JP4204100B2 - 布類折畳み装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、シーツのような大面積の布類を小さく折畳むための布類折畳み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ランドリー工場においては、シーツのような布類は、洗濯・乾燥・プレスした後、図9の(A)〜(D)に示すように順次小さく折畳んでいる。尚、ランドリー工場に持ち込まれるシーツは大きさがまちまちであり、大きさの異なるものを一緒に処理するようにしている。
【0003】
ところで、シーツのような布類Y0には、図9(A)に示すように、その外周縁部に織り糸のほつれを防止するための折返し縫合部Ycが形成されている。この折返し縫合部Ycは、布地が2枚重ねとなっているので、厚さが厚くなっている。又、洗濯・乾燥・プレス後の布類でも、折返し縫合部Ycに皺が残ることがあり、その場合には皺によって折返し縫合部Ycが余計に厚くなる。
【0004】
プレス後の展張布類Y0は、例えば図9(A)に符号Lで示す3つの折り線で折畳んで、図9(B)に示す4つ折り状態の折畳み布類Y1とし、次に図9(B)の符号Mで示す折り線で2つ折りした後、さらに図9(C)の符号Nで示す折り線で2つ折りして最終形態の折畳み布類Y3に加工する。
【0005】
ところで、このような布類を折畳むための布類折畳み装置として、従来から図10〜図12に示すようなものがある。この図10〜図12の布類折畳み装置は、図9(B)に示すように前工程において搬送方向とは直交方向に向く折り線(図9(A)の折り線L)で4つ折りにした折畳み布類Y1を搬送方向と平行な折り線Mで2つ折りするためのものである。尚、以下の説明において、搬送方向を長さ方向といい、搬送方向と直交方向を幅方向ということがある。
【0006】
この従来の布類折畳み装置は、搬送コンベア2の搬送方向と平行に向けた一対の挟みロール111,121からなる挟み装置101と、該挟み装置101の両挟みロール111,121間に布類Y1の折り位置(折り線M部分)を押込むための押込装置4とを有している。
【0007】
一対の挟みロール111,121は、それぞれ1本もののロールが使用されている。一方の挟みロール111は固定されていて基準側挟みロールとなり、他方の挟みロール121は基準側挟みロール111に対して近接・離間方向に変位可能な押付側挟みロールとなっている。又、押付側挟みロール121は、その各端部(アーム)をそれぞれスプリング151,151で基準側挟みロール111側に付勢している。尚、各挟みロール111,121は、それぞれ図10の矢印方向に回転せしめられる。押込装置4は、板状の押込片42をエアシリンダ41,41で上下動させる構造のものが採用されている。
【0008】
そして、図10〜図12に示す従来の布類折畳み装置は、次のように作動する。即ち、この布類折畳み装置部分には、搬送コンベア2によって搬送方向に4つ折り状態の折畳み布類(以下、これを4つ折り布類ということがある)Y1が供給されるが、この4つ折り布類Y1は、搬送方向の後側縁部Ybに2つの折返し縫合部Ycが重合状態で位置している。従って、この4つ折り布類Y1では、その前側縁部Yaが布地4枚分の厚さであるのに対して、後側縁部Ybは布地6枚分の厚さがある(折返し縫合部Ycに皺があるとさらに厚くなる)。そして、この4つ折り布類Y1が搬送コンベア2によって挟み装置101上の所定位置まで搬送されてきたときにそれを検出器で検出し、該検出器からの信号で押込装置4のエアシリンダ41,41が伸長して、4つ折り布類Y1の幅方向中間部(折り位置M)を押込片42で両挟みロール111,121間に押込み、該4つ折り布類Y1を幅方向に2つ折りする(合計8つ折りの折畳み布類Y2に加工できる)。尚、幅方向に2つ折りされた折畳み布類Y2は、例えば図12に示すように別のコンベア6上に乗せられて次の折畳み工程側に送られ、そこでさらに2つ折りされて図9(D)に示す最終折畳み布類Y3とされる。
【0009】
ところで、この従来の布類折畳み装置では、押付側挟みロール121の両端が前後の各スプリング151,151によって基準側挟みロール111に対して常時付勢されていて、4つ折り布類Y1の押込み前は両挟みロール111,121が相互に平行状態で近接している。そして、押込装置4が作動すると、図11に示すように、4つ折り布類Y1の折り位置Mが両挟みロール111,121間に押込まれるが、そのとき布類Y1の後側縁部Yb(布地6枚分)側が前側縁部Ya(布地4枚分)側より厚くなっているので、該布類Y1の後側縁部Yb側(厚さの厚い側)が前側縁部Ya側よりごく僅かな時間だけ先に(早く)両挟みロール111,121に接触するようになる。即ち、図11に示すように、厚さの厚い後側縁部Ybが両挟みロール111,121に接触した瞬間では前側縁部Yaはまだ両挟みロール111,121に接触していない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の布類折畳み装置では、4つ折り布類Y1の前後各縁部Ya,Ybの厚さに差があると、押込み時において、図11に示すように挟みロール111,121に対して4つ折り布類Y1の後側縁部Yb側が前側縁部Ya側より僅かに早く接触する。従って、両挟みロール111,121による送込み作用は、該後側縁部Yb側の方が前側縁部Ya側より僅かに早くなる。このように、4つ折り布類Y1の前後で送込み開始タイミングに差があると、図12に示すように両挟みロール111,121間を通過する折畳み布類Y2が両挟みロールによる送り方向延長線P0に対して符号Qで示すように傾斜してしまい、送出し精度が悪くなるという問題があった。尚、図12に示すように傾斜状態(符号Q)で送出された折畳み布類Y2は、例えば図13に示すようにコンベア6で次の折畳み工程側に送られてさらに2つ折りされるが、コンベア6の進行方向P1に対して折畳み布類Y2の姿勢が符号Qで示すように傾斜していると、該折畳み布類Y2を次の折畳み工程でコンベア進行方向P1と直交方向の折り線Nで折畳んだ場合に、その折返し部分が鎖線図示(符号Yd)するようにきれいに重合しなくなり、折畳み精度が悪くなる。
【0011】
本願発明は、上記した従来の問題点に鑑み、布類の前後に厚さの差があるものでも、精度よく折畳むことができるようにした布類折畳み装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
【0013】
本願請求項1の発明
本願請求項1の発明は、シーツのような布類を搬送させながら該布類の折り位置を押込装置により挟み装置側に押込んで該布類を2つ折りするようにした布類折畳み装置を対象にしている。
【0014】
挟み装置は、基準側挟みロールと該基準側挟みロールに対して近接・離間方向に変位し得る押付側挟みロールとを有している。基準側挟みロールは、定位置に固定的に取付けたものでも、あるいは可動式で適宜の付勢手段で押付側挟みロール側に付勢させたものでもよい。尚、基準側挟みロールを押付側挟みロール側に付勢させたものでは、ストッパーで所定位置以上に押付側挟みロール側に変位しないようにするとよい。
【0015】
押付側挟みロールは、操作手段により基準側挟みロールに対して近接・離間方向に変位せしめ得るようにしている。この操作手段としては、エアシリンダが好適であるが、カム式の操作手段を採用することもできる。尚、操作手段としてエアシリンダを使用する場合には、そのエアシリンダを付勢手段に共用させることができる。
【0016】
そして、本願請求項1の布類折畳み装置では、該操作手段で、布類の押込み動作前は押付側挟みロールを基準側挟みロールに対して離間させておくとともに布類押込み動作直後に押付側挟みロールを基準側挟みロール側に変位させるようにしている。
【0017】
この請求項1の布類折畳み装置は、シーツのような大面積の布類を予め搬送方向に複数回折畳んだ状態(例えば4つ折りされた状態)の中途折畳み布類に好適である。例えば、シーツのような布類では、前工程において一度に4つ折り状態まで折畳む場合が多いが、この4つ折り布類では、搬送方向の後側縁部に2つの折返し縫合部が重合状態で位置し、前側縁部には該折返し縫合部は存在しない。従って、布類折畳み装置部分に搬送されてくる中途折畳み布類(4つ折り布類)は、その前側縁部側の厚さが薄く、後側縁部側の厚さが厚くなっている。
【0018】
そして、この布類折畳み装置では、次のように作動する。即ち、布類の押込み動作前には押付側挟みロールと基準側挟みロール間が離間しているので、押込装置で布類の折り位置を挟み装置側に押込んだ時点では各挟みロールによる送込み作用が発生しない。そして、その布類押込み直後に押付側挟みロールを操作手段で基準側挟みロール側に変位させるようにしているので、布類の前後全長に亘って同時に挟み込むことができる。従って、布類の前後全長に亘って同時に送込み作用が発生し、該布類が傾斜することなく送出されるようになる。
【0019】
本願請求項2の発明
本願請求項2の発明は、上記請求項1の布類折畳み装置において、基準側挟みロールと押付側挟みロールにそれぞれ所定長さのベルトを巻付けて、基準側挟みロール側のベルトと押付側挟みロール側のベルト間で2つ折り状態の布類をガイドするようにしている。
【0020】
この請求項2の場合は、両挟みロール間で折込まれた布類が左右両側からベルトで挟まれた状態で送り出されるので、その布類の送出し姿勢が安定する。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1〜図8を参照して本願の実施形態を説明すると、図1〜図6には本願第1実施形態の布類折畳み装置が示され、又図7及び図8には同第2実施形態の布類折畳み装置が示されている。この各実施形態の布類折畳み装置は、シーツのような大面積の布類を折畳むのに適したものであり、さらに例えば図9(B)に示す4つ折り布類Y1を幅方向に2つ折りする場合に適している。尚、シーツのような布類には、図9(A)に示すように、その外周縁部に折返し縫合部Ycが形成されていて、該外周縁部の厚さが厚くなっている。又、図9(B)のように布類を長さ方向に4つ折りにした状態では、搬送方向の後側縁部Ybに2つの折返し縫合部Ycが重合していて、該後側縁部Ybの厚さが前側縁部Yaより厚くなっている。
【0022】
図1〜図3に示す実施形態の布類折畳み装置は、搬送コンベア2の搬送方向と平行に向けた一対の挟みロールからなる挟み装置1と、該挟み装置1の両挟みロール間に布類Y1の折り位置(図3の符号M部分)を押込むための押込装置4とを有している。
【0023】
一対の挟みロールは、定位置に固定された基準側挟みロール11と、該基準側挟みロール11に対して近接・離間方向に変位可能な押付側挟みロール21とで構成されている。
【0024】
基準側挟みロール11には、1本もののロールが使用されている。尚、この基準側挟みロール11は、700〜1000mm程度の長さを有している。
【0025】
押付側挟みロール21は、この第1実施形態では、布類Y1の前部側を挟む前側分割挟みロール22と布類Y1の後部側を挟む後側分割挟みロール23とに分割されている。
【0026】
基準側挟みロール11及び押付側挟みロール21の下方には、それぞれ駆動側ロール14,24が配置されている。この各駆動側ロール14,24は、それぞれ定位置に固定されている。そして、一方の駆動側ロール14と基準側挟みロール11間には細幅帯状のベルト15が複数本巻回され、他方の駆動側ロール24と各分割挟みロール22,23間にはそれぞれ細幅帯状のベルト25,26が複数本づつ巻回されている。
【0027】
前側分割挟みロール22と駆動側ロール24とは、前後2本のアーム27,27で連結されている。又、後側分割挟みロール23と駆動側ロール24も、前後2本のアーム28,28で連結されている。各アーム27,27、28,28には、それぞれエアシリンダ51,51、52,52が連結されていて、該各エアシリンダ51,52を伸縮させることにより、各分割挟みロール22,23を基準側挟みロール11に対して近接・離間方向に変位させ得るようになっている。又、該各エアシリンダ51,52は、伸長時に均等で適宜の付勢力が発生するように空気圧を設定している。尚、この各エアシリンダ51,52は、請求項1及び2における操作手段に相当するものである。
【0028】
各駆動側ロール14,24は、図3に示すように、モータ31、各スプロケット32、及びチエン33からなる駆動装置3によって駆動される。そして、基準側挟みロール11及び各分割挟みロール22,23は、各ベルト15,25,26によってそれぞれ矢印方向に等速度で回転せしめられる。
【0029】
押込装置4は、板状の押込片42をエアシリンダ41,41で上下動させる構造のものが採用されている。押込片42は、各挟みロール11,21間の直上方において挟みロールと平行に位置させており、各エアシリンダ41,41を伸長させると該押込片42を図4に符号42′で示す押込み位置まで下動させ得るようになっている。
【0030】
搬送コンベア2上には、布類(4つ折り布類)Y1が挟み装置1上の所定位置まで搬送されてきたときに、それを検出する検出器(光電管)7が設けられている。そして、この検出器7が布類Y1を検出すると、その検出信号によって押込装置4のエアシリンダ41,41を伸長させるようになっている。
【0031】
この第1実施形態の布類折畳み装置は、次のように作動する。即ち、この布類折畳み装置部分には、搬送コンベア2によって搬送方向に4つ折り状態の布類(4つ折り布類)Y1が供給されてくる。尚、この4つ折り布類Y1は、搬送方向の後側縁部Ybに2つの折返し縫合部Ycが重合状態で位置していて、該後側縁部Ybが前側縁部Yaより厚くなっている。
【0032】
又、4つ折り布類Y1が挟み装置1上の所定位置まで搬送されてくるまでは、前側分割挟みロール22及び後側分割挟みロール23の各操作手段となるエアシリンダ51,52がそれぞれ縮小していて、図4に示すように各分割挟みロール22,23が後退位置(基準側挟みロール11から離間した位置)で待機している。そして、4つ折り布類Y1が搬送コンベア2によって挟み装置101上の所定位置まで搬送されると、それを検出器7で検出し、該検出器7からの信号で押込装置4のエアシリンダ41,41が伸長して、押込片42が符号42′で示すように下動し、該押込片42′で4つ折り布類Y1の幅方向中間部(折り位置M)を両挟みロール11,21間に押下げる。このとき、両分割挟みロール22,23は基準側挟みロール11に対して離間しているので、各挟みロール11,21による送込み作用は発生しない。そして、その布類押込み直後に各エアシリンダ51,52が伸長動作して、図5に示すように各分割挟みロール22,23をそれぞれ基準側挟みロール11側に同時に変位させる。すると、図6に示すように、布類Y1の前側縁部Ya側が前側分割挟みロール22(ベルト25)と基準側挟みロール11(ベルト15)間に、又布類Y1の後側縁部Yb側が後側分割挟みロール23(ベルト26)と基準側挟みロール11(ベルト15)間にそれぞれ同時に挟持される。このとき、布類Y1の前側縁部Ya側(小厚さ側)を挟持する前側分割挟みロール22と基準側挟みロール11との間隔T1が小さく、且つ布類Y1の後側縁部Yb側(大厚さ側)を挟持する後側分割挟みロール23と基準側挟みロール11との間隔T2が大きくなるが、前側分割挟みロール22と後側分割挟みロール23とは、それぞれ同等の付勢力で布類Y1を押付けている。
【0033】
このように、両分割挟みロール22,23が同時に且つ同等の付勢力でそれぞれ布類Y1の前後各縁部Ya,Yb側を基準側挟みロール11側に押付けると、該布類Y1が前後全長に亘って同時に且つ等速度で送り込まれ、布類が図1に鎖線図示(符号Y2)するように正常姿勢で(両挟みロールによる送出し方向と同方向に)進行するようになる。又、このとき、両挟みロール11,21間に送込まれた折畳み布類Y2は、左右のベルト(15と25、15と26)によってガイドされているので、その布類Y2の送出し姿勢が安定するようになる。
【0034】
尚、押込装置4のエアシリンダ41は、各分割挟みロール22,23のエアシリンダ51,52が伸長した直後に縮小して、押込片42を元の上動位置で待機させる。他方、各分割挟みロール22,23のエアシリンダ51,52は、2つ折りされた折畳み布類Y2が左右のベルト(15と25、15と26)間を通過した時点でそれぞれ縮小して、各分割挟みロール22,23を元の後退位置で待機させる。そして、搬送コンベア2によって順次搬送されてくる布類Y1が検出器7で検出される度に上記動作を繰り返し、連続して布類Y2を2つ折り状態で次工程(次の折畳み工程)側に供給するようになっている。
【0035】
図7及び図8に示す第2実施形態の布類折畳み装置では、押付側挟みロール21として1本もののロールを使用し、該押付側挟みロール21の各端部と駆動側ロール24の各端部とをそれぞれアーム27,27で連結している。そして、該各アーム27,27をそれぞれエアシリンダ51,51で押し引き操作することにより、押付側挟みロール21を基準側挟みロール11に対して離間状態と近接状態とに変位させ得るようにしている。
【0036】
この図7及び図8に示す第2実施形態の布類折畳み装置では、第1実施形態における押付側挟みロール21を分割したことによる機能はないものの、押込装置4による布類押込み前には、各エアシリンダ51,51が縮小していて押付側挟みロール21が基準側挟みロール11に対して離間しており、該布類押込み直後に各エアシリンダ51,51が伸長して押付側挟みロール21を基準側挟みロール11に対して近接させる(両挟みロール11,21で4つ折り布類Y1の押込み部分を挟持する)ようになっている。従って、布類Y1の前後の厚さが異なるものであっても、該布類Y1の前後全長に亘って同時に送込み作用を開始させることができる。
【0037】
尚、本願の他の実施形態では、請求項1に対応するものとして、次のように実施変更することができる。まず、挟み装置1は、ベルトを掛けないロール(11,22,23)のままでもよい。又、各分割挟みロール22,23の付勢手段として、エアシリンダ51,52に代えてスプリングを使用することができ、その場合は押付側挟みロール21を基準側挟みロール11に対して近接・離間方向に変位させるための操作手段として、エアシリンダ51,52に代えてカム式等の適宜の手段を採用してもよい。
【0038】
【発明の効果】
本願発明の布類折畳み装置は、次のような効果がある。
【0039】
本願請求項1の発明の効果
本願請求項1の布類折畳み装置では、押付側挟みロール21を操作手段51,52により基準側挟みロール11に対して近接・離間方向に変位せしめ得るようにし、さらに該操作手段51,52により、布類の押込み動作前は押付側挟みロール21を基準側挟みロール11に対して離間させておくとともに布類の押込み動作直後に押付側挟みロール21を基準側挟みロール11側に変位させるようにしている。
【0040】
従って、この請求項1の布類折畳み装置では、布類Y1の前後の厚さが異なっていても、該布類の前後全長に亘って同時に送込み作用を開始させることができ、該布類の送出し精度を向上させる(送出し方向に対する布類の姿勢が傾斜しないようにする)ことができるという効果がある。
【0041】
本願請求項2の発明の効果
本願請求項2の発明は、上記請求項1の布類折畳み装置において、基準側挟みロール11と押付側挟みロール21にそれぞれ所定長さのベルト15,25,26を巻付けて、基準側挟みロール11側のベルト15と押付側挟みロール21側の各ベルト25,26間で2つ折り状態の布類を挟み付けるようにしている。
【0042】
従って、この請求項2の布類折畳み装置では、両挟みロール11,21間で折込まれた布類が左右両側からベルト(15と25、26)で挟まれた状態で送出されるので、その布類の送出し姿勢が安定し、次の折畳み工程での折畳み精度を良好にし得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施形態の布類折畳み装置の正面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】図3の布類折畳み装置の作動説明図である。
【図5】図4の状態変化図である。
【図6】図5のIV−IV矢視相当図である。
【図7】本願第2実施形態の布類折畳み装置における図1相当図である。
【図8】図7のVIII−VIII矢視相当図である。
【図9】布類の折畳み工程図である。
【図10】従来の布類折畳み装置の斜視図である。
【図11】図10のXI−XI矢視図である。
【図12】図11のXII−XII矢視相当図である。
【図13】図10の布類折畳み装置で折畳まれた布類の説明図である。
【符号の説明】
1は挟み装置、2は搬送コンベア、4は押込装置、11は基準側挟みロール、15はベルト、21は押付側挟みロール、22は前側分割挟みロール、23は後側分割挟みロール、25,26はベルト、41はエアシリンダ、42は押込片、51,52は操作手段となるエアシリンダ、Y1は布類である。

Claims (2)

  1. シーツのような布類(Y1)を搬送させながら該布類(Y1)の折り位置を押込装置(4)により挟み装置(1)側に押込んで該布類(Y1)を2つ折りするようにした布類折畳み装置であって、
    挟み装置(1)は、基準側挟みロール(11)と該基準側挟みロール(11)に対して近接・離間方向に変位し得る押付側挟みロール(21)とを有し、
    押付側挟みロール(21)を操作手段(51,52)により基準側挟みロール(11)に対して近接・離間方向に変位せしめ得るようにし、
    該操作手段(51,52)で、布類(Y1)の押込み動作前は押付側挟みロール(21)を基準側挟みロール(11)に対して離間させておくとともに布類(Y1)の押込み動作直後に押付側挟みロール(21)を基準側挟みロール(11)側に変位させるようにした、
    ことを特徴とする布類折畳み装置。
  2. 請求項1において、
    基準側挟みロール(11)と押付側挟みロール(21)にそれぞれ所定長さのベルト(15,25,26)を巻付けて、基準側挟みロール(11)側のベルト(15)と押付側挟みロール(21)側のベルト(25,26)間で2つ折り状態の布類(Y2)を挟み付けるようにした、
    ことを特徴とする布類折畳み装置。
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