JP4188782B2 - 開閉装置用の操作体 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、電動で開閉動作する開閉装置における操作体に関し、特にシャッター装置に適用するのに好ましい開閉装置用の操作体に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されたもののように、表側に開口部を有するボックス(12)と、開閉体の制御動作を可能にする操作ボタン(30)と、該操作ボタン(30)の電気配線を前記ボックス(12)内に隠蔽するように前記ボックス(12)の表側に止着された化粧板(46)と、該化粧板(46)を前記ボックス(12)に止着しているねじ(26)と、ボックス(12)の前記開口部を開閉可能にする蓋(52)と、該蓋(52)を閉鎖状態で開放不能にするロック装置(56)とを備えたスイッチボックスがある。
そして、前記構成のスイッチボックスは、化粧板(46)がねじ止めされる支持板(22)や、該支持板(22)の裏面に固定された固定板(28)等を工夫することにより、操作ボタン30が壁面から露出しないことや、取付作業が容易なこと等、優れた利点を多々有するものである。
しかしながら、上記従来技術によれば、上記蓋(52)が閉鎖されて上記ロック装置(56)により施錠されている場合であっても、例えば、ハンドドリルや電動ドリル等のドリル穿孔工具により蓋(52)が貫通され破壊されたり、蓋(52)の周囲の僅かな隙間にへら状の治具が差し込まれ、蓋(52)が強引に抉じ開けられたり等、悪意等により強引に蓋(52)が開放されると、操作ボタン(30)が露出されてしまうことになる。そして、この露出された操作ボタン(30)が操作されて、開閉体が不正に動作させられてしまうおそれがある。
特開平10−162678号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、悪意等により強引に蓋部材が開放されて、開閉体が不正に動作させられてしまうのを阻むことができる開閉装置用の操作体を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の手段は、表側に開口部を有する筐体本体と、前記開口部を開閉可能にする蓋部材と、該蓋部材を閉鎖状態で開放不能にするロック機構と、該蓋部材よりも前記筐体本体内側に配設された操作スイッチ部とを備え、該操作スイッチ部の操作により開閉体の制御を可能にしている開閉装置用の操作体において、前記蓋部材は、その一部分又は略全体を、複数の硬質部材からなる多層構造に構成していることを特徴とする。
また、第二の手段では、表側に開口部を有する筐体本体と、前記開口部を開閉可能にする蓋部材と、該蓋部材を閉鎖状態で開放不能にするロック機構と、該蓋部材よりも前記筐体本体内側に配設された操作スイッチ部とを備え、該操作スイッチ部の操作により開閉体の制御を可能にしている開閉装置用の操作体において、前記蓋部材は、その側端部を、前記筐体本体内へ突出させていることを特徴とする。
また、第三の手段では、表側に開口部を有する筐体本体と、前記開口部を開閉可能にする蓋部材と、該蓋部材を閉鎖状態で開放不能にするロック機構と、該蓋部材よりも前記筐体本体内側に配設された操作スイッチ部とを備え、該操作スイッチ部の操作により開閉体の制御を可能にしている開閉装置用の操作体において、前記蓋部材は、その裏側の部位における一部分又は略全体に、繊維層を具備していることを特徴とする。
ここで、前記手段に係わる操作体は、開閉体の開閉動作により空間を仕切ったり開放したりする開閉装置に用いられ、開閉体を開放動作させる信号や、開閉体を閉鎖動作させる信号、動作中の開閉体を停止させる信号等、開閉体を制御する制御信号を出力するものである。
この操作体には、開閉体の制御回路部に有線接続された態様と、開閉体の制御回路部に無線接続された態様との双方を含む。
また、この操作体には、開閉体を開放方向のみに動作させるようにした態様、開閉体を閉鎖方向のみに動作させるようにした態様、開閉体を開放方向と閉鎖方向に動作させるようにした態様等を含む。
更に、この操作体には、キー操作や押ボタン操作、遠隔操作、コード入力等されることにより、開閉体を施錠したり開錠したりするロック機構に対して施錠や開錠のための信号を出力し、開閉体の制御を間接的に可能または不可能にする態様等を含む。
また、上記筐体本体とは、表側に開口部を備えるとともに内部側に上記操作スイッチ部の電気配線を内在するスペースを確保するものであればよく、その形状や構造は限定されない。
この筐体本体には、躯体壁面や開閉装置等の表面に外付けされる態様や、躯体壁面や開閉装置等に埋め込まれる態様等を含み、この筐体本体が設けられる位置としては、開閉装置自体や開閉装置の近傍等が考えられる
また、上記蓋部材は、上記筐体本体の開口部を、開放したり閉鎖したりする部材であればよい。この蓋部材には、上記筐体本体側に軸支されて回動することで前記開口部を開放したり閉鎖したりする態様や、スライド動作することで前記開口部を開放したり閉鎖したりする態様、更には、筐体本体側に着脱されることで開口部を開放したり閉鎖したりする態様等を含む。
また、上記ロック機構とは、外部からの特別な操作により上記蓋部材を閉鎖状態で開放不能にする機構であればよい。
このロック機構の具体例としては、外部から差し込まれるキー部材の操作により閉鎖状態の上記蓋部材を開放不能にする態様や、電子キーや、磁気カード、ICカード等のIDコード記憶体が外部から接触または近接されることで閉鎖状態の上記蓋部材を開放不能にする態様、有線または無線のリモコン操作により閉鎖状態の上記蓋部材を開放不能にする態様、特殊工具としか嵌り合わない特殊ネジにより閉鎖状態の上記蓋部材を開放不能に止着するようにした態様等が挙げられる。
また、上記操作スイッチ部は、開閉体を開放動作や、閉鎖動作、停止等させるために操作される単数もしくは複数のスイッチであればよい。
上記操作スイッチ部には、押圧されることにより接点を開閉する押ボタンスイッチや、外部から差し込まれるキー部材の操作により開閉体の開放動作や閉鎖動作を可能にするキースイッチ等を含む。そして、この操作スイッチは、前記押しボタンスイッチと前記キースイッチとの内の一方のみからなる態様であってもよいし、双方からなる態様であってもよい。
更に、操作スイッチ部には、キー操作や押ボタン操作、遠隔操作、コード入力等されることにより、上記開閉体を施錠したり開錠したりするロック機構に対して、施錠や開錠のための信号を出力するようにした態様等も含む。
また、上記操作スイッチ部を単数のスイッチにより構成した場合、該スイッチの操作により開閉体に開放動作のみ又は閉鎖動作のみを行わせるようにした態様であってもよいし、該スイッチが操作される回数に応じて開閉体に、開放動作や、閉鎖動作、停止等、二以上の動作を行わせるようにした態様であってもよい。
また、第一の手段において、上記多層構造とは、上記蓋部材の厚さ方向に、複数の硬質部材が配置された構成であればよい。
この多層構造には、複数枚の板状部材が略密接状に重ね合わせられた態様、複数枚の板状部材が間隔を置いて厚さ方向に配設された態様、複数枚の板状部材の内の一部が略密接状に重ね合わせられ、他の一部が間隔を置いて厚さ方向に配設された態様等を含む。
また、第二の手段において、上記側端部とは、上記蓋部材の表部に交差する側部を意味する。
この側端部の具体例としては、上記蓋部材を金属性板材から形成するとともに、該金属性板材の端部側を上記筐体本体内側へ曲げ加工し、その曲げられた部位を上記側端部とした態様、上記蓋部材を比較的厚みの大きい板状の部材から形成するとともに、該部材の側面を上記側端部とした態様等が挙げられる。
また、第三の手段において、上記裏側の部位とは、上記蓋部材の表部よりも上記筐体本体内側の部位を意味する。
例えば、上記蓋部材を上記板状部材と上記繊維層とから構成した場合、上記繊維層は、前記板状部材に略密接して配設されてもよいし、前記板状部材から離れて配置されていてもよい。
また、例えば、上記蓋部材を複数枚の板状部材と上記繊維層とから構成した場合、上記繊維層は、複数枚の前記板状部材間に配設されていてもよいし、最も上記筐体本体内側の前記板状部材の表面に配設されていてもよい。更に、上記繊維層は、複数枚の前記板状部材間と、最も上記筐体本体内側の前記板状部材の表面との双方に配設される等、複数箇所に配設されていてもよい。
また、第四の手段では、上記第二又は第三の手段において、上記蓋部材は、その一部分又は略全体を、複数の硬質部材からなる多層構造に構成していることを特徴とする。
また、第五の手段では、上記第一又は第三の手段において、上記蓋部材は、その側端部を、前記筐体本体内へ突出させていることを特徴とする。
また、第六の手段では、上記第一又は第二の手段において、前記蓋部材は、その裏側部位における一部分又は略全体に、繊維層を具備していることを特徴とする。
また、第七の手段では、上記第二又は第五の手段において、上記蓋部材は、板状部材の側端部に、上記筐体本体内へ向かう突片部を設けてなることを特徴とする。
なお、上記多層構造と上記繊維層との内の一方又は双方を、上記蓋部材の一部分に備える場合、その一部分は、上記蓋部材が閉鎖状態である際に上記操作スイッチ部と対向する部分とするのが好ましい。勿論、上記多層構造と上記繊維層との内の一方又は双方は、前記一部分以外の部分や上記蓋部材の全体に構成されていてもよい。
前記手段は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一及び第四の手段によれば、蓋部材を硬質な部材により多層構造に構成したため、ハンドドリルや電動ドリル等のドリル穿孔工具により蓋部材が貫通され破壊されてしまうのを、コスト安で簡素な構造でもって阻むことができる。
したがって、悪意等により強引に蓋部材が開放されて、開閉体が不正に動作させられてしまうのを阻むことができる。
また、第二及び第五の手段によれば、蓋部材の側端部を筐体本体内へ突出させているため、蓋部材の周囲の隙間に、マイナスドライバー等のへら状の工具が差し入れられ、このへら状の工具により蓋部材が強引に抉じ開けられてしまうのを阻むことができる。
したがって、悪意等により強引に蓋部材が開放されて、開閉体が不正に動作させられてしまうのを阻むことができる。
また、第三及び第六の手段によれば、蓋部材の裏側部位に繊維層を具備しているため、仮にハンドドリルや電動ドリル等のドリル穿孔工具により蓋部材が穿孔された場合、前記ドリル穿孔工具のドリルに前記繊維層の繊維が絡まる。
ひいては、蓋部材を穿孔しようとする悪意の第三者に対して、犯行時間を遅延させるとともに、犯行意欲を低下させることができる。
したがって、悪意等により強引に蓋部材が開放されて、開閉体が不正に動作させられてしまうのを阻むことができる。
更に、第七の手段によれば、防犯性が向上された蓋部材を、板状部材の曲げ加工等によりコスト安かつ効率的に生産することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、開閉体によって、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする所謂シャッター装置用の操作体であって、前記開閉体を制御動作するための操作体として説明する。
操作体A1は、表側(図1における左側)に開口部10aを有する筐体本体10と、図示しない開閉体の制御動作を可能にする操作スイッチ部20と、該操作スイッチ部20の電気配線20aを筐体本体10内に隠蔽するように筐体本体10の前記開口部10a側に止着された閉鎖部材30と、該閉鎖部材30をブラケット11等を介して筐体本体10側に止着している止着部材40と、筐体本体10の開口部10aを開放したり閉鎖したりする蓋部材50と、該蓋部材50を筐体本体10側に係脱させる係脱機構60とを備えている。
筐体本体10は、表側に開口部10aを有する略直方体箱状を呈し、その内部に、後述する操作スイッチ部20や電気配線20a等を収納する空間を確保するとともに、上下の内面には、後述する止着部材40を螺合させるための略アングル状のブラケット11,11を固定している。そして、この筐体本体10は、建物等の壁面qに形成された凹部に挿入され固定される。
前記各ブラケット11は、本実施の形態の一例によれば、筐体本体10の横幅方向(図2における左右方向)にわたって断続的又は連続的に設けられ、止着部材40を螺合させるための複数のネジ孔を有する。
このブラケット11を筐体本体10に固定する技術的手段は、溶接、接着、嵌合、ネジ止め、リベット止め等、何れの手段であってもよい。
また、このブラケット11は、後述する閉鎖部材30を受けるとともに、止着部材40を螺合するようにした構成であれば、図示例に限定されるものでなく、例えば、筐体本体10の側面部を切り起こして曲げた態様や、筐体本体10の底面部(図1における右側の面部)に固定された態様等であってもよい。
また、止着部材40を螺合させるための孔は、上記ネジ孔とせずに、タッピングスクリューを止着させるための貫通孔としてもよく、この場合止着部材40には所謂タップネジが形成されたものを用いる。
操作スイッチ部20は、図示しない開閉体を開放方向へ動作させるための接点信号を出力する開放ボタン21と、同開閉体を閉鎖方向へ動作させるための接点信号を出力する閉鎖ボタン22と、開閉体の開放方向または閉鎖方向への動作を停止するための接点信号を出力する停止ボタン23と、差し込まれる操作キー24aによって操作されることで前記開閉体の制御動作を可能にするキースイッチ部24とを具備してなる。
そして、この操作スイッチ部20は、壁面qに装着された状態において、前記ボタン21,22,23及びキースイッチ部24の電気配線20aを、閉鎖部材30の裏側で、筐体本体10の下側面(図1に示す筐体本体10における下側の面)に貫通させて、筐体本体10外部の電線管pへ挿通させ、更には同電気配線20aの先端側を図示しない制御回路に接続している。
前記開放ボタン21、閉鎖ボタン22、及び停止ボタン23は、押圧されることにより自動復帰a接点を開閉する所謂押ボタンスイッチであり、必要に応じて色分けされている。
また、キースイッチ部24は、残留a接点を開閉するスイッチであり、差し込まれる操作キー24aにより一方向(例えば時計方向)へ回転操作されることで、前記接点を閉にし、他方向(例えば反時計方向)へ回転操作されることで、前記接点を開にする。
そして、前記ボタン21,22,23及びキースイッチ部24の電気配線20aは、筐体本体10外において、上記開閉体を制御するための制御回路(図示せず)に電気的に接続されている。
前記制御回路は、キースイッチ部24の接点が閉にされた際に開放ボタン21及び閉鎖ボタン22の操作を有効にし、キースイッチ部24の接点が開にされた際に開放ボタン21及び閉鎖ボタン22の操作を無効にし、そしてキースイッチ部24の接点の開閉に拘らずに停止ボタン23の操作を有効にするようにしたシーケンス回路であり、無接点シーケンス回路と有接点接点シーケンス回路との内の何れであってもよい。
なお、前記制御回路は、停止ボタン23による非常停止操作等をキースイッチ部24の操作に拘らずに有効にした好ましい一例であるが、他例として、停止ボタン23による操作等及び閉鎖ボタン22による操作をキースイッチ部24の操作に拘らずに有効にした回路としてもよいし、あるいは開閉体の使用態様によっては、停止ボタン23による操作及び開放ボタン21による操作をキースイッチ部24の操作に拘らずに有効にした回路としてもよい。
また、閉鎖部材30は、上記ボタン21,22,23及びキースイッチ部24を各々貫挿させて装着した略矩形状の化粧板部31と、該化粧板部31の四つの辺部分から表側(図1における左側)へ立ち上がった上側面部32,下側面部33,左側面部34,及び右側面部35(図2参照)とから一体状に構成されている。
前記化粧板部31は、その四角側の各々に、止着部材40の先側部41(図5参照)を貫挿させるための貫通孔を形成するとともに、中央側には、上記ボタン21,22,23及びキースイッチ部24を各々貫挿させ装着するための貫通孔を形成している。
上側面部32,下側面部33,左側面部34,及び右側面部35は、その突端側に曲げ形成された唾部により、蓋部材50周囲の枠部材70を受けて支持している。
また、左側面部34には、後述する係脱機構60の係合部61を係合させるための略角孔状の被係合部34aが形成されている。
なお、上記構成の閉鎖部材30は、上側面部32,下側面部33,左側面部34,及び右側面部35を、枠部材70及び筐体本体10の上下左右の側面部に対し二重壁状に配置することで、外部から操作スイッチ部20側への結露水等の浸入を阻むようにした好ましい一例を示しているが、他例としては、上側面部32,下側面部33,左側面部34,及び右側面部35を省いた態様とすることも可能である。この態様の場合、上記被係合部34aは、筐体本体10の側面部に略角孔状に形成したり、あるいは筐体本体10の側面部に別部材を設けることで構成したり等すればよい。
また、止着部材40は、図5に例示するように、閉鎖部材30の化粧板部31に貫通状に挿入されて筐体本体10側に止着される先側部41と、該先側部41が止着される際に閉鎖部材30を筐体本体10内の底面側(図1における左側)へ押圧する後側部42とを一体的に備えている。
そして、前記先側部41には、前記後側部42が所定方向へ回転されることで、前記筐体本体10側のブラケット11に螺合され止着される雄ネジ状の係止部41aが形成されている。
一方、前記後側部42には、該後側部42を回転させるための特殊工具であって該止着部材40専用の特殊工具80に対して嵌脱自在に嵌り合う略凹状の被嵌合部42aが形成されている。
前記係止部41aは、本実施の形態の好ましい一例によれば、ブラケット11の上記ネジ孔に螺合可能なネジ状に形成することで、該係止部41aの生産性や、当該操作体A1の製造時の組立性、止着強度等を良好にしているが、他例としては、上述したようにタップネジ状に形成されてもよい。
また、この係止部41aは、上記後側部42が所定方向へ回転されることで筐体本体10側に係合され止着されるものであれば、前記したネジ状の態様に限定されるものでない。例えば、筐体本体10に一体的に凹部または凸部を設けるとともに、止着部材40の先側部41には所定方向への回転により前記凹部または凸部に嵌り合う凸状または凹状の係止部を設けた態様としてもよい。
また、被嵌合部42aは、本実施の形態の好ましい一例によれば、特殊工具80に対して、一対一の関係でのみ嵌り合う凹状に形成されている。
すなわち、この被嵌合部42aの内部形状は、特殊工具80の先端部形状にならった形状とされている。
図示例によれば、この被嵌合部42aの内部形状は、複数の止着部材40について、それぞれ異なる形状としており、図5に示す一例では略星形凹状に形成され、図6(a)に示す他例では略三角形凹状に形成されている。
また、図6(b)に示す一例では、略円形凹状に形成されるとともに、その内周面に止着部材40の軸方向へ延びる複数の凹溝を形成している。
また、図6(c)に示す一例では、異なる形の凹部を止着部材40の軸心に対して放射状に複数配設するとともに、周方向に隣り合う前記凹部間の角度を不規則に設定している。
この被嵌合部42aの内部形状は、図示例に限定されるものでないが、マイナスドライバー等の一般工具が強引に嵌め合わせられてしまうのを阻むには、図6(b)や図6(c)に例示したように、左右非対称の形状や、止着部材40の軸心に対する周方向の形状を不規則にした形状等が好ましい。
また、上記複数の止着部材40の内、少なくとも一つの止着部材40の被嵌合部42aは、他の止着部材40の被嵌合部42aと嵌め合い不能な特殊工具に対して嵌り合うように形成されていることが好ましい。
したがって、本実施の形態の好ましい一例によれば、図5及び図6(a)〜(c)に示す各止着部材40の被嵌合部42aは、他の止着部材40の被嵌合部42aと嵌め合い不能な特殊工具に対して嵌り合うように形成されている。
特殊工具80は、その先端の係合部81を、マイナスドライバーの先端部や、プラスドライバーの先端部、六角レンチの先端部、ボックスレンチの先端部等、所謂一般工具における先端部の形状とは異なる形状であって、特定の止着部材40の被嵌合部42aと嵌り合う形状に形成している。
なお、図5に示す特殊工具80は、同図に示す止着部材40の被嵌合部42aと嵌り合うものを例示しているが、図6(a)(b)(c)に示す止着部材40についても、それぞれ対応する特殊工具(図示せず)と嵌り合うようになっている。
上記止着構造によれば、止着部材40が一般工具等の上記特殊工具80以外の工具により悪意に外されそうになった場合、その作業を困難にすることができる。
なお、図示例によれば、当該操作体A1には複数の止着部材40が用いられ、これら複数の被嵌合部42aの形状を各々異なる形状とすることで、特に防犯性を向上した好ましい態様としているが、操作体A1の製造時の組立性を良好にする観点より、複数の止着部材40の被嵌合部42aを全て同一形状にしたり、複数の止着部材40の内、一部の複数の止着部材40の被嵌合部42aを同一形状にしたり等してもよい。
また、図示例によれば、複数の止着部材40には全て同一回転方向のネジ状の係止部41aを備えることで、当該操作体A1の組立性を良好にしているが、防犯性を一層向上させる観点からは、少なくとも一つの止着部材40の係止部41aを、他の止着部材40と逆方向の回転により筐体本体10側のブラケット11に係合され止着されるように形成することも好ましい。
また、複数の止着部材40の被嵌合部42aを全て同一種類の一般工具と嵌め合い可能な形状にするとともに、これら複数の止着部材40の内、少なくとも一つの止着部材40の係止部41aを、他の止着部材40と逆方向の回転により筐体本体10側のブラケット11に係合され止着されるように形成することも可能である。
この態様によっても、悪意をもって止着部材40を外そうとする第三者に対し、その作業を遅延させ混乱させることができる。
また、複数の止着部材40の被嵌合部42aを複数種類の一般工具と嵌り合う形状にするとともに、これら複数の止着部材40の内、少なくとも一つの止着部材40の被嵌合部42aを、他の止着部材40の被嵌合部42aとは嵌め合い不能な一般工具に対して嵌り合うように形成してもよい。
すなわち、例えば、複数の止着部材40の内、一部の止着部材40の被嵌合部42aを六角レンチに嵌り合う形状に形成するとともに、他の一部の止着部材40の被嵌合部42aをマイナスドライバーに嵌り合う形状にすればよい。
この態様によれば、悪意をもって止着部材40を外そうとする第三者に対し、一般工具を複数種類用意させる必要を生じさせる上、一般工具を持ち替えさせることで、その作業を遅延させ混乱させるという効果を奏する。
また、上記操作体A1によれば、複数の止着部材40の被嵌合部42aを全て凹状に形成したが、複数の止着部材40の内、一部または全部の止着部材40における被嵌合部42aを、凹状の係合部81’を有する特殊工具80’と嵌り合う形状(図7及び8参照)に形成してもよい。
この態様の場合、被嵌合部42aがペンチやプライヤー等の一般的な挟持治具により挟み持たれて回されてしまうおそれが生じるため、好ましくは図8に示す操作体A3のように、閉鎖部材30’における各止着部材40の周囲を、特殊工具80’の先端部外周面にならう断面凹状に形成する。
次に、筐体本体10の開口部10aを開閉可能にしている蓋部材50について詳細に説明する。
蓋部材50は、略矩形状の平坦部51の四辺部分(四つ側端部)に、それぞれ筐体本体10内へ向かう四つの突片部52,52,52,52を一体的に設けるとともに、前記平坦部51の裏面の略全面に補強板53を重ね合わせている。
平坦部51は、本実施の形態の好ましい一例によれば、略矩形状の板状部材の四辺部分を筐体本体10内側へ曲げ加工することで形成されている。
前記板状部材の材料は、ドリル穿孔工具による穿孔を阻むために硬質材料とされ、例えば硬質プラスチックや硬質な木材等でもよいが、特に好ましくは、鋼やステンレス等の硬質な金属材料とされる。
また、補強板53は、平坦部51と略同材質の板状部材を、平坦部51の裏面と略同形状に加工することで構成されている。
なお、この補強板53は、当該蓋部材50の強度を一層向上するために、平坦部51よりも硬質な材料により形成してもよい。
そして、前記平坦部51及び補強板53には後述する係脱機構60が貫通装着される。
平坦部51と補強板53とは、接着や、溶接、ねじ止め、リベット止め等の手段により頑強に接合しても構わないが、本実施の形態の好ましい一例によれば、蓋部材50の生産性を向上するために、前記係脱機構60により表裏側から挟まれることで、一体的に重ね合わせられている。
上記構成の蓋部材50は、枠部材70中央側の矩形状の開口部を開閉するようにして、閉鎖部材30の上側面部32と下側面部33とにわたる軸部材54(図3参照)により、回動自在に支持されている。
前記枠部材70は、金属性の板状部材を正面視略矩形枠状に加工してなり、閉鎖部材30の上側面部32,下側面部33,左側面部34,右側面部35の突端に支持され固定されている。
上記構成の蓋部材50は、操作キー24aが差し込まれた状態で閉鎖されるのを阻むために、差し込まれた際の前記操作キー24aと干渉するように配置されている。
換言すれば、上記キースイッチ部24は、操作キー24aが差し込まれた状態で蓋部材50が閉鎖されるのを阻むために、差し込まれた際の前記操作キー24aと干渉するように配置されている。
上記蓋部材50の構成によれば、該蓋部材50が平坦部51と補強板53とからなる多層構造であるため、ハンドドリルや電動ドリル等のドリル穿孔工具により蓋部材50が貫通され破壊されてしまうのを、コスト安で簡素な構造でもって阻むことができる。
更に、蓋部材50の側端部に、筐体本体10内へ突出する突片部52を有するため、蓋部材50の周囲の隙間に、マイナスドライバー等のへら状の工具が差し入れられ、このへら状の工具により蓋部材50が強引に抉じ開けられてしまうのを阻むことができる。
その上、操作キー24aが差し込まれた状態で、蓋部材50が閉鎖されようとした場合、差し込まれている操作キー24aと蓋部材50との干渉により、蓋部材50が閉鎖不能になるため、操作キー24aの抜き忘れに気付くことを操作者へ促すことができる。
なお、上記蓋部材50は、図9に示す蓋部材50’と置換されてもよい。
蓋部材50’は、上記構成の蓋部材50における補強板53よりも筐体本体10内側に、繊維層54を設けてなる。
繊維層54は、ドリル穿孔工具等のドリル先端側に絡む程度の長さを有する繊維を、多数束ねたものであればよく、より好ましくは、耐火性や、難燃性、耐熱性等に優れた繊維とされ、例えば、ロックウール繊維や、ガラス繊維、アラミド繊維等が用いられる。
この蓋部材50’は、仮にハンドドリルや電動ドリル等のドリル穿孔工具により故意に穿孔された場合、繊維層54の繊維を、前記ドリル穿孔工具のドリル先端側に絡ませる。ひいては、蓋部材50’を穿孔しようとする悪意の第三者に対して、犯行時間を遅延させるとともに、犯行意欲を低下させることができる。
また、図9に示す蓋部材50’は、補強板53を設けることで、ドリル穿孔工具による貫通を阻むようにした好ましい態様であるが、この蓋部材50’から補強板53を省いた構成とすることも可能であり、この態様によっても、繊維層54の繊維をドリル穿孔工具のドリル先端側に絡ませることができる。
また、上記実施の形態の蓋部材50及び蓋部材50’は、平坦部51の側端部に突片部52を一体的に設けることでコスト低減された好ましい一例であるが、突片部52を省くとともに、平坦部51の厚みを枠部材70の板厚よりも厚くすることで、該平坦部51の側端部を筐体本体10内側へ突出させることも可能である。
また、蓋部材50と差し込まれた状態の操作キー24aとを干渉させる技術的手段は、上記実施の形態に限定されるものでなく、例えば、図4に示す操作体A2のように、上述した蓋部材50の内面側に筐体本体10内側へ突出する干渉部55を一体的に設けて蓋部材50’を構成し、前記干渉部55を差し込まれた際の操作キー24aに干渉させるようにしてもよい。
この操作体A2の構成によれば、図13に示すようにキースイッチ部100に差し込まれた状態の操作キー101が蓋部材150よりも外方へ突出しない従来の操作体を、蓋部材150を蓋部材50’に交換する作業や、蓋部材150に干渉部55を装着する作業等により、操作キー101の抜き忘れを防ぐ構造に容易に改良することができる。
尚、図13に示すスイッチボックスにおいて、符号110は操作ボタン、符号120はネジ、符号130は化粧板である。
次に、蓋部材50に具備された係脱機構60について詳細に説明する。
係脱機構60は、蓋部材50の表側で所定方向へ回動される係脱操作部62と、蓋部材50の裏側で前記係脱操作部62と一体的に移動して筐体本体10側に係脱する係合部61とを備え、閉鎖状態の蓋部材50を、筐体本体10側に係脱させて開放不能にしたり開放可能にしたりする。
更に、同係脱機構60は、前記係合部61の係合状態を、蓋部材50の表側に差し込まれる外部側キー63の操作によりロック状態にしたり解除状態にしたりするロック機構を構成している。
係脱操作部62は、差し込まれる外部側キー63の操作により、係合部61を筐体本体10側に係合させた係合位置と、この係合状態を解除した解除位置との間で、所定角度回動するように支持された略筒状の部材であり、所謂シリンダー錠を構成している。
係合部61は、蓋部材50の裏側(筐体本体10内側)で前記係脱操作部62と一体的に回動するように軸支され、その遠心方向へ突出する係合端部61aを、筐体本体10に固定された閉鎖部材30の被係合部34aに係脱させる。
すなわち、蓋部材50が閉鎖された状態で、外部側キー63の操作により係脱操作部62が所定方向(図2によれば反時計方向)へ回動されると、係合部61は、係脱操作部62と一体的に回動して、係合端部61aを閉鎖部材30の被係合部34a内に係合させる。
また、前記係合状態において、外部側キー63の操作により係脱操作部62が前記所定方向と反対の方向(図2によれば時計方向)へ回動されると、係合部61は、係脱操作部62と一体的に回動して、係合端部61aを閉鎖部材30の被係合部34a内から抜き出す。
而して、上記構成の操作体A1によれば、上記止着部材40に特殊ネジを用いたことや、蓋部材50を多層構造にしたこと、蓋部材50に突片部52を設けたこと、差し込まれた際の操作キー24aに蓋部材50を干渉させるようにしたこと等の構成により、電気配線を隠蔽している閉鎖部材30が開放されたり、施錠状態の蓋部材50が強引に開放されたり等するのを阻むことができる上、操作キー24aの抜き忘れを防ぐことができ、ひいては、開閉体が不正に動作させられてしまうのを阻むことができる。
次に、本発明の他の態様である操作体A4(図10参照)について詳細に説明する。なお、この操作体A4において、上述した操作体A1と略同様の構成部位については、上記操作体A1と同一の符号を用いることで、重複する詳細説明を省略する。
この操作体A4は、上述した操作体A2と略同様に、キースイッチ部24’に差し込まれた状態の操作キー24aの後端側が、閉鎖された際の蓋部材50よりも外方へ突出しないように、キースイッチ部24’を配置している。
前記キースイッチ部24’は、その内部に操作キー24aが差し込まれたことを検知するキー検知部(図示せず)を備えている。このキー検知部は、詳細に説明すれば、差し込まれた際の操作キー24aに押圧されることで、自動復帰a接点24b(図11参照)を開から閉にするように構成されている。
また、この操作体A4の筐体本体10内側には、蓋部材50が閉鎖されたことを検知する閉鎖検知部91と、前記キー検知部及び閉鎖検知部91の検知信号に応じて警報を発する警報発生手段92とが備えられている。
閉鎖検知部91は、閉鎖された際の閉鎖検知部91によって押圧されることで、自動復帰a接点91a(図11参照)を開から閉にするように構成した所謂リミットスイッチであり、閉鎖部材30に固定されている。
警報発生手段92は、電力が供給されることにより警報を発生するものであればよく、本実施の形態の好ましい一例としては所謂ブザーが用いられ、筐体本体10内における閉鎖部材30の裏側(図示例によれば、筐体本体10の底面部)に配設されている。
この警報発生手段92は、電力が供給されることにより発光する発光体(例えば電球や発光ダイオード等)であってもよいし、この発光体と前記ブザーとを組み合わせてなる構成であってもよい。
そして、前記警報発生手段92は、筐体本体10内における閉鎖部材30の裏側(図示例によれば、筐体本体10の底面部)に固定されたバッテリー部93から電力を供給されている。
バッテリー部93には例えば乾電池等が用いられるが、このバッテリー部93を省いて、図示しない開閉体側の制御回路から電気配線を介して電力が供給されるようにしてもよい。
そして、前記警報発生手段92は、上記キー検知部及び閉鎖検知部91の検知信号により操作キー24aが差し込まれ且つ蓋部材50が閉鎖されたと判断した場合に警報を発するように、電気配線されている。
この電気配線された回路は、詳細には図11に例示するように、バッテリー部93から警報発生手段92へ電力を供給するようにした配線の途中に、上記キー検知部の自動復帰a接点24bと閉鎖検知部91の自動復帰a接点91aとを、直列的に介在させた電気回路である。
また、この操作体A4の蓋部材50に設けられた係脱機構60’は、上述した係脱機構60の係合部61を係合部61’に置換し、更に、上述した係脱操作部62を係脱操作部62’に置換した構成としている。
係合部61’は、差し込まれた際の操作キー24aに干渉されることで係合方向への移動が阻まれるように形成されている。
より詳細に説明すれば、この係合部61’は、上述した係合部61に、干渉片部61bを一体的に設けている。
この干渉片部61bは、外部側キー63の操作により係合部61’が回動された際に、差し込まれた状態の操作キー24aと干渉するように、係合部61’の軸止部を間にして係合端部61aと反対側の部位を、長尺状に延設させてなる。
また、係脱操作部62’は、差し込まれる外部側キー63の操作により係合部61’を筐体本体10側に係合させた係合位置と、この係合状態を解除した解除位置との間で、所定角度回動するように支持された略筒状の部材であり、前記係合位置及び前記解除位置の場合に前記外部側キー63を抜差し自在に係合させ、前記係合位置と前記解除位置との間の中途位置の場合には前記外部側キー63を引抜き不能に係合させるように構成してある。
上記構成の操作体A4によれば、上記キー検知部、閉鎖検知部91、及び警報発生手段92等の構成を備えているため、操作キー24aが抜き忘れられた場合に、その抜き忘れに気が付くことを、警報によって操作者へ促すことができる。
更に、係脱機構60の係合部61’に干渉片部61bを具備しているため、操作キー24aが抜き忘れられて蓋部材50が閉鎖されたとしても、外部側キー63によって蓋部材50を筐体本体10側へ係合させる操作をした際に、前記干渉片部61bと差し込まれた状態の操作キー24aと干渉により、操作者に対して操作キー24aの抜き忘れに気が付くことを促すことができる。
しかも、前記干渉の際、外部側キー63が回動途中の引き抜けない位置となるため、この外部側キー63が引き抜けないことによっても、操作者に対して操作キー24aの抜き忘れに気が付くことを促すことができる。
したがって、操作キー24aの抜き忘れに起因して、開閉体が不正に動作させられたり操作キー24aが紛失されたり等するのを防ぐことができる。
なお、上記操作体A1〜A4によれば、係脱操作部62または係脱操作部62’に差し込まれた外部側キー63の回転操作により、蓋部材50が筐体本体10に係脱されるように構成したが、係脱操作部62または係脱操作部62’に一体的にレバーやハンドル等の操作部材を設け、該操作部材の回転操作により蓋部材50を筐体本体10に係脱させるようにすることも可能である。
また、図示例によれば、操作キー24aと外部側キー63とを異なるキーとしているが、他の好ましい態様としては、キースイッチ部24またはキースイッチ部24’と、係脱機構60または係脱機構60’との双方が、一つのキー部材により操作されるようにしてもよい。
この態様によれば、一つの前記キー部材により、筐体本体10の内部側のキースイッチ部24またはキースイッチ部24’を操作された後に、同筐体本体10の外部側の係脱機構60または係脱機構60’が施錠操作されるため、前記キー部材が筐体本体10内に抜き忘れてしまうのを、一層効果的に防ぐことができる。
また、上記操作体A4では外部側キー63が回転途中で抜き取られないように構成したが、先に述べた操作体A1〜A3についても同様の構成とすることが可能である。
本発明に係わる開閉装置用の操作体の一例を示す縦断面図。 図1の(II)−(II)線に沿う断面図。 図1の(III)−(III)線に沿う断面図。 本発明に係わる開閉装置用の操作体の他例を示す横断面図。 止着部材及び特殊工具の一例を示す斜視図。 止着部材の他例を(a)〜(c)の各々に示す斜視図。 止着部材の他例を(a)〜(c)の各々に示す斜視図。 本発明に係わる開閉装置用の操作体の他例を示す要部縦断面図。 蓋部材の他例を示す縦断面図。 本発明に係わる開閉装置用の操作体の他例を示す横断面図。 警報発生手段の一例を示す電気回路図。 図10の(XII)−(XII)線に沿う断面図。 従来の開閉装置用の操作体の一例を示す縦断面図。
符号の説明
10:筐体本体
20:操作スイッチ部
10a:開口部
50:蓋部材
52:突片部
53:補強板
54:繊維層
A1,A2,A3,A4:操作体

Claims (2)

  1. 表側に開口部を有する筐体本体と、前記開口部を開閉可能にする蓋部材と、該蓋部材を開閉回動可能に支持する軸部材と、該蓋部材を閉鎖状態で開放不能にするロック機構と、該蓋部材よりも前記筐体本体内側に配設された操作スイッチ部とを備え、該操作スイッチ部の操作により開閉体の制御を可能にしている開閉装置用の操作体において、
    前記操作スイッチ部を装着した略矩形状の化粧板部を前記筐体本体内に設け、この化粧板部の四つの辺部分から前記表側へ立ち上がった上側面部、下側面部、左側面部、及び右側面部を備え、
    前記蓋部材は、略矩形状の平坦部の四辺部分に、それぞれ筐体本体内へ向かう四つの突片部を設けるとともに、前記平坦部の裏面の略全面に補強板を重ね合わせて多層構造に構成され、
    前記四つの突片部の周囲には、前記上側面部、前記下側面部、前記左側面部、及び前記右側面部の突端側部分を上下左右の四方から囲む枠部材が設けられ、この前記枠部材は、前記上側面部、前記下側面部、前記左側面部、及び前記右側面部の突端側に曲げ形成された唾部に受けられ支持され、
    前記軸部材は、前記蓋部材における前記補強板から離間し、且つ前記四つの突片部に囲まれる位置を通るとともに上下の前記突片部を貫いて前記上側面部と前記下側面部とにわたっていることを特徴とする開閉装置用の操作体。
  2. 前記蓋部材は、その裏側部位における一部分又は略全体に、繊維層を具備し、
    前記繊維層は、ドリル先端側に絡む程度の長さを有する繊維を、多数束ねたものであることを特徴とする請求項1記載の開閉装置用の操作体。
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