JP4199777B2 - 電源システムおよびノート型パーソナル・コンピュータ - Google Patents

電源システムおよびノート型パーソナル・コンピュータ Download PDF

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Description

本発明は、ノート型パーソナル・コンピュータ内部のプロセッサに電源を供給する技術に関し、さらに詳細には当該プロセッサに電源を供給するための内部装置を小型化する技術に関する。
ノート型パーソナル・コンピュータ(以下ノートPCという)には、筐体の内部にCPU、メモリ、ディスク装置などの多くのデバイスが搭載され、各デバイスはACアダプタもしくはバッテリー・パックなどの直流電源から電力の供給を受けて動作する。その際、ACアダプタから出力される電圧と、バッテリー・パックから出力される放電末期の電圧とは、たとえば8〜20Vの間で変動する。各デバイスの動作電圧はさまざまであり、たとえば磁気ディスク装置、光学ディスク装置、USBポートなどは5.0Vで動作し、またシステム・バス(FSBバス、PCIバス、LPCバスなど)に接続されたコントローラなどは3.3Vで動作する。しかも、各デバイスに許容される電圧変動の幅は、直流電源の電圧変動の幅より狭い。
さらに、ノートPC全体の消費電力のうちの約2/3を消費するデバイスであるCPUは、クロック周波数の高周波化に伴い、発熱および消費電力を抑制するために低電圧で動作するように設計されることが多くなっている。近年のノートPC向けCPUが動作する電圧は1.0〜1.5V程度が主流である。さらに、米国インテル社のスピード・ステップ(SpeedStep:登録商標)などのように、負荷に応じてCPUの動作電圧および周波数を切り替える技術が一般的なものになっている。そのため、ノートPC内部の電源装置は5.0V、3.3V、およびCPUが動作する1.0〜1.5V程度という少なくとも3通りの電圧を供給できる必要がある。
PC内部の電源装置で、直流電源から出力される電圧を所定の電圧に変換するために最も多く使用されているのがスイッチング・レギュレータによって構成されるDC−DCコンバータである。現在、DC−DCコンバータの発熱量が増大する要因は、主に当該DC−DCコンバータが動作するスイッチング周波数の高周波化に伴うスイッチング損失の増大、1次電圧−2次電圧の差の増大に伴うスイッチング損失の増大、および電力容量の増大である。また、DC−DCコンバータの外形寸法が増大する要因は、主に当該DC−DCコンバータから負荷に供給される電力容量の増大に伴うDC−DCコンバータを構成する各々の素子の外形寸法の増大である。特に平滑回路に使用されるインダクタが、DC−DCコンバータを構成する素子の中で最も外形寸法が大きく、電力容量の増大によって寸法が増大しやすい。逆に、DC−DCコンバータのスイッチング周波数を高周波化すれば、外形寸法は小さくなる。しかし、前述のように発熱量は多くなる。
なお、スイッチング・レギュレータによるDC−DCコンバータの技術として、たとえば以下のような文献がある。特許文献1は同期整流方式のDC−DCコンバータで、一つの発振・制御回路によって複数種類の電圧を得る技術を開示する。特許文献2は少なくとも2つのスイッチング素子からの出力電圧を重畳することによって平滑回路の不要な出力電圧を得る低リプルDC−DCコンバータ装置を開示する。特許文献3はn台の電源装置を並列接続し、各々の電源装置が360度/nずつ異なる位相でスイッチングの動作を行う技術を開示する。
特開2004−208490号公報 特開2003−102175号公報 特開2001−218468号公報
図7は、ノートPCにおいて従来から採用されている、CPUおよび電源の構成について示すブロック図である。従来、ノートPC内部の電源装置255は、5.0V、3.3V、およびCPUが使用する1.0〜1.5V程度という3通りの電圧を各デバイスに供給するために、図7のように構成されていた。ACアダプタもしくはバッテリー・パックなどの直流(DC)電源101から供給される電力を4系統に分け、それぞれディスプレイ11のバックライト102、DC−DCコンバータ203、DC−DCコンバータ205、DC−DCコンバータ207に供給する。DC−DCコンバータ203は5.0Vの直流電圧を5.0Vシステム負荷211に供給する。5.0Vシステム負荷211は磁気ディスク装置、光学ディスク装置、USBポートなどを含む。DC−DCコンバータ205は3.3Vの直流電圧を3.3Vシステム負荷213に供給する。3.3Vシステム負荷213はシステム・バスに接続されたコントローラなどを含む。DC−DCコンバータ207は、1.0〜1.5V程度の直流電圧をCPU15に供給する。
DC−DCコンバータ203は、FET240、FET242、インダクタ241、キャパシタ243、およびFETドライバ244などで構成される。DC−DCコンバータ205も同様に、FET246、FET248、インダクタ245、キャパシタ247、およびFETドライバ249などで構成される。さらにDC−DCコンバータ207も同様に、FET227、FET229、インダクタ231、キャパシタ233、およびFETドライバ225などで構成される。なお、DC−DCコンバータ207とCPU15との間、DC−DCコンバータ203と5.0Vシステム負荷211との間、DC−DCコンバータ205と3.3Vシステム負荷213との間には、それぞれ平滑用のキャパシタ237、250、251が接続されている。
CPUに電力を供給するDC−DCコンバータを小型化するために、当該DC−DCコンバータのスイッチング周波数の高周波化はもはや不可欠である。特に、従来300KHz程度だったスイッチング周波数を1MHz程度にまで高周波化できれば、CPUに電力を供給するDC−DCコンバータ207の外形寸法を、従来と比べてマザー・ボード上の面積比で約1/3程度にまで小型化できる。これによって、全てのDC−DCコンバータの外形寸法の合計を、大幅に縮小することが可能となる。
しかし、図7のような構造だと、DC−DCコンバータ207で8〜20V程度の電圧を1.0〜1.5V程度に変換する必要があり、1次電圧と2次電圧との比率が大きくなるため、スイッチング周波数を高周波化するとスイッチング損失が多くなり、その結果DC−DCコンバータ207での発熱が多くなる。特にノートPCでは筐体内部の空間が小さく、冷却ファンなどによって筐体外部へ排出できる熱量がデスクトップ型PCと比べて少ないため、高周波化によって発熱の増大したDC−DCコンバータを搭載することができない。発熱量の制約から、ノートPCにおいてはDC−DCコンバータ207の高周波化は300KHz程度が限界となるので、高周波化による小型化は難しい。
図8は、デスクトップ型PCもしくはPCサーバにおいて従来から採用されている、CPU15および電源装置355の構成について示すブロック図である。この構成では、ACアダプタもしくはバッテリー・パックなどの直流(DC)電源101から供給される電力を3系統に分け、それぞれディスプレイ11のバックライト102、DC−DCコンバータ303、DC−DCコンバータ305に供給する。DC−DCコンバータ303は5.0Vの直流電圧を5.0Vシステム負荷211に供給する。DC−DCコンバータ305は3.3Vの直流電圧を3.3Vシステム負荷213に供給する。5.0Vシステム負荷211および3.3Vシステム負荷213は図7の例と同一である。DC−DCコンバータ303は、FET340、FET342、インダクタ341、キャパシタ343、およびFETドライバ344などで構成される。DC−DCコンバータ305も同様に、FET346、FET348、インダクタ345、キャパシタ347、およびFETドライバ349などで構成される。さらにDC−DCコンバータ303の下にはDC−DCコンバータ307およびDC−DCコンバータ309が接続され、各々が第1のDC−DCコンバータ303が出力した5.0Vの直流電圧を、1.0〜1.5V程度の直流電圧に変換してCPU15に供給する。なお、DC−DCコンバータ303と5.0Vシステム負荷211との間、DC−DCコンバータ305と3.3Vシステム負荷213との間には、それぞれ平滑用のキャパシタ350、351が接続されている。
DC−DCコンバータ307はFETドライバ315、FET317、FET319、インダクタ321、キャパシタ323などで構成される。インダクタ321とキャパシタ323とは、DC−DCコンバータ307からCPU15に流れる電流の脈動を低減する平滑回路を形成する。FETドライバ315は、FET317およびFET319を所定の周期で同期させながら駆動する。FET317がオン状態の期間中はFET319がオフ状態になり、FET317がオフ状態の期間中はFET319がオン状態になる。これによって、DC−DCコンバータ303から出力された電力は、FET317がオン状態の期間中はCPU15に供給されると同時にインダクタ321およびキャパシタ323に蓄積される。FET317がオフ状態の期間中は、インダクタ321およびキャパシタ323に蓄積された電力がCPU15に供給される。なお、DC−DCコンバータ307とCPU15との間には、平滑用のキャパシタ337が接続されている。
DC−DCコンバータ309はFETドライバ325、FET327、FET329、インダクタ331、キャパシタ333などで構成される。構成および動作の内容はDC−DCコンバータ307と同一であるので、説明を省略する。ただし、FETドライバ315およびFETドライバ325は、各々180度異なる位相によって各々のFETのスイッチングを行う。位相コントローラ335は、FETドライバ315およびFETドライバ325に各々180度異なる位相の信号を供給する。
図9は、図8の回路中のDC−DCコンバータ307および309において、FET317,319,327,329のオン/オフのタイミング、および図8の回路中の(A’)(C’)各点の電圧、および(B’)(D’)各点の電流の変化を示す図である。(A’)(B’)はそれぞれインダクタ321の入力位置および出力位置、(C’)(D’)はそれぞれインダクタ331の入力位置および出力位置である。FET317がオンになっている間、FET319がオフになる。同様にFET327がオンになっている間、FET329がオフになる。そして、FET317および319の周期と、FET327および329のスイッチングの周期およびデューティ比は同一であるが、位相は前者と後者とで180度異なる。DC−DCコンバータ307および309から出力されて平滑化された後の電圧がCPUの動作電圧になるように、各々のFETを駆動する際のデューティ比が調整される。CPUの動作電圧は、前述のスピード・ステップなどの手段によってCPUの負荷などから決定された値であり、約1.0〜1.5V程度になる。
図10は、図8の回路中で使用されるDC−DCコンバータ307および309の、電力値に対するエネルギー変換効率の変化を表すグラフである。このグラフからわかるように、DC−DCコンバータ307および309は、25W付近で動作させる方が50W付近よりも電力の変換効率が高い。従って、この構成にすることにより、エネルギー変換のロスを少なくすることができるので、合計の発熱量が小さくなる。さらに、DC−DCコンバータ307および309は5.0Vの入力電圧を1.0〜1.5V程度にして出力するので、図7の構成と比べて1次電圧と2次電圧との比率が小さい。この点も、発熱量の抑制につながる。従って、スイッチング周波数を1MHz程度にまで高周波化しても、当該DC−DCコンバータからの発熱は小さく、ノートPCに搭載可能な範囲内である。以上の各点から、高周波化によるDC−DCコンバータ307および309の小型化は達成できる。
しかし、ここで問題となる点は、DC−DCコンバータ307および309に電力を供給するDC−DCコンバータ303の容量が大きくなりすぎることである。いま、CPU15の消費電力を50Wとし、DC−DCコンバータ307および309が各々25WずつをCPU15に供給するものとする。DC−DCコンバータ307および309における変換効率を、現在使われている当該装置の仕様から約87%と考えると、DC−DCコンバータ303はDC−DCコンバータ307および309に対して各々29Wずつを供給する必要がある。さらに、CPU以外のシステム負荷についても、DC−DCコンバータ303から5.0Vシステム負荷211に対して30W、DC−DCコンバータ305から3.3Vシステム負荷213に対して22Wを供給する必要がある。
従って、DC−DCコンバータ303は、CPU15に供給する分の負荷と5.0Vシステム負荷211とを合わせて、29×2+30=88W(17.6A)を出力する必要がある。この負荷により、特にDC−DCコンバータ303を構成する部品の一つであるインダクタ341が、13×13×6.5mm前後の外形寸法を必要とする。寸法についての制限が緩いデスクトップ型PCもしくはPCサーバなどにおいては、この寸法は特に問題にはならない。しかし、筐体の小さいノートPCにおいては、DC−DCコンバータ303および305で使用されるインダクタ341および345の外形寸法を10×10×5mm以内程度に収めることが求められている。従って、このままではこの構成の電源装置をノートPCに搭載することができない。インダクタ341および345の外形寸法をこの条件に収めるためには、DC−DCコンバータ303および305から出力される電流が10〜15A前後であることが目安となる。
そこで本発明の目的は、CPUに電力を供給するための電源システムを小型化し、ノートPCに搭載可能である電源システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような電源システムを搭載したノートPCを提供することにある。
本発明に係るノートPCの電源システムは、直流電源から供給される電力を第1および第2のDC−DCコンバータに分けて供給する。さらに第1のDC−DCコンバータからは第3のDC−DCコンバータに電力が供給され、第2のDC−DCコンバータからは第4のDC−DCコンバータに電力が供給され、第3および第4のDC−DCコンバータからプロセッサに電力が供給される。第3および第4のDC−DCコンバータは、位相コントローラによって相互の位相が制御される。この構成によって、消費電力の大きいCPU(プロセッサ)に対する電力を分散し、第1および第2のDC−DCコンバータの外形寸法をノートPCに搭載可能な範囲を超えないようにすることができる。また、第3および第4のDC−DCコンバータを変換効率の高い電流値の帯域で使用することができるので、発熱量を抑えることができる。さらに、第3および第4のDC−DCコンバータを高周波化し、大幅に小型化することができるので、第1〜第4のDC−DCコンバータを合わせた外形寸法の合計を小型化することができる。
ここで、第1および第2のDC−DCコンバータは、CPUだけでなく、コンピュータを構成するその他の部品によるシステム負荷に対しても電力を供給する。たとえば前述の「5.0V」と「3.3V」という2通りの電圧を要求するシステムに対して、第1のDC−DCコンバータは5.0Vを、第2のDC−DCコンバータは3.3Vを供給することができる。もちろん電圧値は、これら以外の値であってもよい。第1および第2のDC−DCコンバータは、消費電力の大きいCPUに対する電力を分担しているのと同時にシステム負荷に対しても電力を供給しているが、この構成により外形寸法をノートPCに搭載可能な範囲を超えないように抑えることができる。
第3および第4のDC−DCコンバータは、システム負荷の電圧よりもさらに低いCPUの動作電圧に対応する。また、第3および第4のDC−DCコンバータは、システム負荷の消費電力よりもさらに大きいCPUの消費電力に対応する。そして、第3および第4のDC−DCコンバータは、位相コントローラの制御によってそれぞれ異なる位相でかつそれぞれ一定の周期によって動作を行う。ここでいう直流電源は、ACアダプタもしくはバッテリー(電池)・パックなどで構成されるが、それらに限定されない。
第3および第4のDC−DCコンバータは、一般的なスイッチング・レギュレータで多く使われる同期整流方式で動作する。各々のDC−DCコンバータは、平滑回路、スイッチング素子、駆動回路を含む。平滑回路は出力電流を平滑化する。スイッチング素子は、入力された電圧を所定の周期で開閉し、CPUに一定の電圧を供給する。第3および第4のDC−DCコンバータでスイッチング素子を駆動する駆動回路は、位相コントローラによって動作タイミングを制御される。ここでいう動作タイミングは、各々のスイッチング素子がそれぞれ180度異なる位相で動作するものであることが望ましい。そして、DC−DCコンバータを構成する各々の素子および回路は全てノートPCのマザー・ボード上に実装することが可能である。
本発明に係るノートPCの電源システムにはさらに、5つ以上のDC−DCコンバータを有する形態もある。mおよびnは1以上の整数で、かつm+n≧3とすると、前述の第1のDC−DCコンバータからm個のDC−DCコンバータ(これを第1の群とする)に電力が供給され、前述の第2のDC−DCコンバータからn個のDC−DCコンバータ(これを第2の群とする)に電力が供給され、第1および第2の群のDC−DCコンバータからプロセッサに電力が供給される。これにより、CPUによる電力の負荷がさらに増大しても適切に負荷を分散し、変換効率の高い電流値の帯域で電圧の変換を行うことができる。この場合、第1および第2の群のDC−DCコンバータは位相コントローラにより各々360度/(m+n)ずつ異なる位相で制御される。
本発明は、ノートPCの電源システムとしてだけでなく、以上で述べたような特徴を持つ電源システムを備えたノートPCとしても捉えられる。ここで、前述の第1および第2のDC−DCコンバータは、CPU以外の部品によるシステム負荷に対しても電力を供給する。たとえばそれらのDC−DCコンバータのうちの一方が磁気ディスク装置を含む負荷に対して電力を供給し、もう一方がバスに接続されたコントローラを含む負荷に対して電力を供給するなどのように構成することができる。
以上のように構成することにより、CPUに直接電力を供給するDC−DCコンバータの動作周波数を200KHz〜5MHzの範囲にまで高周波化し、それによって当該DC−DCコンバータを大幅に小型化することが可能である。また、DC−DCコンバータ以外の電圧調整手段、もしくは位相コントローラ以外の位相調整手段が存在しうる場合、そのような電圧調整手段および位相調整手段によって以上に述べたような構成を実施することもまた本発明の範囲である。
本発明により、CPUに電力を供給するための電源システムを小型化し、ノートPCに搭載可能である電源システムを提供することができた。さらに、そのような電源システムを搭載したノートPCを提供することができた。
図1は、本発明の実施の形態にかかるノートPC10の外形図で、図2はそのシステム構成を示す概略ブロック図である。ノートPC10は、外形が表面にキーボードを搭載し内部に多くのデバイスを収納した筐体13と、液晶ディスプレイ(LCD)11とで構成されている。液晶ディスプレイ11において、液晶の背後にあるバックライトは、後述のように直流電源からDC−DCコンバータを介さずに電力供給を受ける。筐体13の内部には、図2に示す各種のデバイスが搭載されている。CPU15は、ノートPC10の中枢機能を担う演算処理装置で、OS、BIOS、デバイス・ドライバ、あるいはアプリケーション・プログラムなどを実行する。CPU15は、システム・バスとしてのFSB(Front Side Bus)17、CPU15と周辺機器との間の通信を行うためのPCI(Peripheral Component Interconnect)バス19、ISAバスに代わるインタフェースであるLPC(Low Pin Count)バス20という3段階のバスを介して各デバイスに接続されて信号の送受を行っている。
FSB17とPCIバス19は、メモリ/PCIチップと呼ばれるCPUブリッジ21によって連絡されている。CPUブリッジ21は、メイン・メモリ23へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントローラ機能や、FSB17とPCIバス19との間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータ・バッファ機能などを含んだ構成となっている。メイン・メモリ23は、CPU15が実行するプログラムの読み込み領域、処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。ビデオ・カード25は、ビデオ・チップおよびVRAM(ともに図示せず)を含み、CPU15からの描画命令を受けて描画すべきイメージを生成し、ディスプレイ11に描画データとして送る。
PCIバス19には、I/Oブリッジ27、CardBusコントローラ29、miniPCIスロット35、Ethernet(登録商標)コントローラ39がそれぞれ接続されている。CardBusコントローラ29は、PCIバス19とPCカード33とのデータ転送を制御するコントローラである。CardBusコントローラ29にはCardBusスロット31が接続され、CardBusスロット31には、PCカード33が装着される。miniPCIスロット35には、例えばワイヤレスLANモジュールが内蔵されたminiPCIカード37が装着される。Ethernetコントローラ39は、ノートPC10をLANに接続するためのコントローラである。
I/Oブリッジ27は、PCIバス19とLPCバス20とのブリッジ機能を備えている。また、I/Oブリッジ27は、IDE(Integrated Device Electronics)インタフェース機能を備えており、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)43および光学ドライブ45(CDドライブ,DVDドライブ等)が接続される。また、I/Oブリッジ27にはUSBコネクタ41が接続されている。LPCバス20には、エンベデッド・コントローラ47、BIOSフラッシュROM51、I/Oコントローラ49が接続されている。I/Oコントローラ59にはI/Oコネクタ53が接続されている。
エンベデッド・コントローラ47は、CPU、ROM、RAMなどで構成されたマイクロ・コンピュータであり、複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、およびデジタル入出力端子を備えている。エンベデッド・コントローラ47には、それらの入出力端子を介して、冷却ファン、温度センサ(いずれも図示せず)、および電源装置55などが接続されている。電源装置55は、ACアダプタ、バッテリー・パック、DC−DCコンバータを含むが、詳しくは後述する。
図3は、本発明の実施の形態にかかるノートPC10の中で、CPU15および電源装置55の構成について示すブロック図である。ACアダプタもしくはバッテリー・パックなどの直流(DC)電源101から供給される電力を3系統に分け、それぞれディスプレイ11のバックライト102、DC−DCコンバータ103、DC−DCコンバータ105に供給する。DC−DCコンバータ103は、FET140、FET142、インダクタ141、キャパシタ143、およびFETドライバ144などで構成される。DC−DCコンバータ105も同様に、FET146、FET148、インダクタ145、キャパシタ147、およびFETドライバ149などで構成される。
DC−DCコンバータ103は5.0Vの直流電圧を5.0Vシステム負荷111およびDC−DCコンバータ107に供給する。5.0Vシステム負荷111は、HDD43、光学ドライブ45、USBコネクタ41などを含む。DC−DCコンバータ105は3.3Vの直流電圧を3.3Vシステム負荷113およびDC−DCコンバータ109に供給する。3.3Vシステム負荷113は、CPUブリッジ21、I/Oブリッジ27などを含む。DC−DCコンバータ107はDC−DCコンバータ103が出力した5.0Vの直流電圧を、DC−DCコンバータ109はDC−DCコンバータ105が出力した3.3Vの直流電圧を、各々1.0〜1.5V程度の電圧に変換してCPU15に供給する。なお、DC−DCコンバータ103と5.0Vシステム負荷111との間、DC−DCコンバータ105と3.3Vシステム負荷113との間には、それぞれ平滑用のキャパシタ150、151が接続されている。
DC−DCコンバータ107はFETドライバ115、FET117、FET119、インダクタ121、キャパシタ123などで構成される。インダクタ121とキャパシタ123とは、DC−DCコンバータ107からCPU15に流れる電流の脈動を低減する平滑回路を形成する。FETドライバ115はFET117および119を所定の周期で同期させながら駆動する。FET117がオン状態の期間中はFET119がオフ状態になり、FET117がオフ状態の期間中はFET119がオン状態になる。これによって、DC−DCコンバータ103から出力された電力は、FET117がオン状態の期間中はCPU15に供給されると同時にインダクタ121およびキャパシタ123に蓄積される。FET117がオフ状態の期間中は、インダクタ121およびキャパシタ123に蓄積された電力がCPU15に供給される。
DC−DCコンバータ109は、FETドライバ125、FET127、FET129、インダクタ131、キャパシタ133などで構成される。構成および動作の内容はDC−DCコンバータ107と同一であるので、説明を省略する。ただし、FETドライバ115およびFETドライバ125は、互いに180度異なる位相の信号を位相コントローラ135から供給され、この位相の信号に基づいて各々のFETのスイッチングを行う。なお、以上で述べたDC−DCコンバータ103〜109およびCPU15は、ノートPC10の筐体13内部のマザー・ボード(図示せず)上に実装されている。また、DC−DCコンバータ107および109とCPU15との間には、平滑用のキャパシタ137が接続されている。
図4は、図3の回路中のDC−DCコンバータ107および109において、FET117,119,127,129のオン/オフのタイミング、および(A)(C)各点の電圧および(B)(D)各点の電流の変化を示す図である。(A)(B)はそれぞれインダクタ121の入力位置および出力位置、(C)(D)はそれぞれインダクタ131の入力位置および出力位置である。FET117がオンになっている間、FET119がオフになる。同様にFET127がオンになっている間、FET129がオフになる。そして、FET117および119の周期と、FET127および129のスイッチングの周期は同一であるが、位相は前者と後者とで180度異なる。このことは、図9に示す従来技術と同様である。ただし、DC−DCコンバータ107の入力電圧が5.0Vであり、DC−DCコンバータ109の入力電圧が3.3Vである。その一方で、DC−DCコンバータ107および109から平滑化されてCPU15に出力される電圧は各々同一の値であり、前述のスピード・ステップなどの手段によってCPUの負荷などから決定された約1.0〜1.5V程度の値である。このため、図4に示しているように、FET117および119と、FET127および129とではスイッチングの周期は同一だが、デューティ比が異なっていることに注意されたい。
ちなみに、図2および図3は本実施の形態を説明するために、主要なハードウェアの構成および接続関係を簡素化して記載したに過ぎないものである。ノートPC10、もしくは電源装置55を構成するためには、これら以外にも多くのデバイスが使われるが、それらは当業者には周知であるので詳しく言及しない。もちろん、図2および図3で記載した複数のブロックを1個の集積回路としたり、逆に1個のブロックを複数の集積回路に分割して構成したりすることも、当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。
図5は、図3で示した本実施の形態と図7で示した従来技術とで、DC−DCコンバータを構成する素子のマザー・ボード上の寸法の比較を示す図である。実線が本実施の形態による各素子の外形寸法、破線が従来技術による各素子の外形寸法をそれぞれ示す。図5(A)については後述する。図5(B)は、本実施の形態のインダクタ121および131の寸法を、従来技術のインダクタ231と比較している。従来技術の場合はインダクタ231が約10×10mm程度の外形寸法の素子が2個必要であるのに対して、本実施の形態では高周波化によって大幅に小型化されている。またFETについても、従来技術のFET227および229と比べて、本実施の形態のFET117,119,127,129は高周波化によって大幅に小型化される。キャパシタについても同様に、従来技術のキャパシタ233と比べて、本実施の形態のキャパシタ123および133は高周波化によって大幅に小型化される。本実施の形態によるDC−DCコンバータ107および109は、従来技術と比べてマザー・ボード上の面積比で約1/3程度にまで小型化されていることが、図5の比較によってわかる。
本実施の形態による構成では、DC−DCコンバータ107および109はいずれも1次電圧と2次電圧との比率が小さい。さらに、当該DC−DCコンバータの電力値に対するエネルギー変換効率の変化は、図10に示したグラフと同じく、25W付近の電力帯域でエネルギー変換効率が最大となる。従って、最もエネルギー変換効率が高くスイッチング損失の少ない電力値の帯域を有効に使えるので、スイッチング周波数を1MHz程度にまで高周波化しても当該DC−DCコンバータからの発熱が小さい。従って、従来技術と比べて大幅に小型化されたDC−DCコンバータ107および109を、ノートPCに搭載することが可能になる。
今、CPU15の消費電力を50Wとし、DC−DCコンバータ107および109が各々25WずつをCPU15に供給するものとする。図8および図10で示した従来技術の場合と同様に、DC−DCコンバータ107および109の25W付近における変換効率を約87%と考えると、DC−DCコンバータ103はDC−DCコンバータ107に対して29Wを供給する必要がある。同様に、DC−DCコンバータ105はDC−DCコンバータ109に対して29Wを供給する必要がある。さらに、CPU以外のシステム負荷についても図8の場合と同様に、DC−DCコンバータ103から5.0Vシステム負荷111に対して30W、DC−DCコンバータ105から3.3Vシステム負荷113に対して22Wを供給する必要がある。
従って、DC−DCコンバータ103は、CPU15に供給する分の負荷と5.0Vシステム負荷とを合わせて、29+30=59W(11.8A)を出力する。DC−DCコンバータ105は、CPU15に供給する分の負荷と3.3Vシステム負荷とを合わせて、29+22=51W(15.4A)を出力する。つまり、DC−DCコンバータ103および105がいずれも60W以下の出力電力で済み、当該DC−DCコンバータで使用されるインダクタをノートPCに搭載可能な10×10×5mmの外形寸法に収めることができる。
図5(A)は、本実施の形態のインダクタ141および145、キャパシタ143および147の寸法を、従来技術のインダクタ241および245、キャパシタ243および247と比較している。従来技術のインダクタ241および245、キャパシタ243および247と比べて、本実施の形態のインダクタ141および145、キャパシタ143および147は、CPUに供給する電力の負荷が加わっているため、素子の外形寸法が若干大きくなっている。しかし、これらの素子はいずれもノートPCに搭載できるための外形寸法条件を満たしている。しかも、CPUに電力を供給するDC−DCコンバータ107および109が大幅に小型化したのに対して、システム負荷に電力を供給するDC−DCコンバータ103および105は少ししか大きくなっていない。従って、本実施の形態によって、高周波化を達成したDC−DCコンバータの構成をノートPCに搭載でき、全てのDC−DCコンバータを合わせた外形寸法の合計を大幅に小型化することが可能となる。
なお、ここまでに述べた実施の形態では、CPUで消費される電力を2つのDC−DCコンバータ107および109で半分ずつ均等に供給している。しかし、2つのDC−DCコンバータ107および109が受け持つ負荷は、必ずしも均等である必要はない。位相コントローラから2つのDC−DCコンバータに供給される位相角、あるいは各々のDC−DCコンバータで電圧をオン/オフするデューティ比などを調整することによって、各々のDC−DCコンバータが受け持つ負荷の比率を調整することができる。たとえば、ノートPCのハードウェアの構成などの都合で、5.0V側と3.3V側とでCPU以外のシステム負荷が大きく異なる場合がある。その場合は、システム負荷の少ない側の電圧からより多くの負荷をCPUに対して供給するようにすることができる。ただし、一つのDC−DCコンバータの負荷が増大すると、それによって当該DC−DCコンバータの外形寸法および発熱量が増大するという点には注意が必要である。
図6は、CPU15に電源を直接供給するDC−DCコンバータが3個以上に増えた場合のCPU15および電源システムの構成について示すブロック図である。たとえばCPUの消費電力がさらに増大して図3のように2個のDC−DCコンバータ107および109でCPU15の消費電力による負荷をまかなうことが困難になった場合、DC−DCコンバータの動作周波数をさらに高周波化する場合、DC−DCコンバータでエネルギー変換効率の最も高くなる電力値の帯域が低くなった場合、あるいは5.0Vシステム負荷415と3.3Vシステム負荷417とで電力値が大きく異なる場合などでは、CPU15に電源を直接供給するDC−DCコンバータを3個以上使用して、効率の良い電源システムを構成することができる。
図6では、ACアダプタもしくはバッテリー・パックなどの直流(DC)電源401からDC−DCコンバータ403およびDC−DCコンバータ405に電力が供給され、DC−DCコンバータ403からはm個のDC−DCコンバータで構成されるDC−DCコンバータ群407および5.0Vシステム負荷411に電力が供給され、DC−DCコンバータ405からはn個のDC−DCコンバータで構成されるDC−DCコンバータ群409および3.3Vシステム負荷413に電力が供給される。ここで、mおよびnは1以上の整数でかつm+n≧3である。この場合、DC−DCコンバータ群407を構成するDC−DCコンバータの個数mと、DC−DCコンバータ群409を構成するDC−DCコンバータの個数nを等しくする必要はない。ただし位相コントローラ435は、CPUに電源を直接供給するDC−DCコンバータ群407および409を構成する各々のDC−DCコンバータに対して360度/(m+n)ずつ違った位相の信号を供給して各々のDC−DCコンバータのFETドライバを駆動することが望ましい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることは言うまでもないことである。
本発明の実施の形態にかかるノートPCの外形図である。 本発明の実施の形態にかかるノートPCの概略ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるCPUおよび電源装置の構成について示すブロック図である。 図3の回路中の各々のFETのオン/オフのタイミング、および(A)(C)各点の電圧および(B)(D)各点の電流の変化を示す図である。 本実施の形態と従来技術とでDC−DCコンバータを構成する素子の寸法の比較を示す図である。 DC−DCコンバータが合計5個以上に増えた場合のCPUおよび電源の構成について示すブロック図である。 従来技術のノートPCの中でCPUおよび電源の構成について示すブロック図である。 従来技術のデスクトップ型PCもしくはPCサーバなどのPCの中でCPUおよび電源の構成について示すブロック図である。 図8の回路中の各々のFETのオン/オフのタイミング、および(A’)(C’)各点の電圧および(B’)(D’)各点の電流の変化を示す図である。 図8の回路中で使用されるDC−DCコンバータの、電力値に対するエネルギー変換効率の変化を表すグラフである。
符号の説明
10 ノートPC
15 CPU
55 電源装置
101 直流(DC)電源
103,105,107,109 DC−DCコンバータ
115,125 FETドライバ
117,119,127,129 FET
121,131 インダクタ
123,133 キャパシタ
135 位相コントローラ

Claims (13)

  1. ノート型パーソナル・コンピュータに搭載される電源システムであって、
    直流電源と、
    前記直流電源から所定の電圧値で電力の供給を受けて第1の電圧値を出力する第1のコンバータと、
    前記第1のコンバータから前記第1の電圧値で電力の供給を受ける第1のシステム負荷と、
    前記直流電源から前記所定の電圧値で電力の供給を受けて前記第1の電圧値とは異なる第2の電圧値を出力する第2のコンバータと、
    前記第2のコンバータから前記第2の電圧値で電力の供給を受ける第2のシステム負荷と、
    前記第1のコンバータから前記第1の電圧値で電力の供給を受ける第3のコンバータと、
    前記第2のコンバータから前記第2の電圧値で電力の供給を受ける第4のコンバータと、
    前記第3のコンバータの出力電圧と前記第4のコンバータの出力電圧の相互の位相関係を制御する位相コントローラと、
    前記第3のコンバータと前記第4のコンバータから電力の供給を受けるプロセッサとを有する電源システム。
  2. 前記位相コントローラは、前記第3のコンバータの出力電圧と前記第4のコンバータの出力電圧が同一の値となるようにデューティ比を制御する請求項1記載の電源システム。
  3. 前記プロセッサの消費電力は前記第1のシステム負荷および前記第2のシステム負荷のそれぞれの消費電力より大きい請求項1記載の電源システム。
  4. 前記プロセッサの動作電圧の値は、前記第1の電圧値および前記第2の電圧値より小さい請求項1記載の電源システム。
  5. 前記直流電源が電池である請求項1記載の電源システム。
  6. 前記第3のコンバータと前記第4のコンバータの出力電圧が異なる位相でかつそれぞれ一定の周期で前記プロセッサに供給される請求項1記載の電源システム。
  7. ノート型パーソナル・コンピュータに搭載される電源システムであって、
    直流電源と、
    前記直流電源から所定の電圧値で電力の供給を受けて第1の電圧値を出力する第1のコンバータと、
    前記第1のコンバータから前記第1の電圧値で電力の供給を受ける第1のシステム負荷と、
    前記直流電源から前記所定の電圧値で電力の供給を受けて前記第1の電圧値とは異なる第2の電圧値を出力する第2のコンバータと、
    前記第2のコンバータから前記第2の電圧値で電力の供給を受ける第2のシステム負荷と、
    前記第1のコンバータに接続された第1のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子に接続された第1の平滑回路と、
    前記第1のスイッチング素子を制御する第1の駆動回路と、
    前記第2のコンバータに接続された第2のスイッチング素子と、
    前記第2のスイッチング素子に接続された第2の平滑回路と、
    前記第2のスイッチング素子を制御する第2の駆動回路と、
    前記第1の駆動回路と前記第2の駆動回路の動作タイミングを制御する位相コントローラと、
    前記第1の平滑回路と前記第2の平滑回路に接続されたプロセッサと
    を有する電源システム。
  8. 前記位相コントローラは、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とがデューティ比が異なる値で動作するように前記第1の駆動回路と前記第2の駆動回路とを制御する請求項7記載の電源システム。
  9. 前記電源システムが前記ノート型パーソナル・コンピュータのマザー・ボードに実装されている請求項7記載の電源システム。
  10. 直流電源と、
    前記直流電源から所定の電圧値で電力の供給を受けて第1の電圧値を出力する第1のコンバータと、
    前記第1のコンバータから前記第1の電圧値で電力の供給を受ける第1のシステム負荷と、
    前記直流電源から前記所定の電圧値で電力の供給を受けて前記第1の電圧値とは異なる第2の電圧値を出力する第2のコンバータと、
    前記第2のコンバータから前記第2の電圧値で電力の供給を受ける第2のシステム負荷と、
    m個のコンバータによって構成され、前記第1のコンバータから前記第1の電圧値で電力の供給を受ける第1の群のコンバータと、
    n個のコンバータによって構成され、前記第2のコンバータから前記第2の電圧値で電力の供給を受ける第2の群のコンバータと、
    前記第1の群のコンバータと前記第2の群のコンバータを構成する複数のコンバータの出力電圧360度/(m+n)で位相制御する位相コントローラと、
    前記第1の群のコンバータと前記第2の群のコンバータのそれぞれから電力の供給を受けるプロセッサと
    を有する電源システム(ただしmおよびnは1以上の整数で、かつm+n≧3)。
  11. 直流電源と、
    前記直流電源から所定の電圧値で電力の供給を受けて第1の電圧値を出力する第1のコンバータと、
    前記第1のコンバータから前記第1の電圧値で電力の供給を受ける第1のシステム負荷と、
    前記直流電源から前記所定の電圧値で電力の供給を受けて前記第1の電圧値とは異なる第2の電圧値を出力する第2のコンバータと、
    前記第2のコンバータから前記第2の電圧値で電力の供給を受ける第2のシステム負荷と、
    前記第1のコンバータから前記第1の電圧値で電力の供給を受ける第3のコンバータと、
    前記第2のコンバータから前記第2の電圧値で電力の供給を受ける第4のコンバータと、
    前記第3のコンバータの出力電圧と前記第4のコンバータの出力電圧の相互の位相関係を制御する位相コントローラと、
    前記第3のコンバータと前記第4のコンバータから電力の供給を受けるプロセッサと
    を有するノート型パーソナル・コンピュータ。
  12. 前記第1のシステム負荷が磁気ディスク装置を含み、前記第2のシステム負荷がバスに接続されたコントローラを含む請求項11記載のノート型パーソナル・コンピュータ。
  13. 前記第3のコンバータと前記第4のコンバータの動作周波数が200KHz〜5MHzの範囲内である請求項11記載のノート型パーソナル・コンピュータ。
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