JP4208084B2 - 骨壷収容棚の骨壺収納室の構造 - Google Patents
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Description
隣接する2個の骨壺収納室同士をこの嵌合構造により結合する。
また、骨壺収納室の後端角上で隣接する2辺に相互に隣り合ってL型の嵌溝を形成し、工字型に形成した定位挿入ピンを相対する骨壺収納室の後端部角上の該型の嵌溝に嵌合固定することにより、4個組の骨壺収納室を相互に固定し、さらにその上に同じく組み合わせた4個組の骨壺収納室を乗せてそれらの後端部角上の該型の嵌溝に定位挿入ピンを嵌合せしめてこれら8個の骨壺収納室同士を固定する。
これらの骨壺収納室内には左右側壁内面に軟性材質により形成した定位部品を固定し、内部に収容した骨壺を安定して保持する。
しかし、この種のコの字型嵌クリップ11により嵌合組み合わせ接続する骨壺収納室は衝撃を受け揺動すると、該骨壺収納室1が前方のみの嵌合組み合わせ接続で、その後方には一切の強固な固定構造はないため、該コの字型嵌クリップ11は容易に脱落し、該骨壺収納室は安定的に保持されず、該コの字型嵌クリップ11が脱落することにより該骨壺収納室1 落下の状況が発生し、非常に危険である。しかも、2個の相互に背中合わせの骨壺収納室1を固定しようとする時には、普通は固接部品12により該骨壺収納室1の2枚の相互に背中合わせの背板体10を相互に螺合固接し、その組み合わせ接続の安定性を増強する。しかし、この種の組み合わせ接続方式は、非常に時間がかかり、面倒である。
また、図2に示すように骨壺収納室2において、該骨壺収納室20内には収納室21を設置し、骨壷22を該骨壺収納室20の収納室21内に収容し、さらにパネル23を該骨壺収納室20前に蓋設する。しかし、公知の骨壺収納室2内には骨壷22を定位する構造設計がないため、地震に遭遇或いは骨壺収納室20が衝撃を受けた時には、その骨壷22は揺動、傾倒の恐れがある。さらには破損の状況さえ発生しかねず、故人に安住の地を提供することができない。
すなわち公知の骨壺収納室の多くは各板体を相対させ接着固定、或いは釘により合体して固定式の骨壺収納室を形成するが、大面積の骨壺収納室を組み合わせようとすると、該骨壺収納室を積み重ね合わせ、さらにコの字型嵌合クリップにより2枚の板体の密着位置の四周を嵌合し、組み合わせ接続を完成させる必要がある。
しかし、この種の方式により接続する骨壺収納室は、前方のみの嵌合組み合わせ接続で、その後方には一切の強固な固定構造はないため、衝撃を受け揺動すると、該骨壺収納室落下の状況が発生し非常に危険で、しかも、該骨壺収納室を定位しようとする時には、固接部品により該骨壺収納室の2枚の相互に背中合わせの背板体を相互に螺合固接し、その組み合わせ接続の安定性を増強するが、この種の組み合わせ接続方式は、非常に時間がかかり、面倒である。
さらに、一般の骨壺収納室は、骨壺収納室内の収納室に骨壷を収容するが、公知の骨壺収納室内には骨壷を固定する構造設計がないため、地震に遭遇或いは骨壺収納室が衝撃を受けた時には、骨壷は揺動、傾倒の恐れがあり、さらには破損の状況さえ発生しかねず、故人に安住の地を提供することができない。
本発明は上記構造の問題点を解決した骨壺収納室の構造を提供するものである。
それは、骨壺収納室の相互に隣り合った2枚の外周壁上に鳩尾台を突出形成し、別に相互に隣り合った2枚の周囲壁上に鳩尾溝を形成し、骨壺収納室の後端角上に相互に隣り合って設置したL型の嵌溝、及び該嵌溝内には螺孔を設け、骨壺収納室の背面には穿孔及び凸柱を設置し、
定位挿入ピンをこれらの相対する骨壺収納室体の後端部の嵌溝に嵌合するものであって、該定位挿入ピンは、工字型に形成し、その4個の端部の頂、底面には嵌体を突出設置して該骨壺収納室の嵌溝内に嵌合する構造とし、該定位挿入ピン上方の4個の端部にはそれぞれ穿孔を設けて固接部品を該定位挿入ピンの穿孔内に穿設して該骨壺収納室の螺孔上に螺合することにより相互に固定し、
また、該骨壺収納室の左右両内側壁に定位部品を設置し、該2個の定位部品は軟性材質により成型してなり、2個の定位部品の厚みは手前に向けて徐々に厚くして覆包サポート面を設置し、定位部品の背面は平坦な密着面を呈し、該骨壺収納室の内壁にはクッション体を設置することを特徴とする引き出しの構造である。
該骨壺収納室3の構造は、図示のように上下、及び左右を囲む外周壁と背面の後壁から構成される。
これら上下、左右の外周壁の相互に隣り合った2枚の外周壁上には2個の鳩尾台30を突出形成し、別に相互に隣り合った2枚の周囲壁上にはこれに対応する2個の鳩尾溝31を形成し、該骨壺収納室3の背面には穿孔32とこれに対応する凸柱33を設ける。該骨壺収納室3の後端角上(図3参照)の隣接する2辺には相互に隣り合ってL型鳩尾溝状の嵌溝34を設け、該嵌溝34内には螺孔35を設ける。これら外周壁及び背面壁に囲まれて、該骨壺収納室3内には収容室36が形成され、該収容室36内壁にはクッション体37を設置する。
これらの外周壁が図3に示すように同じ幅寸法である場合は、2個の鳩尾台30及び鳩尾溝31は、図3に示すように相対する外周壁に相対して同じ組み合わせとしてもよい。その場合は、単に骨壺収納室3を一つ置きに反転して配置すればよく、固定手段として変わりはない。
上記定位挿入ピン4は、これらの骨壺収納室3を上下、左右に積み重ねて形成した骨壺収容棚を構成するそれぞれの骨壺収納室3の隣接して相対する骨壺収納室3の後端部の上記嵌溝34内に挿設する(図3〜5参照)。該定位挿入ピン4は工字型に成型し、その工字状の4個の端部にはそれぞれ穿孔40を設け、該定位挿入ピン4の4個の端部の頂、底面にはすべて鳩尾台状の嵌体41を突出形成する。固接部品42は、定位挿入ピン4の4個の穿孔40内に挿通し、上記嵌溝34内の螺孔35に螺号して定位挿入ピン4により隣接する骨壺収納室3同士を固定する。
該2個の定位部品5は該骨壺収納室3の収容室36の2枚の内側壁面に接着、固定する。該定位部品5は、軟性材質(プラスチック発泡材質など)により成型し、該定位部品5は5本指が合わさった仏の温厚な手のひらのような形を呈する。該2個の定位部品5は相対するように設置し、該定位部品5の片側の厚みは手のひら型の前端から後端に向かって徐々に厚くなる覆包サポート面50を呈し、該定位部品5の背面は平坦な密着面51を呈する。
組み立て時には、図3〜9に示すように、先ず該2個の骨壺収納室3を相互に対応させて結合する。
隣接する該骨壺収納室3外壁面上の鳩尾台30を、別の該骨壺収納室3外壁面の鳩尾溝31と相互に嵌合し、さらに該定位挿入ピン4を隣接する2個の骨壺収納室3の相対して接する後端部の嵌溝34内に挿設する。続いて、該定位挿入ピン4前端部底面の嵌体41を該骨壺収納室3の嵌溝34内に嵌合し、さらに該固接部品42を該定位挿入ピン4の穿孔40内に穿設し、該骨壺収納室3の螺孔35(図3、7参照) に螺合する。
このようにして該定位挿入ピン4を該骨壺収納室3上に固定して2個の骨壺収納室3を相対させて組合せた後、さらに背中合わせに同様にして上記の組み合わせ後の他の2個の骨壺収納室3同士を背面で密着させる。これにより、該定位挿入ピン4後端部底面の嵌体41は背中合わせに密着するそれぞれ2個の骨壺収納室3の嵌溝34内に嵌合され、同様に該固接部品42が該定位挿入ピン4の穿孔40に穿設され、該骨壺収納室3の螺孔35内に螺合され、該定位挿入ピン4を該骨壺収納室3上に固定する。
また、該相互に背中合わせとされた骨壺収納室3背面の凸柱33は相対して密着する別の骨壺収納室3の穿孔32内に嵌合される(図8参照)。
別に2個の定位部品5の密着面51には接着剤を塗布し、該骨壺収納室体3の両内側壁面上に接着する(図9参照)。こうして2個の相対する定位部品5内面は前端から後端に向かい徐々に厚くなる覆包サポート面50を呈し、骨壷6両側を覆包サポートし、かつ該定位部品5により比較的厚い後端は該骨壺収納室3収容室36の開口位置の左右間距離を縮小するため、該骨壷6に対して固定作用を形成する。こうして該骨壷6は該骨壺収納室3内より動揺して脱出することはなく、該骨壷6は安定的に定位される。
最後に該パネル7を該骨壺収納室3前面に蓋合すれば、地震に遭遇或いは衝撃を受けた時にも、該骨壷6は該骨壺収納室体3収容室36内の定位部品5の安定的覆包サポートを受け、該骨壷6は該骨壺収納室3内に安定的に固定され揺動、傾倒或いは破損の恐れはない。このように本発明による骨壺収容棚は、極めて耐震性が高く安全効果を具え、故人を敬い安らかな眠りを願う気持ちを託すことができる。
また、本発明の別種の実施例では図10に示すように、該骨壺収納室3の収容室36内左右側壁には第2の鳩尾台38を設けて、該定位部品5の密着面51上にはこれに嵌合する第2の鳩尾溝52を設置し、該該定位部品5を着脱可能とするものである。
10 板体
11 コの字型嵌クリップ
12 固接部品
2 骨壺収納室
20 骨壺収納室
21 収納室
22 骨壷
23 パネル
3 骨壺収納室
30 鳩尾台
31 鳩尾溝
32 穿孔
33 凸柱
34 嵌溝
35 螺孔
36 収容室
37 クッション体
38 第2の鳩尾台
4 定位挿入ピン
40 穿孔
41 嵌体
42 固接部品
5 定位部品
50 覆包サポート面
51 密着面
52 第2の鳩尾溝
6 骨壷
7 パネル
Claims (3)
- 骨壺収容室、定位挿入ピンからなり、
該骨壺収容室は、上下、左右及び背面の各外周壁から構成され、
その上下、左右の外周壁の相互に隣り合った、又は相対する2枚の外周壁上に鳩尾台を前後方向に突出形成し、他の相互に隣り合った又は相対する2枚の外周壁上にこれと嵌合する鳩尾溝を形成し、該骨壺収容室の後端角上の隣接する2辺に相互に隣り合ってL型の嵌溝を設けると共に該嵌溝内には螺孔を設け、さらに該骨壺収容室の背面壁には穿孔とこれに嵌合する凸柱を設けてなり、
該定位挿入ピンは、上記の相対する骨壺収容室の後端角上に形成したL型の嵌溝に嵌合固定するものであって、工字型に形成し、その4個の工字の端部のそれぞれに該骨壺収容室の嵌溝内に嵌合する嵌体を突出形成し、また、該定位挿入ピンの工字の4個の端部にはそれぞれ穿孔を設けて、固接部品を該定位挿入ピンの穿孔内に挿通して該骨壺収容室の螺孔上に螺合するようにしてなることを特徴とする骨壷収容棚の骨壺収容室の構造。 - 上記骨壺収容室の左右両内側壁には定位部品を設置し、該2個の定位部品は軟性材質により成型すると共にその厚みは手前に向けて徐々に厚くなる覆包サポート面を形成し、さらに該骨壺収容室の内壁にはクッション体を設置したことを特徴とする請求項1記載の骨壷収容棚の骨壺収容室の構造。
- 前記骨壺収容室の両内側壁には前後方向に第2の鳩尾台を設けると共に前記定位部品の背面にはこれに嵌合する第2の鳩尾溝を設けて、前記骨壺収容室の鳩尾台と嵌合せしめることを特徴とする請求項2記載の骨壷収容棚の骨壺収容室の構造。
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