JP4202231B2 - 地中連続壁水抜きパイプの施工装置および施工方法 - Google Patents

地中連続壁水抜きパイプの施工装置および施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、地中に構築した連続壁に水抜きパイプを施工する装置および方法に関し、より詳しくは、安全確実に作業を実施できるばかりでなく、粘土塊等による水抜きパイプの詰まりを防止することができ、さらには汎用性の高い推進機を用いて簡単で効率的にかつ経済的に施工できるように改良された装置および方法に関する。
従来、地中に構造物を構築する際には、地山の崩壊を防止して内部の掘削を可能にするために止水性を備えた地中連続壁を構築するが、地中連続壁工法等により構築した地中壁は地中構造物の完成後も地中に残置される場合がある。
ところが、止水性を備えた地中壁を地中に残置しておくと地下水流を遮断するため、地下水流の上流側では地下水位の上昇に伴う地下水の湧出や浸水が発生し、下流側においては地下水位の低下による地盤沈下や井戸枯れ等が発生する。
このため、地中連続壁を構築した後に開削側からブレーカー等を用いて貫通孔を削孔するとともにこの貫通孔に水抜きパイプを施工して通水路を確保する作業を行うが、地下水位が高い場合には作業中に水が噴出することがあり、さらには貫通孔の周囲の補強が必要な場合もあった。
また、地中壁の内部に箱抜き構造を設けて通水開閉弁を配置するとともに開削側からはつり出す方法も取られているが、箱抜き構造の強度低下や断面欠損に加えて、はつり作業に手間がかかる等の問題があった。
そこで、地中連続壁に地下水の通路を構築する様々な方法が提案されている(下記特許文献1〜3を参照)。
特開2002−348858号公報 特開平8−284154号公報 特開平7−138939号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている「地下通水装置および地下通水方法」は、地中に掘削形成した掘削溝内に鉄筋籠を建て込む際に鉄筋籠の所定位置に通水管や集水部を配置して固定するとともに、掘削溝内にコンクリートを打設して連続壁が完成した後に通水管の端部をはつり出す構成であり、設置作業やはつり作業に手間がかかる。
また、上記特許文献2に記載されている「連続地中壁の構築方法」は、透水装置を装備したH形鋼を未硬化状態の地中壁に建て込む構成であり、透水装置の外管および内管の寸法がこのH形鋼の寸法によって制限されることから地下水流の通水路として用いるには不適当である。
さらに、上記特許文献3に記載されている「連続地中壁を構築する方法及び連続地中壁」は、掘削溝の両壁面に透水シートを取り付けた後にこれらの透水シート間で延びるように口元管を配設してから掘削溝内にコンクリートを充填する構成であるため、材料費がかさむとともに施工方法が複雑である。
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、安全確実に作業できるばかりでなく、粘土塊等による水抜きパイプの詰まりを防止することができ、さらには汎用性の高い推進機を用いて簡単で効率的にかつ経済的に施工できるように改良された地中連続壁水抜きパイプの施工装置および施工方法を提供することにある。
上記の課題を解決する請求項1に記載した手段は、地中連続壁に水抜きパイプを施工するための装置であって、
地中連続壁を掘削する掘削ヘッドをその先端に有したスクリュロッドと、
その内部に前記スクリュロッドが挿通された管状の排土用ケーシングと、
前記排土用ケーシングの内周面と前記スクリュロッドの外周面と間の環状隙間を開閉自在に封止する、前記排土用ケーシングの基端側に配置されたピンチ弁と、
前記スクリューロッドを正逆両方向に回転駆動するとともに前記排土用ケーシングと共に掘削方向に前後進させる推進機と、
前記排土用ケーシングにスライド自在に外嵌されるとともに、前記排土用ケーシングと一体に前記地中連続壁を貫通した後に前記地中連続壁に残置される水抜きパイプと、
前記排土用ケーシングを挿抜可能でありかつ前記水抜きパイプの後端を封止可能な、前記水抜きパイプの後端に接続された止水弁と、
前記止水弁および前記水抜きパイプを前記排土用ケーシングと一体に推進させるために前記止水弁を着脱自在に支持する、前記推進機に設けられた止水弁支持部と、
前記排土用ケーシングの先端から地中および前記水抜きパイプの内部に充填するフィルタ材を密閉収納する、前記排土用ケーシングの内部に連通接続されたフィルタ材収納ホッパと、
前記排土用ケーシングと前記フィルター材収納ホッパとの間の連通を開閉自在に遮断するホッパ遮断弁とを備えることを特徴としている。
なお、止水弁と止水弁支持部との間に水抜きパイプと同径のパイプ材を着脱自在に接続しておくことが好ましい。
上記の課題を解決する請求項2に記載した手段は、請求項1に記載した装置を用いて地中連続壁に水抜きパイプを施工する方法であって、
前記掘削ヘッド、前記スクリュロッド、前記排土用ケーシングおよび前記推進機を用いて前記地中連続壁に貫通孔を掘削しつつ前記水抜きパイプを推進して前記地中連続壁に貫設し、
前記ホッパ遮断弁を開いた後に前記スクリュロッドを逆回転させて前記排土用ケーシングの先端から前記フィルタ材を地中および前記水抜きパイプの内部に送り出して充填し、 前記止水弁を前記止水弁支持部から切り離した後に前記排土用ケーシングおよび前記スクリュロッドを後退させて前記水抜きパイプおよび前記止水弁から抜き出し、
前記止水弁を閉じて前記水抜きパイプの後端を閉鎖することを特徴としている。
本発明の装置および方法によれば、掘削ヘッドにより地中連続壁を掘削しつつ、排土用ケーシングおよびスクリュロッドによって地中連続壁の破砕片を排土しながら、水抜きパイプを一体に推進することにより地中連続壁に水抜きパイプを貫通させることができる。 地中連続壁を貫通すると地中の地下水が水抜きパイプ内に流入するが、水抜きパイプには排土用ケーシングがスライド自在に内嵌しているので、地下水は排土用ケーシングの内周面とスクリュロッドの外周面との間の環状の隙間を通って排土用ケーシング内に流入する。
このとき、排土用ケーシングの基端側に配設されているピンチ弁をスクリュロッドの外周面に圧着させることにより、排土用ケーシングの基端側から地下水が噴出することを防止できる。
次いで、ホッパ遮断弁を開けるとともにスクリュロッドを逆回転させると、フィルタ材収納ホッパから供給される小石等のフィルタ材をスクリュロッドによって送り出し、排土用ケーシングの先端から地中に充填することができる。
さらに、スクリュロッドおよび排土用ケーシングを後退させつつフィルタ材をスクリュロッドによって送り出すことにより、水抜きパイプの内部にもフィルタ材を充填することができる。
なお、フィルタ材を収納しているホッパが密閉状態に構成されているので、地下水がフィルタ材収納ホッパの内部に噴出することはない。
そして、地中および水抜きパイプの内部に充填されたフィルタ材は、地中連続壁に貫設した水抜きパイプの先端から粘土塊等が浸入して水抜きパイプが水抜き不能となることを防止する。
次いで、止水弁と止水弁支持部との接続を切り離した後に掘削機を後退させると、排土用ケーシングおよびスクリュロッドを水抜きパイプおよび止水弁から引き抜くことができる。
引き抜きが完了したときに止水弁を閉じることにより、水抜きパイプからの地下水の噴出を止めることができる。
そして、このようにして地下水脈の上流側および下流側において地中連続壁に貫設した水抜きパイプ同士を排水管で接続することにより、地下水を上流側から下流側へと排水することができる。
なお、止水弁と止水弁支持部との間に水抜きパイプと同径のパイプ材を着脱自在に接続した場合には、このパイプ材の後端と止水弁支持部とを切り離すとともに、排土用ケーシングおよびスクリュロッドを後退させるときに排土用ケーシングの先端がパイプ材の内周面に内嵌しているときにその後退を停止させて止水弁を閉じることとすれば、水抜きパイプの内部に浸入した地下水がパイプ材の後端開口から噴出することを防止しつつ止水弁を閉じることが可能となる。
すなわち、本発明の装置および方法によれば、地中連続壁に水抜きパイプを施工する作業を安全確実に実施できるばかりでなく、粘土塊等による水抜きパイプの詰まりを防止することができ、さらには汎用性の高い推進機を用いて簡単で効率的にかつ経済的に施工することができる。
以下、図1乃至図10を参照し、本発明に係る地中連続壁水抜きパイプの施工装置および施工方法の一実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、掘削方向前方を前側と言い、掘削方向後方を後側という。
まず最初に図1を参照すると、地山(地中)1に構築したソイルセメント壁等の地中連続壁2に水抜きパイプを施工するための装置100が示されている。
この装置100は、地中連続壁2により構築された地下室等の地下構造物の底壁3上に水平に設置された架台4を有している。
この架台4上には推進機5が前後方向(図示左右方向)に変位自在に支持されており、かつその油圧シリンダ6のピストン7の先端7aは、底壁3上に固定されて左右方向(図示する紙面に対して垂直な方向)に延びる型鋼8に接続されている。
これにより、油圧シリンダ6を伸縮させることによって架台4上において推進機5を掘削方向(前後方向)に往復動させることができる。
推進機5の油圧シリンダ6や駆動モータ9の作動は制御盤10を操作することによって制御することができる。
推進機5の駆動モータ9によって回転駆動されるスクリュロッド11の先端には、地中連続壁2を掘削可能な掘削ヘッド12が固定されている。
スクリュロッド11は管状の排土用ケーシング13の内部に挿通されつつ、この排土用ケーシング13と推進方向に一体に往復動するようになっている。
排土用ケーシング13は、同軸に延びる水抜きパイプ14の内部に挿通されているが、その先端13aは拡径されて水抜きパイプ14の内周面にスライド自在に内嵌し、掘削時に水抜きパイプ14内に浸入した地下水を排土用ケーシング13の内部に導くようになっている。
また、排土用ケーシング13の基端側には、その内周面とスクリュロッド11の外周面との間の環状の隙間を開閉自在に封止可能なピンチ弁15が配設されている。
このピンチ弁15の合成ゴム製の膨縮体に図示されない配管を介して圧縮空気を供給すると、この膨縮体が膨張してスクリュロッド11の外周面に密着し、排土用ケーシング13の内周面とスクリュロッド11の外周面との間の環状の隙間を封止するので、排土用ケーシング13の内部に浸入した地下水が排土用ケーシング13の基端側から勢いよく噴出することを防止できる。
排土用ケーシング13のピンチ弁15よりも前側の部分には、フィルタ材16としての小石等を収納する密閉式の収納ホッパ17が、排土用ケーシング13の管壁を貫通して液密に接続されている。
また、排土用ケーシング13の内部空間と収納ホッパ17の内部空間とが連通する部分には、両内部空間を開閉自在に遮断するホッパ遮断弁18が設けられている。
このホッパ遮断弁18を開けることにより、収納ホッパ17内に収納されているフィルタ材16を排土用ケーシング13内に供給することができる。
なお、収納ホッパ17が密閉式に構成されていることにより、ホッパ遮断弁18を開けても、排土用ケーシング13の内部に浸入した地下水が収納ホッパ17を介して外部に溢出することはない。
推進機5の本体部分19の前端に設けられているアダプタ19aの止水弁支持部19bには、止水弁20を着脱自在に固定することができる。
この止水弁20は、水抜きパイプ14の後部開口を開閉自在に封止するためのものであるが、スクリュロッド11、掘削ヘッド12および排土用ケーシング13を挿抜自在に受け入れ可能なものであるならば、ゲート弁、プレート弁、ボール弁等、その形式は任意に選択することができる。
そして、止水弁支持部19bに固定された止水弁20には、水抜きパイプ14の後端フランジ14aが着脱自在にかつ同軸に取り付けられる。
これにより、水抜きパイプ14および止水弁20は、スクリュロッド11、掘削ヘッド12および排土用ケーシング13と一体に掘削方向に前後進することができる。
次に、上述した構造を有する本実施形態の施工装置100を用いて地中連続壁2に水抜きパイプ14を施工する手順について説明する。
地中連続壁2に水抜きパイプ14を施工する際には、まず最初に、水抜きパイプ14の後端フランジ14aに止水弁20を取り付けるとともに、水抜きパイプ14および止水弁20を一体に接続した状態で排土用ケーシング13に外嵌しつつ、止水弁20を推進機5の本体部分19の前端の止水弁支持部19bに接続する。
次いで、図1および図2に示したように、地中連続壁2の壁面のうち水抜きパイプ14を貫設する位置に止水抗口21を取り付けた後、スクリュロッド11および掘削ヘッド12を一体に回転駆動しつつ、油圧シリンダ6を伸張させてスクリュロッド11、掘削ヘッド12、排土用ケーシング13、水抜きパイプ14,止水弁20、収納ホッパ17、推進機5の本体部分19の全体を推進する。
掘削ヘッド12が地中連続壁2を掘削することにより生じる破砕片は、排土用ケーシング13内で回転するスクリュロッド11によって後方に搬送され、排土用ケーシング13の後端側から排出される。
掘削ヘッド12および排土用ケーシング13の前進に伴い、水抜きパイプ14も一体に前進して徐々に地中連続壁2の内部に貫通する。
図3に示したように掘削ヘッド12が地中連続壁2を貫通すると、地下水が水抜きパイプ14の内部に浸入するが、排土用ケーシング13の先端13aが水抜きパイプ14に内嵌していることから、浸入した地下水は排土用ケーシング13の内部に浸入して排土用ケーシング13の後端側から排出される。
このとき、地下水の水圧が高いと排土用ケーシング13に浸入した地下水が排土用ケーシング13の後端から勢いよく噴出するおそれがあるが、この場合にはピンチ弁15に圧縮空気を供給してその膨縮体を膨張させ、排土用ケーシング13の内周面とスクリュロッド11の外周面との間の環状の隙間を封止することにより、地下水の噴出を防止することができる。
これにより、地中連続壁2に水抜きパイプ14を貫設する作業を安全かつ確実に実施することができる。
地中連続壁2を貫通した後、掘削ヘッド12およびスクリュロッド11の回転を停止させてホッパ遮断弁18を開けると、収納ホッパ17内に収納されている小石等のフィルタ材16が排土用ケーシング13の内部に供給される。
このとき、収納ホッパ17が密閉式に構成されていることにより、ホッパ遮断弁18を開けても、排土用ケーシング13の内部に浸入した地下水が収納ホッパ17を介して外部に溢出することはない。
そして、掘削ヘッド12およびスクリュロッド11を逆回転させると、図4に示したように、排土用ケーシング13内のフィルタ材16を送り出して、排土用ケーシング13の先端開口から地山1の内部に充填することができる。
次いで、図5に示したように、アダプタ19aの後端フランジ19cと本体部分19の前端フランジ19dとを切り離した後、掘削ヘッド12およびスクリュロッド11を逆回転させつつ、油圧シリンダ6を徐々に短縮させてスクリュロッド11、掘削ヘッド12、排土用ケーシング13、収納ホッパ17、推進機5の本体部分19をゆっくりと後退させることにより、水抜きパイプ14の内部にもフィルタ材16を送り出して充填することができる。
次いで、図6に示したように、掘削ヘッド12およびスクリュロッド11の逆回転を停止させた後、油圧シリンダ6を徐々に短縮させてスクリュロッド11、掘削ヘッド12、排土用ケーシング13、収納ホッパ17、推進機5の本体部分19をゆっくりと後退させ、排土用ケーシング13の先端13aがアダプタ19aの内部に達したときに後退を停止させる。
このとき、排土用ケーシング13の先端13aがアダプタ19aの内周面にスライド自在に内嵌しているので、水抜きパイプ14内に浸入した地下水がアダプタ19aの後端開口から噴出することを防止できる。
そして、手動操作によって止水弁20を閉じることにより、水抜きパイプ14の後端開口を完全に封止することができる。
その後、アダプタ19aの前端フランジ19bを止水弁20から取り外すとともに、アダプタ19aの後端フランジ19cを本体部分19の前端フランジ19dに接続する。
そして、架台4上においてスクリュロッド11、掘削ヘッド12、排土用ケーシング13、収納ホッパ17、推進機5の全体を左右方向(図示する紙面に対して垂直な方向)に変位させた後、図8に示したように、新たな止水弁20がその後端フランジ14aに取り付けられている新たな水抜きパイプ14を排土用ケーシング13に外嵌し、この止水弁20をアダプタ19aの前端フランジ19bに接続し、新たな水抜きパイプ14を施工する作業に備える。
次いで、図9に示したように、施工した水抜きパイプ14の後端フランジ14aに固定されている止水弁20の後側に排水管22の前端フランジ22aを接続することにより、地山側に含まれる地下水W1を水抜きパイプ14、止水弁20および排水管22を介して矢印W2で示したように排水することができる。
このとき、地山1側および水抜きパイプ14の内部に小石等のフィルタ材16が充填されているので、地山1側に含まれている粘土塊等が水抜きパイプ14の内部に浸入して地下水W1の排水が不能となることを確実に防止できる。
なお、図10(a)(b)に示したように、地下水流の上流側において地中連続壁2に貫通させた水抜きパイプ14と地下水流の下流側において地中連続壁2に貫通させた水抜きパイプ23とを排水管22で接続することにより、地中連続壁2による地下水流の遮断を回避することができる。
また、排水管22を地下構造物の底壁3側に接近させて配置することにより、地下構造物の内部空間を有効活用することができる。
本発明の地中連続壁水抜きパイプ施工装置を示す側面断面図。 図1の要部を拡大して示す側面断面図。 地中連続壁を掘削して貫通した状態を示す側面断面図。 地中にフィルタ材を充填した状態を示す側面断面図。 水抜きパイプにフィルタ材を充填しつつ排土用ケーシングおよびスクリュロッドを後退させる状態を示す側面断面図。 排土用ケーシングを用いて止水しつつ止水弁を閉じた状態を示す側面断面図。 止水弁からアダプタを取り外して本体部分に取り付け直した状態を示す側面断面図。 アダプタの先端に新たな止水弁および水抜きパイプを取り付けた状態を示す側面断面図。 止水弁に接続した排水管により地下水を排水する状態を示す側面断面図。 地下水を排水する状態を示す(a)平面図および(b)側面断面図。
符号の説明
1 地山
2 地中連続壁
3 地下構造物の底壁
4 架台
5 推進機
6 油圧シリンダ
7 ピストン
9 駆動モータ
10 制御盤
11 スクリュロッド
12 掘削ヘッド
13 排土用ケーシング
14 水抜きパイプ
15 ピンチ弁
16 フィルタ材
17 収納ホッパ
18 ホッパ遮断弁
19 本体部分
19a アダプタ
19b アダプタ前端フランジ(止水弁支持部)
19c アダプタ後端フランジ
19d 本体部分前端フランジ
20 止水弁
22 排水管
23 水抜きパイプ
100 地中連続壁水抜きパイプの施工装置

Claims (2)

  1. 地中連続壁を掘削する掘削ヘッドをその先端に有したスクリュロッドと、
    その内部に前記スクリュロッドが挿通された管状の排土用ケーシングと、
    前記排土用ケーシングの内周面と前記スクリュロッドの外周面と間の環状隙間を開閉自在に封止する、前記排土用ケーシングの基端側に配置されたピンチ弁と、
    前記スクリューロッドを正逆両方向に回転駆動するとともに前記排土用ケーシングと共に掘削方向に前後進させる推進機と、
    前記排土用ケーシングにスライド自在に外嵌されるとともに、前記排土用ケーシングと一体に前記地中連続壁を貫通した後に前記地中連続壁に残置される水抜きパイプと、
    前記排土用ケーシングを挿抜可能でありかつ前記水抜きパイプの後端を封止可能な、前記水抜きパイプの後端に接続された止水弁と、
    前記止水弁および前記水抜きパイプを前記排土用ケーシングと一体に推進させるために前記止水弁を着脱自在に支持する、前記推進機に設けられた止水弁支持部と、
    前記排土用ケーシングの先端から地中および前記水抜きパイプの内部に充填するフィルタ材を密閉収納する、前記排土用ケーシングの内部に連通接続されたフィルタ材収納ホッパと、
    前記排土用ケーシングと前記フィルター材収納ホッパとの間の連通を開閉自在に遮断するホッパ遮断弁と、
    を備えることを特徴とする地中連続壁に水抜きパイプを施工するための装置。
  2. 請求項1に記載した装置を用いて地中連続壁に水抜きパイプを施工する方法であって、 前記掘削ヘッド、前記スクリュロッド、前記排土用ケーシングおよび前記推進機を用いて前記地中連続壁に貫通孔を掘削しつつ前記水抜きパイプを推進して前記地中連続壁に貫設し、
    前記ホッパ遮断弁を開いた後に前記スクリュロッドを逆回転させて前記排土用ケーシングの先端から前記フィルタ材を地中および前記水抜きパイプの内部に送り出して充填し、 前記止水弁を前記止水弁支持部から切り離した後に前記排土用ケーシングおよび前記スクリュロッドを後退させて前記水抜きパイプおよび前記止水弁から抜き出し、
    前記止水弁を閉じて前記水抜きパイプの後端を閉鎖する、
    ことを特徴とする地中連続壁水抜きパイプの施工方法。
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