各タービン14,15で膨張仕事をさせ、膨張後のタービン排気を復水器16で復水にし、その復水を給水ポンプ17で昇圧して給水にして排熱回収ボイラ3に戻している。
【0008】
なお、コンバインドサイクル発電プラントは、起動運転時、排熱回収ボイラ3の熱交換部9から発生する蒸気の温度、圧力が低いので予め定められた温度・圧力になるまでタービンバイパス管12から復水器16に蒸気を供給している。
【0009】
このような構成を備えたコンバインドサイクル発電プラントは、図7に示す運転モードに沿って運転している。
【0010】
コンバインドサイクル発電プラントは、まず、ガスタービンプラント1に蒸気タービンプラント2を軸直結させたタービン軸12aにターニング運転させている間に、ガスタービンプラント1および排熱回収ボイラ3に残っている未燃料等のガスを大気に放出させるパージ運転を行う。
【0011】
次に、コンバインドサイクル発電プラントは、パージ運転が終了すると、ガスタービン燃焼器6に燃料を着火させ、タービン軸12aを定格回転数に至らしめる。
【0012】
タービン軸12aが定格回転数に達すると、ガスタービンプラント1は、負荷を一旦ホールド状態にした、いわゆるスピニングリザーブ運転を行い、この間、ガスタービン7からの排ガスEGを熱源として排熱回収ボイラ3で蒸気を発生させ、その蒸気をタービンバイパス管12を介して蒸気タービンプラント2の復水器16に流し、タービンバイパス運転を行っている。
【0013】
排熱回収ボイラ3から発生する蒸気が予め定められた温度、圧力になると、コンバインドサイクル発電プラントは、タービンバイパス運転を終了させ、排熱回収ボイラ3からの蒸気による蒸気タービンプラント2への通気運転を移行させる。
【0014】
スピニングリザーブ運転が終了すると、コンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラント1および蒸気タービンプラント2のそれぞれに異なる負荷上昇率を与えて負荷上昇させ、定格負荷に至らしめている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、コンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラント1から出る排ガスを加熱源として排熱回収ボイラ3で蒸気を発生させるものであるから、発生する蒸気の温度は排ガスの温度に依存し、また、排ガスの温度は、ガスタービンプラント1の負荷に比例している。このため、入口ガス温度が1300℃級のガスタービンプラント1になると、排ガス温度は約350℃〜650℃にもなっている。これに対し、蒸気タービンプラント2は、運転停止から再起動運転までの時間の長短にもよるが、例えば冷態起動の場合、大気温度から温度400℃の範囲まで変化する。
【0016】
このように温度変化幅の著しく大きい起動運転において、蒸気タービンプラント2は、蒸気温度が400℃で通気運転に入ると、タービン軸(タービンロータ)12aの表面やその中心孔(ボア)の内表面に過度な熱応力が発生し、タービン軸の寿命管理上好ましくない。まして、コンバインドサイクル発電プラントは、DSS運転、WSS運転による起動・停止を頻繁に繰り返しており、これに伴って発生する低サイクル疲労が加わるだけにタービン軸の寿命消費がますます増加する。
【0017】
このため、コンバインドサイクル発電プラントは、再起動運転に際し、ある段落から測定したシェルメタル温度をタービン軸12aの温度とみなし、そのタービン軸12aの温度を段階的に分類し、各段階毎に負荷上昇率を調整してタービン軸12aの熱応力の低減を図る必要がある。
【0018】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、起動運転過程におけるタービン軸の温度変化幅、温度の時間変化率を充分に考慮してタービン軸の寿命消費率の低減化を図るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に燃料を供給する燃料弁に、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて弁開閉信号を演算し、その弁開閉演算信号を与えるガスタービン負荷上昇率関数発生器を備えたものである。
【0020】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に燃料を供給する燃料弁に、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて弁開閉信号を演算し、その弁開閉演算信号を与えるガスタービン負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの高圧タービンの入口側に設けた主蒸気加減弁に、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて弁開閉信号を演算し、その弁開閉演算信号を与える主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの中圧タービン入口側に設けた再熱蒸気加減弁に、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて弁開閉信号を演算し、その弁開閉演算信号を与える再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器とを備えたものである。
【0021】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に設けた燃料弁の燃料弁弁開度を演算するガスタービン負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの高圧タービン入口側に設けた主蒸気加減弁の主蒸気加減弁弁開度を演算する主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの中圧タービン入口側に設けた再熱蒸気加減弁の再熱蒸気加減弁弁開度を演算する再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の表面熱応力を算出するタービン軸熱応力計算部と、このタービン軸熱応力計算部の演算信号と上記ガスタービン負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記燃料弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記タービン軸熱応力計算部の演算信号と上記主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記主蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記タービン軸熱応力計算部の演算信号と上記再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記再熱蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器とを備えたものである。
【0022】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、上述の目的を達成するために、請求項4に記載したように、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に設けた燃料弁の燃料弁弁開度を演算するガスタービン負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの高圧タービン入口側に設けた主蒸気加減弁の主蒸気加減弁弁開度を演算する主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの中圧タービン入口側に設けた再熱蒸気加減弁の再熱蒸気加減弁弁開度を演算する再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の中心孔内表面熱応力を算出するタービン軸中心孔内表面熱応力計算部と、このタービン軸中心孔内表面熱応力計算部の演算信号と上記ガスタービン負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記燃料弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記タービン軸中心孔内表面熱応力計算部の演算信号と上記主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記主蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記タービン軸中心孔内表面熱応力計算部の演算信号と上記再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記再熱蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器とを備えたものである。
【0023】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、上述の目的を達成するために、請求項5に記載したように、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に設けた燃料弁の燃料弁弁開度を演算するガスタービン負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの高圧タービン入口側に設けた主蒸気加減弁の主蒸気加減弁弁開度を演算する主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの中圧タービン入口側に設けた再熱蒸気加減弁の再熱蒸気加減弁弁開度を演算する再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の表面熱応力を算出するタービン軸熱応力計算部と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の中心孔内表面熱応力を算出するタービン軸中心孔内表面熱応力計算部と、上記タービン軸熱応力計算部の演算信号と上記タービン軸内表面熱応力計算部の演算信号とのうち、いずれ高値演算信号を選択する高値優先回路と、この高値優先回路の演算信号と上記ガスタービン負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記燃料弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記高値優先回路の演算信号と上記主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記主蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記高値優先回路の演算信号と上記再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記再熱蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器とを備えたものである。
【0024】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、タービン軸熱応力計算部は、蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の表面温度を算出するタービン軸表面温度計算部と、このタービン軸表面温度計算部からのタービン軸の表面温度と上記シェルメタル温度とに基づいてタービン軸の表面熱応力を算出する表面熱応力部と、この表面熱応力部からのタービン軸の表面熱応力を許容熱応力で割算し、その百分率が75%を超え100%の範囲内のときに出力する制限表面熱応力信号発生器とを備えたものである。
【0025】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、上述の目的を達成するために、請求項7に記載したように、タービン軸中心孔内表面熱応力計算部は、蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の表面温度を算出するタービン軸中心孔内表面温度計算部と、このタービン軸中心孔内表面温度計算部からのタービン軸の表面温度と上記シェルメタル温度とに基づいてタービン軸の中心孔内表面熱応力を算出する中心孔内表面熱応力部と、この中心孔内表面熱応力部からのタービン軸の中心孔内表面熱応力を許容熱応力で割算し、その百分率が75%を超え100%の範囲内のときに出力する制限中心孔内表面熱応力信号発生器とを備えたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
【0027】
図1は、本発明に係る第1実施形態を説明するために用いた制御ブロック図である。
【0028】
本実施形態は、排熱回収ボイラから発生する蒸気温度がガスタービンプラントからの排ガス温度に依存し、また排ガス温度がガスタービンプラントの負荷に比例することに着目したもので、発電機21、空気圧縮機22、ガスタービン燃焼器23、ガスタービン27、タービン軸(タービンロータ)28からなるガスタービンプラント29のガスタービン燃焼器23に燃料を供給する燃料弁24を、蒸気タービン(図示せず)の予め決められたある段落のシェルメタル温度をメタル温度計25で検出し、そのシェルメタル温度に基づいて弁開度を演算する。ガスタービン負荷上昇率関数発生器26からの信号により制御するものである。
【0029】
このような構成において、本実施形態は、メタル温度計25で蒸気タービンの予め決められたある段落のシェルメタル温度を検出し、その検出信号をガスタービン負荷上昇率関数発生器26に与えてガスタービン負荷上昇率、つまり弁開度信号を演算し、その弁開度演算信号を燃料弁24に与えてガスタービン燃焼器23に供給する燃料流量を制御する。
【0030】
したがって、本実施形態では、蒸気タービンの予め決められたある段落シェルメタル温度の高い、いわゆるホットまたはベリーホット起動運転時、ガスタービン負荷上昇率関数発生器26により蒸気タービンのシェルメタル温度に合わせたガスタービン負荷上昇率を高くするので、排ガス温度を高くして起動時間を短くすることができる。
【0031】
また、蒸気タービンのシェルメタル温度の低い、いわゆる冷態起動運転時、ガスタービンプラント29からの排ガス温度とメタル温度計25による蒸気タービンの予め決められた段落シェルメタル温度との間に大きな温度差が出るが、本実施形態では、ガスタービン負荷上昇率関数発生器26によりガスタービン負荷上昇率を抑制し、各段落シェルメタル温度を緩やかに上昇させるので、タービン軸28に発生する熱応力を低く抑えることができる。
【0032】
なお、メタル温度計25で計測する蒸気タービン段落は第1段目が装置の設置の関係から望ましい。
【0033】
図2は、本発明に係る第2実施形態を説明するために用いた制御ブロック図である。
【0034】
本実施形態は、第1実施形態と同様に、燃料弁24をガスタービン負荷上昇率関数発生器26からの信号で制御する一方、高圧タービン30、中圧タービン31、低圧タービン32を組み合わせた蒸気タービンプラント33のうち、蒸気タービンプラント33における高圧タービン30の入口側の主蒸気加減弁34に主蒸気加減弁上昇率関数発生器35を設け、中圧タービン31の入口側の再熱蒸気加減弁36に再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37をそれぞれ設け、各信号発生器からの信号に基づいて制御するものである。
【0035】
このような構成において、本実施形態は、メタル温度計25で蒸気タービンの段落シェルメタル温度を検出し、その検出温度をガスタービン負荷上昇率関数発生器26、主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35および再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37のそれぞれに与えて各弁開度信号を演算し、各弁開度演算信号を燃料弁24、主蒸気加減弁34および再熱蒸気加減弁36のそれぞれに与えてガスタービン燃焼器23に供給する燃料流量、言い換えると排ガス温度の制御に伴う蒸気タービン通気蒸気温度を制御し、さらに高圧タービン30に供給する通気蒸気流量および中圧タービン31に供給する通気蒸気流量を制御する。
【0036】
したがって、本実施形態では、各タービン30,31に通気蒸気温度および通気蒸気流量を各関数発生器26,35,37を用いて高圧タービン30のシェルメタル温度に合わせた制御を行うので、起動運転モードが如何なる種類であろうとも、タービン軸28に発生する熱応力を低く抑えることができ、タービン軸28に安定運転を行わせることができる。
【0037】
図3は、本発明に係る第3実施形態を説明するために用いた制御ブロック図である。
【0038】
本実施形態は、第2実施形態と同様に、燃料弁24にガスタービン負荷上昇率関数発生器26を、主蒸気加減弁34に主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35を、再熱蒸気加減弁36に再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37をそれぞれ設けるとともに、メタル温度計25で検出した高圧タービン30の予め決められた段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸28の表面熱応力を算出するタービン軸熱応力計算部38を備え、このタービン軸熱応力計算部38からの演算信号と上述の各関数発生器26,35,37からの演算信号とに基づいて燃料弁24、主蒸気加減弁34、再熱蒸気加減弁36のそれぞれを開閉制御させる構成にしたものである。
【0039】
タービン軸熱応力計算部38は、タービン軸(タービンロータ)表面温度計算部39、減算器40、掛算器41、定数器42、表面熱応力部43を備え、タービン軸表面温度計算部39でメタル温度計25からのシェルメタル温度に基づいて表面温度を算出し、減算器40で算出した表面温度とシェルメタル温度とを減算させ、その偏差に定数器42からの定数を用いて掛算器41で掛算させ、表面熱応力部43で表面熱応力を計算する構成になっている。
【0040】
また、タービン軸熱応力計算部38は、割算器44、演算器45、制限表面熱応力信号発生器46を備え、表面熱応力部43からの表面熱応力を設定器47からの許容熱応力を用いて割算器44で割算させ、その割算値を演算器45で百分率に変換し、変換した百分率演算信号が75%を超え100%の範囲内に入ると、その百分率演算信号を制限表面熱応力信号発生器46から燃料弁用掛算器48、主蒸気加減弁用掛算器49、再熱蒸気加減弁用掛算器50のそれぞれに与え、ここで、ガスタービン負荷上昇率関数発生器26、主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35、再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37のそれぞれからの演算信号と掛算させて各弁24,34,36の弁開度を制御し、通気蒸気量を制御する構成になっている。
【0041】
このように、本実施形態は、タービン軸熱応力計算部38にガスタービン負荷上昇率関数発生器26、主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35、再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37を組み合わせ、タービン軸熱応力計算部38で計算した表面熱応力値と許容応力値との比が75%を超え100%の範囲内のとき、各関数発生器26,35,37のそれぞれからの演算信号とタービン軸熱応力計算部38からの演算信号とで各弁24,34,36の弁開度を制御し、高圧タービン30の段落シェルメタル温度に合わせて通気蒸気温度および通気蒸気流量を調整するので、起動運転モードが如何なる種類のものであろうともタービン軸28に発生する熱応力を低く抑えることができ、タービン軸28に安定運転を行わせることができる。なお、メタル温度計25で計測する蒸気タービン段落は第1段目が装置の設置の関係から望ましい。
【0042】
図4は、本発明に係る第4実施形態を説明するために用いた制御ブロック図である。
【0043】
本実施形態は、第2および第3実施形態と同様に、燃料弁24にガスタービン負荷上昇率関数発生器26を、主蒸気加減弁34に主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35を、再熱蒸気加減弁36に再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37をそれぞれ設けるとともに、メタル温度計25で検出した高圧タービン30の予め決められた段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸28の中心孔(ボア)内表面熱応力を算出するタービン軸中心孔内表面熱応力計算部51を備え、上述の各関数発生器26,35,37からの演算信号とに基づいて燃料弁24、主蒸気加減弁34、再熱蒸気加減弁36のそれぞれを開閉制御させる構成にしたものである。
【0044】
タービン軸中心孔内表面熱応力計算部51は、タービン軸(タービンロータ)中心孔内表面温度計算部52、減算器53、掛算器54、定数器55、中心孔内表面熱応力部56を備え、タービン軸中心孔内表面温度計算部52でメタル温度計25からのシェルメタル温度とを減算させ、その偏差に定数器55からの定数を用いて掛算器54で掛算させ、中心孔内表面熱応力部56で内表面熱応力を計算する構成になっている。
【0045】
また、タービン軸中心孔内表面熱応力計算部51は、割算器57、演算器58、制限中心孔内表面熱応力信号発生器59を備え、中心孔内表面熱応力部56からの内表面応力を設定器60からの許容応力を用いて割算器57で割算させ、その割算値を演算器58で百分率に変換し、変換した百分率演算信号が75%を超え100%の範囲内に入ると、その百分率演算信号を制限中心孔内表面熱応力信号発生器59から燃料弁用掛算器48、主蒸気加減弁掛算器49、再熱蒸気加減弁用掛算器50のそれぞれに与え、ここで、ガスタービン負荷上昇率関数発生器26、主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35、再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37のそれぞれからの演算信号と掛算させて各弁24,34,36の弁開度を制御し、通気蒸気量を制御する構成になっている。
【0046】
このように、本実施形態は、タービン軸中心孔内表面熱応力計算部51にガスタービン負荷上昇率関数発生器26、主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35、再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37を組み合わせ、タービン軸中心孔内表面熱応力計算部51で計算した表面熱応力値と許容応力値との比が75%を超え100%の範囲内のとき、各関数発生器26,35,37のそれぞれからの演算信号とタービン軸中心孔内表面熱応力計算部51からの演算信号とで各弁24,34,36の弁開度を制御し、高圧タービン30の予め決められた段落のシェルメタル温度に合わせて通気蒸気温度および通気蒸気流量を調整するので、起動運転モードが如何なる種類のものであろうともタービン軸28の中心孔の内表面に発生する熱応力を低く抑えることができ、タービン軸28に安定運転を行わせることができる。なお、メタル温度計25で計測する蒸気タービン段落は第1段目が装置の設置の関係から望ましい。
【0047】
図5は、本発明に係る第5実施形態を説明するために用いた制御ブロック図である。
【0048】
本実施形態は、第3実施形態に第4実施形態を組み合わせたもので、燃料弁24にガスタービン負荷上昇率関数発生器26を、主蒸気加減弁34に主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35を、再熱蒸気加減弁36に再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37をそれぞれ設けるとともに、メタル温度計25で検出した高圧タービン30の予め決められた段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸28の表面熱応力を算出するタービン軸熱応力計算部38とタービン軸28の中心孔(ボア)内表面熱応力を算出するタービン軸中心孔内表面熱応力計算部51を備える一方、タービン軸熱応力計算部38からの演算信号とタービン軸中心孔内表面熱応力計算部51からの演算信号とのうち、いずれか高値演算信号を高値優先回路61で選択して上述の各関数発生器26,35,37からの演算信号とで燃料弁24、主蒸気加減弁34、再熱蒸気加減弁36のそれぞれを開閉制御させる構成にしたものである。他の構成部分は、第3実施形態および第4実施形態の構成部分と同一なので、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0049】
このように、本実施形態は、タービン軸熱応力計算部38およびタービン軸中心孔内表面熱応力計算部51にガスタービン負荷上昇率関数発生器36、主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器35、再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器37を組み合わせ、高値優先回路61でタービン軸熱応力計算部38からの演算信号とタービン軸中心孔内表面熱応力計算部51からの演算信号とのうち、高値演算信号を選択し、選択した高値演算信号と各関数発生器26,35,37のそれぞれの演算信号とを掛算させて各弁24,34,36の弁開度を制御し、高圧タービン30の予め決められた段落のシェルメタル温度に合わせて通気蒸気温度および通気蒸気流量を調整するので、起動運転モードが如何なる種類のものであろうともタービン軸28の表面および中心孔の内表面に発生する熱応力を低く抑えることができ、タービン軸28に安定運転を行わせることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、高圧タービンの予め決められた段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸表面熱応力およびタービン軸中心孔内表面熱応力のうち、少なくとも一方を算出し、算出した演算値が予め定められた値よりも超えたとき、その演算値に関数発生器から求めた弁開度演算信号を掛算して燃料弁、主蒸気加減弁および再熱蒸気加減弁の少なくとも一つ以上を弁開閉制御するので、ガスタービン燃焼器に適正な燃料流量が供給でき、高圧タービンおよび中圧タービンに適正な通気蒸気量および通気蒸気温度が供給でき、起動運転の種類を問わず、タービン軸に発生する熱応力を低く抑えてタービン軸に安定運転を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態を説明するために用いた制御ブロック図。
【図2】本発明に係る第2実施形態を説明するために用いた制御ブロック図。
【図3】本発明に係る第3実施形態を説明するために用いた制御ブロック図。
【図4】本発明に係る第4実施形態を説明するために用いた制御ブロック図。
【図5】本発明に係る第5実施形態を説明するために用いた制御ブロック図。
【図6】従来のコンバインドサイクル発電プラントを示す概略系統図。
【図7】従来のコンバインドサイクル発電プラントの運転スケジュールを説明するために用いた運転モード線図。
【符号の説明】
1 ガスタービンプラント
2 蒸気タービンプラント
3 排熱回収ボイラ
4 発電機
5 空気圧縮機
6 ガスタービン燃焼器
7 ガスタービン
8 燃料弁
9 熱交換部
10 主蒸気止め弁
11 主蒸気加減弁
12 タービンバイパス管
12a タービン軸
13 高圧タービン
14 中圧タービン
15 低圧タービン
16 復水器
17 給水ポンプ
18 再熱器
19 再熱蒸気止め弁
20 再熱蒸気加減弁
21 発電機
22 空気圧縮機
23 ガスタービン燃焼器
24 燃料弁
25 メタル温度計
26 ガスタービン負荷上昇率関数発生器
27 ガスタービン
28 タービン軸
29 ガスタービンプラント
30 高圧タービン
31 中圧タービン
32 低圧タービン
33 蒸気タービンプラント
34 主蒸気加減弁
35 主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器
36 再熱蒸気加減弁
37 再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器
38 タービン軸熱応力計算部
39 タービン軸表面温度計算部
40 減算器
41 掛算器
42 定数器
43 表面熱応力部
44 割算器
45 演算器
46 制限表面熱応力信号発生器
47 設定器
48 燃料弁用掛算器
49 主蒸気加減弁用掛算器
50 再熱蒸気加減弁用掛算器
51 タービン軸中心孔内表面熱応力計算部
52 タービン軸中心孔内表面表面温度計算部
53 減算器
54 掛算器
55 定数器
56 中心孔内表面熱応力部
57 割算器
58 演算器
59 制限中心孔内表面熱応力信号発生器
60 設定器
61 高値優先回路
Claims (7)
- ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に燃料を供給する燃料弁に、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて弁開閉信号を演算し、その弁開閉演算信号を与えるガスタービン負荷上昇率関数発生器を備えたことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
- ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に燃料を供給する燃料弁に、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて弁開閉信号を演算し、その弁開閉演算信号を与えるガスタービン負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの高圧タービンの入口側に設けた主蒸気加減弁に、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて弁開閉信号を演算し、その弁開閉演算信号を与える主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの中圧タービン入口側に設けた再熱蒸気加減弁に、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて弁開閉信号を演算し、その弁開閉演算信号を与える再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器とを備えたことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
- ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に設けた燃料弁の燃料弁弁開度を演算するガスタービン負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの高圧タービン入口側に設けた主蒸気加減弁の主蒸気加減弁弁開度を演算する主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの中圧タービン入口側に設けた再熱蒸気加減弁の再熱蒸気加減弁弁開度を演算する再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の表面熱応力を算出するタービン軸熱応力計算部と、このタービン軸熱応力計算部の演算信号と上記ガスタービン負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記燃料弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記タービン軸熱応力計算部の演算信号と上記主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記主蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記タービン軸熱応力計算部の演算信号と上記再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記再熱蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器とを備えたことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
- ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に設けた燃料弁の燃料弁弁開度を演算するガスタービン負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの高圧タービン入口側に設けた主蒸気加減弁の主蒸気加減弁弁開度を演算する主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの中圧タービン入口側に設けた再熱蒸気加減弁の再熱蒸気加減弁弁開度を演算する再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の中心孔内表面熱応力を算出するタービン軸中心孔内表面熱応力計算部と、このタービン軸中心孔内表面熱応力計算部の演算信号と上記ガスタービン負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記燃料弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記タービン軸中心孔内表面熱応力計算部の演算信号と上記主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記主蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記タービン軸中心孔内表面熱応力計算部の演算信号と上記再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記再熱蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器とを備えたことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
- ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合わせ、上記排熱回収ボイラからの蒸気を上記蒸気タービンプラントに供給して通気運転を行う際、蒸気量を制御するコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置において、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記ガスタービンプラントのガスタービン燃焼器に設けた燃料弁の燃料弁弁開度を演算するガスタービン負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの高圧タービン入口側に設けた主蒸気加減弁の主蒸気加減弁弁開度を演算する主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいて上記蒸気タービンプラントの中圧タービン入口側に設けた再熱蒸気加減弁の再熱蒸気加減弁弁開度を演算する再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の表面熱応力を算出するタービン軸熱応力計算部と、上記蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の中心孔内表面熱応力を算出するタービン軸中心孔内表面熱応力計算部と、上記タービン軸熱応力計算部の演算信号と上記タービン軸内表面熱応力計算部の演算信号とのうち、いずれ高値演算信号を選択する高値優先回路と、この高値優先回路の演算信号と上記ガスタービン負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記燃料弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記高値優先回路の演算信号と上記主蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記主蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器と、上記高値優先回路の演算信号と上記再熱蒸気加減弁負荷上昇率関数発生器の演算信号とに基づいて上記再熱蒸気加減弁に弁開度演算信号を与える掛算器とを備えたことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
- タービン軸熱応力計算部は、蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の表面温度を算出するタービン軸表面温度計算部と、このタービン軸表面温度計算部からのタービン軸の表面温度と上記シェルメタル温度とに基づいてタービン軸の表面熱応力を算出する表面熱応力部と、この表面熱応力部からのタービン軸の表面熱応力を許容熱応力で割算し、その百分率が75%を超え100%の範囲内のときに出力する制限表面熱応力信号発生器とを備えたことを特徴とする請求項3または5記載のコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
- タービン軸中心孔内表面熱応力計算部は、蒸気タービンプラントの予め決められた蒸気タービン段落のシェルメタル温度に基づいてタービン軸の表面温度を算出するタービン軸中心孔内表面温度計算部と、このタービン軸中心孔内表面温度計算部からのタービン軸の表面温度と上記シェルメタル温度とに基づいてタービン軸の中心孔内表面熱応力を算出する中心孔内表面熱応力部と、この中心孔内表面熱応力部からのタービン軸の中心孔内表面熱応力を許容熱応力で割算し、その百分率が75%を超え100%の範囲内のときに出力する制限中心孔内表面熱応力信号発生器とを備えたことを特徴とする請求項4または5記載のコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
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