JP4191417B2 - 異種金属よりなる二部材の接触部における防食構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異種金属よりなる二部材の接触部における防食構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、回転軸の端部に鋼製カラーおよびAl合金製プーリのボス部を装着し、そのボス部に鋼製ワッシャを当て、ボルトを、ワッシャおよびボス部を通して回転軸のねじ孔にねじ込み、ワッシャおよびカラー間にボス部を挟着してプーリを回転軸に締結した場合、腐食電位列において、Al合金が鋼よりもアノード側にあることから腐食環境下ではボス部の方がカラーおよびワッシャよりも腐食(異種金属接触腐食、いわゆる電食)し易い。
【0003】
そこで、従来はボス部と、カラーおよびワッシャとの間をそれぞれ電気的に絶縁すべく、例えば、ボス部に合成樹脂よりなるコーティング層を設ける、ボス部と、カラーおよびワッシャとの間にそれぞれ合成樹脂、紙、ゴム等よりなる絶縁性ワッシャを介在させる等の手段を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来手段によると、ボルトの締付トルクを大にしてボス部およびワッシャ等の接触部における発生面圧を増大させた場合、コーティング層の破壊や剥離、絶縁性ワッシャの破断等を招き易く、前記接触部の防食を十分に行うことができない、という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、異種金属よりなる一方の部材を他方の部材に加圧下で接触させた接触部において、その発生面圧を増大させた場合にもその接触部の防食を十分に行い得るようにした前記防食構造を提供することを目的とする。
【0006】
前記目的を達成するため本発明によれば、異種金属よりなり、且つヤング率を異にする、一方の部材を他方の部材に加圧下で接触させた接触部において、ヤング率が高い一方の部材の、他方の前記部材との接触面に、電気抵抗RがR≧106 Ωである絶縁性硬質皮膜を設けてなる防食構造であって、前記接触面を有する前記部材は、その接触面周りに面取り角αがα≦70°の環状斜面を有しており、前記絶縁性硬質皮膜は気相メッキの適用下で前記接触面および環状斜面を覆うように形成されていることを特徴とする、異種金属よりなる二部材の接触部における防食構造が提供される。
【0007】
前記のような電気抵抗Rを有する絶縁性硬質皮膜によれば、両部材間を電気的に確実に絶縁して、腐食電位列においてアノード側にある一方の部材の腐食を大いに抑制することができる。また絶縁性硬質皮膜を、ヤング率が高い方の部材の接触面に設けたので、一方の部材を他方の部材に加圧下で接触させる際に、ヤング率が高い方の部材の撓みが抑制されることから、その皮膜の割れ、剥がれ等が防止される。
【0008】
ただし、絶縁性硬質皮膜の電気抵抗RがR<106 Ωでは前記腐食防止効果を得ることができない。電気抵抗Rは、前記皮膜の絶縁性を確固とすべく、好ましくはR≧108 である。
【0009】
ところで外周縁部が角をなす接触面に気相メッキを適用して絶縁性硬質皮膜を形成すると、接触面の外周縁部への皮膜形成物質の付着が不十分となることがあり、また絶縁性硬質皮膜の外周縁部に他物との衝突等によって欠け等が発生するおそれもある。
【0010】
これに対し、前記のように接触面周りに面取りによる環状斜面を存在させると、気相メッキによって前記皮膜を接触面全体に均一に形成し、またその接触面および環状斜面を覆うように一連に形成することが可能である。これにより二部材間の絶縁を前記皮膜によって確実に行い、前記腐食を回避することができる。ただし、面取り角αがα>70°では、接触面外周縁部への皮膜構成物質の付着性が悪化する。
【0011】
さらに本発明によれば、前記両部材が、前記接触面と交差する回転軸線を持つ回転体であって、前記面取り角αがα≧30°であることを特徴とする、異種金属よりなる二部材の接触部における防食構造が提供される。
【0012】
前記のように面取り角αを設定すると、接触面および環状斜面に一連に前記皮膜を形成することができ、また両部材の回転に伴う遠心力によって、前記環状斜面による断面楔形空間に進入した水分、金属粉等の異物をその空間外に飛散させて、その異物に起因した腐食を回避することができる。ただし、面取り角αがα<30°では、前記のような遠心力による異物の飛散が困難となる。
【0013】
前記皮膜の厚さtは、接触面および環状斜面の面粗さにもよるが、t≧1.5μmであれば膜厚の均一化を図ることが可能である。気相メッキによる前記皮膜は、その製造コストの面からは薄い方がよく、一方、厚すぎると、加圧下での接触時に割れ、剥離等を生じるおそれがあることから前記皮膜の厚さtは、好ましくはt≦12μmである。
【0014】
絶縁性硬質皮膜を形成するための皮膜形成物質としてはセラミック物質が好適であり、そのセラミック物質には、Si3 N4 、Al2 O3 、SiC、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)等が該当する。また気相メッキとしては、PVD、CVD、プラズマCVD、イオンプレーティング、イオン注入蒸着等が適用される。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1,2に示す内燃機関1において、クランク軸2の各ジャーナル部3が主軸受4を介してクランクケース5の各軸受部6に回転可能に支持されている。最外端のジャーナル部3から突出する軸部7に、そのジャーナル部3側から軸端側に向って順次、ギヤ8、スリーブ9、スプロケット10、カラー11およびプーリ12が装着され、そのプーリ12のボス部13にワッシャ14が当てられ、ボルト15がそれらワッシャ14およびボス部13を通されて軸部7に形成されたねじ孔16に所定の締付トルクを以てねじ込まれている。スリーブ9およびスプロケット10と軸部7とがキー17を介して結合され、またカラー11およびプーリ12と軸部7とがキー18を介して結合されている。カラー11とクランクケース5の貫通孔19との間にはオイルシール20が配設される。
【0016】
ワッシャ14は鋼、例えば、JIS S50C(調質)よりなり、そのヤング率は約210GPaである。プーリ12において、ボス部13を含むプーリ主体部12aは、Al合金、例えば JIS A6061相当材をマトリックスとして、そのマトリックスにアルミナ粒子を体積分率Vfにて22%分散させた複合材よりなる。このプーリ主体部12a、したがってボス部13のヤング率は約105GPaである。プーリ主体部12aの外周面には環状ゴム層12bを介して鋳鉄製溝付環状体13が設けられている。
【0017】
このように構成すると、ワッシャ14およびプーリ主体部12a、したがってボス部13は、異種金属よりなり、且つヤング率を異にする一方の部材を他方の部材に加圧下で接触させた接触部を形成する。そして、ヤング率が高い方の部材、つまりワッシャ14の、他方の部材、つまりボス部13との環状接触面21に、図3にも示すように電気抵抗RがR≧106 Ωである絶縁性硬質皮膜22が気相メッキによって設けられている。実施例では、ワッシャ14は、環状接触面21周りに面取りによる環状斜面23を有し、絶縁性硬質皮膜22は環状接触面21および環状斜面23を覆うように一連に形成されている。
【0018】
前記のような電気抵抗Rを有する絶縁性硬質皮膜22によれば、ワッシャ14およびボス部13間を電気的に確実に絶縁して、腐食電位列においてアノード側にあるボス部13の腐食を大いに抑制することができる。また絶縁性硬質皮膜22を、ヤング率が高い方の接触面、つまり、ワッシャ14の環状接触面21に設けたので、ワッシャ14をボス部13にボルト15の締付力で接触させる際に、そのワッシャ14の撓みが抑制されることから絶縁性硬質皮膜22の割れ、剥がれ等が防止される。
【0019】
図4に明示するように、面取り角αはα≦70°に設定され、これにより、気相メッキによって前記皮膜21を環状接触面21全体に均一に形成し、またその環状接触面21および環状斜面23を覆うように一連に形成することが可能である。
【0020】
一方、ワッシャ14およびボス部13は環状接触面21と交差する回転軸線aを持つ回転体であることから、面取り角αはα≧30°に設定される。これによりワッシャ14およびボス部13の回転に伴う遠心力によって、環状斜面23による断面楔形の空間sに進入した水分、金属粉等の異物をその空間s外に飛散させて、その異物に起因した腐食を回避することができる。
【0021】
カラー11は鋼、例えば、JIS SCM420(浸炭)よりなり、そのヤング率は約210GPaである。したがって、カラー11およびプーリ主体部12a、したがってボス部13は、異種金属よりなり、且つヤング率を異にする一方の部材を他方の部材に加圧下で接触させた接触部を形成する。そして、ヤング率が高い方の部材、つまりカラー11の、ボス部13との環状接触面24に、電気抵抗RがR≧106 Ωである絶縁性硬質皮膜22が気相メッキによって設けられている。実施例では、カラー11は、環状接触面24周りに面取りによる環状斜面25を有し、絶縁性硬質皮膜22は環状接触面24および環状斜面25を覆うように一連に形成されている。面取り角αは、ワッシャ14の場合と同様に、30°≦α≦70°に設定される。
【0022】
以下、腐食試験について説明する。
【0023】
前記材質のワッシャ14およびカラー11として、環状接触面21,24は有するが、環状斜面23,24を持たないもの、環状接触面21,24および環状斜面23,25を有し、且つ面取り角αを異にするものを用意し、それらの環状接触面21,24ならびに環状接触面21,24および環状斜面23,25にそれぞれCVDによって厚さt=2μmのDLC皮膜22を形成した。
【0024】
ボルト15としてM16ボルトを用い、発生軸力が13トンとなるように、ワッシャ14、ボス部13、カラー11等を軸部7に締付けた。これにより、各環状接触面21,24には約210MPaの面圧が発生した。
【0025】
このような締結体に対し5%塩水噴霧試験を3600時間に亘って行い、ワッシャ14側におけるボス部13の座面腐食面積率Aを求めた。この腐食面積率Aは次のような方法で求められた。即ち、図5に示すように、ボス部13において、軸部7に対する装着孔26の内周縁と二点鎖線による円27との間が、ワッシャ14のDLC皮膜22が接触している領域であって、これを座面28とし、その座面28の面積をBとする。座面28周りに腐食が発生して、その腐食領域R1 の一部rが、図5に点描したように座面28内に進入したとき、その一部rの面積をCとして、座面腐食面積率AはA=(C/B)×100(%)として算出される。一方、別の腐食領域R2 が生じても、その一部が座面28内に進入していない場合には面積CはC=0である。
【0026】
表1は腐食試験結果を示す。表1において、例6はワッシャにZnメッキを施したものである。
【0027】
【表1】
【0028】
図6は表1に基づいて面取り角αと座面腐食面積率Aとの関係をグラフ化したものである。表1、図6より、Znメッキ適用の例6に比べてDLC皮膜22を適用した例1〜5は良好な耐食性を有することが判る。特に、例3,4,5のごとくワッシャ14の面取り角αを30°≦α≦70°に設定すると、優秀な耐食性が得られる。例2の場合は、面取り角αが小であることから、断面楔形の空間sに塩水が溜り、面取り無しの例1よりも腐食が進行する。
【0029】
なお、本発明は面取りを行うことなく接触面に気相メッキを適用して絶縁性硬質皮膜を形成する場合を包含し、また二部材が非回転体である場合も包含する。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば前記のように構成することによって、優れた耐食性を備えた、異種金属よりなる二部材の接触部における防食構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 防食構造を有するクランク軸周りの断面図である。
【図2】 図1の要部拡大図である。
【図3】 ワッシャの斜視図である。
【図4】 ワッシャの面取り角を示す説明図である。
【図5】 座面腐食面積に関する説明図である。
【図6】 面取り角αと座面腐食面積率Aとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11………カラー(部材)
12a……プーリ主体部(部材)
13………ボス部
14………ワッシャ(部材)
21………環状接触面
22………絶縁性硬質皮膜
23………環状斜面
24………環状接触面
25………環状斜面
a…………回転軸線
Claims (2)
- 異種金属よりなり、且つヤング率を異にする、一方の部材(11,14)を他方の部材(12a)に加圧下で接触させた接触部において、ヤング率が高い一方の部材(11,14)の、他方の前記部材(12a)との接触面(21,24)に、電気抵抗RがR≧106 Ωである絶縁性硬質皮膜(22)を設けてなる防食構造であって、
前記接触面(21,24)を有する前記部材(11,14)は、その接触面(21,24)周りに面取り角αがα≦70°の環状斜面(23,25)を有しており、
前記絶縁性硬質皮膜(22)は気相メッキの適用下で前記接触面(21,24)および環状斜面(23,25)を覆うように形成されていることを特徴とする、異種金属よりなる二部材の接触部における防食構造。 - 前記両部材(11,14;12a)は、前記接触面(21,24)と交差する回転軸線(a)を持つ回転体であって、前記面取り角αがα≧30°であることを特徴とする、請求項1記載の異種金属よりなる二部材の接触部における防食構造。
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