JP4203829B2 - レンズシフト機構 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズシフト機構に関し、特に、デジタルシネマ用のプロジェクタに適用するのに好適なレンズシフト機構に関する。
プロジェクタ(例えば特許文献1参照)には、スクリーン上の画像の上下位置を調整するために、レンズを上下駆動するレンズシフト機構が設けられている。
レンズシフト機構においては、レンズが取り付けられる部材(以下、レンズ取付部材と称する)を固定部材に上下駆動可能なように取り付けることで、レンズの上下駆動が可能となる。このように上下駆動可能なように取り付けるための取付手法としては、従来、アリミゾ形式のガイドや、リニアガイド、ボールブッシュなどのガイド部材を使用し、また、レンズの前後位置の調整用にスペーサを使用する、といった手法が採用されていた。また、レンズを上下駆動するための駆動手法としては、ネジとナットによる駆動手法が採用されていた。
特開平05-040308号公報
しかしながら、このような従来の手法を採用したレンズシフト機構は、次のような様々な問題点を有し、いわゆるデジタルシネマ用のレンズシフト機構としては不適であった。
即ち、デジタルシネマ用のレンズは、映画館で使用されることから、従来のプロジェクタのレンズと比較すると大きくて重い。従って、単に従来の取付手法を採用しただけでは、潤滑材の劣化やゴミなどによるスベリ摩擦の増大でレンズシフト自体ができなくなったり、レンズシフトができたとしてもそのガタが大きくなる、という問題があった。また、レンズの前後位置の組立調整にスペーサを使う場合には、3点調整が限度であり、スペーサによる調整の困難さ自体とあいまって、組立調整全体が困難となり、かつ、組立調整後の剛性も低くなる、といった問題があった。また、ネジとナットによる従来の駆動方法を採用する場合には、スベリ摩擦により上下駆動にガタが発生するという問題や、その従来の駆動方法を実現するためには、レンズシフト機構の構造自体も複雑となり組立が困難となる、といった問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、デジタルシネマ用のプロジェクタに適用するのに好適なレンズシフト機構を提供できるようにするものである。
本発明の一側面のレンズシフト機構は、レンズが取り付けられる第1の部材を、固定された第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けることで、前記レンズの上下駆動を可能とするレンズシフト機構であって、前記第1の部材には、複数のボールベアリングを有する取付軸がN本(Nは3以上の整数値)取り付けられており、前記第1の部材における前記N本の取付軸のそれぞれの取付位置に対応する前記第2の部材のそれぞれの位置には、前記第1の部材の上下方向の駆動範囲以上の長さを上下方向に有する長穴がN個開いており、前記N本の取付軸のそれぞれが、対応する前記長穴を貫通して、自身が有する前記複数のボールベアリングのそれぞれにより前記第2の部材を挟みこむように取り付けられることで、前記第1の部材が前記第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けられている。
前記取付軸の前記長穴が貫通される端にはネジが設けられており、前記ネジとナットにより、前記取付軸が前記第2の部材に取り付けられ、前記ナットの締め度合いにより、前記複数のボールベアリングのうちの少なくともひとつの前後方向の位置が可変される。
前記第2の部材には、さらに、複数のボールベアリングが取り付けられており、前記第1の部材には、さらに、前記第1の部材が前記第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けられるときに前記第2の部材の前記複数のボールベアリングが配置されるレール部材が、前記第2の部材の前記複数のボールベアリングの上下方向の移動が可能であってかつ左右方向の移動が規制されるように取り付けられている。
本発明の一側面のレンズシフト機構によれば、レンズが取り付けられる第1の部材が、次のようにして、固定された第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けられることで、前記レンズの上下駆動が可能となる。即ち、前記第1の部材には、複数のボールベアリングを有する取付軸がN本(Nは3以上の整数値)取り付けられており、前記第1の部材における前記N本の取付軸のそれぞれの取付位置に対応する前記第2の部材のそれぞれの位置には、前記第1の部材の上下方向の駆動範囲以上の長さを上下方向に有する長穴がN個開いており、前記N本の取付軸のそれぞれが、対応する前記長穴を貫通して、自身が有する前記複数のボールベアリングのそれぞれにより前記第2の部材を挟みこむように取り付けられることで、前記第1の部材が前記第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けられる。
以上のごとく、本発明によれば、レンズの上下駆動が可能なレンズシフト機構の提供が可能になる。特に、デジタルシネマ用のプロジェクタに適用するのに好適なレンズシフト機構の提供が可能になる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、明細書または図面における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書または図面に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書または図面に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明の一側面のレンズ機構(例えば図1のレンズ機構1)は、
レンズ(例えば図1のレンズ2)を取り付ける第1の部材(例えば図1や図2等のレンズブラケット12)を、固定された第2の部材(例えば図1や図2等のフロントプレート13)に対して上下駆動可能なように取り付けることで、前記レンズの上下駆動を可能とするレンズシフト機構において、
前記第1の部材には、複数のボールベアリング(例えば図4や図5等の4本のボールベアリング42−1乃至42−4)を有する取付軸がN本(Nは3以上の整数値)取り付けられており(例えば図7のように取り付けられており)、
前記第1の部材における前記N本の取付軸のそれぞれの取付位置に対応する前記第2の部材のそれぞれの位置には、前記第1の部材の上下方向の駆動範囲以上の長さを上下方向に有する長穴がN個開いており(例えば図8に示されるように4個の長穴31が開いており)、
前記N本の取付軸のそれぞれが、対応する前記長穴を貫通して、自身が有する前記複数のボールベアリングのそれぞれにより前記第2の部材を挟みこむように取り付けられることで、前記第1の部材が前記第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けられている(例えば図2や図3の例では、ボールベアリング42−1,42−2との組と、ボールベアリング42−3,42−4との組とにより、フロントプレート13の前面と後面とが挟まれるように、中心軸41が、フロントプレート13の長穴31を貫通し、ネジ部41−Nbに対してナット44が取り付けられることで、取付軸21が取り付けられたレンズブラケット12が、フロントプレート13に取り付けられている)。
前記取付軸の前記長穴が貫通される端にはネジ(例えば図5のネジ部41−Nb)が設けられており、前記ネジとナット(例えば図5のナット44)により、前記取付軸が前記第2の部材に取り付けられ(例えば図2や図3参照)、前記ナットの締め度合いにより、前記複数のボールベアリングのうちの少なくともひとつの前後方向の位置が可変される(例えば図6の構造では、ナット44の締め度合いにより、穴52を貫通した軸51に取り付けられたボールベアリング42−3,42−4の組の前後方向(y軸の方向)の位置が可変される)。
前記第2の部材には、さらに、複数のボールベアリング(例えば図8の3つのボールベアリング32)が取り付けられており、
前記第1の部材には、さらに、前記第1の部材が前記第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けられるときに前記第2の部材の前記複数のボールベアリングが配置されるレール部材(例えば図7の左右規制用ガイドレール22)が、前記第2の部材の前記複数のボールベアリングの上下方向の移動が可能であってかつ左右方向の移動が規制されるように取り付けられている。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用されるレンズシフト機構の一実施の形態の構成を示す斜視図である。
図1の例では、レンズシフト機構1には、デジタルシネマ用のレンズ2が取り付けられている。即ち、本実施の形態では、デジタルシネマ用のプロジェクタの一構成要素として、レンズシフト機構1とレンズ2とが設けられている。図示はしないが、このプロジェクタは、スクリーン上に画像を投影する。このスクリーン上に投影された画像の上下位置を調整するためには、レンズ2を上下駆動する必要がある。このため、本実施の形態では、レンズ2を上下駆動させるべく、レンズシフト機構1が設けられているのである。
なお、図1にはx,y,z軸が描画されているが、レンズ2は、このうちのz軸の方向を上下方向として駆動する。そこで、以下、z軸の正方向(矢印の方向)を上方向と、その逆方向、即ちz軸の負方向を下方向と適宜称する。また、y軸の負方向、即ち、レンズ2の投影方向を前方向と、その逆方向、即ちy軸の正方向を後方向と、適宜称する。この呼称に伴い、各部材のうちの、上から下に向かう方向(z軸の負方向)に見た面を上面と、下から上に向かう方向(z軸の正方向)に見た面を下面と、前から後に向かう方向(y軸の正方向)に見た面を前面と、後から前に向かう方向(y軸の負方向)に見た面を後面と、それぞれ称する。この呼称は、別の図面を用いた説明でも同様に用いるとする。
レンジスフト機構1には、設置台11、レンズブラケット12、フロントプレート13、バックプレート14、および連結棒15が設けられている。
上下方向に対して垂直方向に、即ち、xy平面に平行に、設置台11が配置される。その設置台11の上面には、図1中右から順に(y軸の負方向に)、バックプレート14とフロントプレート13とが、上下方向(z軸の方向)に平行に離間して固定配置される。
また、フロントプレート13の後面とバックプレート14の前面とは、前後方向(y軸の方向)に平行な4本の連結棒15により結合されている。これにより、レンズシフト機構1の剛性は増すことになる。
即ち、レンズ2は、デジタルシネマ用であることから、大きくて重い。具体的には例えば、家庭用のレンズとしては、口径30乃至40mm程度の小さくて軽いレンズが使われるのに対して、デジタルシネマ用のレンズ2としては、口径170mm程度の大きな、かつ、重量が10乃至20kg程度の重たいレンズが使われる。このため、レンズシフト機構1には、強剛性が求められ、その剛性を増すべく様々な工夫がなされている。その工夫のうちの1つが、4本の連結棒15を設けることである。
その他の剛性を増すための工夫、例えば、取付軸21による4点支持(図2等参照)等の工夫については後述する。
以上説明したように、設置台11、フロントプレート13、およびバックプレート14は、プロジェクタが映画館に設置された場合には固定されて駆動しない。
これに対して、レンズブラケット12は、レンズ2用のレンズ取付部材であって、レンズ2とともに上下方向(z軸の方向)に駆動可能となるように、固定部材であるフロントプレート13に取り付けられる。
以下、レンズブラケット12とフロントプレート13とについて、さらに詳しく説明していく。
図2は、図1の斜視図に対して、レンズ2、バックプレート14、および4本の連結棒15を除外した場合のレンズシフト機構1の構成例を示す斜視図である。また、図3は、図2の上方部分の拡大図である。
図2に示されるように、レンジスシフト機構1には、さらに、モータ16、ギア17、ウォームギア18が設置台11の上面に設けられ、また、ウォームギア18の上にはウォームホイール19が設けられており、これらの部材等により、レンズブラケット12が上下方向に駆動することになる。即ち、後述する図9に示されるように、これらの部材が、レンズブラケット12を上下方向に駆動するための駆動機構の一構成要素である。ただし、かかる駆動機構の詳細については、図9乃至図12を参照して後述する。
フロントプレート13の前面および後面のうちの、前面側から見て(y軸の正方向に見て)、左上方、右上方、左下方、および右下方には、上下方向(z軸の方向)が長く左右方向(x軸の方向)が短い穴31(以下、長穴31と称する)がそれぞれ開いている。一方、レンズブラケット12の後面のうちの、前面側から見て、左上方、右上方、左下方、および右下方には、取付軸21がそれぞれ設けられている。
図2や図3に示されるように、この4つの取付軸21のそれぞれが、対応する4つの長穴31のそれぞれに挿入されて取り付けられることで、レンズブラケット12は、上下方向に駆動可能となるように、フロントプレート13に取り付けられることになる。即ち、本実施の形態では、レンズブラケット12は、取付軸21の4点支持により、フロントプレート13に取り付けられる。この場合、4つの取付軸21のそれぞれは、長穴31の上下方向の長さの範囲内で、上下方向に自在に移動することができるので、結果として、レンズブラケット12は、長穴31の上下方向の長さの範囲内で、上下駆動が可能となる。換言すると、長穴31の上下方向の長さは、レンズブラケット12の駆動範囲以上、例えば後述する図11の最下位置L乃至最上位置Hの範囲以上の長さがあればよい。
さらに以下、図4乃至図6を参照して、取付軸21についてより詳細に説明する。
図4は、前面側から見て、即ちy軸の正方向に見て、レンズブラケット12の後面の右上方に取り付けられた取付軸21の構成例を示す斜視図である。また、図5は、レンズブラケット12から取り外された取付軸21の構成例を示す上面図である。
図4と図5に示されるように、取付軸21は、中心軸41、4つのボールベアリング(車輪)42−1乃至42−4、ナット43、およびナット44を含むように構成されている。即ち、中心軸41の両端には、ネジ部41−Nfとネジ部41−Nbとがそれぞれ設けられており、ナット43はネジ部41−Nfに取り付けられ、ネット44はネジ部41−Nbに取り付けられる。そして、ネジ部41−Nfとネジ部41−Nbとの間、即ち、中心軸41の中央部には、4つのボールベアリング(車輪)42−1乃至42−4が取り付けられる。具体的には、中心軸41の中央部のうちの、ネジ部41−Nf側(前側)には、ボールベアリング42−1,42−2が上から見て左右対称に取り付けられ、ネジ部41−Nb側(後側)には、ボールベアリング42−3,42−4が上から見て左右対称に取り付けられる。
そして、図4に示されるように、ネジ部41−Nfとナット43により、取付軸21はレンズブラケット12の後面に取り付けられる。
また、図2と図3とから明らかなように、ボールベアリング42−1,42−2との組とボールベアリング42−3,42−4との組とによりフロントプレート13の前面と後面とが挟まれるようにして、中心軸41が長穴31を貫通し、フロントプレート13の後面側からナット44がネジ部41−Nbに取り付けられることで、取付軸21がフロントプレート13に取り付けられる。即ち、このようにして4つの取付軸21のそれぞれがフロントプレート13に取り付けられることで、レンズブラケット12が、フロントプレート13に対して上下駆動可能なように取り付けられることになる。
この場合、ナット44の締め度合いを可変することによって、ボールベアリング42−3,42−4の組の前後方向(中心軸41の長さ方向であって、y軸の方向)の位置の微調整を行うことが可能になる。この微調整は、4つの取付軸21のそれぞれにおいて他とは単独して実行でき、さらに、その精度はそれぞれ、デジタルシネマ用レンズ2の焦点合わせに必要な数十ミクロンメータ以下とされている。従って、レンズブラケット12のフロントプレート13に対する取付けを、即ち、レンズ2の前後位置の組立調整を、デジタルシネマに必要な精度を保ったまま簡単に行うことが可能になる。
なお、この微調整が行える原理は次の通りである。即ち、図6に示されるように、中心軸41に空けられた穴52を軸51が貫通し、この軸51に対して、ボールベアリング42−3(図6には図示せず)とボールベアリング42−4とが中心軸41を挟み込むこむように取り付けられる。また、穴52の前後方向(中心軸41の長さ方向であって、y軸の方向)の長さが、軸51の直径よりも長くなるように、中心軸41が構成されている。これにより、軸51は、即ち、その軸51に取り付けられたボールベアリング42−3,42−4の組は、その穴52の長さの範囲内で前後方向に自在に移動可能となる。そこで、この軸51を前後方向に駆動させる部材として、ナット44が設けられているのである。
即ち、ナット44が締められる程、ナット44自身が、前方向(y軸の負方向)に、即ち、ナット44から見てボールベアリング42−3,42−4の組の方向に移動していくので、そのナット44の前方向の移動に伴って、軸51に取り付けられたボールベアリング42−3,42−4の組も前方向に移動していくのである。これに対して、ナット44が緩められる程、ナット44自身が、後方向(y軸の正方向)に、即ち、ナット44から見てボールベアリング42−3,42−4の組とは逆方向に移動していくので、そのナット44の後方向の移動に伴って、軸51に取り付けられたボールベアリング42−3,42−4の組も後方向に移動していくのである。
このように、レンズブラケット12のフロントプレート13に対する取付けは、レンズブラケット12側の4本の取付軸21のそれぞれが、フロントプレート13側の4つの長穴31のそれぞれに挿入されて取り付けられることによって実現される。ただし、これでけでは、単に、レンズブラケット12が上下方向に駆動可能な状態になされただけであり、その他、レンズブラケット12を上下方向に実際に駆動するための部材や、レンズブラケット12の上下駆動時のガタ防止用の部材等を、レンズブラケット12やフロントプレート13に設ける必要がある。以下、このような部材の一例を、図7と図8を参照して説明する。
図7は、レンズブラケット12の後面の構成例を示す斜視図である。図8は、フロントプレート13の前面の構成例を示す斜視図である。ただし、図8の例では、フロントプレート13は、バックプレート14とともに設置台11に固定されている状態である。
図7に示されるように、レンズブラケット12の後面には、上述した4つの取付軸21に加えてさらに、後面側から見て(y軸の負方向に見て)、右上方と右下方の取付軸21の間に左右規制用ガイドレール22が設けられ、また、左下方と右下方の取付軸21の間に上下駆動用ガイドレール23が設けられている。
また、図8に示されるように、フロントプレート13の前面には、上述した4つの長穴31に加えてさらに、前面側から見て(y軸の正方向に見て)、左上方と左下方の長穴31の間に、換言すると、レンズブラケット12における左右規制用ガイドレール22の配置位置に対応する位置に3つのボールベアリング32が設けられ、また、左下方と右下方の長穴31の間に、換言すると、レンズブラケット12における上下駆動用ガイドレール23の配置位置に対応する位置に、偏芯軸33−aを有する回転板33、その偏芯軸33−aに組み込まれるボールベアリング34、SW(Switch)蹴飛ばし板35、および、リミッタスイッチ36が設けられている。
このような構成の図7のレンズブラケット12の後面と図8のフロントプレート13の前面とを対向させて、上述したように4つの取付軸21を対応する長穴31にそれぞれ挿入してフロントプレート13に取り付けることで、図2等に示されるように、レンズブラケット12がフロントプレート13に対して上下駆動可能なように取り付けられることになる。
この場合、図8の3つのボールベアリング32が図7の左右規制用ガイドレール22内に配置され、図8の偏芯軸33−aに組み込まれたボールベアリング34が上下駆動用ガイドレール23内に配置される。
これにより、図8の3つのボールベアリング32は、図7の左右規制用ガイドレール22内において上下方向(z軸の方向)に自在に移動できる一方、左右方向(x軸の方向)の移動は左右規制用ガイドレール22により規制されることになる。その結果、レンズブラケット12が、後述する図9等の駆動機構により上下駆動する場合、左右方向へのガタはほぼ皆無となる。即ち、図8の3つのボールベアリング32と図7の左右規制用ガイドレール22とが、レンズブラケット12の上下駆動時のガタ防止用部材のひとつである。
また、図8の偏芯軸33−aに組み込まれたボールベアリング34は、図7の上下駆動用ガイドレール23内においては、左右方向(x軸の方向)に自在に移動できる一方、上下方向(z軸の方向)の移動は上下駆動用ガイドレール23により規制されることになる。そして、上下駆動用ガイドレール23は、上下方向に駆動可能な状態のレンズブラケット12に固着されている。このことは、図8の偏芯軸33−aに組み込まれたボールベアリング34が上下方向に移動しようとすると、それに伴い、上下駆動用ガイドレール23も上下方向に移動し、さらには、上下駆動用ガイドレール23が固着されたレンズブラケット12も上下方向に移動しようとする、ということを意味している。
即ち、詳細については図9乃至図12を参照して後述するが、図8の回転板33が回転すると、その回転に伴って偏芯軸33−aの上下方向の位置は移動するので、さらに、この移動に伴って、レンズブラケット12も上下方向に移動することになる。
このように、図8のボールベアリング34が組み込まれた偏芯軸33−aを有する回転板33と、そのボールベアリング34の動きをガイドする上下駆動用ガイドレール23とが、レンズブラケット12を上下方向に実際に駆動するための部材のひとつである。
なお、SW蹴飛ばし板35とリミッタスイッチ36との機能については、図12を参照して後述する。また、後述するように、図8のボールベアリング34が組み込まれた偏芯軸33−aを有する回転板33、SW蹴飛ばし板35、およびリミッタスイッチ36もまた、図9に示されるように、レンズブラケット12を上下方向に駆動するための駆動機構の一構成要素である。
即ち、図9は、レンズブラケット12を上下方向に駆動するための駆動機構の構成例を示す斜視図である。
図9に示されるように、この駆動機構は、図9には図示しない設置台11(図2等参照)の前面であって、図9に図示しないフロントプレート13に対して後方(y軸の正方向)に、モータ16とウォームギア18とが左右方向(x軸の方向)に平行に設置される。このとき、モータ16の軸と、ウォームギア18の軸に取り付けられたギア17とが噛み合わされる。また、ウォームホイール19は、ウォームギア18と噛み合わされるようにその上方(z軸の正方向)に設置される。そして、ウォームホイール19の中心と、SW蹴飛ばし板35と回転板33の中心とが、フロントプレート13の前後面を挟むように(図2や図8参照)、軸20に固着される。また、SW蹴飛ばし板35の下方には、リミッタスイッチ36が設けられている。
この駆動機構の動作は、次の通りとなる。即ち、モータ16の軸のyz平面上の回転に伴い、ギア17、ウォームギア18、および、ウォームホイール19を介して、回転板33がxz平面上を回転する。すると、偏芯軸33−aは、回転板33の中心の周りを円運動して、その上下方向(z軸の方向)の位置を可変させることになる。
なお、SW蹴飛ばし板35とリミッタスイッチ36については、図12を参照して後述する。
このような駆動機構の動作によって、レンズブラケット12が、図10や図11に示されるよう上下方向に駆動することになる。
即ち、上述したように、偏芯軸33−aに組み込まれたボールベアリング34は、上下駆動用ガイドレール23内に上下方向の移動が規制されるように配置される。また、上下駆動用ガイドレール23はレンズブラケット12に固着されている。これにより、偏芯軸33−aに組み込まれたボールベアリング34が上下方向に移動しようとすると、それに伴い、レンズブラケット12も上下方向に駆動することになる。
この場合、モータ16の回転に従って、偏芯軸33−aは、図10に示される位置Lを最下位置として、図10と図11とに示される位置Cを中心位置として、図11に示される位置Hを最上位置として、上下方向に移動することになる。従って、レンズブラケット12もまた、図11に示される最下位置L乃至最上位置Hに対応する範囲内で、上下方向に移動することになる。
即ち、レンズブラケット12の上下方向の位置は、モータ16の回転角度に応じた位置となる。このモータ16の回転角度、即ち、レンズブラケット12の上下方向の位置は、図示せぬモータドライバや制御装置等の制御により自在に調整可能である。換言すると、レンズブラケット12を上下方向に移動させる場合、その移動距離に応じた分だけモータ16を回転させるような制御を行えばよい。
ここで注目すべき点は、このレンズブラケット12と、他の部材(主にフロントプレート13)との接触は、取付軸21のボールベアリング42−1乃至42−4、フロントプレート13側の3つのボールベアリング32、および、回転板33の偏芯軸33−aに組み込まれたボールベアリング34のみであるという点、即ち、レンズブラケット12の上下駆動は、全て転がり摩擦だけを有しており、スベリ摩擦が全くないという点である。これにより、従来のネジとナットによるレンズ上下駆動機構と比較して、レンズブラケット12に取り付けられたレンズ2(図1参照)を、ガタ無く安定してかつ精度よく、上下駆動させることができるようになる。
さらに、上述したように、フロントプレート13側の3つのボールベアリング32は、左右規制用ガイドレール22内に左右方向の移動が規制されるように配置されているので、レンズブラケット12の上下駆動時の左右方向のガタもほぼ無くなる。
そして、レンズブラケット12の上下駆動が完了したとき、即ち、モータ16の回転が停止したときには、ウォームギア18とウォームホイール19とが有するいわゆるセルフロック機能により、レンズブラケット12の上下方向の位置は変化せずに保持されるのである。
さらに、モータ16の回転制御の不調等により、モータ16が停止せずに回転し続けても、図8の偏芯軸33−aに組み込まれたボールベアリング34は、図7の上下駆動用ガイドレール23内において左右方向に往復運動し、その結果、レンズブラケット12は上下方向に往復運動するだけである。即ち、従来のレンズシフト機構では、レンズ取付部材(本実施の形態のレンズブラケット12に対応する従来の部材)が移動極限まで上下駆動した後も、モータがさらに回転し続けようとすると、モータが過負荷となって、例えばモータが焼き付いてしまう、という問題が発生してしまう。これに対して、本実施の形態のレンズシフト機構1では、モータ16が回転し続けても、レンズブラケット12は、所定の駆動範囲を上下方向に往復運動するだけであり、即ち、所定の駆動範囲を超えて上または下方向にさらに移動してしまうことは機構上ありえないので、モータの過負荷は発生せず、かかる問題も発生しない。
以上説明したように、本発明が適用されるレンズシフト機構1をデジタルシネマ用のプロジェクタに適用することで、従来のレンズシフト機構をそのままデジタルシネマ用のプロジェクタに適用したときに発生してしまう種々の問題点、即ち、[発明が解決しようとする課題]で上述した種々の問題点を解決できるか、または問題点自体発生しなくなる。このように、本発明が適用されるレンズシフト機構1をデジタルシネマ用に適用すると好適である。
なお、モータ16が回転し続けること自体は異常現象のため、かかる異常現象が発生したときに、その異常現象を停止すべく、図12に示されるように、SW蹴飛ばし板35とリミッタスイッチ36とが設けられているのである。
即ち、SW蹴飛ばし板35は、リミッタスイッチ36を蹴飛ばすためのツメ35−aを有しており、このツメ35−aがリミッタスイッチ36を蹴飛ばすと、リミッタスイッチ36が動作し、即ち、リミッタスイッチ36のスイッチ状態がオフ状態からオン状態となり、モータ16の回転が強制的に止まるようになされている。即ち、リミッタスイッチ36のスイッチ状態がオフ状態からオン状態となることが、モータ16の回転停止指令発行の一条件となされているのである。
なお、このツメ35−aの個数や取付け位置は、特に限定されない。ただし、図10と図11とから容易にわかることであるが、レンズブラケット12が最下位置から最上位置までに移動するとき、即ち、回転板33の偏芯軸33−aが最下位置Lから最上位置Hまで移動するとき、またはその逆方向に移動するとき、回転板33は180度回転する。そこで、本実施の形態では、回転板33の回転角度が0度と180度とであるときの検知ができるように、ツメ35−aがつけられている。即ち、回転板33の回転角度が0度と180度となったときに、ツメ35−aがリミッタスイッチ36を蹴飛ばすように構成されている。
このように、SW蹴飛ばし板35とリミッタスイッチ36とが有する機能とは、回転板33の回転角度が制限角度(上述した例では0度と180度)になったときに、モータ16の回転を止める機能、または、止めるための一助となる動作を行う機能である。換言すると、かかる機能を有するものであれば、SW蹴飛ばし板35とリミッタスイッチ36とを特に採用する必要は無い。具体的には例えば、SW蹴飛ばし板35の代わりに、回転板33の回転角度を所定の制限角度までに制限する制限部材を採用し、リミッタスイッチ36の代わりに、例えば、回転板33の回転角度が制限角度になったことを検出する検出機構を採用するようにしてもよい。
以上、本発明が適用されるレンズシフト機構の一実施の形態として、図1乃至図12に示されるレンズシフト機構1について説明したが、本発明は、レンズシフト機構1に限定されず、様々な実施の形態を取ることが可能である。
例えば図示はしないが、回転板33の回転角度を検出する検出器、具体的には例えばポテンションメータをさらに設けることで、レンズブラケット12の上下シフトの調整中においては、その上下位置をユーザに呈示することもできる。具体的には例えば、所定の画面上に上下位置を表示したり、上下位置を示すメッセージを音声として出力することも可能になる。
さらにまた、その調整後においては、調整時点のポテンションメータの値を図示せぬメモリ等に調整値として保持しておくことも可能になる。例えば、スクリーン上に投影され得る映像コンテンツは多種多様であって、映画についていえば「Cine-scope」,「Vista」といったアスペクトが異なる種類に大別され、それぞれについてのレンズブラケット12の上下シフト調整が必要になる。この場合、プロジェクタの映画館の設置時等における初回の各種調整において、「Cine-scope」,「Vista」それぞれについて、レンズブラケット12の上下シフト調整を行い、それぞれの調整値をメモリに保持しておくことができる。これにより、その後、映画の上映中に、「Cine-scope」と「Vista」とのうちの一方から他方へ切替える必要がでてきたときにも、そのメモリに保持された調整値を目標値として入力するだけで、新たな上下シフト調整を行う必要は無く、上下シフトの位置変更が容易にできるようになる。
また、上述したように、基本的に、モータ16の回転制御を行うだけで、レンズブラケット12の上下シフト調整ができるので、例えば図示はしないが、モータ16の回転制御を指令するためのリモートコントローラを用意することで、ユーザは、レンズシフト機構1が搭載されたプロジェクタの設置位置から離れた場所から、例えばスクリーン付近から、リモードコントローラを操作して、レンズブラケット12の上下シフト調整を行うことが可能になる。さらに、このリモートコントローラに、レンズブラケット12の上下シフト調整のみならず、その他の調整に必要な各種機能、例えばレンズ2のフォーカス機能等を搭載させることで、より一段と簡便な調整が可能になる。
また、レンズブラケット12の上下シフトを行うための駆動機構は、図9の例に限定されず、例えば図示はしないが、ユーザが手動でレンズブラケット12を上下シフトさせる駆動機構を採用してもよい。
また例えば、上述した例では、レンズ2用のレンズ取付部材であるレンズブラケット12を、固定部材であるフロントプレート13に取付ける部材としては、4つの取付軸21が採用された。ただし、この取付軸21の個数は、4個に限定されず、任意の個数でよい。
換言すると、従来においては、レンズ取付部材を固定部材に取付けるための部材としては、スペーサが採用されていた。このスペーサは、調整が困難であり、また、4点調整は実質不可能であった。即ち、従来のレンズシフト機構では、レンズの前後の微調整としては、スペーサによる3点調整までしかできなかった。これにより、従来のレンズシフト機構は、剛性が低く、そのレンズの前後の組立調整が困難であった。
これに対して、ボルトをまわすだけの簡単な調整ができ、かつ簡素な構成の取付軸21を採用することで、従来不可能であった4点調整、さらにはそれ以上の多数の点の調整が容易に可能になり、その結果、レンズシフト機構1は、剛性が高くなり、組立調整も容易かつ精度よく行えるようになる。また、取付軸21は簡素な構成であり、固定部材側も長穴31(図8等参照)を開けるだけでよいので、従来に比較してコストの低減も図れるようになる。
本発明が適用されるレンズシフト機構の構成例を示す斜視図である。 図1に対して、レンズ、バックプレート、および4本の連結棒を除外した場合のレンズシフト機構の構成例を示す斜視図である。 図2の上方部分の拡大図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、レンズブラケットに取り付けられた取付軸の構成例を示す斜視図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、レンズブラケットから取り外された取付軸の構成例を示す上面図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、2つのボールベアリングを取り外した取付軸の構成例を示す斜視図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、レンズブラケットの後面の構成例を示す斜視図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、フロントプレートの前面の構成例を示す斜視図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、レンズブラケットを上下方向に駆動する駆動機構の構成例を示す斜視図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、レンズブラケットの上下方向の駆動動作を説明する図であって、レンズブラケットが最下位置に存在する場合の側面図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、レンズブラケットの上下方向の駆動動作を説明する図であって、レンズブラケットが最下位置に存在する場合の側面図である。 図1のレンズシフト機構のうちの、SW蹴飛ばし板とリミッタスイッチとの構成例を示す斜視図である。
符号の説明
1 レンズシフト機構, 2 レンズ, 11 設置台, 12 レンズブラケット, 13 フロントプレート, 14 バックプレート, 15 連結棒, 16 モータ, 17 ギア, 18 ウォームギア, 19 ウォームホイール, 20 軸, 21 取付軸, 22 左右規制用ガイドレール, 23 上下駆動用ガイドレール, 31 長穴, 32 ボールベアリング, 33 回転板, 33−a 偏芯軸, 34 ボールベアリング, 35 SW蹴飛ばし板, 35−a ツメ, 36 リミッタスイッチ

Claims (3)

  1. レンズが取り付けられる第1の部材を、固定された第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けることで、前記レンズの上下駆動を可能とするレンズシフト機構において、
    前記第1の部材には、複数のボールベアリングを有する取付軸がN本(Nは3以上の整数値)取り付けられており、
    前記第1の部材における前記N本の取付軸のそれぞれの取付位置に対応する前記第2の部材のそれぞれの位置には、前記第1の部材の上下方向の駆動範囲以上の長さを上下方向に有する長穴がN個開いており、
    前記N本の取付軸のそれぞれが、対応する前記長穴を貫通して、自身が有する前記複数のボールベアリングのそれぞれにより前記第2の部材を挟みこむように取り付けられることで、前記第1の部材が前記第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けられている
    レンズシフト機構。
  2. 前記取付軸の前記長穴が貫通される端にはネジが設けられており、前記ネジとナットにより、前記取付軸が前記第2の部材に取り付けられ、前記ナットの締め度合いにより、前記複数のボールベアリングのうちの少なくともひとつの前後方向の位置が可変される
    請求項1に記載のレンズシフト機構。
  3. 前記第2の部材には、さらに、複数のボールベアリングが取り付けられており、
    前記第1の部材には、さらに、前記第1の部材が前記第2の部材に対して上下駆動可能なように取り付けられるときに前記第2の部材の前記複数のボールベアリングが配置されるレール部材が、前記第2の部材の前記複数のボールベアリングの上下方向の移動が可能であってかつ左右方向の移動が規制されるように取り付けられている
    請求項1に記載のレンズシフト機構。
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