JP4187534B2 - 銅触媒を用いたジオレフィン化合物の気相接触ヒドロシアン化法 - Google Patents

銅触媒を用いたジオレフィン化合物の気相接触ヒドロシアン化法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に非共役非環式ニトリルを製造するジオレフィン化合物の気相ヒドロシアン化法に関する。特に、本発明は炭素、シリカ、アルミナおよびさまざまな金属酸化物を含む担体上に分散された銅塩を含む触媒組成物を用いて非共役非環式ニトリルを製造するジオレフィン化合物の気相ヒドロシアン化法に関する。
接触ヒドロシアン化反応系、特にオレフィンのヒドロシアン化に関する接触ヒドロシアン化反応系は、当技術分野において知られている。例えば、ペンテンニトリル(PN)を生成するブタジエンのヒドロシアン化反応に有益な液相系は、当技術分野、例えば(特許文献1)で知られている。この特許において用いられているように、そして、本明細書において用いられるように、「ペンテンニトリル」という用語は、シアノブテンを意味することを意図している。同様に、「ブテンニトリル」は、シアノプロペンを意味する。このようにして生成したペンテンニトリルは、更にヒドロシアン化反応を行ない、そしてある場合には異性化反応を行なって、ナイロンの製造において商業上重要な物質であるアジポニトリル(ADN)を生成する。
ブタジエンのヒドロシアン化反応に対する先行技術の方法の大多数は、液相で行なわれており、それらの方法はすべて廃棄物処理の問題を伴っている。例えば、(特許文献2)は、触媒として銅ハライドを利用した。(特許文献3)は、有機ニトリルの存在下で銅無機塩を利用した。(特許文献4)は、ペルオキソ基に結合した銅を使用した。オレフィン化合物の気相ヒドロシアン化を行なう従来の方法は、通常ジオレフィン化合物ではなく、モノオレフィン化合物で開始され、主として飽和化合物を生じるが、それは更にヒドロシアン化を行なうことはできなかった。例えば、(特許文献5)は、Ni塩、HPO及びAlを含む触媒上でHCNとエチレンを反応させることによりプロピオニトリルが製造されることを教示している。また、(特許文献6)は、亜クロム酸銅及び活性化亜クロム酸銅を含む混合金属触媒上でHCNとブタジエンを気相で反応させることにより、3−ペンテンニトリルおよび4−ペンテンニトリルの選択率77〜82%でペンテンニトリルの混合物を生成する方法を開示している。しかし、(特許文献6)の反応も、HClをいっしょに供給することが必要である。
いくつかの特許は、気相でさまざまな担持金属含有触媒上で、HCNをブタジエン、エチレン、プロピレンまたはブテンと、更に空気または酸素と反応させることにより、シアン化オレフィン化合物を生じることを教示している。しかしながら、このように生成されたオレフィン化合物においてはオレフィン二重結合は、通常シアノ基の三重結合と共役しており、それゆえアジポニトリルの製造に関しては実質的に使用できない。例えば、以下を参照のこと。
特許文献7、Asahi、1975年2月11日
Figure 0004187534
特許文献8、旭化成、1971年4月13日
Figure 0004187534
特許文献9、スタンダート・オイル、1975年5月11日
Figure 0004187534
特許文献10、旭化成、1975年3月4日
Figure 0004187534
米国特許第3,766,237号明細書 米国特許第4,240,976号明細書 米国特許第4,230,634号明細書 英国特許第2,077,260号明細書 米国特許第3,584,029号明細書 米国特許第3,547,972号明細書 米国特許第3,865,863号明細書 米国特許第3,574,701号明細書 米国特許第3,578,695号明細書 米国特許第3,869,500号明細書
本発明は、迅速で、選択的でかつ効率の良いジオレフィン化合物の気相接触ヒドロシアン化法を提供する。ある種の溶媒又は希釈剤をこの方法で使用することができるが、これらの溶媒および希釈剤は全く除外することも可能である。更に、触媒は、静止した固相(stationary solid phase)として用いられるが、これは、触媒の製造、回収及びリサイクルのコストならびに副生廃棄物の処理コストを低減することができる。これから生じる利点は、この方法のために必要な設備投資のコストを削減できることである。
本出願は、2001年5月11日出願の米国仮特許出願第60/290,294号の全体を本出願の一部として援用し、その利益を請求する。
本発明の一実施態様は、ジオレフィン化合物の気相ヒドロシアン化法であって、非環式脂肪族共役ジオレフィン化合物をHCNと気相で、135℃〜200℃の温度範囲で、担持フッ素化アルキルスルホン酸銅(I)または(II)錯体である触媒組成物の存在下で、反応させることを特徴とする。好ましくは、触媒組成物に用いられる担体がシリカ、アルミナおよび炭素からなる群より選択され、さらに好ましくは、担体がシリカまたは炭素である。好ましくは触媒組成物中の銅錯体のフッ素化アルキルスルホネートがトリフルオロメチルスルホネートである。
本発明の別の実施態様は、ジオレフィン化合物の気相ヒドロシアン化法であって、非環式脂肪族共役ジオレフィン化合物をHCNと気相で、135℃〜200℃の温度範囲で、フルオロスルホン酸化担体上に担持された銅(I)または(II)錯体である触媒組成物の存在下で、反応させることを特徴とする。また好ましくは、フルオロスルホン酸化担体が内部および全体にNafion(登録商標)ペルフルオロ化ポリマーまたはフルオロスルホン酸のいずれかが分散した多孔質シリカ網の複合体である。
いずれの場合においても、方法を好ましくは155℃〜175℃の温度範囲で行う。出発ジオレフィン化合物が好ましくは式RCH=CH−CH=CHR(式中、RおよびRは、それぞれ独立して、水素またはC〜Cアルキルである)で示されるジオレフィンである。より好ましくは、出発ジオレフィン化合物が1,3−ブタジエンである。
本発明のさらに別の実施態様は、溶媒または希釈剤を用いずにHCNおよび1,3−ブタジエンを反応に導入することを含む。またさらに別の実施態様は、HCNおよび1,3−ブタジエンのうち少なくとも一つを、反応に導入するに先立って、出発物質および触媒組成物に対して反応条件下で不活性な溶媒に溶解するが、該溶媒は反応への導入に先立って気化されることを含む。
本発明を実施する上で有益な触媒組成物は、中性で低表面積の担体上に担持したフッ素化アルキルスルホン酸銅(I)または(II)錯体より成る。錯体は、会合アニオンと存在する1個以上の金属カチオンである。好ましい担体は、シリカ、アルミナ、炭素などである。担体を金属触媒で処理するために一般に用いられている方法は、B.C.Gates,Heterogeneous Catalysis,Vol.2,pp.1〜29,Ed.,B.L.Shapiro,Texas A & M University Press,College Station,Texas,1984に見ることができる。典型的には、本発明によれば、フッ素化アルキルスルホン酸銅(I)または(II)錯体を、組成物の全重量に対して0.3重量%〜1.0重量%の銅を含む触媒組成物(担体を含む)を生成するのに十分な濃度で、シリカ、アルミナまたは炭素担体上に分散させる。
銅と錯体を製造するために有益なフッ素化アルキルスルホネートは、構造R−SO またはR−(SO (構造中、Rは、炭素数12以下の直鎖状または分枝状ポリフルオロアルキル基またはペルフルオロアルキル基である。好ましくは、Rはトリフルオロメチルである)のアニオンまたはジアニオンより成る。形式(R−SOまたはF−SO のアニオンを、アルキルスルホネートの代わりに使用してもよい。ニトリル配位子を銅に配位させてもよい。
また、本発明を実施する上で有益な触媒組成物は、フルオロスルホン酸化担体上に担持された銅(I)または(II)錯体を含む。フルオロスルホン酸化担体は、R−SO 基(但し、Rは上記に定義したとおり、または−C2n−である)を含む。好ましくは、フルオロスルホン酸化担体は内部および全体にNafion(登録商標)ペルフルオロ化ポリマーまたはフルオロスルホン酸のいずれかが分散した多孔質シリカ網の複合体である。このような複合体は、米国特許第5,824,622号、同第5,916,837号および同第5,948,946号により詳細に記載されている。
本発明の方法では、触媒組成物を管状反応器に入れ、出発物質ならびに反応生成物を気相に保つのに十分高い温度で気体状ジオレフィン化合物、例えばブタジエン、およびHCNを固体触媒組成物上に連続的に通気する。好ましい温度範囲は、約135℃〜約200℃であり、最も好ましくは約155℃〜約175℃である。温度は、全ての反応物質や生成物を気相に保つに足るだけ十分に高くなければならないが、触媒組成物の劣化を防ぐために十分なだけ低くなければならない。特に好ましい温度は、使用される触媒組成物、使用されるジオレフィン化合物及び所望の反応速度にある程度依存する。操作圧力は、特に決定的ではなく、好都合に約1〜10気圧(約101.3〜約1013kPa)が可能である。この圧力範囲の上限を超える圧力で操作しても、実益は得られない。
HCNおよび/又はジオレフィン化合物出発物質は、そのままの蒸気としてまたはアセトニトリルもしくはトルエンなどの溶媒中の予熱した溶液として用いることができる。典型的には、大気圧下、窒素又は他の不活性ガスをキャリアーとして使用して、約160℃〜175℃の温度が用いられる。窒素は、その低コストのゆえに好ましい。気体状酸素、水蒸気又は他の気体状物質であって、HCN、触媒組成物の銅部分、または出発ジオレフィン化合物と反応しうるものは、避けなければならない。反応生成物は、室温で液体であり、冷却により簡便に回収される。分枝状2−メチル−3−ブテンニトリルは、蒸留により直鎖状3−ペンテンニトリルおよび4−ペンテンニトリルから分離することができる。
本発明で使用されるジオレフィン化合物の反応物質には、第一に炭素数4〜10の共役ジオレフィン、例えば、1,3−ブタジエン並びに、シスおよびトランス−2,4−ヘキサジエンが含まれる。ブタジエンは、アジポニトリル製造上の商業的な重要性に鑑み、特に好ましい。他の適当なジオレフィン化合物には、触媒組成物を失活させない基で置換されたジオレフィン化合物、例えば、シスおよびトランス−1,3−ペンタジエンが含まれる。
以下の式III及びIVは、適切な代表的出発ジオレフィン化合物を示し、式V、VIおよびVIIは、1,3−ブタジエン及びHCNから得られる生成物を示す。
CH=CH−CH=CH
(1,3−ブタジエン)
III

CH=CH−CH=CHR
IV
(式中、RおよびRは、それぞれ独立して、水素またはC〜Cアルキルである)

NC−CH−CH=CH−CH

(3PN)

CH=CH−CH−CH−CN
VI
(4PN)

CH=CH−C(−CN)H−CH
VII
(2M3BN)
本発明のヒドロシアン化法を実施するに際して、管状反応器などの反応器に、不活性雰囲気中で所望の触媒組成物を入れる。反応器の供給ライン及び排出ラインは、好ましくは窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスでパージする。反応器は、その後不活性ガスの連続通気下または外界雰囲気から密封されて、所望の温度に加熱される。反応器には、所望のジオレフィン化合物およびHCNを供給する。これらは、一緒に供給することもまた別々に供給してもよく、またそのままの状態でもまたアセトニトリルまたはトルエン等の適切な溶媒中の溶液として供給してもよい。しかし、ヒドロシアン化反応は、好ましくは溶媒を用いずに行なう。溶媒を用いる場合には、溶媒は反応温度および圧力において気体状でありジオレフィン化合物、HCN、および触媒に対して不活性でなければならない。このような溶媒には、ヘキサン、ベンゼン、またはトルエンなどの炭化水素、もしくはアセトニトリルなどのニトリル類がある。反応物質を連続供給される場合には、通常、不活性キャリアーガスも用いられる。
ジオレフィン化合物、HCNおよび溶媒は、供給ライン中の、完全に気化させるために反応温度にまで加熱された加熱部分を通過する。反応器を出る気体状生成混合物は、必要に応じて反応の進行を定期的にモニターするために、ガスクロマトグラフの加熱されたガスサンプリングループを通過させることができる。あるいは、全生成物を液体に凝縮するために、気体状流出物を約0℃〜25℃に冷却することができる。ジオレフィン化合物の流量は、好ましくは連続供給時間当たりの触媒に対するモル比が約2:1〜10:1になる量である。ジオレフィン化合物のHCNに対するモル比は、通常少なくとも約1:1である。
本発明の有利な効果を一連の実施例によって以下に示す。実施例の基である本発明の実施態様は例証に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。実施例の重要性は、本発明のこれらの実施態様を本発明の際立った特徴を持っていないある対照用配合物と比較することによってより理解される。以下の略字を、本発明では使用する。
BD ブタジエン
2M3BN 2−メチル−3−ブテンニトリル
3−PN 3−ペンテンニトリル
4−PN 4−ペンテンニトリル
AN アセトニトリル
OTf CFSO
PNs ペンテンニトリル
触媒組成物の製造
組成物1
Sibunit炭素7上に担持されたトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)
窒素を充填したグローブ・ボックスの中で、0.38g(1meq)の トリフルオロメタンスルホン酸銅(I)(アセトニトリル)(Kubas,G.J.のInorg. Synth.1990,28,68〜70頁に従って合成)を5mLの乾燥アセトニトリルに溶解した。1.0gのメッシュサイズ12〜20のSibunit炭素7(Boreskov Inst. of Catalysis,Novosibirsk,Russia)をあらかじめ乾燥ヘリウム中850℃で5時間乾燥し、溶液に添加し、その後スラリーを15分間攪拌した。溶媒を真空下蒸発させ、その結果得られた固体を最少量のアセトニトリルで再度湿らせ、再蒸発させて、銅金属が炭素と完全に結合していることを確実にした。回収された触媒組成物は、試験用ヒドロシアン化反応器に入れるまで、窒素下に保存した。
組成物2
Sibunit炭素7上に担持されたトリフルオロメタンスルホン酸銅(II)
銅(I)塩に代えて、0.37g(1meq)のトリフルオロメタンスルホン酸銅(II)(Aldrich)を使用した以外は組成物1の製造方法を繰り返した。
組成物3
EM炭素上に担持されたトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)
Sibunit 炭素7に代えて、EM Science(480 S. Democrat Rd, Gibbstown, NJ 08027))の20〜40メッシュの乾燥(ヘリウム中850℃で5時間)炭素CX0648−1を1g使用した以外は組成物1の製造方法を繰り返した。
組成物4
シリカ上に担持されたトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)
Sibunit 炭素7に代えて、Alfa Aesar(30 Bond Street, Ward Hill,MA01835−8099))の10〜20メッシュの乾燥(乾燥空気中500℃で1時間)大孔シリカゲル顆粒#89346を1g使用した以外は実施例1の製造方法を繰り返した。
組成物5
Nafion(登録商標)ペルフルオロ化ポリマーで修飾したシリカ上に担持されたトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)
Sibunit炭素7に代えて、Nafion(登録商標)フルオロポリマー(本願特許出願人)から入手し、Harmerら、Chem.Comm.,1803頁, 1997に記載の方法に従って合成)で被膜した乾燥SAC13シリカ1gを使用した以外は組成物1の製造方法を繰り返した。
組成物6
フルオロスルホン酸誘導シリカ上に担持されたトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)
Sibunit炭素7に代えて、シリカ(本願特許出願人)グラム当たり約0.2meqのフルオロスルホン酸基を含有するフルオロスルホン酸シラン基で誘導されたシリカ1gを使用した以外は組成物1の製造方法を繰り返した。
組成物7
EM炭素上に担持されたトシル酸銅(I)
トリフルオロメタンスルホン酸塩に代えて、0.32gのトシル酸銅(I)(アセトニトリル)(Kroneck,P,ら,Z.Naturforsch.,A 1982,37A,186〜190頁に従って合成)を使用した以外は組成物3の製造方法を繰り返した。
組成物8
EM炭素上に担持されたヘキサフルオロアンチモン酸銅(I)
トリフルオロメタンスルホン酸塩に代えて、0.25gのヘキサフルオロアンチモン酸銅(I)(アセトニトリル)(Kubas,op.cit.に従って合成)を使用した以外は組成物3の製造方法を繰り返した。ヘリウムを通気させながら、最終触媒を150℃で1時間乾燥させ、その後窒素下で保存した。
組成物9
EM炭素上に担持されたヘキサフルオロリン酸銅(I)
トリフルオロメタンスルホン酸塩に代えて、0.25gのヘキサフルオロリン酸銅(I)(アセトニトリル)(Kubas, op. cit.に従って合成)を使用した以外は組成物3の製造方法を繰り返した。ヘリウムを通気させながら、最終触媒を150℃で1時間乾燥させ、その後窒素下で保存した。
組成物10
EM炭素上に担持された塩化銅(I)
トリフルオロメタンスルホン酸塩に代えて、0.12gの塩化銅(I)(Aldrich)を使用した以外は組成物3の製造方法を繰り返した。
組成物11
EM炭素上に担持された銅金属
上記のように乾燥させた(ヘリウム中850℃で5時間)EM炭素を、0.25gの酸銅(II)水和物のメタノール溶液中でスラリー化した。スラリーを攪拌し、蒸発乾した。その後、ヘリウムを通気させながら、含浸炭素を300℃で1時間焼成し、200℃まで冷却した。通気ガスを水素に変え、200℃で1時間保持した。この物質に窒素を吹きかけ、冷却し、その後試験まで窒素下で保存した。
組成物12
銅(I)交換ゼオライトY
空気を通気させながら、2gのゼオライトNaY(AldrichのLZY−52)を500℃で4時間乾燥させた。窒素を充填したグローブ・ボックス中で、この物質を1.0gのトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)(アセトニトリル)の25mLの乾燥アセトニトリル溶液中でスラリー化し、16時間攪拌した。固体を濾取し、アセトニトリルで洗浄し、窒素を通気させながら200℃で2時間乾燥させた。この銅(I)交換ゼオライト触媒を試験まで窒素下で保存した。
実施例1〜6
ブタジエンの気相ヒドロシアン化
空の直径0.25インチ(0.64cm)、長さ15インチ(37.5cm)のステンレス鋼製管状反応器を、窒素を充填したグローブ・ボックスに入れた。反応器の下端にグラス・ウールのつめものをおき、次に表1に示す量と種類の触媒組成物を入れた。熱伝対を反応器の上端に挿入した。反応器の両端を金属治具で密閉し、反応器をグローブ・ボックスより取り出して、窒素でパージしたステンレス鋼製反応器供給ラインに接続した。気体状流出物をガスクロマトグラフ(GC)で分析するため流れをインジェクターに変える目的で廃物受器かまたは加熱したチューブラインに切り替え可能なバルブを、反応器の出口側に接続した。GC分析は、カリフォルニア州フォルソムのJ&W Scientificによって供給されている内径0.32mmの30mDB−23キャピラリーカラムにより行なった。固定相は、シアノプロピル(50%)メチルポリシロキサンであった。供給気流は、窒素、気体状ブタジエン、およびHCNを含有する典型的にはアセトニトリル溶液、またGC内部標準としてのシクロヘキサンからなる。この混合された供給気流は、完全に気化させるために150℃に予熱した。反応器は、表1に示す温度にまでスプリット・チューブ炉中で加熱した。生成物試料は、一般に1時間毎に集収した。表1には、特定の反応条件を表示し、結果をまとめている。
対照A〜F
ブタジエンの気相ヒドロシアン化
対照A〜Fは、炭素上に分散された、不活性または短寿命の低活性を示す銅(I)塩を数種使用したブタジエンのヒドロシアン化の対照を示している。対照A〜Fは、実施例1〜6に相当する方法で行われた。対照Eから、炭素上に分散された銅(0)は完全に不活性であることが、また対照Fから、Sibunit炭素上に分散した場合の高活性に比較すると、Cu(AN)OTfイオン交換ゼオライトYはほぼ不活性であることがわかる(表1、実施例1)。表2には、特定の反応条件を表示し、結果をまとめている。
HCNの%変換率は、(測定したPNのGC面積%/測定したシクロヘキサンのGC面積%)×(PNのGC応答係数)×(時間当たりのシクロヘキサン供給ミリモル数/時間当たりのHCN供給ミリモル数)×100として計算された。応答係数は、面積パーセントをPNのモル%に変換するのに要求される数値であって、各化合物に固有の数値である。直鎖状%は、GC面積%(3PN+4PN)/GC面積%(3PN+4PN+2M3BN)×100として決定された。有用なPN(3PN+4PN+2M3BN)への選択率%は、GC面積%(3PN+4PN+2M3BN)/GC面積%(全PN)×100として決定された。
Figure 0004187534
Figure 0004187534
Figure 0004187534
実施例1〜6について、HCNの変換率%は全般的に対照A〜Fよりかなり高い。
本発明の好適な実施の態様は次のとおりである。
1.非環式脂肪族共役ジオレフィン化合物をHCNと気相で、
(a) 担持フッ素化アルキルスルホン酸銅(I)または(II)錯体;または
(b) フルオロスルホン酸化担体上に担持された銅(I)または(II)錯体
のいずれかを含む触媒組成物の存在下で反応させる工程を含む、ジオレフィン化合物の気相ヒドロシアン化法。
2.組成物(a)の前記担体がシリカ、アルミナおよび炭素からなる群より選択される、上記1に記載の方法。
3.前記担体がシリカまたは炭素である、上記2に記載の方法。
4.前記反応が約135℃〜約200℃の温度で行われる、上記1に記載の方法。
5.出発ジオレフィン化合物が式:
1CH=CH−CH=CHR2
(式中、R1およびR2は、それぞれ独立して、水素またはC1〜C3アルキルである)
で示されるジオレフィンである、上記1に記載の方法。
6.前記ジオレフィン化合物が1,3−ブタジエンである、上記5に記載の方法。
7.前記ジオレフィン化合物が触媒組成物を失活させない少なくとも一つの他の基で置換される、上記1に記載の方法。
8.溶媒または希釈剤を用いずにHCNおよび1,3−ブタジエンが前記反応に導入される、上記7に記載の方法。
9.HCNおよび1,3−ブタジエンのうち少なくとも一つを、前記反応に導入するに先立って、出発物質および触媒組成物に対して前記反応条件下で不活性な溶媒に溶解するが、前記溶媒は前記反応への導入に先立って気化される、上記7に記載の方法。
10.連続法である、上記1に記載の方法。
11.バッチ法である、上記1に記載の方法。
12.前記ジオレフィン化合物の流量が、前記触媒組成物に対する連続供給時間当たりのモル比で約5:1〜約100:1になる、上記11に記載の方法。
13.ジオレフィン化合物のHCNに対するモル比が少なくとも約1:1である、上記1に記載の方法。
14.約101.3〜約1013kPaの範囲内の圧力で行われる、上記1に記載の方法。
15.前記触媒組成物が組成物(a)、担持フッ素化アルキルスルホン酸銅(I)または(II)錯体を含む、上記1に記載の方法。
16.前記フッ素化アルキルスルホネートがトリフルオロメチルスルホネートである、上記15に記載の方法。
17.前記触媒組成物が組成物(b)、フルオロスルホン酸化担体上に担持された銅(I)または(II)錯体である、上記1に記載の方法。
18.前記フルオロスルホン酸化担体が、内部および全体にペルフルオロ化ポリマーまたはフルオロスルホン酸のいずれかが分散した多孔質シリカ網の複合体である、上記17に記載の方法。

Claims (5)

  1. 非環式脂肪族共役ジオレフィン化合物をHCNと気相で、
    (a) 担持フッ素化アルキルスルホン酸銅(I)または(II)錯体;または
    (b) フルオロスルホン酸化担体上に担持された銅(I)または(II)錯体
    のいずれかを含む触媒組成物の存在下で反応させる工程を含む、ジオレフィン化合物の気相ヒドロシアン化法。
  2. 前記触媒組成物が組成物(a)、担持フッ素化アルキルスルホン酸銅(I)または(II)錯体を含み、前記フッ素化アルキルスルホネートがトリフルオロメチルスルホネートである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記触媒組成物が組成物(b)、フルオロスルホン酸化担体上に担持された銅(I)または(II)錯体を含み、前記フルオロスルホン酸化担体が内部および全体にペルフルオロ化ポリマーまたはフルオロスルホン酸のいずれかが分散した多孔質シリカ網の複合体である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ジオレフィン化合物が1,3−ブタジエンであり、溶媒または希釈剤を用いずにHCNおよび1,3−ブタジエンが前記反応に導入される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ジオレフィン化合物が1,3−ブタジエンであり、HCNおよび1,3−ブタジエンのうち少なくとも一つを、前記反応に導入するに先立って、出発物質および触媒組成物に対して前記反応条件下で不活性な溶媒に溶解するが、前記溶媒は前記反応への導入に先立って気化される、請求項1に記載の方法。
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