JP4190130B2 - 予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法 - Google Patents

予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気筒内に形成される燃焼室において、燃料と酸素含有ガスの混合気を圧縮して自己着火させる圧縮自着火運転を行う予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、自然着火を積極的に利用する予混合圧縮自着火エンジンのコンセプトが話題になっている。この種の予混合圧縮自着火エンジンは、ディーゼルエンジンのパティキュレートを防止する目的で開発されたものであって、研究開発の端緒についたところである。予混合圧縮自着火エンジンは、ディーゼルエンジンと同様に、断熱圧縮を利用した自己着火を行うものであるが、燃焼室の圧縮空気中に燃料を噴射して自己着火させるのではなく、主には、火花着火エンジンのように燃料と空気(酸素含有ガスの一例)の混合気を燃焼室に形成し、燃焼室においてその混合気をピストンによって圧縮することで燃料の発火点まで昇温させて自己着火させる圧縮自着火運転(以下、圧縮自着火運転と呼ぶ。)を行って燃料を燃焼させる。
この手法をガスエンジンに適用すれば、圧縮比を増大させると共に超希薄な混合気を圧縮自着火させて燃焼させ、高効率及び低NOx運転が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
予混合圧縮自着火エンジンでは、着火形式が上記圧縮自着火形式であるので、例えば運転開始時において燃焼室温及び燃焼室壁温がある一定の温度に達していない場合、混合気の圧縮自着火は確実には起こらない。また、この種の予混合圧縮自着火エンジンの起動運転については、従来有効な技術が確立されていない。
【0004】
また、従来の起動運転方法として、専らクランク軸を他の動力機等で回転させて定格回転速度に維持しながら、燃焼室に吸気される混合気若しくは空気をヒータ等によって加熱することにより圧縮自着火運転に移行する方法を挙げることができるが、例えば、予混合圧縮自着火エンジンを発電機の駆動源として利用する場合、他の動力機等を利用することができないので、何らかの別の起動運転方法を取らなければならない。また、発電機を誘導発電機とし、インバータを利用して誘導発電機を誘導モータとして働かせて起動させ、インバータから無効電力を供給しつつそのまま発電に移行する方法(特開平7−231570号公報)があるが、インバータ及び誘導発電機を合わせた発電ロスが大きくなり、さらに起動に必要な電力が用意できない場合は利用できない。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、予混合圧縮自着火エンジンの起動運転をスムーズに行うことができる技術を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔構成1〕
本発明に係る予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法、前記予混合圧縮自着火エンジンを複数の前記気筒を設けた多気筒エンジンとして構成し、
前記複数の気筒内に形成される夫々の燃焼室において、圧縮された混合気に火花を発生して着火する火花着火運転、若しくは酸素含有ガスを圧縮し圧縮された酸素含有ガスに燃料を噴射して自己着火させる噴射着火運転を行って、前記予混合圧縮自着火エンジンの運転を開始する強制運転工程と、
前記火花着火運転若しくは前記噴射着火運転を行う前記夫々の燃焼室の一部ずつを、前記圧縮自着火運転に移行させる移行工程とを順に実行し、
前記予混合圧縮自着火エンジンが、系統側電力線に接続されて発電を行う発電機の駆動源であり、
前記系統側電力線に接続する前に、前記強制運転工程を行い、前記系統側電力線に接続した後に、前記移行工程を行うことを特徴とする。
【0007】
〔作用効果〕
予混合圧縮自着火エンジンは、着火形式が上記予混合圧縮自着火形式であるので、着火時期を急激に変更することができず、このままでは火花着火形式等で自在に着火時期をコントロールできる従来のエンジンのように、セルモータ等でクランク軸を回転させて低い回転速度で立ち上げ、速やかに定格回転速度に移行することは極めて困難であった。そこで、本発明者らは、予混合圧縮自着火エンジンの起動方法において、先ず、燃焼室において混合気を圧縮して火花着火燃焼させる火花着火運転(以下、火花着火運転と呼ぶ。)、若しくは空気若しくは混合気(酸素含有ガス)を圧縮して圧縮され高温の空気若しくは混合気に燃料を噴射して自己着火燃焼させる噴射自着火運転(以下、噴射着火運転と呼ぶ。)で燃料を燃焼させ、予混合圧縮自着火エンジンの運転を開始させる強制運転工程を実行し、所定の暖機運転の後に圧縮自着火運転に移行する方法を思案した。しかし、この手法において、予混合圧縮自着火エンジンの着火形式が上述のように予め決定しづらい圧縮自着火形式であるので、移行時に安定して燃料を圧縮自着火運転で燃焼させることは困難であり、少なくとも一定時間定格速度で他の動力源等によって強制的にクランク軸を回転させると共に、好ましいクランク角で自己着火するように、給気温度の調整等を行う必要が有り、上記移行時に火花着火運転若しくは噴射着火運転から圧縮自着火運転へ瞬時に切り換えることは極めて困難であった。
【0008】
そこで、本構成のごとく、予混合圧縮自着火エンジンを複数の気筒を有する多気筒型のエンジンとして構成し、前記予混合圧縮自着火エンジンを起動させるに、先ず、上記強制運転工程を行い、予混合圧縮自着火エンジンにおいて複数の気筒の暖機を行う。夫々の燃焼室において混合気を圧縮自着火して燃焼させる圧縮自着火運転を行うことができるまで暖機が進んだら、次に前記移行工程を実行する。このような暖機完了の確認は、温度センサ等でシリンダ温度若しくは排ガス温度若しくは冷却水温度を検出したり、予め実験等で求めておいた暖機が完了するまでの必要時間の経過をタイマー等で検出することで行うことができる。
【0009】
移行工程においては、例えば、複数の気筒の全て若しくは一部の暖機が完了してから、充分に暖機された1つずつ若しくは所定のグループずつを、火花着火運転若しくは噴射着火運転から圧縮自着火運転に移行させる。すると、この移行工程初期において、圧縮自着火運転に移行直後の気筒は不安定な運転状態であるが、移行前の安定した運転状態である火花着火運転若しくは噴射着火運転の気筒によって、移行直後気筒が安定した圧縮自着火運転となるまで、クランク軸の回転を維持することができる。よって、移行工程後期において、安定した圧縮自着火運転を行う気筒によりクランク軸の回転を維持しながら、未だ移行されていない1つ若しくは1グループの気筒を圧縮自着火運転に移行させて安定したものにすることができ、すべての気筒において圧縮自着火運転を行うことができる。尚、圧縮自着火運転が安定して行われるかは、燃焼室において圧縮自着火の時期が安定してTDC付近にきているかを検出することで確認でき、着火時期の検出は、クランク角センサ等でクランク軸の回転角度を検出しながら圧力センサ等で燃焼室の圧力を検出することで容易に行える。
従って、予混合圧縮自着火エンジンにおいてスムーズな起動運転を実現することができる。
しかも、系統側電力線に接続されて発電を行う発電機の駆動源として予混合圧縮自着火エンジンを利用する場合、強制運転工程を系統側電力線に接続する前に実行して、セルモータ等でクランク軸を回転させて低い回転速度で立ち上げ速やかに所定の回転速度に移行させ、系統側電力線の周波数に対応した所定の回転速度に到達した後に、系統側電力線に接続させて系統側からの同期化力によりクランク軸の回転速度を一定に維持させた状態で、移行工程を実行することができるので、移行工程において移行直後の不安定な運転状態の気筒が存在してもクランク軸を一定回転速度に維持させる事が容易であり、また、有効電力を自由に変更することができるので、移行工程の操作が容易になる。
従って、発電機の駆動源とした予混合圧縮自着火エンジンを簡単な構成でスムーズに起動させることができる。
【0012】
〔構成
本発明に係る予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法は、上記構成1の予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法の構成に加えて、前記予混合圧縮自着火エンジンを、前記夫々の燃焼室における給気温度を各別に設定可能、前記夫々の燃焼室における当量比を各別に設定可能に構成し、
前記夫々の燃焼室において、前記火花着火運転時若しくは前記噴射着火運転時の給気温度を、前記圧縮自着火運転時の給気温度よりも低く設定すると共に、前記火花着火運転時若しくは前記噴射着火運転時の当量比を、前記圧縮自着火運転時の当量比よりも高く設定することを特徴とする。
【0013】
〔作用効果〕
例えば予混合圧縮自着火エンジンにおいて、火花着火運転若しくは噴射自着火運転を行う強制運転工程を実行する場合、当量比を燃焼範囲内の例えば1.0〜0.6に設定することで安定した運転状態を得ることができ、給気温度を低く設定してノッキングを防止することができる。一方、圧縮自着火運転においては、当量比を0.4以下の希薄状態に設定することで、高効率且つ低NOx化を図ることができる。
そこで本構成のごとく、火花着火運転若しくは噴射着火運転における給気温度を、圧縮自着火運転における給気温度よりも低く設定すると共に、火花着火運転若しくは噴射着火運転における当量比を、圧縮自着火運転における当量比よりも高く設定し、移行時において当量比及び給気温度の上記諸条件を切り換えるように構成することで、起動時においてノッキングを回避しながら安定した火花着火運転若しくは噴射着火運転で予混合圧縮自着火エンジンを立ち上げて、充分に暖機された気筒の1つずつ若しくは所定のグループずつを、上記諸条件を切り換えて圧縮自着火運転に移行させて、高効率及び低NOxの定格運転に移行することができる。
従って、安定した状態で予混合圧縮自着火エンジンを立ち上げスムーズに定格運転に移行することができる。
尚、上記のように火花着火運転若しくは噴射着火運転における当量比を燃焼範囲内に設定するのは、燃料を火炎伝播させて燃焼させる為であるが、このような燃焼範囲の当量比は、燃料の種類によって決まっており、例えば燃焼範囲の当量比の値は、燃料が天然ガス系都市ガスの場合は0.5〜1.85であり、燃料がガソリンの場合は0.58〜3.7であり、燃料が水素の場合は0.099〜7.14である。
【0014】
〔構成
本発明に係る予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法は、上記構成1又は2の何れかの予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法の構成に加えて、前記火花着火運転時の前記火花の発生時期、若しくは前記噴射着火運転時の前記燃料の噴射の時期を、クランク角で10°ATDC以降40°ATDC以前に設定することを特徴とする。
【0015】
〔作用効果〕
予混合圧縮自着火エンジンは、混合気を圧縮自着火させる着火形式であるために、BDC(下死点)での気筒内容積と、TDC(上死点)における気筒内容積との比である圧縮比は例えば21程度と高く設定されている。
このような予混合圧縮自着火エンジンにおいて火花着火運転若しくは噴射着火運転で運転を行う場合は、当量比が燃焼範囲内であるために、TDC付近で上記火花を発生させる若しくは燃料を噴射すると、平均有効圧力がノッキング限界を越えノッキングが発生する虞がある。
そこで、本構成のごとく、強制運転工程において、火花着火運転で予混合圧縮自着火エンジンの運転を開始する場合は火花発生の時期を、噴射着火運転で予混合圧縮自着火エンジンの運転を開始する場合は燃料の噴射の時期を、クランク角でTDC(上死点)よりも遅い10°ATDC以降に設定することで、強制運転工程において、気筒内の圧力がTDCよりも低下したときに燃料を燃焼させることができるので、平均有効圧力をノッキング限界以下に設定してノッキングを回避しながら強制運転工程を行うことができる。
また、上記火花発生若しくは燃料噴射の時期をクランク角で40°ATDC以前に設定することで、クランク軸の回転を維持して暖機運転を充分にできる程度の平均有効圧力を発生させて強制運転工程を行うことができる。
従って、スムーズな起動運転を実現することができる予混合圧縮自着火エンジンにおいて、強制運転工程を行うに、火花着火運転若しくは噴射着火運転における運転状態を好ましいものに維持することができる。
【0016】
〔構成
本発明に係る予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法は、上記構成1から3の何れかの予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法の構成に加えて、前記予混合圧縮自着火エンジンが、天然ガス系都市ガスを燃料とするエンジンであることを特徴とする。
【0017】
〔作用効果〕
このような予混合圧縮自着火エンジンにおいては、予め形成された混合気を圧縮して自着火燃焼させる圧縮自着火形式であるので、燃料を高圧噴射する必要が無く、例えば給気路若しくは圧縮行程初期の気筒内に燃料を定圧で供給する構成を採用することができるので、本構成のごとく、燃料として、気体燃料である天然ガス系都市ガスを簡単な構成で利用して、高効率且つ低NOx化を図ることができる。
また、このような天然ガス系都市ガスを利用する場合、火花着火運転若しくは噴射自着火運転で運転する起動運転時において安定的に燃焼させる当量比は1.0から0.6程度の範囲内であり、一方、移行後の圧縮自着火運転で運転する定格運転における当量比は0.4から0.3以下程度の希薄状態に設定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係る予混合圧縮自着火エンジン100の起動運転方法の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0019】
〔予混合圧縮自着火エンジン〕
予混合圧縮自着火エンジン100は、2つの気筒1a,1bを設けた多気筒エンジンとして構成されており、夫々の気筒1a,1bにおいて、給気路10a,10bに給気弁16a,16bと排気路18a,18bに排気弁17a,17bと設けられ、気筒1a,1bと共に燃焼室2a,2bを形成するピストン3a,3bとが設けられている。ピストン3a,3bは連結棒4a,4bに回転自由に接続されており、ピストン3a,3bの往復動は連結棒4a,4bによって1つのクランク軸5の回転運動として得られ、このような構成は通常の多気筒エンジンと変わるところが無い。
【0020】
また、予混合圧縮自着火エンジン100は、空気aを過給機のタービン6によって加圧して給気路10に送ると共に、給気路10から分岐した夫々の給気路10a,10bに設けられたミキサ11a,11bにおいて、天然ガス系都市ガスの燃料g1を空気aに供給して混合気を形成し、夫々の燃焼室2a,2bにおいてその混合気をピストン3a,3bによって圧縮することで燃料g1の発火点まで昇温させて自己着火させる圧縮自着火運転を行って燃料を燃焼させるエンジンである。
また、夫々のミキサ11a,11bに供給する燃料g1は、制御装置20によって制御される流量調整弁13a,13bによって流量を制御され、夫々の燃焼室2a,2bに給気される混合気の当量比を各別に制御することができる。
【0021】
また、このような圧縮自着火運転において、給気の温度即ち燃焼室2に供給される空気aの温度が変化すると圧縮自着火のタイミングが変化し、例えば給気温度が高くなると圧縮自着火のタイミングは速くなり、給気温度が低くなると圧縮自着火のタイミングは遅くなるので、給気温度を好ましいものに制御する必要が有る。
そこで、予混合圧縮自着火エンジン100においては、給気路10に、タービン6によって加圧され昇温した空気aを冷却水との熱交換によって冷却するアフタークーラ7が設けられており、制御装置20は、上記圧縮自着火運転において、燃焼室2内の圧力を検出する圧力センサ14a,14bと、クランク軸の回転角度を検出するクランク角センサ15の検出結果に基づいて、実際の上記圧縮自着火のタイミングを検出し、その圧縮自着火のタイミングが例えばTDC付近と好ましいものになるように、温度センサ9によって空気aの温度を検出しながらアフタークーラ7に流通する冷却水の流量を調整する流量調整弁8を制御して、燃焼室2に供給される空気aの温度を制御するように構成されている。
【0022】
このような予混合圧縮自着火エンジン100は、上述のように、燃焼室2において混合気を圧縮して自着火する圧縮自着火運転を行って燃料g1を燃焼させるものであるため、例えば圧縮比を21程度と高く設定することができるため高効率であり、さらに混合気の当量比を例えば火炎伝播下限以下と希薄状態で燃焼させることができるため低NOxを実現することができる。
しかし、このような予混合圧縮自着火エンジンは、起動時の未だ気筒1等が暖機されていない起動運転時において、混合気を燃焼室2において圧縮しても充分に昇温させることができないので、圧縮自着火のタイミングが変化したり、混合気を圧縮自着火させることができず、安定して圧縮自着火運転を行うことができない。よって、エンジン100を充分に暖機した後に上記の圧縮自着火運転を行う必要がある。
【0023】
そこで、予混合圧縮自着火エンジン100を充分に暖機運転を行い、すべての気筒1において圧縮自着火運転を行う定格運転にスムーズに移行して、予混合圧縮自着火エンジンを起動させることができる手法について以下に説明する。
【0024】
基本形態1
後に示す本願の予混合自着火エンジンの実施の形態の理解を容易とするために、予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法の基本形態1を以下に説明する。
まず、予混合圧縮自着火エンジン100は、夫々の燃焼室2a,2bに、軽油である燃料g2を直接高圧噴射する噴射ノズル12a,12bを備え、燃焼室2において都市ガスである燃料g1と空気aとの混合気を圧縮し、燃料g2を噴射ノズル12から燃焼室2の圧縮された混合気に噴射して自己着火させる噴射着火運転可能に構成されている。
【0025】
2に示すように、まず、運転開始指令が制御装置20に入力され、制御装置20は予混合圧縮自着火エンジン100を起動運転させる。
制御装置20は、入力される運転開始指令に基づいて、予混合圧縮自着火エンジン100を起動させるのであるが、先ず、後述の強制運転工程(st1)を実行する。
即ち、強制運転工程(st1)を実行するに、制御装置20は、クランク軸5をセルモータ(図示せず)等で回転させて、ミキサ11a,11bにおいて生成される混合気を燃焼室2a,2bに給気すると共に、夫々の燃料噴射ノズル12a,12bを働かせて、夫々の燃焼室2a,2bにおいて圧縮され昇温した混合気に燃料g2を噴射して自己着火させる噴射着火運転を行う。このような噴射着火運転は、燃料g2を噴射するタイミングで着火のタイミングを調整することができるので、運転状態は安定したものとなり、クランク軸5の回転を維持して夫々の気筒1a,2b等を暖機することができる。
【0026】
次に、制御装置20は、気筒1の温度21、気筒1を冷却する冷却水温度22、若しくは排ガス温度23を検出したり、または予め実験等で求めておいた暖機が完了するまでの必要時間の経過24をタイマー等で検出することで、暖機が充分に行われたことを確認した後に、噴射着火運転の夫々の燃焼室2a,2bの一つずつを、圧縮自着火運転に移行させる移行工程(st2)を行う。
即ち、移行工程(st2)において、制御装置20は、先ず、燃焼室2bにおいて噴射着火運転を維持してクランク軸5の回転を維持したまま、燃焼室1aにおいて燃料噴射ノズル12aの燃料g2の噴射量を減少させると共に、燃料g2の噴射時期を10°ATDC程度に遅らせ、同時に、ミキサ11aにおける燃料g1の供給量を増加させる。さらに、燃料g1の都市ガスの発火点は燃料g2の軽油よりも高いので、ミキサ11aにおいて供給される燃料g1と空気aの混合気がTDC付近で圧縮自着火するように、流量調整弁8の開度を絞ってアフタークーラ7の冷却能力を低下させ空気aの温度を増加させる。
【0027】
すると、燃焼室2aの圧力の変化状態は、初期においては、図3の(イ)に示すように、ミキサ11aにおいて供給された燃料g1がTDC付近で圧縮自着火せずに、燃料g2が10°ATDC程度で噴射された燃料が着火する状態であるが、ミキサ11aからの燃料g1の供給量を増加させていくと徐々に、図3(ロ)に示すように、ミキサ11aにおいて供給された燃料g1が燃焼室2aにおいて圧縮自着火し、さらに燃料g2が10°ATDC程度で噴射され着火する状態となる。
このような、圧縮自着火の検出は、圧力センサ14aによってTDC付近の圧力上昇を検出することで行うことができ、制御装置20は、圧力センサ14aにおいて圧縮自着火を検出したとき、好ましいタイミングで圧縮自着火が発生するように、流量調整弁8を制御して燃焼室2に供給される空気aの温度を制御し、連続して圧縮自着火を検出した時点で、燃焼室1bの噴射着火運転から圧縮自着火運転への移行制御を行う。
即ち、この時点では、燃焼室2aにおいては圧縮自着火運転を、燃焼室2bにおいては噴射着火運転を行っているのであるが、次に、制御装置20は、燃焼室2aと同様に、燃焼室2bを噴射着火運転から圧縮自着火運転に移行させ、すべての燃焼室1a,2aにおいて圧縮自着火運転を行う定格運転に移行する。また燃焼室2bを圧縮自着火運転に移行するときは、燃焼室1aにおいて安定した圧縮自着火運転が行われているので、クランク軸5の回転は安定して維持されている。
【0028】
基本形態2
次に、予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法の基本形態2を以下に説明する。
図4の予混合圧縮自着火エンジン100は、上記の基本形態1と同様の構成については説明を省略するが、夫々の給気路10a,10bのミキサ11a,11bの上流側にアフタークーラ7a,7bを設け、アフタークーラ7a,7bに流通する冷却水の流量を調整する流量調整弁8a,8bを調整して、夫々の燃焼室2a,2bに供給される空気aの温度を調整するように構成されている。
【0029】
また、給気路10と夫々の給気路10a,10bのミキサ11a,11bの下流側とを接続する副給気路29a,29bと、その副給気路29a,29bの夫々に制御装置20によって制御される開閉弁28a,28bとが夫々設けられており、夫々の開閉弁28a,28bを開閉動作によって、燃焼室2に給気される空気aの量を増減させることができる。
さらに、夫々の燃焼室2a,2bには、燃焼室2内に火花を発生させる点火プラグ27a,27bが設けられている。この点火プラグ27a,27bには、希薄混合気を着火させるに充分な容量を有しているものを使用する。
よって、予混合圧縮自着火エンジン100は、夫々の燃焼室2a,2bにおいて、混合気を圧縮し、点火プラグ27によって火花を発生して着火する火花着火運転可能に構成されている。
【0030】
次に、このような予混合圧縮自着火エンジン100において、起動運転を行う場合について、以下に説明する。
先ず、強制運転工程(st1)において、制御装置20は、クランク軸5をセルモータ (図示せず)等で回転させて、燃焼室2a,2bにおいて火花着火運転を行う。
この火花着火運転においては、開閉弁28を閉状態として燃焼室2に供給される空気aの量を低下させるとともに、流量調整弁8a,8bの開度を大きく設定してアフタークーラ7a,7bにおいて給気温度を充分に低下させ、ノッキングを回避している。
このような火花着火運転は、点火プラグ27の火花発生タイミングを調整することで着火タイミングを調整することができるので、安定した運転状態であり、クランク軸5の回転を維持して夫々の気筒1a,2b等を暖機することができる。
【0031】
次に、制御装置20は、上記の基本形態1と同様の方法で、暖機が充分に行われたことを確認した後に、火花着火運転の夫々の燃焼室2a,2bの一つずつを、圧縮自着火運転に移行させる移行工程(st2)を行う。
即ち、移行工程(st2)において、制御装置20は、先ず、燃焼室2bにおいては火花着火運転を維持してクランク軸5の回転を維持したまま、一方の点火プラグ27aによる火花着火のタイミングを5°ATDC程度に遅らせ、同時に、開閉弁28aの開度を増加させ、さらに、流量調整弁8a,の開度を徐々に小さくして給気温度を大きくする。
すると、初期においては、燃焼室2aにおいて燃料g1がTDC付近で圧縮自着火せずに8°ATDC程度で火花着火する状態となるが、徐々に、燃料g1が圧縮自着火するようになり、安定した圧縮自着火を検出した時点で、次の制御を行う。
この時点で、燃焼室2aにおいては圧縮自着火運転を、燃焼室2bにおいては火花着火運転を行っているのであるが、次に、制御装置20は、燃焼室2aと同様に、燃焼室2bを火花着火運転から圧縮自着火運転に移行させ、すべての燃焼室1a,2aにおいて圧縮自着火運転を行う定格運転に移行することができる。
また燃焼室2bを圧縮自着火運転に移行するときは、燃焼室1aにおいて安定した圧縮自着火運転が行われているので、クランク軸5の回転は安定して維持されている。
【0032】
また、上記の基本形態2において、点火着火運転よりも圧縮自着火運転において燃焼室2に供給される空気aの量を点火着火運転に対して多くするために、点火着火運転時には副給気路29に設けた開閉弁28を閉状態として、圧縮自着火運転時に開状態とする構成を説明したが、別に、副給気路と燃焼室とを給気弁16とは別の副給気弁を介して直接接続し、その副給気弁を、点火着火運転時には閉状態として、圧縮自着火運転時に開状態とするように構成することもできる。
【0033】
〔実施形態
次に、本発明の予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法の実施形態を以下に説明する。
図5の予混合圧縮自着火エンジン100は、上記の基本形態2で説明した副給気路29a,29b及び開閉弁28a,28bの代わりに、吸気路10a,10bにおいてミキサ11a,11bの下流側に開度調整可能なスロットル30a,30bとが設けられており、制御装置20による夫々のスロットル30a,30bの開度調整によって、燃焼室2に給気される混合気の量を増減させることができる。
【0034】
また、この予混合圧縮自着火エンジン100は、電力系統57に連系して発電を行う発電機51の駆動源である。
詳しくは、クランク軸5が励磁装置52及び発電機51に接続され、励磁装置52から接続端子53を介して発電機51の回転子に励磁電流が送られる。また、AVR(自動電圧調整装置)54は励磁装置52と電磁的に結合されており、制御装置20によりAVR54を調整し、励磁装置52の界磁電流を調整して発電機51によって発電される電力の電圧を調整するように構成されている。
また、発電機51は、発電機側電力線58に接続され、さらに遮断自動閉そく装置56を介して系統側電力線57に接続されており、発電機側電力線の電圧を検出する電圧トランスデューサ54と、系統側電力線57の電圧及び電流を検出するワットトランスデューサ55とが設けられ、夫々の出力信号が、制御装置20に送られる。
【0035】
次に、このような予混合圧縮自着火エンジン100において、起動運転を行う場合について、以下に説明する。
先ず、強制運転工程(st1)において、制御装置20は、クランク軸5をセルモータ (図示せず)等で回転させて、燃焼室2a,2bにおいて火花着火運転を行う。尚、このときは、系統側電力線57と発電機側電力線58は未だ接続されていない。
この火花着火運転においては、スロットル30a,30bをある程度絞った状態で、燃焼室2a,2bに供給される混合気の量を低下させるとともに、流量調整弁8a,8bの開度を大きく設定してアフタークーラ7a,7bにおいて給気温度を充分に低下させ、ノッキングを回避しながら、夫々の気筒1a,2b等を暖機する。
【0036】
また、強制運転工程(st1)において、制御装置20は、電圧トランスデューサ54によって発電機側電力線58の電圧及び周波数を検出し、所定の周波数になるように、スロットル30a,30bを調整してクランク軸5の回転数を調整し、さらに所定の電圧になるようにAVR54を調整する。
さらに、発電機側電力線58の電圧及び周波数が、ワットトランスデューサ55によって検出される系統側電力線58の電圧及び周波数と一致するように、AVR54とスロットル30a,30bを調整し、夫々が一致した段階で、次の工程を実行する。
【0037】
次に、制御装置20は、上記の基本形態1及び2と同様の方法で、火花着火運転の夫々の燃焼室2a,2bの一つずつを、圧縮自着火運転に移行させる移行工程(st2)を行うのであるが、その前に、遮断自動閉そく装置56を働かせて、発電機側電力線58と系統側電力線57を接続する。
接続後は電圧及び周波数は一定となり、クランク軸5の回転速度を一定の回転速度に維持させることができる。
その後に、上記移行工程(st2)を実行し、制御装置20は、先ず、燃焼室2bにおいては火花着火運転を維持したまま、スロットル30aを開き、流量調整弁8a,の開度を徐々に小さくして給気温度を大きくし、さらに、出力が大きくなりすぎないように、流量調整弁13aを絞って燃焼室2aに供給される混合気の空気比を上昇させ、燃焼室2aを圧縮自着火運転に移行させる。
この時点で、燃焼室2aにおいては圧縮自着火運転を、燃焼室2bにおいては火花着火運転を行っているのであるが、次に、制御装置20は、燃焼室2aと同様に、燃焼室2bを火花着火運転から圧縮自着火運転に移行させ、すべての燃焼室1a,2aにおいて圧縮自着火運転を行う定格運転に移行することができる。
また、この移行行程(st2)を行う間は、電力系統からの同期化力により、クランク軸5の回転速度を一定の保つことができるので、安定して強制着火運転から圧縮自着火運転に移行することができる。
また、定格運転において、スロットル30を調整することで有効電力を、AVR54を調整することで無効電力を調整することができる。
【0038】
〔別実施の形態〕
〈1〉 上記の実施の形態において、予混合圧縮自着火エンジンの安定的な運転を確保するために、移行工程時に、クランク軸にある程度の電力負荷等の負荷を与えておくことができる。
【0039】
〈2〉 本願の予混合圧縮自着火エンジンに使用できる燃料としては、天然ガス、ガソリン、プロパン、メタノール、水素、軽油等、任意の炭化水素系燃料を使用することができる。
【0040】
〈3〉 この燃料の燃焼のための酸素含有ガスとしては空気を使用することが一般的である。しかしながら、このようなガスとしては、例えば、酸素成分含有量が空気に対して高い酸素富化ガス等を使用することが可能である。
【0041】
〈4〉 上記の実施の形態においては、圧縮自着火運転を行う場合、燃料と空気との混合気を給気路のミキサにおいて形成する構成を説明したが、燃焼室に燃料及び空気を別々に、例えば、給気路から空気のみを給気すると共に、圧縮行程初期の燃焼室に燃料を直接噴射して混合気を形成し、その予混合気を圧縮自着火させる圧縮自着火運転を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本形態1における予混合圧縮自着火エンジンの構成を示す概略図
【図2】 混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法を説明するフローチャート
【図3】 移行工程時の燃焼室の圧力変化を示すグラフ図
【図4】 基本形態2における予混合圧縮自着火エンジンの構成を示す概略図
【図5】 本発明の実施形態における予混合圧縮自着火エンジンの構成を示す概略図
【符号の説明】
1 気筒
2 燃焼室
3 ピストン
4 連結棒
5 クランク軸
6 タービン
7 アフタークーラ
8 流量調整弁
9 温度センサ
10 給気路
11 ミキサ
12 燃料噴射ノズル
13 流量調整弁
14 圧力センサ
15 クランク角センサ
16 給気弁
17 排気弁
18 排気路
20 制御装置
27 点火プラグ
51 発電機
57 系統側電力線
100 予混合圧縮自着火エンジン
g 燃料
a 空気

Claims (4)

  1. 気筒内に形成される燃焼室において、燃料と酸素含有ガスの混合気を圧縮して自己着火させる圧縮自着火運転を行う予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法であって、
    前記予混合圧縮自着火エンジンを複数の前記気筒を設けた多気筒エンジンとして構成し、
    前記複数の気筒内に形成される夫々の燃焼室において、圧縮された混合気に火花を発生して着火する火花着火運転、若しくは酸素含有ガスを圧縮し圧縮された酸素含有ガスに燃料を噴射して自己着火させる噴射着火運転を行って、前記予混合圧縮自着火エンジンの運転を開始する強制運転工程と、
    前記火花着火運転若しくは前記噴射着火運転を行う前記夫々の燃焼室の一部ずつを、前記圧縮自着火運転に移行させる移行工程とを順に実行し、
    前記予混合圧縮自着火エンジンが、系統側電力線に接続されて発電を行う発電機の駆動源であり、
    前記系統側電力線に接続する前に、前記強制運転工程を行い、前記系統側電力線に接続した後に、前記移行工程を行う予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法。
  2. 前記予混合圧縮自着火エンジンを、前記夫々の燃焼室における給気温度を各別に設定可能、前記夫々の燃焼室における当量比を各別に設定可能に構成し、
    前記夫々の燃焼室において、前記火花着火運転時若しくは前記噴射着火運転時の給気温度を、前記圧縮自着火運転時の給気温度よりも低く設定すると共に、前記火花着火運転時若しくは前記噴射着火運転時の当量比を、前記圧縮自着火運転時の当量比よりも高く設定する請求項1に記載の予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法。
  3. 前記火花着火運転時の前記火花の発生時期、若しくは前記噴射着火運転時の前記燃料の噴射の時期を、クランク角で10°ATDC以降40°ATDC以前に設定する請求項1又は2に記載の予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法。
  4. 前記予混合圧縮自着火エンジンが、天然ガス系都市ガスを燃料とするエンジンである請求項1から3の何れか1項に記載の予混合圧縮自着火エンジンの起動運転方法。
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