JP4194242B2 - エーロゾル粉末弁 - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、加圧容器から製品を小出しするための弁に関し、より具体的には、そのような容器の中で液化推進剤中に懸濁状態で保持された粉末を小出しするためのエーロゾル弁に関する。
【0002】
発明の背景
従来形態のエーロゾル弁アセンブリでは、エーロゾル弁の直立した軸部の頂部に取り付けられたボタンまたはキャップを下に押すことにより、垂直方向に作動するエーロゾル弁を開いて製品を放出する。ボタンを放すと、弁は、弁に作用するばねによって閉じられる。弁軸の下寄り部分に設けられた弁体は、弁軸を周囲から包囲する水平な連続封止面を上側に有している。この上側の水平面は、エーロゾル弁が閉じると、弁体に作用するばねによって上に付勢されて、弁封止ガスケットに対して封止する関係に位置する。弁が閉位置にあるとき、弁軸中の一つ以上のオリフィスが弁ガスケットの下面よりも上に位置する。弁軸はガスケット中央の穴を通過し、弁が閉じると、中央の穴の周面が、弁軸の、半径方向に作用する二次的封止を提供することができる。ボタンを押すことによって弁を開くと、弁軸は下に移動し、その一つ以上のオリフィスがガスケットよりも下の位置まで移動する。すると、エーロゾル容器中の製品は、推進剤の影響の下、従来のディップチューブの中を上に通過して、弁軸および弁体を包囲する弁ハウジングに入ったのち、上に流れて、弁軸を周囲から包囲する弁体の上側水平面を越え、一つ以上のオリフィスを通って弁軸に入り、弁軸の中を上に通過し、弁軸の頂部に取り付けられたボタンまたはキャップの出口ノズルから外に出る。
【0003】
上記従来のエーロゾル弁は、本発明に特に該当する態様では、液化推進剤中に懸濁した粉末を有する製品をはじめとする多くの製品を小出しするために使用される。このような製品は、制汗剤、脱臭剤、フットスプレーなどを含む。残念ながら、従来のエーロゾル弁の動作は、粉末製品がエーロゾル容器から放出されるとき、弁体の前記上側水平封止面上の粉末堆積によって損なわれる。この粉末堆積は、ボタンが放された後でも弁を部分的に開いた状態に保持することにより、弁の完全な再封止動作を妨害する。その結果、エーロゾル溶液は、使用中ではなくても圧を損失し、弁を数回作動させたのち、推進剤の漏出が加圧容器の有用性を減損しかねない。問題は、小出しされる製品中に高い粉末添加量が望まれる今日の状況、たとえば、固形分が配合中に粉末および他の固体を含む特定の粉末制汗剤の場合で固形分50〜60重量%が望まれる状況でさらに悪化する。
【0004】
粉末弁の上記問題を解決する試みがなされており、そのような例の一つが英国特許明細書1216655に開示されている。この中では、鋭い上縁を有する複数の同心リブを弁体の前記上側水平封止面(または下側のガスケット封止面)に配設して弁軸を包囲させている。鋭い上縁がガスケットと係合して弁封止面を形成し、弁を作動させることによって粉末製品を放出するとき、粉末の堆積は、同心リブの頂部ではなく、リブの内側、リブの外側およびリブとリブとの谷間で起こる。しかし、それでも、粉末は、最終的には弁封止動作を妨害するのに十分なほど谷間に堆積するおそれがある。
【0005】
粉末弁の上記問題を解決するためのさらなる試みが、米国特許第3,773,064号に開示されている。この中では、周方向の溝が弁軸を包囲し、溝の頂部で外方にテーパする円錐形部分にオリフィスが位置し、封止ガスケットが溝の中および円錐形部分の周囲に嵌まる。溝の中の突出する円筒形の隆起がガスケットに圧入して封止を増強する。しかし、それでも、特に、高い固形分添加量を有する粉末製品に関する今日の要件の下では、溝の底を含む複合面が、設計における粉末堆積の危険性を示す。
【0006】
発明の概要
本発明は、弁封止動作を妨害する粉末堆積の問題を解決するエーロゾル粉末弁(aerosol powder valve)を提供しようとする。本発明では、前記弁体の、弁軸の周囲の上側水平封止面が除かれる。代わりに、弁の封止は、弁軸を包囲する締まり嵌めガスケットにより、弁軸に向かう半径方向でのみ得られる。弁軸の外面は、たとえば二つの横方向入口オリフィスを有するまっすぐな垂直の円筒形面であり、このまっすぐな軸面は、一般的な従来技術のガスケット溝を含まない。したがって、この設計では、他の設計ならば粉末が堆積して弁封止機能に影響したり、オリフィスを詰まらせたりするおそれのある水平方向封止面および溝面は存在しない。
【0007】
本発明では、円筒形の垂直弁軸面は、下向きにオリフィスよりも下まで連続し、その結果、弁体の下寄り部分は、実質的に、弁体の周囲で離間し、隣接する各対の間に大きな周空間を有する、垂直方向に延びる複数の細いスプラインを除き、まっすぐな弁軸の連続部になる。複数のスプラインそれぞれは、その上限に近づくにつれ、周方向内側に先細りし、各スプラインの頂部が極小の水平面積を形成する。粉末弁が閉じると、各スプラインの頂部がばねの影響の下で封止ガスケットに当接して、弁軸の上向き戻り動程を制限する。しかし、各スプライン頂部の極小の水平面積が、スプラインの頂部で個々の水平面および全体の水平面を極小にし、それにより、弁の封止に悪影響を及ぼす水平面上の粉末堆積を防止する。
【0008】
スプラインの数および個々のスプラインの上面水平面積は、スプラインが(a)封止ガスケットを突き刺して、ガスケットによって包囲されるオリフィスの前記半径方向封止を破損することのないよう、また、(b)極小の上面水平面積を有してスプラインの頂部の粉末堆積を防止するよう、選択される。ばね力およびガスケット材料が一定であるならば、スプラインの数が、増えるのではなく、少なくなるほど、ガスケットの突き刺しを防止するために、より大きな上面面積が各スプラインに必要になる。以下に記載する実施態様では、8個の等間隔のスプラインが弁軸を包囲し、各スプラインは、垂直軸面に直接当接する約.000235平方インチの上面表面積を有し、軸は、約.158インチの外径を有している。このように、本発明ではスプライン上面の表面積が非常に小さく維持されることが理解されよう。
【0009】
本発明におけるスプラインとスプラインとの間の大きな周間隔は、弁が閉じたとき、粉末をスプラインとスプラインとの間に落として戻し、ガスケットから離れさせることができ、それにより、封止を妨害したり、軸オリフィスを詰まらせたりするガスケットおよびオリフィス上の粉末堆積を防止するのに役立つ。また、オリフィスは、個々のスプラインの上方ではなく、スプラインの対の間の周面に設けて、スプライン頂部の極小面積からもオリフィスを除くことが有利である。
【0010】
スプラインの上面の下で、各スプラインの側面は、前記のとおり、小さな垂直距離で互いに離れるように外方にテーパしたのち、弁体の底に向かって垂直に延びる。したがって、各スプラインは、製造および弁組み立て時に弁体および軸を破損させることなく扱うのに十分な断面積をその垂直方向範囲の大部分にわたって有する。それにもかかわらず、先細りのおかげで、各スプライン頂部の極小水平面積が提供される。
【0011】
弁の封止ガスケットは、前記のように軸オリフィスを半径方向に封止するため、まっすぐな弁軸円筒形面の周囲に締まり嵌めする穴を中央に有している。弁軸が押された場合でも、ガスケットは、下に大きくたわむ(軸を包囲する溝の中に嵌められている場合に起こるであろう)ことなく、平坦なままであり、弁軸が放されると、ガスケットは、堆積した粉末を弁軸から払拭する。そのような堆積した粉末は、スプラインとスプラインとの間の空間に落ちて戻る。ガスケットの穴がその封止作用のために軸の周囲に締まり嵌めした状態でとどまり、それにもかかわらず、多くの漸進的弁動作の際に軸をガスケットの中で滑動させるために、ガスケットの円筒形穴の表面は、連続的な滑動性を得るために、その上に焼き付けられた潤滑材、たとえばシリコーンを有することができる。
【0012】
したがって、本発明は、弁封止を妨害する粉末を水平面上に堆積させることなく、すべての連続作動サイクルを通じて作動し、それにより、エーロゾル容器中の推進剤および製品の取るに足らない漏出および最適な使用をもたらす粉末弁を提供する。
【0013】
本発明の他の特徴および利点は、以下の説明、図面および請求の範囲から明らかになるであろう。
【0014】
実施態様の詳細な説明
図1〜3を参照すると、符号10で示すエーロゾル弁アセンブリが、加圧容器13の取り付けキャップ栓12の台座部11に嵌め込まれ、かしめられている。容器13は、粉末製品15を中に懸濁させて有する液化推進剤14を保持し、気性推進剤相16が液化推進剤の上に位置している。
【0015】
弁アセンブリ10は、一般に、ディップチューブ17、弁ハウジング18、弁ハウジング18の底にあるディップチューブ受けニップル19、弁閉止コイルばね20および弁体21を含む。弁体21は、上に延び、軸の外側から軸22の内部に入る二つの横方向オリフィス23を含む中空の弁軸22を含む。突起24が弁体21から下に延び、コイルばね20の頂部を捕らえ、心合わせする。
【0016】
弾性の環状ガスケット25が弁軸22を包囲し、エーロゾル弁が閉じているとき(図1および2)、両方の軸オリフィス23を封止する。環状ガスケット25は、取り付けカップ12の台座部11の下面11aと弁ハウジング18の上部18aとの間に締め付けられている。弁ハウジング18は、容器の加圧充填のために弁ハウジングの周囲に離間したスペーサ26を含み、すべては、本発明の一部を形成しない米国特許第4,015,757号(引用例として本明細書に含める)にさらに詳細に記載されている。取り付けカップが27でスペーサ26の周囲にかしめられて、エーロゾル弁アセンブリ10を保持している。
【0017】
弁軸22の頂部には、中空の弁軸22と流通した内部製品通路29を有し、製品の放出のための出口ノズル30を有する従来の作動ボタン28が環状の溝によって取り付けられている。ボタン28がばね20の力に抗して下に押されると、軸オリフィス23が環状ガスケット25よりも下に抜け(図3を参照)、すると、エーロゾル容器内の製品がディップチューブ17まで通過し、弁体21の周囲を上に通過し、軸オリフィス23を通って弁軸22に入り、中空の軸の中を上に通過して作動ボタン28に入り、ノズル30を通って外に出ることができる。ボタン28を放すと、ばね20が弁軸22を上に付勢して、軸オリフィス23がガスケット25によって閉塞される図2の位置に至らせる。すると、弁は閉じられ、製品流は弁軸に入ることを阻止される。
【0018】
上記説明は、一般に、弁体が、軸オリフィスよりも下で、弁軸よりも大きな直径を有する実質的に円筒形の部材であり、したがって、弁軸の周囲に延びる連続水平面を上側に有することが普通である、従来のエーロゾル弁に当てはまる。このような従来形状は、図4に示され、弁軸35、オリフィス36および円筒形本体部材37によって表されている。本体部材37は、弁軸35の周囲に延びる連続水平面38を上側に有し、この面38は、従来、弁が閉じたとき封止ガスケット(たとえば図1のガスケット25)の下面に当接して、連続水平弁封止面を軸の周囲に提供する。この水平面38(および/または前記軸溝の対応する水平面)こそが、連続的な弁の動作で粉末製品が堆積する面を提供して、最終的には弁封止を損傷し、望ましくない推進剤の漏出を生じさせるものである。
【0019】
次に、本発明の特徴に目を転じると、図4の弁軸および同弁軸の下の弁体は、図5(および図2、3、6〜9)と対照的である。図4の連続上側水平封止面38は除かれており、弁軸22よりも下の弁体21は、弁体の周囲で等間隔に離間した8個の細いスプライン40を除き、弁軸22の垂直方向連続部である。各スプライン40は、水平面積が極小の上面41を有している。先細りしたスプライン側面42が下方向への一定距離にわたって上面41から周方向に広がり、それからスプライン側面43が垂直に下に延びている。したがって、各スプライン40は、弁製造および組み立て作業時の取り扱いにおける損傷を防止するのに十分な構造完全性をその垂直方向範囲の大部分にわたって有し、同時に、各スプラインは、その頂部が先細りして、望ましい極小面積の上面41を提供する。スプライン40の隣接する各対の間には、大きな周空間44が残る。軸オリフィス23は、隣接するスプラインの対の間に位置するよう、隣接するスプラインの頂部から周方向にずれている。
【0020】
図2を参照すると、弁が閉じたとき、各スプライン40の極小上面面積41だけしか封止ガスケット25と接触せず、そのため、弁が閉じたとき、ガスケット封止作用が提供されず、弁軸22の上向き動程を制限する作用のみが提供されることが見てとれる。図2の矢印は、上向きの圧を加えられているが、弁が閉じているため軸オリフィス23を通って逃げ出すことはできない粉末製品を表す。
図3は、軸22がボタンによって押し込まれ、軸オリフィス23がガスケット25よりも下に位置した弁開放状態を示す。すると、粉末製品は、図3に示す矢印によって示すように、容器から逃げ出すことができる。粉末製品は、弁ハウジング18の中で、スプライン40の半径方向外側面45に沿って、スプライン40とスプライン40との間の周空間44を上に流れる。粉末製品流は、軸オリフィス23の中まで続き、中空の弁軸22の中を上昇し、ボタン28に入り、ノズル30から出る。
【0021】
図2、3、5、8および9から、スプライン40の上面41が極小面積であり、その結果、水平面上の有意な粉末堆積が弁の封止を妨害する危険性はないことが理解される。各スプライン40の頂部41は、弁が閉じたとき封止ガスケット25を突き刺すことのない十分な面積を有するだけでよい。同様に、軸オリフィス23は弁軸22の側壁をまっすぐ貫通し、この側壁は同心の内壁46および外壁47で形成されており、従来技術のエーロゾル弁(たとえば前記米国特許第3,773,064号)に一般的であるように、ガスケットを含む周方向軸溝がオリフィスの近く設けられることはない。したがって、本発明は、弁封止面の近くで粉末堆積に使われかねない有意な非垂直面をもたない。さらには、弁が図2の位置に閉じたとき、スプライン40とスプライン40との間の大きな周空間44が、粉末を空間44に通して落下させて戻すことができる。
【0022】
弁軸、弁体および弁ハウジングは、プラスチック、たとえばナイロンで成形されている。ガスケットは、種々の配合のゴムまたはネオプレンで形成することができる。
【0023】
図10を参照すると、中央に穴48を有する弁封止ガスケット25が示されている。このガスケットは、弁オリフィス23の唯一の封止を形成し、弁軸22の周囲に締まり嵌めする関係にある。望まれる連続的な弁の開閉すべてにわたって弁軸がガスケット25の中で滑動することができ、それでもなお、弁が図2の位置に閉じたとき、環状のガスケット25による弁オリフィス23の唯一の締まり嵌め封止が維持されることが重要である。本発明では、これは、ガスケット中央の穴48を包囲するガスケット円周面50に焼き付けられた薄いシリコーン皮膜49を有する市販のガスケット(すなわち、American Gasket and Rubber社製)を使用することによって容易に実施される。シリコーン皮膜は、所望の回数の弁サイクルにわたって長持ちする滑動面を提供し、ガスケット25は、弁が開くとき大きく下にたわんで最終的に締まり嵌めガスケットの中央の穴の半径方向寸法を変形させることはない。ガスケット25はまた、弁開閉ののち存在するかもしれない粉末を弁軸から払拭するように働く。そして、払拭された粉末は、スプライン40とスプライン40との間の空間44に落ち込む。
【0024】
本発明の実施例では、8スプライン型構造で、スプライン40、ガスケット25および弁軸22に関して以下の公称寸法を使用して、十分に適切な封止および極小量の漏出ならびに多数の連続弁サイクルの後で封止およびオリフィス流を妨害することに関して無視しうる程度の粉末堆積を提供する粉末弁を得た。
【0025】
弁軸(22)の外径―.158インチ
弁軸(22)の内径―.110インチ
軸オリフィス(23)の直径―.018インチ
スプライン上面(41)の半径方向寸法―.0235インチ
スプライン上面(41)の幅寸法―.010インチ
スプライン上面(41)の面積―.000235平方インチ
スプライン先細り側面(42)の頂角―10°
スプライン先細り側面(42)の軸方向長―.042インチ
スプライン垂直側面(43)の軸方向長―.127インチ
スプライン垂直側面(43)間の周方向スプライン(40)の寸法―.025インチ
軸オリフィス(23)中心からスプライン上面(41)までの軸方向距離―.026インチ
ガスケット軸方向長―.045インチ
シリコーン皮膜付きガスケット中央の穴の直径―.120インチ
【0026】
当業者であれば、本発明の本質および範囲を逸することなく、本発明に変更および/または変形を加えうることを理解するであろう。したがって、本実施態様は、例示的であるとみなさなければならず、限定的であるとみなしてはならない。また、本明細書で使用する「上」、「下」、「内」、「外」、「水平」、「垂直」、「頂」、「底」、「上方」、「下方」などの語および対応する同様な位置を表す語は、図面で示す位置づけに関して使用され、他の見方で限定的であることを意図しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エーロゾル容器の中に取り付けた、組み立てられた本発明の粉末弁の部分断面側面図である。
【図2】 閉位置にある、組み立てられた本発明の粉末弁の部分断面拡大側面図である。
【図3】 開位置にある、組み立てられた本発明の粉末弁の部分断面拡大側面図である。
【図4】 従来技術の弁の弁軸および弁体の側面図である。
【図5】 本発明の弁軸および弁体の側面図である。
【図6】 図5の6−6線から見た本発明の弁軸および弁体の部分断面図である。
【図7】 図5の弁軸および弁体の底面図である。
【図8】 図5の弁軸および弁体の上面図である。
【図9】 図5から取り出した部分図である。
【図10】 本発明の弁封止ガスケットの平面図である。

Claims (5)

  1. 粉末および/または他の固体を含有する製品をエーロゾル容器から小出しするためのエーロゾル弁において、
    弁ハウジングと、
    直立する弁軸を有し、その弁軸において、中央の吐き出し通路と、軸壁を貫通して半径方向に延びて中央の吐き出し通路と連絡する少なくとも一つの弁オリフィスとを有する弁体と、
    を備え、
    該弁体および軸が、弁ハウジングに対して軸方向に、閉位置と開位置との間で可動であり、
    さらに弁体を閉位置に向けて偏らせるための手段と、
    弁軸を締まり嵌め関係で包囲する封止面によって画定される中央の穴を有し、弁体が閉位置にあるとき少なくとも一つの軸弁オリフィスの唯一の封止を提供する環状の封止ガスケットと、
    を備え、
    該弁軸が、少なくとも一つの軸弁オリフィスのすぐ上下でまっすぐな側面を有し、弁軸を包囲するガスケット受け溝をもたないことを特徴とし、
    弁体が、弁軸よりも下で、弁体の周囲に離間した複数の垂直方向のスプラインを有し、
    複数のスプラインが、弁が閉位置にあるときガスケットの下面に当接し、それに対して偏らせられている上面を有し、
    さらに該スプラインとの間で、該スプラインの頂部から実質的な距離だけ下に延びる複数の周空間を備え、
    スプラインの上面が、スプライン頂部間の周空間の面積に対して極小の面積を有し、
    スプライン上面の極小の面積が、弁が閉じたとき、スプラインがガスケットを突き刺すことを防止するのに十分であり、かつ、弁が閉じたとき、少なくとも一つの軸弁オリフィスのガスケット封止を妨害する製品固体がその上に堆積するには不十分であり、
    スプラインの隣接する対の間の弁体の直径が、該スプラインの頂部のレベルおよびそのレベルよりも下の実質的距離にわたって、該スプラインの頂部と少なくとも一つの軸弁オリフィスとの間の弁軸の直径以下であり、該ガスケット封止を妨害する製品固体が堆積するための横方向面を存在させないようにして成る、
    エーロゾル弁。
  2. 該スプラインが、その上面に隣接して、該スプラインの上面から外方かつ下方に広がる対向側面を有する、請求項1記載のエーロゾル弁。
  3. 弁軸を包囲する該ガスケット封止面が、その上に焼き付けられた潤滑材を有する、請求項1記載のエーロゾル弁。
  4. 潤滑材がシリコーンである、請求項3記載のエーロゾル弁。
  5. 少なくとも一つの軸弁オリフィスが、隣接するスプラインの対の間の周空間に垂直に設けられている、請求項1記載のエーロゾル弁。
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