JP4202081B2 - 管内壁加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管内壁に網状の溝を形成する管内壁加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
粒状の合成樹脂等である被輸送物を、輸送管を通して空気輸送する場合においては、被輸送物が、輸送管の内壁に接触し、摩擦により溶けて内壁に付着して次第に皮膜に成長し、剥がれて帯状フロスとなり、この帯状フロスによって種々のトラブルが発生するという問題があった。例えば、帯状フロスが被輸送物に混入することによる製品品質の低下、帯状フロスが塊となってバルブ等で詰まることによる輸送システムの作動不能等のトラブルがあった。
【0003】
そこで、帯状フロスの発生を防止するために、輸送管の内壁全面に、図8に示すような綾目網状の溝91を形成することが行われている。このような溝91を形成しておくと、被輸送物の内壁への付着が、溝91で囲まれた部分92のみで生じるため、付着した被輸送物の皮膜への成長が、溝で分断されることによって、防止され、その結果、帯状フロスの発生が防止される。そして、上記のような溝の形成は、専用の加工装置を用いて行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の加工装置は、輸送管内壁に溝を圧刻して形成するためのローレット駒を、内壁に対して押圧するための、複雑な押圧機構を備えていた。そのため、加工コストが高かった。
【0005】
本発明は、管内壁に、安価に且つ簡単に、網状の溝を形成できる、管内壁加工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、シャフトの先端に固定した加工部を管内に嵌め入れ、その状態で、加工部を、シャフトと共に回転させながら管内を移動させることにより、管内壁に網状の溝を形成する、管内壁加工装置において、加工部が、シャフトの先端に固定された本体と、2個以上のローレット駒と、本体との間にローレット駒を保持して本体に固定された蓋部と、からなっており、ローレット駒は、本体と蓋部との間に固定された、シャフトの長手方向に平行な軸に、通されて回転自在となっており、更に、全てのローレット駒に外接する円の最小直径が加工される管の内径より0.1〜0.5mm大きくなるよう配置されており、少なくとも1個のローレット駒の外周の刻み目が一方向に傾斜しており、少なくとも他の1個のローレット駒の外周の刻み目が上記一方向とは逆方向に傾斜している、ことを特徴としている。
請求項2起債の発明は、シャフトの先端に固定した加工部を管内に嵌め入れ、その状態で、加工部を、シャフトと共に回転させながら管内を移動させることにより、管内壁に網状の溝を形成する、管内壁加工装置において、加工部が、シャフトの先端に固定された本体と、2個以上のローレット駒と、本体との間にローレット駒を保持して本体に固定された蓋部と、からなっており、ローレット駒は、本体と蓋部との間に固定された、シャフトの長手方向に平行な軸に、通されて回転自在となっており、更に、全てのローレット駒に外接する円の最小直径が加工される管の内径より0.1〜0.5mm大きくなるよう配置されており、少なくとも1個のローレット駒の外周の刻み目が縦に延びており、少なくとも他の1個のローレット駒の外周の刻み目が横に延びている、ことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の管内壁加工装置の側面図、図2は図1のII矢視図、図3は図2のIII−III断面図である。この加工装置は、シャフト1と、シャフト1の先端に固定した加工部2とを、備えている。加工部2は、円柱状の本体3と、2個のローレット駒41,42と、円板状の蓋部5とで、構成されている。
【0008】
本体3は、シャフト1の先端の円板状の取付部11に、ボルト12により脱着可能に固定されている。蓋部5は、本体3の取付面31との間に、2本の軸61を立設した状態で支持して、本体3に2本のボルト51により脱着可能に固定されている。軸61の一端は蓋部5の取付面52の穴部53に嵌入しており、軸61の他端は本体3の取付面31の穴部32に嵌入している。
【0009】
ローレット駒41,42はそれぞれ、軸61に通されて回転自在に支持されている。43は座金である。ローレット駒41の外周の刻み目411及びローレット駒42の外周の刻み目421は、共に傾斜しているが、その傾斜方向は逆となっている。また、ローレット駒41,42の上下両縁はテーパ面412,422となっている。
【0010】
そして、ローレット駒41,42の配置は、次のように設定されている。即ち、ローレット駒41,42は、図2の中心Xに対して点対称の位置にあり、しかも、図2に示すように、ローレット駒41,42に外接する最小の円100を想定した場合に、その円100の直径D1が加工しようとする輸送管の内径より0.1〜0.5mm大きくなるよう、設定されている。
【0011】
次に、上記構成の管内壁加工装置の作動を図4に基づいて説明する。
まず、加工しようとする輸送管7に、シャフト1を矢印A方向に挿通させて、先端の取付板11を輸送管7の端部から露出させる。次に、取付板11に加工部2を固定する。そして、シャフト1をゆっくりと矢印B方向に引き込みながら、ローレット駒41,42の下縁を輸送管7に嵌め込む。ところで、図2に示すようにローレット駒41,42に外接する最小の円100の直径D1は、輸送管7の内径D2より0.1〜0.5mm大きくなるよう設定されているので、ローレット駒41,42は輸送管7に嵌め込み不可能のように思えるが、直径D1は内径D2より僅かに大きいだけであり、しかも、ローレット駒41,42は下縁がテーパ面412,422となっているので、ローレット駒41,42の下縁は輸送管7に嵌め込まれて、図4の状態となり、ローレット駒41,42の刻み目411,421は輸送管7の内壁に圧接される。
【0012】
そして、図4の状態にて、シャフト1を回転させると共に加工部2も回転させながら、シャフト1を矢印B方向に引き込んでいく。このとき、ローレット駒41,42は、輸送管7の内壁に圧接した状態で回転しながら、矢印B方向に進む。これにより、ローレット駒41,42の刻み目411,421によって、輸送管7の内壁が圧刻され、ローレット駒41,42の回転と矢印B方向への移動とに基づいた溝が形成されていく。即ち、図8に示すような綾目網状の溝92が形成されていく。そして、シャフト1を引き込んで行くに従って輸送管7の内壁に溝が形成されていき、更にシャフト1を引き込んでいき、加工部2が輸送管7の後端から出たところで、終了する。
【0013】
以上のように、上記構成の管内壁加工装置によれば、ローレット駒41,42を輸送管7の内壁に圧接するための特別な押圧機構を設けることなく、ただ単に、ローレット駒41,42の外接円100の直径D1を輸送管7の内径D2より0.1〜0.5mm大きく設定しただけで、ローレット駒41,42を輸送管7の内壁に圧接させることができるので、輸送管7の内壁に、安価に且つ簡単に、綾目網状の溝を形成することができる。
【0014】
なお、本発明の管内壁加工装置においては、次のような構造を採用してもよく、それによっても、上記構成の管内壁加工装置と同様の作用効果を発揮する。
【0015】
(1)上記構成の管内壁加工装置のローレット駒41,42の代わりに、図5のローレット駒43及び図6のローレット駒44を用いる。ローレット駒43の外周の刻み目431は縦に延びており、ローレット駒44の外周の刻み目441は横に延びている。従って、ローレット駒43,44を用いた場合でも、交差した溝、即ち、網状の溝が形成される。
【0016】
(2)上記構成の管内壁加工装置において、ローレット駒2個ではなく、ローレット駒3個を用いる。即ち、図2に対応した図7に示すように、3個のローレット駒45,46,47を、円周方向等間隔に配置すると共に、ローレット駒45,46,47に外接する最小の円100の直径が加工しようとする輸送管7の内径より0.1〜0.5mm大きくなるよう設定する。なお、ローレット駒45,46,47の内の2個は、ローレット駒41,42と同じ、又は、ローレット駒43,44と同じとする。更に、ローレット駒3個に限らず、ローレット駒4個以上を用いてもよい。
【0017】
【発明の効果】
請求項1又は2に記載の発明によれば、ローレット駒を輸送管の内壁に圧接するための特別な押圧機構を設けることなく、ただ単に、ローレット駒の外接円の直径を輸送管の内径より0.1〜0.5mm大きく設定しただけで、ローレット駒を輸送管の内壁に圧接させることができるので、輸送管の内壁に、安価に且つ簡単に、綾目網状の溝を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の管内壁加工装置の側面図である。
【図2】 図1のII矢視図である。
【図3】 図2のIII−III断面図である。
【図4】 本発明の管内壁加工装置の使用状態を示す側面部分断面図である。
【図5】 ローレット駒の別の組合せ例の一方を示す側面図である。
【図6】 ローレット駒の別の組合せ例の他方を示す側面図である。
【図7】 本発明の管内壁加工装置の別の例を示す、図2に相当する図である。
【図8】 輸送管内壁に形成される綾目網状の目を示す図である。
【符号の説明】
1 シャフト
2 加工部
3 本体
41〜47 ローレット駒
5 蓋部
61 軸
91 溝
100 円

Claims (2)

  1. シャフトの先端に固定した加工部を管内に嵌め入れ、その状態で、加工部を、シャフトと共に回転させながら管内を移動させることにより、管内壁に網状の溝を形成する、管内壁加工装置において、
    加工部が、シャフトの先端に固定された本体と、2個以上のローレット駒と、本体との間にローレット駒を保持して本体に固定された蓋部と、からなっており、
    ローレット駒は、本体と蓋部との間に固定された、シャフトの長手方向に平行な軸に、通されて回転自在となっており、更に、全てのローレット駒に外接する円の最小直径が加工される管の内径より0.1〜0.5mm大きくなるよう配置されており、
    少なくとも1個のローレット駒の外周の刻み目が一方向に傾斜しており、少なくとも他の1個のローレット駒の外周の刻み目が上記一方向とは逆方向に傾斜している、ことを特徴とする管内壁加工装置。
  2. シャフトの先端に固定した加工部を管内に嵌め入れ、その状態で、加工部を、シャフトと共に回転させながら管内を移動させることにより、管内壁に網状の溝を形成する、管内壁加工装置において、
    加工部が、シャフトの先端に固定された本体と、2個以上のローレット駒と、本体との間にローレット駒を保持して本体に固定された蓋部と、からなっており、
    ローレット駒は、本体と蓋部との間に固定された、シャフトの長手方向に平行な軸に、通されて回転自在となっており、更に、全てのローレット駒に外接する円の最小直径が加工される管の内径より0.1〜0.5mm大きくなるよう配置されており、
    少なくとも1個のローレット駒の外周の刻み目が縦に延びており、少なくとも他の1個のローレット駒の外周の刻み目が横に延びている、ことを特徴とする管内壁加工装置。
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