JP4192660B2 - ディスク記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば各種の記録可能型DVDメディアへデータを記録するDVDレコーダ等に適用して好適なディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルデータを蓄積・保存できるメディアのひとつにDVDなどがある。DVD(Digital Versatile Disc)は、CD(Compact Disc)を超える次世代の大容量光ストレージメディアとして開発、規格化されたものであり、映画、音楽、コンピューターなど様々な用途への応用が期待されている。このDVDのメディア(物理フォーマット)の種類には再生専用型、追記型、書き換え型がある。例えばDVDフォーラムといわれる業界団体で開発・規格化されたものに、再生専用型としてDVD−ROM(DVD-Read Only Memory)、追記型としてDVD−R(D VD Recordable)、書き換え型としてDVD−RAM(DVD Rewritable)、同じく書き換え可能なDVD−RW(DVD Re-recordable)がある。
【0003】
これらメディア(物理フォーマット)に対応するアプリケーションフォーマット(論理記録フォーマット)についても規格化が進められ、ビデオ編集等の編集機能に優れたDVD−VR(DVD-Video recording)規格がDVDフォーラムで制定された。また既存のDVD−ROMディスクに記録されているDVD−VIDEOと再生互換性があるように記録する方法(以下、ビデオ互換と称する。)を採用する記録機も登場し、用途に応じた応用が可能となっている。
【0004】
最近では、DVD+RWアライアンスといわれる業界団体が、物理メディアとして書き換え型のDVD+RWおよびこれに対応するアプリケーションフォーマット、DVD+RW VIDEO(以下、+RWビデオと称する。)の規格化を行っている。+RWビデオ規格は、ビデオ互換規格にDVD+RW独自の機能を拡張的に付加したものであり、また既存のDVDドライブやDVD−ROMに記録されたビデオを再生するDVDプレーヤとの再生互換性を高めている。以下に、上述した記録メディアとアプリケーションフォーマットの対応を表に示す。
【0005】
【表1】
【0006】
これらの記録可能型のメディア(以下、記録メディアと称する。)に、映像、音楽、データなどのコンテンツデータを記録することができる記録装置として、DVDプレーヤに録画機能を付加したDVDレコーダがある。ユーザはDVDレコーダを使用して、所望のコンテンツ、例えば衛星放送の映画やテレビジョン放送番組等のコンテンツデータをDVD−RやDVD−RW等の記録可能型の記録メディアに予約録画して映画などを鑑賞したり、例えば結婚式の映像を録画・編集したりするなどして楽しむことができる。
【0007】
DVDレコーダには、記録可能型DVDに録画した映像に好きなタイトル名をつけたり、また映像を確認しながらチャプタの位置を所望の位置に設定し、ユーザが編集や映像の管理に役立てる機能が備えられている。タイトルとは、ユーザが記録した映像を管理するためのもので、例えば、異なる時間に予約録画した映像にそれぞれタイトルをつけて分けたり、映画によってタイトルを分けたり、1つのDVDのディスク内に複数のコンテンツデータを管理することができる。チャプタは、タイトルに記録されている内容を区分する単位であってユーザによるアクセス単位の一つである。
【0008】
図7にDVD−VIDEO規格で記録されるデータ構成の一例の概略図を示す。1タイトルは複数のセル(Cell )よりなるチャプタ(Chapter)から構成され、セルは映像データの単位であるVOBU(Video Object Unit)が一個以上集まって構成される。このVOBUは大抵0.5秒程度の単位であり、一個以上のGOPから構成される。タイトルは、管理情報としてはPGC(Program Chain)と呼ばれるセルの再生順番等のデータから構成される。1つのタイトルを途中で途切れることなく再生するためには、1つのPGCから構成される必要がある。
【0009】
編集の際にユーザが映像を見ながらチャプタの位置を一つ一つ確認して設定するだけでなく、記録中に自動的に等間隔で設定することも望まれる。その際、なるべく全てのタイトルで、タイトルの頭から最後まで等間隔に設定できることが望ましい。従来にも、例えばビデオ互換規格によってDVD−RW上に映像情報を録画する際に、3分や6分などといった間隔で自動的にチャプタを打っていくものがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、チャプタを設定できる位置や総数には各種規格(DVD−VIDEO、DVD―VR、DVD+RW VIDEO)等やビットレート等により色々制限がある。例えば、映像情報をDVD上に記録するときには、映像などのコンテンツとそのコンテンツを管理するための管理情報を記録する必要があるが、1ディスク中の管理情報の記録できる記録容量は限られており、1タイトルや1ディスク中に設定可能な総チャプタ数などは、各種規格ごとに規定されている。また、ビットレートを下げて記録可能時間を長くすると、ユーザの管理上チャプタ数が多く必要になることが考えられるが、上述の規定によりチャプタ数を無限に打てるわけではない。
【0011】
したがって、ある規格で設定された時間間隔でチャプタを打てたとしても、別の規格ではチャプタ数を規定の総数を超えて打てなくなるといった不都合が生じる恐れがある。
【0012】
斯かる点に鑑み、本発明は、ディスクにコンテンツデータを記録中に、各種規格およびビットレートによらずに、自動的に適切な等間隔のチャプタ位置を設定することができるディスク記録装置を提案することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のディスク記録装置は、書き込みコマンドに基づいてコンテンツデータをディスクに記録する記録手段と、ディスクへ記録されるコンテンツデータに対する複数のチャプタ位置の設定値を記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶されている複数のチャプタ位置の設定値のうちユーザにより選択されたチャプタ位置の設定値を含むチャプタ位置情報を、コンテンツデータが記録されるディスクに書き込むべく記録手段に書き込みコマンドを出力する制御部と、を備える。ここで上記記憶手段に記憶されたチャプタ位置の設定値として、各種規格の規定に基づくディスクに記録できるデータの再生単位(以下、「データ再生単位」という。)の最大数から求められるデータ再生単位の平均サイズと、記録時間モードに応じたビットレートによりデータ再生単位の平均時間間隔を算出し、算出されたデータ再生単位の平均時間間隔の各記録時間モード間の最小公倍数からチャプタ位置設定間隔を求め、また、各種規格の規定から1チャプタ当たりのデータ再生単位の最小数を求め、チャプタ位置設定間隔及びデータ再生単位の最小数の条件を満たす値に決定することを特徴とする。
【0014】
斯かる本発明によれば、ディスク内を構成するデータ再生単位の平均サイズを決定し、その平均サイズと各記録時間モードに応じたビットレートよりデータ再生単位の平均時間間隔を計算し、各記録時間モード間の平均時間間隔の最小公倍数を求めて、チャプタ位置のグリッドを得、さらに、1ディスクや1タイトル中の総チャプタ数、セル数等の各規格を考慮してチャプタ位置設定間隔を決定するようにしたので、各種規格およびビットレートによらずに、記録時に自動的に適切な等間隔のチャプタ位置設定を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して、本発明の一実施の形態について記録可能型のDVDメディアを例に説明する。表2に本例で対象とする記録可能型のDVDメディア(物理フォーマット)および対応アプリケーションフォーマットを示す。
【0018】
【表2】
【0019】
これらのメデイアへの記録時に設定可能なチャプタの時間間隔を検討するに際して考慮する条件は、
(1)記録時間モードによらない時間間隔とすること(最小公倍数)。
(2)1タイトルの長さによらず、等間隔でチャプタが打てること(1タイトルのチャプタ数)。
(3)タイトル数が多くなっても、全タイトルにわたって等間隔でチャプタが打てること(ディスク内の全チャプタ数)。
この3点である。
【0020】
この場合、記録後の編集によるチャプタ数の増加は考慮しない。つまり、記録時のチャプタ設定のみを考える。例えば、DVD−VR規格におけるプレイリストや、+RW Video(+RWビデオ)規格における編集後のプレイリスト・タイトル等は考慮しない。+RWビデオのプレイリスト・タイトルは編集用途などのためフルタイトル記録時と同時に生成されるもので、編集を行わない限りフルタイトルと同じ内容のタイトルである。
また、別の記録装置で記録済みのメディアを引き継ぐ場合は考慮しない。即ち、メディア内の全てのタイトルを自らの記録機で記録する場合のみを考えるとする。
【0021】
まず、ビデオ互換および+RWビデオ規格において、記録時に設定可能なチャプタの時間間隔について検討する。
【0022】
図1に、ビデオ互換規格および+RWビデオ規格で作成されるデータ構成の一例の概略図を示す。1タイトルはいくつかのチャプタから構成され、さらにチャプタはいくつかのセルから構成されている。つまり、1タイトルは複数セルの集まりであって、そのセルをあるまとまりごとに区切った単位がチャプタである。セルは一個以上のVOBUから構成され、VOBUは動画像圧縮技術MPEG(Motion Picture Experts Group)のGOPからなる映像などのコンテンツデータおよびその先頭に配置されるナビゲーション・パック(Navigation Pack)と呼ばれる管理情報から構成されている。
【0023】
このナビゲーション・パック(以下、ナビパックと称する。)には、例えば、VOBの先頭(VOB V S PTM)および終了時刻(VOB V E PTM)を指定する再生に関する制御情報、および±120秒内前後の動画像データへのポインタとなるようなアクセスに関する制御情報が格納されている。
【0024】
これらのチャプタやセルには各種規格により1ディスクおよび1タイトルに存在可能な最大数が決められている。表3に、アプリケーションフォーマットと各構成要素の最大数を示す。
【表3】
【0025】
また各記録時間モードにおけるビットレートのパラメータを表4に示す。
【表4】
【0026】
まず第1に、チャプタを構成するセルのサイズを決定する。ここで1ディスクおよび1タイトルの記録時間を決めるパラメータは以下の項目である。
・1ディスク(12cm)の容量が4.7GB(ギガバイト)。
・+RWビデオはディスク全体でのセル数が254個以下。
(DVD−RWのビデオ互換では1タイトルのセル数255個以下であるが、タイトルが変われば、また255個まで使用可能)。
・+RWビデオではいかなるセルも再生時間は255.5秒以下。
【0027】
ディスク全体のセルサイズをほぼ均等にしたとすると平均セルサイズ(容量)は、
4.7GB/254=17.6MB
となる。
このとき、ファイル・システムや情報ファイル(Information file)等のサイズは、AV(Audio-Visual)データ、即ち映像情報や音声情報などのコンテンツデータに比べてかなり小さいのでここでは無視する。上述のセルサイズより小さいサイズのセルを作るとディスク容量を無駄にすることになるので、記録停止直前のセル以外はほぼ20MB(以下)とする。
【0028】
しかし記録停止時においては、図2に示すように、ユーザが停止を指示した際、セルのサイズが所定の値になるまで待つのではなく、小さいサイズの時点ですぐさま記録停止するのが望ましい。このように半端な大きさのセルが多数生成される事が考えられる。仮にディスク上のセル全てが20MBならば、1ディスク内のセル数は、
4.7GB/20MB=224.1(個)
となる。254−224=30(個)となり、30セル分は記録停止時に20MBよりはるかに小さいセルができることに回すことができ、ディスク容量を有効に使用することができる。
【0029】
条件(1) 最小公倍数
ビデオ互換および+RWビデオ規格では、チャプタはセルとアラインさせる、つまりそろえる必要がある。各記録時間モードにおける1セルあたりの平均セル間隔は次のようになる(*は乗算を表す)。
【0030】
(1セル)=20MB=20*1024*1024byte
(1VOBU)=0.6MB(10Mbps時)(=8*10Mbps/0.5sec)
1H :10 Mbps→(平均セル間隔)=16.27秒→約15秒
1.5H: 6.6Mbps→(平均セル間隔)=24.91秒→約22.5秒
2H : 5 Mbps→(平均セル間隔)=32.88秒→約30秒
3H : 3.3Mbps→(平均セル間隔)=49.82秒→約45秒
4H : 2.5Mbps→(平均セル間隔)=65.76秒→約60秒
6H : 1.7Mbps→(平均セル間隔)=96.71秒→約90秒
となる。この例では最終的なセル間隔はおおよそ切りのよい数字としている。
【0031】
上記の最小公倍数は、180秒、即ち3分となって、チャプタ間隔は3分グリッドにのる必要がある。換言すれば、チャプタを打つ箇所は少なくとも3分で割り切れる時間上でなければならない。
【0032】
条件(2) 1タイトルのチャプタ数
ビデオ互換および+RWビデオ規格から、1タイトル(この例ではPGCとしている。)の総チャプタ数は99個以下である。1タイトルの総セル数は255または254以下であるので、1タイトル内の1チャプタあたりのセル数の平均は、
ビデオ互換 :(255セル)/(99チャプタ)=2.6、
+RWビデオ:(254セル)/(99チャプタ)=2.6
である。
つまり、3セルに1チャプタならば全ディスクにわたって平均的にチャプタをつけることができる。セル間隔が一番長い6時間モードでは、(3セル)=(約4分30秒)となる。したがって、それより長くて、各記録時間モードの最小公倍数にのる時間間隔は、最低6分以上の間隔にする。図3は記録時間6時間モード時にチャプタ位置を6分間隔に設定したときの記録データのイメージを表したものであり、自動的に6分等間隔にチャプタが作成され、1タイトルが4個のセルからなる複数のチャプタより構成される。
【0033】
条件(3) ディスク内の全チャプタ数
+RWビデオ規格においては、1ディスク中のすべてのフル・タイトルでチャプタは254個以下である。これは1ディスク中の最大セル数が254個以下であることから条件を満たしている。
【0034】
条件(4) その他の考慮すべき条件
+RWビデオのファイルシステムにおいては、
・各VTS(Video title set)のVTS PTT SRPT(以下、SRPTと称する。)フィールドは4096バイト以下、
・各VTSのVTS PGCIT(以下、PGCITと称する。)フィールドは25*2048=51200バイト以下、
の条件がある(SRPT:Search Pointer Table、PGCIT:Program Chain Information Table)。つまり、SRPTおよびPGCITは情報管理に使用されるファイルであり、このファイルの容量に制限があるということである。
これは、記録時間モードが最長の6時間モードのときに、図4に示すような、(1タイトル(1TT))=(6分+αの長さ)=(2チャプタ)=(5セル)といった1ディスクにタイトルがたくさんある場合を考えればよい。
【0035】
上述時間間隔(約6分)で、SRPTフィールドのサイズを計算する。計算式は、
(SRPTサイズ)=(8)+(4*タイトル数)+(4*チャプタ数*タイトル数)である。チャプタ数が一番多くなるのは、ディスク全体にわたって最大記録時間モード、この例では6時間モードだけで記録した場合である。
6時間モードで各タイトルの長さを(6分+α)で記録すると、1タイトルは2チャプタになるが、これは(6時間)/(6分)=60タイトルとなり、同時にフル・タイトルとプレイリスト・タイトルができるので、120タイトルとなる。これはタイトル数の最大数98を先に超えてしまう。よって、1タイトルの長さとしてはもっと長い時間を考えればよい。
【0036】
次に、6時間モードで49回記録した場合は、1タイトルは(6時間)/(49回)=7.3分となる。つまり、1チャプタは6分であるので、1タイトルが2チャプタとなって、フル・タイトルとプレイリスト・タイトルを合わせて、ディスク全体で2*49=98チャプタになる。この時、SRPTフィールドのサイズは、
(8)*+(4*98)+(4*98*2)=1184バイト
となる。これは上述のSPRTフィールドサイズの上限である4096バイトを下回るので条件を満足している。
【0037】
次に、上記約6分の時間間隔でPGCITフィールドのサイズを計算してみる。PGCを再生する前に再生順などを指示するコマンド(CMD:Command)が登録されるPGC CMDT(Program Chain Command Table)では1タイトル(1PGC)につき常に3個のCMDを置かなければならない。計算式は、
(PGCITサイズ)=(8)+(8*タイトル数)+(タイトル数*PGCサイズ)+(2*EmptyPGCサイズ)
となる。ここでPGCサイズ、EmptyPGCサイズは
(PGCサイズ)=(236)+(32)+(チャプタ数)+(24*セル数)+(4*セル数)、
また、
(EmptyPGCサイズ)=(236)+(8+8*3)+(2)+(24)+(4)=298バイト
で求められる。
【0038】
尚、EmptyPGCとは、ディスク内の情報が記録されていない領域を管理し、空情報を通知するといった機能を持ち、フル・タイトルおよびプレイリスト・タイトルに対し、それぞれディスク内にひとつずつ配置される。ディスク上に開き領域がない場合、またはフル・タイトルとプレイリスト・タイトル合わせて98タイトル存在する場合、EmptyPGCは存在してはならない。
【0039】
同じく、6時間モードで(1タイトル)=(2チャプタ)=(5セル)を考える。ディスク全体のタイトル数は、(4.7GB)/(6分*1.7Mbps)=61タイトル。フル・タイトルは49個以下なので、実質49タイトルである。1PGCのサイズは、
(1PGCサイズ)=(236)+(32)+(2チャプタ)+(24*5セル)+(4*5セル)=410バイトとなる。
ディスク全体では、フル・タイトルおよびプレイ・リスト・タイトル合わせて98タイトルであるので、ディスク全体のPGCITサイズは、
(PGCITサイズ)=(8)+(8*98)+(98*410)+(0*EmptyPGCサイズ)=40972バイト
となり、これは上述した51200バイトを下回っているので条件を満たす。
【0040】
以上の計算結果から、ビデオ互換規格、+RWビデオ規格では約6分以上で3分間隔、例えば6分、9分、12分・・・といった間隔のチャプタ設定が可能である。
【0041】
次に、DVD−VR規格における記録時に設定可能なチャプタ(フォーマット・ブック用語でEntry Pointに相当。)の時間間隔について、各条件ごとに検討する。
【0042】
条件(1) 最小公倍数
DVD−VRは映像データ等の編集を目的として規格化されたものであるので、基本的な機能としてどの時点でもチャプタを設定することができる。したがって、チャプタはセルやVOBと揃える(アラインする)必要がなく無関係に設定できる。つまり、チャプタ間隔にグリッドは必要ない。
【0043】
条件(2) 1タイトルのチャプタ数
ディスク内において、全てのオリジナルタイトルに対するチャプタ総数 は999個以下でなければならない。ディスクがフルになるまで1タイトルを記録する場合、1チャプタあたりの平均チャプタ時間間隔は、
(1チャプタ)=(6時間)/999=21.6秒となる。
【0044】
条件(3) ディスク内の全チャプタ数
ディスク内において、オリジナルタイトルは99個以下でなくてらない。6時間モードにおける1タイトルの平均時間間隔は、
(1タイトル)=(6時間)/(99タイトル)=218秒とする。
また、1タイトルの平均チャプタ数は、999/99=10個とする。
ワーストケースは、9個のチャプタは規定の時間間隔があるが、最後のチャプタが非常に短い場合であるので、
(218秒)/(9チャプタ)=24.2秒
となる。つまりチャプタの時間間隔は、24.2秒以上の必要がある。
【0045】
条件(4) その他の条件
上述した計算は、User Marker(Entry Point With Primary Text)は考慮していない。User Markerとはプライマリ・テキストと呼ばれる特殊なテキストをつけたエントリーポイントであって、チャプタの一種である。
【0046】
上述の計算結果より、DVD−VR規格におけるチャプタの時間間隔は24.2秒以上であればよく、特にグリッドは必要としないので、例えば25秒、26秒、27秒といったような細かい時間間隔設定が可能である。勿論、ビデオ互換や+RWビデオ規格におけるような6分、9分、12分といったより長い時間間隔な設定としてもよい。
【0047】
表5に、ビデオ互換、+RWビデオ、およびDVD−VR規格のそれぞれについて記録時に設定可能なチャプタの時間間隔を示す。
【0048】
【表5】
【0049】
斯かる本例のチャプタ位置設定方法によれば、ディスク内を構成するセルの平均セルサイズを決定し、その平均セルサイズと各記録時間モードに応じたビットレートより1セルの平均時間間隔を計算し、各記録時間モード間の平均セル時間間隔の最小公倍数を求めて、チャプタ位置のグリッドを得、さらに、1ディスクや1タイトル中の総チャプタ数、セル数等を考慮してチャプタ位置設定間隔を決定するようにしたので、各種規格およびビットレートによらずに、適切な等間隔のチャプタ位置を算出することができる。
【0050】
上述のチャプタ設定方法をディスク記録装置の一例としてDVDレコーダに適用した場合を説明する。図5は、DVDレコーダの構成の一例を示すシステムブロック図である。AVは映像信号および音声信号の入出力領域、RDは入力信号データのエンコーダおよびデコーダを中心とする記録再生領域を表す。
【0051】
入力領域AVにおいて、例えば地上波放送などのRF信号がチューナ1にて受信し復調され、そのうちアナログ映像信号はセレクタ4aに入力される。ライン映像入力からのアナログ映像信号もセレクタ4aに入力される。そして、セレクタ4aでチューナ1またはライン映像入力6からのアナログ映像信号が選択さ れて、NTSC/PALデコーダ5でデジタル映像信号に変換され、記録再生領域RDの切り替え部9のセレクタ9aに入力される。また、チューナ1にて受信、復調されたアナログ音声信号およびライン音声入力7よりのアナログ音声信号がセレクタ4bに入力され、セレクタ4bにより一方の音声信号が選択されてオーディオA/D8に入力され、アナログ・デジタル変換されて記録再生領域RDのスイッチャー10に入力される。
【0052】
切り替え部9のセレクタ9aに入力されたチューナ1またはライン映像入力6よりのデジタル映像データは、デジタルデータの画像圧縮手段であるAVエンコーダ11またはスイッチャー9bに入力される。また入出力領域ADよりスイッチャー10に入力された入力音声信号は、AVエンコーダ11またはグラフィックス15に入力される。
【0053】
切り替え部9のスイッチャー9bおよびスイッチャー10は、入力された映像または音声データを、システムの再生/記録モードによって、即ちチューナ1などからの映像音声データを再生するのか、または映像音声データを再生すると同時にディスク13に記録するのか、またはディスク13からの映像音声データを再生するか、これらシステムの再生/記録モードにより、映像データおよび音声データの経路を切り替えるようにしている。
【0054】
AVエンコーダ11は、MPEG2動画像圧縮技術により映像音声信号を圧縮してバッファ部12に送出する。バッファ部12はSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)などのメモリを備え、AVエンコーダ11より圧縮された映像および音声データのストリームデータを所定容量蓄積して所定のデータ量に達するとDVD−R、DVD−RW、DVD+RW等の記録可能型のディスク13に書き込みを行うように、MPU(Micro Processing Unit)等から構成されるシステムコントローラ22より書き込みコマンドが発行されてデータを一括転送するようになされている。尚、この図ではディスク13側ドライブの系統図やピックアップ等の光学系、メカユニットの記載は省略している。
【0055】
ディスク13を再生時は、ディスク13から読み出した再生信号は、一旦、バッファ部12に蓄積され、所定データ量単位で圧縮動画像データをAVデコーダ14で伸張されて、グラフィックス15に入力される。そして、グラフィックス15で、OSD(On Screen Display)機能などによりディスプレイ表示に必要な処理がなされた後、映像のデジタルデータはI/P変換16に入力されインターレース/プログレッシブ変換され、NTSC/PALエンコーダ17により必要なテレビジョン放送方式に復号されてライン映像出力19より外部に送信される。一方、音声のデジタルデータはオーディオD/A20に入力されデジタル/アナログ変換された後、スピーカ等のライン音声出力21に供給される。
【0056】
これらのシステム全体の制御を行う制御手段が、システムコントローラ22であり、図示しないがホストバスを介して各デバイスと接続され、制御を行うことができるようになされている。また、このシステムコントローラ22には内部バスを介してワークエリアとしてのSDRAM23や不揮発性メモリからなる記憶手段のフラッシュメモリ24等が接続されている。
【0057】
例えば6分、9分、12分等のチャプタ位置設定時間間隔はこのフラッシュメモリ24に記憶させてユーザが適宜選択できるようにしておく。ユーザは本システムに設けられた図示しないディスプレイやリモートコントローラ等のユーザインターフェースを介して、上述のチャプタ位置設定時間間隔の中から所望の時間間隔のチャプタ位置設定値を選択してフラッシュメモリ24に登録しておいて、記録時に自動的に等間隔のチャプタを作成し、再生や編集作業時の利便性を向上することができる。
【0058】
上述したように、AVエンコーダ11で圧縮された映像音声データの記録が行われる際、バッファ部12に所定データ量が蓄積されるとディスク13にデータが転送されて書き込まれるが、DVD−VIDEOおよび+RWビデオ規格の記録の場合、データ転送はセル単位で行われる。したがって、バッファ部12のSDRAM等のメモリ容量は、本例においてはディスク中の平均セルサイズを20MBとしたので、最低20MB以上あればよい。
【0059】
実際には、ユーザによる1回の録画開始操作から録画停止操作でひとつのタイトルが生成される。図6に、DVD−VIDEOの場合の記録時のコンテンツデータおよび管理情報の一例を示して説明する。まず、ディスク13にコンテンツデータ記録中は、図6Aに示すように、コンテンツデータVTSTT VOBSがディスクのリードイン、リードアウト内の所定領域に書き込まれていく。そして、最後にディスクを取り出す時に、図6Bに示すように、システムコントローラ22がフラッシュメモリ24に管理する、記録された映像音声データ等のコンテンツデータを再生するためのチャプタ位置情報を含む各管理情報をディスク13に記録するようにして、予めユーザが選択したチャプタ位置設定値に基づき、自動的に等間隔のチャプタ位置情報をまとめて書き込むことができる。尚、図6Bの例においてチャプタ位置情報は、VTSI.IFOおよびVTSI.BUPに含まれている。
【0060】
上述のチャプタ位置情報を含む管理情報は、ディスクを取り出す際にディスクに記録するのではなく、コンテンツの記録終了時に記録するようにしてもよい。
【0061】
また、上述DVDレコーダのシステム構成は、周知のDVDレコーダのシステム構成の一例を示したに過ぎず、その他周知技術より種々の構成を採用することができる。
【0062】
斯かる本例のディスク記録装置によれば、ディスク内を構成するセルの平均セルサイズを決定し、その平均セルサイズと各記録時間モードに応じたビットレートより1セルの平均時間間隔を計算し、各記録時間モード間の平均セル時間間隔の最小公倍数を求めて、チャプタ位置のグリッドを得、さらに、1ディスクや1タイトル中の総チャプタ数、セル数等を考慮してチャプタ位置設定間隔を決定するようにしたので、、各種規格およびビットレートによらずに、記録時に自動的に適切な等間隔のチャプタ位置を設定することができ、その後のユーザ操作によるディスクの再生や編集作業時の利便性を向上させることができる。
【0063】
尚、本発明は、上述したDVDおよびDVDレコーダの例に限らず、その他、例えばDVDでなくHDD(Hard Disk Drive)へコンテンツデータを記録時のチャプタ作成にも適用できる。また、映像データなどのストリームデータを記録する際、コンテンツデータを先に記録した後、最後にチャプタ位置をまとめて書き込む記録方法を採用するメディアおよびその記録装置に適用することができる。
【0064】
また、本発明は上述した実施の形態の例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
本発明のディスク記録装置によれば、ディスク内を構成するデータ再生単位の平均サイズを決定し、その平均サイズと各記録時間モードに応じたビットレートより一データ再生単位の平均時間間隔を計算し、各記録時間モード間の平均時間間隔の最小公倍数を求めて、チャプタ位置のグリッドを得、さらに、1ディスクや1タイトル中の総チャプタ数、セル数等の各規格を考慮してチャプタ位置設定間隔を決定するようにしたので、各種規格およびビットレートによらずに、記録時に自動的に適切な等間隔のチャプタ位置を設定することができる。その結果、その後のユーザ操作によるディスクの再生や編集作業時の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の例の説明に供する線図である。
【図2】本発明の一実施の形態の例の説明に供する線図である。
【図3】本発明の一実施の形態のデータ構成の一例を示す線図である。
【図4】本発明の一実施の形態の例の説明に供する線図である。
【図5】本発明の一実施の形態の例のDVDレコーダのシステムブロック構成図である。
【図6】本発明の一実施の形態のDVDに記録されるデータ構成の一例を示す線図である。
【図7】DVDに記録されているデータ構成の一例を示す線図である。
【符号の説明】
1…チューナ、2…GR、3…3DY/C処理部、4a,4b,9a…セレクタ、5…NTSC/PALデコーダ、6,7…ライン入力部、8…オーディオA/D、9…切り替え部、9b,10…スイッチャー、11…AVエンコーダ、12…バッファ部、13…DVD(書き込み領域部)、14…AVデコーダ、15…グラフィックス、16…I/P変換部、17…NTSC/PALエンコーダ、19…ライン出力、20…システムコントローラ、21…SDRAM、22…フラッシュメモリ
Claims (2)
- 書き込みコマンドに基づいてコンテンツデータをディスクに記録する記録手段と、
前記ディスクへ記録されるコンテンツデータに対する複数のチャプタ位置の設定値を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のチャプタ位置の設定値のうちユーザにより選択されたチャプタ位置の設定値を含むチャプタ位置情報を、前記コンテンツデータが記録される前記ディスクに書き込むべく前記記録手段に前記書き込みコマンドを出力する制御部と、を備え、
前記記憶手段に記憶されたチャプタ位置の設定値は、各種規格の規定に基づく前記ディスクに記録できるデータの再生単位(以下、「データ再生単位」という。)の最大数から求められるデータ再生単位の平均サイズと、記録時間モードに応じたビットレートにより前記データ再生単位の平均時間間隔が算出され、算出されたデータ再生単位の平均時間間隔の各記録時間モード間の最小公倍数からチャプタ位置設定間隔が求められ、また、各種規格の規定から1チャプタ当たりの前記データ再生単位の最小数が求められ、前記チャプタ位置設定間隔及び前記データ再生単位の最小数の条件を満たす値に決定されている
ディスク記録装置。 - 前記チャプタ位置の設定値は、
前記ディスクがビデオ互換規格及び+RWビデオ規格の場合、最低6分以上かつ3分間隔の値であり、
前記ディスクがDVD−VR規格の場合、最低24.2秒以上である
請求項1に記載のディスク記録装置。
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