JP4202193B2 - 密封包材、包装容器および包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中性飲料で細菌汚染してpHが低下した場合に、酸性のガスを感知して色が変化するインジケータを備えた密封包材、該密封包材によって開口部が密封された包装容器、および該包装容器に内容物を充填、密封してなる包装体に関する。本発明の包装容器および包装体は、例えば流動食などのレトルト製品、無菌充填食品などの包装に使用される。
【0002】
【従来の技術】
昨今、術前術後の栄養補給の目的で使用される流動食は、高齢化社会の到来等でその使用用途が介護保険施設や医療保険施設から在宅等の様々な場所で使用されつつある。一般的な流動食の組成は、1日の栄養所要量を充足させるために、たんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類、ミネラル類等の栄養素を含む高カロリーで流動性のある飲料である。
流動食の製品形態は、内容液のpHが中性であるために、密封後に加熱滅菌するレトルトタイプと、予め滅菌した内容液を無菌的に充填する無菌充填タイプに大別される(例えば、特許文献1〜4参照。)。
【0003】
一般に無菌充填タイプに代表的なテトラパックやカートカン等は、紙とアルミ箔とポリエチレン(PE)フィルムとの張り合わせ又はシリカやアルミを蒸着した透明蒸着フィルムと紙の張り合わせからなる容器が使用され、外部から中身が見えない。またレトルトタイプではアルミ容器又はポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)にシリカやアルミを蒸着した透明蒸着フィルムとの張り合わせに、光照射による内容物の劣化を防ぐよう印刷を施しているために、外から内部を確認し難い。従って、これらの包装容器は、容器外から内容物を目視し、異常ないかどうかを確認することが難しい。
【0004】
包装体の無菌状態を感知するための技術として、例えばアンプル等の容器の破損によって漏れ出した液を検出片によって検出する技術が提案されている(例えば、特許文献5参照。)。
また、レトルト殺菌条件下で変色する塗料を塗布したタブを有する缶が提案されている(例えば、特許文献6参照。)。
また、pH指示薬を含み、包装又は外装の密閉性不良部分を透過してきた試験用気体を検出することによって被検包装又は物品の外装の密閉性を試験するために使用される試験素子が提案されている(例えば、特許文献7参照。)。
また、重炭酸塩を含有する薬液入りのプラスチック性容器と包材との空間部に、空間部のガス組成の変化に伴うpHの変化に起因して変色するインジケーターを内包する容器包装体が提案されている(例えば、特許文献8参照。)。
また、薬剤入りプラスチック容器収納体の包装材にピンホールが発生してガスバリア性が低下する際、これを色調変化により目視確認可能とするピンホール検知剤が提案されている(例えば、特許文献9参照。)。
また、二次包装材におけるピンホール発生のトラブルを容易に目視確認できるピンホール検知剤を備えた重炭酸塩薬液包装剤が提案されている(例えば、特許文献10参照。)。
また、被殺菌物へのプラズマ殺菌処理が行われたかどうかが明確に判定できるインジケータとそれを用いた表示部を形成してなる滅菌用包装材料が提案されている(例えば、特許文献11参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−165054号公報
【特許文献2】
特開平11−128318号公報
【特許文献3】
特開2000−7033号公報
【特許文献4】
特開2001−245633号公報
【特許文献5】
特開昭61−142157号公報
【特許文献6】
特開平1−284567号公報
【特許文献7】
特開平5−107240号公報
【特許文献8】
特開平11−139461号公報
【特許文献9】
特開2000−279486号公報
【特許文献10】
特開2000−308669号公報
【特許文献11】
特開2002−71570号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
包装容器に流動食などの内容物を充填、密封した包装体は、工場、流通の段階では厳重な品質管理が行われており、安全性が確保されている。
しかしながら、例えば、店舗等で陳列されている間に何者かにいたずらされ、包装に微小な孔を開けられたような場合には、内部の食品が発酵又は腐敗してしまうことが起こり得る。
また、消費者の手に渡ったあとに、消費者が床に落とす等の衝撃を加えてしまった場合にも、包装に微小な裂け目が発生することがあり、このような場合にも、内部の食品が発酵又は腐敗してしまうことが起こり得る。
従って、消費者が包装体内の食品を喫食する際に、内部の食品が発酵又は腐敗していないことを消費者自身が肉眼で確認することができれば、より安全性が高まり、好ましいと言える。
また、店舗に陳列して顧客に販売する際にも、同様に肉眼で確認できれば、店員にとっても安心して商品を取り扱うことができる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされ、特にストローやプルタブを備えたアルミや紙で構成されて中身が見えない包装容器に内容物を充填、密封した包装体において、細菌汚染等で内容物のpHが低下した場合に、酸性ガスを感知してインジケータの色の変化で内容液の異変を事前に目視確認できる密封包材、包装容器および包装体の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、内容物を充填する包装容器の開口部を被覆して該包装容器の内外を封鎖するための密封包材であって、ガス透過性フィルムからなる内層と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層との間に、該内容物が発酵又は腐敗した場合に該内層を透過したガス中の酸性ガスに接触して色調変化を生じるリトマス紙(青)が設けられた密封包材を提供する
また本発明は、前記密封包材によって開口部が密封された包装容器を提供する。
さらに本発明は、前記包装容器に内容物を充填、密封してなる包装体を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1〜5は本発明の第1の実施形態を示す図であり、本実施形態では包装容器として主にレトルト容器に用いる注出口付きの包装容器Aの注出口11に、ガス透過性フィルムからなる内層1と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層2との間に、該内層1を透過したガス中の酸性ガスによって変色するインジケータ3が設けられた密封包材Bを取り付けて、該注出口11の開口部を封じると共に透明キャップ10を螺着し密封した構成になっている。
【0010】
この包装容器Aは、合成樹脂フィルム又はシートを袋状に成形して構成されている。レトルト用の包装容器の場合には、通常121℃で4分以上の加熱加圧殺菌を行うために、その袋状の本体はポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン等の合成樹脂フィルムや、これらの合成樹脂フィルムにシリカやアルミ箔を蒸着した耐熱性フィルムを用いて構成されている。この包装容器Aの端部に設けられた注出口11は、円筒状をなしており、その外周面には透明キャップ10が螺合するネジ部が形成されている。この注出口11の開口は、密封包材Bで塞がれ、さらに透明キャップ10を螺着することで封止されている。
【0011】
この密封包材Bは、ガス透過性フィルムからなる内層1と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層2との間に、該内層1を透過したガス中の酸性ガスによって変色するインジケータ3を設けた構成になっている。内層1は、包装容器Aに充填される内容物と接触する側に設けられ、外層2は最も外側に配置される。この密封包材Bを外部から目視する場合、図5に示すように、透明又は半透明な外層2および透明キャップ10を通して、インジケータ3の色調が確認できるようになっている。
【0012】
この密封包材Bの内層1は、炭酸ガスなどの酸性ガスを透過でき、水などの液体は透過させないガス透過性に優れた合成樹脂フィルムが用いられ、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの薄いフィルムが用いられる。また、ポリプロピレンフィルムにコロナ放電処理を施して、気体を透過するが、液体は透過させない微細孔を形成した有孔フィルムを用いることもできる。なお、包装容器Aに内容物を充填後、加熱加圧殺菌を行う用途に用いる場合には、内層1としてポリプロピレンフィルムまたは上記有孔フィルムを用いることが望ましい。
【0013】
密封包材Bの外層2としてはガスバリア性の高いエチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム、このEVOHフィルムにポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り合わせたフィルムなどが好適に使用される。特にシリカ蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを外層2に使用すれば、酸素透過度および水蒸気透過度を低減できる効果が得られるので好ましい。
【0014】
インジケータ3としては、炭酸ガスなどの酸性ガスに接触して色調変化を生じるpH指示薬、例えばチモールブルー、ブロモフェノールブルー、メチルオレンジ、メチルレッド、リトマス、ブロモチモールブルーなどの薬剤を紙、布(不織布を含む)、または繊維に保持したものが好適に用いられる。特にメチルレッドはその変色pHが4.2〜6.2で赤〜黄色を示すために判断が容易であり、好ましい。
【0015】
図6は本発明の密封包材Bの一実施例を示し、この密封包材は、内層1として、厚さ40μmのポリエチレンフィルム、インジケータ3としてリトマス紙(青)、外層2として厚さ20μmの押し出しポリエチレンフィルムと厚さ15μmのナイロンフィルムとを積層して構成されている。この密封包材は、内容物に変質が生じると、生じた酸性ガスが内層1を通ってインジケータ3であるリトマス紙(青)に接触し、リトマス紙(青)は赤色に変色する。
【0016】
図7は本発明の密封包材Bの他の実施例を示し、この密封包材は、内層1として、厚さ60μmのポリプロピレンフィルム、インジケータ3としてリトマス紙、外層2として厚さ20μmの押し出しポリエチレンフィルムと厚さ15μmのナイロンフィルムとを積層して構成されている。
【0017】
この包装容器Aは、ガス透過性フィルムからなる内層1と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層2との間に、該内層1を透過したガス中の酸性ガスによって変色するインジケータ3が設けられた密封包材Bを備えたことによって、内容物が発酵又は腐敗した場合にガス透過性のある内層1から酸性ガスが透過してインジケータ3と接触し、インジケータ3がpHの変化に伴って色調変化し、内容物の変質を容易に目視確認することができ、安全性を高めることができる。
【0018】
この包装容器Aは、内容物を充填し、その注出口11に密封包材Bを溶融着し、又は、透明キャップ10を螺着することで封止し、121℃程度で4分以上の加熱加圧殺菌を行って、流動食などの包装体として用いることができる。この包装体は、加熱加圧殺菌を施してあるので、長期室温保存が可能であり、使用時には注出口を開封し、内容物を簡単に注出することができる。内容物としては、流動食以外に、液状の調理済み食品、飲料、健康食品などが利用可能である。
【0019】
図8〜11は本発明の第2の実施形態を示す図である。本実施形態の包装容器Cは、飲料などの液状内容物の無菌充填用に好適な容器であり、円柱状をなす容器の上面の一部に開口部としてストロー口12が設けられ、このストロー口12を密封包材Dで密封して構成されている。この包装容器Cの本体を構成する材料は特に限定されず、金属製の缶、合成樹脂フィルム、発泡樹脂成形体、紙と合成樹脂フィルムの張り合わせなどの各種材料から選択した材料で作製することができる。密封包材Dは、図11に示す通り、ガス透過性フィルムからなる内層1と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層2との間に、該内層1を透過したガス中の酸性ガスによって変色するインジケータ3を設けた構成になっている。
【0020】
このインジケータ3は、炭酸ガスなどの酸性ガスに接触して色調変化を生じるpH指示薬、例えばチモールブルー、ブロモフェノールブルー、メチルオレンジ、メチルレッド、リトマス、ブロモチモールブルーなどの薬剤を紙、布(不織布を含む)、または繊維に保持したものが好適に用いられる。このインジケータ3は、外部から目視した際に、透明又は半透明の外層2を通して、その色調が観察されるようになっている。
【0021】
この包装容器Cは、内容物を無菌充填し、密封後にレトルト滅菌を行わないために、包装容器Cおよび密封包材Dに耐熱性を持たせる必要がない。従って、内容物と接触する密封包材Dの内層1としては、ガス透過性の非常に優れているポリスチレンフィルムやポリエチレンフィルムを用いることができる。外層2としては、酸素バリア性が高く、水蒸気透過性の低いシリカ蒸着フィルムや酸化アルミ蒸着フィルムを用いることが好ましい。さらに、このインジケータ3は、上述した第1の実施形態におけるインジケータと同じ材料を用いることができる。
【0022】
本実施形態の包装容器Cは、ガス透過性フィルムからなる内層1と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層2との間に、該内層1を透過したガス中の酸性ガスによって変色するインジケータ3が設けられた密封包材Dでストロー口12を密封した構成としたので、内容物が発酵又は腐敗した場合にガス透過性のある内層1から酸性ガスが透過してインジケータ3と接触し、インジケータ3がpHの変化に伴って色調変化し、内容物の変質を容易に目視確認することができ、安全性を高めることができる。
【0023】
図12〜14は本発明の包装容器の第3の実施形態を示す図であり、本実施形態の包装容器Eは、飲料などの液状内容物の無菌充填用に好適な容器であり、縦長直方体をなす容器上面に形成された開口部を密封するプルタブFに、インジケータ3を備えた密封包材Fを適用した場合を例示している。この密封包材Fは、図14に示すように、ガス透過性フィルムからなる内層1と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層2との間に、該内層1を透過したガス中の酸性ガスによって変色するインジケータ3を設けた構成になっている。
【0024】
この包装容器Eは、第2の実施形態の包装容器Cと同様に、内容物を無菌充填し、密封後にレトルト滅菌を行わず、包装容器Eおよび密封包材Fに耐熱性を持たせる必要がない。従って、内容物と接触する密封包材Fの内層1としては、ガス透過性の非常に優れているポリスチレンフィルムやポリエチレンフィルムを用いることができる。外層2としては、酸素バリア性が高く、水蒸気透過性の低いシリカ蒸着フィルムや酸化アルミ蒸着フィルムを用いることが好ましい。さらに、このインジケータ3は、上述した第1の実施形態におけるインジケータと同じ材料を用いることができる。
【0025】
本実施形態の包装容器Eは、開口を密封するプルタブとして、ガス透過性フィルムからなる内層1と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層2との間に、該内層1を透過したガス中の酸性ガスによって変色するインジケータ3が設けられた密封包材Fを用いたことによって、内容物が発酵又は腐敗した場合にガス透過性のある内層1から酸性ガスが透過してインジケータ3と接触し、インジケータ3がpHの変化に伴って色調変化し、内容物の変質を容易に目視確認することができ、安全性を高めることができる。
【0026】
なお、上述した各実施形態は本発明の単なる例示に過ぎず、本発明はこれらの例示に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、密封包材は内層、外層およびインジケータの3層構造に限定されず、これらの層を単層ではなく複数の層で形成してもよい。
また、これらの層は熱融着によって接合してもよいし、接着剤層を挟んで層間を接着してもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明の密封包材は、ガス透過性フィルムからなる内層と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層との間に、該内層を透過したガス中の酸性ガスによって変色するインジケータを備えた構成としたので、この密封包材で包装容器の開口部を密封することで、内容物が発酵又は腐敗した場合にガス透過性のある内層から酸性ガスが透過してインジケータと接触し、インジケータがpHの変化に伴って色調変化し、内容物の変質を容易に目視確認することができる。
本発明の包装容器及び包装体は、上記密封包材で開口部を密封したものなので、内容物が発酵又は腐敗した場合にガス透過性のある内層から酸性ガスが透過してインジケータと接触し、インジケータがpHの変化に伴って色調変化することで、中身が見えない容器であっても内容物の変質を容易に目視確認することができ、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の包装容器の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 同じ包装容器の注出口部分の断面図である。
【図3】 同じ包装容器の注出口を密封包材と透明キャップで密封した状態を示す断面図である。
【図4】 同じ包装容器の注出口部分の一部断面視した正面図である。
【図5】 同じ包装容器の密封包材を外面視した状態を示す平面図である。
【図6】 本発明の密封包材の一実施例を示す断面図である。
【図7】 本発明の密封包材の他の実施例を示す断面図である。
【図8】 本発明の包装容器の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図9】 同じ包装容器の要部斜視図である。
【図10】 図9中のX−X部断面図である。
【図11】 同じ包装容器に用いた密封包材の断面図である。
【図12】 本発明の包装容器の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図13】 図12中のY−Y部断面図である。
【図14】 同じ包装容器に用いた密封包材の断面図である。
【符号の説明】
A,C,E 包装容器
B,D,F 密封包材
1 内層
2 外層
3 インジケータ
10 透明キャップ
11 注出口(開口部)
12 ストロー口(開口部)

Claims (3)

  1. 内容物を充填する包装容器の開口部を被覆して該包装容器の内外を封鎖するための密封包材であって、ガス透過性フィルムからなる内層と、透光性のガスバリア性フィルムからなる外層との間に、該内容物が発酵又は腐敗した場合に該内層を透過したガス中の酸性ガスに接触して色調変化を生じるリトマス紙(青)が設けられた密封包材。
  2. 請求項1に記載の密封包材によって開口部が密封された包装容器。
  3. 請求項に記載の包装容器に内容物を充填、密封してなる包装体。
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