JP4193943B2 - インダクタンス部品 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング電源等においてインダクタやトランスとして用いられ、コアに巻回したコイルに交流電流が重畳した直流電流が流されるインダクタンス部品に関する。
スイッチング電源等のチョークコイルやトランスにおいては、機能上、各コイルには直流電流に交流電流が重畳して流される。従ってこれらのチョークコイルやトランスを構成するコアは、磁気飽和しない透磁率特性が良好なことが求められる。
近年においては、スイッチング電源などの電子部品の小型化が求められ、これに伴い、部品の小型化が可能な高周波化が図られている。高周波化されると、従来の金属製コアではコアロスが大となるため使用が困難となり、コアロスの小さい、固有抵抗の高いフェライトコアを用いることが好ましくなる。しかしながら、フェライトコアは飽和磁束密度が小さい。このため、例えば特許文献1には、E型コアの中足のギャップ形成部分に。コイルに流れる直流電流によって生じる磁束と逆方向の磁束を供給する永久磁石を設けることが提案されている。
特開2002−231540号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているように、コイルによって生じる磁束の通路に永久磁石を設けると、永久磁石が減磁されるため、チョークコイルの場合にはノイズ除去機能が低下し、トランスの場合には変圧機能が低下するという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、磁束飽和を防止するための永久磁石を有するインダクタンス部品において、減磁のおそれがなく、特性が維持できる構成のものを提供することを目的とする。
本発明のインダクタンス部品は、交流電流が重畳した直流電流を流すコイルを巻回するコアを有するインダクタンス部品であって、
複数のフェライトコアを備え、少なくとも1つのコアは平行をなす複数の磁脚を有し、
前記複数のコアを、磁脚を有するコアの磁脚の先端面と他のコアとの間に磁気ギャップを介在させて組み合わせ、
少なくとも前記磁脚を有する1つのコアにコイルを巻回し、
前記コイルを巻回したコアに、そのコアに巻回されるコイルに流れる直流電流によって生じる磁束と逆方向の磁束を供給する一対の永久磁石を、これらの永久磁石によって供給される磁束がコアのコイル巻回部を通るように、一方の磁石は一方の磁脚の前記磁気ギャップ近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面とその反対側の面が逆極性となるように設け、他方の磁石は他方の磁脚の磁気ギャップ近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面とその反対側の面が逆極性となるように前記一方の磁石と極性を逆向きにして設けた
ことを特徴とする。
なお、ここで、コアの表面とは、コア内に埋設されない外気への露出面という意味であり、コアの表裏面が想定される場合の裏面や、U型コアの内周面なども含まれる。
また、本発明のインダクタンス部品は、交流電流が重畳した直流電流を流すコイルを巻回するコアを有するインダクタンス部品であって、
対向する2つの磁脚を有する2つのフェライトコアを備え、
前記2つのコアを、磁脚の先端面間に磁気ギャップを形成して組み合わせ、
前記各コアにコイルを巻回し、
各コイルを巻回したコアに、それぞれ、そのコアに巻回されるコイルに流れる直流電流によって生じる磁束と逆方向の磁束を供給する一対の永久磁石を、これらの永久磁石によって供給される磁束が対応のコアのコイル巻回部を通るように、一方の磁石は一方の前記磁気ギャップ近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面とその反対側の面が逆極性となるように設け、他方の磁石は他方の磁気ギャップ近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面とその反対側の面が逆極性となるように前記一方の磁石と極性を逆向きにして設けた
ことを特徴とする。
また、本発明のインダクタンス部品は、前記磁脚を有するコアがU型コアでなる
ことを特徴とする。
また、本発明のインダクタンス部品は、
前記永久磁石がフェライト磁石でなる
ことを特徴とする。
本発明によれば、磁気ギャップ間のコアに対し、コアに巻回したコイルに流れる直流電流により生じる磁束と逆方向の磁束を発生させる一対の永久磁石をコアの表面に設けたので、コイルに流れる直流電流により生じる磁束が永久磁石から供給される磁束分だけ相殺され、磁気飽和が抑制される。本発明のインダクタンス部品は、永久磁石がコアの磁路ではなく、コアの表面に設けたものであり、実質的に永久磁石の減磁が生じない。
また、本発明のインダクタンス部品は、コアの表面に永久磁石を設けるため、貼り付けなどにより容易に取付けることができ、既存のインダクタンス部品に後付けすることも可能となる。
また、本発明のインダクタンス部品は、各コアにそれぞれ対をなす永久磁石を設け、各対をなす永久磁石の磁束のうち、コイルに流す直流電流によって生じる磁束と同方向の磁束の流れが、磁気ギャップによって減少するので、各対をなす永久磁石が逆磁界を与えるという目的を有効に達成することができる。
また、本発明のインダクタンス部品は、前記コアがU型コアでなり、前記一対の永久磁石が、U型コアの磁脚の磁気ギャップ側端部に近接させて設けられているため、その一対の永久磁石を設けるコアの磁路のほぼ全長にわたり磁気飽和抑制効果が得られ、直流電流の大電流に対応できるインダクタンス部品が得られる。
また、本発明は、コアのみならず、永久磁石もフェライトにより構成したので、コアロスが少なく渦電流の発生が少なく、高周波化に適したインダクタンス部品が実現できる。
図1は本発明のインダクタンス部品の一実施の形態を示す図である。このインダクタンス部品はスイッチング電源のチョークコイルを構成するものである。1、2は磁気ギャップ3、4を介して組み合わされるU型コアである。これらのコア1、2はMn−Zn系あるいはNi−Zn系フェライトからなる。磁気ギャップ3、4は樹脂シートなどの非磁性体の接着または不図示の金具でコア間の間隔を調整することによって形成される間隙からなる。
5、6はそれぞれ前記コア1、2に巻回されるコイルであり、各コイル5、6は交流電流が重畳した直流電流が流されるものである。これらのコイル5、6に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1はコア1、2に同方向に周回して通る。
7、8は一方のコア1にそのコア1の磁気飽和抑制のために設けられる一対の永久磁石、9、10は他方のコア2にそのコア2の磁気飽和抑制のために設けられる一対の永久磁石である。一方の対をなす永久磁石7、8で発生する磁束Φ2と、他方の対をなす永久磁石9、10で発生するΦ3は、それぞれコイル5、6に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1に対して、逆方向となり、磁束Φ1をそれぞれのコア1、2内で打ち消す方向に供給される。すなわち、コア1に設ける一方の磁石7は一方の磁脚の磁気ギャップ3の近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面がS極、その反対側の面がN極となり、他方の磁石8は他方の磁脚の磁気ギャップ4の近傍におけるコア1の表面に、その表面に対面する面がN極、その反対側の面がS極となるように設ける。他方のコア2に設ける磁石9、10もそれぞれ対向する磁脚の各磁気ギャップ3、4の近傍の表面に、互いに逆極性となるように設ける。
このように、コア1、2に巻回したコイル5、6に流れる直流電流により生じる磁束Φ1と逆方向の磁束Φ2、Φ3を発生させる永久磁石7、8および9、10を設けることにより、コイル5、6に流れる直流電流により生じる磁束が永久磁石7、8および9、10から供給される磁束分だけうち消され、磁気飽和が防止され、大電流に対応できるインダクタンス部品が提供できる。
また、各対をなす永久磁石7、8および9、10の磁束のうち、コイル5、6に流す直流電流によって生じる磁束Φ1と同方向の磁束Φ4、Φ5の流れが、磁気ギャップ3、4によって減少するので、各対をなす永久磁石7、8および9、10が逆磁界を与えるという目的を有効に達成することができる。なお、この磁気ギャップ3、4は0.5mm以上に設定することが好ましい。
また、本発明においては、永久磁石7、8はコア1、2の磁路ではなく、コア1、2の表面に設けたので、コイル5、6に流れる直流電流により生じる磁束Φ1はこの永久磁石7、8、9、10をほとんど通らず、実質的に永久磁石7、8および9、10の減磁が生じない。
本発明において、永久磁石7、8および9、10としてはSm−Co系などの高い固有保磁力の金属系永久磁石を用いることもできるが、永久磁石7、8および9、10にもフェライト磁石によって構成することにより、例えば数十〜100kHz以上の高周波によってスイッチングするスイッチング電源に用いたとしても、コアロスの少ないインダクタンス部品が実現できる。
次に本発明のインダクタンス部品における永久磁石7、8および9、10の配置などについて実験した結果について説明する。図2は一方のコア1にのみコイル5を巻回し、一対の永久磁石7、8のみを、その位置と方向を変えて配置した場合の構成例である。図2の(丸1)は永久磁石7、8を設けない例(比較例)である。図2の(丸2)と(丸3)はコア1側にのみ永久磁石7、8を設けた例で、(丸2)の例はコイル5に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1に対して永久磁石7、8で供給する磁束Φ2が同方向となる(加わる)ように配置した例(比較例)であり、(丸3)は逆方向になる(相殺する)ように配置した例(実施例)である。図2の(丸4)、(丸5)はコイルを巻回していないコア2側にのみ永久磁石9、10を設けた例で、(丸4)の例はコイル5に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1に対して永久磁石9、10で供給する磁束Φ3が加わるように配置した例(比較例)、(丸5)は相殺するように配置した例(比較例)である。
コア1、2には、各磁脚1a、2aの長手方向の幅aが73mm、磁脚1aと1a、2aと2aの対向方向の幅bが90.5mm、幅cが14mm、磁路の断面積が196mmのものを用いた。また、永久磁石7、8および9、10としては、残留自足密度Brが220mT、S極、N極の間隔が46mm、断面の縦横のサイズが12mm×8mmのものを用いた。また、磁気ギャップ3、4はゼロとし、コイル5の巻数を33ターンとした。そしてコイル5に1kHzの周波数で0.5mAの交流電流を、種々の直流電流に重畳させてインダクタンスを測定した。
表1、図3は図2に示した(丸1)〜(丸5)の例のコイルに流す直流電流の変化に対するインダクタンス値の変化を示す。表1および図3の(丸1)、(丸2)、(丸3)の対比から分かるように、永久磁石7、8の無い場合(丸1)より、永久磁石7、8を、その発生磁束Φ2がコイル5に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1を相殺する方向に供給される場合(丸3)の方が、直流電流の増加に伴う磁気飽和が抑制され、高いインダクタンス値Lが得られる。また、磁気飽和を生じると考えられる電流値に近くなると、両者のインダクタンス値は近くなる。
また、永久磁石7、8の無い場合(丸1)より、永久磁石7、8を、その発生磁束Φ2がコイル5に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1に加わる方向に供給される場合(丸2)の方が、直流電流の増加に伴い、磁気飽和が促進され、得られるインダクタンスLが低くなる。また、磁気飽和を生じると考えられる電流値付近に達すると、両者のインダクタンス値はほぼ同じになる。
図2の(丸4)、(丸5)の場合、磁気ギャップ3、4がゼロであるため、コア1側にのみコイル5を巻回した場合、永久磁石9、10のコア1側に向かう磁束Φ5の影響が、コア2側に向かう磁束Φ3の影響より大きくなり、この磁束Φ5の方向がコイル5に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1を相殺する方向である(丸4)の例の方が(丸5)の例より直流電流が増加した場合のインダクタンス値が高くなる。
図4はコア1、2にそれぞれコイル5、6を巻回した例について示す。図4の(丸1)は、永久磁石7、8および9、10を設けない例(比較例)である。図4の(丸2)、(丸3)は、コア1、2側にそれぞれ永久磁石7、8および9、10を設けた例であり、そのうち(丸2)は、その発生磁束Φ2が、コア1、2側で、コイル5、6に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1に加わる方向の例(比較例)であり、(丸3)は、コア1側では、コイル5、6に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1を相殺する方向となる例(実施例)である。この(丸2)、(丸3)は永久磁石7、8および9、10として弱い磁石(残留磁束密度Brが220mT)を用いた例である。
また、図4の(丸4)、(丸5)は、いずれも永久磁石7、8および9、10として強い磁石(残留磁束密度Brが400mT)をそれぞれコア1、2側に設けた例であり、そのうち、(丸4)は、それぞれコア1、2側において、永久磁石7、8および9、10で発生する磁束Φ2、Φ3が、コイル5、6に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1に加わる例(比較例)であり、(丸5)は、相殺する例(実施例)である。
なお、コア1、2と永久磁石7、8および9、10のサイズは図2の例と同じとし、コイル5、6の巻数はそれぞれ33、31とし、これらのコイル5、6を互いに直列に接続した。また、磁気ギャップ3、4の寸法を1.0mmとした各場合について、コイル5、6に流れる直流電流を変化させた。交流電流の周波数、電流値は図2の場合と同様とした。
表2と図5は図4の(丸1)〜(丸5)の例で直流電流の変化に対するインダクタンス値Lの変化を示す図である。表2および図5から分かるように、コア1、2に永久磁石7、8および9、10を設け、これらの永久磁石7、8および9、10の磁束Φ2、Φ3の方向をそれぞれコイル5、6に流す直流電流により生じる磁束Φ1を相殺する方向に設定する実施例(丸3)、(丸5)の場合、直流電流の増加による磁気飽和が抑制され、直流電流の増加に伴うインダクタンス値の低下が、永久磁石7、8および9、10が無い(丸1)の場合より少なくなり、反対に永久磁石7、8および9、10を、それぞれコイル5、6に流す直流電流により生じる磁束Φ1に加わる方向に設定した(丸2)、(丸4)場合には、直流電流の増加に伴うインダクタンス値の低下が大きくなる。
また、永久磁石7、8および9、10の磁束Φ2、Φ3の方向をそれぞれコイル5、6に流す直流電流により生じる磁束Φ1を相殺する方向に設定する実施例(丸3)、(丸5)を比較した場合、強い磁石を用いた(丸5)の場合の方が、弱い磁石を用いた(丸3)の場合より、直流電流の増加による磁気飽和の抑制効果が大きく、直流電流の増加に伴うインダクタンス値の低下が小さい。
図6は永久磁石7、8の取付け位置と磁気飽和の関係を調べるために、永久磁石7、8を設けない例(丸1)(比較例)と、U型コア1のコイル巻回部1bの両端部に設けた例(丸2)、(丸3)と、磁脚1a、1aにおける磁気ギャップ3、4の近傍に設けた例(丸4)、(丸5)の各例において、直流電流の変化に伴うインダクタンス値の変化を調べた。前記各例のうち、(丸2)、(丸4)はコア1において、それぞれ永久磁石7、8で発生する磁束Φ2が、コイル5に流れる直流電流によって生じる磁束Φ1に加わる比較例であり、(丸3)、(丸5)は相殺する実施例である。
なお、コア1、2と永久磁石7、8のサイズ、材質、コイル5の巻数は図2の場合と同じにした。また、磁気ギャップ3、4の寸法はゼロ、1.0mm、2.0mmの場合について、コイル5、6に流れる直流電流を変化させ、交流電流の周波数、電流値は図2の場合と同様とした。
表3と図7は図6の(丸1)〜(丸5)の例で磁気ギャップ3、4を1.0mmとした場合の直流電流の変化に対するインダクタンス値Lの変化を示す図である。表4と図8は図6の(丸1)〜(丸5)の例で磁気ギャップ3、4を2.0mmとした場合の直流電流の変化に対するインダクタンス値Lの変化を示す図である。
これらの表および図から分かるように、永久磁石7、8を磁気ギャップ3,4の近傍に設けると、(丸2)、(丸4)の場合の磁気飽和促進効果と、(丸3)と(丸5)の場合の磁気飽和防止効果がそれぞれ増大して、直流電流とインダクタンス値との関係に影響を与える。すなわち、直流電流の大電流に対処するには、永久磁石7、8は磁気ギャップ3、4の近傍に設けることが好ましいことが分かる。これは、コイル巻回部1bの両端に永久磁石7、8を設けた場合には、コア1のコイル巻回部1bのみの磁気飽和が抑制されるのみであるが、磁気ギャップ3、4の近傍に設けた場合には、コア1のほとんど全領域について磁気飽和が抑制されるためである。
また、図7、図8の対比から分かるように、磁気ギャップ3,4のサイズが大きくなるほど、直流電流がゼロの際のインダクタンス値は低くなるが、直流電流が増大しても、インダクタンス値が低下しにくくなり、大電流用途にてきしたものが提供できる。
本発明は、2つのU型コアの組み合わせのみならず、U型コアとI型コア、あるいは2つのU型コアとI型コアの組み合わせ等、2以上の磁気ギャップを形成する複数のコアの組み合わせでなるインダクタやトランスに適用することができる。
Figure 0004193943
Figure 0004193943
Figure 0004193943
Figure 0004193943
本発明によるインダクタンス部品の一実施の形態を示す図である。 U−Uコアの一方のコアに対してコイルを巻回し、永久磁石の位置と極性を種々に設定した構成を示す図である。 図2に示した各例において、磁気ギャップがゼロの場合におけるコイルに流す直流電流の変化に対するインダクタンス値の変化を示す図である。 U−Uコアの双方のコアに対してコイルを巻回し、永久磁石の磁気強度と位置と極性を種々に設定した構成を示す図である。 図4に示した各例において、磁気ギャップが1.0mmの場合におけるコイルに流す直流電流の変化に対するインダクタンス値の変化を示す図である。 U−Uコアの一方のコアに対してコイルを巻回し、永久磁石の磁気強度と位置と極性を種々に設定した構成を示す図である。 図6に示した各例において、磁気ギャップが1.0mmの場合におけるコイルに流す直流電流の変化に対するインダクタンス値の変化を示す図である。 図6に示した各例において、磁気ギャップが2.0mmの場合におけるコイルに流す直流電流の変化に対するインダクタンス値の変化を示す図である。
符号の説明
1、2:コア、1a、2a:磁脚、3、4:磁気ギャップ、5、6:コイル、7、〜10:永久磁石

Claims (4)

  1. 交流電流が重畳した直流電流を流すコイルを巻回するコアを有するインダクタンス部品であって、
    複数のフェライトコアを備え、少なくとも1つのコアは平行をなす複数の磁脚を有し、
    前記複数のコアを、磁脚を有するコアの磁脚の先端面と他のコアとの間に磁気ギャップを介在させて組み合わせ、
    少なくとも前記磁脚を有する1つのコアにコイルを巻回し、
    前記コイルを巻回したコアに、そのコアに巻回されるコイルに流れる直流電流によって生じる磁束と逆方向の磁束を供給する一対の永久磁石を、これらの永久磁石によって供給される磁束がコアのコイル巻回部を通るように、一方の磁石は一方の磁脚の前記磁気ギャップ近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面とその反対側の面が逆極性となるように設け、他方の磁石は他方の磁脚の磁気ギャップ近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面とその反対側の面が逆極性となるように前記一方の磁石と極性を逆向きにして設けた
    ことを特徴とするインダクタンス部品。
  2. 交流電流が重畳した直流電流を流すコイルを巻回するコアを有するインダクタンス部品であって、
    対向する2つの磁脚を有する2つのフェライトコアを備え、
    前記2つのコアを、磁脚の先端面間に磁気ギャップを形成して組み合わせ、
    前記各コアにコイルを巻回し、
    各コイルを巻回したコアに、それぞれ、そのコアに巻回されるコイルに流れる直流電流によって生じる磁束と逆方向の磁束を供給する一対の永久磁石を、これらの永久磁石によって供給される磁束が対応のコアのコイル巻回部を通るように、一方の磁石は一方の磁脚の前記磁気ギャップ近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面とその反対側の面が逆極性となるように設け、他方の磁石は他方の磁脚の磁気ギャップ近傍におけるコアの表面に、その表面に対面する面とその反対側の面が逆極性となるように前記一方の磁石と極性を逆向きにして設けた
    ことを特徴とするインダクタンス部品。
  3. 請求項1または2に記載のインダクタンス部品であって、
    前記磁脚を有するコアがU型コアでなる
    ことを特徴とするインダクタンス部品。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載のインダクタンス部品であって、
    前記永久磁石がフェライト磁石でなる
    ことを特徴とするインダクタンス部品。
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