JP4201503B2 - 容器運搬用台車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は運搬用の台車に関し、特に、ガスや液体、粉末などの不定形物を収納したキャニスタなどの容器を、一般レベルのクリン度の環境と、防塵室レベル以上のクリン度の環境との間で運搬する台車の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体状の薬品のような不定形物を収納したキャニスタ容器などを、外部から防塵室やクリンルームに搬入する際には、パレットや台車でキャニスタ容器を搬入口のある前室に運び、高圧エアの吹き付けにより容器を洗浄した後に、搬入専用の台車などに容器を載せ替え、防塵室あるいはクリンルーム内に運び込む方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の方法では、前室での載せ替え作業が発生し、特に、運搬する物が重量物である場合には多くの人手あるいは、載せ替え用の機器が必要となり、多くの費用が必要となる。また、移動作業の際の傷害等の事故の発生も考えられる。
【0004】
同時に、このような重量物では、持ち上げた状態でのエア吹きつけが困難であるため、容器底部に付着した塵は除去できず、防塵室内での運搬時の振動によりこれらの塵が飛び散って、室内のクリン度の低下を引き起こすことから、室内で製造している製品の障害発生を引き起こす。
【0005】
本発明の目的は、特に重量のある、キャニスタなどの容器外周を漏れなく、しかも容易に清浄化でき、さらに台車間での容器載せ替えをすることなく、防塵室内に運搬できる運搬用台車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の運搬用台車は、少なくとも、容器を載せるための積載部を備えており、前記積載部は、前記容器を載せるための上部積載板と、下部支持板と、前記上部積載板と前記下部支持板との間に設けられた側壁とにより囲まれる空間を有し、前記上部積載板の前記容器積載位置に対応する部分の少なくとも一部には前記積載部上方と、前記空間との間に連通する開口部が設けられており、前記上部積載板、下部支持板、側壁のいずれかには前記空間内を吸引する吸引口が設けられており、前記積載部を有することにより、前記上部積載板に前記容器を積載し、前記容器に高圧ガスを吹き付け可能となるように前記上部積載板の上方部を開放し、前記容器の表面を清浄化可能に構成されたことを特徴としている。
【0007】
本発明によれば、従来は清浄化が困難だった容器底部が、上部積載板に設けられた開口部と空間とを経由して、吸引口より吸引されるため、清浄化が図れる。また、台車のまま清浄化できるので、前室において、載せ替えを行う必要がなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕
図1は、本発明の第一の実施例の運搬用台車の模式断面図である。図において、1は容器8を積載するための上部積載板、2は、下部支持板、3は側壁であり、上部積載板1、下部支持板2、側壁3により空間9を囲んでいる。また、上部積載板1には、容器8を設置した際に、その底部8Aの一部に対応する位置に開口部6が設けられている。さらに、側壁3には、空間9に結合した吸引口7を設けている。5は、運搬時に使用する把手であり、図示しないが、台車本体から着脱ができるような構造になっている。
【0009】
本台車の運用は以下のようになる。
(1)容器は台車に載った状態で、保管庫等に保管あるいは仮置きされる。
この時には、把手5は外しておくことにより、占有面積の節約を図ることができ、保管場所の利用効率が向上する。
(2)出庫時には把手5を取付け、防塵室の前室まで台車のままで運搬する。
(3)高圧エアを吹き付けて、容器8および台車の表面を清浄化する。
(4)吸引口7に真空掃除機等の吸引ホースを接続して(図示せず)、空間9内を吸引する。これにより、容器8の底部8Aに付着した塵は開口部6を経由して吸引され、容器底部8Aが清浄化される。
(5)台車のまま、防塵室内に搬入し、容器設置場所に台車のまま設置する。
(6)容器が空になった後、台車のまま搬出する。
【0010】
本発明を適用した台車では、防塵室内において、容器周辺の塵埃数が従来の搬入方法の場合に比較して半分程度まで減少した。
【0011】
なお、本実施例では、把手5が着脱可能な構造としているが、固定構造や、着脱できないが折り畳める構造などとしてもよい。
【0012】
〔実施例2〕
図2は、本発明の第二の実施例の運搬用台車の模式断面図である。第一の実施例では、容器底部8Aの、上部積載板1との接触部分10の汚れは外部からのエア吹き付けと、吸引口7からの吸引によっても取り切れなかった。本実施例では、上部積載板1の少なくとも容器と接触する部分10の位置に、表面が粘着性を持つ吸着板11を設けている。これにより、接触部分の汚れに起因する塵埃の発生を大幅に抑える事ができる。なお、この吸着板11は、再使用不能のシート剥離式の粘着マットでも、再使用可能な粘着ゴムでもよく、シート剥離式マットでは、汚れる度にシートを剥離することで、また、粘着ゴムの場合には、随時洗浄する事で清浄度を保つ事が可能である。
【0013】
〔実施例3〕
図3は、本発明の第三の実施例の運搬用台車の模式断面図である。本実施例では、第一または第二の実施例の台車に、さらに、容器底部8Aへのガス吹き付け用のノズル12および、そのノズル12と外部からのガス配管との接続用のアタッチメント13を追加したものである。
【0014】
運用に際しては、前室において、アタッチメント13には、清浄な空気や窒素等を供給するガス配管を接続して(図示せず)、ノズル12より容器底部8Aに前記ガスを吹きつけると同時に、吸引口7には吸引用のホース(図示せず)を接続して、空間9内を吸引する。
【0015】
本実施例によれば、容器底部8Aにガスを吹き付けて、吹き飛ばした塵を吸引口7より同時に吸引するため、より清浄度を高くする事ができる。
【0016】
なお、ノズル12の形状は、図3に示す単純なものに限らず、底面8Aに広く吹き付けが行えるように、放射状に分岐した枝に複数の噴出口を設けた物や、同心円状に配置したパイプに複数の噴出口を設けたもの、球面に多数の噴出口を設けたものなど、様々な物が考えられる。
【0017】
また、図3には、第二の実施例に述べた吸着板11は示していないが、当然適用が可能である。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、従来清浄化が困難だった、重量のある容器の底部についても容易に清浄化が可能になり、防塵室内またはクリンルーム内での発塵が抑制できる。また、台車全体が清浄化できるので、容器の前室での台車載せ替えが不要になり、載せ替えのための工数や設備費用の削減、載せ替え時の事故発生の抑制などが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例の模式断面図
【図2】第二の実施例の模式断面図
【図3】第三の実施例の模式断面図
【符号の説明】
1・・上部積載板
2・・下部支持板
3・・側壁
4・・車輪
5・・把手
6・・開口部
7・・吸引口
9・・空間
11・・吸着板
12・・ノズル

Claims (3)

  1. 防塵室外から該防塵室内に容器を運搬するための台車であって、前記台車は該台車に積載した前記容器を前記防塵室内に搬入する際に前記台車および前記容器の表面および前記容器の底面を浄化することが可能な構成を有したものであり、
    該台車は、少なくとも、前記容器を載せるための積載部を備えており、
    前記積載部は、前記容器を載せるための上部積載板と、下部支持板と、前記上部積載板と前記下部支持板との間に設けられた側壁とにより囲まれる空間を有し、
    前記上部積載板の前記容器積載位置に対応する部分の少なくとも一部には、前記積載部上方と前記空間との間に連通する開口部が設けられており、
    前記、上部積載板、下部支持板、側壁のいずれかには前記空間内を吸引する吸引口が設けられており、
    前記積載部を有することにより、前記上部積載板に前記容器を積載し、前記容器に高圧ガスを吹き付け可能となるように前記上部積載板の上方部を開放し、前記容器の表面を清浄化可能に構成された
    ことを特徴とする容器運搬用台車。
  2. 前記上部積載板において、前記開口部周辺の、少なくとも前記容器の底部と前記上部積載板とが接触する箇所に、表面が粘着性を持った吸着板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の容器運搬用台車。
  3. 前記空間内に、前記容器の底部に対して気体を吹きつけるための吹き付け手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の容器運搬用台車。
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