JP4191179B2 - 組鞄 - Google Patents

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Description

本発明は組鞄に係り、特に複数の単位収納体を組み合わせて使用する組鞄に関する。
一般に、スーツケース等のバッグは、収容物を収納するための収納部を有している。従来では、この収納部の容積はあらかじめ決定されているために、荷物が増えた際には収納しきれなくなり、必然的に他のバッグを用意して、複数のバックを持ち運ぶ必要が生じる。しかしながら、複数のバックを持ち運ぶのは、不便である。
また、バックは使用用途に応じて内容物の量が変化する。例えば、ビジネスによる出張の際にバックに入れる収納物の量と、レジャーにおいてバックに入れる収納物の量とは当然に異なってくる。よって、単一の収納容量を有したバックでは、このような多様な用途に対応することができない。
そこで、例えば特許文献1に示されるように、複数の収納体を連結することにより、上記の問題点に対応しようしとした組鞄が考案されている。
特公平6−42487号公報
上記のように複数の収納体を連結することより、収納量を任意に設定することが可能となる。しかしながら、この種の複数の収納体を連結可能とした従来の組鞄は、連結手段としてファスナーを用いたり、また雄型連結体と雌型連結体を単に収納体の側面のみに配置したりする構成であったため、直線状或いは平面状に連結することは可能であっても、三次元的に連結することはできないという問題点があった。
このため、コンパクトに複数の収納体を連結することができず、収納容量は増大しても持ち運ぶには不便な形状となり、使用性が悪いという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の単位収納体をコンパクトに連結することを可能とした組鞄を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、
内部に収納物を収納可能とされており、実質的に外周が6面により構成されると共に8つのコーナ部が設けられてなる複数の単位収納体と、
雄型連結体と、該雄型連結体とのみ連結される構成とされた雌型連結体とにより構成される連結機構とを有しており、
連結される前記単位収納体の一方に前記雄型連結体を配設すると共に他方の前記単位収納体に雌型連結体を配設し、前記雄型連結体と前記雌型連結体とを連結させることにより、複数の前記単位収納体を連結する組鞄であって、
前記複数の単位収納体は、各前記単位収納体のコーナ部を形成する3面の内、一の面に一つの雄型連結体が設けられると共に他の2面に雌型連結体を設けてなる第1のコーナ部と、一の面に雌型連結体が設けられると共に他の2面に雄型連結体を設けてなる第2のコーナ部とを設け、
かつ、前記単位収納体の各面において、対角線上に同一型の連結体が対向するよう前記第1及び第2のコーナ部を配置したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、複数の単位収納体を組み合わせる際、各単位収納体が対向する各コーナ部において、雄型連結体と前記雌型連結体とが必ず対峙する構成となる。このため、複数の単位収納体を任意に組み合わせても確実に連結することが可能となる。
また、上記発明において、前記雄型連結体は嵌合凸部が形成されており、前記雌型連結体は前記嵌合凸部が嵌入される嵌入溝が形成されてなる構成としてもよい。
また、上記発明において、前記雄型連結体に第1のロック部を形成し、前記雌型連結体に、操作部を操作することにより変位する第2のロック部を形成し、前記操作部を操作することにより、前記第1のロック部と前記第2のロック部とを係合させることにより、前記雌型連結体と前記雄型連結体とをロックすることとしてもよい。
また、上記発明において、前記雄型連結体は片持ち梁状のアームに爪部が形成されており、前記雌型連結体は前記爪部と係合するロック部材が配設されてなる構成としてもよい。
また、上記発明において、前記爪部が操作部を操作することにより変位するよう構成し、ロック解除時に該操作部を操作することにより、前記爪部と前記ロック部材との係合を解除する構成としてもよい。
また、上記発明において、前記雄型連結体は円錐形状の嵌入部材が形成されており、前記雌型連結体は前記嵌入部材が嵌入される嵌入開口が形成されてなる構成としてもよい。
また、上記の課題を解決するために本発明では、
外形が湾曲した形状とされており、内部に収納物を収納可能とされた複数の単位収納体と、
雄型連結体と、該雄型連結体とのみ連結される構成とされた雌型連結体とにより構成される連結機構とを有しており、
前記雄型連結体と前記雌型連結体とを連結させることにより、前記複数の前記単位収納体を連結する組鞄であって、
前記連結機構は前記単位収納体の各コーナ部分に設けられ、
前記雄型連結体または前記雌型連結体のいずかれか一方は、一端が前記単位収納体に固定された可撓性を有する紐状体の他端に設けられ、
かつ、前記雄型連結体または前記雌型連結体のいずかれか一方を、湾曲した形状とされた前記単位収納体に巻き付けられることにより前記雄型連結体または前記雌型連結体の他方に連結することにより、複数の前記単位収納体を連結することを特徴とするものである。
上記発明によれば、紐状体を用いて単位収納体を連結するため、単位収納体の外形状が矩形以外の曲線形状を有している場合いであっても、確実に連結を行うことができる。
また、上記発明において、複数個が連結された前記単位収納体に、一端に前記雄型連結体が配設されると共に他端に前記雌型連結体が配設された把持部を設けた構成としてもよい。
また、上記発明において、前記把持部を伸縮可能な構成としてもよい。
また、上記発明において、複数個が連結された前記単位収納体に、前記雄型連結体或いは前記雌型連結体が設けられたローラを設けた構成としてもよい。
本発明によれば、複数の単位収納体を任意の形状に組み合わせ可能な組鞄を実現することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1乃至図3は、本発明の第1実施例である組鞄10を説明するための図である。図1は組鞄10の原理を説明するための図であり、図2及び図3は組鞄10を構成する単位収納体12を示している。
本実施例に係る組鞄10は、図1に矢印X,Y,Zで示す各方向に連結することが可能な構成とされている。即ち、本実施例に係る組鞄10は、単位収納体12を三次元的に連結することが可能な構成とされている。以下、本実施例において、単位収納体12が三次元的に連結可能な原理について説明する。
本実施例に係る組鞄10は、複数の単位収納体12を連結するのに連結機構20を用いている。この連結機構20は、雄型連結体22(図に略して示す場合にはMと示す)と雌型連結体24(図に略して示す場合にはFと示す)とにより構成されており、この雄型連結体22と雌型連結体24は連結可能な構成とされている。
いま、説明の便宜上、単位収納体12を立方体形状として説明すると、図2及び図3に示すように、この単位収納体12は合計6つの面(正面部13A,背面部13B,平面部13C,底面部13D,右側面部13E,左側面部13F)により構成されている。また、3つの面が接する部分にはコーナ部が形成され、単位収納体12が矩形状である場合には8つのコーナ部(コーナ部14A〜14H)が形成される。尚、一般に用いられる組鞄においては、各単位収納体は実質的に矩形であるものがほとんどであり、単位収納体12を図2及び図3に示すようにモデル化しても特に問題は生じない。
本実施例においては、組鞄10を構成する各単位収納体12が、コーナ部14A〜14Hを形成する3面の内、一の面に一つの雄型連結体22が設けられると共に他の2面に雌型連結体24を設けてなる第1のコーナ部と、一の面に雌型連結体24が設けられると共に他の2面に雄型連結体22を設けてなる第2のコーナ部とを設けた構成としている。具体的には、コーナ部14A〜14Hの内、第1のコーナ部はコーナ部14B,14D,14E,14Gであり、第2のコーナ部は14A,14C,14F,14Hである。
かつ、本実施例では、単位収納体12の各面13A〜14Fにおいて、対角線上に同一型の連結体が対向するよう前記第1及び第2のコーナ部を配置した構成としている。例えば、図2及び図3を参照して、正面部13Aに注目すると、左上部から右下部に向かう対角線を考えた場合、第1のコーナ部が対向している(コーナ部14Dとコーナ部14Bが対向している)。また、正面部13Aの左下部から右上部に向かう対角線を考えた場合、第2のコーナ部が対向している(コーナ部14Aとコーナ部14Cが対向している)。
単位収納体12を上記構成とすることにより、図1に示すように3次元に複数(同図に示す例では、X,Y,Z方向に夫々n個配置している)の単位収納体12を連結しようとして並べた場合、必ず対向する位置には雄型連結体22と雌型連結体24が対峙するようになる。このため、複数の単位収納体12を任意に組み合わせても、本実施例の構成とすることにより、確実に連結することが可能となる。
図4は、上記した原理を適用した組鞄10Aを示している。図4(A)は連結する前の組鞄10Aを示している。同図に示す例では、形状の異なる4個の単位収納体12を用いている。これに対し、上記した構成で連結機構20(雄型連結体22,雌型連結体24)を配設することにより、図4(B)に示すように、4個の単位収納体12が連結した組鞄10Aを実現することができる。尚、同図に示すように、肩ベルト27,取っ手28,及びローラ29を設けることにより、更に組鞄10Aの使用性を高めることができる。この際、後述するように、肩ベルト27,取っ手28,及びローラ29の単位収納体12への連結部にも、連結機構20(雄型連結体22,雌型連結体24)が設けられている。
続いて、連結機構20の具体例について説明する。図5乃至図8は、本発明に適用しうる第1実施例である連結機構20を示している。図5(A)は第1実施例である連結機構20を用いた単位収納体12を示しており、図5(A)において矢印Bで示す部分を図5(B)に、図5(A)において矢印Cで示す部分を図5(C)に、図5(A)において矢印Dで示す部分を図5(D)に、図5(A)において矢印Eで示す部分を図5(E)に拡大して示している。
図5(A)に示す単位収納体12においても、図2及び図3を用いて説明した配置で、雄型連結体22と雌型連結体24が設けられている。先ず、図8を用いて、本実施例における雄型連結体22及び雌型連結体24の構造について説明する。図8(A)に示すように、雄型連結体22は、片持ち梁状とされたアーム部32の一端部に爪部31が形成されると共に他端部近傍に操作部30が設けられた構成とされている。
操作部30は、雄型連結体22内に配設されたベース34に対して図中矢印A1,A2方向及び矢印B1,B2に移動可能な構成とされている。この操作部30は、図6及び図7に示されるように、単位収納体12の外部に露出される。即ち、操作部30は、単位収納体12の外部から操作可能な構成となっている。一方、雌型連結体24の内部には、ロック部材33が設けられている。このロック部材33は,後述するように爪部31と係合する構成とされている。
次に、上記構成とされた連結機構20において、雄型連結体22と雌型連結体24が連結する動作について説明する。雄型連結体22と雌型連結体24を連結するには、雄型連結体22と雌型連結体24とを対峙させ、操作部30を矢印A2方向に押圧しつつ、アーム部32を矢印B1方向に移動させる。操作部30をA2方向に押圧することにより、アーム部32を介して爪部31もA2方向に変位し、よって爪部31はロック部材33の下部を通過して雌型連結体24の奥まで挿入される(図8(B)に示される状態)。
続いて、操作部30の押圧を解除すると、図示しないバネ手段により操作部30はA1方向に変位して元の位置に復帰し、これに伴い爪部31もA1方向に変位する。これにより、雄型連結体22を構成する爪部31は、雌型連結体24を構成するロック部材33と係合し、この係合力により雄型連結体22と雌型連結体24は連結される。尚、雄型連結体22と雌型連結体24との連結を解除するには、上記の動作と逆の動作を行えばよい。
図6は、上記構成とされた連結機構20を用いて、上部に位置する単位収納体12Aと、下部に位置する単位収納体12Bを連結する例を示している。尚、図6では、理解を容易にするために、爪部31を単位収納体12から延出させた状態を示している。
単位収納体12Aの爪部31は単位収納体12Bの雌型連結体24内に挿入され係止され、単位収納体12Bの爪部31は単位収納体12Aの雌型連結体24内に挿入され係止される。これにより、図7に示すように、単位収納体12Aと単位収納体12Bは、図中上下方向に連結された状態となる。尚、図6に示す例では、単位収納体12Aと単位収納体12Bが図中上下方向に連結される構成を示したが、図1に示したX,Y,Zの各方向に対しても、同様に連結処理を行いうる。
図9は、上記した実施例の他実施例1である連結機構40を示している。この連結機構40も、先に説明した連結機構20と同様に単位収納体12に配置される。連結機構40は、雄型連結体42と雌型連結体44とにより構成されている。雄型連結体42は、操作部41により図中矢印B1,B2方向に移動可能とされた嵌入部材43を有している。この嵌入部材43は、図中矢印B1方向に向かうに従い断面が小さくなる円錐形状を有している。
一方、雌型連結体44は、嵌入開口45が形成されている。この嵌入開口45は、嵌入部材43の形状に対応しており、図中矢印B1方向に向かうに従い断面が小さくなる円錐形状の穴とされている。
上記構成とされた連結機構20において、雄型連結体42と雌型連結体44とを連結するには、雄型連結体42と雌型連結体44を対峙させた上で、操作部41をB1方向に移動させて、嵌入部材43を嵌入開口45内に嵌入する。この嵌入力により、雄型連結体42と雌型連結体44は連結される。尚、雄型連結体22と雌型連結体24との連結を解除するには、上記の動作と逆の動作を行えばよい。
次に、図10乃至図14を用いて、他実施例2である連結機構50について説明する。本実施例に係る連結機構50は、図11(A)及び図12に示される雄型連結体52と、図11(B)及び図13に示される雌型連結体54とにより構成される。図10(A)に示す単位収納体12においても、図2及び図3を用いて説明した配置で、雄型連結体52と雌型連結体54が設けられている。
尚、図10(A)は他実施例2である連結機構50を用いた単位収納体12を示しており、図10(A)において矢印Bで示す部分を図10(B)に、図10(A)において矢印Cで示す部分を図10(C)に、図10(A)において矢印Dで示す部分を図10(D)に、図10(A)において矢印Eで示す部分を図10(E)にそれぞれ拡大して示している。
先ず、図11乃至図14を用いて、本実施例における雄型連結体52及び雌型連結体54の構造について説明する。図11(A)及び図12(A)に示すように、雄型連結体52は、第1の嵌合凸部55と第2の嵌合凸部56とを有している。第1の嵌合凸部55は枠状形状を有しており、第2の嵌合凸部56は矩形状とされている。そして、各凸部55,56の間に、矩形枠状の開口部60が形成された構成とされている。
図12(B)は、雄型連結体52の透視図である。同図に示すように、第1の嵌合凸部55内で、開口部60の外周位置には、支持部材62及び第1のロック部材63が配設されている。支持部材62及び第1のロック部材63はそれぞれ2個配設されており、支持部材62同士および第1のロック部材63同士が対向するよう配置されている。
支持部材62は、後述するように、雄型連結体52が雌型連結体54に挿入されたときに、雌型連結体54との係合を確実にするために設けられている。また、第1のロック部材63は枠形状とされており、後述する第2のロック部材65と係合し、雄型連結体52と雌型連結体54との係合をロックする機能を奏するものである。
一方、雌型連結体54は、図11(B)及び図13(A)に示すように、平面視した状態において、ハウジング59の内部に第1の嵌入溝57、第2の嵌入溝58、及び凸部61が形成された構成とされている。第1の嵌入溝57は、雄型連結体52の第1の嵌合凸部55と対応する形状とされており、第1の嵌合凸部55を嵌入しうる構成とされている。
また、第2の嵌入溝58は、雄型連結体52の第2の嵌合凸部56と対応する形状とされており、第2の嵌合凸部56を嵌入しうる構成とされている。また、凸部61は、雄型連結体52に形成されている開口部60に嵌合しうる構成とされている。これにより、雄型連結体52と雌型連結体54は、連結可能な構成となっている。
図13(B)は、雌型連結体54の透視図である。同図に示すように、雌型連結体54の内部には第2のロック部材65が配設されている。この第2のロック部材65は、ハウジング59の下部に配設されたベース66に設けられた操作部64と接続されている。そして、操作部64を図中矢印C1,C2方向に操作することにより、第2のロック部材65も矢印C1,C2方向に変位する構成とされている。
次に、上記構成とされた連結機構50において、雄型連結体52と雌型連結体54が連結する動作について説明する。雄型連結体52と雌型連結体54を連結するには、第1の嵌合凸部55と第1の嵌入溝57、第2の嵌合凸部56と第2の嵌入溝58、凸部61と開口部60を位置決めした上で、雄型連結体52を雌型連結体54に嵌入する。
この嵌入状態において、雄型連結体52に設けられた第1のロック部材63の一方は、雌型連結体54に設けられた第2のロック部材65と対向するよう構成されている。そして、操作部64を矢印C1方向に操作して、第2のロック部材65をC1方向に変位させ、第2のロック部材65を第1のロック部材63に係合させる。
これにより、第1のロック部材63と第2のロック部材65は係合し、この係合力により雄型連結体52は雌型連結体54にロックされた状態となる。このように、雄型連結体52と雌型連結体54がロックされることにより、連結された単位収納体12が離脱することを防止でき、信頼性の向上を図ることができる。尚、雄型連結体52と雌型連結体54との連結を解除するには、上記の動作と逆の動作を行えばよい。
図15乃至図17は、図4に示した取っ手28の具体例を示している。図15示すように、取っ手28は把持部70と支柱部71とにより構成されている。図15(A)に示す取っ手28は、把持部70が規定の長さとなったものである。この把持部70の両側には支柱部71が設けられており、その下端部には雄型連結体22及び雌型連結体24が設けられている。よって、単位収納体12に設けられている連結機構20を構成する雄型連結体22及び雌型連結体24と連結することにより、取っ手28は単位収納体12に固定される。
これに対して図15(B)〜(D)に示す取っ手28は、把持部70が伸長しうる構成とされたものである。図15(B)は把持部72が伸長する前の状態を示しており、図15(C)は把持部72が2段に伸長した状態を示しており、図5(D)は把持部72が3段に伸長した状態を示している。このように、把持部72を伸長可能な構成することにより、単位収納体12の連結数を任意に選定しても、一つの取っ手28で種々の連結状態に対応させることができる。
図16は、支柱部71と把持部72との接続部位に、継手部73を用いたものである。この継手部73としては、例えばボールジョイント形式のものを用いることができ、この場合には支柱部71に対して把持部72を変位(回転)させることができ、更に単位収納体12に対する連結の自由度を高めることができる。
図17に示す取っ手74は、支柱部76を伸長可能な構成としたものである。図17(A)は、支柱部76が伸長する前の状態を示しており、図17(B)は支柱部76が3段に伸長した状態を示している。このように、支柱部76が任意に伸長することにより、使用者の身長に対応して取っ手74の長さを変更でき、使用性の向上を図ることができる。また、把持部75と支柱部76との接合部に前記した継手部77を用いることにより、図示されるような台形形状で取っ手74を用いることができ、更に使用における形態の自由度を高めることができる。
図18乃至図22は、本発明の第2実施例である組鞄10Bを示している。
図18は、本発明の第2実施例である組鞄10Bの具体例を示しており、同図に示す例では、4個の単位収納体12を連結機構80を用いて連結した構成としている。また、上部には取っ手28を設けると共に、下部にはローラ29を設けた構成としている。
図19及び図20は、単位収納体12を拡大して示している。本実施例に係る単位収納体12は、前記した各実施例で示した単位収納体12に比べ、外形が曲線形状(湾曲した形状)とされている。また、この単位収納体12の各コーナ部分には、連結機構80が設けられている。
本実施例に係る連結機構80も、雄型連結体82と雌型連結体84とにより構成されている。雄型連結体82は紐状体であり、図19に示す例ではその中央部はヒンジ部に固定されており、両端部は自由端とされている。この両端部は、非連結時においては単位収納体12に設けられた係止部(図示せず)に係止される構成とされている。また、この両端部は、単位収納体12を結合するときにおいては、他の単位収納体12の連結機構80を構成する雌型連結体84と連結しうる構成とされている。
また、図20に示す例では、雄型連結体82の一端部がヒンジ部85(図21(B)及び図22(B)に現れる)に固定された構成とされている。また、他端部は自由端とされており、この他端部は非連結時においては単位収納体12に設けられた係止部(図示せず)に係止される構成とされている。また、この他端部は、単位収納体12を結合するときにおいては、他の単位収納体12の連結機構80を構成する雌型連結体84と連結しうる構成とされている。
続いて、図20に示す構成とされた単位収納体12及び連結機構80を例に上げ、一対の単位収納体12Aと単位収納体12Bとを連結する動作について説明する。図21は、結合しようとする単位収納体12Aと単位収納体12Bを示している。以下の説明では、説明の便宜上、左右方向の連結を行うための雄型連結体82Aの動作について説明するものとする。
図21に示すように、連結前においては、雄型連結体82は単位収納体12Aに設けられた係止部材88に係止されており、また単位収納体12Bに設けられた雌型連結体84は、何も連結されていない状態となっている。この状態の単位収納体12Aと単位収納体12Bとを近接するよう配置し、続いて単位収納体12Aの雄型連結体82Aを単位収納体12Bの雌型連結体84に連結する操作を行う。
具体的には、雄型連結体82Aの自由端側を係止部材88から取り外し、ヒンジ部85との固定位置を中心に移動可能な状態とする。紐状態である雄型連結体82Aは、係止部材88から取り外されることにより、移動可能な状態となる。また、前記のように雄型連結体82Aの先端部は、雌型連結体84と連結可能な構成とされている。よって、図22に示すように、雄型連結体82Aを単位収納体12Bに巻き付けるようにしてその端部を雌型連結体84に連結する。これにより、単位収納体12Aと単位収納体12Bは、雄型連結体82Aと雌型連結体84とによりなる連結機構80により、連結された状態となる。
このように本実施例では、紐状体である雄型連結体82Aを用いて単位収納体12A,12Bを連結するため、単位収納体12A,12Bの外形状が矩形以外の曲線形状を有している場合いであっても、確実に連結を行うことができる。尚、雄型連結体82(82A)は、引っ張り強度が高い材料(例えば皮や靭性の高い樹脂等)により形成されているため、紐状態であっても確実に単位収納体12A,12Bを連結することができる。
尚、上記した本願発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、例えば、台所容器、記憶ボックス、玩具、棚、パーティション(例えば、部屋やオフィスを画成する仕切り)、及び電子機器の周辺機器用容器(例えば、CD、VD、視聴覚機器、コンピュータ、カメラ、電話、その他の物の保管用容器)に適用することができる。即ち、台所容器、パーティション、及び周辺機器用容器を複数の単位収納体を連結させることにより実現する構成とすることも可能である。
図1は、本発明の第1実施例である組鞄の原理を説明するための図である。 図2は、本発明の第1実施例である組鞄を構成する単位収納体を示す図である。 図3は、単位収納体を展開した状態を示す図である。 図4は、本発明の第1実施例である組鞄の具体例を示す図である。 図5は、単位収納体に設けられる連結機構を示す図である。 図6は、連結機構により、一対の単位収納体が連結される例を示す図ある、 図7は、連結機構により、一対の単位収納体が連結された状態を示す図ある、 図1は、一対の単位収納体が連結されるときの連結機構を構成する雄型連結体と雌型とき体の動作を説明するための図である。 図9は、他実施例である連結機構を示す図である。 図10は、他実施例である連結機構が設けられた単位収納体を説明するための図である。 図11は、図10に示す連結機構を拡大して示す図である。 図12は、図10に示す連結機構を構成する雄型連結体を説明するための図である。 図13は、図10に示す連結機構を構成する雌型連結体を説明するための図である。 図14は、図12に示す雄型連結体と図13に示す雌型連結体が連結した状態を示す図である。 図15は、取っ手を説明するための図である。 図16は、把持部と支柱部とを接続する継手部の構成を説明するための図である。 図17は、取っ手の他の構成例を説明するための図である。 図18は、本発明の第2実施例である組鞄の具体例を示す図である。 図19は、本発明の第2実施例である組鞄を構成する単位収納体を示す図である。 図20は、本発明の第2実施例である組鞄に設けられる連結機構を説明するための図である。 図21は、連結機構により、一対の単位収納体が連結される例を示す図ある、 図22は、連結機構により、一対の単位収納体が連結された状態を示す図ある、
符号の説明
10,10A,10B 組鞄
12,12A,12B,22 単位収納体
14A〜14H コーナ部
20,40,50,80 連結機構
22,42,52 雄型連結体
24,44,54 雌型連結体
27 肩ベルト
28,74 取っ手
29 ローラ
30,41 操作部
31 爪部
32 アーム部
33 ロック部材
43 嵌入部材
45 嵌入開口
55 第1の嵌合凸部
56 第2の嵌合凸部
57 第1の嵌入溝
58 第2の嵌入溝
62 支持部材
63 第1のロック部材
64 操作部
65 第2のロック部材
66 ベース
70,72,75 把持部
71,76 支柱部
73,77 継手部
85 ヒンジ部

Claims (10)

  1. 内部に収納物を収納可能とされており、実質的に外周が6面により構成されると共に8つのコーナ部が設けられてなる複数の単位収納体と、
    雄型連結体と、該雄型連結体とのみ連結される構成とされた雌型連結体とにより構成される連結機構とを有しており、
    連結される前記単位収納体の一方に前記雄型連結体を配設すると共に他方の前記単位収納体に雌型連結体を配設し、前記雄型連結体と前記雌型連結体とを連結させることにより、複数の前記単位収納体を連結する組鞄であって、
    前記複数の単位収納体は、各前記単位収納体のコーナ部を形成する3面の内、一の面に一つの雄型連結体が設けられると共に他の2面に雌型連結体を設けてなる第1のコーナ部と、一の面に雌型連結体が設けられると共に他の2面に雄型連結体を設けてなる第2のコーナ部とを設け、
    かつ、前記単位収納体の各面において、対角線上に同一型の連結体が対向するよう前記第1及び第2のコーナ部を配置したことを特徴とする組鞄。
  2. 請求項1記載の組鞄において、
    前記雄型連結体は嵌合凸部が形成されており、
    前記雌型連結体は前記嵌合凸部が嵌入される嵌入溝が形成されてなることを特徴とする組鞄。
  3. 請求項2記載の組鞄において、
    前記雄型連結体に第1のロック部を形成し、
    前記雌型連結体に、操作部を操作することにより変位する第2のロック部を形成し、
    前記操作部を操作することにより、前記第1のロック部と前記第2のロック部とを係合させることにより、前記雌型連結体と前記雄型連結体とをロックすることを特徴とする組鞄。
  4. 請求項1記載の組鞄において、
    前記雄型連結体は片持ち梁状のアームに爪部が形成されており、
    前記雌型連結体は前記爪部と係合するロック部材が配設されてなることを特徴とする組鞄。
  5. 請求項4記載の組鞄において、
    前記爪部が操作部を操作することにより変位するよう構成し、
    ロック解除時に該操作部を操作することにより、前記爪部と前記ロック部材との係合を解除する構成としたことを特徴とする組鞄。
  6. 請求項1記載の組鞄において、
    前記雄型連結体は円錐形状の嵌入部材が形成されており、
    前記雌型連結体は前記嵌入部材が嵌入される嵌入開口が形成されてなることを特徴とる組鞄。
  7. 外形が湾曲した形状とされており、内部に収納物を収納可能とされた複数の単位収納体と、
    雄型連結体と、該雄型連結体とのみ連結される構成とされた雌型連結体とにより構成される連結機構とを有しており、
    前記雄型連結体と前記雌型連結体とを連結させることにより、前記複数の前記単位収納体を連結する組鞄であって、
    前記連結機構は前記単位収納体の各コーナ部分に設けられ、
    前記雄型連結体または前記雌型連結体のいずかれか一方は、一端が前記単位収納体に固定された可撓性を有する紐状体の他端に設けられ、
    かつ、前記雄型連結体または前記雌型連結体のいずかれか一方を、湾曲した形状とされた前記単位収納体に巻き付けられることにより前記雄型連結体または前記雌型連結体の他方に連結することにより、複数の前記単位収納体を連結することを特徴とする組鞄。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の組鞄において、
    複数個が連結された前記単位収納体に、一端に前記雄型連結体が配設されると共に他端に前記雌型連結体が配設された把持部を設けたことを特徴とする組鞄。
  9. 請求項8記載の組鞄において、
    前記把持部を伸縮可能な構成としたことを特徴とする組鞄。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の組鞄において、
    複数個が連結された前記単位収納体に、前記雄型連結体或いは前記雌型連結体が設けられたローラを設けたことを特徴とする組鞄。
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