JP4200070B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装填トレイから取り出した熱現像感光材料又は感光感熱記録材料に対して、レーザ照射等による露光処理と、加熱による熱現像処理とを実施して、画像形成した記録材料を得る画像記録装置に関し、特に、装置内での記録材料の搬送パス長を短縮して、装置の小型化及び処理時間の短縮を実現するための改良に関する。
近年、医療分野において、環境保全、省スペースの観点から処理廃液の減量が強く望まれている。そこで、レーザ・イメージセッター又はレーザ・イメージャーにより効率的に露光させることができ、高解像度及び鮮鋭さを有する鮮明な黒色画像を形成することができる医療診断用及び写真技術用途の光感光性熱現像写真材料に関する技術が必要とされている。これら光感光性熱現像写真材料は、溶液系処理化学薬品の使用をなくし、顧客に対して、より簡単で環境を損なわない熱現像処理システムを供給することができる。
一般画像形成材料の分野でも同様の要求はあるが、医療用画像は微細な描写が要求されるため、鮮鋭性、粒状性に優れる高画質が必要である上、診断のし易さの観点から、冷黒調の画像が好まれる特徴がある。現在、インクジェットプリンタ、電子写真等顔料、染料を利用した各種ハードコピーシステムが一般画像形成システムとして流通しているが、医療用画像の出力システムとしては、満足できるものがない。
これに対して、近年、湿式処理を行うことがなく、廃液処理の問題を解消することができるドライシステムによる画像記録装置が注目されている。
図6は、このようなドライシステムによる画像記録装置の従来例を示したものである。
この画像記録装置1は、感光性及び感熱性を有する熱現像感光材料で形成した画像記録用のシート状の記録材料3を収容した装填トレイ5,6と、レーザ露光ユニット9でのレーザ照射により記録材料3に画像の潜像を形成するレーザ露光部11と、加熱手段13による加熱によって露光処理済みの記録材料3に対して熱現像処理を実施する熱現像部15と、装填トレイ5,6から取り出した記録材料3をレーザ露光部11を経由して熱現像部15に送る搬送機構17とを備えた構成で、記録材料3に画像を記録する(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−321748号公報
従来の場合、レーザ露光部11におけるレーザ露光時に記録材料3を支持する支持機構21は、記録材料3の搬送方向に沿って離間した前後2位置のそれぞれに、記録材料3を挟む一対のローラ23,24を装備した構成である。
この構成では、記録材料3の中間部は、固定がされておらず、装置に加わる振動等で振幅が発生し易く、振幅の発生によって露光精度の低下を招く虞がある。
そこで、従来では、レーザ露光部11は、一般的に、振動の影響を受けにくい装置の下部に配置している。
また、熱現像部15は、加熱処理時に生じる排ガスや熱が装置内に籠もり難いように、装置の最上部に配置して、装置上部に配置された排熱・排気用スリット(図示略)から排気・排熱を行うようにしている。
そして、以上のように、レーザ露光部11及び熱現像部15の配置を決定した結果、あるいは、記録材料3を装填トレイ5,6に装填する際のユーザ操作性の観点から、装填トレイ5,6は装置の中間部に装備された構成となっている。
搬送機構17は、各装填トレイ5,6から記録材料3を一枚ずつ取り出す取り出し手段31と、各装填トレイ5,6から取り出された記録材料3をレーザ露光部11に送る第1搬送手段32と、露光処理済み記録材料3をレーザ露光部11から熱現像部15に搬送する第2搬送手段34a,34b,34cと、現像処理を終えた記録材料3を排出トレイ36上に排出する第3搬送手段38a,38bとから構成されている。
ところが、上記した従来の画像記録装置1では、装置の中間部にレイアウトした装填トレイ5,6を挟んで、上下に、レーザ露光部11と熱現像部15とが離間された配置のため、搬送機構17は、記録材料3を一旦装置の下部まで搬送して、レーザ露光部11における処理後に、記録材料3を上方に送り戻して、熱現像部15に渡す方式で、記録材料3の搬送パス長が長くなるために、処理時間が長くなるという問題があった。また、装置の大型化を招いていた。
また、上記した従来の画像記録装置1において、第1搬送手段32の搬送経路長や、第2搬送手段34a,34b,34cの搬送経路長は、各機能部が処理工程に従って装置筐体内に順次配置されるレイアウト上の関係から、いずれも記録材料3の搬送方向の長さ(用紙長)よりも大きく設定されていて、装置の大型化を招く大きな要因となっていた。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置内での記録材料の搬送パス長を短縮することで装置の小型化及び処理時間の短縮を実現できるドライシステムによる画像記録装置を提供することにある。
上記目的は下記構成により達成される。
(1) 画像記録用のシート状の記録材料を収容した装填トレイと、前記記録材料に画像を形成する露光部と、画像形成済みの記録材料を熱現像処理する熱現像部と、前記装填トレイから取り出した記録材料を前記露光部を経由して前記熱現像部に送る搬送機構とを備える画像記録装置であって、
前記露光部における前記記録材料の搬送機構が、前記露光部に向けて凹の湾曲形状に前記記録材料を支持しており、
前記装填トレイから前記露光部までの前記記録材料の搬送機構が、該記録材料の振動を規制する制振手段を備え、
前記制振手段が、前記露光部における湾曲形状とは逆向きに前記記録材料を湾曲させており、
前記装填トレイから前記露光部までの前記記録材料の搬送経路長を、前記記録材料の搬送方向の長さよりも小さく設定したことを特徴とする画像記録装置。
(2) 上記(1)において、前記装填トレイは、前記露光部及び前記熱現像部を収容している装置筐体に組み付けた際、その一部のみが前記装置筐体内に収容されることを特徴とする画像記録装置。
上記(1)に記載の画像記録装置では、従来の装置と比較すると、装填トレイから露光部まで記録材料を搬送する搬送経路長が、記録材料の搬送方向の長さ未満に短縮されており、これによって装置内における記録材料の搬送パス長が短縮される結果、搬送時間の短縮を招いて処理時間が短縮されると共に、装填トレイと露光部との接近配置等によって装置の小型化を実現することができる。
また、装填トレイから取り出された記録材料は、搬送パス長が短縮された結果、先端側が露光部に運ばれ露光処理されている段階で後端側が搬送等により振動を受ける状況下にある。そこで、搬送機構に、記録材料の振動を規制する制振手段を備えることで、露光部における露光精度の低下を抑えることができる。
上記(2)に記載の画像記録装置では、露光部及び熱現像部を収容する装置筐体は、装填トレイの一部だけしか、筐体内部に収容しないため、装填トレイの全体を収容する形態とした場合と比較すると、装置筐体自体をコンパクト化することができ、装置の一層の小型化を実現できる。
以下、本発明に係る画像記録装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像記録装置の第1の実施の形態を示したものである。
この第1の実施の形態の画像記録装置41は、医療診断用等に好適な高解像度及び鮮鋭さを有する鮮明な黒色画像を記録することができるドライシステムによる画像記録装置で、具体的には、装置筐体42内に、感光性及び感熱性を有する熱現像感光材料で形成した画像記録用のシート状の記録材料3を収容した単一の装填トレイ43と、露光部としてレーザ露光ユニット47によるレーザ照射48による露光処理で記録材料3に画像の潜像を形成するレーザ露光部49と、加熱手段51による加熱によって露光処理済みの記録材料3に対して熱現像処理を実施する熱現像部53と、装填トレイ43から取り出した記録材料3をレーザ露光部49を経由して熱現像部53に送る搬送機構55とを備えている。
レーザ露光部49において、露光処理時に記録材料3を定姿勢に支持する支持機構61は、記録材料3の背面に面接触して記録材料3を支持する支持板(ガイド板)63と、この支持板63に対向配置されて記録材料3を支持板63に押さえ付ける押さえ手段としての押さえローラ65,66とを備えた構成である。
押さえローラ65,66は、記録材料3の搬送方向に沿って離間して装備されていて、図示略の回転駆動手段によって駆動されることで、搬送機構55の一部としてレーザ露光部49内での記録材料3の搬出入も担う。
補足説明すると、支持板63は、支持する記録材料3の前後端を適宜角度で押さえローラ65,66側に曲げるテーパが付けられていて、このテーパによる曲げによって、記録材料3に上方に凹の湾曲を生じさせて、押さえローラ65,66間における記録材料3の中間部に上下方向の振幅を発生し難くしている。
本実施の形態のように、支持板63を使用した支持構造は、比較的に簡単な部品構成でありながら、記録材料3の全面を安定した固定状態に支持することができ、装置内を伝搬する振動等で記録材料3の中央部等が振幅することを防止できる。
従って、レーザ露光部49の耐震性能が向上し、装置の中間部や上部にレーザ露光部49を配置した場合でも、装置内振動の影響によってシート状の記録材料3の中間部に振幅が発生することを防止でき、記録材料3の振幅に起因する露光精度の低下を防止でき、高精度の画像記録を維持することができる。
レーザ露光部49のレーザ露光ユニット47は、記録すべき画像データに基づいて変調されたレーザ光を、所定の走査方式で、記録材料3の表面に照射して、記録材料3に潜像の形成を行う。
本実施の形態の場合、熱現像部53の加熱手段51は、プレート状で、記録材料3を円筒ドラムの周囲に沿って搬送する搬送ローラ54の外周側に配置されている。しかし、加熱手段51としては、円筒ドラム状で、ドラム円周上を搬送する記録材料3の内側から記録材料3を加熱する方式のものを採用することも可能である。
装填トレイ43は、複数枚のシート状の記録材料3を積層状態に集積したパック状態で収容する箱形の容器で、図2及び図3に示すように、後部に、記録材料3のパック91を出し入れするための開閉蓋43aが装備されている。
開閉蓋43aは、ヒンジ43bによって、トレイ本体43cに開閉可能に取り付けられている。
また、この装填トレイ43は、前面側の上部が、スライド式の開閉蓋43dで覆われている。装填トレイ43は、装置筐体42に組み付けると開閉蓋43dが開いて、その開口部分から、記録材料3の取り出しが可能になる。
なお、装填トレイ43は、例えば、内部に設けた図示略の可動仕切を調整することで、装填する記録材料3として、6ツ切、B4、半切などの数種のサイズを選択することができる。そのため、装填トレイ43に収容されている記録材料3のサイズ情報を得る必要から、装填トレイ43の後面側の上部には識別情報43eが付されて、図示略の読取装置による自動読み取りやユーザのマニュアル操作による制御装置への入力によって熱現像処理が開始される。
識別情報43eを得るための手段としては、具体例を挙げると、バーコード、光学検出(反射マーク)、接触式検出(マイクロスイッチ)、磁気検出、非接触式検出(RFID)等とすることができる。
また、本実施の形態では、装填トレイ43は、レーザ露光部49及び熱現像部53を収容している装置筐体42に組み付けた際、その一部のみが装置筐体42内に収容されるように設定され、これにより、装置筐体42自体の小型化を実現している。
なお、装填トレイ43を装着する装置筐体42の開口に臨んだ装置筐体42内の位置には、装填トレイ43の上面に弾性接触して遮光を行う遮光ローラ44が装備されている。
搬送機構55は、制御回路からの指令に従って装填トレイ43から記録材料3を一枚ずつ取り出す取り出し手段71と、取り出し手段71が取り出した記録材料3をレーザ露光部49に搬入する第1搬送手段73と、レーザ露光部49での処理を済ませた記録材料3を熱現像部53に渡す第2搬送手段75と、熱現像部53での処理を済ませた記録済み記録材料3を、装置筐体42の上面の排出トレイ77に排出する第3搬送手段79とを備えた構成である。
本実施の形態の場合、取り出し手段71は、装填トレイ43内に積層状態に収容されているシート状の記録材料3の束から、最上位の記録材料3を吸着ヘッド71aによって吸着して取り出すと共に、この吸着ヘッド71aの首振り回動動作によって、吸着している記録材料3の先端を支持機構61側に送る。
支持機構61は、装置筐体42にセットされた装填トレイ43の先端部に近接して配置されている。これにより、装填トレイ43の先端の取り出し口から支持機構61までの離間距離は、装填トレイ43に収容される記録材料3の搬送方向に沿う長さ寸法未満となる短距離に設定されている。
即ち、装填トレイ43からレーザ露光部49まで記録材料3を搬送する第1搬送手段73の搬送経路長は、シート状の記録材料3の搬送方向の長さ(用紙長)よりも小さくなっている。この結果、レーザ露光部49は、記録材料3の後端が装填トレイ43内に残留している状態でレーザ照射による露光処理を開始することとなる。
同様に、熱現像部53の加熱域の始端は、支持機構61の出口からの離間距離が記録材料3の搬送方向の長さよりも小さくなるように、支持機構61に近接して配置されている。
即ち、レーザ露光部49から熱現像部53まで記録材料3を搬送する第2搬送手段75の搬送経路長も、シート状の記録材料3の搬送方向の長さ(用紙長)よりも小さくなっている。この結果、熱現像部53は、記録材料3の後端がレーザ露光部49を通過している状態で加熱手段51による熱現像処理を開始することとなる。
本実施の形態の場合、第1搬送手段73は、取り出し手段71と支持機構61との間に配置された一対のガイド板73a,73bで構成されている。
ガイド板73aは上に凸の湾曲状を呈している。また、ガイド板73bは支持機構61の押さえローラ65の前方と上方を覆っていて、吸着ヘッド71aによって誘導された記録材料3の先端部が、押さえローラ65の上に乗り上がることを防止する。
即ち、これらのガイド板73a,73bは、吸着ヘッド71aによって装填トレイ43から繰り出された記録材料3の先端を、支持機構61を構成している支持板63の先端と押さえローラ65との間に向かうように、位置規制する。
更に、ガイド板73aは上に凸の湾曲形状により記録材料3を支持機構61とは逆向きに湾曲し、記録材料3自体の弾性復元力を生じさせて記録材料3の上下方向の振動を規制する制振手段として作用しているため、例えば、搬送中の記録材料3の後端が装填トレイ43内で予期せぬ変動負荷を受けて振動しても、この振動をレーザ露光部49に位置する記録材料3の先端に伝えない。これにより、搬送パスが短くなっても、振動に起因する露光精度の低下を防止して、高精度の画像記録を維持することができる。
第2搬送手段75は、支持機構61の出口側の押さえローラ66から繰り出された記録材料3の先端を、加熱手段51による加熱域の始端に誘導する一対のガイド板75a,75bから構成されている。
ガイド板75a,75b相互は、対向配置されていて、記録材料3を、加熱域始端の加熱手段51と搬送ローラ54との間に送り込む誘導路75cを形成している。
第3搬送手段79は、熱現像部53での処理を終えた記録材料3を排出トレイ77まで搬送するもので、各加熱手段51の加熱によって熱現像を済ませた記録材料3を所定速度で搬送しながら常温等に冷却する冷却部81と、この冷却部81によって冷却した記録材料3を排出トレイ77に導く排出誘導部83とを備えている。
冷却部81は、適宜数の冷却ローラ対81aによる搬送時の放熱によって記録材料3を常温等の適宜温度に冷却する。
排出誘導部83は、搬送する記録材料3の先端部の向きを排出トレイ77に向けるガイド板83aと、このガイド板83aに沿って記録材料3を移動させる搬出ローラ対83bとを備えている。
以上に説明した第1の実施の形態の画像記録装置41では、従来の装置と比較すると、記録材料3を搬送する第1搬送手段73の搬送経路長が、記録材料3の搬送方向の長さ未満に短縮されている。具体的に記載すれば、半切サイズの記録材料3は搬送方向の長さ(用紙長)が430mmであるのに対し、第1搬送手段73の搬送経路長は、現行装置に比べて(675mmから100mmに)短縮されている。
また、第2搬送手段75の搬送経路長も、記録材料3の搬送方向の長さ未満に短縮されている。そして、これらの第1搬送手段73や第2搬送手段75の搬送経路長の短縮によって、装置内における記録材料3の搬送パス長が大幅に短縮され、搬送時間の短縮によって処理時間が短縮される。
つまり、本実施の形態の画像記録装置41では、例えば、記録材料3は後端が装填トレイ43内に残留している状態で先端が既にレーザ露光部49で露光処理が行われることとなって、処理時間が短縮される。
更に、本実施の形態の画像記録装置41は、装填トレイ43,レーザ露光部49,熱現像部53等の相互の接近配置によって大幅に小型化される。
なお、上記実施の形態の画像記録装置41では、第1搬送手段73及び第2搬送手段75の双方の搬送経路長を、いずれも、記録材料3の搬送方向に沿う長さ(用紙長)未満に設定したが、装置内における搬送パス長を短縮する点では、第1搬送手段73及び第2搬送手段75のいずれか一方についてのみ、搬送経路長を記録材料3の用紙長未満に短縮するだけでも、相応の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態の画像記録装置41では、レーザ露光部49及び熱現像部53を収容する装置筐体42は、装填トレイ43の一部だけしか、筐体内部に収容しないため、装填トレイ43の全体を装置筐体内に収容する形態とした場合と比較すると、装置筐体42自体をコンパクト化することができ、装置の一層の小型化を実現可能にする。
更に、上記の画像記録装置41では、装填トレイ43及びレーザ露光部49及び熱現像部53、及び冷却部81のそれぞれを、装填トレイ43から取り出した記録材料33に実施する処理順に並べた配置のため、装置内で記録材料33の搬送を行う搬送機構55は、記録材料33を送り戻すような冗長な経路が不要となる。
この点でも、装置内での記録材料33搬送パス長を最小限に短縮して、処理時間の短縮や装置の小型化を実現することができる。
また、レーザ露光部49で記録材料33を支持する支持機構61は、比較的に簡単な部品構成でありながら、記録材料33の全面を安定した固定状態に支持することができ、装置内を伝搬する振動等で記録材料33中央部等が振幅することを防止できる。
従って、レーザ露光部49の耐震性能が向上し、装置の中間部や上部にレーザ露光部49を配置した場合でも、装置内の振動の影響によって記録材料33の中間部に振幅が発生することを防止でき、よって、記録材料33の振幅に起因する露光精度の低下を防止でき、高精度の画像記録を維持することができる。
図4は、本発明に係る画像記録装置の第2の実施の形態を示したものである。
この第2の実施の形態の画像記録装置101は、第1の実施の形態の画像記録装置41の一部を改良したものである。
具体的には、装填トレイ43を縦置きにして、レーザ露光ユニット47の前方に配置したもので、レーザ露光ユニット47と装填トレイ43との間の空きスペースを無くすと同時に、高密度実装を可能にするために、排出誘導部83の搬送経路を短縮している。また、支持機構61と装填トレイ43との間の離間距離が増大するために、第1搬送手段73には、装填トレイ43の先端の取出口からガイド板73aまで記録材料3を誘導するガイド板73cを追加装備している。
更に、ガイド板73cの排出側の端部には、記録材料3をレーザ露光部49に誘導する共に、制振手段として搬送中の記録材料3の振動を規制するローラ73dが追加されている。
つまり、本実施の形態の画像記録装置101では、搬送中の記録材料3の制振手段としてガイド板73a及びローラ73dが設けられたものであるが、いずれか一方だけが設けられた構成であってもよい。
以上の改良点以外の構成は、第1の実施の形態と共通である。
即ち、本実施の形態の場合も、装填トレイ43からレーザ露光部49まで記録材料3を搬送する第1搬送手段73の搬送経路長をシート状の記録材料3の搬送方向の長さ(用紙長)よりも小さく設定しており、また、レーザ露光部49から熱現像部53まで記録材料3を搬送する第2搬送手段75の搬送経路長も、シート状の記録材料3の搬送方向の長さ(用紙長)よりも小さく設定している。
この第2の実施の形態のように、装填トレイ43を縦置きに装備することによって、装置の前後方向の寸法を短縮して装置自体のコンパクト化と、装置の設置スペースの低減を図ることができる。
図5は、本発明に係る画像記録装置の第3の実施の形態を示したものである。
この第3の実施の形態の画像記録装置111は、第1の実施の形態の画像記録装置41を更に改良したものである。
具体的には、装置の下側から順に、装填トレイ43、レーザ露光部49、熱現像部53を配置し、更に、熱現像部53の出口から降下するように、冷却部81を有した第3搬送手段79の搬送経路を配設している。
このような各部の配置によって、熱現像部は、排気・排熱性の確保上好ましい装置上部への設置が維持できた。
なお、レーザ露光部49の装置中間部への配置は、上記のように耐震性に優れた支持機構61を採用したことが貢献している。
なお、以上の各実施の形態では、装置筐体42に装着する装填トレイは単一にしているが、複数個の装填トレイを多段に装着した構成とすることも可能である。ただし、装填トレイの装備数を増やせば、その分、装置は大型化する。
また、上記した各実施の形態では、露光部はレーザ照射48による走査露光によりレーザ露光部49が画像情報を書き込むものとしたが、他に、例えば、発光素子を二次元に配置してなる露光部が面露光により画像を記録するものであってもよい。
本発明に係る画像記録装置の第1の実施の形態の縦断面図である。 図1の画像記録装置に使用されている装填トレイの斜視図である。 図2に示した装填トレイへ記録材料のパックを出し入れする際の説明図である。 本発明に係る画像記録装置の第2の実施の形態の縦断面図である。 本発明に係る画像記録装置の第3の実施の形態の縦断面図である。 従来の画像記録装置の概略構成を示す側断面図である。
符号の説明
41 画像記録装置
42 装置筐体
43 装填トレイ
47 レーザ露光ユニット
49 レーザ露光部
51 加熱手段
53 熱現像部
55 搬送機構
61 支持機構
63 支持板
65,66 押さえローラ(押さえ手段)
71 取り出し手段
73 第1搬送手段
75 第2搬送手段
79 第3搬送手段
81 冷却部
83 排出誘導部

Claims (2)

  1. 画像記録用のシート状の記録材料を収容した装填トレイと、前記記録材料に画像を形成する露光部と、画像形成済みの記録材料を熱現像処理する熱現像部と、前記装填トレイから取り出した記録材料を前記露光部を経由して前記熱現像部に送る搬送機構とを備える画像記録装置であって、
    前記露光部における前記記録材料の搬送機構が、前記露光部に向けて凹の湾曲形状に前記記録材料を支持しており、
    前記装填トレイから前記露光部までの前記記録材料の搬送機構が、該記録材料の振動を規制する制振手段を備え、
    前記制振手段が、前記露光部における湾曲形状とは逆向きに前記記録材料を湾曲させており、
    前記装填トレイから前記露光部までの前記記録材料の搬送経路長を、前記記録材料の搬送方向の長さよりも小さく設定したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記装填トレイは、前記露光部及び前記熱現像部を収容している装置筐体に組み付けた際、その一部のみが前記装置筐体内に収容されることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
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