JP4196301B2 - ネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクシミリシステム - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクシミリシステム Download PDF

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Description

本発明は、セッション制御プロトコルに基づくセッション制御によって通信路を確立してファクシミリ通信を行なうネットワークファクシミリ装置に関する。
ネットワークファクシミリの通信方式の1つとして、セッション制御プロトコル(SIP…Session Initiation Protocol)を利用し、送受信機間をインターネットなどのネットワークを介してピア・ツゥ・ピアに接続して画像データを伝送するものがある。SIPにおいては、ネットワーク上に配置したSIPサーバと呼ばれるサーバ(実際にはプロキシサーバ、登録サーバ、ロケーションサーバ、リダイレクトサーバなどで構成される)にファクシミリ装置を特定するための識別情報(例えば、公衆回線におけるFAXの電話番号)とIP(Internet Protocol)アドレスとを関連付けて登録しておき、送信機からSIPサーバに対して宛先のFAX番号で接続を要求すると、SIPサーバは送信機から受け取ったFAX番号に対応するIPアドレスを検索し、該IPアドレスを使用して送信機と宛先の受信機との呼接続を行なうようになっている。
また、SIPサーバでは、FAX番号と関連付けて登録しておくIPアドレスを一時的に代替アドレス(リダイレクトアドレス)に設定変更する機能を提供しており、代替アドレスが設定されたFAX番号に対して送信機から接続要求があると、SIPサーバは、現在一時的に代替アドレスが設定されていることおよびその代替アドレスを、リダイレクトレスポンスとして送信機に通知するようになっている。
このような代替アドレスは、送信者の意図に反する宛先である場合がある。そこで、リダイレクトレスポンスが通知された場合に通信を自動的に中断することで、送信者の意図しない端末へファクシミリ送信されることを防止したネットワーク対応ファクシミリ装置がある(たとえば、特許文献1参照。)。さらにこの装置では、送信機側で代替アドレスとして許可する許可アドレスを予め登録しておき、リダイレクトレスポンスで通知された代替アドレスが許可アドレスと一致する場合に限り、この代替アドレスが示す宛先へ自動で転送するようになっている。
特開2005−94662号公報
上記の技術では、リダイレクトレスポンスを受けた場合に、予め設定されている許可アドレスを除き、代替アドレスへは転送しないので、送信者の意図しない宛先への送信が防止される。しかしながら、各FAX番号に関連付けてSIPサーバに登録可能な代替アドレスが1つであるため、リダイレクトレスポンスを受けた送信機側で可能な選択は、その代替アドレスへ転送するか否かの判断に過ぎなかった。このため、たとえ、あるFAX番号の代替機として利用可能な端末がネットワーク上に複数存在する場合でも、送信機側のユーザが複数の代替機の中から転送先を選択するようなことはできなかった。
また、電話機能とファクシミリ機能とを併せ持つ電話機能付きファクシミリ装置の場合、電話用の代替アドレスとファクシミリ用の代替アドレスとが別々に設定されることも考えられる。この場合、リダイレクトレスポンスとして返送されてきた各代替アドレスが電話用の代替アドレスであるのかファクシミリ用の代替アドレスであるのかを送信機側で判別できなければ、ファクシミリ送信を誤って電話機に対して行なってしまう可能性がある。また、元々ファクシミリ送信を行なおうとしていた場合には、リダイレクトレスポンスとして返送されてきた複数の代替アドレスの中からファクシミリ用の代替アドレスが自動的に選択されて送信されると便利である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、リダイレクトレスポンスとして返送されてきた複数の代替アドレスの中で所定の通信種別の宛先を自動選択して送信することのできるネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクシミリシステムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
(1)セッション制御プロトコルに基づき、セッション制御を行なうネットワークファクシミリ装置において、
SIPサーバに対して送信先端末との接続を要求する要求手段と、
前記接続要求に対する応答として、前記送信先端末とは異なる複数の他機の付帯情報を含む特定情報を前記SIPサーバより受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した複数の他機の特定情報の中で、前記送信先端末と同一の付帯情報を含む特定情報を抽出する抽出手段と
を備え、
前記抽出手段で抽出された特定情報が示す宛先を前記送信先端末の代替宛先として通信制御を行なう
ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、1台の受信機側のネットワークファクシミリ装置に対して複数の他機が、通信種別などを示す付帯情報と共に代替機(リダイレクト宛先)として、SIPサーバに登録されている。送信機である当該ネットワークファクシミリ装置からSIPサーバに対して送信先端末(受信側ネットワークファクシミリ装置)との接続を要求すると、該接続要求に対してSIPサーバから複数のリダイレクト宛先の付帯情報を含む特定情報が、リダイレクトレスポンスとして返送される。当該ネットワークファクシミリ装置は、リダイレクトレスポンスにて受信した複数のリダイレクト宛先の中から、送信先端末と同一の付帯情報に該当するものを抽出し、該抽出したリダイレクト宛先を代替の送信先に使用する。
付帯情報は、リダイレクト宛先を選別するための何らなの情報であればよく、通信種別やリダイレクト先の場所情報などがある。
他機の特定情報は、ネットワーク上で該他機を特定するための情報であり、たとえば、IPアドレスや電子メールアドレスなどが使用される。
たとえば、接続要求した送信先端末に対してファクシミリ送信を行なおうとしていた場合は、リダイレクトレスポンスにて受信した複数のリダイレクト宛先の中から、元の宛先(送信先端末)と同一の付帯情報を持つリダイレクト宛先が抽出される。
(2)前記付帯情報は、通信種別を示す情報である
ことを特徴とする(1)に記載のネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、通信種別は、装置が受信可能な通信の種類を示し、たとえば、その装置が通話用の電話機であるのかファクシミリ装置であるのかなどを示す。
(3)前記送信先端末へ送信する予定の画像情報を、前記抽出手段で抽出された特定情報が示す宛先へ送信する
ことを特徴とする(1)または(2)に記載のネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、通信種別などの付帯情報に基づいてリダイレクト宛先が抽出され、送信先端末へ送信する予定の画像情報が、これら抽出したリダイレクト宛先に対して自動送信される。
(4)セッション制御プロトコルに基づきセッション制御を行なう送信側ネットワークファクシミリ装置と受信側ネットワークファクシミリ装置とSIPサーバとを有するネットワークファクシミリシステムにおいて、
前記受信側ネットワークファクシミリ装置は、自機の特定情報と、自機の特定情報と関連付けられた複数の他機の付帯情報を含む特定情報とを前記SIPサーバに送信して登録させ、
前記送信側ネットワークファクシミリ装置は、前記受信側ネットワークファクシミリ装置との接続を前記SIPサーバに要求し、
前記SIPサーバは、前記送信側ネットワークファクシミリ装置から前記受信側ネットワークファクシミリ装置との接続を要求された場合に前記受信側ネットワークファクシミリ装置の特定情報に関連付けて登録されている複数の他機の付帯情報を含む特定情報を前記送信側ネットワークファクシミリ装置に送信し、
前記送信側ネットワークファクシミリ装置は、前記接続要求に対する応答として、前記受信側ネットワークファクシミリ装置とは異なる複数の他機の付帯情報を含む特定情報を前記SIPサーバより受信した場合に、該受信した複数の他機の特定情報の中から前記受信側ネットワークファクシミリ装置と同一の付帯情報を含む特定情報を抽出し、該抽出された特定情報が示す宛先を前記受信側ネットワークファクシミリ装置の代替宛先として通信制御を行なう
ことを特徴とするネットワークファクシミリシステム。
上記発明では、受信側ネットワークファクシミリ装置は自機の特定情報と、自機の特定情報と関連付けられた複数の他機(リダイレクト宛先)の付帯情報を含む特定情報とをSIPサーバに送信して登録させる。送信側ネットワークファクシミリ装置が、受信側ネットワークファクシミリ装置との接続をSIPサーバに要求すると、SIPサーバは、受信側ネットワークファクシミリ装置の代替機として登録されている複数の他機の付帯情報を含む特定情報をリダイレクトレスポンスとして送信側ネットワークファクシミリ装置に送信する。これを受けた送信側ネットワークファクシミリ装置は、リダイレクトレスポンスで通知された複数のリダイレクト宛先の中から受信側ネットワークファクシミリ装置と同一の付帯情報を持つものを抽出し、該抽出したリダイレクト宛先を代替宛先として送信する。
SIPサーバに登録する自機の特定情報とは、セッション制御プロトコルにおいてSIPサーバが当該ネットワークファクシミリ装置を特定するための識別情報であり、たとえば、自機のFAX番号などが使用される。他機の特定情報は、自機と他機とがネットワークを介して直接通信するために他機をネットワーク上で特定するための情報であり、たとえば、IPアドレスや電子メールアドレスなどが使用される。
本発明に係わるネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクシミリシステムによれば、リダイレクトレスポンスとして返送されてきた代替アドレスの中から元の送信先と同一の付帯情報(たとえば、同一の通信種別)を持つリダイレクト宛先を自動的に選択し、代替宛先として使用するので、たとえば、1つのFAX番号に対して設定されている電話用の代替アドレスとファクシミリ用の代替アドレスとがリダイレクトレスポンスで返送されてきた場合に、元の送信がファクシミリ送信であればファクシミリ用の代替アドレスだけを自動選択するなどの制御が可能となり、間違った通信種別の宛先へ誤送信することが防止される。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるネットワークファクシミリシステム5の構成例を示している。ネットワークファクシミリシステム5は、セッション制御プロトコルを利用して呼接続を行ない、ネットワーク2を介して送受信機間をピア・ツゥ・ピアに接続して画像情報を伝送するように構成されたファクシミリシステムであり、インターネットなどのネットワーク2にSIPサーバ10と、送信側ファクシミリ装置20と、受信側ファクシミリ装置30と、リダイレクト宛先40a〜40cとを接続して構成される。なお、ネットワーク2に接続される各装置10、20、30、40a〜40cは図示した台数に限定されず、多数接続されてもよい。
SIPサーバ10は、実際には、プロキシサーバ、登録サーバ、ロケーションサーバ、リダイレクトサーバなどの複数のサーバで構成される。送信側ファクシミリ装置20はセッション制御プロトコルに基づいてセッション制御を行なうネットワーク対応型のファクシミリ装置として構成さている。
受信側ファクシミリ装置30は、送信側ファクシミリ装置20と同様のネットワーク対応型のファクシミリ装置としての機能を有すると共にIP電話機33としての機能を併せ持っている。リダイレクト宛先40a〜40cは、受信側ファクシミリ装置30の代替機(リダイレクト宛先)として使用される端末装置であり、リダイレクト宛先40aは電話用の代替機であり、リダイレクト宛先40b、40cは、ファクシミリ用の代替機である。リダイレクト宛先40aは、IP電話機のほかIP電話機能を備えたネットワーク対応型ファクシミリ装置でもかまわない。リダイレクト宛先40b、40cはネットワーク対応型ファクシミリ装置として構成されている。
送信側ファクシミリ装置20、受信側ファクシミリ装置30やファクシミリ用のリダイレクト宛先40b、40cは、図示省略してあるが、いずれもCPUを主要部とする制御部、原稿を光学的に読み取って画像データを取得するスキャナ部、画像を記録紙に印刷するプリンタ部、操作画面の表示とユーザ操作の受け付けを行なう操作表示部、画像データなどを記憶するハードディスク装置、ネットワーク2を介して通信するための通信部などで構成されている。
ネットワークファクシミリシステム5では、受信側ファクシミリ装置30はSIPサーバ10に対して、自機を特定するための識別情報とネットワーク2上のアドレス情報(ここでは、自機のIPアドレス)とを関連付けた特定情報(宛先情報)を予め登録する(図1、P1)。本実施の形態では、自機を特定するための識別情報は公衆回線におけるFAXの電話番号(FAX番号)であるものとする。
SIPサーバ10は送信側ファクシミリ装置20から受信側ファクシミリ装置30のFAX番号で接続要求を受けると(P2)、そのFAX番号に関連付けて登録されているIPアドレスを検索し、該IPアドレスを使用して送信側ファクシミリ装置20と受信側ファクシミリ装置30との呼接続を行なうようになっている。呼接続後における画像データの伝送方式は任意であり、たとえば、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication sector)の勧告T.38に準拠したプロトコルが使用される。
また、受信側ファクシミリ装置30は、自機のFAX番号(自機の特定情報)と関連付けて、自機と異なる他機(たとえば、リダイレクト宛先40a〜40cなどの代替機)のIPアドレスを含む宛先情報(他機の特定情報)を一時的に登録すること(以後、リダイレクト設定と呼ぶ。)をSIPサーバ10に対して要求することができる(図1のP1)。SIPサーバ10は、リダイレクト設定のなされたFAX番号に対して送信側ファクシミリ装置20から接続要求があると(P2)、そのFAX番号に対して現在一時的に設定されているリダイレクト宛先の宛先情報をリダイレクトレスポンスとして接続要求元の送信側ファクシミリ装置20に通知する(P3)。送信側ファクシミリ装置20はリダイレクトレスポンスで通知されたリダイレクト宛先に基づいてファクシミリ送信などを実行する(P4)ようになっている。
受信側ファクシミリ装置30は、通信手段31と、宛先設定登録手段32と、IP電話機33としての機能を有する。通信手段31はネットワーク2を通じてSIPサーバ10や他のファクシミリ装置と通信する機能を果たし、宛先設定登録手段32はリダイレクト宛先の設定操作をユーザから受け付けたり、設定されたリダイレクト宛先の宛先情報(他機の特定情報)をSIPサーバ10に送信して登録したりする機能を果たす。ここでは、1つのFAX番号(識別情報)に対して複数のリダイレクト宛先(他機の特定情報)を設定することが可能になっている。また、各リダイレクト宛先の宛先情報として、リダイレクト宛先のIPアドレス(リダイレクトアドレス)のほか当該リダイレクト宛先の通信種別(電話機かファクシミリ装置かなどを示す付帯情報)を設定登録するようになっている。
SIPサーバ10は、通信手段11と、宛先情報蓄積手段12としての機能を有している。通信手段11はネットワーク2を通じてファクシミリ装置20、30などと通信する機能を果たす。宛先情報蓄積手段12は、FAX番号毎に、そのFAX番号がリダイレクト設定中か否かを示す情報を記憶すると共に、リダイレクト設定されていないFAX番号については、FAX番号とそのFAX番号のファクシミリ装置のIPアドレスとを関連付けした宛先情報(受信側ファクシミリ装置30の特定情報)を記憶する。また、リダイレクト設定されているFAX番号については、FAX番号とリダイレクト宛先のIPアドレス(リダイレクトアドレス)と通信種別とを関連付けした宛先情報(リダイレクト宛先40a〜c等の他機の特定情報)を複数のリダイレクト宛先について記憶する機能を果たす。
SIPサーバ10は、接続要求を受けたFAX番号に対してリダイレクト設定がなされている場合は、該FAX番号に関連付けて登録されているすべてのリダイレクト宛先の宛先情報をリダイレクトレスポンスとして接続要求元のファクシミリ装置へ返送するようになっている。
送信側ファクシミリ装置20は、通信手段21と、通信情報取得/設定手段22と、送信先設定手段23と、送信宛先判別手段24としての機能を果たす。通信手段21はネットワーク2を通じてSIPサーバ10や他のファクシミリ装置30、40a〜40cと通信する機能を果たし、送信先設定手段23はファクシミリ送信する際の宛先(送信先端末)の設定をユーザから受ける機能を果たす。ここでは、FAX番号で宛先指定を受けるようになっている。
通信情報取得/設定手段22は他の装置10、30、40b、40cと通信する際に、他の装置へ送信する情報を作成・管理・蓄積したり他の装置から受信した情報を管理・蓄積したりする機能などを果たす。送信宛先判別手段24はSIPサーバ10からリダイレクトレスポンスを受けた場合に、該リダイレクトレスポンスに含まれる複数のリダイレクト宛先の中からそれらの宛先情報(他機の特定情報)に含まれる通信種別に基づいて転送先を抽出する抽出手段としての機能を果たす。通信情報取得/設定手段22は、送信宛先判別手段24で抽出されたリダイレクト宛先に対して送信を行なうようになっている。
図2は、受信側ファクシミリ装置30がリダイレクト設定を行なう際の処理の流れを示し、図3は、該処理において受信側ファクシミリ装置30の操作表示部に表示される操作画面の遷移の一例を示している。まず、受信側ファクシミリ装置30においてリダイレクト宛先に関する宛先情報の設定が行なわれる(ステップS101)。詳細には、図3(a)に示すようなリダイレクト宛先設定画面50にて少なくとも1つのリダイレクト宛先がユーザにより設定される。ユーザはリダイレクト宛先を複数設定することができる。
リダイレクト宛先設定画面50にていずれか1つのリダイレクト宛先を選択した状態で詳細設定釦51を操作すると、図3(b)に示す詳細設定画面53aが表示される。ユーザは詳細設定画面53aの宛先入力欄54にてリダイレクト宛先のIPアドレスを設定する。また 該リダイレクト宛先に対する通信種別を番号種別入力欄55にて設定する。
番号種別入力欄55には、宛先入力欄54に設定された宛先の通信種別を入力し、たとえば、ファクシミリ装置か、電話機か、ファクシミリ機能と電話機能とを併せ持つ電話付きファクシミリ装置かなどの情報を入力する。該入力は、ユーザが操作表示部から直接入力してもよいし、番号種別に関しては予め用意した選択肢の中から選択させてもよい。たとえば、詳細設定画面53aで番号種別入力欄55を選択した状態で変更釦56を押下すると、図3(c)の詳細設定画面53bに示す選択肢欄57が表示され、ユーザはこの選択肢欄57に表示された中で通信種別を選択する。
リダイレクト宛先に関する設定が完了してリダイレクト宛先設定画面50のOK釦52が押下されると、設定されたリダイレクト宛先に関する宛先情報がリダイレクト設定要求としてSIPサーバ10へ送信され、SIPサーバ10の宛先情報蓄積手段12に登録される(図2、ステップS102)。
受信側ファクシミリ装置30のように電話機能とファクシミリ機能とを有する装置の場合、電話用のリダイレクト宛先とファクシミリ用のリダイレクト宛先とをそれぞれ1または複数箇所、別々に設定されることがある。
図4は、送信側ファクシミリ装置20における処理の流れを示している。送信先設定手段23にて送信先のFAX番号が指定され、原稿が図示省略のスキャナ部にセットされた状態でファクシミリ送信のスタート釦(図示省略)が操作されると、送信側ファクシミリ装置20はSIPサーバ10に対して送信先のFAX番号に対応するIPアドレスの問い合わせ(該FAX番号に対応する受信側ファクシミリ装置30への接続要求)を行なう(ステップS201、図1のP2)。
ここで、送信先のFAX番号に対してリダイレクト設定がなされているときは、接続要求に対する応答としてSIPサーバ10からリダイレクトレスポンスが受信される(ステップS202、図1のP3)。
図5は、リダイレクトレスポンスに含まれる複数のリダイレクト宛先の宛先情報を列挙した宛先テーブル60の一例である。宛先テーブル60には、リダイレクト宛先毎に、登録番号61と、IPアドレス(図中のリダイレクト宛先62)と、通信種別(図中の番号種別63)とが関連付けて登録されている。図5の例では、No.001、No.002、No.005のリダイレクト宛先の通信種別は「電話」に、No.003、No.004、No.006のリダイレクト宛先の通信種別は「FAX」になっており、電話用のリダイレクト宛先とファクシミリ用のリダイレクト宛先とが混在している。
リダイレクトレスポンスを受信した送信側ファクシミリ装置20は、送信宛先判別手段24により、今回の通信目的(ファクシミリ送信か電話かなど)に合致するリダイレクト宛先を抽出する。詳細には、SIPサーバ10から受信した複数のリダイレクト宛先の中からいずれか1つのリダイレクト宛先の宛先情報を取得する(ステップS203)。たとえば。宛先テーブル60の先頭から順にリダイレクト宛先の宛先情報を取得する。
次に、当該送信側ファクシミリ装置20がファクシミリ通信を行なおうとしていたのか否かを判断し(ステップS204)、ファクシミリ送信を行なおうとしていた場合は(ステップS204;Y)、先にステップS203で取得したリダイレクト宛先の宛先情報に含まれる通信種別がファクシミリ(電話付きでもよい)か否かを調べる(ステップS205)。通信種別がファクシミリの場合は(ステップS205;Y)、そのリダイレクト宛先を送信宛先リストに登録する(ステップS206)。通信種別がファクシミリでない場合は(ステップS205;N)、そのリダイレクト宛先は送信宛先リストに登録しない。
一方、当該送信側ファクシミリ装置20がファクシミリ通信を行なおうとしていない場合は(ステップS204;N)、ステップS203で取得したリダイレクト宛先の宛先情報に含まれる通信種別が電話(電話付きファクシミリでもよい)か否かを調べ(ステップS207)、電話の場合は(ステップS207;Y)、そのリダイレクト宛先を送信宛先リストに登録し(ステップS208)、通信種別が電話でない場合は(ステップS207;N)、そのリダイレクト宛先を送信宛先リストに登録しない。
こうして送信宛先リストへの登録判定(ステップS203〜S208)を行なった後、SIPサーバ10から受信した複数のリダイレクト宛先の中で登録判定が行なわれていないリダイレクト宛先が残っているか否かを調べ(ステップS209)、残っている場合は(ステップS209;Y)、その中から次のリダイレクト宛先を取得(ステップS210)してステップS203に戻り、該リダイレクト宛先について登録判定を実行する。なお、ファクシミリ送信や電話といった通信目的(送信側ファクシミリ装置20が今回の通信で利用したい通信種別)については、送信側ファクシミリ装置20の操作設定画面で設定入力された情報を用いても良いし、送信側ファクシミリ装置20におけるジョブのモード(例えば、FAXモード)の情報を用いて判断しても構わない。
すべてのリダイレクト宛先について送信宛先リストへの登録判定が完了した場合は(ステップS209;N)、送信宛先リストに登録されているすべてのリダイレクト宛先に対する通信制御を行ない、ファクシミリ送信の場合は、画像データを送信して(ステップS211)処理を終了する(エンド)。
図6は、ファクシミリ送信を行なおうとしていた場合に図5の宛先テーブル60から作成される送信先リスト70の一例を示している。宛先テーブル60に登録されたリダイレクト宛先の中で通信種別(番号種別)が「FAX」(ファクシミリ)のものだけが抽出されてリスト化されている。この例では、No.003、No.004、No.006のリダイレクト宛先が自動的に選択されてファクシミリ送信が行なわれる。
このように、当初の通信目的(ファクシミリ送信または電話)と合致するリダイレクト宛先を自動的に抽出し、該抽出したリダイレクト宛先に対してファクシミリ送信などを自動的に実行するので、1つの受信側ファクシミリ装置30に対して電話用とファクシミリ用のリダイレクト宛先と別々に設定されている場合でも、たとえば、該受信側ファクシミリ装置30に対してファクシミリ送信を行なおうとしていた場合には、ファクシミリ用のリダイレクト宛先に対してのみ画像情報が送信されるので、ファクシミリ送信を誤って電話用のリダイレクト宛先に対して実行するようなことが防止される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、ファクシミリ送信に対するリダイレクトレスポンスにおいて、ファクシミリ用のリダイレクト宛先が1つも存在しない場合には、ユーザに対してエラー通知などを行なって処理を終了させるとよい。
このほか、実施の形態では、通信種別を電話とファクシミリと電話付きファクシミリとに分類して管理したが、たとえば、ネットワークファクシミリとしての送信形態(ITU−TのT.37準拠拠、T.38準拠など)が複数ある場合は、それらをさらに区別するようにしてもかまわない。
また、上述の実施の形態においては、複数のリダイレクト先から所望のリダイレクト先を抽出するに際して、付帯情報として通信種別に基づいて抽出を行なう例を示した。しかしながら、これに限らず、付帯情報としてリダイレクト先に関する場所情報を登録し、この場所情報に基づいて抽出するようにしても良い。この形態の場合、リダイレクト先として、送信側の条件に適したリダイレクト先を自動的に選択し、通信制御を行なうことが可能になる。
本発明の実施の形態に係わるネットワークファクシミリシステムの構成例を示す説明図である。 受信側ファクシミリ装置がリダイレクト設定する際の処理を示す流れ図である。 リダイレクト宛先を設定する際に受信側ファクシミリ装置の操作表示部に表示される操作画面の遷移の一例を示す説明図である。 送信側ファクシミリ装置での処理を示す流れ図である。 リダイレクトレスポンスに含まれる複数のリダイレクト宛先の宛先情報を列挙した宛先テーブルの一例を示す説明図である。 図5の宛先テーブルからファクシミリ用のリダイレクト宛先が抽出して作成された送信先リストを示す説明図である。
符号の説明
2…ネットワーク
5…ネットワークファクシミリシステム
10…SIPサーバ
11…通信手段
12…宛先情報蓄積手段
20…送信側ファクシミリ装置
21…通信手段
22…通信情報取得/設定手段
23…送信先設定手段
24…送信宛先判別手段
30…受信側ファクシミリ装置
31…通信手段
32…宛先設定登録手段
33…IP電話機
40a…電話用のリダイレクト宛先
40b、40c…ファクシミリ用のリダイレクト宛先
50…リダイレクト宛先設定画面
51…詳細設定釦
52…OK釦
53a、53b…詳細設定画面
54…宛先入力欄
55…番号種別入力欄
56…変更釦
57…選択肢欄
60…宛先テーブル
70…送信先リスト

Claims (4)

  1. セッション制御プロトコルに基づき、セッション制御を行なうネットワークファクシミリ装置において、
    SIPサーバに対して送信先端末との接続を要求する要求手段と、
    前記接続要求に対する応答として、前記送信先端末とは異なる複数の他機の付帯情報を含む特定情報を前記SIPサーバより受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した複数の他機の特定情報の中で、前記送信先端末と同一の付帯情報を含む特定情報を抽出する抽出手段と
    を備え、
    前記抽出手段で抽出された特定情報が示す宛先を前記送信先端末の代替宛先として通信制御を行なう
    ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  2. 前記付帯情報は、通信種別を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置。
  3. 前記送信先端末へ送信する予定の画像情報を、前記抽出手段で抽出された特定情報が示す宛先へ送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークファクシミリ装置。
  4. セッション制御プロトコルに基づきセッション制御を行なう送信側ネットワークファクシミリ装置と受信側ネットワークファクシミリ装置とSIPサーバとを有するネットワークファクシミリシステムにおいて、
    前記受信側ネットワークファクシミリ装置は、自機の特定情報と、自機の特定情報と関連付けられた複数の他機の付帯情報を含む特定情報とを前記SIPサーバに送信して登録させ、
    前記送信側ネットワークファクシミリ装置は、前記受信側ネットワークファクシミリ装置との接続を前記SIPサーバに要求し、
    前記SIPサーバは、前記送信側ネットワークファクシミリ装置から前記受信側ネットワークファクシミリ装置との接続を要求された場合に前記受信側ネットワークファクシミリ装置の特定情報に関連付けて登録されている複数の他機の付帯情報を含む特定情報を前記送信側ネットワークファクシミリ装置に送信し、
    前記送信側ネットワークファクシミリ装置は、前記接続要求に対する応答として、前記受信側ネットワークファクシミリ装置とは異なる複数の他機の付帯情報を含む特定情報を前記SIPサーバより受信した場合に、該受信した複数の他機の特定情報の中から前記受信側ネットワークファクシミリ装置と同一の付帯情報を含む特定情報を抽出し、該抽出された特定情報が示す宛先を前記受信側ネットワークファクシミリ装置の代替宛先として通信制御を行なう
    ことを特徴とするネットワークファクシミリシステム。
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