JP4198016B2 - 情報処理装置およびその割り込み制御方法 - Google Patents

情報処理装置およびその割り込み制御方法 Download PDF

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本発明は、情報処理装置およびその割り込み制御方法に関する。
マイクロコンピュータなどの情報処理装置では、あらかじめ定めておいた複数の割り込み要因ごとに割り込み要求が発生したか否かを示す割り込み発生フラグ値を、それぞれ格納する複数の制御レジスタを備えている。そして、これらの制御レジスタ内の割り込み発生フラグ値を読み出して、ある割り込み要因により割り込み要求が発生したことを検出したとき、割り込み要求に応じた割り込み処理の実行に切り替える仕組みが備わっている。
情報処理装置では、通常の処理を実行するプログラムならびに割り込み処理プログラムなどを格納するメモリを備える。なお、割り込み処理プログラムの格納先を示すアドレスを格納する当該メモリ上の記憶領域は、「ベクタテーブル」と呼ばれる。このベクタテーブルは、割り込み要因ごとに付与された「割り込みベクタ」と呼ばれるアドレスによって区画される。
ところで、情報処理装置では、複雑な処理を実現すべく、割り込み要因の数が増加する傾向にある。そこで、割り込み要因を特定した後、割り込みベクタにより指定されたメモリの区画領域に対して高速にアクセスするためには、割り込み要因と割り込みベクタが一対一で対応づけられることが好ましい。しかしながら、割り込み要因数の増加に応じて割り込みベクタ数を増加していくことは、メモリの記憶容量の変更や配線数の増加など、情報処理装置内部のハードウェアに対して多大な仕様変更が伴うことになるので好ましくない。そこで、情報処理装置では、同一の割り込みベクタに対して複数の割り込み要因が対応づけられる場合があった。
この場合、情報処理装置は、同一の割り込みベクタに対応づけられた複数の割り込み要因のうち少なくとも1つの割り込み要因による割り込み要求が発生したとき、この割り込み要求を発生させた割り込み要因を特定するために、複数の割り込み要因ごとに設けられた制御レジスタ内の割り込み発生フラグ値を順次読み出していた。なお、この割り込み発生フラグ値を順次読み出していく過程で、割り込み発生フラグ値が割り込み要求が発生したことを示すときには、この割り込み発生フラグ値に対応する割り込み要因についての割り込み処理を実行し、引き続いて、つぎの割り込み発生フラグ値の読み出していた(例えば、以下に示す特許文献1参照)。
特開2001−5676号公報
従来の情報処理装置は、前述したとおり、同一の割り込みベクタに複数の割り込み要因が対応づけられる場合、割り込み要求を発生させた割り込み要因を特定するために、複数の割り込み要因ごとに設けられた制御レジスタ内の割り込み発生フラグ値を順次読み出していた。このため、割り込み発生フラグ値を順次読み出していく過程で、割り込み要求を発生させていない割り込み要因についての割り込み発生フラグ値をも読み出しにいく可能性があった。よって、割り込み要求を発生させた割り込み要因を速やかに特定できず、割り込み要求が発生してから所定の割り込み処理の実行が開始されるまでにかなりの時間を要するという課題を生じていた。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、割り込み要求が発生してから所定の割り込み処理の実行が開始されるまでに要する時間を短縮可能な情報処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための主たる本発明は、複数の割り込み要因ごとに割り込み要求が発生したか否かを示すフラグ値をそれぞれ格納する複数のレジスタ(『制御レジスタ』)を備え、メモリ上の同一の割り込みベクタに対応づけられた複数の割り込み要因の中から、割り込み要求を発生させた前記割り込み要因を、前記レジスタに格納する前記フラグ値に基づいて特定し、前記割り込み要求に応じた割り込み処理を実行する情報処理装置であって、割り込み要求を発生させた前記割り込み要因に対応づけられる前記割り込みベクタを検出する割り込みベクタ検出手段(『割り込みベクタ検出回路』)と、前記レジスタに格納された前記フラグ値のうち、前記検出した割り込みベクタに対応づけられる前記割り込み要因の前記フラグ値を選択する選択手段(『セレクタ』)と、前記選択したフラグ値を格納する記憶手段(『割り込み要因一覧レジスタ』)と、前記記憶手段に格納された前記フラグ値を読み出し、前記読み出したフラグ値に基づいて前記割り込み要求を発生させた前記割り込み要因を特定する制御手段(『CPU』)と、を有することとする。
本発明では、ある割り込み要因により割り込み要求が発生した場合に、その割り込み要因と同一の割り込みベクタに対応づけられた全ての割り込み要因の前記フラグ値について、まとめて格納する前記記憶手段を備えている。
すなわち、前記制御手段は、同一の割り込みベクタに対応づけられた複数の割り込み要因のうち少なくとも一の割り込み要因により割り込み要求が発生した場合、複数の前記レジスタに格納された前記フラグ値をそれぞれ読み出しにいかなくても、前記記憶手段に格納された前記フラグ値を読み出すことで、同一の割り込みベクタに対応づけられた複数の割り込み要因についての割り込み要求の発生状況を一度に確認することができる。
このため、前述したとおり、複数の前記レジスタに格納された前記フラグ値をそれぞれ読み出しにいく必要がない分、ある割り込み要求の発生から所定の割り込み処理の実行が開始されるまでに要する時間を短縮することができる。
本発明によれば、割り込み要求が発生してから所定の割り込み処理の実行が開始されるまでに要する時間を短縮可能な情報処理装置およびその割り込み制御方法を提供することができる。
=== 情報処理装置の構成 ===
図1は、本発明に係る情報処理装置100の構成を示すブロック図である。なお、以下の図1に基づいた説明において、図2乃至図4を適宜引用して説明する。
情報処理装置100は、マイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどの各種情報処理を行うシステムであり、装置外部若しくは内部における複数の割り込み要因(INT)110を設定している。
割り込み要因110は、例えば、外部装置との間の通信を制御するインターフェース部(不図示)でのデータ入出力要求や、ウォッチドック・タイマ(不図示)による内部リセット要求などのCPU18への割り込み要求を発生させる要因となった主体のことである。なお、割り込み要因110は、割り込みベクタと一対一に対応づけられおらず、同一の割り込みベクタに対して複数の割り込み要因110が対応づけられている。なお、複数の割り込み要因110の一部においては、割り込みベクタと一対一に対応づけてもよい。
ここで、本発明の一実施形態に係る割り込みベクタと割り込み要因110との関係の一例を図2に示す。図2では、各割り込みベクタ(X、Y、・・・、Z)に対して、それぞれ3つの割り込み要因110が対応づけられた場合を示してある。なお、各割り込みベクタ(X、Y、・・・、Z)は、同じ数(3つ)の割り込み要因110が対応づけられているが、勿論、対応づける割り込み要因110の数をそれぞれ異ならせてもよい。
制御レジスタ(『レジスタ』)10は、少なくとも1つの割り込み要因110ごとに対応づけて設けられており、自身に対応する割り込み要因110により割り込み要求が発生したか否かを示す割り込み発生情報(割り込み発生フラグ30の値)を格納する。図1には、割り込みベクタXに対応づけられた割り込み要因(X−1、X−2、X−3)110用の制御レジスタ群10aと、割り込みベクタYに対応づけられた割り込み要因(Y−1、Y−2、Y−3)110用の制御レジスタ群10bの場合を示す。
また、本発明の一実施形態に係る制御レジスタ10の構成の一例を図3に示す。図3では、情報処理装置100が8ビットマイクロコンピュータの場合において、8ビットの情報を格納する制御レジスタ10の例を示している。図3に示す制御レジスタ10は、自身に対応する割り込み要因110の識別子などの情報や、前述した割り込み発生情報に対応する割り込み発生フラグ30の値(『フラグ値』)を格納する。割り込み発生フラグ30の値は、例えば、自身に対応する割り込み要因110により割り込み要求が発生した場合は"1"に設定され、割り込み要求が発生しない場合は"0"に設定される。
割り込みベクタ検出回路(『割り込みベクタ検出手段』)11は、後述のベクタテーブル16において割り込み要因ごとに区画された領域の先頭アドレス(割り込みベクタ)を格納するレジスタ12を備える。割り込みベクタ検出回路11は、割り込み要因110から少なくとも1つの割り込み要求を受け付けて、その割り込み要求を発生させた割り込み要因110に対応づけられる割り込みベクタをレジスタ12から検出する。なお、互いに異なる割り込みベクタに対応づけられた割り込み要因110からの複数の割り込み要求については、まず一方の割り込みベクタに対応する割り込み要求を受け付けた後に、他方の割り込みベクタに対応する割り込み要求を受け付けることとする。
セレクタ(『選択手段』)13は、各制御レジスタ10内の割り込み発生フラグ30の値が入力されるとともに、割り込みベクタ検出回路11において検出された割り込みベクタが選択制御信号として入力される。セレクタ13は、割り込みベクタ検出回路11から入力された割り込みベクタに基づいて、この割り込みベクタに対応づけられる制御レジスタ群(10a、10bなど)の割り込み発生フラグ30の値を選択する。
割り込み要因一覧レジスタ14は、セレクタ13において選択された割り込み発生フラグ30の値を格納する。すなわち、割り込み要因一覧レジスタ14には、割り込み要求を発生させた割り込み要因110について、その割り込み要因110と同一の割り込みベクタに対応づけられる全ての割り込み要因110における割り込み発生状況の一覧情報が格納されることになる。なお、割り込み要因一覧レジスタ14に格納された割り込み発生フラグ30の値は、その割り込み発生フラグ30の値に対応づけられた割り込みベクタに対する相対アドレスとして設定されており、後述の相対ジャンプにおいて使用される。
メモリ15は、ベクタテーブル16と、命令テーブル17と、を有する。
ベクタテーブル16は、割り込みベクタごとに区画される。さらに、割り込みベクタによる区画領域内では、割り込み要因一覧レジスタ14に格納された割り込み発生フラグ30の値のパターンの数分、すなわち前述の相対アドレスの数分区画される。この相対アドレスに対応づけられた区画領域(以下、"相対ジャンプ先"と称する。)において、相対アドレスとしての割り込み発生フラグ30の値に応じた割り込み処理プログラムの格納先(命令テーブル17内)を示すアドレスが格納される。なお、この相対ジャンプ先において、割り込み処理プログラム自体を格納してもよい。
なお、相対ジャンプ先に対応づけられた割り込み発生フラグ30の値が、複数の割り込み要求が発生することを示す場合、すなわち"1"を示す割り込み発生フラグ30の値が複数ある場合、これらの割り込み要求に応じた複数の割り込み処理プログラムについての実行順序を設定した制御情報を、相対ジャンプ先に格納しておく。CPU18は、相対ジャンプ先をアクセスするとき、割り込み処理プログラムとあわせてこの制御情報を取得することができ、複数の割り込み処理プログラムを効率よく実行できる。
命令テーブル17は、通常のプログラムを格納する他に、各種割り込み要求に応じた割り込み処理プログラムを格納する。なお、CPU18は、割り込み処理プログラムを、相対ジャンプ先に格納されたアドレスによって取得する。
CPU(『制御手段』)18は、情報処理装置100全体の制御を司る。CPU18は、各種レジスタ・セットの1つとしてプログラムカウンタ19を備える。プログラムカウンタ19は、順次実行する割り込み処理プログラム(『プログラム』)の格納先を示すアドレス(以下、PC値と称する。)について格納する。CPU18は、プログラムカウンタ19に格納されたPC値に基づいて、メモリ15から割り込み処理プログラムを取得して実行する。なお、割り込み要因110により割り込み要求が発生したとき、プログラムカウンタ19に格納された現在のPC値は、所定のスタック手段(不図示)に退避される。そして、割り込みベクタ検出回路11において検出された割り込みベクタが、プログラムカウンタ19に設定される。
CPU18は、割り込み要因110により割り込み要求が発生したとき、割り込み要因一覧レジスタ14に格納された割り込み発生フラグ30の値を読み出しにいく。CPU18は、この読み出した割り込み発生フラグ30の値の内容に基づいて、割り込み要求を発生させた割り込み要因110と同一の割り込みベクタに対応づけられた全ての割り込み要因110の割り込み発生状況を一度に確認できるとともに、それらの割り込み要因110のうち割り込み要求を発生させた割り込み要因110を特定できる。
CPU18は、割り込み要因110を特定した後、相対ジャンプによってベクタテーブル16をアクセスし、ベクタテーブル16から特定した割り込み要因110に対する割り込み処理プログラムを取得する。
以下、図4に基づいて相対ジャンプについて説明する。なお、図4において、割り込み要因(X−1)に対応する割り込み処理のプログラムが"命令A"、割り込み要因(X−2)に対応する割り込み処理のプログラムが"命令B"、割り込み要因(X−3)に対応する割り込み処理のプログラムが"命令C"とする。
割り込み要因一覧レジスタ14の内容は、例えば、割り込みベクタXの場合、割り込みベクタXに対応づけられた3つの割り込み要因(X−3、X−2、X−1)についての割り込み発生フラグ30の値をまとめたデータセットとなる。よって、割り込み要因一覧レジスタ14の内容は、割り込み要求が発生しない場合("000")を除いて、"001"から"111"までの計7パターン存在する。
CPU18では、割り込み要因一覧レジスタ14の各パターンが、割り込みベクタXに対する相対アドレスとして設定される。よって、CPU18は、割り込みベクタXに対応づけられた割り込み要因110の少なくともいずれかにより割り込み要求が発生した場合、割り込みベクタXと割り込み要因一覧レジスタ14の内容とを加算した結果に基づいて、ベクタテーブル16内の相対ジャンプ先をアクセスする。この相対ジャンプ先には、割り込み要因一覧レジスタ14の内容に応じた割り込み処理プログラムが格納されており、CPU18は、相対ジャンプ先をアクセスしたとき、割り込み処理プログラムを取得する。
ここで、前述した相対ジャンプの例として、例えば、割り込み要因一覧レジスタ14の内容が"001"であった場合、すなわち、割り込み要因(X−1)により割り込み要求が発生した場合、CPU18は、「割り込みベクタX+"001"」の相対ジャンプ先をアクセスする。そして、CPU18は、割り込み要因(X−1)に対応する割り込み処理プログラムとして命令A"を取得してその実行を開始する。
また、例えば、割り込み要因一覧レジスタ14の内容が"011"であった場合、すなわち、割り込み要因(X−1)及び割り込み要因(X−2)により割り込み要求が発生した場合、CPU18は、「割り込みベクタX+"011"」の相対ジャンプ先をアクセスする。そして、CPU18は、割り込み要因(X−1)及び割り込み要因(X−2)に対応する割り込み処理プログラムとして"命令A"及び"命令B"を取得する。
なお、前述したとおり、「割り込みベクタX+"011"」の相対ジャンプ先には、"命令A"と"命令B"のうちどちらを優先して処理するかの実行順序を設定した制御情報が格納されている。そこで、CPU18は、「割り込みベクタX+"011"」の相対ジャンプ先をアクセスしたとき、この制御情報を取得する。そして、CPU18は、この制御情報に基づいた実行順序に従って、"命令A"及び"命令B"を実行する。
=== 情報処理装置の動作 ===
図5に基づいて、情報処理装置100の割り込み制御の動作について説明する。
まず、情報処理装置100においてあらかじめ設定しておいた複数の割り込み要因110のうち、割り込みベクタXに対応づけられた割り込み要因(X−1)110により割り込み要求が発生した場合とする(S500)。
この場合、割り込み要因(X−1)に対応した制御レジスタ(X−1)10内の割り込み発生フラグ30の値が、"1"に設定される。割り込みベクタ検出回路11は、割り込み要因(X−1)110から受け付けた割り込み要求に基づいて、割り込みベクタXを検出する。このとき、CPU18は、現在実行中にある処理を中断するとともに、プログラムカウンタ19内の現在のPC値を退避させて、あらたに割り込みベクタXを格納する。
セレクタ13は、割り込みベクタ検出回路11において検出された割り込みベクタXに基づいて、複数の制御レジスタ10内の割り込み発生フラグ30の値の中から、制御レジスタ群10a内の各割り込み発生フラグ30の値を選択して(S501)、割り込み要因一覧レジスタ14に格納する(S502)。
CPU18は、割り込み要因一覧レジスタ14に格納された割り込み発生フラグ30の値を読み出す(S503)。この結果、CPU18は、割り込み要求を発生させた割り込み要因(X−1)110と同一の割り込みベクタXに対応づけられた全ての割り込み要因110の割り込み発生状況を一度に確認するとともに、それらの割り込み要因110のうち割り込み要求を発生させた割り込み要因(X−1)110を特定する。
CPU18は、プログラムカウンタ19に格納された割り込みベクタXに対して、割り込み要因一覧レジスタ14から読み出した割り込み発生フラグ30の値を加算することで、プログラムカウンタ19のPC値を更新し、ベクタテーブル16における相対ジャンプ先を特定する。CPU18は、特定した相対ジャンプ先から、割り込み要因(X−1)についての割り込み処理ルーチンの格納先を示すアドレスを取得する(S504〜S505)。
CPU18は、プログラムカウンタ19のPC値を、ベクタテーブル16から取得したアドレスに更新する。そして、CPU18は、更新されたプログラムカウンタ19のPC値に基づいて、命令テーブル17から割り込み要因(X−1)についての割り込み処理ルーチンを取得してその実行を開始する(S506)。
このように、本発明に係る情報処理装置100では、ある割り込み要因110により割り込み要求が発生した場合に、その割り込み要因110と同一の割り込みベクタに対応づけられた全ての割り込み要因110の割り込み発生フラグ30の値について、まとめて格納する割り込み要因一覧レジスタ14を備える。
すなわち、CPU18は、同一の割り込みベクタに対応づけられた複数の割り込み要因110のうち少なくとも一の割り込み要因110により割り込み要求が発生した場合、複数の制御レジスタ10に格納した割り込み発生フラグ30の値をそれぞれ読み出しにいかなくても、割り込み要因一覧レジスタ14に格納した割り込み発生フラグ30の値を読み出すことで、同一の割り込みベクタに対応づけられた割り込み要因110における割り込み要求の発生状況を一度に確認することができる。よって、前述したとおり、複数の制御レジスタ10に格納した割り込み発生フラグ30の値をそれぞれ読み出しにいく必要がない分、ある割り込み要求の発生から所定の割り込み処理の実行が開始されるまでに要する時間を短縮することができる。
また、本発明に係る情報処理装置100では、CPU18は、割り込み要因一覧レジスタ14から読み出した割り込み発生フラグ30の値に基づいて、同一の割り込みベクタに対応づけられた割り込み要因110についての割り込み要求の発生状況を一度に確認した後、さらに、その割り込み要因一覧レジスタ14から読み出した割り込み発生フラグ30の値に基づく相対ジャンプによって、速やかに所望の割り込み処理プログラムを取得することができる。
以上、本実施の形態について説明したが、前述した実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る割り込み要因と割り込みベクタの関係を説明する図である。 本発明の実施形態に係る制御レジスタの構成を説明する図である。 本発明の実施形態に係る割り込み要因一覧レジスタの内容と、ベクタテーブルへのアクセス先ならびに割り込み処理プログラムの内容との関係を説明する図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 情報処理装置
110 割り込み要因
10 制御レジスタ
11 割り込みベクタ検出回路
12 レジスタ
13 セレクタ
14 割り込み要因一覧レジスタ
15 メモリ
16 ベクタテーブル
17 命令テーブル
18 CPU
19 プログラムカウンタ
30 割り込み発生フラグ

Claims (5)

  1. 複数の割り込み要因ごとに割り込み要求が発生したか否かを示すフラグ値をそれぞれ格納する複数のレジスタを備え、メモリ上の同一の割り込みベクタに対応づけられた複数の割り込み要因の中から、割り込み要求を発生させた前記割り込み要因を、前記レジスタに格納する前記フラグ値に基づいて特定し、前記割り込み要求に応じた割り込み処理を実行する情報処理装置であって、
    割り込み要求を発生させた前記割り込み要因に対応づけられる前記割り込みベクタを検出する割り込みベクタ検出手段と、
    前記レジスタに格納された前記フラグ値のうち、前記検出した割り込みベクタに対応づけられる前記割り込み要因の前記フラグ値を選択する選択手段と、
    前記選択したフラグ値を格納する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された前記フラグ値を読み出し、前記読み出したフラグ値に基づいて前記割り込み要求を発生させた前記割り込み要因を特定する制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記メモリ上の前記割り込みベクタに対応する記憶領域が、前記記憶手段に格納された前記フラグ値の内容に応じて区画されるとともに、
    前記区画された前記メモリ上の区画領域に、前記フラグ値に応じた前記割り込み処理を実行するプログラムの格納先を示すアドレスを格納しており、
    前記制御手段は、
    前記検出した割り込みベクタと、前記記憶手段に格納された前記フラグ値と、に基づいて前記区画領域をアクセスして、
    前記特定した割り込み要因に応じた前記プログラムを取得すること、
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記区画領域に対応づけられた前記フラグ値が、複数の前記割り込み要求の発生を示す場合、
    前記区画領域には、前記発生した複数の割り込み要求に応じた複数の前記割り込み処理についての実行順序を設定した制御情報を格納しておき、
    前記制御手段は、
    前記読み出したフラグ値が、複数の前記割り込み要求が発生したことを示す場合、
    前記区画領域をアクセスするとき前記制御情報を取得して、
    前記取得した制御情報に基づいた前記実行順序に従って前記読み出したフラグ値に応じた複数の前記割り込み処理を実行すること、
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、マイクロコンピュータとすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 同一の割り込みベクタに対応づけられた複数の割り込み要因の中から、割り込み要求を発生させた前記割り込み要因を特定し、前記割り込み要求に応じた割り込み処理を実行する情報処理装置の割り込み制御方法であって、
    複数の割り込み要因ごとに割り込み要求が発生したか否かを示すフラグ値をそれぞれ複数のレジスタに格納し、
    割り込み要求を発生させた前記割り込み要因に対応づけられる前記割り込みベクタを検出し、
    前記レジスタに格納された前記フラグ値のうち、前記検出した割り込みベクタに対応づけられる前記割り込み要因の前記フラグ値を選択して記憶手段に格納し、
    前記記憶手段に格納された前記フラグ値を読み出し、
    前記読み出したフラグ値に基づいて前記割り込み要求を発生させた前記割り込み要因を特定すること、
    を特徴とする情報処理装置の割り込み制御方法。
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