JP4201741B2 - 携帯情報端末 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯情報端末に係り、更に詳しくは、携帯電話機、PHS、PDA、ノートパソコンなどの画面表示装置を備えた携帯情報端末内における表示制御のためのデータ伝送方法の改良に関する。
携帯電話機には、操作キーが設けられた操作筐体と、表示画面が設けられた表示筐体とを可動連結部によって折り畳み可能に連結して構成されるものがあり、一般に、クラムシェル型と呼ばれている。携帯電話機の筐体を折り畳み可能にすれば、携帯性を損ねることなく、表示画面を大型化させることができる。このため、最近の携帯電話機は、そのほとんどがクラムシェル型の筐体を採用している。
クラムシェル型の操作筐体及び表示筐体は、ともに薄型の筐体からなり、表示筐体には液晶表示装置が内蔵されているため、主制御装置を構成するマイクロプロセッサは、操作筐体に内蔵されている。つまり、液晶表示画面が表示筐体に収納され、その表示制御を行っている主制御装置は操作筐体に収納されている。このため、操作筐体及び表示筐体はフレキシブル基板を用いて電気的に接続され、両筐体間で画面表示のための制御データが伝送されている。
特開平3−35386号公報 特開平4−117024号公報 特開平9−222938号公報
上記フレキシブル基板は、可動連結部の内部を通過させるように配置せざるを得ず、この様な構成により、筐体の動作時にフレキシブル基板が損傷を受け、あるいは、フレキシブル基板により筐体の動作範囲が制限されることが考えられる。この様な問題を回避するため、従来の携帯電話機では、可動連結部の構成が複雑になり、また、組み立て作業も容易ではなかった。更に、開閉動作よりも複雑な動作を行うことができる携帯電話機、例えば、互いに直交する開閉軸及び回転軸からなる2軸ヒンジを備え、両筐体の開閉動作及び回転動作を可能にした携帯電話機においては、より大きな問題となる。
このような問題は、フレキシブル基板の幅を狭くすることによって軽減できると考えられる。しかしながら、従来の携帯電話機では、主制御部から液晶表示装置へ、フレーム周期で制御データを伝送する必要があり、8ビット幅(又は16ビット幅)のデータや制御信号をパラレル伝送することにより高速伝送を実現しているため、フレキシブル基板の幅を狭小化するには限界があった。
この様な課題を解決する方法として、主制御部及び液晶表示装置間においてシリアル伝送を行うことが考えられる。しかしながら、シリアル伝送を採用して、パラレル伝送の場合と同じ伝送レートを実現するには、ビット幅倍のビットレートで伝送を行わなければならない。このため、信号レベルを低電圧化する必要があり、ノイズによる影響を受けやすくなると考えられる。
このようなノイズによる影響を抑制し、主制御部及び液晶表示装置間の配線数を低減することができれば、小型化及び軽量化の観点から、クラムシェル型の携帯電話機に限らず有利になると考えられる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、携帯情報端末内における表示制御手段及び画面表示手段間における制御データの伝送線の数を削減することを目的とする。特に、ノイズの混入による悪影響を抑制しつつ、表示制御手段及び液晶表示手段間の伝送線の数を削減することを目的とする。
また、本発明は、携帯情報端末を小型化及び軽量化し、あるいは、複雑な筐体動作を容易に実現可能にすることを目的とする。
さらに、本発明は、非伝送期間における制御データの伝送線へのノイズ混入による誤動作を防止することを目的とする。また、非伝送期間における送受信手段の消費電力を低減することを目的とする。
第1の本発明による携帯情報端末は、表示制御のための制御データ、上記制御データのストローブ信号、及び、上記制御データの伝送期間を示す伝送イネーブル信号を生成する表示制御手段と、上記制御データをシリアルデータに変換するシリアル変換手段と、上記伝送イネーブル信号により起動され、一対の信号線からなる第1伝送路を介して、上記シリアルデータを低電圧差動信号として送受信するデータ送受信手段と、上記伝送イネーブル信号により起動され、一対の信号線からなる第2伝送路を介して、上記ストローブ信号を低電圧差動信号として送受信するストローブ送受信手段と、上記伝送イネーブル信号を遅延させるイネーブル信号遅延手段と、遅延させた伝送イネーブル信号に基づいて、第2伝送路を介して受信されたストローブ信号をマスクするストローブ信号マスク手段と、第1伝送路を介して受信した制御データをマスク後のストローブ信号に基づいて取り込み、パラレルデータに変換するパラレル変換手段と、パラレル変換後の制御データに基づいて画面表示を行う画面表示手段とを備えて構成される。
表示制御手段により生成された制御データは、シリアルデータに変換され、低電圧差動信号として第1伝送路を介して伝送される。また、表示制御手段により生成されたストローブ信号も、低電圧差動信号として第2伝送路を介して伝送される。つまり、低電圧化によって伝送レートの高速化を図るとともに、差動信号化によって耐ノイズ特性を向上させることにより、制御データをシリアルデータとして伝送可能にし、伝送線の数を削減することができる。また、非伝送期間中、ストローブ信号をマスクすることによって、ノイズ混入による誤動作を抑制することができる。さらに、伝送イネーブル信号を遅延させてストローブ信号をマスクすることによって、伝送イネーブル信号のアクティブ化により発生するノイズによる誤動作を防止することができる。
第2の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、伝送イネーブル信号に基づいて、データ送受信手段及びストローブ送受信手段への電源供給を制御する電源制御手段を備え、制御データの非伝送期間中、上記データ送受信手段及びストローブ送受信手段への電源供給を遮断するように構成される。この様な構成により、非伝送期間中における送受信手段による消費電力を抑制することができる。
第3の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、伝送イネーブル信号が、データ送受信手段を構成する受信バッファを活性化させるバッファイネーブル信号からなる。
第4の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、表示制御手段が、画面表示装置のフレーム周期ごとに伝送イネーブル信号を非イネーブル状態に変化させるように構成される。
第5の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、上記表示制御手段が内蔵された第1筐体と、上記画面表示手段が内蔵された第2筐体と、第1筐体及び第2筐体を折り畳み可能に可動連結し、その内部に上記第1伝送路及び第2伝送路を収納する可動連結部とを備えて構成される。
第6の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、上記可動連結部が、上記第1筐体及び第2筐体を直交する2軸について回転可能に連結するように構成される。
本発明によれば、携帯情報端末内において表示制御手段から画面表示手段へ伝送される制御データを低電圧差動信号として伝送している。このため、伝送レート及び耐ノイズ特性を著しく低下させることなく、伝送線の数を削減し、携帯情報端末を小型化及び軽量化することができる。このため、可動連結部に伝送線を配置しつつ、複雑な筐体動作を実現することも容易となる。
また、制御データの非伝送期間中は、受信側においてストローブ信号をマスクしているため、非伝送期間中におけるノイズ混入による誤動作を抑制することができる。また、非伝送期間における送受信手段における消費電力を抑制するとともに、送受信手段の起動時におけるノイズによって誤動作するのを防止することができる。
図1は、本発明による携帯情報端末の一構成例を示した外観図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機が示されている。この携帯電話機は、ともに概ね矩形の薄型筐体からなる表示筐体10及び操作筐体20を可動連結部30により連結して構成される。
表示筐体10の一方の主面上には、メインディスプレイとしての表示画面11と、レシーバー12,13とが設けられ、他方の主面上には、メインディスプレイよりも小さな表示画面(不図示)がサブディスプレイとして設けられている。また、操作筐体20の一方の主面上には、多数の操作キー21が設けられ、他方の主面上には、デジタルカメラとしての撮像素子(不図示)が設けられている。
可動連結部30は、直交する2つの回転軸31及び32を有する2軸ヒンジからなり、各回転軸31,32について、表示筐体10及び操作筐体20を回転可能に連結している。第1の回転軸31は、操作筐体20の主面に平行な回転軸であり、この回転軸31を中心として表示筐体10を回転させることにより両筐体10,20を開閉動作させることができる。また、第2の回転軸32は、第1の回転軸31に直交し、かつ、操作筐体20の主面に平行な回転軸であり、この回転軸32を中心として表示筐体10を回転させることにより両筐体10,20の向きを異ならせることができる。
図2は、図1の携帯電話機の内部構成について要部を示した概略図である。表示筐体10の内部には、画面表示を行うための画面表示装置41が収納されている。この画面表示装置41は、表示画面11を形成する液晶表示パネルやLCDコントローラなどが含まれている。一方、操作筐体20の内部には、携帯電話機全体の主たる制御を行っている主制御装置40が収納されている。この主制御装置40は、プリント基板上に形成されたマイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、当該マイクロプロセッサが画面表示装置41の表示制御も行っている。
主制御装置40及び画面表示装置41は、複数の信号線からなる伝送路42により接続され、画面表示を制御するための制御データが、主制御装置40から画面表示装置41へ伝送される。すなわち、伝送路42は可動連結部30の内部に配置され、主制御装置40及び画面表示装置41を電気的に接続している。ここで、筐体10,20の回転動作によって損傷を受けないように、伝送路42は、各回転軸31,32を中心として巻回させながら、可動連結部30内を貫通している。
図3は、図2の主制御装置40、画面表示装置41及び伝送路42の構成例を示した図である。主制御装置40は、マイクロプロセッサ50、ラインバッファ51、送信バッファ52,53及び電源制御部54により構成される。また、画面表示装置41は、LCD(Liquid Crystal Display)コントローラ55及びLCDパネル56により構成される。
マイクロプロセッサ50は、画面表示装置41による表示動作を制御するための制御データ(DTp)を生成し、ラインバッファ51へ出力している。この制御データDTpは、例えば8ビット幅からなるパラレルデータであり、ラインバッファ51は、この制御データをシリアルデータ(DTs)に変換し、送信バッファ52へ出力するシリアル変換手段である。送信バッファ52は、画面表示装置41に対し、制御データを送出するための出力増幅器であり、シリアル変換後の制御データを高速に伝送させるため、LVDS(Low Voltage Differential Signal:低電圧差動信号)として2本の信号線(対線)からなる伝送路42へ送出している。
また、マイクロプロセッサ50は、画面表示装置41において上記制御データを取り込むためのタイミングを与えるストローブ信号(STB)を生成し、送信バッファ53へ出力している。送信バッファ53は、画面表示装置41に対しストローブ信号を送出するための出力増幅器であり、ストローブ信号を高速に伝送させるため、LVDSとして2本の信号線(対線)からなる伝送路42へ出力している。
さらに、マイクロプロセッサ50は、制御データの伝送期間を示す伝送イネーブル信号を生成している。ここでは、伝送イネーブル信号として、送信側電源制御信号(PSt)、受信側電源制御信号(PSr)及びバッファイネーブル信号(BEN)を生成している。送信側電源制御信号PStは、送信バッファ52,53への電源供給を行っている主制御装置40内の電源制御部54へ入力される。電源制御部54による電源供給は、送信側電源制御信号PStに基づいて行われ、制御データの非伝送期間中は、送信バッファ52,53への電源供給が遮断される。一方、受信側電源制御信号PSr及びバッファイネーブル信号BENは、画面表示装置41へ出力される。これらの信号PSr,BENは、制御データDTs及びストローブ信号STBのように高速伝送する必要がないことから、通常の送信バッファ(不図示)を介して、それぞれ1本の伝送線へ出力される。
主制御装置40から画面表示装置41へ送出された上記信号は、いずれもLCDコントローラ55へ入力される。LCDコントローラ55は、これらの信号に基づいて主制御装置40からの制御データを受信し、LCDパネル56の動作制御を行っている。
図4は、図3のLCDコントローラ55の詳細構成例を示した図である。受信バッファ60,61は、主制御装置40から伝送路42を介して伝送された差動信号が入力される入力増幅器である。受信バッファ60は、送信バッファ52から送出された制御データDTsを受信し、シフトレジスタ65へ出力している。受信バッファ61は、送信バッファ53から送出されたストローブ信号STBを受信し、論理積演算回路(アンド回路)64へ出力している。
受信側電源制御信号PSrは、電源制御部62に入力される。電源制御部62は、受信バッファ60,61への電源供給を制御しており、主制御装置40から受信した受信側電源制御信号PSrに基づいて、制御データの非伝送期間中は、受信バッファ60,61への電源供給を遮断している。
バッファイネーブル信号BENは、受信バッファ60及びタイマー回路63に入力される。受信バッファ60は、バッファイネーブル信号がアクティブ状態の場合に活性化され、受信データをシフトレジスタ65へ出力する一方、非アクティブ状態の場合には、出力端子が高インピーダンス状態となる。また、タイマー回路63は、バッファイネーブル信号BENを予め定められた遅延時間Tdだけ遅延させる遅延手段であり、この遅延信号は、受信イネーブル信号RENとしてアンド回路64へ出力される。
アンド回路64は、受信イネーブル信号RENがアクティブ状態である期間中は、受信バッファ61から出力されるストローブ信号STBをシフトレジスタへ出力し、その他の期間は出力しない。つまり、タイマー回路63で遅延させたバッファイネーブル信号BENに基づいて、ストローブ信号STBをマスクしているマスク手段である。
シフトレジスタ65は、アンド回路64からのストローブ信号STBに基づいて、受信バッファ60からの出力データDTsを1ビットごとに取り込んでいる。所定ビット数の制御データがシフトレジスタ65に取り込まれると、これらのデータは、FIFO(First In First Out)バッファ66へ出力される。つまりシリアルデータとして受信された制御データは、シフトレジスタ65においてパラレルデータに変換され、FIFOバッファ66に格納される。
画像処理部67は、FIFOバッファ66に蓄積された受信データに基づいてVRAM(Video Random Access Memory)68の更新を行っている。VRAM68は、LCDパネル56に表示される画像データが格納されるメモリである。主制御装置40は、LCDパネル56のフレーム周期ごとに、フレーム間で更新される部分に関する画像データ及び制御コードを制御データとして送出し、これらのデータが、FIFOバッファ66に蓄積される。画像処理部67は、FIFOバッファ66の画像データについて拡大縮小などの所定の画像処理を行って、VRAM68に格納する。VRAM68の画像データは、フレーム周期で読み出され、LCDパネル56に表示される。
なお、制御データが、受信バッファ60からシフトレジスタ65へ直接入力されるのに対し、ストローブ信号は、アンド回路64を介して、受信バッファ61からシフトレジスタ65へ入力される。このため、シフトレジスタ65に入力される制御データ及びストローブ信号に位相のずれが生じているので、受信バッファ60及びシフトレジスタ65間にもアンド回路64に相当する遅延回路を設けておくことが望ましい。例えば、受信バッファ60及びシフトレジスタ65間にもアンド回路を設け、受信イネーブル信号RENにより制御データもマスクしておけばよい。
図5は、送信バッファ52,53、伝送路42及び受信バッファ60,61からなる送受信手段についてより具体的な構成例を示した図である。送信バッファ52,53は、電流源100、ブリッジ回路101及び反転論理演算回路(インバータ)102により構成される。ブリッジ回路101は、スイッチング素子110及び111の直列回路、並びに、スイッチング素子112及び113の直列回路からなる。これらのスイッチング素子110〜113には半導体素子が用いられ、上記直列回路は、上記半導体素子の主回路が直列に接続され、これらの接続点が出力端子として2本の伝送路42にそれぞれ接続されている。また、これらの直列回路は、ともに電流源100及び接地点間に並列に接続されている。
電流源100側のスイッチング素子110及び接地点側のスイッチング素子113の制御端子には、送信信号(STB,DTs)が入力され、残るスイッチング素子111,112の制御端子には、インバータ102において反転させた送信信号が入力されている。すなわち、スイッチング素子110及び113が同時にオンされる状態と、スイッチング素子111及び112が同時にオンされる状態が、入力信号の電圧レベルによって切り替えられる。従って、2本の伝送路42は、送信信号に応じて、いずれか一方が電流源100に、他方が接地点に接続され、極性を反転させることができる。
受信バッファ60,61は、終端抵抗103及び差動増幅器104により構成される。差動増幅器104の入力インピーダンスは、終端抵抗103に比べて高く、電流源から供給された電流の大部分が終端抵抗103を流れ、差動増幅器104の入力端子間に電位差を生じさせる。
一般に、LVDS方式では、終端抵抗103の端子間電圧が1V未満の低電圧(例えば350mV)となっている。この電圧レベルは、他の伝送信号PSr,BENや主制御装置40や画面表示装置41内の信号レベルよりも低い。この様にして、送信信号のスイング幅を小さくすることにより伝送速度を向上させることができる。ところが、低電圧化にともなって耐ノイズ特性が低下することから、伝送路42として2本の対線を使用し、差動信号としてデータ伝送を行って、耐ノイズ性を向上させている。つまり、2本の伝送線に同相ノイズが混入したとしても、その影響は終端抵抗103の端子間電圧には現われず、耐ノイズ特性が改善される。
さらに、データ伝送を行わない場合には、バッファイネーブル信号BENに基づいてストローブ信号STBをマスクし、データ受信を行わないようにしている。バッファイネーブル信号BENは高速伝送する必要はなく、通常の電圧レベル(少なくともLVDS方式で伝送される制御データの場合よりも高い電圧レベル)で伝送されるため、ノイズによる影響を受けにくい。主制御装置40が、非伝送期間中はバッファイネーブル信号を非アクティブ状態とするため、アンド回路64によりストローブ信号STBはマスクされる。このため、非伝送期間中に誤ってデータ受信が行われることはなく、耐ノイズをさらに向上させることができる。
上述した通り、主制御装置40は、画面表示装置41に対し、フレーム間で変動する表示部分に関するデータをフレーム周期ごとに送信している。このため、画面全体が変更される場合には、フレーム周期内に、主制御装置40から画面表示装置41へ伝送されるデータ量は多くなる。これに対し、画面の一部のみが変更される場合には、伝送すべきデータ量は比較的少なくなり、フレーム期間内において比較的長い非伝送期間が生じる。主制御装置40は、この非伝送期間中にバッファイネーブル信号BENを非アクティブ状態とし、また、送信側電源制御信号PSt及び受信側電源制御信号PSrを電源オフ状態とする。
図6のステップS101〜S105は、データ送信開始時における主制御装置40及び画面表示装置41の動作の一例を示したフローチャートである。また、図7は、データ送信開始時における主要な信号波形を示したタイミングチャートである。非伝送期間中、バッファイネーブル信号BENは非アクティブ状態であり、送信側電源制御信号PSt及び受信側電源制御信号PSrは電源オフ状態となっている。つまり、送信バッファ52,53及び受信バッファ60,61は、ともに電源供給されておらず、消費電力が抑制されている。
この状態からデータ伝送を開始する場合、マイクロプロセッサ50は受信側電源制御信号PSrを電源オン状態に変更する(ステップS101)。この受信側電源制御信号PSrに基づいて、電源制御部62が電源供給を開始し、受信バッファ60,61が起動される。この受信バッファ60,61の起動時にノイズが発生し、当該ノイズに起因する信号が、受信バッファ60から出力される(図7のN1)。
次に、マイクロプロセッサ50は送信側電源制御信号PStを電源オン状態に変更する(ステップS102)。この送信側電源制御信号PStに基づいて、主制御装置40内の電源制御部54が電源供給を開始し、送信バッファ52,53が起動される。この送信バッファ52,53の起動時に発生したノイズが、伝送路42を伝搬し、受信バッファ60,61へ入力される。このため、当該ノイズに起因する信号が、受信バッファ60,61から出力される(図7のN2)。
受信バッファ60,61及び送信バッファ52,53への電源供給を開始した後、マイクロプロセッサ50は、バッファイネーブル信号BENがアクティブ状態に変更する(ステップS103)。このバッファイネーブル信号BENに基づいて、受信バッファ60が活性化され、受信データの出力が開始される(ステップS103)。このとき、受信バッファ60からノイズが発生し、当該ノイズに起因する信号が、受信バッファ60から出力される(図7のN3)。
タイマー回路63は、バッファイネーブル信号BENを予め定められた遅延時間Tdだけ遅延させ、受信イネーブル信号RENとして、アンド回路64へ送出する。つまり、受信イネーブル信号RENは、バッファイネーブル信号BENよりも遅延時間Tdだけ遅れてアクティブ化され、受信バッファ61からの出力信号が、シフトレジスタ65へ入力される。
マイクロプロセッサ50は、バッファイネーブル信号BENをアクティブ状態に変更した後、さらに、受信バッファ60が安定するのに十分なウォーミングアップ時間Tsuが経過すると、制御データDTp及びストローブ信号STBの出力を開始する(ステップS105)。そして、シリアル変換された制御データDTs及びストローブ信号STBが、送信バッファ52,53から送出され、受信バッファ60,61で受信され、シフトレジスタ65に格納される。
タイマー回路63による遅延時間Tdは、バッファイネーブル信号BENのアクティブ化に伴うノイズ(図7のN3)の発生期間よりも長く、上記ウォーミングアップ時間Tsuよりも短い。このため、タイマー回路63は、上記の各ノイズN1〜N3の終了後であって、最初の制御データを受信する前に、受信イネーブル信号RENをアクティブ化している。アンド回路63は、この受信イネーブル信号RENに基づいて、受信バッファ61から出力されるストローブ信号STBをマスクしているため、シフトレジスタ65に入力されるストローブ信号に、ノイズN1〜N3が混入することはない。また、データ伝送開始前の非伝送期間におけるノイズの影響を受けることもない。従って、伝送路42へのノイズの混入によって、シフトレジスタ65に誤ったデータが格納されるのを抑制することができる。
本実施の形態によれば、携帯電話機内の主制御装置40及び画面表示装置41間における制御データの伝送にLVDS方式を採用することにより、伝送速度及び耐ノイズ特性の低下を抑制しつつ、伝送線の数を削減することができる。従って、筐体設計の自由度を高めるとともに、組み立てを容易にすることができる。特に、2軸ヒンジを有するような複雑な動作が可能な携帯電話機に好適である。
また、本実施の形態によれば、フレーム周期ごとに送受信バッファへの電源供給を遮断することにより、データ非伝送期間における消費電力を抑制している。さらに、バッファイネーブル信号BENをタイマー回路63により遅延させた受信イネーブル信号RENに基づいて、ストローブ信号をSTBをマスクすることにより、データ伝送開始時のノイズ混入による影響を防止している。
なお、本実施の形態では、携帯電話機の場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合に限定されない。例えば、ノートパソコン、PDA、その他の携帯情報端末にも適用することができる。
また、本実施の形態では、クラムシェル型の携帯電話機に適用した場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合に限定されない。すなわち、回転動作を伴わない筐体からなる携帯情報端末についても本発明を適用することができる。
図8は、本実施の形態による携帯情報端末の他の構成例を示した図である。この図は、概ね矩形の1つの薄型筐体からなり、クラムシェル型の様に回転動作などの筐体変形を行わないストレート型の携帯電話機への適用例が示されており、図中の(a)には概観が、(b)には内部構成例が示されている。この筐体内に、主制御装置40及び画面表示装置41が内蔵され、主制御装置40から画面表示装置41への制御データの伝送は、実施の形態1の場合と同様に指定行われている。このため、配線数の減少、消費電力の低減、ノイズによる影響の抑制などの上記効果が得られる。
本発明による携帯情報端末の一構成例を示した外観図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機が示されている。 図1の携帯電話機の内部構成について要部を示した概略図である。 図2の主制御装置40、画面表示装置41及び伝送路42の構成例を示した図である。 図3のLCDコントローラ55の詳細構成例を示した図である。 送信バッファ52,53、伝送路42及び受信バッファ60,61からなる送受信手段についてより具体的な構成例を示した図である。 データ送信開始時における主制御装置40及び画面表示装置41の動作の一例を示したフローチャートである。 データ送信開始時における主要な信号波形を示したタイミングチャートである。 本実施の形態による携帯情報端末の他の構成例を示した図である。
符号の説明
10 表示筐体
20 操作筐体
30 可動連結部
31,32 回転軸
40 主制御装置
41 画面表示装置
42 伝送路
52,53 送信バッファ
54 電源制御部
55 LCDコントローラ
60,61 受信バッファ
62 電源制御部
63 タイマー回路
64 アンド回路
DTp 制御データ(パラレルデータ)
DTs 制御データ(シリアルデータ)
STB ストローブ信号
PSr 受信側電源制御信号
PSt 送信側電源制御信号
BEN バッファイネーブル信号
REN 受信イネーブル信号
Td 遅延時間
Tsu ウォーミングアップ時間

Claims (6)

  1. 表示制御のための制御データ、上記制御データのストローブ信号、及び、上記制御データの伝送期間を示す伝送イネーブル信号を生成する表示制御手段と、
    上記制御データをシリアルデータに変換するシリアル変換手段と、
    上記伝送イネーブル信号により起動され、一対の信号線からなる第1伝送路を介して、上記シリアルデータを低電圧差動信号として送受信するデータ送受信手段と、
    上記伝送イネーブル信号により起動され、一対の信号線からなる第2伝送路を介して、上記ストローブ信号を低電圧差動信号として送受信するストローブ送受信手段と、
    上記伝送イネーブル信号を遅延させるイネーブル信号遅延手段と、
    遅延させた伝送イネーブル信号に基づいて、第2伝送路を介して受信されたストローブ信号をマスクするストローブ信号マスク手段と、
    第1伝送路を介して受信した制御データをマスク後のストローブ信号に基づいて取り込み、パラレルデータに変換するパラレル変換手段と、
    パラレル変換後の制御データに基づいて画面表示を行う画面表示手段とを備えたことを特徴とする携帯情報端末。
  2. 上記伝送イネーブル信号に基づいて、データ送受信手段及びストローブ送受信手段への電源供給を制御する電源制御手段を備え、
    制御データの非伝送期間中、上記データ送受信手段及びストローブ送受信手段への電源供給を遮断することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 上記伝送イネーブル信号が、データ送受信手段を構成する受信バッファを活性化させるバッファイネーブル信号であることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  4. 上記表示制御手段は、画面表示装置のフレーム周期ごとに伝送イネーブル信号を非イネーブル状態に変化させることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の携帯情報端末。
  5. 上記表示制御手段が内蔵された第1筐体と、
    上記画面表示手段が内蔵された第2筐体と、
    第1筐体及び第2筐体を折り畳み可能に可動連結し、その内部に上記第1伝送路及び第2伝送路を収納する可動連結部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  6. 上記可動連結部が、上記第1筐体及び第2筐体を直交する2軸について回転可能に連結することを特徴とする請求項5に記載の携帯情報端末。
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