JP4205692B2 - 端子ピン、特に扁平ピン端子、と電気的に導通接続するための雌端子 - Google Patents

端子ピン、特に扁平ピン端子、と電気的に導通接続するための雌端子 Download PDF

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Description

本発明は、端子ピン、特に扁平ピン端子、と電気的に導通接続するための雌端子に関する。この種の雌端子は、例えば数個ずつコネクタのハウジング本体内に収容されて、例えば、自動車のためのワイヤハーネスの接続に使用される。
特許文献1は、端子ピンと電気的に導通接続するための雌端子に関する。雌端子は、ベース部材を有しており、そのベース部材が中空筒状の収容部分を有しており、その収容部分が端子ピンのための挿入開口部を備えた、包囲された収容室を形成する。ベース部材は、更に、収容室内で端子ピンのための接触部分を形成する。ベース部材は、更に、接続部分を有しており、その接続部分はケーブルの導体と電気的に導通接続するために用いられる。ベース部材は、その機能に適合された第1の材料から形成することができる。
雌端子は、更に、別体の弾性部材を有しており、その弾性部材は板バネ状に形成されて、2つの部分を有しており、そのうちの第1の部分が保持舌片を形成し、その保持舌片はベース部材の外部に配置され、例えば差込みコネクタハウジング内に雌端子を固定するために用いられる。
弾性部材は、第1の部分に略180°曲がって接続されている第2の部分を有している。この第2の部分は、ベース部材の内部に、即ち略ベース部材の収容室内に、位置している。ベース部材は、挿入開口部から始まって更に収容室内へ突出して、ベース部材の接触部分へ延びる部分を有している。それに連続して、再び中空筒状の収容部分の壁へ延びる部分が設けられている。この別体の弾性部材の形状は、確実な保持を達成するために、中空筒状の収容部分への結合が溶接によって形成されることを必要とする。
特許文献2は、端子ピンと電気的に導通接続するための雌端子に関するものである。これは、ベース部材を有しており、そのベース部材は中空筒状の収容部分を有し、その収容部分が端子ピンのための挿入開口部を備えた、包囲された収容室を形成する。ベース部分は、更に、接続部分を有しており、その接続部分がケーブルの導体と電気的に導通接続するために用いられる。更に、別体の弾性部材が設けられており、その弾性部材は一方の端部に突出部を有しており、その突出部が側壁の収容穴内へ嵌入する。弾性部材は、板バネ状に形成されて、他方の端部へ向かってアーチ形状に立ち上がり、その後再び下降して、その他方の端部によって収容部分の穴壁の内壁に支持されている。その推移は、上面において舌片形状であるので、中央の膨出した部分が生じ、その部分が、収容部分の側壁に配置されている凹部内へ突出する。
特許文献3は、雌端子を記述しており、その雌端子は、板バネ状の弾性部材がその両方の端部の間の中間部分において更に側方の突出部を有しており、その突出部がベース部材の収容部分の側壁に形成された長手スリット内へ嵌入することが、上述した雌端子と異なる。
特許文献4は、扁平ピン端子と電気的に導通接続するための雌端子を記述している。これは、ベース部材を有しており、そのベース部材が中空筒状の収容部分を有しており、その収容部分が端子ピンのための挿入開口部を備えた、包囲された収容室を形成する。中空筒状の部分の壁が、更に、端子ピンのための接触部分を形成している。更に、中空筒状の部分に接続部分が連続しており、その接続部分がケーブルの導体と電気的に導通接続するために用いられる。
その雌端子は、更に、バネ材料から形成された別体の弾性部材を有しており、その弾性部材が全体的に収容室内に収容されている。この弾性部材は、全部で4つの部分を有しており、それらの部分は互いに対して曲げられている。第1の部分に属する第1の端部は、挿入端部の近傍において中空筒状の収容部分に固定されている。自由端部を有する第4の部分は、同様に中空筒状の収容部分の挿入開口部へ向かう領域内にあって、挿入の際に端子ピンが当接する部分を形成する。更に、ストッパが設けられており、そのストッパは、挿入開口部の方向において第4の部分の前に接続されている、第3の部分の曲がりを制限して、それによって弾性部材の過負荷を防止する。
特許文献5には、端子ピン、特に扁平ピン端子と電気的に導通接続するための雌端子が記載されており、その雌端子はベース部材と弾性部材とを有している。ベース部材は、中空筒状の収容部分を有しており、その収容部分が、端子ピンのための挿入開口部を備えた、包囲された収容室を形成している。ベース部材は、更に、接続部分を有しており、その接続部分は、例えば加締めによって、ケーブルの導体と電気的に導通接続するために用いられる。ベース部材は、腐食に対して極めて良好な耐性を有する材料から形成されている。弾性部材は、極めて良好なバネ特性を有する材料から形成されている。弾性部材は、雌端子体を形成するベース部材と、係合部分によって、結合されている。
その場合に弾性部材は、鉄金属材料、例えばステンレス鋼またはバネ鋼から形成される。ベース部材は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から形成されている。弾性部材は、平板状材料をU字状に曲げ、そして2つの対向する接触箇所を形成することにより形成され、それら2つの接触箇所の間に端子ピンが進入して、電気的な接触が成し遂げられる。弾性部材は、ベース部材の収容部分の収容室内に収容されて、このベース部材に電気的に導通するように接触する。この実施形態において、端子ピンと雌端子との間の電気的な導通接触は、比較的不都合な電気的導通特性を有する領域内で生じる。その端子ピンは、その弾性部材に接触するだけである。
欧州特許出願公開第EP1122832A2号明細書 独国特許出願公開第DE4105293A1号明細書 独国特許発明第DE4200368C2号明細書 PCT出願公開第WO96/42121A1号明細書 独国特許出願公開第DE10323106A1号明細書
本発明は、端子ピンとの導通性が向上し、且つ製造および組み立てが簡単な、雌端子を提案する目的に基づいている。
上記目的を達成するため、本発明の雌端子は、
端子ピンと電気的に導通接続するための雌端子であって、
ベース部材と、
該ベース部材と別体の弾性部材と、
を備え、
前記ベース部材は、中空筒状の収容部分を有し、
前記収容部分は、前記端子ピンのための挿入開口部を備える包囲された収容室を形成し、
前記ベース部材は、前記端子ピンのための接触部分を形成し、
前記ベース部材は、ケーブルの導体と電気的に導通接続するための接続部分を有し、そして
前記ベース部材は、高い導電性を有する材料からなり、
前記弾性部材は、腐食しないバネ鋼からなり、
前記弾性部材は、その全体が前記収容室内に収容され、
前記弾性部材は、2つの第1の脚部分と、それぞれの前記第1の脚部分に対して曲げられた第2の脚部分と、前記第2の脚部分に対して曲げられた第3の脚部分とを有し、
前記第1の脚部分は互いに離れる方向に延長する係合部分を有しており、それら係合部分が前記ベース部材の固定切欠きに係入し、
前記第2の脚部分は、前記第1の脚部分と略V字を形成するように曲げられて、前記挿入開口部から離れる方向に前記収容室内へ更に突出し、前記接触部分へ向かって延びており、
前記第3の脚部分は、前記第2の脚部分に対して、前記接触部分から離れる方向へ延びるように、曲げられており、
前記第2の脚部分と前記第3の脚部分との間の、弾性部材の移行部が、前記接触部分と対向する。
この配置の利点は、弾性部材が、ケーブルと接続されているベース部材と、同様にケーブルまたは機器と接続されている端子ピンとの間に直接強力な接触を得るためだけに、利用されることである。従って、接続すべき部品、例えばケーブルあるいは機器の端子と電気的に導通接続するように接続されている、部品間に直接電気的な導通接触が得られる。
弾性部材は、圧接機能に永続的に適しているように、設計することができる。弾性部材の材料は、端子ピンとの接続における雌端子の導通性にとって重要ではない。端子ピンは、ベース部材の収容部分と直接電気的に導通接触する。このことは、高い導電性材料から形成されたそれら構成部品が直接互いに接触していることを意味している。そのような機能を減少させる中間部材を介しての電送が省かれる。
本発明の形態例においては、前記弾性部材が、前記第2の脚部分に続く第3の脚部分を有し、前記第3の脚部分は、前記第2の脚部分に対して、前記接触部分から離れる方向へ延びるように、曲げられており、そして前記第2の脚部分と前記第3の脚部分の間の、弾性部材の移行部が、前記端子ピンのための支持ベースを形成する。この解決によって、弾性部材が過負荷に対して保護されている限りにおいて、本質的な改良が成し遂げられる。予め定められたバネ変位距離に達した場合に、弾性部材の第3の脚部分の自由端部が、収容室を包囲する壁に当接する。
好ましくは、前記ベース部材は、断面が中空筒状の収容部分を有している。その収容室は、互いに対して直角に配置されている壁によって包囲されている。
本発明においては、接触部分を形成するための2つの可能性が設定される。第1の可能性は、壁に、収容室内へ突出する部分が設けられており、その部分が接触部分を形成することである。従って、エンボス加工(即ち、プレス成形)を行なうことができるので、定められた接触部分が形成される。
本発明においては、更に、壁から切り起こされて、収容室内へ突出するように曲げられた少なくとも1つの接触片が、接触部分を形成する可能性がある。
弾性部材について、本発明は同様に2つの実施可能性を有している。第1の実施可能性によれば、弾性部材は、丸ワイヤを曲げることにより形成され且つ、2つの第1の脚部分、2つの第2の脚部分、および2つの第3の脚部分を有しており、その場合に、第3の脚部分は互いに結合されており、係合部分が第1の脚部分から互いに離れる方向へ延長するように曲げられている。しかし、また、本発明では、弾性部材を、平板状材料を曲げることにより形成することもできる。
更に、本発明においては、基本的に、雌端子の収容部分の収容室内に弾性部材を固定する2つの固定可能性が設けられている。その第1の実施可能性においては、2つの第1の脚部分に互いに離れる方向に延長するように曲げられた係合部分が設けられており、それらの係合部分がベース部材の固定切欠きに係入する。従って、相補的な嵌合が成し遂げられる。この実施形態は、弾性部材を丸ワイヤから製造するのに有効である。しかし、また、本発明では、弾性部材が平板状材料を曲げることにより形成されている場合、弾性部材は2つの第1の脚部分を有しており、それら第1の脚部分が、互いに離れる方向に延長する係合部分を有しており、それら係合部分がベース部材の固定切欠きに係入する。
両方の場合において、付加的な固定として、ベース部材が固定片を有しており、その固定片が2つの第1の脚部分の間に嵌入して、それによって係合部分が固定切欠きから抜け出すことが阻止されるようにすることもできる。
好ましくは、ベース部材は高い導電性材料からなる。ベース部材は、好ましくは薄板材料を打ち抜いて曲げることによって形成される。
本発明によれば、端子ピンとの導通性が向上し、且つ製造および組み立てが簡単な、雌端子を提供することができる。
添付の図面には、本発明の種々の実施形態例が概略的に示されている。
まず、第1の実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。図1からは、互いに結合される前のベース部材2と弾性部材3が明らかにされる。両者は、一緒になって雌端子1を形成する。更に、平板形を有する端子ピン4が示されており、その端子ピン4は電気的に導通接続するために雌端子1内へ挿入可能である。この端子ピン4は扁平ピン端子(即ち、雄端子)を部分的に形成する。
雌端子1は、中空筒状の収容部分5を有しており、その収容部分5が収容室6を包囲している。収容部分5は、一枚の薄板状の高導電性材料を折り曲げることによって成形されており、第1の壁7、第1の壁7に対して直角に配置された第2の壁8、更に第2の壁8に対して直角に配置され、第1の壁7に対して略平行に延長する第3の壁9、および第4の壁10を有しており、第4の壁は第2の壁8に対して略平行に延長しており、且つ第1の壁7に対して直角に配置されている。従って、これらの壁が、断面が矩形の収容室6を包囲しており、その収容室が端子ピン4のための挿入開口部11を形成する。互いに対して平行に延びる2つの壁8、10、即ち第2の壁8とそれに対して平行な第4の壁10から、それぞれ接触フラップが切り起こされて、内側へ向かって収容室内へ突出するように曲げられているので、それらが一緒になって接触部分12を形成し、その接触部分12は特に第2の壁8から突出する接触フラップに関して明らかにされている。端子ピン4は、挿入開口部11を通して収容室6内へ挿入された場合に接触部分12と接触する。第2の壁8と第4の壁10には、挿入開口部11に対して距離をもってそれぞれ固定切欠き13が設けられている。更に、2つの固定切欠き13の間の領域内において、第1の壁7から固定片15が切り起こされて、2つの固定切欠き13の間の領域内へ曲げられており、その場合にこれらの固定切欠きに対してそれぞれ間隔が残っている。接触部分12の方向へ端子ピン4を挿入することを容易にするために、第3の壁9から一部が挿入開口部11を通して収容室6内へ曲げられて、案内部材14を形成している。
挿入開口部11から離れる方向において、収容部分5に移行部分17が連続しており、その移行部分17にもまた接続部分16が接続されている。接続部分16は、複数の加締片を有しており、それら加締片のうちの一対がケーブルの導体と電気接触するように該導体に対して加締められ、そして他の一対はケーブルの絶縁被覆を保持するように該絶縁被覆に対して加締められ、このように用いられる。収容部分5、移行部分17、および接続部分16は、一体的に形成されており、且つ屈曲前に打抜き部品として形成されている。
図1においては、まだベース部材2と結合されずに示されている弾性部材3が、図2に個別部品として示されており、且つそれを用いて以下で詳しく説明する。弾性部材3は、腐食しないバネ鋼、例えばステンレス鋼等の特殊鋼からなる丸ワイヤを曲げることによって成形されている。弾性部材3は、略1つの平面内にある2つの第1の脚部分18を有しており、それら脚部分18に連続する2つの第2の脚部分19が第1の脚部分18に対して、第1の脚部分18と略V字を形成するように、曲げられている。これら第2の脚部分19に、好ましくはそれぞれ移行部21をもって第3の脚部分20が連続している。2つの第3の脚部分20は、円弧部によって互いに結合されている。2つの第1の脚部分18、2つの第2の脚部分19、および2つの第3の脚部分20は、それぞれ対をなして別々の平面内に位置している。2つの第3の脚部分20は、再び第1の脚部分18へ向かって延びるように曲げられている。2つの第1の脚部分18の自由端部は、直角に曲げられて、逆方向に延びる係合部分22を形成している。
2つの第3の脚部分20を省いて、2つの第2の脚部分19をその自由端部において結合することも、可能である。
図3は、弾性部材3をベース部分2の収容部分5の収容室6内に取り付けた状態を示している。その場合に2つの係合部分22が、それぞれ収容部分5の固定切欠き13へ、即ち両方の壁8、10内へ嵌入し、その場合に固定片15が2つの第1の脚部分18の間へ嵌入する。それによって2つの係合部分22が固定切欠き13内に固定される。2つの第1の脚部分18は、収容室6内で第1の壁7に支持される。これら第1の脚部分18は、係合部分22から始まってまず挿入開口部11へ向かう方向へ延びて、その後この挿入開口部11から離れて収容室内へ更に深く延長する。その場合に移行部21は、接触部分12と対向するように配置されている。
端子ピン4は、接触部分12と弾性部材3の2つの移行部21との間の間隙へ進入する。弾性部材3の過負荷が生じる可能性を阻止するために、2つの第3の脚部分20は、再び接触部分12から離れて、それによって第1の壁7に接近するように、曲げられている。負荷がかかって弾性変位が生じた場合に、弾性部材3の、2つの第3の脚部分20を結合する部分が第1の壁7と接触する。それによって弾性部材3に過負荷をかける応力が防止される。
図4は、雌端子101の実施形態を示しており、この実施形態においては、図1〜図3に示す実施形態に関する可能性よりも、収容部分105の領域内のベース部材102の更にコンパクトな形態を得ることができる。雌端子101において、接触部分112は、ベース部材102の収容部分105の領域内で、第3の壁109に収容室106内へ突出するエンボス加工部が設けられていることによって形成される。このエンボス加工部が、収容室106内へ突出する接触部分112を形成し、その接触部分112は弾性部材103の移行部と対向している。
その場合に弾性部材103は、その形成において第1の実施形態のそれ、特に図2に個別部品として示されている弾性部材3に、完全に相当する。同様に、弾性部材103は、図1〜図3に示す実施形態の場合と全く同様に、係合部分を介して対応する固定切欠き内へ係合することによって、ベース部材102内に固定される。ただ、収容部分105の挿入部分は、弾性部材103が挿入開口部から、図1〜図3に示す形態におけるものよりも更に後方へ位置する点で、わずかに異なるように形成されている。
上記第1と第2の実施形態の構成部品の配置に関して、導体と接続されているベース部材2、102と端子ピン4との直接的な電気的導通接続のために、弾性部材3、103がそれぞれ端子ピン4を直接接触部分12、112へ押圧するようになっている。
図5〜図7は、第3の実施形態である、ベース部材302を有する雌端子301を示しており、ベース部材302は収容部分305を有しており、且つそのベース部材302は図1〜図3のベース部材2の第1の実施形態に相当する。この場合においても、図1〜図3に示す実施形態におけるように、固定切欠き313が設けられている。更に、固定片315が設けられている。しかし、ベース部材302に関連して、雌端子301を形成するために、図6に個別部品として、そして図7において収容室306内に組み込まれた状態で示されるように、変更された弾性部材303が利用される。
図6に示す弾性部材303は、腐食しないバネ鋼、特にステンレス鋼等の特殊鋼からなる平板状材料から、例えば打抜きによって形成され、2つの第1の脚部分318を有しており、それら第1の脚部分318からそれぞれ直角に曲げられて、固定切欠き313内へ係合するための係合部分322が突出している。係合部分322両者の間に自由空間が形成されて、組み立てられた状態においてその自由空間内へ固定片315が嵌入する。1つの平面内に位置している、2つの第1の脚部分318に、V字状に曲がって単一の第2の平板状の脚部分319が連続し、その第2の脚部分319に対して曲がって更に第3の脚部分320が接続されており、その場合に第2の脚部分319と第3の脚部分320との間に移行部321が形成されている。
図7に示す、収容部分302内に弾性部材303が取り付けられた状態において、図1〜図3に示す実施形態と同様の組立てが為されていること、即ち第2の脚部分319が接触部分へ向かっていることが理解される。第3の脚部分320は、この接触部分から再び離れるように延びている。図1〜図3との関連において説明したことが、ここでも同様に当てはまる。
そして、図8には、第4の実施形態である雌端子401が示されており、この雌端子401は、図4に示すベース部材102に相当するベース部材402を有している。雌端子401は、更に、弾性部材403を有しており、その弾性部材403は図5〜図7に示す弾性部材303に相当し、且つ収容室406内に取り付けられる。
ここで、上述した本発明の特徴それぞれを以下i項〜ix項に簡潔に纏めて列記する。
i. 端子ピン(4)、特に、扁平ピン端子、と電気的に導通接続するための雌端子(1、101、301、401)であって、
ベース部材(2、102、302、402)と、
別体の弾性部材(3、103、303、403)と、
を備え、
前記ベース部材(2、102、302、402)は、中空筒状の収容部分(5、105、305、405)を有し、
前記収容部分(5、105、305、405)は、前記端子ピン(4)のための挿入開口部(11)を備える包囲された収容室(6、106、306、406)を形成し、
前記ベース部材(2、102、302、402)は、前記端子ピン(4)のための接触部分(12、112)を形成し、
前記ベース部材(2、102、302、402)は、ケーブルの導体と電気的に導通接続するための接続部分(16)を有し、そして
前記ベース部材(2、102、302、402)は、高い導電性を有する材料からなり、
前記弾性部材(3、103、303、403)は、腐食しないバネ鋼からなり、
前記弾性部材(3、103、303、403)は、その全体が前記収容室(6、106、306、406)内に収容され、
前記弾性部材(3、103、303、403)は、2つの第1の脚部分(18、318)を有し、
前記第1の脚部分(18、318)は互いに離れる方向に延長する係合部分(22、322)を有しており、それら係合部分(22、322)がベース部材(2、102、302、402)の固定切欠き(13、313)に係入し、
前記弾性部材(3、103、303、403)は、それぞれの前記第1の脚部分(18、318)に対して曲げられて、前記挿入開口部(11)から離れる方向に前記収容室(6、106、306、406)内へ更に突出する第2の脚部分(19、319)を有し、そして
前記第2の脚部分(19、319)が接触部分(12、112)へ向かって延びている、
ことを特徴とする雌端子(1、101、301、401)。
ii. 前記弾性部材(3、103、303、403)は、前記第2の脚部分(19、319)に続く第3の脚部分(20、320)を有し、
前記第3の脚部分(20、320)は、前記第2の脚部分(19、319)に対して、前記接触部分(12、112)から離れる方向へ延びるように、曲げられており、そして
前記第2の脚部分(19、319)と前記第3の脚部分(20、320)の間の、弾性部材(3、103、303、403)の移行部(21、321)が、前記端子ピン(4)のための支持ベースを形成すること、
を特徴とする上記iの雌端子(1、101、301、401)。
iii. 前記ベース部材(2、102、302、402)は、断面が中空筒状の前記収容部分(5、105、305、405)を有し、そして
前記収容室(6、106、306、406)が、互いに対して直角に配置された壁(7、8、9、10; 109)によって包囲されていること、
を特徴とする上記iの雌端子(1、101、301、401)。
iv. 前記壁(109)に、前記収容室(106)内へ突出する部分が設けられ、当該部分が前記接触部分(112)を形成すること、
を特徴とする上記iiiの雌端子(101)。
v. 前記壁(8、10)から切り起こされて、前記収容室(6)内へ曲げられた少なくとも1つの接触片が、前記接触部分(12)を形成すること、
を特徴とする上記iiiの雌端子(1)。
vi. 前記弾性部材(3、103)が、丸ワイヤを曲げることにより形成され且つ、前記2つの第1の脚部分(18)、前記2つの第2の脚部分(19)、および2つの第3の脚部分(20)を有し、
前記第3の脚部分(20)が互いに結合されており、そして
前記係合部分(22)が、前記第1の脚部分(18)から互いに離れる方向へ延びるように曲げられていること、
を特徴とする上記iの雌端子(1、101)。
vii. 前記弾性部材(303、403)が、平板状材料を曲げることにより形成されていること、
を特徴とする上記iの雌端子(301、401)。
viii. 前記ベース部材(2、302)が、固定片(15、315)を有しており、そして
前記固定片(15、315)が前記2つの第1の脚部分(18、318)の間へ嵌入すること、
を特徴とする上記iの雌端子(1、301)。
ix. 前記ベース部材(2、102、302、402)が、薄板材料を打ち抜いて曲げることによって形成されていること、
を特徴とする上記iの雌端子(1、101、301、401)。
本発明に係る雌端子の第1の実施形態の構成部品を、相手方の雄端子である端子ピンと対応づけて示す第1の実施形態の分解斜視図である。 本発明に係る雌端子の第1の実施形態の一構成部品としての図1の弾性部材を拡大して示す斜視図である。 図1のベース部材の収容部分の一部を該ベース部材に取り付けられ且つ固定された弾性部材と共に示し、特に第1の実施形態をベース部材の縦断面が見られるように示した斜視図である。 図1〜図3に示す第1の実施形態を変形した、第1の実施形態のものとは異なる接触部分を収容部分の収容室内に有する雌端子を本発明に係る雌端子の第2の実施形態として、図3と同様に、示す斜視図である。 図1〜図3に示す第1の実施形態のものと略同様なベース部材を備え、更に平板状材料から形成された弾性部材を備える本発明に係る雌端子の第3の実施形態の組み立て前の分解斜視図である。 本発明に係る雌端子の第3の実施形態の一構成部品としての図5の弾性部材を拡大して示す斜視図である。 図3と同様に、第3の実施形態を、そのベース部材の縦断面が見られるように示す斜視図である。 ベース部材が図4のベース部材に相当し、そして弾性部材が図5〜図7の弾性部材に相当する本発明に係る雌端子の第4の実施形態を、そのベース部材の縦断面が見られるように示す斜視図である。
符号の説明
1、101、301、401 雌端子
2、102、302、402 ベース部材
3、103、303、403 弾性部材
4 端子ピン
5、105、305、405 収容部分
6、106、306、406 収容室
7 第1の壁
8 第2の壁
9、109 第3の壁
10 第4の壁
11 挿入開口部
12、112 接触部分
13、313 固定切欠き
14 案内部材
15、315 固定片
16 接続部分
17 移行部分
18、318 第1の脚部分
19、319 第2の脚部分
20、320 第3の脚部分
21、321 移行部
22、322 係合部分

Claims (1)

  1. 端子ピン(4)と電気的に導通接続するための雌端子(1、101、301、401)であって、
    ベース部材(2、102、302、402)と、
    該ベース部材(2、102、302、402)とは別体の弾性部材(3、103、303、403)と、
    を備え、
    前記ベース部材(2、102、302、402)は、中空筒状の収容部分(5、105、305、405)を有し、
    前記収容部分(5、105、305、405)は、前記端子ピン(4)のための挿入開口部(11)を備える包囲された収容室(6、106、306、406)を形成し、
    前記ベース部材(2、102、302、402)は、前記端子ピン(4)のための接触部分(12、112)を形成し、
    前記ベース部材(2、102、302、402)は、ケーブルの導体と電気的に導通接続するための接続部分(16)を有し、そして
    前記ベース部材(2、102、302、402)は、高い導電性を有する材料からなり、
    前記弾性部材(3、103、303、403)は、腐食しないバネ鋼からなり、
    前記弾性部材(3、103、303、403)は、その全体が前記収容室(6、106、306、406)内に収容され、
    前記弾性部材(3、103、303、403)は、2つの第1の脚部分(18、318)と、それぞれの前記第1の脚部分(18、318)に対して曲げられた第2の脚部分(19、319)と、前記第2の脚部分(19、319)に対して曲げられた第3の脚部分(20、320)とを有し、
    前記第1の脚部分(18、318)は互いに離れる方向に延長する係合部分(22、322)を有しており、それら係合部分(22、322)が前記ベース部材(2、102、302、402)の固定切欠き(13、313)に係入し、
    前記第2の脚部分(19、319)は、前記第1の脚部分(18、318)と略V字を形成するように曲げられて、前記挿入開口部(11)から離れる方向に前記収容室(6、106、306、406)内へ更に突出し、前記接触部分(12、112)へ向かって延びており、
    前記第3の脚部分(20、320)は、前記第2の脚部分(19、319)に対して、前記接触部分(12、112)から離れる方向へ延びるように、曲げられており、
    前記第2の脚部分(19、319)と前記第3の脚部分(20、320)との間の、弾性部材(3、103、303、403)の移行部(21、321)が、前記接触部分(12、112)と対向すること、
    を特徴とする雌端子(1、101、301、401)。
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