JP4201683B2 - ハンディタイプの内部品質検査装置 - Google Patents

ハンディタイプの内部品質検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4201683B2
JP4201683B2 JP2003363393A JP2003363393A JP4201683B2 JP 4201683 B2 JP4201683 B2 JP 4201683B2 JP 2003363393 A JP2003363393 A JP 2003363393A JP 2003363393 A JP2003363393 A JP 2003363393A JP 4201683 B2 JP4201683 B2 JP 4201683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
head
light receiving
inspection object
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003363393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005127847A (ja
Inventor
弘 前田
俊博 水野
Original Assignee
静岡シブヤ精機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 静岡シブヤ精機株式会社 filed Critical 静岡シブヤ精機株式会社
Priority to JP2003363393A priority Critical patent/JP4201683B2/ja
Publication of JP2005127847A publication Critical patent/JP2005127847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4201683B2 publication Critical patent/JP4201683B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/02Mechanical
    • G01N2201/022Casings
    • G01N2201/0221Portable; cableless; compact; hand-held

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、外観からだけでは内部品質、成分等の判別が不可能である例えば、ぶどう、ミニトマト、いちごなどの小型果実類の糖度、酸度などの味成分と熟度や生理障害、その他、水浸果等を非破壊検査する検査装置に係り、特に検査装置を片手に持って検査操作することのできるコンパクトかつハンディタイプの構成となして、屋外、屋内の如何なる作業現場であっても検査作業を容易に行うことができるように検出ヘッドを小型に構成したハンディタイプの内部品質検査装置に関するものである。
従来、例えば青果物の内部品質または糖度等を非破壊の下で検査する場合、その青果物に光を照射し、該青果物内部で拡散反射して外部に出てくる透過光を検出し、この透過光を基にして青果物の糖度や酸度等の内部成分を検査(測定)するハンディタイプの内部品質検査装置の事例がある。(例えば特許文献1参照)
国際公開番号 WO02/088681A1
上記の特許文献1に記載のハンディタイプの内部品質検査装置は、図10に示すように本体ケース1の内部に分光器組付体2とメイン回路基板3とを収納し、本体ケース1の前壁面4に設けた検出ヘッド5は、ヘッドケース6に嵌合され、中央に投光ランプ7とその両方に近接して入射光孔8を有したパッド部材9を設けた構成である。
このように従来例である特許文献1に記載において記載されているハンディタイプの内部品質検査装置は、りんご、桃、梨などの果実や、トマト等比較的曲率円の大きい青果物を対象としたものであり、検査対象物の外周面に対向密接させるように形成したパット部材9を用いて検出ヘッド5が構成されているが、この構造と形状によれば、測定する検査対象物の外径(果径)に、自ずとその大きさに限度があり、例えばミニトマトやぶどうあるいはいちご等の果径の小さい小型果実類である検査対象物の測定検査をすることは不可能であった。また特にぶどう等の検査対象物は多数個の粒が集合した房状になっており、その房のままで一粒毎にパッド部材を密接させることができず、粒毎に正確な測定をすることができないという問題点があった。
また、投光ランプ6で投光した光が検査対象物内へ入射し、検査対象物の内部で拡散反射して外部へ出てくる透過光は目視不可能な微弱光であるのに対し、この微弱な透過光を受光する光入射孔8が極めて小さくなり、入射光量が減少することにより、分光分析がし難いという問題点もあった。
上記問題点に加え、従来の構成では、検査対象物の被検査位置と透過光入射孔との位置及び接触状態、即ち接触面の傾きやズレによる測定値の誤差変動が生じるため、測定時に検出ヘッドの検査対象物に対する接触状態を目視確認しなければならず手間がかかるという不具合もあった。
また、もう一つの問題点は、投光ランプによる投射光軸位置と、検査対象物の測定位置と位置関係が外部から目視確認できないために、検査対象物が特に小さい曲率円の場合、投光ランプの光軸が検査対象物の所望位置から外れたり、さらには検査対象物の形状により投光ランプと検査対象物との間隔(距離)が変動して、投射光量(検査対象物に対する光量)の変動が生じ、検査測定値に変動が生じるという問題点があった。
従来のハンディタイプの内部品質検査装置では、上記のような問題点があるために、小型小粒の果実類である検査対象物の内部品質検査はでき難いという課題があった。
本発明は、かかる事実に鑑みてなされたもので、特にミニトマト、ぶどう、いちご等の小型小粒の果実類、及び検査対象物の外周表面が凸凹形状をなした小型果実類であっても、その検査対象物の糖度や酸度などの味成分と、熟度や生理障害、その他、水浸果などの内部品質を非破壊で検査するために開発したハンディタイプの内部品質検査装置の提供である。
つまり本願発明は、受光ヘッドと投光ヘッドとが個別に設けられている検出ヘッド部と、小型パッケージ分光センサーと、演算処理部と、表示部と、操作スイッチ、及び電源バッテリーとを備え、しかも検査装置を片手で持って測定することができ、さらには、どのような作業現場でも検査対象物の形状、大きさにかかわりなくその内部品質を精度良く検査測定することを特徴とする。
また、本発明では、内部品質を検査しようとする検査対象物が、例えばミニトマト、ぶどう、いちご等の小型小粒の果実であるとき、受光ヘッドの前端面を外接させた検査対象物に対し、その受光ヘッド前端面で覆われた部分の外側より検査対象物の内部方向へ光を投射することができるように、検査対象物の外周曲率に合わせて配置した投光部、及び受光部の受光光軸と投光部の投射光軸が検査対象物側で交差する検出ヘッドを備えたことを特徴とする。
さらにまた、本発明は、受光ヘッドの穴から入光する光は、検査対象物の表面形状や表面付着物の影響などにより、局部的な片寄りやムラがあるために、受光孔にロッドレンズを設けてロッドレンズ内で光を拡散反射させ、片寄りやムラを分散して入光した透過光を光ファイバー束の入光面に効率よく導くようになした受光ヘッドを備えたことを特徴とする。
さらにまた、本発明は、検査対象物が房状になっているぶどう等のその中の一粒をサンプル検査しようとする場合に受光ヘッドの前端面が一粒のサンプルに確実に密接しているか否かを目視確認できると共に、投光ヘッドによる光の投射が検査対象物の内部に向けて投射されていることを外部から目視確認できるように構成することを特徴とする。
さらにまた、本発明では、表皮が柔らかく且つ柔軟な検査対象物に受光ヘッドの前端面を密接させるとき、その接触圧力などにより押し傷が生じないように、その当接部材をゴム、軟質樹脂等の柔軟材料で形成するか、あるいはスプリング、蛇腹等の衝撃吸収材を用いて、接触圧力オーバーを防ぐようになしたことを特徴とする。
さらにまた、本発明では、検査対象物に受光ヘッドの前端面を密接させたとき、接触圧力などの外力作用により検査面から光ファイバー束入光面までの距離が変化することなく一定とすることができるようにし、且つ透過光通路は検査対象物からの微弱な透過光を減衰させないように光軸の中心線が曲がったり、断面形状が変化したり、光通路の大きさが縮小したりしないように直線的構成とすることを特徴とする。
さらにまた、本発明では、受光ヘッドと投光ヘッドで形成される検出エリアの周囲を弾性遮光カバーで囲って、外乱光が検出エリア内に入光しないように遮光する検出ヘッドカバーを設ける検出ヘッド部を構成したことを特徴とする。
前記のように構成した本発明のハンディタイプ内部品質検査装置は、検出ヘッド部の受光ヘッドと投光ヘッドとを分離して個別に設けているので、受光ヘッドの前端面外周を小径に形成することができ、その光軸に対し投光ヘッドの光軸を検査対象物側で交差するように斜め方向に向けて取付けられ、小さい(小範囲な)検査対象物のでも精度良く検査することができる。即ち、ミニトマトやぶどう、いちご等の小径粒状である検査対象物の糖度、酸度等の内部品質を精度良く検査測定することができる。
特に、多数個の粒で房状になったぶどうは、房になったままの上部、中部、下部などの部分的な位置の個々の粒について検査することができる。しかもハンデぃタイプとし、且つバッテリーを収納しているのでどのような場所でも、またどのような検査姿勢でも使用できる。
また、表面に斑点や粉を着けたままの果実(果実の新鮮さを知らせるために斑点や粉を拭き取ることができない検査対象物)を検査する場合にも、ロッドレンズを通して片寄りやムラを拡散させるるので検査精度の高い検査ができる。
また検出ヘッド部は、受光ヘッドと検査対象物との接触状態、投光ヘッドの投射状態を外部から目視可能であって、検査開始時の姿勢や状態がどのように成っているかを確認してから操作スイッチをON操作することができるので、例えばトレイ内で房ごと盛り上げられており、しかも透明フィルムで包装(ラップ、シュリング包装)されたぶどう等の検査対象物であっても、その透明フィルムの外側から、そのままの位置の異なるいくつかのぶどう粒の糖度等を測定することが容易にできる。
さらにまた、受光ヘッドは、検査対象物の検査面に当接したとき、透過光通路の大きさと距離(長さ)が一定となるように保持されているので、透過光の受光光量が安定しており良好な測定精度が得られる。
さらにまた、検査対象物の検査エリア周囲を、弾性体カバーで囲った場合に投光ヘッドの投射光軸を受光ヘッドの当接部材から離れた位置を投射することができて、投射光が検査対象物のより広い範囲を拡散反射してくる透過光を受光するために、検査測定物の表皮近傍からの透過光だけでなく、内部からの透過光を外乱光の影響を受けずに受光するのでより良好な測定精度が得られる。
さらにまた、前記受光ヘッドから入光した透過光は、光ファイバー束の出光側端面に光拡散体を配置し、その光拡散体の出光側端面に連続可変干渉フィルターを当接配置し、この連続可変干渉フィルターに続く光電変換素子を設け、それぞれの光路を一致させてパッケージ内に気密に収納固定した小型パッケージ分光センサーユニット(国際特許出願中のPCT/JP02/04036に記載)を用いたので、受光した透過光は空間を通ることなく、固体内を通って光電変換され、使用する場所や環境及び測定姿勢などに影響されることなく良好な安定した測定精度が得られる。
ぶどう、ミニトマト、いちごなどの小型果実類の糖度、酸度などの味成分と熟度や生理障害、その他、水浸果等の内部品質を非破壊検査するという目的を、コンパクトかつハンディタイプとなして、特に片手に持って検査操作することのできる検査装置の開発により、屋外、屋内の如何なる作業現場であってもその検査作業を容易に行なうことが実現できた。
以下に、本発明の第一の実施例を図1乃至図5に基いて詳細に説明する。 図1は要部を破断した側面図、図2は要部を破断した平面図、図3は検出ヘッド部を破断した側面図、図4は受光ヘッドと小型パッケージ分光センサーユニットとを組合せ、その要部を破断した平面図、図5は測定検査時の説明図である。
11は、検査装置の本体ケースであって、該本体ケース11は横軸方向に長い収納部12と、斜め縦方向に形成されたグリップ部13を一体に形成しており、その収納部12を形成している前壁面14の外面には、検出ヘッド部15を取付け保持させる本体取付け部材16が取付けられている。また前記収納部12の側壁面17には、表示器18と操作スイッチ19を有する表示手段20が設けられており、グリップ部13の内部には、電源としてのバッテリー例えば充電式バッテリー21を組み込んでいる。
上記検出ヘッド部15は、それぞれが分離して別個に構成されている受光ヘッド22と投光ヘッド23を有し、それら受光ヘッド22と投光ヘッド23は本体取付け部材16を介して本体ケース11の前面壁14に取付けており、その受光ヘッド22は、前記収納部12内に取付けられた小型パッケージ分光センサーユニット24から本体ケース11の前面壁14を貫通して前方に突出した光ファイバー束25を、光ファイバーホルダー26の貫通穴27に挿入して固定保持している。
該光ファイバーホルダー26は、その後端部に取付けフランジ28が一体に形成されておリ、この取付けフランジ28が取付けねじ29によって、本体ケース11の前壁面14に固定されている。 取付けフランジ28の外周の一部には嵌め込み部30が設けられており、この嵌め込み部30により本体取付け部材16との組合せ位置決めを容易にしている。
光ファイバーホルダー26の先端内部には、ロッドレンズ31をインサートしているロッドレンズホルダー32が内装されており、そのロッドレンズ31が、光ファイバーホルダー26の貫通穴27内に通されている光ファイバー束25の前端面に位置するように保持されている。
ロッドレンズホルダー32の先端には、検査対象物Fに外接させてその検査対象物Fから出てこる透過光をロッドレンズ31に導くための当接部材33を嵌着している。この当接部材33は、ゴム材、エラストマー樹脂等による柔らかい可撓弾性材料を用いて形成されており、その中央には、透過光をガイドする入射孔34を形成し、またその前端面には検査対象物Fと密接するパット部35を形成して外部からの外乱光が当接部材33の内部に入光しないように構成している(この詳細構成は、特に図2、図4において明示されている)。
36は、パット部35が検査対象物Fと接触したときの傾きを吸収して、パット部35の周囲を検査対象物Fと密接させるための括れを示す。受光ヘッド22は前記の構成となして、検査対象物Fから出てくる透過光を入射孔34からロッドレンズ31を通して光ファイバー束25に導き、この光は、直線状の受光光軸CLを形成して小型パッケージ分光センサーユニット24で分光される。
前記投光ヘッド23は、小型の投光ランプ37がソケット38に挿し込み保持され、その投光ランプ37はキャップ39により保護されている。投光ランプ37としては小型のハロゲンランプが用いられ、キャップ39は投光ランプ37の光が側方に漏れないようにその投光ランプ37の外周を覆っており、投光ランプ37の先端から前方へ向けて光を投射する投射孔40を有し、該投光ランプ37の投射光軸LLを形成している。さらに、投射孔40の前端面に防塵ガラス41を設けて投光ヘッド23を構成している。
受光ヘッド22及び投光ヘッド23を本体ケース11に取付けるために用いられている本体取付け部材16は、投光ヘッド23のキャップ39の前端を受光ヘッド22の当接部材33に接近させ、さらに投光ランプ37の投射光軸LLを受光ヘッド22の受光光軸CLに対して交差するように、投光ヘッド23のソケット38を位置決めするものである。
さらにこの本体取付け部材16は、本体ケース11の前壁面14の外側に設けられた受光ヘッド22の取付けフランジ28と、光ファイバーホルダー26の一部を左右から囲い込むように分割型に形成されており、これら一対の本体取付け部材16で、光ファイバーホルダー26の下方で前寄りにランプソケット38を傾けて取付けるランプソケット取付け部43で投光ヘッド23を挟持し、さらに上記受光ヘッド22を挟むようにして両ヘッド22と23を支持固定する。44は一対の本体取付け部材16を結合する取付けねじを挿通するための取付けねじ挿通孔を示す。
このランプソケット取付け部43に支持されている投光ランプ37は、受光ヘッド22の先端に設けられている当接部材33を検査対象物Fに当接したとき、その当接部材33のパッド部35の外側で検査対象物Fに向けて光を投射するように形成されている。
なを、45はランプへの給電線であり、取付けフランジ28の一部に設けた不図示の接続コネクターを介して本体ケース11の内部に収納されているバッテリー21に接続されている。
上記小型パッケージ分光センサーユニット24の内部構成は、図4で示しているように、本体ケース11収納部内に設けたメイン回路基板46上に取付けられており、その小型パッケージ分光センサーユニット24の内部は、光ファイバー束25の出光端部253を所定形状に整列維持するための整形維持ホルダー241と、光ファイバー束25の出光側端部253の出光面254からの光を入光側端面243で受けて拡散透過させる光拡散体242を保持する光拡散体ホルダー245と光拡散体242の出光側端面244に設けた連続可変干渉フィルター246により波長ごとに分光された光を受光する光電変換素子247を順に並べてユニットケース240に収納してパッケージ化されている。
光ファイバー束25は、その前端面251から入光する光線が所定の入射角以内の光線のみを通過させ伝送する特性を有する微細な無数の光ファイバーを束ねて前端部を口金252によりバラ付かないように固めている。無数本の1本1本の光ファイバーが束ねられて構成されている光ファイバー束25は、光が入光する前端面251で隣り合って入光した光線が、その出光側端部253では分散してほぼ均等に混ぜ合わされて出光側端部253の出光面254から出光するように撚り合わされて整形維持ホルダー241により所定形状に保持し固定している。
即ち、前端面251から入光した光の部分的な光強弱や、片寄りなどの光斑が、出光側端部253では均等に分散して光斑のない光となって出光面254から出光するように撚り合わせた光ファイバー束となしている。
光拡散体242は、その外周面を光学研磨して内部に入光した光線が効率よく内面反射しながら拡散して出光側端面244に至るようになしている。即ち、この光拡散体242は、光を内部で均等に拡散反射させて取出す積分球と同様な機能(役目)を有するようになしている。
連続可変干渉フィルター246は、上記光拡散体242の出光側端面244にイオンアシスト蒸着により設けて、短い波長から長い波長(例えば400nmから1100nmまで)の光を各波長ごとに分光するように形成している。
光電変換素子247はその受光側にウィンドウガラス等を設けることなく開放しており受光素子表面248を露出している。
そして上記拡散体ホルダー245の端面に光電変換素247の受光側を突合わせたとき、連続可変干渉フィルター246と受光素子表面248とは接触しない範囲で限りなく接近させる。
以上のように構成されている光ファイバー束25の整形維持ホルダー241と光拡散体242を保持した光拡散体ホルダー245と、連続可変干渉フィルター246、および光電変換素子247の裏側から両側に突出した端子ピンの間に押え板249を被せてユニットケース240に取付け、蓋を被せて密閉した小型パッケージ分光センサーユニット24が構成されている。
47はセンサー回路基板、48は表示回路基板である。46のメイン回路基板には、演算処理回路が配置され、上記光電変換素子247からの出力信号を基にして分光分析し、分析した結果を表示器に表示する。
19の操作スイッチは、測定モードや表示項目などの切替えなどと、表示画面操作を行うものである。グリップ13の外側には、ピストルレバー型の測定スイッチ49が設けられておりこの測定スイッチ49をONすることによって投光ランプ37は点灯し測定可能状態となる。
以上が第一の実施例の構成であるが、次にその作用について説明すると、この実施例のハンディタイプの内部品質検査装置は、本体ケース11の収納部12に小型パッケージ分光センサーユニット24を内臓させ、この小型パッケージ分光センサーユニット24からの本体ケース11の前壁面14を貫通して前方へ細長の棒状に長く突出した光ファイバー束25の前端に光学ガラスとしてのロッドレンズ31を直列に組合せ、その先端部に設けた当接部材33は検査対象物下に接触させるときパット部35のつけ根に形成したくびれ36が装置の傾きを吸収してパッド部35を、検査対象物に密着させることができるので、光ファイバー束25への外乱光の侵入を防止することができる。
また、細長の棒状に長く突出した受光ヘッド22は、外形が小さい検査対象物Fの内部方向に向かう直線状の受光光軸CLに対し、投光ヘッド23の投射光軸LLを下側側方から検査対象物Fの内部方向に向け、その検査対象物内で斜めに交差するようにし、しかも投射孔40を受光ヘッド22先端の当接部材33に近づけて設けることができるため検査対象物Fがミニトマトやぶどうあるいはいちごのように一粒の形状が小さいものであっても、その検査対象物に対する投光、受光が有効であって、精度の高い測定検査が可能となる。
特に受光ヘッド22と投光ヘッド23がそれぞれ小型で別々に形成して、受光光軸CLと投射光軸LLが検査対象物F側で斜めに交差するように形成しているので、検査対象物Fと受光ヘッド22の接触状態、及び投光ヘッド33のキャップ39先端の近接、及び投射状態のそれぞれを、外部側方から目視確認することが容易となる。従って、測定姿勢を定めたあとグリップ13を持った手の人差し指で測定スイッチ49を引いて電源をONすることで、投光ランプ37は点灯し、測定を開始できるために、検出ヘッド部15と検査対象物Fとの接触不具合(不適)や投光不具合(不適)による測定エラーを生じることのない良好な測定が実施できる。
この内部品質検査装置を用いて、例えば第5図に示すように一房のぶどうを、その房のままトレイ51に入れて、薄い透明なフィルム52(例えば透明なポリエチレンフィルム)でラッピングしたままのぶどうの一粒F1の内部検査をする場合、そのフィルムの外から受光ヘッド22の先端パット部35を当接し、その外周とくびれ36を目視チェックして密接状態を確認し、同時に投光ヘッド23のキャップ39先端の位置を確認して測定姿勢を定め、測定スイッチ49を引き電源をONして投光ランプ37を点灯することで測定が開始される。
この時、受光ヘッド22のパット部35は、フィルム52を挟んでぶどうと接するのでぶどうF1の外周面に生成されている天然の果粉を落としたり、接触痕を残すことがなく、外観品位に悪影響を与えない。投光ヘッド23の先端キャップ39は、投射孔40をフィルム52の外からぶどうF1の内部方向に向けて接近状態を見ながら測定姿勢を定めて光を投射できるので測定ミスが解消できる。
かくして、ぶどうF1の内部に向けて投射された光は、果実内部で拡散反射し、その内部品質に応じてそのぶどうF1の表面から出てくる透過光はパット部35の入射孔34からロッドレンズ31に入射し、光ファイバー束25を経て小型パッケージ分光センサーユニット24に入光される。
小型パッケージ分光センサーユニット24に入光された透過光は、それぞれ異なる波長帯の光を電気信号に光電変換され、メイン回路基板46上に設けられた演算処理回路で周知の処理がなされて目的とする果実の糖度、酸度の測定をすることができ、その測定値等は表示器に表示される。
次に、本発明における第二の実施例の構成を図6に基いて説明する。つまり図6は、受光ヘッド構成第二実施例を示すもので、この第二実施例における受光ヘッド100の構成は、その受光ヘッド100の先端に設けている先端当接部材101を、前後にスライドさせて検査対象物にソフトに当接させるように構成したものであり、当接部材101は、前記第1実施例と同様に透過光の入射孔102とパット部103と括れ104を有し、ロッドレンズホルダー105の先端部に嵌着している。
ロッドレンズホルダー105はその内部にロッドレンズ106を差込み固着しており、さらにその外周の前寄りに鍔107を形成し、この鍔の後方外周を光ファイバーホルダー108の前端部に形成したスライドガイド部109のガイド孔110に嵌合させて前後にスライドできるようになしており、光ファイバーホルダー108の内部貫通穴111に挿入して固定した光ファイバー束25の前端面251に対し軸方向に変位し、ロッドレンズ106の後端面が光ファイバー束25の前端面に接近したり離れたりたりする。図6は離れた状態を示している。
112はスプリングであり、光ファイバーホルダー108の前端部に形成したスライドガイド部109の外側に装着され、ロッドレンズホルダー105の鍔107に当接してロッドレンズホルダー105を前方に押すように付勢している。113は、キャップであり、ロッドレンズホルダー105の鍔107とスプリング112が自在に前後スライドするように囲ってファイバーホルダー108の前方外周にネジを止めされており、孔の内側前縁114でロッドレンズホルダー105と鍔107のスライドストロークを制限してロッドレンズホルダー105を光ファイバーホルダー108の先端部から脱落しないように保持している。
投光ヘッド23と本体取付け部材16、その他の構成は第一の実施例と同様の構成であるのでその構成説明は省略する。またこの実施例の作用については後述する。
次に、第三の実施例である受光ヘッドの構成について、図7を基にして説明する。つまり図7は、受光ヘッド120の先端当接部材121を前後にスライドさせて検査対象物にソフトに当接させるように構成したものであり、図6示す第二の実施例がロッドレンズホルダー及びロッドレンズと共に当接部材をスライドさせた構成であるのに対し、この第三の実施例は、ロッドレンズホルダー125とロッドレンズ126は、光ファイバーホルダー128の前端に取付固定し、ロッドレンズ126は光ファイバー束25の前端面251に密接させて固定している。
当接部材121は、前記第一、第二の実施例と同様に入射孔122とパット部123とを有し、入射孔122の外側外周くびれ124を嵌めこみ部としてスライダー127の前縁に嵌合保持させている。スライダー127は、内部スライド孔を有しロッドレンズホルダー125の先方外周に設けたスライドガイド部129の外周面に前後方向にスライド自在に組合せている。
130はスプリングであり、ロッドレンズホルダー125における前寄りのスライドガイド部129の外側に装着され、スライダー127の外部に張り出して設けた鍔133に当接して、スライダー127を前方へ押すように付勢している。131はキャップであり、スライダー127の外部に張り出した鍔とスプリング130が自在に前後スライドするように囲ってロッドレンズホルダー125の後方外周にネジ止めされており、キャップ131の内側前縁132によりスライダー127のスライドストロークを制限して、スライダー127をロッドレンズホルダー125のスライドガイド部129から抜けないように保持している。
投光ヘッド23と本体取付部材材16、その他の構成は第一、第二実施例と同様の構成であるのでその構成説明を省略する。
次ぎに、前記第二の実施例と、第三の実施例の作用について述べると、これらの実施例では、受光ヘッド100または120のパット部103または123を検査対象物Fの外周面に当接させるときの接圧力が過大にならないように構成したものである。これらの当接部材は、その先端が弾性作用で前方へ突出しておリ、このパット部103、または123を検査対象物Fの外周面に当接して押しつけると、スプリング112または130が撓んでロッドレンズホルダー105またはスライダーが後退スライドして引込みロッドレンズ106または126の後端出光面は、光ファイバー束25の前端面251と接触状態となり、入射孔102または122の入口から光ファイバー束25の前端面251までの透過通路の距離が一定となる。 従って検査対象物Fに過大な押圧力を加えることを防止され(加えることを避けられ)、軟弱な果実でも押圧傷害を与えることなく内部品質を測定し検査することができる。
次に、本発明の第四の実施例である検出ヘッド部について図8を基にして説明する。この第四の実施例では特に検査対象物が、いちごの様にその表皮が柔らかく傷つき易い果実である場合に有効使用できる受光ヘッド140の実施例である。つまり、検査対象物の表皮を傷めることなく測定できるようにするために、受光ヘッド140の先端部に設ける当接部材143は、蛇腹胴351と筒型のボス部とで形成されており、そのボス部352の外周を保護キャップ391の前方に解放したボス部挿入孔392内に圧入して取付ける。
126は、ロッドレンズであり、光ファイバーホルダー128の前端面に突き合せて保護キャップ391とボス部352の内部に挿入されている。この当接部材143は、柔軟性に富んだゴム、樹脂等の素材を用いて円筒に形成し、しかもその蛇腹パッド面353の少なくとも先端部を、軸方向に変位可能とする蛇腹胴351を形成し、さらにこの蛇腹胴351の先端パッド面353が、常時は保護キャップ391の前端から弾性的に突出するように構成しているものである。 投光ヘッド23と本体取付け部材16、その他の構成は第一の実施例と同様の構成であるのでその構成説明は省略する。またこの実施例の作用については後述する。
したがってこの第四実施例によれば、その蛇腹胴351が、柔軟性に富んだゴム等の材質で蛇腹形状に形成されていて外圧吸収性に優れおり、しかも常時は保護キャップ391の前端から弾性的に突出するように構成されているので、表皮が柔らかい検査対象物であっても、その表皮を傷めることなく受光ヘッドの当接部材143を検査対象物の表面に密接させることができる。したがって特に表皮が柔らかい、いちごのような検査対象物の表面にパッド部をあてがって検査測定をする場合に、その表皮を傷めることなく有効な検査が実施できる。
次ぎに、第五の実施例を図9に基いて説明する。図9は、検査対象物F2の外面曲率円が大きく検査面に広がりのある中型大きさの果物の測定に適用されるように検出ヘッド部151を構成したものである。
受光ヘッド152と投光ヘッド154は、第1実施例と同様であるが受光ヘッド152の先端パッと部153の位置に対し、投光ヘッド154の先端に設けた投射孔155が離れた位置を投射するように向けて取付けられている。
156は本体取付け部材であり、左右両側から、上面157、下面158及び側面159で受光ヘッド152と投光ヘッド154のそれぞれを包囲固定できるように構成され、その前側は開口している。内部にはファイバーホルダー取付けフランジとの嵌め込み部160とランプソケット取付け部161を有し、左右両側の本体取付け部材156を組付けねじ挿通孔162に挿通される取付けねじによって、本体ケースの前壁面14の外側に一体に組付けられる検出ヘッド部151を構成している。
164は検出ヘッドカバーであり、受光ヘッド152の先端と投光ヘッド154の先端で形成される検出エリアを囲って、対象物F2の外周面に前端を密着させることで、その検出ヘッドカバー164内に外部光線が入らないようにしている。この検出ヘッドカバー164は、ゴム材、エラストマー等の柔らかい可撓性弾性材料を用いて対象物F2に接触する前端165が自在に撓むように周囲を波形蛇腹に形成して、本体取付け部材156の前端外周面に設けた嵌め込み部163に嵌め込んで取付けている。
この第五の実施例では、図9に示すように受光ヘッド先端のパッと部153を当接した位置から離れた位置に向けて光を投射するように投光ヘッドの投射口155を設けたので、投射された光が検査対象物の内部へ有効に浸透される。また内部を広く拡散反射して表面に出てくる透過光は、内部のより多くの片寄りの少ない糖度や酸度など内部品質情報を含んでいる。この透過光は、検出ヘッドカバーの作用により外部光線を遮って受光ヘッド152へ入射するので、中型果実等の内部品質も、この実施例の検査装置を用いることで測定精度の高い検査ができる。
以上のように本発明に係るハンディタイプの内部品質検査装置は、外観からだけでは内部品質、成分等の判定が不可能な果物等の農産物である検査対象物の内部品質を非破壊で検査することができ、さらには、魚類、肉類、その他の食品など内部品質をも破壊することなく検査することができ、しかもその装置は、屋外、屋内を問わず、如何なる作業現場、如何なる作業姿勢であっても、片手に持って操作できるようにコンパクトに構成したハンディタイプの内部品質検査装置である。
特に本発明の検出ヘッド部は、受光ヘッド先端検査対象物に対して斜めに光を投射するので小さい粒の検査対象物でも精度良く検査することができ、しかも受光ヘッド先端部と、検査対象物との接触状態を目視確認されるため、例えば透明なフィルムで包装されたものでもあっても、フィルムを挟んでフィルムの外から検査対象物の内部品質を検査することができる。したがって集荷場、出荷場はもとより小売場におていも包装された食品、果物をその外部から衛生的に検査する場合に最適な検査装置として用いられる。
本発明である内部品質検査装置の第一の実施例を示した一部破断の全体側面図である。 本発明である内部品質検査装置の第一の実施例を示した一部破断平面図である。 本発明である内部品質検査装置の第一の実施例を示した検出ヘッド部の側断面図である。 本発明である内部品質検査装置の第一の実施例を示し、受光ヘッドと小型パッケージ分光センサーユニットとを組合せた状態の一部切裁平面図である。 本発明である内部品質検査装置の第一の実施例を示し、測定使用状態を示す説明図である。 本発明である内部品質検査装置の第二の実施例を示した検出ヘッド部の側断面図である。 本発明である内部品質検査装置の第三の実施例を示した検出ヘッド部の側断面図である。 本発明である内部品質検査装置の第四の実施例を示した検出ヘッド部の側断面図である。 本発明である内部品質検査装置の第五の実施例を示した検出ヘッド部の側断面図である。 従来のハンディタイプ内部品質検査装置全体側面図である。
符号の説明
11・・本体ケース
12・・収納ケース部
13・・グリップ部
14・・前壁面
15、151・・検出ヘッド部
16、156・・本体取付け部材
17・・側壁面
18・・表示器
19・・操作スイッチ
20・・表示手段
21・・電池
22、140、152・・受光ヘッド
23、154・・投光ヘッド
24・・パッケージ分光センサーユニット
240・・ユニットケース
241・・整形維持ホルダー
243・・入光側端面
244・・出光側端面
245・・光拡散体ホルダー
246・・連続可変干渉フィルター
247・・光電変換素子
248・・受光素子表面
249・・押え板
25・・光ファイバー束
251・・光ファイバー束の前端面
252・・口金
253・・光ファイバー束の出光側端部
254・・光ファイバー束の出光面
26、108、128・・光ファイバーホルダー
27、111・・内部貫通穴
28・・取付けフランジ
29・・取付けねじ
30・・嵌め込み部
31、106、126・・ロッドレンズ
32、105、125・・ロッドレンズホルダー
33、101、121、143・・当接部材
34、102、122・・入射孔
35、103、123、153・・パット部
36、104、124・・括れ
37・・投光ランプ
38・・ランプソケット
39・・キャップ
40、155・・投射孔
41・・防塵ガラス
43、161・・ランプソケット取付け部
44、162・・組付ねじ挿通孔
45・・ランプの給電源
46・・メイン回路基板
47・・センサー回路基板
48・・表示回路基板
49・・測定スイッチ
51・・トレイ
52・・フィルム
107・・ロッドレンズホルダーの鍔
109、129・・スライドガイド部
110・・ガイド孔
112、130・・スプリング
113、131・・孔あきキャップ
114、132・・孔の内側前縁
127・・スライダー
129・・ガイド部
133・・鍔
100、120、140・・受光ヘッド
351・・蛇腹胴
391・・保護キャップ
352・・ボス部
353・・蛇腹パッド面
392・・ボス部挿入孔


Claims (6)

  1. 検査対象物に対して光を投射するとともに、検査対象物の内部で拡散反射してきた透過光を外部光線から遮へいして受光する検出ヘッド部と、
    該検出ヘッド部が受けた透過光を、光ファイバー束を介して受光し、該光ファイバー束の出光端に光拡散体を配置し、その光拡散体の出光側端面に連続可変干渉フィルターを設け、この連続可変干渉フィルターに光電変換素子の受光面を接近させて組合せてなる小型パッケージ分光センサー部と、
    該小型パッケージ分光センサー部で分光した分光を波長毎に光電変換した電気信号を測定項目に従いデータ処理する演算処理部と、検査測定結果を表示する表示部と、電源バッテリーと、測定を指令する測定スイッチと、
    横軸方向に長い収納部、及び斜め縦方向に形成されたグリップ部を一体に形成した本体ケースとを備え、
    前記本体ケースに、前記小型パッケージ分光センサー部と演算処理部と表示部と電源バッテリーと測定スイッチとを収納するとともに、該本体ケースの前方に検出ヘッド部を配置し、かつ前記グリップ部を片手で持って前記測定スイッチを操作可能に構成したハンディタイプの内部品質検査装置において、
    前記検出ヘッド部は、検査対象物の内部で拡散反射してきた透過光を受光する受光ヘッドと、検査対象物に対して光を投射する投光ヘッドとを有し、
    前記受光ヘッドは、前記収納部から横軸方向前方に突出するとともに外部から視認可能に設けられた筒状のホルダーと、該ホルダーの内部に設けられるとともに光ファイバー束の受光側先端と直列に配置され、かつ検査対象物からの透過光を光ファイバー束へ導く光学ガラスと、前記ホルダーの先端に設けられるとともに検査対象物と密接して外乱光等の侵入を阻止する当接部材とを備え、
    前記投光ヘッドは、検査対象物の内部に向けて光を投射する小型投光ランプと、該小型投光ランプの先端に設けられるとともに外部から視認可能に設けられ、かつその先端の投射孔が前記受光ヘッドの前記当接部材の外側近傍に位置するキャップとを備え、
    前記受光ヘッドの受光光軸と、投光ヘッドによる投射光軸とが検査対象物内で交差するように配置されるとともに、前記表示部を前記収納部の側面から視認可能に配置することで、
    前記受光ヘッドの当接部材を検査対象物に当接させたとき、検査対象物と当接部材との接触状態と、検査対象物とキャップとの位置および向き姿勢と、前記表示部とを同時に目視確認できるようにしたことを特徴とするハンディタイプ内部品質検査装置。
  2. 検査対象物に対して光を投射するとともに、検査対象物の内部で拡散反射してきた透過光を外部光線から遮へいして受光する検出ヘッド部と、
    該検出ヘッド部が受けた透過光を、光ファイバー束を介して受光し、該光ファイバー束の出光端に光拡散体を配置し、その光拡散体の出光側端面に連続可変干渉フィルターを設け、この連続可変干渉フィルターに光電変換素子の受光面を接近させて組合せてなる小型パッケージ分光センサー部と、
    該小型パッケージ分光センサー部で分光した分光を波長毎に光電変換した電気信号を測定項目に従いデータ処理する演算処理部と、検査測定結果を表示する表示部と、電源バッテリーと、測定を指令する測定スイッチと、
    横軸方向に長い収納部、及び斜め縦方向に形成されたグリップ部を一体に形成した本体ケースとを備え、
    前記本体ケースに、前記小型パッケージ分光センサー部と演算処理部と表示部と電源バッテリーと測定スイッチとを収納するとともに、該本体ケースの前方に検出ヘッド部を配置し、かつ前記グリップ部を片手で持って前記測定スイッチを操作可能に構成したハンディタイプの内部品質検査装置において、
    前記検出ヘッド部は、検査対象物の内部で拡散反射してきた透過光を受光する受光ヘッドと、検査対象物に対して光を投射する投光ヘッドと、これら受光ヘッドおよび投光ヘッドを囲って設けられるとともに弾性変形可能な検出ヘッドカバーとを有し、
    前記受光ヘッドは、前記収納部から横軸方向前方に突出するように設けられた筒状のホルダーと、該ホルダーの内部に設けられるとともに光ファイバー束の受光側先端と直列に配置され、かつ検査対象物からの透過光を光ファイバー束へ導く光学ガラスと、前記ホルダーの先端に設けられるとともに検査対象物と密接して外乱光等の侵入を阻止する当接部材とを備え、
    前記投光ヘッドは、検査対象物の内部に向けて光を投射する小型投光ランプと、該小型投光ランプの先端に設けられるとともにその先端の投射孔が前記受光ヘッドの前記当接部材の外側近傍に位置するキャップとを備え、
    前記受光ヘッドの受光光軸と、投光ヘッドによる投射光軸とが検査対象物内で交差するように配置され、かつ前記検査対象物に当接部材を接触させると、前記検出ヘッドカバーの前端が検査対象物に密着して、該検出ヘッドカバー内に外部光線が入らないようにすることを特徴とするハンディタイプ内部品質検査装置。
  3. 前記ホルダーの内側に設ける光学ガラスは、受光ヘッドの受光光軸に合わせたロッドレンズを用いて、光ファイバー束の入光側に配設したことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のハンディタイプ内部品質検査装置。
  4. 前記受光ヘッドに設けた当接部材の先端にパッド部を設けるとともに、当接部材とホルダーとの間にスプリングを弾装し、
    該スプリングの弾圧作用により、パッド部が受光ヘッドの前方に出没スライドするように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のハンディタイプ内部品質検査装置。
  5. 受光ヘッドに設けた当接部材が、前後方向に伸縮する蛇腹胴とボス部で形成され、このボス部の外周を保護キャップに形成したボス部挿入孔に挿入し、その蛇腹胴のボス部と保護キャップの中心部に光軸方向に向けたロッドレンズを挿入して取付け、さらに前記蛇腹胴の先端部に形成されている蛇腹パッド面が、自己の弾性力で前記保護キャップの前端から出没するように構成したことを特徴とする請求項3に記載のハンディタイプ内部品質検査装置。
  6. 受光ヘッドは、その当接部材を検査対象物の検査面に当接したとき、その検査面から光ファイバー束の入光端面までの距離を一定の長さとなるように保持する保護枠を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のハンディタイプ内部品質検査装置。
JP2003363393A 2003-10-23 2003-10-23 ハンディタイプの内部品質検査装置 Expired - Fee Related JP4201683B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003363393A JP4201683B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 ハンディタイプの内部品質検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003363393A JP4201683B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 ハンディタイプの内部品質検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005127847A JP2005127847A (ja) 2005-05-19
JP4201683B2 true JP4201683B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=34642736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003363393A Expired - Fee Related JP4201683B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 ハンディタイプの内部品質検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4201683B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10485464B2 (en) 2014-10-30 2019-11-26 Seiko Epson Corporation Spectrometric apparatus and storage case

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009038206A1 (ja) 2007-09-21 2009-03-26 Suntory Holdings Limited 可視光線・近赤外線分光分析法及びブドウ醸造方法
JP5576588B2 (ja) * 2007-11-07 2014-08-20 株式会社相馬光学 食肉脂肪酸含有量測定装置
CN102959382A (zh) * 2010-07-09 2013-03-06 千代田电子工业株式会社 果蔬的非破坏测定装置
CN103048277B (zh) * 2012-12-14 2015-08-12 北京农业智能装备技术研究中心 近红外光谱无损检测水果内部品质的系统及方法
JP2016021956A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社前川製作所 Atp量の測定装置及び測定方法並びに生菌数の測定装置及び測定方法
CN117007516B (zh) * 2023-06-21 2024-04-09 千代田电子(嘉兴)有限公司 果蔬测定装置的外罩以及外罩装配装置
CN117058130B (zh) * 2023-10-10 2024-01-09 威海威信光纤科技有限公司 一种光纤拉丝表面涂覆质量视觉检测方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10485464B2 (en) 2014-10-30 2019-11-26 Seiko Epson Corporation Spectrometric apparatus and storage case

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005127847A (ja) 2005-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20040015157A (ko) 핸디타입의 내부품질 검사장치
AU593568B2 (en) An improved system for remote chemical analysis
US4054389A (en) Spectrophotometer with photodiode array
US6512577B1 (en) Apparatus and method for measuring and correlating characteristics of fruit with visible/near infra-red spectrum
US5625459A (en) Diffuse reflectance probe
US20030117623A1 (en) Turbidity sensor
US8964180B2 (en) Self-contained and portable optical spectrometer
KR101690073B1 (ko) 컴팩트한 구조를 갖는 분광분석장치
KR101397158B1 (ko) 감귤용 휴대용 비파괴 당도측정기
US20060114457A1 (en) Method and apparatus for monitoring output signal instability in a light source
JP4201683B2 (ja) ハンディタイプの内部品質検査装置
US11099127B2 (en) Nondestructive measurement apparatus
JPH11326198A (ja) 対象物検査用光学装置
JPWO2003091676A1 (ja) 小型パッケージ分光センサーユニット
JPWO2012005350A1 (ja) 青果物の非破壊測定装置
JP4714822B2 (ja) 光散乱体の非破壊測定装置
JPH05288674A (ja) 糖度計
JP3162945U (ja) 青果物の非破壊測定装置
US10969569B2 (en) Light source-integrated lens assembly and optical apparatus including the same
JP7371905B2 (ja) コリメート光による分析を行う分析装置
KR101771234B1 (ko) 레이저 스펙클 광도 측정법을 이용한 과일용 비파괴 당도측정 시스템 및 그 방법
JPH04138340A (ja) 赤外スペクトル測定ヘッド及び測定装置
JP2018025495A (ja) 分光測定装置
CA3130795C (en) Spectrometer system and method for testing of same
JP2000221134A (ja) 分光分析装置用の投受光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060608

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080425

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4201683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees