JP4196838B2 - 車載システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の機器がネットワークに接続されて動作する車載システムに関する。
従来、単独で動作する機器を車両に搭載された車内LANによって接続した車載システムが公知である。
例えば、特許文献1の車載システムでは、カーナビゲーションユニットやTVユニット等の単独で動作するローカルユニットと、前述の各ローカルユニットの通信を管理する管理ユニットとが車内LANに接続される。管理ユニットは、システムの起動時において、各ローカルユニットのノードIDと、当該ローカルユニットが次にトークンを渡すローカルユニットを示すネクストIDとを割り当てたデータベースを作成するとともに、割り当てたノードIDとネクストIDとを各ローカルユニットに対して通知する。その後、管理ユニットと各ローカルユニットとは、割り当てられたノードID及びネクストIDを利用し、公知のトークンパッシング方式で通信を行うことにより、地図描画や経路誘導案内を行ったり、表示画面の切り替えを行ったりする。
特開平11−4241
従来システムでは、単独で動作する機器をネットワークに接続して動作させることを念頭に置いており、ネットワークに接続された機器が協調動作する場合については考慮されていない。
例えば、エンジンの動作を制御するエンジンECUは、カーエアコンの動作を制御するエアコンECUとの通信が可能である場合、すなわち、カーエアコンが車両に搭載されている場合には、エンジンの回転数を大きくするよう調整し、カーエアコンの負荷によってエンジンが停止するのを防止する。前述の協調動作は、エンジンECUがエアコンECUと通信できなくなった場合でも、カーエアコンが車両から取り外されない限りは行う必要がある。なぜなら、エンジンECUとエアコンECUとが通信できなくとも、カーエアコンが車両から取り外されていない場合には、当該カーエアコンが動作中である可能性があり、エンジン回転数の調整を中止すると、エンジンへの負荷が大きくなり過ぎてエンジンが停止してしまう可能性があるためである。すなわち、ネットワークに接続された複数の機器が協調動作する場合、前述の各機器は、他の機器がネットワークに接続されているのに通信できない状態であるのか否か、言い換えれば、他の機器の動作状態が異常であるか否かを把握することが重要となる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ネットワークに接続された複数の機器の各々が、他の機器の動作状態が異常であるか否かを把握できる車載システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車載システムは、ネットワーク上の所定の接続ポートに接続されて通信を行うローカルユニットが複数設けられ、当該ネットワークの通信を管理する管理ユニットを備える車載システムであって、複数のローカルユニットの各々は、当該ローカルユニットを識別するための接続ポート情報と、当該ローカルユニットと隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されているか否かを示す隣接ポート情報とを、管理ユニットへ送信し、管理ユニットは、受信したローカルユニットの接続ポート情報と、受信した隣接ポート情報とを照合し、隣接ポート情報に、接続ポート情報に含まれない接続ポートのローカルユニットが含まれる場合には、当該ローカルユニットの動作状態は異常であると、ネットワークに接続されたローカルユニットの各々に対して通知することを特徴とする。
このように、本発明の車載システムでは、管理ユニットは、受信したローカルユニットの接続ポート情報と、受信した隣接ポート情報とを照合する。接続ポート情報に含まれない接続ポートのローカルユニットが隣接ポート情報に含まれる場合には、管理ユニットは、当該ローカルユニットの動作状態は異常であると、ネットワークに接続されたローカルユニットの各々に対して通知する。これにより、ネットワークに接続された複数のローカルユニットの各々は、他のローカルユニットの動作状態が異常であるか否かを把握することができる。言い換えれば、ネットワークに接続された複数のローカルユニットの各々は、他のローカルユニットと通信ができない場合に、当該ローカルユニットの動作状態が異常であるのか、それとも、当該ローカルユニットが車両に搭載されていないのかを把握することができる。
請求項2に記載のように、管理ユニットは、受信したローカルユニットの接続ポート情報の各々から、当該ローカルユニットを登録したリストを作成し、受信した隣接ポート情報に、リストに未登録のローカルユニットの接続ポート情報が含まれるか否かを検索することにより、照合動作を行うことが望ましい。これにより、動作状態が異常であるローカルユニットの照合動作を確実に行うことができる。
請求項3に記載のように、複数のローカルユニットの各々は、当該ローカルユニットの接続ポート情報を管理ユニットへ周期的に送信するものであり、管理ユニットは、受信したローカルユニットの接続ポート情報から、照合動作及び通知動作を周期的に行うことが望ましい。これにより、管理ユニットは、本車載システムの動作中において、その動作状態が異常となったローカルユニットを、ネットワークに接続されたローカルユニットの各々に対して通知することができる。
請求項4に記載のように、複数のローカルユニットの各々は、隣接ポート情報を管理ユニットへ周期的に送信するものであり、管理ユニットは、隣接ポート情報の各々を受信する毎に、照合動作及び通知動作を行うことが望ましい。これにより、本車載システムの動作中において、いずれかのローカルユニットが接続ポートから取り外されたり、新たなローカルユニットが接続ポートに取り付けられても、当該ローカルユニットに対する照合動作および通知動作を確実に行うことができる。
請求項5に記載のように、複数のローカルユニットの各々は、隣接する接続ポートにローカルユニットが脱着された場合に、隣接ポート情報を管理ユニットへ送信するものであり、管理ユニットは、隣接ポート情報の各々を受信する毎に、照合動作及び通知動作を行うこととしても良い。これにより、複数のローカルユニットの各々は、隣接する接続ポートに接続されたローカルユニットが取り外されたり、新たなローカルユニットが取り付けられた場合にのみ、管理ユニットへ隣接ポート情報を送信することとなる。そのため、前述したような、隣接ポート情報を周期的に管理ユニットへ送信する場合と比較して、ネットワークにかかる負荷を低減することができる。
請求項6に記載のように、管理ユニットは、受信した接続ポート情報の各々から識別されるローカルユニットの動作状態は正常であると、ネットワークに接続されたローカルユニットの各々に対して通知することが望ましい。管理ユニットが受信した接続ポート情報の各々から識別されるローカルユニットは、管理ユニットとの通信を行うことができたわけであり、その動作状態は正常であると判断できるためである。
請求項7に記載のように、複数のローカルユニットの各々は、通信すべきローカルユニットの動作状態によって異なる動作を行うものであり、管理ユニットから、通信すべきローカルユニットの動作状態が異常であることを通知されると、複数のローカルユニットの各々は、その動作を、当該ローカルユニットの動作状態が異常である場合の動作に変更することが望ましい。これにより、複数のローカルユニットの各々は、通信すべきローカルユニットの動作状態が異常となった場合、すなわち、協調動作すべきローカルユニットの動作状態が異常となった場合にも、適切に動作することができる。
請求項8に記載のように、ネットワーク上の接続ポートの各々に対し、隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されたか否かを検出する検出ラインを設け、複数のローカルユニットの各々は、隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されたか否かを検出ラインによって検出し、当該検出結果を隣接ポート情報として、管理ユニットへと送信することが望ましい。これにより、複数のローカルユニットの各々は、前述の検出ラインを利用して、隣接する接続ポートに所定のローカルユニットが接続されているか否かを確実に検出することができる。
請求項9に記載のように、検出ラインには、隣接する接続ポートにローカルユニットが物理的に接続されると接続信号が出力され、複数のローカルユニットの各々は、検出ラインに接続信号が出力されたか否かを検出することで、隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されたか否かを検出することが望ましい。これにより、複数のローカルユニットの各々は、隣接する接続ポートに接続されたローカルユニットと通信を行わずとも、当該ローカルユニットが接続ポートに接続されているか否かを検出することができる。
請求項10に記載のように、検出ラインは、管理ユニットが接続される接続ポートにも設けられるものであり、管理ユニットは、隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されているか否かを検出することが望ましい。これにより、例えば管理ユニットに隣接する接続ポートが1つしかない場合でも、当該接続ポートにローカルユニットが接続されているか否かを、管理ユニット自身が検出することができる。
請求項11に記載のように、管理ユニットは、複数のローカルユニットのうちのいずれかが兼ねることが望ましい。これにより、管理ユニットを個別に設ける必要がなく、設計面およびコスト面から好ましい。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における車載システムの全体構成を示すブロック図である。本車載システムは、エンジン制御装置2、カーエアコン3、オートクルーズ装置4と、前述の各装置の通信を管理する通信管理ECU1とが、車両に搭載された車内LAN10に接続された構成となっており、公知のCSMA/CD方式によって通信が行われる。
はじめに、本車載システムのネットワーク構成について説明する。
図1に示す車内LAN10には、エンジン制御装置2に設けられたエンジンECU21、カーエアコン3に設けられたエアコンECU31、オートクルーズ装置4に設けられたクルーズECU41の各々を接続するための、3つの接続ポートが設けられる。前述の各接続ポートには、車内LAN10における通信上の識別番号(以下、識別番号とする)が予め割り振られており、所定のECUのみが接続可能となっている。すなわち、図2に示すように、エンジンECU21は、識別番号2が割り振られたエンジンECU接続ポート22に接続され、エアコンECU31は、識別番号3が割り振られたエアコンECU接続ポート32に接続される。また、クルーズECU41は、識別番号4が割り振られたクルーズECU接続ポート42に接続される。なお、通信管理ECU1が接続される通信管理ECU接続ポート11には、識別番号1が割り振られる。
さらに、前述の各接続ポートには、定電圧端子51、接続信号出力端子52、接続信号入力端子53の、3つの端子が設けられる(図3参照)。定電圧端子51は、図示しない車載バッテリと接続されており、所定電圧Vccを常時出力する端子である。接続信号出力端子52は、当該端子が設けられた接続ポートに所定のECUが物理的に接続されると、定電圧端子51との間で短絡され、定電圧端子51から出力される所定電圧Vccを接続信号として出力する端子である。接続信号入力端子53は、当該端子が設けられた接続ポートの右隣の接続ポートに設けられた接続信号出力端子52と、接続確認ライン54によって接続され、接続確認ライン54に出力された接続信号を入力する端子である。なお、クルーズECU接続ポート42には、定電圧端子51および接続信号出力端子52のみが設けられ、接続信号入力端子53は設けられない。また、通信管理ECU1の接続ポートには、接続信号入力端子53のみが設けられ、定電圧端子51および接続信号出力端子52は設けられない。
次に、エンジンECU21、エアコンECU31、通信管理ECU1の各々が内蔵する検出回路6について説明する。
検出回路6は、並列に接続された抵抗A61及び抵抗B62と、信号変換器63とから構成され、前述の各ECUが接続ポートに接続されると、当該接続ポートに設けられた接続信号入力端子53と導通される(図3参照)。抵抗A61の大きさは、抵抗B62の大きさと比較して極めて小さく設定されており、接続信号入力端子53から接続信号が入力されると、信号変換器63に所定電圧Vccが印加される。接続信号入力端子53に接続信号が入力されていない場合は、信号変換器63に0Vが印加される。信号変換器63は、所定電圧Vccが印加されると接続確認信号を出力し、0Vが印加されると非接続信号を出力する。接続確認ライン54に出力された接続信号を検出回路6によって検出することで、エンジンECU21、エアコンECU31、通信管理ECU1の各々は、隣接する接続ポートのECUと通信を行うことなく、当該ECUが隣接する接続ポートに物理的に接続されているか否かを確実に検出できる。
次に、車内LAN10に接続されたエンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41、通信管理ECU1の各々の動作について説明する。
図1に示すエンジンECU21は、図示しないアクセルペダルの踏み込み度合いに応じて、図示しないインジェクタやイグナイタの動作を制御し、図示しないエンジンへの燃料噴射量やエンジンの点火間隔を操作して、エンジンの回転数を制御する。さらに、エンジンECU21は、所定時間毎に、識別番号2を通信管理ECU1へと送信する。その際、エンジンECU21は、内蔵された検出回路6から出力される信号をチェックし、接続確認信号が出力されている場合には、識別番号3を隣接ポート情報として取得し、通信管理ECU1へと送信する。非接続信号が出力されている場合には、識別番号0を隣接ポート情報として取得し、通信管理ECU1へと送信する。
また、エンジンECU21は、通信管理ECU1から所定時間毎に送信される接続ECUリストを受信し(図4参照)、当該接続ECUリストの登録内容に応じて、エンジン回転数の調整を行う。具体的には、受信した接続ECUリストにエアコンECU31が登録されており、かつ、その通信状況(動作状態)が「通信可能」(正常)となっている場合、エンジンECU21は、エアコンECU31との協調動作が可能であると判断し、エアコンECU31と通信を行う。そして、エアコンECU31から送信される負荷信号を受信し、当該負荷信号が示す負荷に応じて、エンジン回転数の調整を行う。さらに、図示しない車速センサのセンサ出力により、車両の減速を察知した場合には、エアコンECU31に蓄冷要求信号を送信することも行う。一方、受信した接続ECUリストにおいて、エアコンECU31が登録されているものの、その通信状況が「通信障害発生」(異常)となっている場合、エンジンECU21は、エアコンECU31と通信できないが、カーエアコン3は動作中の可能性があると判断し、エンジン回転数を所定量だけ大きくするよう調整する。受信した接続ECUリストにエアコンECU31が未登録である場合、エンジンECU21は、車両にカーエアコン3が搭載されていないものと判断し、エンジン回転数の調整を行わない。
さらに、エンジンECU21は、受信した接続ECUリストにおいて、クルーズECU41が登録されており、かつ、その通信状況が「通信可能」となっている場合には、クルーズECU41と通信を行い、クルーズECU41から出力される速度制御信号に応じて、エンジン回転数を制御する。一方、受信した接続ECUリストにおいて、クルーズECU41が登録されているものの、その通信状況が「通信障害発生」となっている場合や、受信した接続ECUリストにクルーズECU41が未登録である場合には、エンジンECU21は、前述のエンジン回転数の制御を行わない。
エアコンECU31は、カーエアコン3に設けられた図示しない操作キーによって設定された温度と、車室内の温度とが一致するよう、カーエアコン3に搭載された図示しないコンプレッサーを動作させる。さらに、エアコンECU31は、所定時間毎に、識別番号3を通信管理ECU1へと送信する。その際、エアコンECU31は、内蔵された検出回路6から出力される信号をチェックし、接続確認信号が出力されている場合には、識別番号4を隣接ポート情報として取得し、通信管理ECU1へと送信する。非接続信号が出力されている場合には、識別番号0を隣接ポート情報として取得し、通信管理ECU1へと送信する。
また、エアコンECU31は、通信管理ECU1から所定時間毎に送信される接続ECUリストを受信し(図4参照)、当該接続ECUリストの登録内容に応じて、コンプレッサーの動作を制御する。具体的には、受信した接続ECUリストにおいて、エンジンECU21が登録されており、かつ、その通信状況が「通信可能」となっている場合、エアコンECU31は、エンジンECU21との協調動作が可能であると判断し、エンジンECU21と通信を行う。そして、コンプレッサーによるエンジン負荷を示す負荷信号をエンジンECU21へと送信する。また、エンジンECU21から蓄冷要求信号を受信すると、コンプレッサーをフル駆動し、車両が減速する際の余分な駆動力を利用して蓄冷処理を行う。一方、受信した接続ECUリストにおいて、エンジンECU21が登録されているものの、その通信状況が「通信障害発生」となっている場合や、受信した接続ECUリストにエンジンECU21が未登録である場合には、エアコンECU31はエンジンECU21との通信を行わず、単独で動作する。
クルーズECU41は、通信管理ECU1から所定時間毎に送信される接続ECUリストを受信し(図4参照)、当該接続ECUリストの登録内容に応じて、車両の自動走行の可否を判別して動作する。具体的には、クルーズECU41は、オートクルーズ装置4に設けられた図示しない自動走行スイッチが押されると、受信した接続ECUリストを参照する。受信した接続ECUリストにエンジンECU21が登録されており、かつ、その通信状況が「通信可能」となっている場合には、クルーズECU41は、エンジンECU21との協調動作が可能であると判断し、エンジンECU21と通信を行う。そして、オートクルーズ装置4の図示しない操作キーによって設定された走行速度や車間距離に従って車両を自動走行させるための速度制御信号を、エンジンECU21へと送信する。一方、受信した接続ECUリストにおいて、エンジンECU21が登録されているものの、その通信状況が「通信障害発生」となっている場合や、受信した接続ECUリストにエンジンECU21が未登録である場合には、クルーズECU41は、車両の自動走行ができない旨の音声案内及び警告画面を、オートクルーズ装置4が有する図示しないスピーカ及び表示画面へと出力し、ユーザーに通知する。
また、クルーズECU41は、所定時間毎に、識別番号4を通信管理ECU1へと送信することも行う。
通信管理ECU1は、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUから所定時間毎に送信される識別番号及び隣接ポート情報を受信するとともに、内蔵された検出回路6から出力される信号をチェックして、隣接ポート情報を取得する。そして、受信した識別番号および隣接ポート情報の各々と、取得した隣接ポート情報とから、接続ECUリストを作成し、前述の通信可能なECUへと送信する。
具体的には、通信管理ECU1は、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUから所定時間毎に送信される識別番号及び隣接ポート情報を受信する。その際、通信管理ECU1は、内蔵された検出回路6から出力される信号をチェックし、接続確認信号が出力されている場合には、識別番号2を隣接ポート情報として取得する。非接続信号が出力されている場合には、識別番号0を隣接ポート情報として取得する。そして、図5(a)に示すように、受信した識別番号の各々に対応するECUを登録するとともに、その通信状況を「通信可能」とした仮リストを作成する。次に、受信および取得した隣接ポート情報の各々の示す識別番号に対応するECUが、前述の仮リストに登録されているか否かを識別する。登録されていないECUが識別された場合には、通信管理ECU1は、当該ECUを前述の仮リストに追加登録し(図5(b))、その通信状況を「通信障害発生」とする(図5(c))。なお、隣接ポート情報が識別番号0であるものに関しては、前述の仮リストに登録されているか否かの識別は行わない。こうして作成された仮リストを接続ECUリストとして、前述の通信可能なECUへと送信する。
終端抵抗7は、例えばシリース抵抗を備え、車内LAN10の終端に取り付けられるとともに、車内LAN10の終端で発生する信号反射を抑制する。終端抵抗に関しては、シリース抵抗にレギュレータを組み合わせても良い。
図6は、本実施形態の車載システムにおいて、エンジンECU21が接続ECUリストを取得する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、所定時間毎に実行される。
ステップ601では、エンジンECU21は、識別番号2を通信管理ECU1へ送信する。ステップ602では、内蔵する検出回路6から出力される信号をチェックする。接続確認信号が出力されている場合は、ステップ603へ進む。非接続信号が出力されている場合は、ステップ604へ進む。
ステップ603では、エアコンECU接続ポート32の識別番号3を隣接ポート情報として取得し、ステップ605へ進む。一方、ステップ604では、識別番号0を隣接ポート情報として取得し、ステップ605へ進む。
ステップ605では、ステップ603またはステップ604で取得した隣接ポート情報を通信管理ECU1へと送信し、ウェイトする。ステップ606では、通信管理ECU1から送信された接続ECUリストを受信して、取得する。
なお、エアコンECU31が接続ECUリストを取得する処理に関しては、前述のフローチャートの処理において、識別番号2を通信管理ECU1へと送信するステップを、識別番号3を通信管理ECU1へと送信するステップに変更するとともに、識別番号3を隣接ポート情報として取得するステップを、識別番号4を隣接ポート情報として取得するステップに変更すれば良いため、説明を省略する。
また、クルーズECU41が接続ECUリストを取得する処理に関しては、前述のフローチャートの処理において、識別番号2を通信管理ECU1へと送信するステップを、識別番号4を通信管理ECU1へと送信するステップに変更するとともに、ステップ602〜605の処理を削除すれば良いため、説明を省略する。
図7は、本実施形態の車載システムにおいて、通信管理ECU1が接続ECUリストを作成し、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41の各々へ送信する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、所定時間毎に実行される。
ステップ701では、通信管理ECU1は、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUから識別番号を受信する。ステップ702では、ステップ701で受信した識別番号の各々に対応するECUを登録するとともに、その通信状況を「通信可能」とした仮リストを作成する。受信した識別番号の各々に対応するECUは、通信可能であることが明らかであるためである。
ステップ703では、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUから隣接ポート情報を受信する。ステップ704では、内蔵する検出回路6から出力される信号をチェックする。接続確認信号が出力されている場合は、ステップ705へ進む。非接続信号が出力されている場合は、ステップ706へ進む。
ステップ705では、識別番号2を隣接ポート情報として取得し、ステップ707へ進む。一方、ステップ706では、識別番号0を隣接ポート情報として取得する。
ステップ707では、ステップ703で受信した隣接ポート情報の各々、及び、ステップ705またはステップ706で取得した隣接ポート情報のうちの、いずれか1つを取り出す。ステップ708では、ステップ707で取り出した隣接ポート情報の識別番号が0か否かを判定する。識別番号が0であった場合は、ステップ711へ進む。そうでない場合は、ステップ709へ進む。
ステップ709では、ステップ707で取り出した隣接ポート情報の識別番号に対応するECUが、ステップ702で作成した仮リストに未登録であるか否かを判定する。未登録であった場合は、ステップ710へ進み、当該識別番号に対応するECUを前述の仮リストに登録し、その通信状況を「通信障害発生」とする。既に登録されている場合は、ステップ711へ進む。
ステップ711では、ステップ703で受信した隣接ポート情報、及び、ステップ705またはステップ706で取得した隣接ポート情報を全て取り出したか否かを判定する。全て取り出した場合は、ステップ712へ進む。未だ取り出していない隣接ポート情報がある場合は、ステップ707へ戻り、上述の処理を繰り返す。
ステップ712では、上述の処理で作成された仮リストを接続ECUリストとし、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうちの、通信可能なECUへと送信して、処理を終了する。これにより、本車載システムの動作中に、いずれかのECUに通信障害(異常)が発生した場合でも、前述の各ECUは、通信管理ECU1から送信された接続ECUリストから、いずれのECUに通信障害が発生したかを確実に察知できる。
次に、エンジンECU21とエアコンECU31とが協調動作する具体例を説明する。ここでは、エンジンECU21がエンジンのアイドリング回転数を調整する例と、エンジンECU21がエアコンECU31に蓄冷要求を行う例とを示す。
図8は、本実施形態の車載システムにおいて、エンジンECU21がエンジンのアイドリング回転数を調整する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、エンジンの作動中に車両が停止すると実行される。
ステップ801では、エンジンECU21は、接続ECUリストにエアコンECU31が登録されているか否か、すなわち、車両にカーエアコン3が搭載されているか否かを判定する。エアコンECU31が接続ECUリストに登録されている場合は、ステップ802へ進む。エアコンECU31が接続ECUリストに未登録である場合や、エンジンECU21が接続ECUリストを受信できていない場合には、処理を終了する。
ステップ802では、接続ECUリストにおいて、エアコンECU31の通信状況が「通信可能」となっているか否か、すなわち、エアコンECU31の動作状態が正常であるか否かを判定する。「通信可能」となっている場合は、ステップ803へ進む。「通信障害発生」となっている場合は、ステップ806へ進む。
ステップ803では、エアコンECU31と通信を行い、負荷信号を受信する。ステップ804では、ステップ803で受信した負荷信号から、カーエアコン3の負荷が所定量よりも大きいか否かを判定する。カーエアコン3の負荷が所定量よりも大きい場合は、ステップ805で進む。カーエアコン3の負荷が所定量よりも小さい場合は、ステップ806へ進む。
ステップ805では、エンジンのアイドリング回転数が200回転だけ大きくなるよう調整し、処理を終了する。ステップ806では、エンジンのアイドリング回転数が100回転だけ大きくなるよう調整し、処理を終了する。
図9は、本実施形態の車載システムにおいて、エンジンECU21がエアコンECU31に蓄冷要求を行う処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、エンジンECU21が、図示しない車速センサからの出力により、車両の減速を察知すると実行される。
ステップ901では、エンジンECU21は、接続ECUリストにエアコンECU31が登録されているか否か、すなわち、車両にカーエアコン3が搭載されているか否かを判定する。エアコンECU31が接続ECUリストに登録されている場合は、ステップ902へ進む。エアコンECU31が接続ECUリストに未登録である場合や、エンジンECU21が接続ECUリストを受信できていない場合には、処理を終了する。
ステップ902では、接続ECUリストにおいて、エアコンECU31の通信状況が「通信可能」となっているか否か、すなわち、エアコンECU31の動作状態が正常であるか否かを判定する。「通信可能」となっている場合は、ステップ903へ進む。「通信障害発生」となっている場合は、処理を終了する。
ステップ903では、エアコンECU31へ蓄冷要求信号を送信する。これにより、エアコンECU31はコンプレッサーをフル駆動し、車両が減速する際の余分な駆動力を利用して蓄冷処理を行う。その後、車両が停止または加速すると、エンジンECU21はエアコンECU31へ蓄冷終了信号を送信し、蓄冷処理を終了させる。
次に、エンジンECU21とクルーズECU41とが協調動作する具体例を説明する。ここでは、クルーズECU41がエンジンECU21へ速度制御信号を送信する例を示す。
図10は、本実施形態の車載システムにおいて、クルーズECU41がエンジンECU21に速度制御信号を送信する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、オートクルーズ装置4に設けられた図示しない自動走行スイッチが押されると実行される。
ステップ101では、クルーズECU41は、接続ECUリストにエンジンECU21が登録されているか否か、すなわち、車両にエンジン制御装置2が搭載されているか否かを判定する。エンジンECU21が接続ECUリストに登録されている場合は、ステップ102へ進む。エンジンECU21が接続ECUリストに未登録である場合や、クルーズECU41が接続ECUリストを受信できていない場合には、ステップ104へ進む。
ステップ102では、接続ECUリストにおいて、エンジンECU21の通信状況が「通信可能」となっているか否か、すなわち、エンジンECU21の動作状態が正常であるか否かを判定する。「通信可能」となっている場合は、ステップ103へ進む。「通信障害発生」となっている場合は、ステップ104へ進む。
ステップ103では、エンジンECU21への速度制御信号の送信を開始して、処理を終了する。これにより、設定された走行速度や車間距離に従った車両の自動走行が開始される。ステップ104では、車両の自動走行ができない旨の音声案内及び警告画面を、オートクルーズ装置4のスピーカ及び表示画面へと出力し、ユーザーに通知する。
このように、本実施形態の車載システムでは、通信管理ECU1は、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUから識別番号及び隣接ポート情報を受信する。さらに、隣接するエンジンECU21に関する隣接ポート情報を取得する。そして、受信した識別番号及び隣接ポート情報の各々と、取得した隣接ポート情報とから、接続ECUリストを作成し、前述の通信可能なECUへと送信する。これにより、前述の各ECUは、協調動作を行う相手方のECUに通信障害が発生したか否か(動作状態が異常であるか否か)を把握できる。言い換えれば、協調動作する相手方のECUと通信できない場合でも、当該ECUに通信障害が発生したのか、それとも、当該ECUを備える装置が車両に搭載されていないのかを把握できる。また、協調動作する相手方のECUに通信障害が発生した場合でも、適切な動作を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態の車載システムでは、前述の実施形態において通信管理ECU1が行う処理を、エンジンECU21が行う(兼ねる)点が、前述の第1の実施形態と異なる。
図11は、本発明の第2の実施形態における車載システムの全体構成を示すブロック図である。
本実施形態のエンジンECU21は、前述した第1の実施形態の機能に加え、前述した第1の実施形態において通信管理ECU1が行う、接続ECUリストの作成および送信処理も行う。具体的には、エンジンECU21は、エアコンECU31及びクルーズECU41のうち、通信可能なECUから所定時間毎に送信される識別番号及び隣接ポート情報を受信する。その際には、内蔵された検出回路6から出力される信号をチェックし、隣接ポート情報を取得する。そして、受信した識別番号および隣接ポート情報の各々と、取得した隣接ポート情報とから、接続ECUリストを作成し、前述の通信可能なECUへと送信する。
その他の構成・動作に関しては、前述した第1の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図12は、本実施形態の車載システムにおいて、エンジンECU21が接続ECUリストを作成し、エアコンECU31及びクルーズECU41へと送信する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、前述の図7のフローチャートの処理において、識別番号2を隣接ポート情報として取得するステップに代えて、識別番号3を隣接ポート情報として取得するステップを設ける。言い換えれば、ステップ1205以外の処理は、前述の図7のフローチャートの処理と同様であり、説明を省略する。
このように、本実施形態の車載システムでは、接続ECUリストの作成および送信処理をエンジンECU21が行う。これにより、通信管理ECU1を個別に設ける必要がなく、設計面およびコスト面から好ましい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態の車載システムでは、通信管理ECU1は、接続ECUリストを毎回新たに作成し、通信可能なECUへと送信するのではなく、前回送信した接続ECUリストに更新処理を施し、通信可能なECUへと送信する点が、前述の第1の実施形態と異なる。
本実施形態のエンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41の各々は、所定時間毎に、通信管理ECU1へ識別番号を送信する。さらに、前述の各ECUは、内蔵された検出回路6から出力される信号を常時監視する。検出回路6から出力される信号が、非接続信号から接続確認信号へと変化した場合、前述の各ECUは、隣接する接続ポートの識別番号を隣接ポート情報として取得し、当該隣接ポート情報に取付情報を付加して、通信管理ECU1へと送信する。また、検出回路6から出力される信号が、接続確認信号から非接続信号へと変化した場合には、前述の各ECUは、隣接する接続ポートの識別番号を隣接ポート情報として取得し、当該隣接ポート情報に取外情報を付加して、通信管理ECU1へと送信する。
本実施形態の通信管理ECU1は、前回送信した接続ECUリストを記憶しており、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUから所定時間毎に送信される識別番号を受信すると、記憶した接続ECUリストの更新を行う。具体的には、通信管理ECU1は、接続ECUリストに登録されたECUのうち、受信した識別番号の各々に対応するECUに関しては、その通信状況を「通信可能」に変更する。さらに、受信した識別番号に対応するECUが接続ECUリストに未登録の場合には、当該ECUを接続ECUリストに追加し、その通信状況を「通信可能」とする。また、接続ECUリストに登録されたECUのうち、当該ECUに対応する識別番号を受信できなかったものに関しては、その通信状況を「通信障害発生」に変更する。
また、通信管理ECU1は、内蔵する検出回路6から出力される信号を常時監視する。検出回路6から出力される信号が、非接続信号から接続確認信号へと変化した場合、通信管理ECU1は、隣接する接続ポートの識別番号を隣接ポート情報として取得し、当該隣接ポート情報に取付情報を付加する。また、検出回路6から出力される信号が、接続確認信号から非接続信号へと変化した場合には、通信管理ECU1は、隣接する接続ポートの識別番号を隣接ポート情報として取得し、当該隣接ポート情報に取外情報を付加する。
そして、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41から隣接ポート情報を受信した場合や、検出回路6から出力される信号の変化によって隣接ポート情報を取得した場合には、通信管理ECU1は接続ECUリストの更新処理を行う。具体的には、受信または取得した隣接ポート情報に取付情報が付加されている場合、通信管理ECU1は、当該隣接ポート情報の示す識別番号に対応するECUを接続ECUリストに登録し、その通信状況を「通信障害発生」とする。受信した隣接ポート情報に取外情報が付加されている場合、通信管理ECU1は、接続ECUリストに登録されたECUのうち、当該隣接ポート情報の識別番号に対応するECUを削除する。
なお、上述の処理によって接続ECUリストの更新処理が行われると、通信管理ECU1は、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUへ更新した接続ECUリストを送信する。また、送信した接続ECUリストを記憶することも行う。
その他の構成・動作に関しては、前述の第1の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図13は、本実施形態の車載システムにおいて、通信管理ECU1が識別番号に基づいて接続ECUリストを更新する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、所定時間毎に実行される。
ステップ131では、通信管理ECU1は、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUから識別番号を受信する。ステップ132では、ステップ131で受信した識別番号のうち、いずれか1つを取り出す。
ステップ133では、ステップ132で取り出した識別番号に対応するECUが、接続ECUリストに未登録であるか否かを判定する。未登録であった場合は、ステップ134へ進む。既に登録されている場合は、ステップ135へ進む。
ステップ134では、ステップ132で取り出した識別番号に対応するECUを接続ECUリストに登録し、その通信状況を「通信可能」として、ステップ136へ進む。ステップ135では、接続ECUリストに登録されたECUのうち、ステップ132で取り出した識別番号に対応するECUの通信状況を、「通信可能」に変更する。
ステップ136では、ステップ131で受信した識別番号を全て取り出したか否かを判定する。全て取り出した場合は、ステップ137へ進む。未だ取り出していない識別番号がある場合は、ステップ132へ戻り、上述の処理を繰り返す。
ステップ137では、接続ECUリストに登録されたECUのうち、対応する識別番号が受信できなかったECUの通信状況を「通信障害発生」に変更する。ステップ138では、更新された接続ECUリストを、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうちの、通信可能なECUへと送信する。
図14は、本実施形態の車載システムにおいて、通信管理ECU1が隣接ポート情報に基づいて接続ECUリストを更新する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、通信管理ECU1が隣接ポート情報を受信または取得するたびに実行される。
ステップ141では、受信または取得した隣接ポート情報に対し、取付情報または取外情報のいずれが付加されているかを判定する。取付情報が付加されている場合には、ステップ142へ進む。取外情報が付加されている場合には、ステップ143へ進む。
ステップ142では、受信した隣接ポート情報の識別番号に対応するECUを、接続ECUリストへ登録し、その通信状況を「通信障害発生」とする。ステップ143では、受信した隣接ポート情報の識別番号に対応するECUを、接続ECUリストから削除する。
ステップ144では、更新された接続ECUリストを、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうちの、通信可能なECUへと送信する。
このように、本実施形態の車載システムでは、通信管理ECU1は、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41のうち、通信可能なECUから所定時間毎に識別番号を受信し、受信した識別情報の各々に基づいて接続ECUリストの更新処理を行う。また、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41から隣接ポート情報を受信した場合や、検出回路6から出力される信号の変化によって隣接ポート情報を取得した場合にも、接続ECUリストの更新処理を行う。これにより、隣接ポート情報を所定時間毎に通信管理ECU1へと送信する場合と比較して、車内LAN10のネットワーク負荷を低減することができる。もちろん、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41の各々は、通信管理ECU1から送信された接続ECUリストから、協調動作を行う相手方のECUの通信状況を把握し、適切に動作することもできる。
前述の各実施形態では、エンジンECU21、エアコンECU31、クルーズECU41が車内LAN10に接続され、協調動作を行った。しかしながら、これ以外にも、例えばオーディオ機器やワイパー制御機器のECUを車内LAN10に接続し、協調動作を行わせても良い。
また、前述の各実施形態の車載システムは、それぞれ単独で用いても十分な効果が得られる。しかしながら、これらを組み合わせて用いることで、さらに十分な効果を得ることができる。
最後に、前述した各実施形態の車載システムは、鉄道や航空機に搭載した場合でも好適に利用できる。しかしながら、最も好適であるのは、車両に搭載した場合であることを言及しておく。
本発明の第1の実施形態における車載システムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の車載システムにおいて、各ECUの接続ポートと車内LANとの接続構成を示す図である。 第1の実施形態の車載システムにおいて、エンジンECUとエアコンECUとの接続構成を示す図である。 第1の実施形態の車載システムにおいて、通信管理ECUが作成する接続ECUリストの一例を示す図である。 第1の実施形態の車載システムにおいて、通信管理ECUが接続ECUリストを作成する過程の一例を示す図である。 第1の実施形態の車載システムにおいて、エンジンECUが接続ECUリストを取得する処理に関するフローチャートである。 第1の実施形態の車載システムにおいて、通信管理ECUが接続ECUリストを作成し、エンジンECU、エアコンECU、クルーズECUの各々へ送信する処理に関するフローチャートである。 第1の実施形態の車載システムにおいて、エンジンECUがエンジンのアイドリング回転数を調整する処理に関するフローチャートである。 第1の実施形態の車載システムにおいて、エンジンECUがエアコンECUに蓄冷要求を行う処理に関するフローチャートである。 第1の実施形態の車載システムにおいて、クルーズECUがエンジンECUに速度制御信号を送信する処理に関するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における車載システムの全体構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の車載システムにおいて、エンジンECUが接続ECUリストを作成し、エアコンECU及びクルーズECUへと送信する処理に関するフローチャートである。 第3の実施形態の車載システムにおいて、通信管理ECUが識別番号に基づいて接続ECUリストを更新する処理に関するフローチャートである。 第3の実施形態の車載システムにおいて、通信管理ECUが隣接ポート情報に基づいて接続ECUリストを更新する処理に関するフローチャートである。
符号の説明
1…通信管理ECU
10…車内LAN
2…エンジン制御装置
21…エンジンECU
22…エンジンECU接続ポート
3…カーエアコン
31…エアコンECU
32…エアコンECU接続ポート
4…オートクルーズ装置
41…クルーズECU
42…クルーズECU接続ポート
51…定電圧端子
52…接続信号出力端子
53…接続信号入力端子
6…検出回路
61…抵抗A
62…抵抗B
63…信号変換器
7…終端抵抗

Claims (11)

  1. ネットワーク上の所定の接続ポートに接続されて通信を行うローカルユニットが複数設けられ、当該ネットワークの通信を管理する管理ユニットを備える車載システムであって、
    前記複数のローカルユニットの各々は、当該ローカルユニットを識別するための接続ポート情報と、当該ローカルユニットと隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されているか否かを示す隣接ポート情報とを、前記管理ユニットへ送信し、
    前記管理ユニットは、受信した前記ローカルユニットの接続ポート情報と、受信した前記隣接ポート情報とを照合し、前記隣接ポート情報に、前記接続ポート情報に含まれない接続ポートのローカルユニットが含まれる場合には、当該ローカルユニットの動作状態は異常であると、前記ネットワークに接続されたローカルユニットの各々に対して通知することを特徴とする車載システム。
  2. 前記管理ユニットは、受信した前記ローカルユニットの接続ポート情報の各々から、当該ローカルユニットを登録したリストを作成し、受信した前記隣接ポート情報に、前記リストに未登録のローカルユニットの接続ポート情報が含まれるか否かを検索することにより、前記照合動作を行うことを特徴とする請求項1記載の車載システム。
  3. 前記複数のローカルユニットの各々は、当該ローカルユニットの接続ポート情報を前記管理ユニットへ周期的に送信するものであり、
    前記管理ユニットは、受信した前記ローカルユニットの接続ポート情報から、前記照合動作及び前記通知動作を周期的に行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車載システム。
  4. 前記複数のローカルユニットの各々は、前記隣接ポート情報を前記管理ユニットへ周期的に送信するものであり、
    前記管理ユニットは、前記隣接ポート情報の各々を受信する毎に、前記照合動作及び前記通知動作を行うことを特徴とする請求項1または請求項3記載の車載システム。
  5. 前記複数のローカルユニットの各々は、隣接する接続ポートにローカルユニットが脱着された場合に、前記隣接ポート情報を前記管理ユニットへ送信するものであり、
    前記管理ユニットは、前記隣接ポート情報の各々を受信する毎に、前記照合動作及び前記通知動作を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の車載システム。
  6. 前記管理ユニットは、受信した前記接続ポート情報の各々から識別されるローカルユニットの動作状態は正常であると、前記ネットワークに接続されたローカルユニットの各々に対して通知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の車載システム。
  7. 前記複数のローカルユニットの各々は、通信すべきローカルユニットの動作状態によって異なる動作を行うものであり、
    前記管理ユニットから、通信すべきローカルユニットの動作状態が異常であることを通知されると、前記複数のローカルユニットの各々は、その動作を、当該ローカルユニットの動作状態が異常である場合の動作に変更することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の車載システム。
  8. 前記ネットワーク上の接続ポートの各々に対し、隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されたか否かを検出する検出ラインを設け、
    前記複数のローカルユニットの各々は、隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されたか否かを前記検出ラインによって検出し、当該検出結果を前記隣接ポート情報として、前記管理ユニットへと送信することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の車載システム。
  9. 前記検出ラインには、前記隣接する接続ポートにローカルユニットが物理的に接続されると接続信号が出力され、
    前記複数のローカルユニットの各々は、前記検出ラインに接続信号が出力されたか否かを検出することで、前記隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されたか否かを検出することを特徴とする請求項8記載の車載システム。
  10. 前記検出ラインは、前記管理ユニットが接続される接続ポートにも設けられるものであり、
    前記管理ユニットは、隣接する接続ポートにローカルユニットが接続されているか否かを検出することを特徴とする請求項8または請求項9記載の車載システム。
  11. 前記管理ユニットは、前記複数のローカルユニットのうちのいずれかが兼ねることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の車載システム。
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