JP4187348B2 - Elastic warp knitted fabric composed of a plurality of knitted fabric pieces having different elastic forces - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は異なる弾性力を有する複数の編地片から成る弾性経編地に関する。より詳しくはファンデーション、スポーツ衣料、外衣又はそれらの構成布片として用いられ、縁部の弾性力が内側部の弾性力より高いことが望ましい弾性経編地に関する。本発明はさらにこれら弾性経編地の複数枚がコース方向に併置されて編成されている複合弾性経編地に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ファンデーション、スポーツ衣料、外衣等の衣服にはその使用用途によって優れた弾性力が要求され、各種の弾性布帛が知られている。これらの弾性布帛としては地組織を合成繊維マルチフィラメント又は綿糸等で編成し、単数又は複数(より詳しくは1種類又は2種類以上)の弾性糸を組合せた経編地が知られている(特開昭52−37873号公報、特開平5−339855号公報、特開平5−33170号公報、実公平7−54312号公報)。
又は編組織の異なる編地片がコース方向に併置され、且つ弾性力を付与するために複数種類の弾性糸を用いた経編地が知られている(特開平7−300749号公報、実願昭63−11196)。
【0003】
近年、衣料品の高機能性の追求が一層高まり、衣料品用の生地に対して伸び特性、回復特性、弾性力の向上が要望されると共に、衣服に縫製した際に、裾部分の生地切断部のほつれ防止、まくれ上り防止等の平面性向上が要望されると共に、衣服にした場合、特にファンデーション等の肌に密着する衣服において優れた弾性力が要望されてきている。
従来これらの要望に対応するために、複数本のスパンデックス糸を用いて優れた伸び特性、回復特性および弾性力を発揮させる方法、縫製技術によって衣服の裾部分の生地切断部のほつれを防止する方法、抜き糸構造をウエール方向に設けることにより、ほつれのない縁部を有する2枚の経編地を得る方法、薄いテープを使用することによって平面性を改良する方法等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来公知の改良方法では、現在要求されている衣服に対する品質向上を充足することができない。
特に弾性力に関しては、従来弾性糸は経編地の生地組織に挿入によって配置されているので、高度の弾性力を付与することはできるが、弾性糸を挿入するために非弾性糸を用いて生地組織を形成しておかなくてはならず、そのために得られた経編地が厚くなるという問題点を有し、その結果ソフトな弾性を有し且つ軽量な経編地を必要とするという最近の傾向を充足することができない。
又縫製によって衣服の裾部分のほつれを防止したり、薄いテープを用いて平面性を改良しようとすると、衣服のその部分にどうしても凹凸が発生し、特にその衣服がファンデーションである場合にはファンデーションの上に着用する衣服(例えばパンツやスカート)の表面にその凹凸が他人が認められる程度にひびいて、婦人層に嫌われることになる。
【0005】
本発明は衣服用に用いられる従来公知の弾性経編地の有する問題点を解消して、衣服の主要部に用いられる部分に薄地で且つソフトな弾性を与えることができ、その両側のいずれか一方または両方の区域あるいは主要部の所望の区域に強い弾性を与えることのできる弾性経編地を提供することを目的とする。
本発明はさらにかかる弾性経編地を効率良く製造するのに役立つ複合弾性経編地を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は少くとも1種類の非弾性糸と第1弾性糸を用いて編成され、実質的に全てのコース及びウエールにおいて非弾性糸及び第1弾性糸がニットしている編地片Aと、少くとも2種類の非弾性糸と第2弾性糸を用いて編成され、実質的に全てのコースおよびウエールにおいて非弾性糸はニットするが、第2弾性糸は挿入されている編地片Bから成り、前記編地片Aのコース方向両側の少くとも片側に前記編地片Bが接続している異なる弾性力を有する複数の編地片から成る弾性経編地によって達成される。
上記本発明の弾性経編地は経編機で編成される。その際得られる弾性経編地のコース方向両端すなわち耳の部分は非弾性糸及び第2弾性糸で編成されているので糸のほつれがなく、そこでその両端の少くとも一方を衣服の端として用いる。しかし衣服の長さは通常例えば30〜50cm程度であり、経編機の筬幅は通常1m以上であるので、本発明の弾性経編地を1枚だけで経編機で編成するのは効率が悪くコスト高となる。
そこで本発明の弾性経編地の複数枚をコース方向で隣接して配置し、隣接する弾性経編地を抜き糸構成Cで接続して複合弾性経編地を編成し、弾性経編地を衣服として用いる際には、抜き糸構造の部分から抜き糸を引抜くことにより所望の枚数の弾性経編地を得るようにすると好ましい。この場合隣接する複数の弾性経編地の間で編成組織が同一である場合、編成上の支障を生じない限り、編地片Aおよび編地片Bのコース方向の幅や糸使いを任意に変更してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の弾性経編地において、ニットするとはオープンループまたはクローズドループを作ることを意味し、挿入とはオープンループまたはクローズドループを形成させずに糸を配置することを意味する。挿入糸は組織内で連続して挿入されていても良いし、部分的に組織から(表面または裏面に)浮かせて配置してもよい。
編地片Aと編地片Bの組合せは得られた弾性経編地が用いられる衣服の要求性能に応じて任意に選定すればよい。例えば請求項2〜4に記載のように、(編地片A)+(編地片B)、(編地片B)+(編地片A)+(編地片B′)、(編地片B)+〔(編地片A)+(編地片B″)+(編地片A′)〕+(編地片B′)のような任意の組合せを用いることができ、さらにこれらと異なる組合せでもよい。1番目の例は片側に弾性力の強い部分を有する弾性経編地、2番目の例は両側に弾性力の強い部分を有する弾性経編地、最後の例は主要部を構成する編地片A内に例えば着用者のウエストに相当する部分に対応して弾性力の強い編地片B″を配置した例である。編地片Aと編地片Bのコース方向の幅は目的とする衣服の要求サイズ及び要求性能に応じて選定すればよい。
【0008】
抜き構造Cは隣接する編地片の端部分を構成する糸同志を抜き糸を用いてくさり編みで接続して構成すればよい。くさり編みで抜き糸構造Cを形成すれば、抜き糸は容易に抜くことができて、両側の編地片を分離することができる。
抜き構造Cの両側が編地片Bである場合には抜き糸が両側の編地片Bの第2弾性糸に交互にニットするようにくさり編みで配置されていると、抜き糸を引抜いた時に編地片Bの端部が第2弾性糸で引締められて綺麗な外観を呈することになるのでより好ましい。
【0009】
非弾性糸としてはポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリル繊維等の合成繊維マルチフィラメント、ビスコースレーヨン、キュプラアンモニームレーヨン等の再生繊維マルチフィラメント、あるいは綿糸または各種合成繊維短繊維と綿繊維との混紡糸が広く用いられる。糸の太さはマルチフィラメントの場合で10d〜70d、紡績糸の場合で綿番手30/1〜80/1が好ましく用いられる。
弾性糸としては乾式、溶融方式、湿式等で作られる各種弾性糸、ポリエーテルエステル弾性糸を用いることができる。弾性糸を用いた経編地をソフトで軽量にするためには、特に共重合のソフトセグメントを有するソフトタイプの弾性糸、熱セット性の大きい高セットタイプのポリウレタン弾性糸、ポリウレタン部のみからなるポリウレタン弾性糸が好んで用いられる。
用いられる弾性糸の太さは編地片Aの場合と編地片Bの場合で太さを変え、編地片の弾性力を変える必要がある。すなわち弾性糸としてポリウレタン弾性糸を用いる場合に、編地片A用の第1弾性糸としては10〜140dの範囲の弾性糸を用い、編地片B用の第2弾性糸としては70d〜2240dの範囲の弾性糸を、常に第2弾性糸の方の太さを大きく選定して組合せるとよい。このようにより太い第2弾性糸を挿入組織で用いて編地片Bを形成させれば、衣服の裾部として用いた場合にまくれ上がりを防止し、平面性を向上させるのに役立ち、同時に弾性力を強くすることができる。又編地片Bを弾性経編地の主要部である編地片Aの中の所定部分、例えば衣服のウエスト部分に使用されることになる部分にウエール方向に沿って配置すれば衣服にして使用する場合にウエスト部分の弾性力を強くすることができるので好ましい。
【0010】
本発明の弾性経編地は、非弾性糸と第1弾性糸とでニットされた編地片Aと、少くとも2種類の非弾性糸と第2弾性糸を用いて編成され、実質的に全てのコースおよびウエールにおいて非弾性糸はニットするが、第2弾性糸は挿入されている編地Bの組合せによって構成されている。
編地片Aでは非弾性糸と第1弾性糸の組合せがニットによって形成されているので、得られた編地片Aの伸度や弾性力を高く維持するためにハーフツーウェイトリトリコット組織を用いるとよい。たゞし用いる用途によって任意の組織を用いることができる。
編地片Bでは第2弾性糸は挿入で配置されるので、地組織形成のために非弾性糸は2種類用いることが必要となる。地組織としては原則として用途に応じて任意の組織を用いることができる。
【0011】
本発明の弾性経編地の編成に使用できる経編機としては、例えば無地トリコット機、無地ラッセル機、ジャカードトリコット機、ジャカードラッセル機等から選ばれた、用途に合致したものを用いることができる。なお編成時に用いられる筬の枚数は特に限定されず、用途に応じて任意の枚数を使用すればよい。
【0012】
経編機を用いて得られた本発明の弾性経編地また複合弾性経編地は公知の弾性経編地の染色整理処理に準ずる方法で染色整理される。
すなわち編下ろされた経編地の生機を、温風または温水中でリラックス後、180℃から200℃の範囲の乾熱または130℃以下の熱水でプレセットし、生機を安定化させる。液流染色機、ビーム染色機または気流染色機を用いて染色し、水染や風合い調整等の後処理後、最終的には160℃〜190℃で乾熱セットする。
弾性経編地はそのまゝ、複合弾性経編地では抜き糸を抜いて複数枚の弾性経編地にし、縫製に供せられる。
【0013】
本発明の弾性経編地は少くともその一端に弾性力が優れ、且つ裾部分のまくれ上りが防止されて平面性が向上している編地片Bを有するのでショーツ、ガードル等のインナーウェア、シャツ等のアウトウェア、レオタード、水着等のスポーツ衣料に用いることができる。
【0014】
【実施例】
以下本発明の弾性経編地および複合弾性経編地の一例を示す添付図面を参照して本発明を以下詳述する。
実施例1
図1に本発明の弾性経編地の実施例1の組織図を示す。
図1において、縦方向にコース番号(1)〜(7)を示し、横方向にウエール番号(1)〜(13)を示した。Aで示す部分が編地片Aであり、編地片Aの両側に編地片Bが接続して設けられている。編地片A及び編地片Bのそれぞれのウエール数は目的とする弾性経編地の用途によって適宜選定されるものであり、図1のウエール数は編組織の説明のための一例と解すべきであり、図1のコース数も説明上の一例にしかすぎない。又編地片Bの両側の組織の図示は省略しているが当業者が容易に理解できるようにそれぞれの耳部分の組織で形成されている。図1の下方に糸通し図を示す。たゞしこの糸通し図は経編地の組織を示す図面の慣習によって、組織図と一体に解すべきものであり、縦方向の短線で示す位置で、経編機に供給される糸の位置と糸の種類が示されている。
【0015】
図1中参照番号1〜13を付し、細い実線で示す糸が弾性経編地の全幅に亘って筬L−1によって供給され、編地片A及び編地片Bでニットで編成される非弾性糸(以下第1非弾性糸と称す)である。参照番号21〜26を付し、一点鎖線で示す糸が筬L−3によって供給され、第1非弾性糸と共にニットして編地片Aを編成する第1弾性糸である。参照番号31〜34,35〜37を付し、破線で示す糸が筬L−2によって供給され、第1非弾性糸と共にニットして編地Bを編成する非弾性糸(以下第2非弾性糸と称す)である。参照番号52〜54,55〜58を付し、太い実線で示す糸が筬L−4によって供給され、第1非弾性糸と第2非弾性糸とによってニットによって編成された編地片Bの地組織に挿入されている第2弾性糸である。
【0016】
図1で示す弾性経編地で経編地片Aは第1非弾性糸5〜10、第1弾性糸21〜26を用いてハーフ組織で編成される。第1非弾性糸としてはポリアミド異型断面マルチフィラメント50d/17f、第1弾性糸としては40dの弾性糸(旭化成工業(株)製、登録商標ロイカS−804タイプ)が用いられる。その編成は第1非弾性糸8と第1弾性糸25で示すと、第1非弾性糸8は筬L−1によってコース(1)においてウエール(8)の左側から編針に供給されてニットし、2ウエール分左側に振られてコース(2)でウエール(6)の編針でニットし、次いで2ウエール分右側に振られてコース(3)でウエール(8)の編針でニットし、この編成を繰返してコース(7)ではウエール(8)の編針でニットする。第1弾性糸25は筬L−3によってコース(1)においてコース(8)の右側から編針に供給されてニットし、1ウエール分右側に振られてコース(2)でウエール(9)の編針でニットし、次いで1ウエール分左側に振られてコース(3)でウエール(8)の編針でニットし、この編成を繰返してコース(7)ではウエール(8)の編針でニットする。このように経編地片Aは第1非弾性糸と第1弾性糸で互いにニットする組織で編成されているので薄地で且つ弾性力を有する経編地片となる。
【0017】
経編地片Bは図1の左側の経編地片Bで示すように筬L−1で供給される第1非弾性糸1〜4と筬L−2で供給される第2非弾性糸31〜34と筬L−4で供給される第2弾性糸52〜54で編成される。第2非弾性糸としては第1非弾性糸と同一の糸、すなわちポリアミド異型断面マルチフィラメント50d/17f、第2弾性糸として210dの弾性糸(旭化成工業(株)製、登録商標ロイカC−701タイプ)が用いられる。その編成を第1非弾性糸3、第2非弾性糸33及び第2弾性糸53で示すと、第1非弾性糸3は筬L−1によってコース(1)においてウエール(3)の左側から編針に供給されてニットし、2ウエール分左側に振られてコース(2)でウエール(1)の編針でニットし、次いで2ウエール分右側に振られてコース(3)でウエール(3)の編針でニットし、この編成を繰返してコース(7)ではウエール(3)の編針でニットする。第2非弾性糸33は筬L−2によってコース(1)においてウエール(2)の右側から編針に供給されてニットし、1ウエール分右側に振られてコース(2)でウエール(3)の編針でニットし、次いで1ウエール分左側に振られてコース(3)でウエール(2)の編針でニットし、この編成を繰返してコース(7)ではウエール(2)の編針でニットする。第2弾性糸53は筬L−4によってコース(1)においてウエール(2)の左側から供給され、コース(2)でウエール(3)の右側に振られ、コース(3)でウエール(2)の左側に振られ、順次同様の挿入組織でコース(7)においてウエール(2)の編針の左側に達する。
前述のように第2弾性糸には第1弾性糸より太い糸が用いられているので編地片Bの部分では弾性力が高い。
【0018】
得られた生機を、温水60℃でスラックス処理した後、180℃の乾熱セッターでセットし、次いで液流染色機で染色した。得られた染色布に市販のソナー及び帯電防止剤を付与した後160℃の乾熱セッターでヒートセットした。
得られた弾性経編地は下記に示す物性値を有し、且つ編地片Aの部分は十分な伸度と回復性を有し、シャツの見頃に用いるのに適した性能を有し、編地片Bはシャツの裾部分又はウエスト部分を形成するのに充分な弾性力および伸度を有していた。

Figure 0004187348
伸度:1インチ幅の生地を引っ張り試験機に、把握間隔10cmで把握し、2.25kgの応力をかけたときの生地の伸びを言う。
パワー:1インチ幅の生地を同上の引っ張り試験機で、80%の伸度まで往復3回伸縮させ、その3回目の復の50%時の応力を言う。
カール性:10cm* 10cmの正方形に生地を切り取り、20度C65%RHの環境に16時間放置した後、上面からの投影した長さをacmとする。
カール性=(a/10)* 100
またカールした端における接線が、水平面となす角度をカール角度と称する。
【0019】
実施例2
図2に本発明の弾性経編地の実施例2の組織図を示す。
図2においても図1と同様にコース番号(1)〜(7)、ウエール番号(1)〜(17)を付し、同時に糸通し図を付した。又図2は編地片Cの説明を主の目的とするものであり、図2で示す弾性経編地、より詳しくは複合弾性経編地は図2で示す編地片A1 が所定のウエール数編成され、さらにその右側に編地片B1 が接続し、一方図2で示す編地片B2 が所定のウエール数編成され、さらにその左側にA1 に相当する所定のウエール数の編地片A2 、編地片A2 に接続して編地片B2 が配置されているものである。すなわち実施例2の複合弾性経編地は左側から、編地片B2 、編地片A2 、編地片B2 、編地片C(抜き糸構造)、編地片B1 、編地片A1 、編地片B1 とウエール方向に連続した編地である。
図2の糸通し図で示すように、ポリアミド異型断面マルチフィラメント50d/17fである第1非弾性糸1〜11(細い実線)は筬L−2によって供給されて抜き糸構成の編地片Cを除いて全部のウエールでアトラス編みでニットされる。同様にポリアミド異型断面マルチフィラメント50d/17fである第2非弾性糸31〜40(破線)は筬L−1によって供給され第1弾性糸と共に編地片B1 ,B2 を編成するためくさり編みでニットする。糸70はポリアミドマルチフィラメントの加工糸70d/2であり、くさり編みを編成する。なお糸70は2重線で示されているが他の糸との識別のためであり、1本の糸である。第1弾性糸21〜23(一点鎖線)は編地片Aを第1非弾性糸と共にニットするための糸であって40dの弾性(旭化成工業(株)製、登録商標ロイカS−804タイプ)が用いられて筬L−3から供給される。第2弾性糸(太線)51〜60は編地片Bで挿入されて用いられる210dの弾性糸(旭化成工業(株)製、登録商標ロイカC−701タイプ)であって、筬L−4から供給される。
【0020】
図2で示すように抜き糸70は第2非弾性糸31〜40と同一筬、すなわち筬L−1によって供給される。このウエール(4)に配置されたくさり編みの抜き糸70に対して第2弾性糸53がコース(3)でニットし、第2弾性糸54がコース(5)でニットし、その結果、編地片B1 と編地片B2 とが連続することになる。逆に編地片B1 と編地片B2 間は極く少い地点でくさり編みによって連続されているので、くさり編みの糸70を引抜けば編地片B1 と編地片B2 間の接合は容易に除去され、2枚の本発明の弾性経編地が得られることになる。又抜き糸70にニットする糸が第2弾性糸であるので抜き糸70が除去された後に第2弾性糸は自らの弾性復帰力によって編地片B1 ,B2 中に戻るので編地片B1 ,B2 の端部は平滑となる。
又既に述べたように編地片Aの非弾性糸と編地片Bの片方の非弾性糸が同一の筬(この場合は筬L−2)で供給され、且つ編地片Bのもう一方の非弾性糸と抜き糸が同一の筬(この場合は筬L−1)で供給されるようにしているので、本発明の複合弾性布帛は4枚筬の経編機で編成できることになる。
【0021】
実施例2の複合弾性編地を実施例1と同様に染色整理して仕上布を得、抜き糸を抜いて2枚の弾性経編地を得た。得られた弾性経編地の物性値を実施例1と同様に測定し、得られた結果を下記に示す。
Figure 0004187348
【0022】
〔比較例1〕
第1非弾性糸ポリアミドマルチフィラメント40d/13f、第1弾性糸として弾性糸40d(旭化成工業(株)製、登録商標S−804タイプ)を用いて実施例1(図1)の編地片Aのみを編成し、染色仕上してインナーウェアのガードルに用いてみた。裾まくれが大きく実用性が欠けていた。得られた経編地の物性値を下記に示す。
Figure 0004187348
【0023】
〔比較例2〕
実施例1の複合経編地のサンプルを編地片Bの部分を裁断してガードルの裾部分に用いた。切断端部からナイロンループが突出すると共に挿入した第2弾性糸がほつれ、到底商品価値のあるものにならず、強いて用いるのであれば裾部分にレース等を配置することが必要であった。
【0024】
【発明の効果】
本発明の弾性経編地は前述のように構成されているので、主要部では薄地で且つソフトな弾性を与えることができ、端部では高い弾性力を与えることができると共に裾まくれや平面性の改良を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の弾性経編地の組織図である。
【図2】本発明の実施例2の弾性経編地の組織図である。
【符号の説明】
1〜13…第1非弾性糸
21〜26…第1弾性糸
31〜40…第2非弾性糸
51〜60…第2弾性糸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an elastic warp knitted fabric composed of a plurality of knitted fabric pieces having different elastic forces. More specifically, the present invention relates to an elastic warp knitted fabric that is used as a foundation, sports garment, outer garment, or a constituent fabric piece thereof, and preferably has an edge having a higher elastic force than an inner part. The present invention further relates to a composite elastic warp knitted fabric in which a plurality of these elastic warp knitted fabrics are knitted side by side in the course direction.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, various elastic fabrics are known for garments such as foundations, sports clothing, and outer garments that require excellent elastic force depending on their usage. As these elastic fabrics, warp knitted fabrics are known in which the ground texture is knitted with synthetic fiber multifilaments or cotton yarn, etc., and a single or plural (more specifically, one type or two or more types) elastic yarns are combined. JP-A-52-37873, JP-A-5-339855, JP-A-5-33170, JP-A-7-54312).
Alternatively, there is known a warp knitted fabric in which knitted fabric pieces having different knitted structures are juxtaposed in the course direction and using a plurality of types of elastic yarns to impart elastic force (Japanese Patent Laid-Open No. 7-300749, actual application). Sho 63-11196).
[0003]
In recent years, the pursuit of high functionality in clothing has further increased, and there has been a demand for improved stretch properties, recovery properties, and elasticity of clothing fabrics. Improvements in flatness such as prevention of fraying of the part and prevention of curling up are required, and in the case of clothing, excellent elasticity is demanded particularly in clothing that adheres to the skin such as foundation.
Conventionally, in order to respond to these demands, a method of exhibiting excellent elongation characteristics, recovery characteristics and elastic force using a plurality of spandex yarns, and a method of preventing fraying of a cloth cutting portion of a garment hem portion by a sewing technique There are known a method of obtaining two warp knitted fabrics having a frayed edge by providing a drawn yarn structure in the wale direction, a method of improving flatness by using a thin tape, and the like.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventionally known improvement methods cannot satisfy the quality improvement for the currently required clothes.
In particular, with regard to elastic force, since conventional elastic yarns are arranged by insertion into the fabric structure of warp knitted fabric, a high degree of elastic force can be applied, but inelastic yarns are used to insert elastic yarns. The fabric structure must be formed, and the warp knitted fabric obtained therefor has a problem that it becomes thick, and as a result, it has a soft elasticity and requires a light warp knitted fabric. The recent trend cannot be satisfied.
In addition, when sewing is used to prevent fraying of the hem part of the garment or to improve the flatness using thin tape, irregularities are inevitably generated in that part of the garment, especially when the garment is a foundation. The irregularities on the surface of clothes (for example, pants and skirts) worn on the top are cracked to the extent that others can be recognized, which makes them disliked by women.
[0005]
The present invention solves the problems of conventionally known elastic warp knitted fabrics used for clothes, and can give soft and elastic elasticity to the part used for the main part of the clothes, either one of the two sides. It is an object of the present invention to provide an elastic warp knitted fabric capable of giving strong elasticity to one or both areas or a desired area of a main part.
Another object of the present invention is to provide a composite elastic warp knitted fabric that is useful for efficiently producing such an elastic warp knitted fabric.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The subject of the present invention is a knitted fabric piece A which is knitted using at least one kind of inelastic yarn and the first elastic yarn, and the inelastic yarn and the first elastic yarn are knitted in substantially all courses and wales. And a knitted fabric piece that is knitted using at least two types of inelastic yarns and second elastic yarns, and that the inelastic yarns are knitted in substantially all courses and wales, but the second elastic yarns are inserted. This is achieved by an elastic warp knitted fabric composed of a plurality of knitted fabric pieces having different elastic forces, which are composed of B and are connected to the knitted fabric piece B on at least one side of both sides in the course direction of the knitted fabric piece A.
The elastic warp knitted fabric of the present invention is knitted by a warp knitting machine. The both ends in the course direction of the elastic warp knitted fabric obtained at that time, that is, the ear portions are knitted with the inelastic yarn and the second elastic yarn, so that there is no fraying of the yarn, and at least one of the both ends is used as the end of the clothes. . However, since the length of the garment is usually about 30 to 50 cm and the heel width of the warp knitting machine is usually 1 m or more, it is efficient to knit the elastic warp knitted fabric of the present invention with only one warp knitting machine. Is bad and expensive.
Therefore, a plurality of elastic warp knitted fabrics of the present invention are arranged adjacent to each other in the course direction, and the adjacent elastic warp knitted fabrics are connected by a draw yarn configuration C to knit a composite elastic warp knitted fabric. When used as a garment, it is preferable to obtain a desired number of elastic warp knitted fabrics by pulling out the drawn yarn from the portion of the drawn yarn structure. In this case, when the knitting structure is the same between a plurality of adjacent elastic warp knitted fabrics, the width of the knitted fabric piece A and the knitted fabric piece B in the course direction and the use of yarn are arbitrarily selected as long as no trouble in knitting occurs. It may be changed.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the elastic warp knitted fabric of the present invention, knit means making an open loop or a closed loop, and insertion means placing a yarn without forming an open loop or a closed loop. The insertion thread may be inserted continuously in the tissue, or may be arranged partially floating from the tissue (on the front surface or the back surface).
The combination of the knitted fabric piece A and the knitted fabric piece B may be arbitrarily selected according to the required performance of the garment in which the obtained elastic warp knitted fabric is used. For example, as described in claims 2 to 4, (knitted fabric piece A) + (knitted fabric piece B), (knitted fabric piece B) + (knitted fabric piece A) + (knitted fabric piece B '), (knitted fabric piece B') Arbitrary combinations such as (ground piece B) + [(knitted fabric piece A) + (knitted fabric piece B ″) + (knitted fabric piece A ′)] + (knitted fabric piece B ′) can be used. The first example is an elastic warp knitted fabric having a portion with strong elastic force on one side, the second example is an elastic warp knitted fabric having portions with strong elastic force on both sides, and the last example is a main This is an example in which a knitted fabric piece B ″ having a strong elastic force is disposed in the knitted fabric piece A constituting the portion, for example, corresponding to a portion corresponding to the waist of the wearer. The width in the course direction of the knitted fabric piece A and the knitted fabric piece B may be selected according to the required size and required performance of the intended clothing.
[0008]
The punching structure C may be configured by connecting the yarns constituting the end portions of the adjacent knitted fabric pieces by comb knitting using the punching yarn. If the drawn yarn structure C is formed by comb knitting, the drawn yarn can be easily drawn and the knitted fabric pieces on both sides can be separated.
In the case where both sides of the punching structure C are knitted fabric pieces B, if the punching yarns are arranged by comb knitting so as to alternately knit the second elastic yarns of the knitted fabric pieces B on both sides, the pulling yarns are pulled out. It is more preferable because the end of the knitted fabric piece B is sometimes tightened with the second elastic yarn to give a beautiful appearance.
[0009]
As non-elastic yarn, synthetic fiber multifilament such as polyamide fiber, polyester fiber, polyacryl fiber, etc., regenerated fiber multifilament such as viscose rayon, cupra ammonium rayon, or mixed yarn of cotton yarn or various synthetic short fibers and cotton fiber Yarn is widely used. The thickness of the yarn is preferably 10d to 70d in the case of a multifilament and 30/1 to 80/1 in the case of a spun yarn.
As the elastic yarn, various elastic yarns made by a dry method, a melting method, a wet method, or the like, or a polyether ester elastic yarn can be used. In order to make the warp knitted fabric using elastic yarn soft and light, it is composed of soft type elastic yarn with copolymerized soft segment, high set type polyurethane elastic yarn with high heat setting property, and polyurethane part only. Polyurethane elastic yarn is preferably used.
It is necessary to change the thickness of the elastic yarn used for the knitted fabric piece A and the knitted fabric piece B and to change the elastic force of the knitted fabric piece. That is, when a polyurethane elastic yarn is used as the elastic yarn, an elastic yarn in the range of 10 to 140d is used as the first elastic yarn for the knitted fabric piece A, and 70d to 2240d is used as the second elastic yarn for the knitted fabric piece B. The elastic yarns in the range may be combined with the second elastic yarn always having a larger thickness. If the knitted fabric piece B is formed by using the thick second elastic yarn in the insertion structure in this way, it is useful for preventing the roll-up and improving the flatness when used as the skirt of the garment, and at the same time elastic Strength can be strengthened. Also, if the knitted fabric piece B is arranged along the wale direction in a predetermined portion in the knitted fabric piece A, which is the main part of the elastic warp knitted fabric, for example, the waist portion of the garment, the knitted fabric piece B becomes a garment. When using, it is preferable because the elastic force of the waist portion can be increased.
[0010]
The elastic warp knitted fabric of the present invention is knitted using a knitted fabric piece A knitted with an inelastic yarn and a first elastic yarn, and at least two types of inelastic yarns and a second elastic yarn, and is substantially knitted. The non-elastic yarn is knitted in all courses and wales, but the second elastic yarn is constituted by a combination of the knitted fabrics B inserted therein.
In the knitted fabric piece A, the combination of the non-elastic yarn and the first elastic yarn is formed by knitting. Therefore, in order to maintain the elongation and elastic force of the obtained knitted fabric piece A, a half-to-weight retrieval structure is used. Good. Any tissue can be used depending on the intended use.
In the knitted fabric piece B, since the second elastic yarn is arranged by insertion, it is necessary to use two types of inelastic yarn for forming the ground structure. In principle, any organization can be used depending on the application.
[0011]
As a warp knitting machine that can be used for knitting the elastic warp knitted fabric of the present invention, for example, a machine selected from a plain tricot machine, a plain raschel machine, a jacquard tricot machine, a jacquard russell machine, etc., that matches the application is used. Can do. The number of ridges used at the time of knitting is not particularly limited, and any number may be used according to the application.
[0012]
The elastic warp knitted fabric or composite elastic warp knitted fabric of the present invention obtained by using a warp knitting machine is dyed and arranged by a method according to a known dyeing and arranging process of an elastic warp knitted fabric.
That is, the raw machine of the knitted warp knitted fabric is relaxed in warm air or warm water, and then preset with dry heat in the range of 180 ° C. to 200 ° C. or hot water of 130 ° C. or lower to stabilize the raw machine. After dyeing using a liquid dyeing machine, a beam dyeing machine, or an airflow dyeing machine, and after post-treatment such as water dyeing and texture adjustment, it is finally dry-heated at 160 ° C to 190 ° C.
As for the elastic warp knitted fabric, the composite elastic warp knitted fabric is used as a plurality of elastic warp knitted fabrics by pulling out the thread.
[0013]
The elastic warp knitted fabric of the present invention has a knitted fabric piece B that has excellent elasticity at least at one end thereof and prevents the skirt portion from turning up and has improved flatness, so innerwear such as shorts and girdles, It can be used for sportswear such as outwear such as shirts, leotards, and swimwear.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings showing an example of an elastic warp knitted fabric and a composite elastic warp knitted fabric of the present invention.
Example 1
FIG. 1 shows a structure diagram of Example 1 of the elastic warp knitted fabric of the present invention.
In FIG. 1, course numbers (1) to (7) are shown in the vertical direction, and wale numbers (1) to (13) are shown in the horizontal direction. A portion indicated by A is a knitted fabric piece A, and a knitted fabric piece B is provided on both sides of the knitted fabric piece A. The number of wales of the knitted fabric piece A and the knitted fabric piece B is appropriately selected depending on the intended use of the elastic warp knitted fabric, and the number of wales in FIG. 1 should be understood as an example for explaining the knitted fabric. The number of courses in FIG. 1 is only an example for explanation. Further, although the illustration of the structure on both sides of the knitted fabric piece B is omitted, it is formed of the structure of each ear part so that those skilled in the art can easily understand. A threading diagram is shown below FIG. This threading diagram should be understood as an integral part of the organization chart in accordance with the convention of drawing showing the structure of the warp knitted fabric, and the position of the yarn supplied to the warp knitting machine at the position indicated by the vertical short line. And the thread type is shown.
[0015]
In FIG. 1, reference numerals 1 to 13 are attached, and a thin solid line yarn is supplied by the heel L-1 over the entire width of the elastic warp knitted fabric, and is knitted by the knitted fabric piece A and the knitted fabric piece B. Inelastic yarn (hereinafter referred to as first inelastic yarn). Reference numeral 21 to 26 is a first elastic yarn which is knitted with a first inelastic yarn and is knitted with a first inelastic yarn by knitting with a first inelastic yarn. Non-elastic yarns (hereinafter referred to as second inelastic yarns) which are provided with reference numerals 31 to 34, 35 to 37 and indicated by broken lines are fed by the heel L-2 and knit together with the first inelastic yarns to knit the knitted fabric B. Called thread). The reference numeral 52 to 54, 55 to 58 is attached to the knitted fabric piece B, which is fed by a heel L-4, and the knitted fabric piece B is knitted by a knit with the first inelastic yarn and the second inelastic yarn. It is the 2nd elastic thread inserted in the ground organization.
[0016]
In the elastic warp knitted fabric shown in FIG. 1, the warp knitted fabric piece A is knitted with a half structure using the first inelastic yarns 5 to 10 and the first elastic yarns 21 to 26. As the first inelastic yarn, a polyamide modified cross-section multifilament 50d / 17f is used, and as the first elastic yarn, an elastic yarn of 40d (manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd., registered trademark Leuka S-804 type) is used. The knitting is indicated by the first inelastic yarn 8 and the first elastic yarn 25. The first inelastic yarn 8 is supplied to the knitting needle from the left side of the wale (8) on the course (1) by the heel L-1, and knit. Swung to the left for 2 wales and knit on the course (2) with the knitting needle of wale (6), then swung to the right for 2 wales and knit on the course (3) with the knitting needle of wale (8) Repeatedly knit with the knitting needle of the wale (8) in the course (7). The first elastic yarn 25 is supplied to the knitting needle from the right side of the course (8) in the course (1) by the heel L-3, shook to the right side by one wales, and knitted to the wale (9) in the course (2). Then, the knitting needle of the wale (8) is knitted on the course (3) and the knitting needle of the wale (8) is repeated on the course (3), and the knitting needle of the wale (8) is repeated on the course (7). In this way, the warp knitted fabric piece A is knitted with a structure in which the first inelastic yarn and the first elastic yarn are knitted together, so that the warp knitted fabric piece is thin and has elastic force.
[0017]
As shown by the warp knitted fabric piece B on the left side of FIG. 1, the warp knitted fabric piece B includes the first inelastic yarns 1 to 4 supplied by the heel L-1 and the second inelastic yarn supplied by the heel L-2. It is knitted with the second elastic yarns 52 to 54 supplied by 31 to 34 and the heel L-4. As the second inelastic yarn, the same yarn as the first inelastic yarn, that is, the polyamide modified cross-section multifilament 50d / 17f, and the second elastic yarn as 210d elastic yarn (manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd., registered trademark Leuka C-701) Type) is used. When the knitting is indicated by the first inelastic yarn 3, the second inelastic yarn 33, and the second elastic yarn 53, the first inelastic yarn 3 is pulled from the left side of the wale (3) in the course (1) by the heel L-1. Knit supplied to the knitting needle, swung to the left by 2 wales, knitted with the knitting needle of wale (1) on course (2), then swung to the right by 2 wales and swung to the right on course (3) Knit with a knitting needle, this knitting is repeated, and in the course (7), knit with a knitting needle of wale (3). The second inelastic thread 33 is fed to the knitting needle from the right side of the wale (2) by the heel L-2 and knitted from the right side of the wale (2), and is swung to the right by one wale and is fed to the wale (3) by the course (2). Knit with a knitting needle, and then swung to the left by one wales, knit with the knitting needle of the wale (2) in the course (3), and this knitting is repeated to knit with the knitting needle of the wale (2) in the course (7). The second elastic yarn 53 is supplied from the left side of the wale (2) in the course (1) by the heel L-4, swung to the right side of the wale (3) in the course (2), and the wale (2) in the course (3). And sequentially reaches the left side of the knitting needle of the wale (2) in the course (7) with the same inserted tissue.
As described above, since the second elastic yarn is thicker than the first elastic yarn, the knitted fabric piece B has a high elastic force.
[0018]
The obtained raw machine was slack treated at 60 ° C. with hot water, set with a dry heat setter at 180 ° C., and then dyed with a liquid dyeing machine. A commercially available sonar and an antistatic agent were applied to the resulting dyed fabric, and then heat-set with a 160 ° C. dry heat setter.
The obtained elastic warp knitted fabric has the following physical property values, and the portion of the knitted fabric piece A has sufficient elongation and recoverability, and has a performance suitable for use when the shirt is in full bloom, The knitted fabric piece B had sufficient elasticity and elongation to form the hem or waist of the shirt.
Figure 0004187348
Elongation: This refers to the elongation of a fabric when a fabric having a width of 1 inch is grasped with a tensile tester at a grasping interval of 10 cm and a stress of 2.25 kg is applied.
Power: 1 inch wide fabric is stretched and reciprocated three times to 80% elongation with the same tensile tester, and the stress at 50% of the third recovery is said.
Curling property: A fabric is cut into a square of 10 cm * 10 cm, left in an environment of 20 degrees C65% RH for 16 hours, and then the projected length from the upper surface is acm.
Curl property = (a / 10) * 100
The angle formed by the tangent line at the curled end and the horizontal plane is called the curl angle.
[0019]
Example 2
FIG. 2 shows a structure diagram of Example 2 of the elastic warp knitted fabric of the present invention.
Also in FIG. 2, the course numbers (1) to (7) and the wale numbers (1) to (17) are attached in the same manner as FIG. Matazu 2 are intended to the description of the knitted fabric piece C and the main object, the elastic warp knitted fabric shown in Figure 2, more specifically composite elastic warp knitted fabric is knitted piece A 1 shown in FIG. 2 is given The knitted fabric piece B 1 is connected to the right side of the knitted fabric piece B 1 while the knitted fabric piece B 2 shown in FIG. 2 is knitted with the predetermined number of wales, and further to the left side of the predetermined number of wales corresponding to A 1 . The knitted fabric piece A 2 is connected to the knitted fabric piece A 2 and the knitted fabric piece B 2 is arranged. That is, the composite elastic warp knitted fabric of Example 2 is knitted fabric piece B 2 , knitted fabric piece A 2 , knitted fabric piece B 2 , knitted fabric piece C (drawn yarn structure), knitted fabric piece B 1 , knitted fabric. The knitted fabric is continuous with the piece A 1 and the knitted fabric piece B 1 in the wale direction.
As shown in the threading diagram of FIG. 2, the first inelastic yarns 1 to 11 (thin solid lines) which are polyamide irregular cross-section multifilaments 50d / 17f are supplied by the heel L-2 to form a knitted fabric piece C having a drawn yarn configuration. All wales except for are knit with Atlas knitting. Similarly, second inelastic yarns 31 to 40 (broken lines) having polyamide irregular cross-section multifilaments 50d / 17f are supplied by a heel L-1 and are knitted to knit knitted fabric pieces B 1 and B 2 together with the first elastic yarns. Knit with. The yarn 70 is a polyamide multifilament processed yarn 70d / 2, and knits a knitting. Although the thread 70 is shown by a double line, it is for identification with other threads and is a single thread. The first elastic yarns 21 to 23 (one-dot chain lines) are yarns for knit the knitted fabric piece A together with the first inelastic yarns, and are 40d elastic (registered trademark Leuka S-804 type, manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd.) Is used and supplied from 筬 L-3. The second elastic yarns (thick lines) 51 to 60 are 210d elastic yarns (registered trademark Leuka C-701 type, manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd.) inserted and used in the knitted fabric piece B. Supplied.
[0020]
As shown in FIG. 2, the drawn yarn 70 is supplied by the same kite as the second inelastic yarns 31 to 40, that is, the kite L-1. The second elastic yarn 53 knits on the course (3) and the second elastic yarn 54 knits on the course (5) with respect to the cut-out yarn 70 arranged in the wale (4), and as a result, the knitting The ground piece B 1 and the knitted fabric piece B 2 are continuous. On the contrary, since the knitted fabric piece B 1 and the knitted fabric piece B 2 are continuous by comb knitting at an extremely small number of points, the knitted fabric piece B 1 and the knitted fabric piece B 2 are drawn by pulling out the knitted yarn 70. The joint between them is easily removed, and two elastic warp knitted fabrics of the present invention are obtained. Further, since the yarn knitted on the yarn 70 is the second elastic yarn, the second elastic yarn returns to the knitted fabric pieces B 1 and B 2 by its own elastic restoring force after the removal yarn 70 is removed. The ends of B 1 and B 2 are smooth.
As described above, the non-elastic yarn of the knitted fabric piece A and the non-elastic yarn of one of the knitted fabric pieces B are supplied by the same ridge (in this case, 筬 L-2), and the other knitted fabric piece B is supplied. Since the non-elastic yarn and the drawn yarn are fed with the same kite (in this case, kite L-1), the composite elastic fabric of the present invention can be knitted with a four-ply warp knitting machine.
[0021]
The composite elastic knitted fabric of Example 2 was dyed and arranged in the same manner as in Example 1 to obtain a finished fabric, and the thread was removed to obtain two elastic warp knitted fabrics. The physical properties of the obtained elastic warp knitted fabric were measured in the same manner as in Example 1, and the results obtained are shown below.
Figure 0004187348
[0022]
[Comparative Example 1]
Knitted fabric piece A of Example 1 (FIG. 1) using first inelastic yarn polyamide multifilament 40d / 13f and elastic yarn 40d (registered trademark S-804 type, manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd.) as the first elastic yarn. Only knit, dyed finish and used for innerwear girdle. The hem was big and lacked practicality. The physical property values of the obtained warp knitted fabric are shown below.
Figure 0004187348
[0023]
[Comparative Example 2]
A sample of the composite warp knitted fabric of Example 1 was cut at the portion of the knitted fabric piece B and used as the hem portion of the girdle. The nylon loop protruded from the cut end and the inserted second elastic yarn frayed, so that it did not become a commercial value at all, and if it was used forcibly, it was necessary to arrange a lace or the like at the bottom.
[0024]
【The invention's effect】
Since the elastic warp knitted fabric of the present invention is configured as described above, the main part can be thin and soft, and the end can be given high elastic force and can be turned up and flat. Improvement can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a structural diagram of an elastic warp knitted fabric of Example 1 of the present invention.
FIG. 2 is a structural diagram of an elastic warp knitted fabric of Example 2 of the present invention.
[Explanation of symbols]
1-13 ... 1st inelastic yarn 21-26 ... 1st elastic yarn 31-40 ... 2nd inelastic yarn 51-60 ... 2nd elastic yarn

Claims (9)

少くとも1種類の非弾性糸と第1弾性糸を用いて編成され、実質的に全てのコース及びウエールにおいて非弾性糸及び第1弾性糸がニットしている編地片Aと、少くとも2種類の非弾性糸と第2弾性糸を用いて編成され、実質的に全てのコースおよびウエールにおいて非弾性糸はニットするが、第2弾性糸は挿入されている編地片Bから成り、前記編地片Aのコース方向両側の少くとも片側に前記編地片Bが接続している異なる弾性力を有する複数の編地片から成る弾性経編地。A knitted fabric piece A knitted using at least one kind of inelastic yarn and the first elastic yarn, and knitted with the inelastic yarn and the first elastic yarn in substantially all courses and wales, and at least 2 The knitted fabric piece B is knitted using the kind of inelastic yarn and the second elastic yarn, and the inelastic yarn is knitted in substantially all the courses and wales. An elastic warp knitted fabric comprising a plurality of knitted fabric pieces having different elastic forces, wherein the knitted fabric piece B is connected to at least one side of both sides in the course direction of the knitted fabric piece A. 前記編地片Aのコース方向両側の何れか1方側に前記編地片Bが接続していることを特徴とする請求項1記載の弾性経編地。The elastic warp knitted fabric according to claim 1, wherein the knitted fabric piece B is connected to either one of both sides in the course direction of the knitted fabric piece A. 前記編地片Aのコース方向両側に前記編地片Bが接続していることを特徴とする請求項1記載の弾性経編地。The elastic warp knitted fabric according to claim 1, wherein the knitted fabric piece B is connected to both sides of the knitted fabric piece A in the course direction. 所定の幅を有する編地片Bが編地片A内の所定位置にウエール方向に沿って少くとも1個、編地片Aに接続してさらに設けられていることを特徴とする請求項1記載の弾性経編地。The knitted fabric piece B having a predetermined width is further provided at a predetermined position in the knitted fabric piece A along the wale direction and connected to the knitted fabric piece A. The elastic warp knitted fabric described. 編地片Bに用いられる第2弾性糸が編地片Aに用いられる第1弾性糸より太いことを特徴とする請求項1記載の弾性経編地。The elastic warp knitted fabric according to claim 1, wherein the second elastic yarn used for the knitted fabric piece B is thicker than the first elastic yarn used for the knitted fabric piece A. 第1弾性糸として10d〜140dのポリウレタン弾性糸を用い、第2弾性糸として70d〜2240dのポリウレタン弾性糸を用い、その際第2弾性糸として第1弾性糸より太い糸を用いることを特徴とする請求項5に記載の弾性経編地。A polyurethane elastic yarn of 10d to 140d is used as the first elastic yarn, a polyurethane elastic yarn of 70d to 2240d is used as the second elastic yarn, and a thicker yarn than the first elastic yarn is used as the second elastic yarn. The elastic warp knitted fabric according to claim 5. 編地片Aが1種類の非弾性糸と第1弾性糸で編成されており、編地片Bが異なる編組織を形成する2種類の非弾性糸と第2弾性糸で編成されていることを特徴とする請求項1記載の弾性経編地。The knitted fabric piece A is knitted with one type of inelastic yarn and the first elastic yarn, and the knitted fabric piece B is knitted with two types of inelastic yarn and second elastic yarn forming different knitting structures. The elastic warp knitted fabric according to claim 1. 請求項1記載の異なる弾性力を有する複数の編地片から成る弾性経編地の複数枚がコース方向で隣接して配置され、隣接する弾性経編地が抜き糸構造Cによって接続されていることを特徴とする複合弾性経編地。A plurality of elastic warp knitted fabrics composed of a plurality of knitted fabric pieces having different elastic forces according to claim 1 are arranged adjacent to each other in the course direction, and the adjacent elastic warp knitted fabrics are connected by a drawn yarn structure C. A composite elastic warp knitted fabric. 複合弾性経編地の抜き糸構造が隣接する弾性経編地の一方の弾性経編地の編地片Bの縁部の第2弾性糸を、対向する他方の弾性経編地の編地片Bの縁部の第2弾性糸に、くさり編みの非弾性糸でニットすることによって形成されることを特徴とする請求項8記載の複合弾性経編地。The second elastic yarn at the edge of the knitted fabric piece B of one elastic warp knitted fabric of the adjacent elastic warp knitted fabric of the composite elastic warp knitted fabric is adjacent to the knitted fabric piece of the other elastic warp knitted fabric facing each other. 9. The composite elastic warp knitted fabric according to claim 8, wherein the composite elastic warp knitted fabric is formed by knitting a second elastic yarn at an edge of B with a non-elastic yarn of knitting.
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