JP4188178B2 - 小型除雪機 - Google Patents
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Description
バッテリの上部にバッテリカバーを取り付けることで、バッテリカバーでバッテリの上部を雪や雨から保護する。
この対策として、エンジンを覆うカバーをバッテリまで延ばし、このカバーでバッテリ全体を覆うことが考えられる。
しかし、エンジンとバッテリとを共通のカバーで覆うことで、エンジンの熱がバッテリに伝わり、バッテリが熱の影響を受けることが考えられる。
さらに、バッテリホルダの後壁とエンジンとの間に隔壁を設け、この隔壁でエンジンからバッテリに向かう熱を遮蔽するようにした。これにより、エンジンから発生した熱の影響を受けないようにすることができる。
加えて、隔壁の下折曲片をカバー体の受溝に差し込むことで隔壁を支えるようにした。このように、隔壁を支える部品をカバー体で兼用することで、部品数を少なく抑え、組付け構成の簡素化を図ることができる。
加えて、隔壁を支える部品をカバー体で兼用することで、部品数を少なく抑え、組付け構成の簡素化を図ることができる。
図1は本発明に係る小型除雪機を示す側面図である。
小型除雪機10は、機体としての伝動ケース11の下部左右側にそれぞれ走行用の電動モータ12,13を取り付け、左右の電動モータ12,13に走行装置14を連結するとともに、走行装置14を伝動ケース11の下部に備え、伝動ケース11の上部にエンジン15を取り付け、エンジン15で駆動する除雪装置16を伝動ケース11の前部に備え、除雪装置16の後部およびエンジン15をカバー体18で覆い、伝動ケース11の上部から後上方へ向けて左右の操作ハンドル21,22を延ばし、これら左右の操作ハンドル21,22間に操作盤23を取り付け、作業者が左右の操作ハンドル21,22のグリップ24,25を握った状態で操作盤23の後から連れ歩く、自力走行式の歩行型作業機である。
エンジン15を伝動ケース11の前後方向の略中央に配置するとともに、走行装置14(左右の走行部26,27)を伝動ケース11の前後方向の略中央に配置する。
左側走行部26は、左側の電動モータ12に連結する左側の駆動輪31を備え、この駆動輪31の後方に左側の遊転輪32を回転自在に備え、左側の駆動輪31および左側の遊転輪32に左側のクローラベルト33を巻き掛けたものである。
左右の走行部を26,27をそれぞれ電動モータ12,13で駆動するように構成することで、小型除雪機10の電動化を図る。
また、除雪装置16は、オーガ部35、ブロア部36およびシュータ37などで構成したものである。
また、この実施の形態においては、本体20を伝動ケース11および除雪装置16で構成したものとして説明する。
この状態において、エンジン15で除雪装置16、すなわちオーガ部35およびブロア部36を駆動して除雪作業をおこなう。
この伝動ケース11の下方左右側にそれぞれ左右側の走行部26,27を設け、伝動ケース11の前部に除雪装置16を設け、伝動ケース11の上部にエンジン15を設け、伝動ケース11の下方左右側から左右の操作ハンドル21,22をそれぞれ後方に向けて延ばす(図2、図3も参照)。
ブロア部36は、伝動ケース11の前部にブロアハウジング44を取り付け、このブロアハウジング44内にブロア45を配置するとともに、このブロア45を駆動軸46に取り付けたものである。
また、オーガ部35は、ブロアハウジング44の前部にオーガハウジング47を取り付け、このオーガハウジング47内にオーガ48を回転自在に取り付けたものである。
伝動ケース11の上部にエンジン15を搭載し、このエンジン15の前方で、かつブロアハウジング44の上部にバッテリ51を配置し、バッテリ51の上方に照明部52を配置する。
バッテリ51は、略箱型に形成し、上面51aに端子55,55を有する箱型バッテリである。
エンジン15とバッテリ51との間に、エンジン15からバッテリ51に向かう熱を遮蔽する隔壁53を介設する。
エンジン15は、クランクシャフト54を縦置きにした形式のバーチカルエンジンである。
カバー体18の下カバー部42を伝動ケース11の上部に取り付け、下カバー部42に上カバー部41を取り付けることで、バッテリ51、照明部52、エンジン15および隔壁53を一括して上カバー部(カバー体)41で覆う。
伝動ケース11の上部56に収納凹部57を形成し、収納凹部57に電磁クラッチ58を収納する。
伝動ケース11の上部56において収納凹部57の周囲に、電磁クラッチ58を囲うように4個の取付ボス61・・・を立設する。
取付孔62a・・・にボルト63・・・を差し込み、差し込んだボルト63・・・をねじ孔63a・・・にねじ込むことで、4個の取付ボス61・・・にエンジン15を取り付ける。
前取付部64に前取付ブラケット66をボルト止めするとともに、後取付部65に後取付ブラケット67をボルト止めし、前後の取付ブラケット66,67に発電機68をボルト69、69で固定する。
左右の電動モータ12,13や電磁クラッチ58を、ワイヤーハーネス71を介して電動に伴う制御部72(図5、図6参照)に接続する。
外側に延ばしたワイヤーハーネス71を案内溝73を介して前方に延ばし、前方に延ばしたワイヤーハーネス71を制御部72(図5、図6参照)に接続する。
小型除雪機10は、本体20を構成するブロアハウジング44に機体用バッテリ支持構造70を備える。
機体用バッテリ支持構造70は、上面51aに端子55,55(図6も参照)を有する箱型バッテリ51を上方又は横から挿入(収納)することのできるバッテリホルダ77を設け、このバッテリホルダ77に収納したバッテリ51の上面51aをバッテリ固定部材81で押さえるようにしたもので、バッテリ固定部材81を絶縁性樹脂部品としたものである。
ブロアハウジング44の上端部に載置ブラケット75を取り付け、この載置ブラケット75にバッテリ載置皿76を取り付けるとともに、バッテリホルダ77を取り付け、このバッテリホルダ77の後端に隔壁53を取り付け、隔壁53の下折曲片53aを凹状の受溝43に差し込む。
これにより、隔壁53をバッテリホルダ77とエンジン15との間に介在させる。
凹状の受溝43は、下カバー部42の前部上縁42aに形成した凹状の溝である。
バッテリ固定部材81でバッテリ51の上面51aを押さえ付けてバッテリ51を保持する。
バッテリ51をバッテリホルダ77内に収納することで、バッテリ51をエンジン15から隔壁53で仕切る。
ここで、バッテリを保護する手段として、通常バッテリ上部をカバーで覆う方法が採用されている。しかし、この方法では、バッテリ51の側壁に付いた雨雪が、バッテリとカバーとの間からバッテリ上部に侵入することが考えられる。
そこで、上カバー部41でバッテリ51全体を覆うように構成した。これにより、バッテリ51の側壁側から雨雪が侵入することを防いで、雨雪からバッテリ51を確実に保護することが可能になる。
これにより、バッテリ51が、エンジン15から発生した熱の影響を受けることを防止する。
上カバー部41のうち、照明部52の前面86に臨む部位を、光を透過可能な透光部87とする。よって、照明部52の前面86から光を投光した際に、投光した光は、透光部87を透過して小型除雪機10の前方を照射する。
ブロアハウジング44の上部左側にシュータ37を設け、シュータ37の右側でエンジン15の前方に載置ブラケット75を取り付け、載置ブラケット75に、機体用バッテリ支持構造70のバッテリホルダ77を取り付けることで、バッテリホルダ77をシュータ37の左側に配置する。
バッテリホルダ77の後端部に隔壁53を取り付けることで、バッテリホルダ77に収納したバッテリ51を隔壁53でエンジン15から仕切る。
バッテリホルダ77の右壁91(図6も参照)にガード部材92を取り付けることで、ガード部材92と右壁91とで制御部ホルダ93を形成する。
これにより、バッテリ固定部材81でバッテリ51の上面51aを押さえ付けてバッテリ51を保持する。
制御部ホルダ93内に制御部72を配置し、制御部72をバッテリホルダ77の右壁91に防振部材95(図95参照)を介して取り付ける。
すなわち、小型除雪機10のシュータ37は、ブロア45(図1参照)で跳ね上げた雪を受け入れるために、例えばブロアハウジング44の一方の上部、実施の形態では左側上部に片寄せられている。
そこで、バッテリ51および制御部72をシュータ37の隣に伝動ケース11の幅方向に順に並べて配置することにした。
これにより、シュータ37の隣の空間を利用してバッテリ51および制御部72を配置することが可能になる。
左右の電動モータ12,13に給電することで、左右側の走行部26,27(図1参照)を駆動する
左右の電動モータ12,13を制御することで、左右側の走行部26,27(図1参照)の駆動状態を調整する。
機体用バッテリ支持構造70のバッテリホルダ77は、バッテリ51の右側に右壁91を配置し、この右壁91を載置ブラケット75に固定し、右壁91の後端に折曲部98を備えるとともに、後壁99の折曲部101を取り付け(図10参照)、後壁99を隔壁53に対して所定間隔離し、この状態で後壁99を隔壁53と平行に左側に向けて延ばし、後壁99の左端を前方に折り曲げることで左壁103を形成し、左壁103を右壁91と平行になるように前方に向けて延ばし、左右の壁103,91を載置ブラケット75に取り付けることで、右壁91、後壁99および左壁103で平面視において略コ字形を形成したものである。
ヒンジ部84の一方の部位84aは、一定間隔をおいて右側に突出した突片106,106を設け、それぞれの突片106,106の貫通孔にヒンジロッド85を取り付けたものである。
フックボルト108は、下部108aを折り曲げることで、突片107の係止孔に係止可能な形状とし、上部108bに雄ねじが形成されている。
この隔壁53と後壁99との間を所定間隔S(図4参照)離すことで、バッテリ51の電源で駆動する電装部品用のリレースイッチ115・・・を配置する空間116を確保する。この空間を利用して隔壁53にリレースイッチ115・・・を取り付ける。
よって、隔壁53でリレースイッチ115・・・を支えることが可能になる。
また、隔壁53を、図4に示すように隔壁53の下折曲片53aを、下カバー部42の凹状の受溝43に差し込むことで隔壁53を支える。このように、隔壁53を支える部品を下カバー部42で兼用することで、部品数を少なく抑え、組付け構成の簡素化を図る。
よって、リレースイッチ115・・・を取り付ける部材を、個別に備える必要がない。これにより、部品点数の増加を抑えて、組立工数の簡素化を図ることができる。
このバッテリ固定部材81は、照明部52を載せるベース117を備え、ベース117の左右側部にそれぞれ左右の支持部118,119を形成し、ベース117、左右の支持部118,119で略コ字形の枠体を形成し、この枠体内に照明部52を配置する絶縁性樹脂部品である。
このノリルは、優れた寸法安定性や、温度依存性が少ない機械的性質などを有する樹脂であり、バッテリ固定部材81を形成するものとして好適である。
この状態で、左端部83の取付孔121にフックボルト108の上部108bを差し込み、取付孔121から突出した上部108bに蝶ナット109をねじ結合することで、バッテリホルダ77内にバッテリ51の上面51aをバッテリ固定部材81で押し付ける(図4、図5、図7参照)。
バッテリ固定部材81でバッテリ押え板とステイとを共通化し、部品点数を減らすことができる。
これにより、照明用の電線127を配線するため空間を比較的簡単に確保することができ、設計の自由度を高めることができる。
これにより、バッテリ固定部材81が落下して、照明部52が破損することや、照明部52に接続した照明用の電線127(図4参照)が損傷することを防ぐ。
この制御部ホルダ93内に制御部72を収納し、制御部72を防振部材95(図10も参照)を介してバッテリホルダ77の右壁91に取り付ける。
なお、バッテリ51の端子55,55に接続した電線129,129は、ワイヤーハーネス128に束ねられている。
よって、これらの電装部材72,51,52,58,68,12,13を接続するワイヤーハーネス71(図3参照)、ワイヤーハーネス128、電線129や照明用のハーネス(電線)127(図4参照)などを短くして、電線の抵抗による電圧降下を抑える。この効果は、小型の除雪機に特に効果を発揮する。
さらに、ワイヤーハーネス71(図3参照)、ワイヤーハーネス128、電線129や照明用のハーネス(電線)127(図4参照)などを短くすることで、それぞれのハーネスの配線が簡単になる。
ブロアハウジング44の上部に載置ブラケット75を取り付け、載置ブラケット75に、機体用バッテリ支持構造70のバッテリホルダ77を設け、このバッテリホルダ77にバッテリ51を収納し、バッテリ51の上面51aを絶縁性樹脂部品のバッテリ固定部材81で押さえ付ける。
機体用バッテリ支持構造70を構成するバッテリ固定部材81の右端部82を、ヒンジ部84でバッテリホルダ77に結合し、バッテリ固定部材81の右端部82をフックボルト108および蝶ナット109を介してバッテリホルダ77に着脱自在に結合する。
以下、図8において、ヒンジ部84について説明する。
バッテリ固定部材81の右端部82にヒンジ部84(図7参照)の他方の部位84bを備える。
(a)に示すように、他方の部位84bには、上向きの溝131aを形成した上向き部位131と、下向きの溝132aを形成した下向き部位132を備える。
すなわち、上向きの溝131aおよび下向きの溝132aを組み合わせることで通常の貫通孔と同等の役割を果たす。
よって、バッテリ固定部材81を成形する型の設備を簡素化して、設備費を抑えることが可能になる。
(a)において、機体用バッテリ支持構造70のバッテリホルダ77に上方からバッテリ51を収納して、バッテリ51をバッテリ載置皿76に載せる。
次に、ヒンジロッド85を軸にしてバッテリ固定部材81を矢印aの如く回動する。
取付孔121から突出した上部108bに蝶ナット109を矢印bの如くセットし、セットした蝶ナット109を上部108bにねじ結合する。
これにより、バッテリ51の上面51aをバッテリ固定部材81で押し付けて、バッテリ51をバッテリホルダ77内に保持する。
さらに、バッテリ固定部材81を絶縁性樹脂部品とすることで、バッテリ固定部材81の表面に樹脂皮膜を形成する必要がない。
しかし、カバー部材135は、粉塵などから端子を保護するためのもので、端子55に導電性部材を当接することは好ましくない。
よって、バッテリ固定部材に導電性部品を使用すると、バッテリ固定部材は端子55を避けて取り付ける必要があり、バッテリ固定部材の取り付け位置が端子55によって制限される。
そこで、バッテリ固定部材81を絶縁性樹脂部品として、上記不具合を解消することにした。
この撓み部137を弾性変形することで、バッテリ固定部材81の左右端部(両端部)83,82に設けた左右の当接面83a,82aをバッテリ51の上面51aに確実に接触させる。左右の当接面83a,82aは、ベース117の底面を構成する面である。
左右の当接面83a,82aをバッテリ51の上面51aに接触させることで、バッテリ固定部材81の左右の当接面82a,83aで、バッテリ51を押さえ付けて保持する。
よって、バッテリ固定部材81の左端部83とバッテリホルダ77との結合を解除するだけで、バッテリ51をバッテリホルダ77から取り外すことが可能になる。
さらに、バッテリ固定部材81の右端部82をバッテリホルダ77にヒンジ結合とすることで、バッテリ固定部材81の右端部82をバッテリホルダ77に連結した状態で、バッテリ51をバッテリホルダ77から取り外すことが可能になる。
よって、弾性変形可能な撓み部137を必要以上に大きく曲げることなく、左端部83の当接面83aをバッテリ51の上面51aに当接することが可能になる。
よって、テーパ部138でバッテリ51の上角部51bを押圧することで、バッテリ固定部材81の右端部82側にバッテリ51を移動させ、バッテリ51を正規の位置に位置決めする。これにより、バッテリ51の公差を許容することが可能になり、使い勝手の向上を図ることができる。
図10は本発明に係る小型除雪機の制御部を示す斜視図である。
バッテリホルダ77(図6も参照)の右壁91に、防振部材95を介して制御部72を取り付ける。防振部材95は、上部防振材155,155と下部防振材156,156とからなる。
なお、上部防振材155および下部防振材156については後述する。
電動化した小型除雪機10とは、図1に示す走行装置14を左右の電動モータ12,13で駆動するように構成した除雪機をいう。
電装部品とは、左右の電動モータ12,13(図1参照)、電磁クラッチ58や発電機68(図3参照)、リレースイッチ115(図6参照)などをいう。
ここで、制御部72のうち、上端72aに取り付けた上取付片146および前端72bに取り付けた前取付片147を、制御部72の上部74とする。
また制御部72は、下部72cから一対の突起148、148を突出し、下部72cにワイヤーハーネス128を接続したものである。
下部防振材156は、略筒状に形成し、下端部を一対の段部、すなわち一対の受面157,157を有する。この下部防振材156は、主として上下方向の振動に有効な防振材である。
これにより、下部防振材157,157の受面157・・・を受片143,143に載せる。
上部防振材155の環状溝158を上取付片146の取付孔146aに係止し、上部防振材155内にカラー161の本体部161aを差し込んで、カラー161のワッシャ部161bを上部防振材155に当接する。
すなわち、上部防振材155の環状溝158を前取付片147の取付孔147aに係止し、上部防振材155内にカラー161の本体部161aを差し込んで、カラー161のワッシャ部161bを上部防振材155に当接する。
カラー161にボルト142を差し込み、上部防振材155からボルト142の先端部142aを突出し、突出した先端部142aにナット164をねじ結合する。
制御部72の下部72cから一対の突起148,148を突出し、突起148,148に下部防振材156,156の貫通孔156a,156aを嵌め込む。
嵌め込んだ下部防振材156,156の下部156b,156bを、受片143,143の差込孔144,144に差し込むことで、下部防振材156,156の受面157・・・を受片143,143に載せる。
すなわち、下部防振材156を、制御部72の下部72cと受片143との間に下部防振材156を介在させることで、受片143側から伝わる上下方向の振動を有効に防振する。
なお、突起148に下部防振材156嵌め込み、下部防振材156を受片143の差込孔144に差し込むことで、突起148と受片143との間に下部防振材156を介在させる。これにより、受片143側から伝わる水平方向の振動を防振することも可能である。
さらに、制御部72の前取付片147を上部防振材155を介してボルト142でバッテリホルダ77の右壁91に取り付ける。
ガード部材92は、右壁91の前折曲げ部166に形成した取付孔166a(図9参照)と、右壁91の下折曲げ部167に形成した取付孔167a(図9参照)と、隔壁53に形成した取付孔53b(図9参照)とを利用して、右壁91および隔壁53にボルト168・・・で固定されている。
よって、下部防振材156,156を差込孔144,144に差し込んだ後、制御部72の上取付片146および前取付片147を上部防振材155,155介してボルト162,142でバッテリホルダ77の右壁91に取り付けるだけで、右壁91に制御部72を手間をかけないで簡単に設けることができる。
制御部72の上取付片146の取付孔146aに上部防振材155の環状溝158を係止し、上部防振材155内にカラー161の本体部161aを差し込んで、カラー161のワッシャ部161bを上部防振材155に当接する。
カラー161にボルト162を差し込み、上部防振材155からボルト162の先端部162aを突出し、突出したボルト162の先端部162aを右壁91の取付孔141に差し込む。取付孔141から突出したボルト162の先端部162aにナット163をねじ結合する。
これにより、制御部72の上取付片146を上部防振材155を介して右壁91に取り付ける。
カラー161にボルト142を差し込み、上部防振材155からボルト142の先端部142aを突出し、突出した先端部142aにナット164をねじ結合する。
これにより、制御部72の前取付片147を上部防振材155を介して右壁91に取り付ける。
なお、カラー161の本体部161aと、上取付片146の取付孔146aの周縁との間に上部防振材155を設けたので、カラー161の本体部161aから伝わる上下方向の振動を防振することも可能である。
なお、カラー161の本体部161aと、前取付片147の取付孔147aの周縁との間に上部防振材155を設けたので、カラー161のワッシャ部161bから伝わる上下方向の振動を防振することも可能である。
下部防振材156,156の受面157・・・を受片143,143に載せることで、一対の下部防振材156,156を介して制御部72の下部72cを受片143,143に載せる(図11参照)。
これにより、図11に示すように、主として上下方向(矢印c−c方向)の振動を有効に防振する。
これにより、一対の上部防振材155,155で、主として水平方向(矢印d−d方向)の振動を有効に防振する。
よって、機体としての伝動ケース11(図1参照)側から制御部72に伝わる振動を防振部材95、すなわち、上部防振材155,155および下部防振材156,156で減衰することが可能になる。
また、隔壁53に遮熱材を備えることも可能である。
Claims (2)
- エンジンの前方にバッテリを配置し、バッテリ及び前記エンジンを一括してカバー体で覆った小型除雪機において、
前記バッテリを収納するバッテリホルダを設け、前記バッテリホルダの後壁と前記エンジンとの間に、エンジンからバッテリに向かう熱を遮蔽する隔壁を介設し、
前記隔壁の下折曲片を前記カバー体の受溝に差し込むことで前記隔壁を支えることを特徴とする小型除雪機。 - 前記隔壁と前記後壁との間に空間を確保することで、この空間を利用して前記隔壁に、前記バッテリの電源で駆動する電装部品用のリレースイッチを取り付けたことを特徴とする請求項1記載の小型除雪機。
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